Humming♪

ストレス軽減から減量にも効果が期待できる?!マインドフルイーティングのすすめ

 

「マインドフルネス」という言葉が幅広く浸透してしばらくたちますが、一方で多くの方々に親しまれているかというと必ずしもそうとは言い切れないかもしれません。

 

今回ご紹介するマインドフルネスは、私たちの生活に根付いている食事を通して行うもの。わざわざ時間を作る必要も、新しい道具が必要なわけでもありません。マインドフルネス入門として、また「瞑想が苦手」という方にもおすすめ。マインドフルイーティングの効果からやり方まで徹底解説します。

 

マインドフルイーティングとは?

今この瞬間に思考や感情、身体感覚への気づきを高めるものがマインドフルネスですが、マインドフルイーティングは、このマインドフルネスエクササイズの一つ。これは、別名「食べる瞑想」とも呼ばれており、簡単に説明すると「食べることに集中すること」です。

 

食事をしている最中に、別のことを同時進行している、所謂「ながら食べ」をしていることはありませんか?例えば、食べながらスマホをスクロールしたり、YouTubeを見ている方もいるかもしれません。またオフィスワークの方は、サンドイッチを片手にデスクでそのまま仕事を続けている方も決して珍しくはありませんよね。

 

マインドフルイーティングの目的は、食事の時間をゆっくりと過ごし、食べ物に十分意識を払うこと。自動的な行動をより意識的な選択に置き換えることで、食習慣をコントロールし、無頓着な間食を減らしていきます。

 

マインドフルイーティングの効果とは?

減量

マインドフルイーティングは、満腹時に食べるのをやめ、意図的に食べ物の選択を変え、無頓着な食事を減らすのに役立ちます。2015年の研究によると、食べ過ぎにも効果が期待できるため、結果として減量につながると示唆されています。

 

ストレス軽減

私たちのストレス感情が高まると、ストレスホルモンと呼ばれるコルチゾールレベルも高くなることが多いと言われています。2016年の研究によると、マインドフルイーティングを含むマインドフルネスに基づくエクササイズは、コルチゾールレベルを下げるのに役立つとされています。

 

消化トラブルを軽減

過敏性腸症候群などの消化器疾患は、ストレスレベルの影響を受けて起こると言われていますが、2019年の研究によると、マインドフルイーティングはストレスレベルを下げ、過食を減らし、食事の時間をゆっくりとることで、消化の改善に役立つ可能性があるとされています。

 

マインドフルイーティングのやり方

集中できる環境を整える

食事と食べ物に意識を向けるために、集中できる環境を整えてみて下さい。マストなのは、デジタルデバイスの通知をオフにすること。賑やかな場所よりも静かな場所の方が落ち着くという方もいるかもしれませんし、逆の方もいるかもしれませんが、自分がなるべくのんびりと食事をできる空間を探ってみるのも楽しいかもしれません。

 

ゆっくりと食事をする

少なくとも20分かけて食事ができるように、咀嚼回数を増やすことを意識してみると良いかもしれません。咀嚼回数が多いと、脳の満腹中枢を刺激する満腹物質のぶどう糖(グルコース)が増加して満腹感が得られるそうです。一口一口、意識的に味わうようにしましょう。ゆっくり噛んで、食べ物に感謝しましょう。

 

五感を使って食べ物を観察する

目に見えるもの(食べ物の色、質感、魅力)、におい、感触(口の中での食べ物の感触や温度)、食べ物の味、一口一口が耳に与える音に気づき、自分の感覚を確認しましょう。また、咀嚼し、最終的に食道から胃へと飲み込むときに、顎や舌が動く感覚にも注意してみてください。

 

自分の様子を伺う

食事の最初、真ん中、最後に、自分の空腹感と食事の満足度を評価することもお忘れなく。空腹と満腹の合図を確認することで、自分の体のシグナルを知ることができます。

 

フードジャーナルをつける

余裕がある方は、食べているもの、食べているときの体験について、好きなこと、嫌いなことをメモしたり、日記に書いたりするのもおすすめです。空腹感、満腹感、食事の満足感について気づいたことを書き留め、時間の経過とともに気づいたことを追跡することもできるようになるかもしれません。

 

マインドフルイーティングがもっと楽しくなるTips

旬の食材を選ぶ

食べる食材は、旬の食材を選ぶと尚良いでしょう。旬の食材は、新鮮で美味しい上、そのシーズンに必要な栄養素が詰まっています。例えば、冬に旬を迎える食材の多くは、厳しい寒さを凌ぐために温める作用があると言われています。美味しく食べながら、そのシーズンに必要な栄養素を取れると、心身ともに満足感や幸福感を得られるかもしれませんね。

 

食材の背景を知る

「この野菜はどこでどんなふうに育てられた食材なのか」「このお肉はどんな人に、どんな環境で育てられたのか。環境には配慮されているのか」「この料理は、どんな人が調理をしてのか」など、食材の背景を知るようになると、更に食事をする楽しみが増したり、食事の重要性を感じたり、食材への関心が湧き、食べ残しをなくしたり自分の必要な量だけをオーダーする/作る ということに気をつけられるようになるかもしれません。

 

ライター紹介

桑子 麻衣子

文筆家・ヨガ/アーユルヴェーダ研究家

不安症状と向き合うためにヨガやアーユルヴェーダの学びを深めるようになる。

2009年バリ島で全米ヨガアライアンス認定講師資格取得。

2021年アーユルヴェーダ講師資格を取得。

2013年シンガポール移住。夫と娘の3人家族。

セルフ・コンパッションとは?やり方やマインドフルネスとの違いを解説

仕事で失敗をしたり、人間関係がうまくいかなかったりすると、必要以上に深刻に捉えてしまうことはないでしょうか。

 

そんな悩みを解消するための方法として、ありのままの自分を受け入れながら自身に対して思いやりの心を向ける「セルフ・コンパッション」という考え方があります。

 

本記事では、セルフ・コンパッションを実践するうえでのポイントやトレーニング方法、混同しがちなマインドフルネスとの違いについても解説します。

 

セルフ・コンパッションとはどんな意味?

 

コンパッション(compassion)とは、日本語に直訳すると「思いやり」や「慈悲」、「同情」といった意味を表す言葉です。

 

すなわち、セルフ・コンパッションとは、他人に対して思いやりや慈悲の心をもつように、自分自身に対しても同じような心を向け、大切にすることを指します。

 

セルフ・コンパッションの構成要素

セルフ・コンパッションを実践するためには、以下に示す3つの構成要素が重要です。

自己親切

自己親切とはその名の通り、自分自身に対し優しい心をもち、理解・肯定することです。

 

失敗や困難な状況に直面したときでも、自分自身を批判したり否定したりするのではなく、肯定的・前向きに捉えることが自己親切であり、セルフ・コンパッションの実践につながっていきます。

 

共有の人間性

共有の人間性とは、自分も含めて誰しも完璧な存在ではなく、必ず失敗したり困難を経験したりするという認識です。

 

「こんな失敗やミスをしているのは自分だけだ=自分はダメな人間だ」と捉えるのではなく、誰しも一度は大きな失敗をするものであり、多くの人が共通して経験するものであると理解することは、セルフ・コンパッションの実践にあたって重要なポイントです。

 

マインドフルネス

マインドフルネスとは、自分自身の感情や経験を現実的にとらえ、ありのままの事実として受け入れたうえでストレスを低減する方法です。

 

辛いことがあると現実から逃げたくなり、無理に忘れようとする方も多いですが、そのような行為が反対に混乱を招くこともあります。

 

マインドフルネスを実践することにより、冷静に現実を受け入れ自分自身を肯定する第一歩となります。

 

▶︎友達の作り方|場所と手順を社会人から学生ごとに分けて解説!

 

セルフ・コンパッションの効果・メリット

 

セルフ・コンパッションを実践することにより、私たちの日常生活においてどのような効果・メリットが得られるのでしょうか。

 

3つのポイントをもとに解説します。

 

自尊心や幸福度の向上

セルフ・コンパッションを実践することにより、抑うつや不安の症状を軽減し、生活の満足度を高めることができます。

 

その結果、自尊心や幸福感を向上させ、精神的な健康を手に入れ充実した生活を送ることができるでしょう。

 

精神的ダメージからの早期回復を促す

私たちは生きていく以上、さまざまな困難に直面することがあります。

 

しかし、あまりにもショックな出来事が起こってしまうと、精神的な回復に時間を要し日常生活に戻れなくなることも少なくありません。

 

セルフ・コンパッションを実践できれば、自分自身に対する優しさと理解を示すことにより、困難や挫折を乗り越える力が増します。

 

自己啓発と成長を促す

自分自身に対して批判や否定的な考えをもっていると、成長や変化の機会があったとしても「どうせ自分には無理だ」、「自分は変われない」と感じてしまいがちです。

 

しかし、セルフ・コンパッションを実践できていれば、自分自身の失敗や欠点に対しても優しさや理解を示すことができ、自己改善に向けた動機付けにもなります。

 

▶︎友達がいないってやばいこと?寂しいと感じた時の対処法

 

セルフ・コンパッションが重要視される理由

セルフ・コンパッションはもともと心理学の分野で使われていた言葉でしたが、近年になってビジネス分野や一般社会にも広まりを見せています。

 

なぜセルフ・コンパッションは注目され、重要視されるようになったのでしょうか。

 

仕事のストレス

ビジネスの社会では競争が厳しく、慢性的なストレスを感じることが少なくありません。

 

目標やノルマ達成のプレッシャーはもちろん、時間的な制約や職場の人間関係など、さまざまな要素がストレスの原因となります。

 

セルフ・コンパッションを実践できれば、これらのストレスを和らげ、万が一失敗やミスをしたとしても受け入れ、自己批判を減らすことができます。

 

同時に、仕事や職場に対する満足度を高めたり、良好な人間関係の構築にも役立つでしょう。

 

私生活のストレス

私生活においても自己批判に陥ることが少なくありません。

 

