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「セルフプレジャー」はマインドフルネス

最近よく耳にする「セルフプレジャー」という言葉。

 

以前はタブーとされ、女性が話しにくいトピックでしたが、実はセルフプレジャーは健康と密接な関係があります。

 

ハミングの代表の永野 舞麻(ながの まあさ)が、セックス・セラピストのジョーダン・ルロ博士に、セルフプレジャーが、どうして女性にとって大切なのか聞きました。

 

男性が一人で 楽しむものというイメージのあるセルフプレジャーですが、実は女性がうまくとりいれることで、綺麗なお肌、健康な身体、バランスのとれた心だけではなく、幸福感も得られるというメリットがあると博士は言います。

 

そして、パートナーとのセックスを楽しむ上でも自分の身体の好き・嫌い、気持ちい・気持ち良くないを学ぶことはとても大切なのだそうです。

 

あなたのセックス観を変えるような新しい考え方を提案してくれた博士とのインタビューをお楽しみください。

 

 

セルフプレジャーの目的はオーガズムに達することではない

 

永野:日本でも、セルフプレジャーということが注目されていますが、博士の考えるセルフプレジャーとは?

 

まず知っておいてほしいことは「セルフプレジャー」がオーガズムに達することだけが目的ではないということです。セルフプレジャーを体感することで、私たちは、オーガズム以外にも多くの楽しみを体験することができます。

 

永野:私たちは、「オーガズムを感じなければ、満足なセックスでない」と考えがちです。でも先生が指摘したように「セルフプレジャー」にはオーガズム以上のもっと広い意味があるんですね。

 

そうです。「セックスの目的はオーガズム」と考えると、セックスの楽しみが減ってしまいます。そういう風に目標を設定するとプレッシャーを感じてしまいますよね。これでは、身体も心も緊張してしまいセックスを十分に楽しめなくなります。

 

最も楽しいセックスとは、目標を持たずに行うセックスだと思ってください。自分の体をどう動かすかなど一切考えないで「今この時」「この瞬間」に気持ちを集中して、楽しむのです。

 

永野:女性がセルフプレジャーをすることのメリットは何ですか?

 

セルフプレジャーをすると、オキシトシンやドーパミン、エンドルフィンのような体に良い化学物質が放出され、それが免疫機能を改善させることは研究でわかっています。また、オーガズムは、生理痛を和らげ、睡眠の質をあげ、ストレスも緩和します。セルフプレジャーを生活に取り入れることで、健康面で多くのメリットがあるのです。

 

▶セルフプレジャーとは?美容効果を紹介!どんな人におすすめ?

 

セックスのイメージを変えるセルフプレジャー

 

これをふまえて、セルフプレジャーのメリットについて考えてみましょう。

 

まず、オーガズムという点で、男女間には大きな差があります。一般的に、セックスとは女性の性器への挿入からスタートし、男性がオーガズムに達して終わる、というものです。 女性がオーガズムに達したかどうかは、考慮されていませんね。

 

女性がオーガズムに達したふりをする傾向にあるのはこれが理由です。つまり、女性がオーガズムを感じたかどうかは、重視されていないのが今の社会です。相手をがっかりさせたくないと感じる女性は、オーガズムを感じたふりをして、相手をハッピーにさせようとします。

 

これが、現代社会の、または映画やメディアで描写されるセックスシーンの典型です。

つまり「セックス」=「男性の快楽」という構図です。

 

だから男女の間には、オーガズムという点で大きなギャップがあるのです。

 

▶セックスレスの原因とは?|なりやすい夫婦の特徴や解消法を解説

 

セルフプレジャーの楽しみを知らないのは人生の楽しみを見過ごしているようなもの

このギャップを埋めるためにも、女性がセルフプレジャーすることがとても重要なんです。セックスとは男性の快楽がすべてではないのです。

 

だから、女性がセルフプレジャーすることは、女性自身がセックスの快楽を感じ、自分の体について、もっと知ることができるというメリットがあるんです。

 

自分が気持ちよくなる方法を知らないなんて、人生における大きな楽しみを見過ごしているようなものです。自分がどうしたら気持ちよくなれるのか、何が気持ちいいのかを知ることは女性にとっても大切です。

 

▶40代の女性は性欲が強い?なくなる?その違いや性欲の対処法について

 

セルフプレジャーは「恥」ではない

永野:アメリカで友達が自分の好みのセックストイについて恥じらいもなく気ままに話しているのを聞いて、驚いたことがあります。日本ではまだ、セルフプレジャーについてオープンに話しにくい状況です。もっとオープンに話せる社会を実現するためには、どんなサポートが必要でしょうか。

 

あなたが今言った「恥」がまさに確信をついていますよね。これが、セルフプレジャーに関して誰でも感じる「恥」。だからセックスについてオープンに会話できないのです。

 

この「恥」をなくしていくためには、幼少期から性教育を始めることが必要です。

 

今の思春期の性教育というと、セックスによる感染症や望まない妊娠についてなど実用的なことばかり。でも性教育は、セックスの楽しさやパートナーとの関係を築く方法など、もっと包括的であるべきです。

 

また、セックスは「健康状態」のカテゴリーの1つとして考えるべきです。かかりつけの医者に行き健康状態を聞かれた時に、性的な健康状態についても聞かれ、頭痛や息切れと同じ様に「性的な健康上の心配はありませんか?」と医者に聞かれる、そんなイメージです。

 

性的な健康が、学校の科目に組み込まれ、医者では健康分野に組み込まれれば、セックスやセルフプレジャーについて話すことが「恥」ではなく、当たり前のことになります。

 

▶50代女性の性欲事情|閉経後や更年期との関連性についても

 

セックスを楽しむことを女性が自分に許可できるような社会へ

永野:女性がセックスを楽しむことへの社会的偏見には、どう対処すればいいのでしょうか?

 

この偏見という意識をはずすための「性の健康の6原則」があります。

 

あなたがパートナーとセックスする時、または1人でセルフプレジャーするときに、この6つの価値観に従っているか自問してみてください。

 

 

  1. 同意:パートナーとの間で、ちゃんと同意が得られてセックスをしているか?
  2. 搾取しない:パートナーとの間に、力関係があるのか?一方が他方を都合よく利用していないか?
  3. 守る:性感染症や望まない妊娠から身体を守るということ。
  4. 誠実さ:セックスを行う時にお互いが正直であるかどうか。
  5. 価値観の共有:つまりセックスをする時に、何のためにセックスをしているか明確にするということ。一夜限りのセックスなのか?新しい恋愛関係の始まりなのか?お互いのセックスへの動機を明確にするということです。
  6. 双方の快楽:快楽が男性だけではなく、双方の快楽となっているか。

 

 

6つ目の「双方の快楽」は特に重要です。つまりセックスは男性だけではなく、女性も喜びを感じるものであるということです。

 

また、快楽の定義は人それぞれです。例えば、ある人にとってはオーガズムかもしれないし、他の人にとっては感情的な結びつきかもしれません。異なっていていいんです。

 

この6つの原則をみんなが尊重している社会をイメージしてください。

 

そんな社会が実現すれば「セックスの快楽のギャップ」の問題も解消されるでしょう。そうすれば、セックスをもっと安心してできるようになると思うんです。その結果、女性が「セックスを楽しむ」ということをもっと自分に許可できるようになると思うのです。

 

永野:セルフプレジャーを行うことは、ベッドの上で自由に自己表現ができることにもつながるのでしょうか?

 

もちろんです。自分が何が気持ちいいのかわからなければ、相手にも伝えることはできませんよね。 セックスをしている最中ではなく、お互い落ち着いた雰囲気で話しあえるタイミングでパートナーとセックスについて話すことをお勧めします。

 

例えば、週末に、普段のセックスについてどう思うか、セックス中にやってみたいこと、やりたくないことはあるか、など相手に率直に聞いてみるのです。

 

パートナーとこういう時間が作れたら、セックスについてお互いが感じていることを話し合う安全な空間をつくることができます。そのためには、そもそも自分がどうしたら気持ちよくなるのか自分の体のことをわかっていないと、相手に伝えることもできません。

 

永野:セルフプレジャーをした後に孤独や恥ずかしさを感じることから、セルフプレジャーを避ける女性もいます。どうすれば、より多くの女性が安心してその一歩を踏み出すことができるのでしょうか?

