スピリチュアルカウンセラーとは|本物になるためにはどうすればいい?
霊的な能力を用いてさまざまな人の悩み・不安解消に導く「スピリチュアルカウンセラー」という職業があります。
しかし、これだけを聞くと「怪しい」「胡散臭い」といったイメージをもつ方も少なくありません。
本記事では、スピリチュアルカウンセラーとはどういった職業なのか、誤解されやすい職業との違いやスピリチュアルカウンセラーになるための方法なども詳しく解説します。
Contents
スピリチュアルカウンセラーとは
そもそも「スピリチュアル」とは、日本語に直訳すると「霊的な」、「霊魂に関するさま」といった意味を指します。
すなわち、スピリチュアルカウンセラーとは、霊的な力によって相談者のさまざまな悩みや不安を解消する専門家のことを指します。
霊的な力と聞くと、いわゆる霊感商法のように、不安を煽りお金をだまし取るなどの被害に遭うのではないか、または怪しい職業といったイメージを抱かれがちです。
たしかに、霊的な力は多くの人の目に見えるものではないことから、「胡散臭い」、「怪しい」と感じられることも多く、霊的な力をもっていないのにお金を儲けようとする悪質な人も存在します。
しかし、スピリチュアルカウンセラーは民間の資格も存在し、これを持っておくことで客観的にその能力や信頼性を証明でき、初めてカウンセリングを受ける人に対しても安心感を与えることができるのです。
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スピリチュアルカウンセラーと誤解されやすい職業
霊的な力をもって人々の悩みや不安を解消すると聞くと、占い師や霊能者といったさまざまな職業をイメージする方も多いと思います。
実際に同じような行為を行うケースもありますが、スピリチュアルカウンセラーとはどのような違いがあるのでしょうか。
占い師との違い
スピリチュアルと聞くと神秘的な力をイメージしがちで、特に占い師と混同する方も少なくありません。
実際にスピリチュアルカウンセラーのなかにも、占いができる、あるいは占いを得意とする人も存在しますが、本質的には異なる存在です。
スピリチュアルカウンセラーはあくまでもカウンセリングを中心に行うため、相談者が何に悩んでいるのか、何を相談したいのかを丁寧にヒアリングします。
一方、占い師は一方的なアドバイスや助言をするケースも多く、必ずしもカウンセリングを行えるとは限りません。
霊能者との違い
霊能者とは、霊魂が存在するとされている世界、いわゆる霊界と交信し、霊からのメッセージを自分なりに解釈して伝える専門家のことです。
日本ではスピリチュアルカウンセラーという言葉よりも、霊能者という名称のほうが浸透しているため分かりやすいでしょう。
イタコとの違い
イタコとは、青森県を中心とした東北地方で口寄せを行う人のことを指します。
口寄せとは、亡くなった方の霊をイタコ自身に乗り移らせ、亡くなった方自身の言葉として発する行為を指します。
イタコは霊界との交信をするだけでなく、自分自身に乗り移らせるという点が大きな特徴といえるでしょう。
チャネラーとの違い
チャネラーとは、日本における霊能者と同じような存在であり、霊界との交信によってさまざまな情報を得る「チャネリング」を行う人を指します。
スピリチュアルカウンセラーは相談者の悩みや不安を取り除くということを目的として活動しますが、チャネラーはあくまでも霊界との交信を行える人という違いがあります。
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スピリチュアルカウンセラーへの主な相談内容
日本ではあまり馴染みのないスピリチュアルカウンセラーという職業ですが、具体的にどういった悩みや相談を受けることが多いのでしょうか。
恋愛・結婚相談
意中の相手がいるものの、なかなか一歩を踏み出せないという人は多いものです。
そのようなとき、スピリチュアルカウンセラーは深層心理を読み解き、霊界との交信をしながら有効なアドバイスをすることができます。
また、すでに交際相手がいる場合、どうしたら結婚できるか、相手は自分のことを受け入れてくれるかといった悩みや不安を抱くことがあるでしょう。
そのような場合も、スピリチュアルカウンセラーは相談者からさまざまなことをヒアリングし、効果的なアドバイスができます。
仕事や将来に関する相談
将来やりたいことが分からない、あるいはどのような仕事が向いているのか分からない、今の仕事をこのまま続けていくべきかなど、仕事や将来に関する相談も少なくありません。
占い師のように「この会社に入りなさい」、「◯◯の道が向いています」といったようなアドバイスではなく、あくまでも相談者の意思や潜在的な考え、価値観などを引き出したうえでアドバイスを行います。
人生におけるあらゆる悩み
仕事や恋愛以外にも、人生にはさまざまな悩みがあります。
たとえば、「経済的に困窮しているためお金持ちになりたい」、「人間関係がうまくいかず孤立してしまう」など、人によって悩みの内容は異なります。
スピリチュアルカウンセラーは、このような漠然とした悩みに対しても丁寧に質問を繰り返して掘り下げていき、その人の考えや価値観をしっかりと理解したうえで有効なアドバイスを送ることができます。
しかし、これだけを聞くと一般的なカウンセラーとの違いが分からないと感じる方も多いでしょう。
カウンセリングをするのはあくまでも本人の意思を確かめるためであり、霊界との交信結果をそのまま相談者へ伝えるわけではないのです。
スピリチュアルカウンセラーは相談者が知りたいことや本当に解決したいことは何か、潜在的にどういった結論を求めているのかなどを理解したうえで助言を行うため、相談者のことを第一に考えています。
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本物のスピリチュアルカウンセラーになる方法
スピリチュアルカウンセラーになるためには、医師や弁護士のように資格や免許が必須というわけではありません。
霊界との交信ができる人であれば、霊能力者や占い師のように誰でもスピリチュアルカウンセラーを名乗ることができます。
しかし、本当に信頼できるスピリチュアルカウンセラーになるためには、専門的な資格をもっておいたほうが有利になるのは間違いありません。
たとえば、一般社団法人スピリチュアルマスターアカデミーでは、「認定スピリチュアルカウンセラー資格」という民間資格を発行しています。
この資格は独学で受験することもできますが、より効率的に勉強するためには「スピリチュアルマスター養成講座」や専門学校、スクールに通う方法もおすすめです。
スピリチュアルカウンセラーに向いている人
霊能力・霊感があったとしても、すべての人がスピリチュアルカウンセラーに向いているとは限りません。
そもそもカウンセラーという仕事は人とのコミュニケーションが不可欠であることから、他人に対して興味や関心があり、人と接するのが好きな方がスピリチュアルカウンセラーに向いているでしょう。
コミュニケーションと聞くと自分自身の考えや意見を述べる話し上手な人というイメージをもたれがちですが、実際には人の話をしっかり聞いて理解できることが何よりも重要です。
一流のスピリチュアルカウンセラーになるために
スピリチュアルカウンセラーは日本における霊能者やイタコとも近い存在ではありますが、相談者とのコミュニケーションを大切にしカウンセリングに重点を置いているという大きな違いがあります。
多くの相談者が訪れるスピリチュアルカウンセラーは、霊界との交信ができるという特殊な能力に加えて、相談者のことを第一に考えている点が挙げられます。
信頼できるスピリチュアルカウンセラーになるために、専門的な資格の取得とコミュニケーション力の向上にも努めてみましょう。