たとえば、自分の容姿や能力、人間関係、ライフスタイルなど多岐にわたり、自尊心と幸福感を低下させることがあります。

 

セルフ・コンパッションを実践することにより、私生活の面でも自己批判から解放され、自己価値感と幸福感を高めることができます。

 

将来への不安

激動の社会において、雇用環境の変化や経済状況、自分自身のキャリアなど、将来に対する不安を抱く方も少なくありません。

 

また、このような社会情勢に起因した悩みだけでなく、自分自身の健康や家族の幸せなどがストレスの原因になることもあるでしょう。

 

セルフ・コンパッションは、これらの不安を和らげるためにも重要であり、将来への不確実性を受け入れ、その上で現状を最善に生きるための原動力となります。

 

▶︎【シーン別】人間関係がめんどくさいと感じる心理や対処法を解説

 

セルフ・コンパッションとマインドフルネスの違い

セルフ・コンパッションを構成する要素のひとつとしてマインドフルネスを紹介しましたが、厳密にいえば両者は異なる概念です。

 

セルフ・コンパッションとは、冒頭でも紹介した通り、自分自身に対して思いやりや慈悲の心を向け、大切にすることを指します。

 

自己批判や自己否定をするのではなく、精神的な健康を保つために自己認識や自己受容、自己愛を育んでいきます。

 

これに対してマインドフルネスとは、自分自身の感情や経験を現実的にとらえ、ありのままの事実として受け入れたうえでストレスを低減する方法を指します。

 

マインドフルネスはセルフ・コンパッションを実践するために重要なものであり、お互いに補完し合う関係にある存在といえるでしょう。

 

▶︎マインドフルネスをやってはいけない人の特徴|PTSDやうつ病の人は危険?

 

セルフ・コンパッションのやり方・トレーニング方法

 

実際にセルフ・コンパッションを実践するためには、どのようなトレーニングに取り組めば良いのでしょうか。

 

スージングタッチ

スージングタッチとは、自分自身の身体の一部を優しく触れたり、撫でたりするトレーニングです。

 

たとえば、胸を撫でる、手をお腹の上に置く、膝を両腕で抱え込む、頭を優しく撫でるといった行為が有効です。

 

さまざまな部位に触れてみながら、自分自身が安心し落ち着く方法を試してみましょう。

 

ボディスキャン

ボディスキャンとは、自分自身の身体に意識を集中させるトレーニングです。

 

具体的には、足や腕などの部位で末端から意識を集中させ、徐々に体幹に近づけていく方法が有効です。

 

足の場合は、つま先から足首、すね、ふくらはぎ、膝、太もも、お尻といったように、身体の中心部に向けて意識を変えていきましょう。

 

慈悲の瞑想

もっとも手軽にできるトレーニングとして慈悲の瞑想があります。

 

具体的には、胸またはお腹に手を当てながら「自分自身が健康でありますように」、「悩みがなくなりますように」といった言葉を自分に語りかけます。

 

大きな失敗をしたり困難にぶつかったりしたとき、冷静な判断力を失ってしまうケースも少なくありません。

 

しかし、瞑想を習慣づけることで困難な状況に陥っても気持ちが楽になり、自分自身に対する否定的な考えを払拭できます。

 

▶︎感情の起伏が激しい人や少ない人の特徴|上手にコントロールする方法とは

 

セルフ・コンパッションを取り入れている企業の実例

セルフ・コンパッションは基本的に個人が行うものですが、従業員の生産性向上やストレス低減を目的として組織に取り入れている企業も存在します。

 

なかでも有名なのが、今や世界を代表するIT企業として成長したAppleです。

 

故スティーブ・ジョブズ氏は、座禅や瞑想を習慣づけていたことでも有名ですが、Appleという会社としても従業員に瞑想を推奨し、セルフ・コンパッションのトレーニングを取り入れています。

 

▶︎知らず知らずに起こっている?ハラスメントの種類や防止方法を紹介

 

どんな人にセルフ・コンパッションは向いているのか

セルフ・コンパッションはあらゆる人にとって有効なトレーニングであり、取り組むことにデメリットはありません。

 

しかし、より高い効果を実感してもらうためにも、以下のような人に適しています。

 

  • 自分自身に否定的な人
  • 慢性的なストレスを抱えている人
  • マネジメント職や経営者

 

特にマネジメント職や経営者は、仕事へのやりがいを感じる一方で、担う責任も大きいためバーンアウト(燃え尽き症候群)に陥る人も少なくありません。

 

セルフ・コンパッションを実践し自分自身を適切に管理することで、仕事へのモチベーションを維持しながら邁進することができます。

 

▶︎自己肯定感が低い人の原因とは|実はプライドが高い?親のせい?

 

まとめ

私たちが生活していくうえで、失敗をしたり困難にぶつかったりすることは必ずあるものです。

 

しかし、過度に失敗を恐れたり、困難を回避しようとすると成長が見込めなくなることもあるでしょう。

 

大切なのは、苦しい状況に陥っても前向きに捉え、立ち直る力を身につけることであり、そのためにもセルフ・コンパッションの実践は大切です。

メンタルヘルス・マネジメント検定とは?試験内容や合格率を解説

職場ではさまざまな立場の人と一緒に働かなければならず、考え方や価値観の違いから人間関係がうまくいかないこともあります。

 

また、膨大な仕事に追われ、大きなストレスを感じている方も多いでしょう。

 

このようなメンタル面での不安や不調は仕事にも影響を与え、生産性の低下や休職・退職を余儀なくされることもあります。

 

そこでおすすめしたいのが、メンタルヘルス・マネジメント検定とよばれる資格の取得です。

 

メンタルヘルス・マネジメント検定とはどういった資格なのか、取得することで何に役立てられるのか、勉強のコツなども含めて詳しく解説します。

 

▶︎メンタル心理カウンセラーとは?資格を活かせる現場や学習内容も解説

 

メンタルヘルス・マネジメント検定とは?

 

メンタルヘルス・マネジメント検定とは、大阪商工会議所と施行商工会議所が主催している民間資格です。

 

労働者のメンタルケアを職場内で実践するために、必要な知識や正しい対処方法を習得することを目的に運用されています。

 

長引く不況によって経済的な問題を抱える人も多く、また、職場のストレスや人間関係の悩みなど、さまざまな要因が重なり心理的な不調を訴える人も少なくありません。

 

精神的なストレスや不安は仕事のパフォーマンスにも影響し、企業として生産性の低下を招くリスクもあることから、社員のメンタルヘルスケアは重要な取り組みといえるのです。

 

社員のメンタルケアを正しく実践するためにも、メンタルヘルス・マネジメント検定を通して正しい知識を習得することが求められます。

 

メンタルヘルス・マネジメント検定は全国15都市の指定会場で一斉に実施される公開試験と、企業や団体、学校などで受験日程を任意に設定し受験できる団体特別試験があります。

 

このうち、公開試験の試験概要は以下の通りです。

 

【主催】

大阪商工会議所・施行商工会議所(後援:日本商工会議所)

【受験資格】

学歴・年齢・性別・国籍を問わず誰でも受験可能

【受験料】

Ⅰ種(マスターコース):11,550円(税込)

Ⅱ種(ラインケアコース):7,480円(税込)

Ⅲ種(セルフケアコース):5,280円(税込)

【2023年度の試験日程】

2023年11月5日(日):Ⅰ種(マスターコース)・Ⅱ種(ラインケアコース)・Ⅲ種(セルフケアコース)

2024年3月17日(日):Ⅱ種(ラインケアコース)・Ⅲ種(セルフケアコース)

【試験時間】

Ⅰ種(マスターコース):前半(選択問題)2時間 後半(論述問題)1時間

Ⅱ種(ラインケアコース):2時間

Ⅲ種(セルフケアコース):2時間

 

なお、団体特別試験の場合はⅡ種・Ⅲ種のみが対象となり、受験料はⅡ種が5,980円、Ⅲ種が4,220円となっています。

 

メンタルヘルス・マネジメント検定の3コース

 

試験概要でも紹介した通り、メンタルヘルス・マネジメント検定にはⅠ種(マスターコース)Ⅱ種(ラインケアコース)Ⅲ種(セルフケアコース)の3つのコースが用意されています。

 

それぞれの違いについて詳しく解説しましょう。

 

Ⅰ種(マスターコース)

Ⅰ種のマスターコースは、社内や組織内におけるメンタルヘルス対策を推進することを目的として、主に人事労務管理スタッフや経営幹部を対象に行われる試験です。

 

この試験に合格した場合の到達目標は以下のように設定されています。

 

到達目標

「自社の人事戦略・方針を踏まえたうえで、メンタルヘルスケア計画、産業保健スタッフや他の専門機関との連携、従業員への教育・研修等に関する企画・立案・実施ができる。」

 

 ▶︎メンタルヘルス・マネジメント検定試験の概要についてはこちら

 

Ⅱ種(ラインケアコース)

Ⅱ種のラインケアコースは、特定の部門内および、上司の立場から部下のメンタルヘルス対策を推進することを目的として、管理職やマネージャー、リーダーを対象に行われる試験です。

 

この試験に合格した場合の到達目標は以下のように設定されています。

 

到達目標:「部下が不調に陥らないよう普段から配慮するとともに、部下に不調が見受けられた場合には安全配慮義務に則った対応を行うことができる。」

 

 ▶︎メンタルヘルス・マネジメント検定試験の概要についてはこちら

 

Ⅲ種(セルフケアコース)

Ⅲ種のセルフケアコースは、社員が自分自身のメンタルヘルス対策を適切に推進するために、一般社員を対象に行われる試験です。

 

この試験に合格した場合の到達目標は以下のように設定されています。

 

到達目標:「自らのストレスの状況・状態を把握することにより、不調に早期に気づき、自らケアを行い、必要であれば助けを求めることができる。」

 

 ▶︎メンタルヘルス・マネジメント検定試験の概要についてはこちら

 