 

私のクライアントでも、セルフプレジャーをして孤独や恥ずかしさを感じてしまうという悩みを持つ人はいますよ。

 

それが本当に「孤独」なのかどうか、もう一度考えてみて欲しいです。セルフプレジャーの時間は「私との大切な時間」、誰にも邪魔されない、自分を見つめることができる特別な時間です。

 

一人でハイキングに行ったり、一人でコーヒーを飲みに行ったりするのと同じです。

自分の体と向き合える一人の時間は「孤独な体験」ではなく、「自分自身を知るための素晴らしい時間」と考え方を変えてみましょう。

 

永野:自分のことをもっと知る必要があるのですね。そして、パートナーとオープンに話すことで、安全な空間をつくることができますね。最後に、日本の皆さんと世界の人たちにメッセージをお願いします。

 

大切なことは、セルフプレジャーはあなたの身体、それから心の健康に良いということです。自分が何を気持ちいいと感じるのかをぜひ知ってみてください。セルフプレジャーは、自分のことをもっと知る素晴らしい機会なんです。

 

 

▶女性の性欲について解説!性欲がない女性の理由もご紹介!

 

インタビュアー・執筆者紹介

インタビュー:永野 舞麻(ながの まあさ)

<参考>

BAV Consultingとペンシルバニア大学ウォートン・スクールの2022年調査

 

執筆:堀江知子

 

著者:堀江知子(ほりえともこ)|タンザニア在住ライター

民放キー局にて、15年以上にわたりアメリカ文化や社会問題についての取材を行ってきた。

2022年からはタンザニアに移住しフリーランスとして活動している。

noteやTwitterのSNSや日本メディアを通じて、アフリカの情報や見解を独自の視点から発信中。

出版書籍:『40代からの人生が楽しくなる タンザニアのすごい思考法 Kindle版

Twitterアカウントはこちら

 

女性の性欲について解説!性欲がない女性の理由もご紹介!

「性欲」という言葉を聞くと、一般的には男性のほうが強いイメージをもたれがちです。

 

一方で、性欲が強いと自覚している女性も存在し、人知れず悩みや不安を抱えている方も少なくありません。

 

女性が性欲について知ることは、自分の身体と向き合うためにも大切なことです。

 

本記事では、女性の性欲が強くなる、または低くなる理由や原因と、性欲をうまくコントロールするためのポイントも紹介します。

 

女性の性欲と男性の性欲に違いはある?

 

性欲とは性的欲求のことであり、一般的に肉体的な接触や性行為を求める欲求を指します。

 

食欲・睡眠欲に並ぶ人間の三大欲求のひとつであり、私たちが子孫を残していくために不可欠な存在でもあります。

 

一般的に性欲は女性よりも男性のほうが強いと言われることが多いですが、女性にも性欲は存在します。

 

性欲は人間の本能的な欲求ではありますが、なぜ性欲が高まるのか、そのメカニズムについてはさまざまな研究がされており、完全に解明できてはいません。

 

しかし、近年の研究において、女性の場合は「オキシトシン」が、男性は「テストステロン」とよばれるホルモン物質が性欲に影響を与えることがわかっています。

 

オキシトシンとは別名愛情ホルモンともよばれ、人間同士の接触やスキンシップによって分泌されます。

 

このことから、男性の場合は主に視覚的な情報によって性欲が高まるのに対し、女性の場合はパートナーや恋人との接触によって性欲が高まっていくという違いがあります。

 

また、男性の場合は比較的短時間で性欲が高まっていく傾向にありますが、女性の場合はスキンシップを図るなかでじっくりと時間をかけて性欲が高まっていく傾向が見られます。

 

▶︎セックスレスの原因とは?|なりやすい夫婦の特徴や解消法を解説

 

女性の性欲が強くなる時期や原因

 

女性にも男性と同様に性欲は存在しますが、性欲が高まる時期やタイミングなどに違いが見られます。

 

どのようなことが原因で性欲が高まるのか具体的に紹介しましょう。

 

生理周期

女性の性欲は生理周期に大きく影響を受けます。

 

一般的に生理が終わった直後から排卵日にかけて性欲が強くなるケースが多いですが、生理前の時期になると性欲は徐々に落ち着いてくる傾向があります。

 

ただし、これには個人差があり、なかには生理前のタイミングで性欲が強くなるという女性も少なくありません。

 

年齢や性交渉の経験

性交渉の経験がない、または少ない女性の場合、セックスそのものに恐怖や不安を感じ、性欲が高まりにくい傾向があります。

 

しかし、年齢とともに性交渉の経験を重ねていくと、徐々に快感を得やすくなりセックスに積極的になる女性も少なくありません。

 

満腹時

男性の場合、空腹時に性欲が高まりやすい傾向があるのに対し、女性は満腹時に性欲が高まる傾向があります。

 

これは、女性の性欲を刺激する中枢神経が満腹中枢を刺激する場所に近いためであると考えられています。

 

▶︎生理後は性欲が強くなる?生理周期別の性に関する過ごし方を紹介

 

女性で性欲が強いことはよくないことなの?

性欲が強くセックスを求める欲求は男性のほうが強いイメージがあり、女性と性欲の強さはイメージとして結びつかない方も多いのではないでしょうか。

 

しかし、これまでも紹介してきたように女性にも性欲は存在し、個人差はあるものの性欲が高まることは決して異常なことではありません。

 

セックスに依存し日常生活に支障をきたすほどでなければ、マスターベーションやパートナーとの性交渉で性欲をうまく発散し付き合っていくことが大切といえるでしょう。

 

▶︎40代の女性は性欲が強い?なくなる?その違いや性欲の対処法について

 

性欲がない女性の原因や理由

 

性欲の強さには個人差があり、男女ともに性行為に対する欲求がそれほど高くない人も存在します。

 

しかし、生まれ持った体質や性格以外にも、性欲が低い女性にはさまざまな原因が考えられます。

 

疲労・ストレス

肉体的な疲労やストレスが溜まっていると、性交渉に対するモチベーションが高まらず性欲が湧いてこない傾向があります。

 

これは女性に限らず男性にもいえることであり、しっかりとした休息やストレスの原因を取り除くことで解決できるケースがほとんどです。

 

性交痛

性交痛とはその名の通り、セックスの最中に感じる痛みのことを指します。

 

性交痛が生じる原因はさまざまですが、特に多いのは濡れにくく挿入がうまくいかないというケースです。

 

また、パートナーとの肉体的な相性がマッチせず痛みを感じることもあるようです。

 

妊娠・出産

妊娠や出産は性欲に大きな影響を及ぼします。

 

一般的に妊娠初期妊娠後期、および出産後は性欲が低下していくとされています。

 

薬の服用

服用している薬の種類によってはホルモンバランスが崩れ、性欲が低下することがあります。

 

特に多いのがピルの服用です。

 

生理痛の緩和や避妊のためにピルを服用する機会が多いと、性欲の低下を招くケースも少なくありません。

 

性欲がない・湧かないときの対処法

性欲の低下はさまざまな原因によって引き起こされることがわかりましたが、これを放置しておくとパートナーや恋人との間に亀裂が入ることもあります。

 

そのような事態を招かないためにも、どのような対処法が有効なのでしょうか。

 

休息やストレスの発散

疲労やストレスが原因で性欲が低下している場合には、まずはしっかりと休息をとり身体を休ませることと、ストレスを発散することが大切です。

 

特にストレスの緩和に向けては、ストレスの原因となっていることを取り除くことが有効ですが、現実的に考えて難しい場合も多いでしょう。

 