メンタルヘルス・マネジメント検定の出題範囲

メンタルヘルス・マネジメント検定は3つのコースが存在しますが、試験内容にはどのような違いがあるのでしょうか。

 

出題範囲や内容の違いについて詳しく紹介しましょう。

 

Ⅰ種(マスターコース)

Ⅰ種のマスターコースは、3つのコースのなかでも特に出題範囲が広く、以下の9項目が対象となっています。

 

  1. 企業経営におけるメンタルヘルス対策の意義と重要性
  2. メンタルヘルスケアの活動領域と人事労務部門の役割
  3. ストレスおよびメンタルヘルスに関する基礎知識
  4. 人事労務管理スタッフに求められる能力
  5. メンタルヘルスケアに関する方針と計画
  6. 産業保健スタッフ等の活用による心の健康管理の推進
  7. 相談体制の確立
  8. 教育研修
  9. 職場環境等の改善

 

いち従業員や管理職、リーダーという立場からではなく、経営者や人事として社内全体を俯瞰して考える必要があり、相談体制や教育研修、職場環境の改善といった内容も範囲に含まれます。

 

配点および合格基準は以下の通りです。

 

【配点】

①選択問題 100点

②論述問題 50点

 

【合格基準】

①②の得点の合計が105点以上

※ただし、論述問題の得点が25点以上

 

Ⅱ種(ラインケアコース)

Ⅱ種のラインケアコースは、Ⅰ種のマスターコースに次いで広範囲の7項目が出題されます。

 

  1. メンタルヘルスケアの意義と管理監督者の役割
  2. ストレスおよびメンタルヘルスに関する基礎知識
  3. 職場環境等の評価および改善の方法
  4. 個々の労働者への配慮
  5. 労働者からの相談への対応 (話の聴き方、情報提供および助言の方法等)
  6. 社内外資源との連携
  7. 心の健康問題をもつ復職者への支援の方法

 

管理職やリーダーとしてどのように部下に接したら良いのか、一人ひとりへの配慮や相談への対応方法、支援方法なども学びます。

 

配点および合格基準は以下の通りです。

 

【配点】

選択問題 100点

 

【合格基準】

70点以上

 

Ⅲ種(セルフケアコース)

Ⅲ種のセルフケアコースは、以下の6項目が出題されます。

 

  1. メンタルヘルスケアの意義
  2. ストレスおよびメンタルヘルスに関する基礎知識
  3. セルフケアの重要性
  4. ストレスへの気づき方
  5. ストレスへの対処、軽減の方法
  6. 社内外資源の活用

 

社員個人を対象とした試験であることから、メンタルヘルスケアの重要性や対処方法など基礎的な内容が中心となっています。

 

配点および合格基準は以下の通りです。

 

【配点】

選択問題 100点

 

【合格基準】

70点以上

 

メンタルヘルス・マネジメント検定の合格率

 

一口に検定試験や資格試験といっても、試験によって難易度は異なります。

 

メンタルヘルス・マネジメント検定の場合、どの程度の合格率なのでしょうか。

 

大きな傾向を見ると、Ⅲ種(セルフケアコース)がもっとも合格率が高く、Ⅱ種(ラインケアコース)、Ⅰ種(マスターコース)と上位になるほど合格率は下がっていきます。

 

試験の実施年度によっても多少の差はありますが、たとえば2022年度の試験結果は以下の通りです。

 

【第34回試験】 2023年3月19日(日)

 

Ⅱ種(ラインケアコース) 実受験者(11,918人) 合格者数(6,444人) 合格率(54.1%)

Ⅲ種(セルフケアコース) 実受験者(5,035人) 合格者数(3,995人) 合格率(79.3%)

 

【第33回試験】 2022年11月6日(日)

 

Ⅰ種(マスターコース) 実受験者(1.628人) 合格者数(287人) 合格率(17.6%)

Ⅱ種(ラインケアコース) 実受験者(10,998人) 合格者数(6,401人) 合格率(58.2%)

Ⅲ種(セルフケアコース) 実受験者(5,458人) 合格者数(3,787人) 合格率(69.4%)

 

過去の複数回のデータを分析してみても、Ⅰ種の場合は15〜20%前後、Ⅱ種が50〜60%、Ⅲ種が60〜80%程度の合格率で推移しています。

 

▶︎心理カウンセラーになるには?武器となる資格や仕事内容も解説

 

メンタルヘルス・マネジメント検定を取るとどんなことに活かせる?

メンタルヘルス・マネジメント検定を取得するメリットとしては、社員の健康維持や職場環境の改善につながることが挙げられるでしょう。

 

たとえば、強いストレスや精神的な不調を抱えている人のなかには、自分から悩みを打ち明けられなかったり、どう対処すれば良いのか分からないというケースも少なくありません。

 

メンタルヘルス・マネジメント検定を取得していれば、そのような精神的な不調をきたしている人に対し、一言声をかけ、相談に乗ることもできるでしょう。

 

その結果、精神的な問題で退職や休職に至る社員を減らし、働きやすい職場をつくることができます。

 

メンタルヘルス・マネジメント検定に合格するための勉強のコツ

メンタルヘルス・マネジメント検定に合格するためには、主に公式テキストの内容を繰り返し学習する方法と、受験対策講座を受講する方法があります。

 

公式テキストはⅠ種・Ⅱ種・Ⅲ種それぞれのコース専用のものが販売されており、メンタルヘルス・マネジメント検定の公式サイトで購入手続きが可能です。

 

また、同じく公式サイトではⅠ種からⅢ種までの受験対策講座の情報も掲載されています。

 

テキストを使った独学だけでは内容が把握しきれない方や、効率的に試験範囲を学習したいという方は受験対策講座の受講も検討してみましょう。

 

まとめ

メンタルヘルス・マネジメント検定は民間資格であり、医師免許のような高度な専門資格ではありません。

 

しかし、企業のなかには資格取得を推奨するケースも多く、実際に毎年多くの方が受験しています。

 

この資格を取得することで、自分自身の精神的な不調やストレスと向き合い適切な対処ができるほか、周囲の社員にも目を配り働きやすい職場が実現できるはずです。

 

経営層や人事担当者、管理職やリーダー、一般社員など、会社や組織で働く方であれば多くの人におすすめの資格です。

 

豆腐メンタルとはどんな意味?傾向や特徴、克服するためのポイントも解説

わずかなことに傷つき、精神的に立ち直れなくなることを指す「豆腐メンタル」という言葉があります。

 

なぜ豆腐メンタルとよばれるのか、その理由や由来について解説するとともに、豆腐メンタルの人に見られる傾向や特徴、豆腐メンタルを改善するためのポイントなども詳しく紹介します。

 

豆腐メンタルとは

 

豆腐メンタルとは一般的に精神的に弱く傷つきやすい人のことを指す言葉です。

 

その名の通り、豆腐のように崩れやすく脆いことから豆腐メンタルとよばれることがあります。

 

豆腐メンタルという言葉は心理学やメンタルヘルスの世界で用いられてきた言葉ではなく、もともとはインターネットの掲示板やSNSなどで使用されるスラングとして発展してきました。

 

インターネット黎明期はごく限られたコミュニティや界隈でのみ使用されていましたが、2010年代に入りインターネットユーザーが爆発的に増加したことにより、一般のユーザーにも受け入れられるようになり定着しました。

 

ちなみに、豆腐メンタルとは対照的に精神的に強い人のことは、「鋼のメンタル」や「こんにゃくメンタル」とよばれることがあります。

 

こんにゃくが例に出される理由としては、弾力性が強く、わずかな刺激や物理的な力に屈することなくもとの形を保とうとする性質があるためです。

 

▶︎心理カウンセラーになるには?武器となる資格や仕事内容も解説

 

豆腐メンタルの人に見られる傾向・特徴

 

豆腐メンタルは一言で表すと「精神的に弱い人」のことですが、具体的にどういった傾向や特徴があるのでしょうか。

 

失敗やミスを過度に恐れる

豆腐メンタルの人は、わずかな失敗やミスを極度に恐れる傾向があります。

 

ちょっとしたミスでも必要以上に自分を追い詰めてしまい、精神的に立ち直るために長い時間を要します。

 

これは精神的な安定を維持するための自己防衛本能のようなもので、失敗を恐れるあまり新しいことに挑戦したり、興味や関心を抱かなくなることもあります。

 

自己肯定感が低い

自己肯定感が低いことも豆腐メンタルの人に見られる共通の特徴といえます。

 

自己肯定感とは、一言でいえば自分自身を積極的に受け入れ、肯定する心理や感情のことを指します。

 

たとえば、仕事で失敗やミスを犯したとき、「自分はダメな人間だ」、「自分はこの仕事に向いていない」と深刻に考えすぎてしまうこともあります。

 

ネガティブ思考

失敗やミスを過度に恐れるあまり、ネガティブ思考に陥ってしまうことも少なくありません。

 

この背景には、過去に犯した失敗がトラウマのように残っていることが挙げられます。

 

その結果、何か新しいことに挑戦しようとするときに以前の失敗が頭をよぎり、「どうせ自分には無理だろう」と後ろ向きに考えてしまう傾向にあるのです。

 

また、「絶対にうまくいく」と考えて挑戦したものの、結果として失敗に終わってしまうとショックも大きく、立ち直るのに時間がかかってしまいます。

 

そのような状態にならないために、豆腐メンタルの人はネガティブに考えることで無意識のうちに予防線を張っているともいえるのです。

 

自分から話しかけることが苦手

豆腐メンタルの人は、他人と積極的にコミュニケーションをとることを苦手としている傾向も見られます。

 

相手のことをよく知らない状態でコミュニケーションをとる際には、自然と警戒心をもってしまうものです。

 

しかし、あまりにもその気持ちが強すぎると、「無視されたらどうしよう」、「不審に思われたらどうしよう」といった考えが先行してしまい、話しかけることすらできなくなるケースもあります。

 

▶︎メンタル心理カウンセラーとは?資格を活かせる現場や学習内容も解説

 

豆腐メンタルを克服したほうが良い理由

メンタルの問題は人それぞれの価値観や考え方に起因することも多いものです。

 

豆腐メンタルを個性やその人の価値観と片付ける見方もありますが、精神的な弱さを放置しておくことで当事者である自分自身が苦しむことも少なくありません。

 

たとえば、仕事において上司や先輩社員が適切な指導・アドバイスをしたつもりでも、豆腐メンタルの人にしてみれば「叱られた」と感じることもあります。

 

このような齟齬があると、職場の人間関係に支障をきたしたり、働きづらいと感じ退職に至ることもあるでしょう。

 

豆腐メンタルを克服することで、良好な人間関係を維持するとともに、仕事の面においても自分自身を成長させる原動力となるのです。

 

▶︎ネガティブ思考をやめたい方へ|止まらない原因やレベル診断、改善方法をご紹介

 

豆腐メンタルを克服するためのポイント

 

豆腐メンタルは個人の価値観や考え方にも大きく左右されるものであり、一朝一夕に克服できるものではありません。

 

しかし、毎日の生活を送るうえで、ちょっとしたポイントに注意するだけで精神的な強さを手に入れられる可能性もあります。

 

小さな目標達成を積み上げる

失敗やミスを過度に恐れるのは、過去にそのような経験がありトラウマになっているケースが少なくありません。

 

そこで重要なのは、成功体験を積み上げることです。

 

大きな目標を達成したとき、それが自信につながることは多いですが、大きな目標を掲げるということは失敗のリスクも伴います。

 

そのため、いきなり大きな目標を設定するのではなく、達成の実現性がある小さな目標を積み上げ、段階を踏んでいくことが有効です。

 

自分自身の強み・長所を把握する

自己肯定感を高めることは豆腐メンタルを克服するための第一歩でもあります。

 

自己肯定感が低い人は、自分自身の悪いところばかりに目がいきがちです。

 

しかし、短所ばかりとは限らず、誰にも長所や強みは存在します。

 

まずは自分自身の長所や強みを書き出しながら整理してみることで、自信がつき自己肯定感を高められる可能性があります。

 

誰にとっても失敗やミスは起こるものだと理解する

失敗を過度に恐れ、ネガティブ思考に陥りやすいときには、考え方や価値観を根本から変えていく必要があります。

 

すなわち、失敗やミスをしない人は存在せず、誰にとってもあり得ることを理解する必要があります。

 

これにより、過去の失敗やミスにとらわれ精神的に落ち込むことも減り、ポジティブな姿勢を保ちやすくなるでしょう。

 

ネガティブな言葉をポジティブな言葉に言い換える

ネガティブ思考が癖になり豆腐メンタルに陥っている人は、日々の言動を客観的に振り返ってみましょう。

 

たとえば、「どうせ無理だ」、「きっと失敗する」、「自分はダメな人間だ」といった思考が頭の片隅にあると、自然とネガティブな言葉が口癖のように出てくることもあります。

 

そのようなネガティブな言葉は避け、ポジティブな言葉に言い換えることを意識してみましょう。

 

たとえば、「どうせ無理だ」ではなく、「以前失敗したところを克服できれば、きっと成功するはずだ」と考えを転換することで、良い意味での自己暗示にかかり成功を引き寄せられる可能性もあります。

 

▶︎【自己受容】弱くてダメな自分を認めて受け入れるトレーニング方法

 

豆腐メンタル

豆腐メンタルは精神的に弱い人を指すネットスラングとして誕生し、現在では一般社会でも広く用いられるようになりました。

 

メンタルの強さは人によってもさまざまで、ちょっとしたことにショックを受ける人も少なくありません。

 

しかし、日常生活を送るうえでさまざまなポイントに注意するだけでも、豆腐メンタルは少しずつ改善され克服できる可能性もあります。

 

今回紹介した方法の一例をぜひ参考にして、取り組んでみてはいかがでしょうか。

 

メンタル心理カウンセラーとは?資格を活かせる現場や学習内容も解説

心理カウンセラーになるために必須となる資格や免許はなく、スキルや経験さえあれば誰でも目指せる職業です。

 

しかし、だからこそキャリアアップのために、スキルを客観的に評価してもらえる資格の取得は有効です。

 

本記事では、民間資格である「メンタル心理カウンセラー」について詳しく解説します。

 

メンタル心理カウンセラーはどんな資格?

 

メンタル心理カウンセラーとは、一般財団法人日本能力開発推進協会が認定している民間資格です。

 

JADP認定メンタル心理カウンセラーともよばれ、心理カウンセラーとして活躍するために必要な知識や技能の程度を証明することができ、キャリア開発において大きな武器となる資格のひとつです。

 

不安定な現代社会において、さまざまなストレスを抱える人は少なくありません。

 

人々の悩みや不安を解消するためにも心理カウンセラーの需要は高まっており、メンタル心理カウンセラーの資格を取得することで活躍の場が広がっていきます。

 

大前提として、心理カウンセラーになるために必須となる資格や免許はありませんが、採用時にメンタル心理カウンセラーの資格を持っていれば大きな武器になることは間違いないでしょう。

 

ちなみに、心理カウンセラーにとって有用な資格は数多く存在しますが、メンタル心理カウンセラーは学歴を問わず通信講座でも取得できるため、受験のハードルは低い資格といえます。

 

▶︎心理カウンセラーになるには?武器となる資格や仕事内容も解説

 

メンタル心理カウンセラーの資格が活かせる現場

 

心理カウンセラーはさまざまな場で活躍できる専門職ですが、メンタル心理カウンセラーの資格を取得すれば具体的にどのような現場で活かされるのでしょうか。

 

医療・介護の現場

病気やケガなどの治療が長期化すると、精神的に不安定になる患者も少なくありません。

 

また、介護の現場では施設に入居する利用者がストレスを抱えたり、介護をする家族が悩みや不安を抱えたりすることも少なくありません。

 

心理カウンセラーとして患者や利用者、その家族とコミュニケーションをとり、相談に乗ることで不安やストレスを緩和することができます。

 

教育現場

いじめや不登校などに悩む児童・生徒は多く、子どもの悩みや不安を解消するためにも心理カウンセラーは欠かせない存在です。

 

教育現場で働く心理カウンセラーはスクールカウンセラーともよばれ、公立学校でも配属されるケースが少なくありません。

 

一般企業

一般企業においてもメンタル心理カウンセラーの資格は大いに役立ちます。

 

職場の人間関係やハラスメントに悩む人の心理的ケアを行うカウンセラーは産業カウンセラーともよばれ、メンタルヘルス対策の一環として採用する企業も少なくありません。

 

また、メンタル心理カウンセラーの資格をもっていれば、カウンセラーとしての仕事ばかりではなく、管理職やリーダー、人事部門などにおいてマネジメント力の向上にも役立てられます。

 

▶︎感情の起伏が激しい人や少ない人の特徴|上手にコントロールする方法とは

 

メンタル心理カウンセラーの取得に必要な時間

 

メンタル心理カウンセラーは専門的な資格であることから、取得には膨大な学習時間を要するのではないかと不安に感じる方も少なくありません。

 

実際にどの程度の学習時間を要するのか、今回は通信講座を受講するケースをもとに紹介しましょう。

 

メンタル心理カウンセラーの想定学習時間は20時間

メンタル心理カウンセラーの通信講座では、およそ20時間程度のカリキュラムが組まれています。

 

大学や大学院へ通う学生とは異なり、通信講座の場合は多くの方が仕事の合間を見つけながら学習をするケースがほとんどです。

 

毎日無理なく学習することを考えると、1日1時間程度が目安となるため、20日間でカリキュラムを終えられる計算になります。

 

もちろん、20日間だけでは試験範囲を網羅的に理解できないことも多いため、必要に応じて過去問題に挑戦したり、分からないところやつまづいた部分を重点的に復習する時間も必要でしょう。

 

そのため、少なくとも1ヶ月間程度は学習時間を確保しておく必要があります。

 

メンタル心理カウンセラーの難易度

メンタル心理カウンセラーの合格基準は70%以上の得点率となっており、難易度はそれほど高い試験ではありません。

 

心理カウンセラーの関連資格のなかでも初級者向けに位置しており、テキストや教材に沿って学習しておけば初学者でも十分合格を目指せるでしょう。

 

▶︎【自己受容】弱くてダメな自分を認めて受け入れるトレーニング方法

 

メンタル心理カウンセラーの学習内容

 

メンタル心理カウンセラーの資格を取得するうえで、具体的にどういったカリキュラムを学ぶ必要があるのでしょうか。

 

通信講座で提供されているテキストや教材をもとに、主な学習内容の一例を紹介します。

 

心理学の基礎

心理カウンセラーとして専門性を身につけるためには、心理学の基礎から学ぶ必要があります。

 

心理学はどのような歴史を経て発達してきたのか、社会心理学や発達心理学といった分野を網羅的に学ぶとともに、自分自身のストレスチェックも行いながら心理学への理解を深めていきます。

 

カウンセリングの基礎

心理カウンセラーにとって必要な実践的な学習として、カウンセリングの基礎があります。

 

そもそもカウンセリングとは何か、何を目的として行うのか、さらには「インテーク面接」や「積極的傾聴」、「来談者中心療法」、「ロジャーズ理論」といった具体的な方法も学んでいきます。

 

カウンセリングのルール

カウンセリングの基礎を理解できたら、実際にカウンセリングを行う際に守るべきルールも身につけていきます。

 

カウンセリングの時間や話しやすい環境をつくるためのテクニック、相談者との信頼関係を構築するためのポイントなどもこの範囲に含まれます。

 

開業方法

心理学やカウンセリングを一通り学んだら、心理カウンセラーとして開業するための方法や流れについても学習します。

 

どのような開業スタイルがあるのか、開業にあたって不可欠なコンセプトや理念、カウンセリング料金の決め方、事業計画の立て方など実践的な内容も学んでいきます。

 