そのような場合には、適度な運動をしたり、好きな音楽や映画、ドラマなどを楽しむなど、ストレスとうまく付き合っていく方法を試してみましょう。

 

性交痛を緩和するための工夫

性交痛によって性欲が低下している場合には、潤滑ゼリーを使用したり、痛みを感じにくい体勢を試してみるなどの工夫が効果的です。

 

パートナーとの話し合い

性欲の低下は誰にでも起こりうるものであり、パートナーから求められたからといって無理に付き合おうとするとストレスを感じてしまいます。

 

また、最悪の場合、パートナーに対する愛情や好意が低下する可能性もあるでしょう。

 

このようなすれ違いをなくすためにも、パートナーと十分に話し合い、お互いに思いやりをもって接することが大切です。

 

▶︎セックスレスになると離婚率が上がる?レスにならないための方法とは

 

女性が性欲と上手に向き合う方法とは

性欲が湧きづらい、または性欲の波が大きいことに悩みを抱える女性は少なくありません。

 

性欲は人間の本能でもあり、自分自身でコントロールすることは難しいものです。

 

しかし、性欲の高ぶりを抑えたり、セックスに対するモチベーションを上げるためにできる工夫は存在します。

 

性欲が強く抑えたいと感じるときには、マスターベーションやパートナーとの性交渉で発散するのがベストですが、それ以外にもスポーツなどで身体を動かしてみるのも有効です。

 

反対に、性欲が低いことに悩んでいる方は、無理のない範囲でパートナーと少しずつスキンシップを図ってみるのもおすすめです。

 

はじめのうちは性欲が低いと感じていても、スキンシップをはかるうちに徐々に気持ちが高ぶってくることもあります。

 

▶︎セルフプレジャーとは?美容効果を紹介!どんな人におすすめ?

 

まとめ

個人差はあるものの女性にも性欲は存在し、さまざまなタイミング・原因によって性欲が高まることがあります。

 

また、反対にちょっとしたことが原因で性欲は低下し、それが原因でパートナーや恋人との関係に亀裂が生じる可能性も少なくありません。

 

性欲が低い、または高いことに悩みを感じている方は、今回紹介した内容を参考にしながらうまくコントロールする方法を試してみましょう。

 

生理後は性欲が強くなる?生理周期別の性に関する過ごし方を紹介

女性の性欲には個人差があるほか、さまざまなタイミングによって性欲が強まったり、減退したりすることがあります。

 

なかでも大きな影響を与えるとされているのが生理です。

 

本記事では、生理前と生理後で性欲はどのように変化していくのか、性欲が高まる理由や解消させる方法なども解説します。

 

女性の性欲に関係するエストロゲンとは

 

性欲についてはさまざまな研究が行われていますが、なかでもエストロゲンとよばれる物質が性欲に大きな影響を与えていることがわかっています。

 

エストロゲンとは女性ホルモンの一種であり、女性の生殖器系や二次性徴、さらには身体の健康に多くの影響を与えています。

 

エストロゲンの分泌量が多いほど性欲は高まり、反対に分泌量が減ると性欲も減退していきます。

 

女性の性欲について解説!性欲がない女性の理由もご紹介!」の記事内でも紹介した通り、一般的に生理が終わった直後から排卵日にかけてはエストロゲンの分泌量が増えるため、性欲は高まる傾向が見られます。

 

反対に、妊娠初期および妊娠後期、出産後、更年期にはエストロゲンの分泌量が減るため、性欲も減退していく傾向にあります。

 

ただし、これらはあくまでも一般的な傾向であり、性欲の強さや波には個人差があります。

 

▶︎女性の性欲について解説!性欲がない女性の理由もご紹介!

 

生理前に性欲が強くなる理由

性欲が強くなる背景には、相手に対する愛情や恋愛感情といった心理的な側面と、環境的な要素などが複雑に絡み合っています。

 

これらに加えて、生理的な側面から見てみると生理周期によってホルモンの分泌量が変化し、それが性欲を刺激しているケースもあります。

 

女性は生理周期のフェーズに応じてホルモンレベルが変化しています。

 

一般的に、エストロゲンの分泌量がもっとも高くなるのは排卵期とされており、これが直接的な原因となって性欲を高めると考えられています。

 

排卵期とは、生理が始まる2週間程度前にあたります。

 

排卵期には妊娠の可能性が高くなることから、生物学的に考えてもこの時期に性欲が高まるのは当然のことといえます。

 

▶︎セックスレスの原因とは?|なりやすい夫婦の特徴や解消法を解説

 

生理後に性欲が強くなるのはメンタルが原因?

 

生理前や排卵期に性欲が強くなるのはあくまでも一般的な傾向に過ぎず、必ずしもすべての女性がそうとは限りません。

 

なかには、生理後に性欲が強くなるケースもあるでしょう。

 

そのため、生理前の排卵期ではなく生理後に性欲が高まるからといって悩む必要はなく、あくまでも個人の体質の違いなどと捉えて問題ありません。

 

生理後に性欲が強くなる理由にはさまざまなものがありますが、なかでも多いのがメンタル面の影響です。

 

生理中は強烈な生理痛や体調不良に悩む女性も多く、精神的にも落ち込むケースが少なくありません。

 

また、セックスやマスターベーションをしたいのにもかかわらず、生理中にはその欲求が抑制された状態になってしまいます。

 

しかし、生理が終わった後はそれらの悩みから解放され、性欲が一気に高まるという方も少なくありません。

 

▶︎感情の起伏が激しい人や少ない人の特徴|上手にコントロールする方法とは

 

生理後に性欲が強くなる人の割合

女性の性欲が高まるタイミングは個人差があると紹介しましたが、生理前と生理後を比較するとどの程度の割合なのでしょうか。

 

さまざまなアンケート結果があり、その多くはほぼ半々の割合となっていますが、両者を比較してみると生理前のほうがわずかに高い傾向が見られます。

 

詳しい回答を見ると、「生理前」と回答した女性の多くは「体調が変化し本能的に性欲が高まる」といった理由が多くあります。

 

反対に、「生理後」と回答した女性は、「生理が終わったという解放感があるから」という方や、「生理前はイライラしてセックスのモチベーションが上がらない」といった意見もありました。

 

▶︎40代の女性は性欲が強い?なくなる?その違いや性欲の対処法について

 

生理周期と性欲の推移

 

性欲の波は生理の周期と密接な関係があると紹介しましたが、一連の周期でどのように変化しているのでしょうか。

 

生理前から排卵、生理中、生理後のそれぞれのフェーズに分けて解説します。

 

生理中

生理中は経血の影響もあり、セックスやマスターベーションが物理的に難しいほか、そもそもモチベーションが高まりにくいこともあり性欲は低い傾向にあります。

 

生理後から排卵前まで

生理後から排卵前の段階では、徐々にエストロゲンが増加し性欲も高まっていきます。

 

また、上記でも紹介した通り、辛い生理が終わったという解放感から性欲が一気に高まる女性も少なくありません。

 

排卵期

排卵日の前後2日間程度は排卵期とよばれ、子宮から卵子が放出されるため妊娠しやすいタイミングともいえます。

 

個人差はありますが、子孫を残すために本能的に女性の身体は敏感になり、性欲もピークに達するとされます。

 

排卵後から生理前まで

排卵期が過ぎるとエストロゲンの分泌量が徐々に減っていき、それとともに性欲も減退していきます。

 

ただし、全く性欲がないというわけではなく、パートナーや恋人との接触やスキンシップなどによって性欲が高まるケースも少なくありません。

 

▶︎50代女性の性欲事情|閉経後や更年期との関連性についても

 

生理前と後の性欲を解消させる方法

生理前と生理後は、性欲が高まる理由やメカニズムにも違いがあることがわかりました。

 

では、それぞれのタイミングで性欲を発散・解消するためにはどういった方法が効果的なのでしょうか。

 

生理前の性欲処理方法

排卵期に性欲はピークに達しますが、生理前のタイミングにかけて徐々にストレスを感じたり、イライラしたりすることもあります。

 

そのため、排卵期はパートナーとじっくり前戯を楽しみながら愛情のあるセックスを楽しんだり、お互いに試してみたいプレイや体位などに挑戦してみるのもおすすめです。

 

一方、生理が近づいてくると気が立ってくることもあるため、パートナーを傷つけないためにもしっかりと自分の体調を説明し、休息をとることも大切です。

 

どうしても性欲を抑えきれない場合には、パートナーとのセックスではなくマスターベーションで処理するという方法もあります。

 

生理後の性欲処理方法

生理後のタイミングは辛い生理が終わり、気分も高揚し解放感に満ち溢れることが多いです。

 

そのため、生理中に我慢していたプレイなども存分に楽しむことができます。

 

また、生理前のタイミングではいつ生理が来るか不安な気持ちがあり、プレイに集中できないことも多いですが、生理後はそのような心配がないため激しいプレイで性欲を発散できるでしょう。

 

▶︎セックスレスになると離婚率が上がる?レスにならないための方法とは

 

まとめ

性欲の強さや波についてはデリケートな問題であり、恋人や友人であっても相談することに抵抗を感じてしまいます。

 

女性にも性欲は存在し、性欲が強いことは決して異常ではありません。

 

また、生理をはじめとしてさまざまなタイミングで性欲の波はあり、日常生活に支障をきたさない程度であれば悩む必要はないでしょう。

 

生理前と生理後それぞれのタイミングで性欲が高まる理由は異なるため、パートナーと相談しながら適切に性欲を解消する工夫を心がけてみましょう。

 

セックスレスになると離婚率が上がる?レスにならないための方法とは

長年にわたって生活をともにしている夫婦間には、さまざまな問題が生じることも多く、最悪の場合離婚に発展するケースも少なくありません。

 

なかでも、特にデリケートな問題のひとつに「セックスレス」があります。

 

実際にセックスレスが原因で離婚に至る夫婦も存在するなかで、有効な解決策や予防策にはどのようなものがあるのでしょうか。

 

セックスレスで離婚は認められるのか

 

基本的に離婚は双方の合意があれば認められます。

 

しかし、すべてのケースがそうとは限らず、夫または妻が離婚を希望しているものの、相手がそれを認めない場合もあります。

 

このようなとき、裁判など法的な手続きを経ることで離婚を成立させる方法もあります。

 

民法では、離婚が認められる原因として以下の7つを定めています。

 

  1. 不貞行為
  2. 悪意の遺棄(正当な理由なく夫婦の同居や協力、扶養義務を放棄すること)
  3. 3年以上の生死不明
  4. 強度の精神病
  5. その他婚姻を継続しがたい重大な事由

 

このうち、「⑤その他婚姻を継続しがたい重大な事由」は抽象的な表現のためさまざまな解釈ができます。

 

結論からいえば、セックスレスは上記の原因に該当するため、離婚が認められる可能性があります。

 

実際の判例においても、以下のようなケースにおいて離婚や慰謝料請求が認められています。

 

  • 結婚後一度もセックスがなく、結婚前の段階で夫は妻に対して性交不能であることを告知していなかった
  • 結婚した当初はセックスがあり子どももできたが、その後一方的に夫(または妻)から拒否されるようになった

 

セックスレスだと離婚率が上がるって本当?

セックスレスは離婚事由として認められることは事実ですが、実際に離婚に踏み切る夫婦は多いのでしょうか。

 

極めてデリケートな問題のため正確な調査結果やデータは少ないですが、ある調査によればセックスレス夫婦の74.2%は離婚に至るというデータがあります。

 

ただし、これは欧米での調査であるため、文化や家族観などの違いもあり日本で同様のデータが得られるとは限りません。

 

しかし、セックスは夫婦関係を維持していくうえで重要なコミュニケーション、スキンシップのひとつであることは間違いないでしょう。

 

セックスレスでも円満な関係を維持できる夫婦はいますが、それが多数派とは限りません。

 

そのため、セックスレスの夫婦とそうでない夫婦を比較した場合、前者のほうが離婚のリスクは高まるというのは自然な見方ともいえるでしょう。

 

▶︎夫婦関係は修復できる?よくある破綻のきっかけや修復方法を紹介

 

セックスレスで離婚率が上がってしまう原因

 

セックスは円満な夫婦関係を維持していくうえで重要であり、だからこそセックスレスに陥ると離婚率が上がってしまうというのは納得できます。

 

では、なぜセックスレスによって夫婦関係が壊れ、離婚につながってしまうのでしょうか。その理由についてもう少し詳しく考えてみましょう。

 

浮気のリスクが高まる

夫または妻がセックスを求めているのに対し、相手が拒否してしまうと不満が溜まってしまいます。

 

また、「自分は愛されていない」と感じ、ほかの人からの愛情を求めてしまうこともあるでしょう。

 

さらに、何らかの不満が溜まり浮気に走り、結果として夫婦間でのセックスレスに至るケースも少なくありません。

 

相手のプライドを傷つける

自分からパートナーに対してセックスを求めているのに、相手から拒否されてしまうと、「男性(または女性)としての魅力がなくなったのではないか」と感じ、プライドが傷つくことがあります。

 

男性または女性としての自信がなくなり、セックスそのものに恐怖心を抱いてしまうこともあるでしょう。

 

同時に、愛情をもって接していたパートナーに対し、プライドを傷つけられたことが憎しみの感情に変わっていく可能性も考えられます。

 

相手に対する不信感が募る

セックスを拒否する理由はさまざまで、なかには「仕事や家事、育児で疲れているから」、「加齢に伴い性欲そのものが減退したから」という人も少なくありません。

 

しかし、そのような理由を説明しないまま一方的にセックスを拒否してしまうと、パートナーは「浮気しているのではないか」と疑いの目を向け、不信感を募らせるケースもあります。

 

また、疑われた側からしてみても、「自分は家族のために頑張っているのに…」と不満を抱くこともあるでしょう。

 

その結果、夫婦間に修復しきれないほどの亀裂が生じてしまい、最悪の場合離婚に至る可能性も出てきます。

 

▶︎セックスレスの原因とは?|なりやすい夫婦の特徴や解消法を解説

 

セックスレスかもしれない夫婦の特徴や兆候

 

セックスの頻度は個人や夫婦間によっても異なるため、セックスレスと感じる基準はあいまいです。

 

では、セックスレスに至る夫婦やカップルにはどのような特徴や兆候が見られるのでしょうか。代表的なパターンをいくつか紹介します。

 

夫婦間のスキンシップやコミュニケーションが減っている

長年にわたって一緒に暮らしていると、その暮らしが当たり前となってしまい、夫婦関係がマンネリ化することがあります。

 

結婚前や新婚当初はさまざまな話をしたり、スキンシップを積極的にとっていたにもかかわらず、それが減ってしまうと愛情を感じられなくなり、やがてはセックスレスに陥る可能性もあるでしょう。

 

セックスそのものが淡白

セックスに対する価値観は男女または個人によっても異なります。

 

ありがちなのは、パートナーに快感を与えるという心配りがなく、自分が快感を得られればそれで良いというケースです。

 

セックスそのものが淡白に終わってしまい、愛情表現やスキンシップが成立せずに自然とセックスから遠ざかってしまうこともあります。

 

仕事や家事が忙しく夫婦の時間をとれない

疲労やストレスが蓄積すると、セックスを楽しむ余裕がなくなってしまいがちです。

 

特に仕事や家事が忙しいと、パートナーとのライフサイクルがずれてしまい、夫婦で過ごす時間そのものが確保できなくなることもあるでしょう。

 

▶︎究極の快楽を感じたいあなたへ:タントラ式セックスのやり方

 

セックスレスにならないための方法や対策

 

セックスレスに至らないようにするためには、どのような方法や対策を心がけるべきなのでしょうか。

 

スキンシップやコミュニケーションを増やす

意識的にスキンシップやコミュニケーションを増やすことを心がけましょう。

 

お互いの目を見て会話をしたり、パートナーの良い部分をさり気なく褒める、感謝の気持ちを伝えたりすることで円満な夫婦関係につながり、自然とセックスレスが解消される可能性があります。

 

夫婦間で話し合う

肉体的な衰えやセックスに対するモチベーションの低下など、セックスレスに至る原因は夫婦によってもさまざまです。

 

セックスレスに陥りそうなとき、自分自身の状況をパートナーに打ち明けられないことも多いですが、ありのままを相談し話し合うことによって理解してもらえる可能性があります。

 

また、パートナーからそのような相談を受けたときには、相手を尊重し無理を強いない気遣いも大切です。

 

カウンセリングを受ける

セックスレスに関する漠然とした不安がある方や、夫婦間でセックスに関する悩みを抱えており解決方法が分からない場合には、カウンセリングを受けてみるのもひとつの方法です。

 

夫婦間の問題解決をサポートする専門のカウンセラーや医師も存在し、問題の根本原因を探りながら認知行動療法などによって解決に導きます。

 

▶︎セックスセラピーとは|カウンセリングの内容や受けられる場所は?