メンタル心理カウンセラーの取得にかかる費用

メンタル心理カウンセラーにかかわらず、専門的な資格を取得する際に多くの方が気になるのはコストの問題ではないでしょうか。

 

メンタル心理カウンセラーは一般財団法人日本能力開発推進協会が主催している試験ですが、受験するためには協会が認定する教育訓練において全カリキュラムを修了している必要があります。

 

そのため、メンタル心理カウンセラーの取得にかかる費用は大きく分けて通信講座の受講料と試験の受験料があります。

 

  • 通信講座受講料:38,600円(税込)
  • 受験料:5,600円(税込)

 

上記にある通り、通信講座の受講料は通常38,600円ですが、申し込むタイミングによってはキャンペーンで割引となるケースも多く、3万円以下の料金で受講できる可能性もあります。

 

メンタル心理カウンセラーを取得しキャリアアップにつなげよう

これから心理カウンセラーを目指す方にとって、メンタル心理カウンセラーの資格を取得することは大きな武器になるでしょう。

 

数ある資格のなかでも初級に位置しており、比較的難易度は低いといえますが、しっかりと学習しておかないと合格は難しいことも事実です。

 

キャリアアップのために、まずはメンタル心理カウンセラーの取得を目指してみましょう。

 

▶︎スピリチュアルカウンセラーとはどんな職業?誤解されやすい職業との違い

 

心理カウンセラーになるには?武器となる資格や仕事内容も解説

ストレスの多い現代社会において、人々が抱える悩みや不安を解消するための相談に乗る「心理カウンセラー」という職種のニーズが高まっています。

 

これから心理カウンセラーになりたいと考える方にとっては、どういった資格・免許が必要なのか疑問に感じることもあるでしょう。

 

そこで本記事では、心理カウンセラーになるための条件について解説するとともに、心理カウンセラーの仕事内容や武器となる資格なども紹介します。

 

心理カウンセラーとは

心理カウンセラーとは、相談者のさまざまな悩みや問題をヒアリングし、相談に乗ることで心理的な側面から支援をする専門職です。

 

社会生活を送るうえでストレスは切っても切り離せない問題であり、精神的な疾患や不安を抱える人は少なくありません。

 

実際に心療内科や精神科といったメンタルヘルスクリニックを受診する人は多く、精神疾患は大きな社会問題にもなっています。

 

精神疾患を治療するのは精神科医をはじめとした医師仕事ですが、精神疾患を予防するためにも心理カウンセラーの役割は大きく、現代社会になくてはならない存在ともいえるのです。

 

これまで心理カウンセラーは医療機関などに所属し、患者にとっては相談できる場所が限られていました。

 

しかし、昨今では学校や企業など多くの場所に心理カウンセラーが在籍するようになったことから、社会からのニーズが高まっています。

 

▶︎メンタル心理カウンセラーとは?資格を活かせる現場や学習内容も解説

 

心理カウンセラーの主な仕事内容

 

心理カウンセラーは具体的にどのような仕事をするのでしょうか。

 

冒頭でも紹介した通り、心理カウンセラーの活躍の場は広がっており、それによっても仕事内容は変わってきます。

 

医療機関・クリニック

精神科や心療内科といったメンタルケアを担う医療機関では、精神科医に並んで心理カウンセラーは欠かせない職種です。

 

直接的な治療は医師が担いますが、心理カウンセラーは治療中の不安や悩みなどの相談に乗り、早期回復をサポートします。

 

また、内科や外科、産婦人科といった一般的な診療科においても、患者本人やその家族のケアをするために心理カウンセラーが派遣されることがあります。

 

学校

教育現場では、いじめや不登校、人間関係の悩みなどを抱える児童・生徒が少なくありません。

 

そのような悩みや心の傷を回復させるためにも心理カウンセラーは不可欠な存在です。

 

ちなみに、教育現場に配属される心理カウンセラーは「スクールカウンセラー」ともよばれます。

 

企業

学校と同様、企業においてもさまざまな悩みを抱える人は存在します。

 

特に、パワハラやセクハラといった深刻な悩みを抱えているにもかかわらず、解決できないまま放置しておくと職場環境が悪化し人材の流出につながるおそれもあるでしょう。

 

また、残業が続き精神状態が悪化したり、大きな仕事のプレッシャーがストレスとなり生産性が低下したりといったケースもあります。

 

このように、職場における悩みやストレスを解消するためにサポートする心理カウンセラーを「産業カウンセラー」とよびます。

 

福祉施設

児童相談所や児童福祉施設は、さまざまな境遇の子どもがおり、なかには心に大きな傷を抱えているケースも少なくありません。

 

また、子どもだけでなく、高齢者施設においてもストレスを感じる利用者や、介護疲れに悩む家族もいます。

 

このように、福祉施設の利用者が抱える心の問題に向き合うのも心理カウンセラーの大切な仕事のひとつです。

 

その他公的機関

警察署や刑務所、少年院などにも心理カウンセラーが配属されることがあります。

 

犯罪被害に遭った人や、犯罪・非行を起こした人に対し心理的なサポートをするのが主な仕事であり、いち早くもとの社会生活に戻るためにも重要な役割を果たします。

 

▶︎感情の起伏が激しい人や少ない人の特徴|上手にコントロールする方法とは

 

心理カウンセラーになるための条件・スキルの習得方法

 

心理カウンセラーは医師とは異なり、特定の資格や免許が必須というわけではありません。

 

専門的な知識やスキル、経験を持っていれば、誰もが心理カウンセラーとして活躍できます。

 

ただし、心理カウンセラーとして評価され、実際に仕事に活かそうと考えた場合、知識やスキルを客観的に証明できなければ難しいといえるでしょう。

 

多くの心理カウンセラーは、以下いずれかの方法でキャリアをスタートさせています。

 

大学や大学院で学ぶ

専門的な知識を身につけるためには、大学や大学院で学ぶ方法が一般的です。

 

心理学を学べる大学を選ぶことで、心理カウンセラーに必要な知識を身につけられるほか、国家資格である公認心理師の受験資格を得られるメリットもあります。

 

特に、10代、20代と若いうちから心理カウンセラーになることを目標としている方は、大学や大学院へ進学することでキャリアの道が開けてくるでしょう。

 

民間のスクール・通信講座で学ぶ

民間のスクールや通信講座で学ぶ方法もあります。

 

大学や大学院に比べると入学のハードルが低く、授業料などコスト面でもメリットが大きいといえるでしょう。

 

また、通信講座であれば社会人になってからでもカリキュラムを受けやすく、仕事をしながらでも心理カウンセラーに必要な資格取得に挑戦できます。

 

▶︎【自己受容】弱くてダメな自分を認めて受け入れるトレーニング方法

 

心理カウンセラーとして武器になる資格

心理カウンセラーとして活躍していくうえで、どういった資格が武器となるのでしょうか。

 

代表的な資格を3つ紹介しましょう。

 

公認心理師

公認心理師とは国家資格のひとつであり、2018年に新設された比較的新しい資格です。

 

心理カウンセラーの武器となる唯一の国家資格であることから、多くの方がこの資格を取得し業務に役立てています。

 

公認心理師を取得することで、心理査定やカウンセリング、さまざまな情報提供の活動などを担えるようになります。

 

臨床心理士

臨床心理士とは、公益財団法人日本臨床心理士資格認定協会が認定している民間資格です。

 

臨床心理士を取得するためには、「協会が指定する大学院を修了し、所定の条件を満たしている」または「臨床心理士を養成する専門職大学院を修了」といった条件が設定されているため、ほかの資格に比べると受験のハードルは高いです。

 

しかし、臨床心理士を取得すればスクールカウンセラーの専門職としても認定されるため、心理カウンセラーとしての道が開けてくるでしょう。

 

メンタル心理カウンセラー

メンタル心理カウンセラーは、一般財団法人日本能力開発推進協会が認定している民間資格です。

 

その名の通り、心理カウンセラーに求められる知識やスキルを証明するための資格であり、心理カウンセラーとして採用する際にこの資格の有無を問われるケースも少なくありません。

 

ただし、メンタル心理カウンセラーは通信講座でも取得できることから、ほかの資格に比べると受験のハードルは低いといえるでしょう。

 

武器となる資格を取得し心理カウンセラーを目指そう

職場や学校、その他あらゆる場面においてストレスを抱えがちな現代社会において、心理カウンセラーは不可欠な存在であり、ますます需要が高まっています。

 

相談者に寄り添い、話をじっくり聞くことが心理カウンセラーには求められ、人の役に立ちたいと考える方に向いている職業といえるでしょう。

 

心理カウンセラーになるために資格や免許は必須ではありませんが、これからキャリアをスタートさせたいと考える方は、客観的にスキルを証明できる資格の取得がおすすめです。

 

▶︎スピリチュアルカウンセラーとはどんな職業?誤解されやすい職業との違い

 

スピリチュアルカウンセラーとはどんな職業?誤解されやすい職業との違い

霊的な能力を用いてさまざまな人の悩み・不安解消に導く「スピリチュアルカウンセラー」という職業があります。

 

しかし、これだけを聞くと「怪しい」「胡散臭い」といったイメージをもつ方も少なくありません。

 

本記事では、スピリチュアルカウンセラーとはどういった職業なのか、誤解されやすい職業との違いやスピリチュアルカウンセラーになるための方法なども詳しく解説します。

 

スピリチュアルカウンセラーとは

 

そもそも「スピリチュアル」とは、日本語に直訳すると「霊的な」、「霊魂に関するさま」といった意味を指します。

 

すなわち、スピリチュアルカウンセラーとは、霊的な力によって相談者のさまざまな悩みや不安を解消する専門家のことを指します。

 

霊的な力と聞くと、いわゆる霊感商法のように、不安を煽りお金をだまし取るなどの被害に遭うのではないか、または怪しい職業といったイメージを抱かれがちです。

 