 

まとめ

日本では3組中1組の割合の夫婦が離婚に至っており、その原因はさまざまです。

 

今回紹介したセックスレスのように、他人に相談しづらいデリケートな問題もあるでしょう。

 

しかし、だからといって一人で悩む必要はなく、まずはパートナーに対してありのままを相談し、夫婦で乗り越えようとすることが大切です。

 

どうしても解決が難しい場合には、専門のカウンセラーや医師に相談するなどの方法もあります。

 

セックスセラピーとは|カウンセリングの内容や受けられる場所は?

 

夫婦間やパートナー同士の愛情表現やコミュニケーションを図る方法として、セックスは重要な手段のひとつです。

 

しかし、身体的・精神的な問題や悩みが原因となって、セックスがうまくできず困っている人も少なくありません。

 

そのような方におすすめしたいのが、セックスセラピストによるセックスセラピーとよばれる治療法です。

 

セックスセラピーとは何なのか、セックスセラピストにはどういった相談・治療が可能なのか、セックスセラピーを受けられる場所などもあわせて解説します。

 

▶究極の快楽を感じたいあなたへ:タントラ式セックスのやり方

 

セックスセラピーとは

 

セックスセラピーとは、セックスに関するさまざまな悩みや障害をカウンセリングし、改善に向けた治療を行う行為です。

 

性行為をしようとしても身体的な問題や精神的な問題によって性行為ができず悩んでいる方も少なくありません。

 

セラピーと聞くと悩みや不安を聞いて精神面からサポートすることをイメージする方も多いですが、セックスセラピーはメンタル面だけでなく、フィジカル面での物理的な治療も担うことが大きな特徴です。

 

▶セックスレスの原因とは?|なりやすい夫婦の特徴や解消法を解説

 

海外でセックスセラピーが注目されている理由

日本ではあまり馴染みのないセックスセラピーですが、海外では徐々に広まっており、セックスセラピーを受けている著名人も少なくありません。

 

では、なぜ海外でセックスセラピーが注目されているのでしょうか。

性医学の発達

これまで医療の世界では、セックスそのものを対象とした研究はほとんど行われてきませんでした。

 

しかし、近年では性科学の研究が行われるようになり、医学教育のカリキュラムとしてセックスに関する科目が含まれるようになりました。

セックスの悩みを相談できる人がいない

病気や怪我、精神的な悩みなどは人に話を聞いてもらうこともできますが、セックスに関する話題は非常にデリケートであり、不安や悩みがあったとしても相談しにくいものです。

 

これは信頼できる友人や夫婦間であっても同様であり、悩みを一人で抱え込んでしまうことも少なくありません。

 

セックスに関する悩みを解消することは、心身ともに健康的でQOLの高い生活を送るうえでも重要なことです。

 

他人に相談できないデリケートな悩みを解消するためにも、セックスセラピーは注目されています。

 

▶40代の女性は性欲が強い?なくなる?その違いや性欲の対処法について

▶50代女性の性欲事情|閉経後や更年期との関連性についても

 

セックスセラピーの相談内容

 

セックスセラピーでは具体的にどのような相談に乗ることができるのでしょうか。

 

性行為にあたってよくある悩みや代表的な相談内容を紹介しましょう。

身体的な悩み

男性の場合は勃起不全(ED)が代表的な悩みとして挙げられるほか、女性の場合も挿入時に痛みを感じたり、うまく挿入できなかったりという身体的な悩みを抱えている場合があります。

セックスレスの状態が長く続いている

特定のパートナーはいるものの、たとえば結婚をしてからわずか数年でセックスレスになったり、相手からセックスを拒否されたりすることもあります。

 

セックスレスの原因は何なのか、セックスセラピーを通して相談し解決につなげることもできます。

セックスの経験がなく不安

これまでの人生においてセックスの経験がない場合、交際相手ができたり結婚を意識する相手ができた場合、うまくセックスができるか、相手を満足させられるかといった不安が付きまといます。

 

セックスセラピーでは、相手にとっても自分にとっても満足のいくセックスをするために、正しい知識を身につけることができます。

セックスそのものに恐怖を感じる

身体的な悩みや不安はもちろんですが、過去にあった辛い経験が原因となり、セックスそのものに恐怖を感じることがあります。

 

セックスセラピーでは専門家のカウンセリングにより、セックスに対する恐怖心を払拭していきます。

 

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セックスセラピーはどのような治療をするのか

 

セックスに関する悩みや不安を払拭するために、セックスセラピーではどのような治療を行うのか疑問に感じる方も多いでしょう。

 

まず、前提として覚えておきたいのは、セックスセラピーの場では衣服を脱いで性行為またはそれに近い行為は行いません。

 

あくまでも専門家が相談に乗り、セックスに関する正しい知識やアドバイスを提供する場と認識しておく必要があります。

性機能不全の治療

身体的な治療としてもっとも多いのは、性機能不全の治療です。

 

男性の場合は勃起不全(ED)や早漏、女性の場合は膣狭窄や膣の乾燥などが挙げられます。

 

性機能不全の原因はさまざまで、加齢にともなうホルモン分泌量の低下や、心理的な要因が関係していることもあります。

 

カウンセリングによって性機能不全の原因を突き止め、必要に応じて行動療法や薬の処方、心理療法などを行います。

心理療法

性機能不全を広い意味で捉えると、セックスに対する嫌悪感や性欲の喪失、過剰性欲なども含まれます。

 

これらは身体的な原因が背景にあることもありますが、精神的な問題が隠れていることも少なくありません。そのような場合、専門家のカウンセリングによって心理療法も行われます。

 

特に、過去に経験した辛い出来事が原因となっている場合、安心して話せる場を設けて話を聞き、徐々に改善していきます。

 

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セックスセラピーはどんな人におすすめ?

日本でも少しずつ浸透しつつあるセックスセラピーは、一言でいえばセックスに関して何らかの悩みを抱えている人におすすめです。

 

上記でも紹介した通り、男性の場合は勃起不全や早漏、女性の場合は膣狭窄や膣の乾燥といった身体的な悩みを抱えている人が代表的でしょう。

 

また、心理的な要因によってセックスレスに陥っている人や、セックスそのものに拒絶反応を示す人、性欲の喪失または過剰性欲に悩んでいる人にもおすすめです。

 

セックスセラピーは、人に言えないデリケートな悩みや不安を安心して相談できるメリットがあり、当然のことながら相談者のプライバシーは厳重に守られます。

 

▶究極の快楽を感じたいあなたへ:タントラ式セックスのやり方

 

セックスセラピーはどこで受けられるの?

日本におけるセックスセラピーは海外に比べて一般的ではなく、受診できる病院やクリニックも限られています。

 

セックスセラピーに対応できる病院を調べるときには、セックスカウンセラーやセックスセラピストが日本性科学会(JSSS)のWebサイトで公開されているので、「セックスカウンセラー・セラピスト一覧」を参考にしてみるのがおすすめです。

 

2023年6月時点では、セックスカウンセラーは全国に13名セックスセラピストは32名が在籍しています。

 

セックスセラピーが受けられるクリニックは産婦人科や泌尿器科、精神科などがメインであり、身体的な悩みであれば産婦人科および泌尿器科、心理的な悩みであれば精神科に相談してみるのが良いでしょう。

 

まとめ

欧米では徐々に注目されているセックスセラピーですが、日本ではまだまだ知名度が低く、受診できる場所も限られています。

 

セックスに関する悩みや不安は人に相談しにくいこともあり、一人で抱え込んでいるケースも少なくありません。

 

しかし、間違った知識や治療法で悪化させないためにも、まずは専門家に相談し適切な治療法を選択することが大切です。

 

50代女性の性欲事情|閉経後や更年期との関連性についても

 

50代にさしかかると、女性は更年期や閉経を迎えます。

 

なかには、この年齢を境にセックスレスに陥り、夫婦間の関係やコミュニケーションに悩む女性も少なくありません。

 

50代になると、性欲が低下する女性が多いのはなぜなのかを解説するとともに、性欲が高まる人との違いや、更年期や閉経後も人生を楽しむ方法なども紹介します。

 

▶40代の女性は性欲が強い?なくなる?その違いや性欲の対処法について

 

50代女性の性欲事情で多い悩み

ジェックス株式会社が2020年に調査した「Japan Sex Survey」によると、セックスをする目的として男性は半数以上が「性的な快楽のため」と回答しているのに対し、女性は半数以下に留まっていることが分かっています。

 

なかでも女性の場合は50代が20.8%60代になると16.4%と極めて低く、年齢を重ねると性欲が大幅に低下していく傾向が見られます。

 

では、なぜこのような傾向が見られるのでしょうか。

 

閉経にともなう性交痛

大きな要因のひとつとして、閉経が考えられます。

 

女性の場合、40代後半から50代に入ると卵巣の機能が消失し月経が停止します。

 

これを閉経とよび、女性ホルモンの分泌量が著しく減少するのです。

 

その結果、腟内で分泌される体液の量が減り、潤滑性がなくなることで性交痛を伴うことがあります。

 

快楽を得られにくくなり、セックスそのものが苦痛に感じ性欲が低下していきます。

 

介護による時間の制約や疲労

50代になると子育てからは解放されますが、その代わりに親の介護という問題も出てきます。

 

自分や夫婦の時間を確保したくても、介護疲れによってセックスどころではなくなり、パートナーから求められても面倒に感じることも多いようです。

 

体力の低下

さらに、30代や40代と比べると加齢にともない体力も低下していき、セックスそのものが疲れると感じることもあるようです。

 

このように、閉経といった身体のメカニズムが影響していることもあれば、時間的な制約や体力的な問題など、さまざまな要因が複合的に絡み合い性欲の低下を引き起こしている可能性が考えられるのです。

 

▶セックスセラピーとは|カウンセリングの内容や受けられる場所は?

 

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50代女性のセックス頻度

性欲が低下したり、セックスそのものが面倒に感じたりするのは自分だけなのだろうかと、悩みや不安を感じる方も少なくありません。

 

実際に50代女性はどの程度の頻度でセックスをしているのでしょうか。

 

Japan Sex Survey」によると、50代女性の1年間のセックス回数は「1年以上なし」と回答した割合がもっとも多く65.8%、次いで「年数回」が13.7%「月2〜3回」が8.2%「月1回」が8.1%と続いています。

 

このデータからも分かる通り、実に9割以上の女性は月に多くても数回という頻度であり、週1回以上の頻度でセックスをしているのは全体の1割にも満たないことが分かります。

 

▶︎40代の女性は性欲が強い?なくなる?その違いや性欲の対処法について

 

閉経後や更年期で性欲が強くなる人と弱くなる人の原因

 

日本人女性の平均的な閉経年齢は51歳といわれており、この前後5歳、すなわち40代半ばから50代半ばを更年期とよびます。

 

女性の身体的なメカニズムに着目したとき、性欲の低下は閉経と関連性が高い可能性があることが分かりますが、一方で閉経や更年期を経て性欲が徐々に高まっていく女性も存在します。

 

その違いは何なのか、考えられるポイントを詳しく解説しましょう。

 

性欲が強くなる原因

性欲が強くなる女性は、以下のような原因が考えられます。

 

男性ホルモンの相対的な増加

性欲が高まるメカニズムは、男性ホルモンが影響しているといわれています。

 

実は男性ホルモンは男性の体内にのみ存在するものではなく、女性にもわずかに存在しています。

 

しかし、女性の場合は女性ホルモンの分泌量が圧倒的に多いことから、男性ほど性欲が強くないといわれています。

 

しかし、更年期に差し掛かり、閉経が近づくと徐々に卵巣機能が低下し、女性ホルモンの分泌量も減っていきます。

 

このとき男性ホルモンの分泌量は変化しないため、相対的に女性ホルモンと男性ホルモンの比率が変化し、性欲が強くなるといわれているのです。

 

妊娠する不安の低下・消失

女性がセックスに対して不安を抱く理由のひとつに、妊娠のリスクが挙げられます。

 

子どもが欲しいといった理由があれば別ですが、そのような希望がない場合、セックスによって妊娠するのではないかといった恐怖があり、セックスから遠のいてしまいます。

 

しかし、更年期や閉経によって卵巣機能が低下すると、妊娠に対する不安が低下していき、快楽を楽しめるようになります。

 

性欲が弱くなる原因

上記とは反対に性欲が弱くなる人は、これまでも紹介してきたように、女性ホルモンの減少によって腟内に潤いがなくなり性交痛を伴うケースが考えられます。

 

また、卵巣機能の低下により、「子どもを産める身体ではなくなった」と感じ、セックスそのものに価値を見いだせなくなる女性もいます。

 

このように、女性ホルモンの減少という直接的な原因は同じであるものの、その人のセックスに対する考え方や価値観、体質などが性欲やセックスに対するモチベーションを左右しているといっても過言ではないのです。

 

▶︎セックスレスの原因とは?|なりやすい夫婦の特徴や解消法を解説

 

閉経・更年期後でも人生を楽しく送る方法

 

女性ホルモンの減少と聞くと、閉経や更年期によって女性としての魅力が失われたと感じ、ネガティブな気持ちになる人もいるかもしれません。

 

また、それが原因でセックスから自然と遠ざかってしまう方もいるでしょう

 

このような後ろ向きな気持ちでは人生を楽しむことが難しく、さらに魅力が低下していくことも考えられます。

 

では、閉経や更年期後も人生を楽しむために、どういった方法があるのでしょうか。

 

▶セックスセラピーとは|カウンセリングの内容や受けられる場所は?