たしかに、霊的な力は多くの人の目に見えるものではないことから、「胡散臭い」、「怪しい」と感じられることも多く、霊的な力をもっていないのにお金を儲けようとする悪質な人も存在します。

 

しかし、スピリチュアルカウンセラーは民間の資格も存在し、これを持っておくことで客観的にその能力や信頼性を証明でき、初めてカウンセリングを受ける人に対しても安心感を与えることができるのです。

 

▶︎心理カウンセラーになるには?武器となる資格や仕事内容も解説

 

スピリチュアルカウンセラーと誤解されやすい職業

 

霊的な力をもって人々の悩みや不安を解消すると聞くと、占い師や霊能者といったさまざまな職業をイメージする方も多いと思います。

 

実際に同じような行為を行うケースもありますが、スピリチュアルカウンセラーとはどのような違いがあるのでしょうか。

 

占い師との違い

スピリチュアルと聞くと神秘的な力をイメージしがちで、特に占い師と混同する方も少なくありません。

 

実際にスピリチュアルカウンセラーのなかにも、占いができる、あるいは占いを得意とする人も存在しますが、本質的には異なる存在です。

 

スピリチュアルカウンセラーはあくまでもカウンセリングを中心に行うため、相談者が何に悩んでいるのか、何を相談したいのかを丁寧にヒアリングします。

 

一方、占い師は一方的なアドバイスや助言をするケースも多く、必ずしもカウンセリングを行えるとは限りません。

 

霊能者との違い

霊能者とは、霊魂が存在するとされている世界、いわゆる霊界と交信し、霊からのメッセージを自分なりに解釈して伝える専門家のことを霊能者とよびます。

 

日本ではスピリチュアルカウンセラーという言葉よりも、霊能者という名称のほうが浸透しているため分かりやすいでしょう。

 

イタコとの違い

イタコとは、青森県を中心とした東北地方で口寄せを行う人のことを指します。

 

口寄せとは、亡くなった方の霊をイタコ自身に乗り移らせ、亡くなった方自身の言葉として発する行為を指します。

 

イタコは霊界との交信をするだけでなく、自分自身に乗り移らせるという点が大きな特徴といえるでしょう。

 

チャネラーとの違い

チャネラーとは、日本における霊能者と同じような存在であり、霊界との交信によってさまざまな情報を得る「チャネリング」を行う人を指します。

 

スピリチュアルカウンセラーは相談者の悩みや不安を取り除くということを目的として活動しますが、チャネラーはあくまでも霊界との交信を行える人という違いがあります。

 

▶︎メンタル心理カウンセラーとは?資格を活かせる現場や学習内容も解説

 

スピリチュアルカウンセラーへの主な相談内容

 

日本ではあまり馴染みのないスピリチュアルカウンセラーという職業ですが、具体的にどういった悩みや相談を受けることが多いのでしょうか。

 

恋愛・結婚相談

意中の相手がいるものの、なかなか一歩を踏み出せないという人は多いものです。

 

そのようなとき、スピリチュアルカウンセラーは深層心理を読み解き、霊界との交信をしながら有効なアドバイスをすることができます。

 

また、すでに交際相手がいる場合、どうしたら結婚できるか、相手は自分のことを受け入れてくれるかといった悩みや不安を抱くことがあるでしょう。

 

そのような場合も、スピリチュアルカウンセラーは相談者からさまざまなことをヒアリングし、効果的なアドバイスができます。

 

仕事や将来に関する相談

将来やりたいことが分からない、あるいはどのような仕事が向いているのか分からない、今の仕事をこのまま続けていくべきかなど、仕事や将来に関する相談も少なくありません。

 

占い師のように「この会社に入りなさい」、「◯◯の道が向いています」といったようなアドバイスではなく、あくまでも相談者の意思や潜在的な考え、価値観などを引き出したうえでアドバイスを行います。

 

人生におけるあらゆる悩み

仕事や恋愛以外にも、人生にはさまざまな悩みがあります。

 

たとえば、「経済的に困窮しているためお金持ちになりたい」、「人間関係がうまくいかず孤立してしまう」など、人によっても悩みの内容は異なります。

 

スピリチュアルカウンセラーは、このような漠然とした悩みに対しても丁寧に質問を繰り返して掘り下げていき、その人の考えや価値観をしっかりと理解したうえで有効なアドバイスを送ることができます。

 

しかし、これだけを聞くと一般的なカウンセラーとの違いが分からないと感じる方も多いでしょう。

 

カウンセリングをするのはあくまでも本人の意思を確かめるためであり、霊界との交信結果をそのまま相談者へ伝えるわけではないのです。

 

相談者が知りたいことや本当に解決したいことは何か、潜在的にどういった結論を求めているのかなどを理解したうえで、スピリチュアルカウンセラーは助言を行うため、相談者のことを第一に考えています。

 

▶︎感情の起伏が激しい人や少ない人の特徴|上手にコントロールする方法とは

 

スピリチュアルカウンセラーになる方法

 

スピリチュアルカウンセラーになるためには、医師や弁護士のように資格や免許が必須というわけではありません。

 

霊界との交信ができる人であれば、霊能力者や占い師のように誰でもスピリチュアルカウンセラーを名乗ることができます。

 

しかし、本当に信頼できるスピリチュアルカウンセラーになるためには、専門的な資格をもっておいたほうが有利になるのは間違いありません。

 

たとえば、一般社団法人スピリチュアルマスターアカデミーでは、「認定スピリチュアルカウンセラー資格」という民間資格を発行しています。

 

この資格は独学で受験することもできますが、より効率的に勉強するためには「スピリチュアルマスター養成講座」や専門学校、スクールに通う方法もおすすめです。

 

スピリチュアルカウンセラーに向いている人

霊能力・霊感があったとしても、すべての人がスピリチュアルカウンセラーに向いているとは限りません。

 

そもそもカウンセラーという仕事は人とのコミュニケーションが不可欠であることから、他人に対して興味や関心があり、人と接するのが好きな方がスピリチュアルカウンセラーに向いているでしょう。

 

コミュニケーションと聞くと自分自身の考えや意見を述べる話し上手な人というイメージをもたれがちですが、実際には人の話をしっかり聞いて理解できることが何よりも重要です。

 

一流のスピリチュアルカウンセラーになるために

スピリチュアルカウンセラーは日本における霊能者やイタコとも近い存在ではありますが、相談者とのコミュニケーションを大切にしカウンセリングに重点を置いているという大きな違いがあります。

 

多くの相談者が訪れるスピリチュアルカウンセラーは、霊界との交信ができるという特殊な能力に加えて、相談者のことを第一に考えている点が挙げられます。

 

信頼できるスピリチュアルカウンセラーになるために、専門的な資格の取得とコミュニケーション力の向上にも努めてみましょう。

 

メディテーションを続けて得られる効果とは?

集中力が増す」、「ストレスが軽減する」、「睡眠の質が上がる」などはメディテーションの練習を続けていくと得られる効果の代表例です。

 

今回はメディテーション歴7年弱の筆者が、練習をはじめて半年から1年間の間に感じたことや変化についてシェアします。

 

一例にはなりますが、あなたのモチベーションアップにつながれば嬉しいです。

 

休息

Photo by Tanaphong Toochinda on Unsplash

 

筆者がメディテーションの練習をはじめたのは、出産して間もない頃。寝不足と、初めての育児に疲労困憊の中、1日10分の練習からはじめました。

 

もちろん最初は、雑念だらけでしたし、ちょっとした音にもすぐ反応してしまい、全く集中はできませんでした。

 

どちらかといえば「苦痛」とさえ感じていましたが、練習を始めてから3ヶ月ほどすると少しずつ変化の兆しが。

 

目を閉じて呼吸を味わう時間が新生児育児の中の、私の数少ない安らぎの時間であるということに気づいたんです。

 

呼吸を深めるってこんなに気持ちいいんだ!」と感心したのを覚えています。

 

誰かのため、あるいは会社のため、など自分以外のために忙しくしている時は呼吸が浅くなったり、また呼吸をしていないなんてこともあります。

 

忙しいからこそ立ち止まることが大切ではないでしょうか。

 

▶︎【簡単】メディテーション(瞑想)の意味・やり方|マインドフルネスとの違いは?

 

PMS中の自分に優しくなれた

Photo by Kinga Howard on Unsplash

 

生理前にイライラするなど気持ちが不安定になるという月経前症候群(PMS)の症状が強かった筆者ですが、これにも嬉しい変化が。

 

イライラしなくなったというわけではありませんが、「イライラするのはPMSだから仕方ないんだ」と自分を客観的に観察して納得できるようになりはじめたのはメディテーションの練習を始めて5-6ヶ月してからです。

 

PMSの原因は、科学的には解明されていませんが、女性ホルモンの影響という説が有力のようです。

 

もちろん、PMSの症状に悩まされないに越したことはありませんが、ホルモンという目に見えないものを調整するのは簡単ではありません。

 

一方で、「そうなることは仕方ないことなんだ」と思うようになってからは、感情に流されて自己嫌悪に陥ることもなくなりましたし、それよりもゆっくりと休むなど自分に優しい選択ができるようになりました。

 

感情的になる時は誰にでもありますが、メディテーションの練習中に雑念の中にいる自分を観察するように、自分を公平に見ることができると、とても楽になると思います。

 

▶︎アファメーション(ポジティブな自己暗示)のやり方・効果について解説

 

集中力アップ

Photo by Stephanie Greene on Unsplash

 

メディテーションの練習をはじめて1年が過ぎた頃には、ゼロではありませんが雑念に引っ張られることが限りなく少なくなっていました。

 

ガイドメディテーションの練習の場合は、きちんとインストラクションに耳を傾けることができるようになりましたし、呼吸法の練習の時にはその日の呼吸の調子を事細かく観察でき、改善できるようになりました。

 

集中力がアップすると、仕事の効率も上がりますし、相乗効果で創造力もアップしてアイディアが浮かんでくることが多くなり悩む時間が少なくなりました。

 

メディテーションの練習を続けても、なかなか「集中できない」「雑念が消えない」という声は、よく耳にする代表的なお悩みではありますが、これに対処するには練習し続けることが何よりも大切だと思います。

 

練習をはじめたばかりの頃は、集中できない時や、雑念が止まらないという時も、「そういう時もあるよね」と頑張りすぎない姿勢で取り組んでみてはいかがでしょうか。

 

ライター紹介

桑子 麻衣子

文筆家・ヨガ/アーユルヴェーダ研究家

不安症状と向き合うためにヨガやアーユルヴェーダの学びを深めるようになる。

2009年バリ島で全米ヨガアライアンス認定講師資格取得。

2021年アーユルヴェーダ講師資格を取得。

2013年シンガポール移住。夫と娘の3人家族。

 

マインドフルネスをやってはいけない人の特徴|PTSDやうつ病の人は危険?

 

自分自身と向き合い、不安やストレスを緩和するための手法としてマインドフルネスが注目されています。

 

さまざまなメリット・効果が期待できるマインドフルネスですが、なかには危険な行為であるという言説も目にすることがあります。

 

マインドフルネスにはどのような危険があるのか、やってはいけない人の特徴や、初心者が取り組む際の注意点などもあわせて解説します。

 

マインドフルネスに危険性や副作用はあるのか

 

そもそもマインドフルネスとは、瞑想や呼吸法などを用いて自分の感情や思考と向き合い、ストレスを軽減する手法のことです。

 

これだけを聞くと、マインドフルネスは安全で危険性が少ない手法であると感じられるでしょう。

 

しかし、実はすべての人にとって安全とも限らず、人によっては危険や副作用をもたらすこともあるのです。

 

具体的な危険性や副作用には以下のようなものがあります。

 

トラウマの再体験・フラッシュバック

瞑想を行っていると、過去に経験した辛い出来事やトラウマが浮かび上がることがあります。

 

人によっては過去の出来事と対峙し、辛い出来事やトラウマをうまく処理できることもあるでしょう。

 

しかし、マインドフルネスを行ったことによってさらなる苦痛をともなうケースも少なくありません。

 

不安・パニック

マインドフルネスでは瞑想や呼吸法によって、深い自己観察を行います。

 

この過程において、不安やパニックを増幅させることがあります。

 

このような副作用は、過去または現在に精神的な問題を抱えたことのある人に多く見られます。

 

無気力・無関心

マインドフルネスを継続していくことで、現実逃避に陥ってしまい、何事にも関心を示さなくなったり、無気力になったりすることがあります。

 

このような症状は自己観察のしすぎによって起こることが少なくありません。

 

>>【自己受容】弱くてダメな自分を認めて受け入れるトレーニング方法

 

マインドフルネスをして気持ち悪くなる人がいる?

マインドフルネスによる副作用では、上記のような精神的なもの以外にも、生理現象として現れるケースもあります。

 

ありがちな副作用としては、気分が悪くなったり、吐き気や咳が止まらなくなるというものです。

 

人によっては車酔いのような感覚に陥ることもあるようです。

 

ただし、マインドフルネスを行っているすべての人がこのような状態に陥るものではなく、現れる症状の程度も人によって異なります。

 

気分が悪くなる人は一人でマインドフルネスを実践しているケースが多いようで、専門のトレーナーやプロのコーチなどのサポートを受けることで症状が緩和されたり、全く症状が現れなくなることもあるようです。

 

マインドフルネスをやってはいけない人の特徴

 

マインドフルネスは多くの人にとって安全なトレーニング方法といえます。

 

では、上記で紹介したような危険性や副作用のリスクが高まるのはどういった人なのでしょうか。

 

マインドフルネスをやってはいけない人の特徴を4つ紹介しましょう。

 

精神疾患を抱えている人

うつ病や統合失調症、強迫性障害、双極性障害といった精神疾患を抱えている人の場合、マインドフルネスに取り組むことによって自分自身の嫌な部分ばかりが見えてきて病状を悪化させるリスクがあります。

 

これらの病気を治療中の方は、担当医やセラピストと相談してからマインドフルネスに取り組むようにしましょう。

 

PTSD(心的外傷後ストレス障害)の症状がある人

過去に体験した辛い出来事がきっかけとなり、PTSDの症状が表れるようになった人もマインドフルネスは避けるべきです。

 

瞑想中に過去の出来事やトラウマ、それにともなう辛い感情が引き起こされる可能性があるためです。

 

PTSDの症状を悪化させる可能性があることから、マインドフルネスに取り組む際には担当医やセラピストと相談しましょう。

 

自傷行為や自殺企図の経験がある人

過去に自傷行為や自殺企図の経験がある人もマインドフルネスを行うべきではありません。

 

瞑想によって心の痛みや悲しみを引き起こすことがあり、再び過去と同じ状況に陥る可能性があるためです。

 

心身症状を抱えている人

専門医による治療や診断は受けていないものの、日常生活のなかでたびたび不安感に襲われる人や、パニック発作や過呼吸などの心身症状が表れる人もマインドフルネスには不適切です。

 

明確な診断を受けていない以上、自分だけの判断でマインドフルネスを行ってしまうと、症状を悪化させさらに重篤な状態に陥る可能性もあります。

 

>>感情の起伏が激しい人や少ない人の特徴|上手にコントロールする方法とは

 

マインドフルネスはどんな人に効果があるのか

上記とは反対に、マインドフルネスを行うことで効果が期待できるのはどのような人なのでしょうか。

 

3つのケースに分けて紹介します。

 

ストレスや不安を抱えている人

マインドフルネスは瞑想や呼吸法によって、ストレスや不安、緊張を軽減し、リラックス効果を得られます。

 

仕事や家事、子育てなどにおいて、日常的にストレスや不安を抱えている人に効果が見込めます。

 

集中力を高めたい人

仕事や勉強に集中したいと考えていても、周囲のことに気が散ってしまい集中力が続かない人にマインドフルネスはおすすめです。

 

マインドフルネスの練習を通して自分自身と向き合うことで、少しずつではありますが注意力や集中力を高めることができます。

 

睡眠の質を改善したい人

ベッドや布団のなかに入ってもなかなか寝付けない、夜中にたびたび目が覚めてしまうなど、睡眠の質に悩んでいる人にもマインドフルネスはおすすめです。

 

眠る前に瞑想をすることでリラクゼーション効果を高め、睡眠の質を改善する効果が期待できるでしょう。

 

>>【簡単】メディテーション(瞑想)のやり方・意味|マインドフルネスとの違いは?

 

初心者がマインドフルネスをするときの注意点

 

マインドフルネスにはさまざまなメリットがあることから、これから挑戦してみたいと考える方も多いでしょう。

 

リスクを避けつつマインドフルネスの効果を最大限高めるためには、どのようなポイントに注意すべきなのでしょうか。

 

短時間からスタートする

マインドフルネスの上級者ともなると、数時間以上も瞑想に取り組む人もいます。

 

しかし、初心者がいきなり何時間も瞑想をするのは辛く感じてしまい、挫折する原因にもなるでしょう。

 

そのため、まずは数十秒、数分といった短時間からスタートすることがおすすめです。

 

短い時間からはじめ、瞑想に慣れてきたら徐々に時間を伸ばしていくことで、無理なく続けられるはずです。

 

毎日継続する

マインドフルネスの効果を実感するためには、毎日継続的に実践することが大切です。

 

上記でも紹介した通り、1日あたり数十秒、数分と短時間でも、とにかく毎日続けて習慣化することを意識しましょう。

 

環境を整える

マインドフルネスを行う場所は、静かで落ち着いた環境が理想的です。テレビやラジオ、屋外の音が届きづらい静かな部屋で行いましょう。

 

また、着用する衣服や座る椅子、座布団なども重要です。

 

できるだけ締め付けが少なくリラックスできる衣服を選び、無理のない姿勢で座れる椅子や座布団を用意しましょう。

 

トレーナーやコーチの指導を受ける

マインドフルネスによって気分が悪くなったり、危険な状態に陥らないようにするためにも、トレーナーやコーチの適切な指導を受けることも大切です。

 

特に初心者の場合、自分でも気付かないうちに瞑想によって危険な状態に陥ることがあります。

 

専門のワークショップやオンラインプログラムなどを利用し、正しい練習方法を習得しましょう。

 

健康状態に不安がある場合は無理をしない

マインドフルネスは毎日継続することが重要であると紹介しましたが、健康上の不安がある場合は別です。

 

身体の倦怠感や吐き気、頭痛などの症状があるときや、なんとなく気分が優れないときにマインドフルネスを行うと悪化させるおそれもあるため、決して無理は禁物です。

 

>>アファメーション(ポジティブな自己暗示)のやり方・効果について解説

 

まとめ

ストレスや不安が多い現代社会において、マインドフルネスがさまざまなメディアに取り上げられ、SNSでも多くのユーザーが情報を発信しています。

 

一見すると誰もが手軽に取り組める手法に感じられますが、実際にはマインドフルネスによって危険や副作用が生じることもあり、細心の注意を払うことが大切です。

 

もし、マインドフルネスの方法が分からなかったり、トレーニングに不安を感じたりする場合には、専門のトレーナーやコーチの指導を受けながら挑戦してみてください。

 

人知れずのお悩みはフィトテラピーブランドと共有を!