 

おしゃれを楽しむ

閉経によって月経が停止するということは、ポジティブにとらえることもできます。

 

たとえば、生理痛やナプキンの処理が不要になることはもちろんですが、月経のときには汚れを付けないように避けていた白い服やスカートなども、閉経後は気兼ねなく楽しめるようになります。

 

アクティブに活動してみる

月経中はプールや温泉などを楽しめないといった女性ならではの悩みもあります。

 

また、激しい運動も避ける必要があるでしょう。

 

しかし、月経が終われば、スケジュールを気にすることなくプールや温泉、スポーツを存分に楽しむことができ、アクティブで前向きな気持ちを維持できるでしょう。

 

セックスの工夫

閉経や更年期を経てセックスがなくなってしまうと、夫婦間の関係やコミュニケーションがうまくいかないこともあります。

 

まずはパートナーに対して自分の状況を伝えて理解してもらい、無理をしないことが重要です。

 

そのうえで、新たなセックスのかたちに挑戦してみるのもおすすめです。

 

たとえば、挿入する行為だけがセックスではなく、撫でたり触れたりするだけでも性的欲求を満たせることがあります。

 

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▶︎人生を変える最高の『セルフプレジャー』を見つける9つのステップ

 

まとめ

今回紹介してきたように、一般的に女性は50代になると性欲が低下していき、セックスそのものが面倒に感じることも少なくありません。

 

これは更年期や閉経にともなう女性ホルモンの分泌量低下が影響していると考えられますが、一方で性欲が増す女性も存在します。

 

あくまでも個人差があり、性欲が弱い・強いからといって極端に悩む必要はありません。

 

更年期や閉経後も人生を楽しむ気持ちが何よりも重要であり、そのためにも今回紹介した方法を試してみてください。

 

40代の女性は性欲が強い?なくなる?その違いや性欲の対処法について

 

人の三大欲求のひとつである性欲

 

性欲の強さには個人差があり、またデリケートな問題でもあるため、悩みを抱えていたとしても相談しづらいものです。

 

一般的に、女性の場合は40代に性欲が強まるといわれることも多いですが、はたして本当なのでしょうか。

 

また、男性と比較した場合、性欲の強さや傾向にはどのような違いが見られるのでしょうか。

 

本記事では、女性の性欲が高まる年代や対処法について詳しく解説します。

 

女性の性欲のピークはいつ?

 

あくまで個人差はあるものの、男性と女性を比較した場合、性欲がピークに達する年齢には差があるとされています。

 

男性の場合は10代から20代にかけて性欲がピークに達するのに対し、女性の性欲は40代にピークを迎えるといわれています。

 

ジェックス株式会社の調査「Jex Sex Survey」によると、セックスをする目的として「性的な快楽のため」と回答した女性は40代が突出して高く、32.3%に達しています。

 

なぜ男女で性欲がピークに達する年齢が異なるのでしょうか。

 

その背景には、たとえば夫婦間でのセックスレスが続き我慢できなくなる、人生経験を積んだことにより男性を口説くのに心理的抵抗がなくなったなど、さまざまな理由があるでしょう。

 

しかし、科学的な観点から見てみると、性欲の増加には男性ホルモンが大きく影響していると考えられます。

 

そもそも男性ホルモンは女性にも存在しており、若いうちは女性ホルモンが優位ですが、卵巣機能の衰えとともに女性ホルモンは減少し、男性ホルモンが優位になります。

 

これによって、性欲のピークを迎える時期は男性と女性でズレが生じると考えられているのです。

 

▶セックスセラピーとは|カウンセリングの内容や受けられる場所は?

 

40代女性の年間の平均セックス回数

では、40代女性は1年間でどの程度セックスを行っているのでしょうか。

 

Jex Sex Survey」によると、もっとも割合が高かったのは「1年以上なし」が46.8%、次いで「年に数回」が17.6%「週1回」が14.9%という回答でした。

 

このデータではセックスそのものの頻度は20代、30代に比べて低い傾向が読み取れますが、夫婦間でのセックスレスが続いていたり、特定の相手がいなかったりと、さまざまな要因が考えられます。

 

▶︎夫婦関係は修復できる?よくある破綻のきっかけや修復方法を紹介

 

40代女性は性欲が強いといわれる理由

 

40代女性が性欲が強いとされているのは、冒頭で紹介した男性ホルモンの影響が大きいといえるでしょう。

 

しかし、それ以外にも生活環境や価値観の変化なども挙げられます。

 

20代、30代とは異なり、一般的に40代になると子育てのもっとも大変な時期が終わり、子どももある程度大きくなって生活環境が落ち着く時期でもあります。

 

これまでの生活をあらためて振り返ったタイミングで、女性としての自己認識や自己肯定感が高まり、性的な欲求や好奇心が高まると考えられているのです。

 

また、それだけでなく、これまでの人生のなかで性交渉を繰り返してきた結果、自分自身の性的嗜好や相手のニーズがわかるようになり、より満足度の高いセックスを求めるようになることも大きな要因として考えられるでしょう。

 

▶50代女性の性欲事情|閉経後や更年期との関連性についても

 

40代女性で性欲がなくなる人の原因

上記とは対照的に、40代女性のなかには以前と比べて性欲が低下してきた、またはなくなったと感じる人も少なくありません。

 

その背景にはどういった理由が考えられるのでしょうか。

 

ストレス・疲労

結婚や出産をしたタイミングによっては、40代といえども子育てのピークで日々の生活を送るだけで手一杯というケースも少なくありません。

 

特に晩婚化が進んでいる現在では、30代半ばや後半で結婚するケースも珍しくなく、その場合40代前半でも子どもが幼稚園や保育園に通っている場合もあるでしょう。

 

忙しい生活や仕事、家庭の責任などが原因でストレス・疲労が溜まり、性欲を減退させることがあります。

 

パートナーとの関係

結婚相手やパートナーが自分よりも年上である場合や、結婚生活があまりにも長いと、パートナーの性欲が減退していったり、自然とセックスと遠ざかったりすることもあります。

 

人によっては、それがきっかけとなり性欲が抑えきれなくなることもありますが、一方で自分自身までも性欲が低下することがあります。

 

それだけでなく、夫婦間におけるコミュニケーションの欠如や関心の不一致など、心理的な面も性欲の減退につながることがあるようです。

 

身体的な変化に対する不安

年齢を重ねていくと、多くの人は身体的にさまざまな変化が見られるようになります。

 

たとえば、美しいプロポーションを維持していたものの、結婚や出産を経て体型が崩れてきた場合、自信がなくなり相手からの目を気にするようになります。

 

そのような不安が、性欲の低下につながることがあります。

 

▶︎セックスレスの原因とは?|なりやすい夫婦の特徴や解消法を解説

 

40代女性で性欲が強い人となくなった人との違い

 

上記を踏まえて、40代女性で性欲が強い人と性欲が減退する人にはどういった違いが見られるのでしょうか。

 

自己肯定感の強さ

自己肯定感が低い人ほど、身体的な変化に対して自信をなくしがちです。

 

若い頃の自分と比較してしまい、性に対しても消去的になってしまいます。

 

一方、自己肯定感の強い人は、加齢にともなう身体的な変化も受け入れ、前向きに考えられるようになります。

 

その結果、セックスに対しても前向きかつ積極的に受け入れようとし、性欲も高まっていく傾向が見られます。

 

心身の状態

性欲の強い人の多くは、心身ともに健康な状態にあり、ストレスや疲労も少ない傾向が見られます。

 

悩みがない、またはストレスとうまく付き合っている分、セックスを受け入れる余裕があり、強い快感を求めようとします。

 

一方で、性欲が低下した人は、ストレスや疲労が原因で心身のバランスが崩れている場合が少なくありません。

 

▶︎自己肯定感を高めるに効果的な8つの習慣や方法を紹介

 

性欲が抑えられないときの対処法

40代女性のなかには、年齢を重ねるとともに性欲が増していき、ときには抑えられなくなることもあるでしょう。

 

しかし、トラブルや病気のリスクを考えると不特定多数とのセックスは避けるべきであるのは当然のことです。

 

では、具体的にどのような対処法が考えられるのでしょうか。

 

パートナーとのセックス

まずは結婚している方の場合であれば、パートナーに正直に打ち明けたうえで、パートナーとのセックスで性欲を解消するのがベストです。

 

年齢を重ねるたびに性欲が高まっていることや、抑えられない感覚についてオープンに打ち明けコミュニケーションをとりましょう。

 

ただし、パートナーに対して無理強いをするのではなく、お互いが思いやりをもってバランスを取ることが大切です。

 

▶究極の快楽を感じたいあなたへ:タントラ式セックスのやり方

 

セルフプレジャー

パートナーによっては身体的・体力的な問題でセックスをすることが難しい場合もあります。

 

そのようなときにはセルフプレジャーによって性的欲求を満たすことも有効です。

 

セルフプレジャーとは、いわゆる自慰行為やマスターベーションのことを指します。

 

セルフプレジャーを経験している女性は意外にも多く、その方法も指を使ったり専用のグッズを使ったりと多種多様です。

 

▶︎人生を変える最高の『セルフプレジャー』を見つける9つのステップ

 

まとめ

女性は40代になると卵巣機能の低下によって男性ホルモンが増え、それによって性欲が高まるといわれています。

 

また、子育てが一段落したタイミングで生活に余裕ができたり、自己肯定感が高まったりすることも性欲が高まる一因と考えられます。

 

もし、性欲が抑えきれず困っているという場合には、パートナーとコミュニケーションをとったり、セルフプレジャーで処理する方法も考えてみましょう。

 

究極の快楽を感じたいあなたへ:タントラ式セックスのやり方

 

映画でよく見るセックスのシーンを思い出してみてください。

 

素早く簡単に行われてオーガズムを感じることが究極の目的のように描写されていることが多いでしょう。

 

しかし、このセックスによって2人の親密度も増したと思いますか?