肌や体に良いもの、使い心地が良いもの、気分が上がるもの・・・コスメや美容ツールを上手に取り入れて、Hummingな毎日を送りたい。美容ライター 荒木奈々さんがおすすめをご紹介します。


心も体も健やかになる!それもコスメの役目

人になかなか言えない肌や体のお悩み、誰にだって一つや二つあるはず。クリニックに行くほどではないかもしれない、でももう少し快適だったら・・・そんな私たちの気持ちに寄り添ってくれるコスメが増えていますよね。化粧品はキレイを装うための嗜好品におさまらず、ストレスの多い現代人のケアに欠かせないもの! 人生100年時代といわれる今、年齢を重ねても心や体の健やかさをキープしたいから、このフィトテラピーブランドのコスメをそばに置いておきたいのです。


My select 01:フィトテラピー+本草学+サイエンスから誕生したワフィト

おばあちゃんの知恵的な生薬や漢方が身近にありましたが、そのヨーロッパ版が美容でよく聞くフィトテラピーなんですって。

フィトテラピーとは肌や体調改善などに働きかける植物療法のことで、それを日本で広めた第一人者が、ご存じ植物療法士の森田敦子さん。森田さんはもともと20代の頃に呼吸器の病気をしたことがきっかけで、たどり着いたフランスで出合ったのがフィトテラピーだったそう。

今では日本女性の間でも認知度が高まっているデリケートゾーンケアですが、製品を通して日本でいち早く啓蒙活動に着手したのも森田さん。「石けんで洗っていいの?」からはじまり、誰も教えてくれなかったデリケートゾーンケアは寝耳に水なことだらけ。専用の洗浄剤のしみないすっきり感にはびっくりしました。

その森田さんが立ち上げたトータルライフケアブランドがWaphyto(ワフィト)。ブランド名の由来は、フィトテラピーのPHYTO(フィト)=植物と、日本のWA(和)、さらに調和やハーモニーの意味も持つWA(和)も意図する造語。植物が育つ土壌や地質に目を向けながら、ヨーロッパでおなじみのフィトテラピー、中国発祥で日本で確立された本草学、さらにサイエンスも融合させた独自の植物バイオメソドロジーから商品を開発。

ワフィトがまず注目したのは、森田さんの故郷でもある愛知県・東三河の土壌。東三河地方は地球上でもっともエネルギーが集まる場所といわれ、徳川家康のゆかりの地としても有名ですよね。その土地で無農薬栽培された植物を用い、さらにエキスの抽出法も特許取得しているなど、こだわり満載。パッケージのくすみカラーも印象的で、日本の伝統色を採用しているそうですよ。

スキンケア、ボディケア、ヘアケア、デリケートゾーンケア、インナーケア、ベビーケアまで、人生100年時代のさまざまなライフステージに向けたラインナップ。そのなかでもベストセラーアイテムが、やはりデリケートゾーンケアです。

お悩みケース1・・・デリケートゾーンのニオイ

インティメイト ウォッシュ 120ml ¥2,750/ワフィト

ニオイが気になるデリケートゾーン。でも洗いすぎると常在菌バランスを崩して、逆にトラブルを引き起こすともいわれていますよね。ワフィトでは、デリケートゾーン用のアイテムでケアしてほしい理由を3つ掲げています。

・他の部位とpHが異なる
デリケートゾーンのpHは弱酸性で、経皮吸収も高いパーツ。ボディソープや石けんでは刺激が強く、ムレや乾燥、刺激の原因になる。

・顔や体とは違う汚れが付着している
恥垢(ちこう)と呼ばれる脂性の汚れは、お湯では落ちにくい。

・乾燥しやすい
デリケートゾーンはもともと皮膚が薄く敏感。下着や生理用ナプキンの摩擦でどこよりも乾燥しやすい。

デリケートゾーン用洗浄剤「インティメイト ウォッシュ」は弱酸性処方で、マイルドな泡立ち。東三河産のワフィトの5大植物、桑(マルベリー)、菊(和製カレンデュラ)、ゴツコラ(ツボクサ)、ヨモギ(マグワート)、スギナ(ホーステール)を配合し、潤いをとどまらせながら、ニオイのもととなる汚れをしっかりオフしてくれます。ピリッとするような刺激感は一切なし。香りはパルマローザ、ゼラニウム、オレンジ、ラベンダーなどの天然精油100%。ふんわりとした香り立ちに癒やされます。この秋には泡タイプのウォッシュも登場し、さらに手軽に自分の好みに合わせて選べるように。

デリケートゾーンをきちんと洗えていない人も多いという噂。専用の洗浄料なら洗いすぎる心配もないので、汚れを残さないことに意識をシフトして。

お悩みケース2・・・摩擦によるデリケートゾーンの乾燥、くすみ

ルブリカント 100g ¥3,300/ワフィト

若い世代を中心に浸透しているVIO脱毛。体験談を聞いてみると、「乾燥していることに気づいた」という声の多いとのこと。加齢だけでなく、下着や生理ナプキンのこすれやかぶれなどが乾燥を引き起こしている場合が。それがくすみの原因にも。

いつだってカサカサしている足まわりの下着ライン。角質汚れにも見えるトラブルにだって、潤いケアが肝心。デリケートゾーン用保湿ジェル「ルブリカント」は、東三河産のワフィトの5大植物をベースに、ノニやハトムギエキスを配合。乾燥によるくすみや色ムラにもアプローチしてくれます。ベタつきにくく肌なじみのいいジェルテクスチャーなので、つけてすぐに下着着用もOK。

お悩みケース3・・・髪のハリツヤのなさ、ボリューム不足

スキャルプ&ヘアオイル 40ml ¥4,950/ワフィト

「うねりが出てスタイリングに時間がかかる」「以前より髪にツヤやハリがない」「前髪の地肌が見えるようになった」など、どきっとする髪のエイジングサイン。そう悩む前に先回りのケアが必須。また髪に不安があるのなら、その土台である頭皮ケアを見直すのも急務です。

今年、ワフィトファミリーに追加されたのが「スキャルプ&ヘアオイル」。手にすっぽりおさまるコンパクトサイズ、パッケージカラーの美しい桝花色にも惹かれるはず!
シリーズのキー成分をはじめ、頭皮と髪を保湿する植物オイル6種、頭皮のコンディションを整える植物由来の4つの成分を配合。髪をかき上げて地肌につけ、軽くマッサージすれば、頭皮のコリをほぐしてふかふかな肌に。

自律神経のバランスを意識するような香りにこだわったそうで、白檀やサンダルウッド、さらに柑橘系やウッド系をブレンド。呼吸の「吸う、吐く」の「吐く」ときのゆるむ感覚がもたらされる調合。何度嗅いでも植物のいい香りに頭皮も心もほぐされます。ウッディ調なので、ジェンダーレスでシェアコスメとしても。

タオルドライ後に頭皮マッサージ用のオイルとして使うのが基本。またシャンプー前のプレトリートメントとして頭皮全体になじませたり、乾いた髪に使うスタイリング用のオイルとしてもおすすめです。

ギフトでも人気のワフィト。贈りものにしたいときのラッピングは、ワフィトオリジナルの風呂敷で! シックなグレー色の風呂敷は、環境に配慮された竹繊維で作られていて、さすがエシカルコスメならではの提案。


ワフィト
waphyto.com


My select 02:自分と大切な人のオーガニックコスメ、メソワン

Mesoins(メソワン)は、看護・介護を提供するメリィハウスグループの医療法人社団八千代会の副理事長・姜慧さんと植物療法士の森田敦子さんがタッグを組んで開発された、今までになかったケアブランド。森田さんが最初に作ったフィトテラピー製品は介護が必要な家族をケアするためのアイテムだったらしく、フィトテラピーは、自分はもちろん、「大切な人」の支えにもなる! ヨーロッパでは医療の現場でもフィトテラピーが当たり前のように活用されているそうですよ。

メソワンのアイテムは、看護・介護の現場で実際に使われているそうですが、もちろんセルフケアとして健やかな肌や心もサポート。冷えやむくみをケアするといったボディオイル3種を中心に、自分のお悩みにも届くアイテム7品が用意されています。

お悩みケース4・・・ボディのかさつき、ハリ不足に

バス リラクゼーション 500ml ¥6,380/メソワン

超超デリケートというのでしょうか。乾燥で硬化しているシニアの肌は、潤いケアが間に合わない? そこには素早く、そして簡単にできる保湿ケアが理想ですが、活躍するのが入浴剤。

メソワンの液体用入浴剤「バス リラクゼーション」は、全身の温めと保湿が主な目的。保湿成分のマロニエエキス、美肌成分といわれるトリコフェロール、優れた鎮静効果でおなじみのカミツレ花エキスなど独自のフィトテラピー。お湯につかるだけで、潤いとハリをもたらしてくれるような手応えです。不使用成分にもこだわっているメソワンでは、鉱物油、合成香料、合成色素などは使っていないそう。

本場のフィトテラピーに基づきつつ、日本人に使いやすくアレンジされているバスエッセンスは、すべての乾燥肌に覚えておいてほしい製品。 ハーブの香りで気分も清々しく。

お悩みケース5・・・口の乾燥、ネバつき、口臭

オーラルスプレー 30ml ¥2,750/メソワン

マスク着用になってから、より気になるようになったのが口臭。口腔には想像を絶するほどの細菌がいるそうで、特に歯周ポケットにはびこっているとか。ちなみに歯周病菌は常在菌なのでうまく付き合いたい細菌・・・。
しかも大人になると唾液量も減るので、それも口臭の原因に。メソワンのオーラルケアは、歯磨きがままならないシニア世代を見つめたアイテムですが、口の乾燥、ネバつき、口臭が気になるならぜひチェックを。

メソワンには天然の植物エキスで作られたオーラルケアが2品あり、スプレー状の「オーラルスプレー」は、乾燥している口腔内に潤いをプラス。むし歯ケアで有名なキシリトールやニオイケアに効果的なチャ葉エキスなどが配合されています。口内を浄化する作用も期待大。もちろんパラベンやフェノキシエタノールなどは不使用です。

口の中にまんべんなく吹きかけて、軽く吐き出せばお手入れ完了。食品添加物グレードの原料が採用されているので飲み込んでも大丈夫、水道がない場所でも使えます。
口の健康と若々しさはセットといわれますから、歯磨きをしっかりやるのに加え、どの世代もこちらのような+αのお手入れを取り入るべき!?


メソワン
https://mesoins.jp


人に言いにくいお悩みはココ! 植物の薬理作用を深く研究しているブランドに頼ってみませんか?