 

インドで生まれた思想「タントラ」の考えをベースにしたタントラ式セックスは、こういった従来のセックスとは異なるものです。

 

つまり、心のつながりを重視した居心地のよいセックスで深い結びつきを唯一の目的としたものなのです。

 

タントラ式セックスは、性行為を単に身体的な体験として捉えるのではなく、感情的で精神的なものと位置づけています。

 

タントラ式セックスの心(The Heart of Tantric Sex)」の著者ダイアナ・リチャードソンはこう説明しています。

 

私たちは絶頂に達することがセックスをする理由だと考えています

 

その結果、私たちは絶頂を期待して目的志向的になり、私たち自身やパートナーがそれに到達しなかった場合にがっかりします。

 

タントラ的セックスはこの絶頂を目的としたものでなく、パートナーと「いまに集中すること」を目的としています。

 

「タントラ式セックスは、超越的で感情的で、さらには精神的な親密さを生み出します」とセックス・セラピストのモリ―・ペップ氏。

 

実は、あなたはすでにタントラ式セックスの一部を経験したことがあるかもしれません。

 

例えば、性交中のアイコンタクトや親密なマッサージなどが、タントラ式セックスの一部なのです。

 

それでは、自宅でタントラ式セックスを行う方法について詳しく学んでいきましょう。

 

タントラ式セックスとは?

Photo by We-Vibe Toys on Unsplash

 

タントラとは、サンスクリット語で「織り合わせる」という意味。

 

単体で使われる場合、ヒンドゥー教や仏教の伝統を指し、宇宙との一体感を得たり、すべてのものに神の存在を見出すことを重視しています。

 

タントラには、ヨガ、祈り、マントラ、タントラ経典の研究など、性的ではない実践も多く含まれます。

 

呼吸法、ゆっくりとしたタッチ、オーガズムを感じるタイミングを遅らせるなどのテクニックを用いたタントラ式セックスは、パートナーのエネルギー的なつながりを強化し、より深い存在感と至福感をもたらすことを目指すものです。

 

「タントラ式セックスのゴールは、マインドフルなセックスを通じて、より高い意識の状態になることです」とペップ氏は説明しています。

 

タントラ式セックスはパートナーともできますし、一人でもできます。

 

大切なことは、性行為を行っている時のマインドセットです。

 

儀式化されたアプローチを取ることで、セックスは単なる肉体的な行為以上のものになります。

 

パートナー、自分自身、そして宇宙とのつながりを深め、癒され、リラックスすることができます。

 

▶セックスレスになりやすい夫婦の特徴とは|原因や解消法を解説

 

タントラ式セックスのメリットは?

タントラ式セックスはカップルの性的な問題を解消するのに役立ちます。

 

心理学の雑誌『Psychology Today』によると、セックス中にオーガズムを感じる女性は約50%~70%。

 

一方で男性の約96%がオーガズムを感じています。

 

タントラ式セックスは、ゆっくりとしたペースで進めながらプレッシャーを取り除くことが目的で、男性の勃起時間を延長するのにも役立ちます。

 

また、リラックス感も増すため女性もオーガズムを感じやすくなります。

 

そして、性器だけに特化しないので予想以上の至福を経験することができます。

 

つまり、タントラ式セックスは全身へのアプローチのため、オーガズムも全身で感じられることがあるのです。

 

セックス・セラピストのジャネット・ブリト博士は、タントラ式セックスについて、カップルのつながりを深める以上のメリットがあると指摘します。

 

ゆっくりとしたペースで呼吸と優しいタッチに焦点を当てるため、セックスがうまくできたかという不安を軽減するのにも役立つと話しています。

 

いまここにいると意識することが重要で、うまくできたかどうかはそこまで問題ではないのです

 

リチャードソン氏は、マインドフルなセックスのために2~3時間を割くことをお勧めしています。

 

これにより、セックス中に瞑想状態にゆっくりと入り、タントラ式セックスのメリットの1つである「長時間の愛撫」を楽しむことができます。

 

セックスライフに満足しているカップルでも、タントラ式セックスの原則を試してみることでメリットがあるかもしれません。

 

セックスに十分な時間を割き、期待感を高め、いまに集中し、ペースを落とし、新しい体位を試してみましょう。

 

そうすることで、長年よりそってきたパートナーとさらに親密になるような、ドキドキする全く新しいセックスを体験することができます。

 

▶40代の女性は性欲が強い?なくなる?その違いや性欲の対処法について

 

▶50代女性の性欲事情|閉経後や更年期との関連性についても

 

タントラ式セックスの練習を始める方法

 

こんなセックスにトライしてみる方法を順番に見ていきましょう。

 

雰囲気を作る

パートナーとタントラ式セックスについて話してから、実際にやってみる時間をつくりましょう。

 

ここでは、準備すること自体が興奮を高めます。

 

儀式のように静粛にシャワーを浴び、居心地の良いまたはセクシーなものを着用しましょう。

 

そしてスマートフォンの音をミュートにし、キャンドルや芳香剤、柔らかい枕や毛布、音楽、またはチョコレートのような誘惑をそそるおやつを用意してください。

 

雰囲気を作るために役立つものを準備してのぞみましょう。

 

アイコンタクトを保つ

長時間のアイコンタクトは、2人をおどろくほど親密な仲にさせてくれる効果があります。

 

「アイコンタクトをして、いまここに集中してください」とペップ氏もアドバイスしています。

 

まずはアイコンタクトを続けてみることから始めましょう。

 

5分のタイマーをセットし、お互いに向かい合って座るか抱きしめるかして、タイマーが終了するまでお互いの目を見つめます。

 

衣服を着ていても裸でも構いません 。

 

大切なのは、お互いの存在を認識しそこで生まれる感情を認めることです。

 

呼吸と身体をリラックスさせる

パートナーと一緒に座っている時に、深呼吸をして緊張を解放してください。

 

神経系を落ち着かせ、通常のセックス中にはあまりできない方法で相手とつながることがゴールです。

 

座った体位を試す

座位とも呼ばれる座った体位は、お互いを抱きしめるか性器を刺激するかに関係なく、最初に試すのに最適な体位です。

 

この伝統的なタントラの体位は、私たちの内側にある神聖な男性性と女性性を象徴する、シヴァとシャクティの結合を表します。

 

ただし、この座った体位では、パートナーの性別は関係ありません。

 

一方が足を組んで座り、もう一方は、相手の膝の上に座ってから腰に抱きついて向かい合います。

 

この体位では、呼吸をしたり、見つめたり、挿入したりと何でも行うことができます。

 

重要なのは、自分を解放して気持ちが良いと感じることです。

 

陰部の感触に注目するのではなく、ゆっくり動いてお互いの身体を感じることで、どんな体位でもタントラ式セックスとなります。

 

陰部の刺激を遅くすると、どのような感情が開放されるか試してみましょう。

 

それは、おいしい食事を味わうのと同じです。ぜひ、すべての感覚を楽しみましょう。

 

アイコンタクトは重要ですが、自分の身体の感触をより感じるために、目を閉じても良いでしょう。

 

相手に自分がどう感じているか言葉で伝えることは、タントラ式セックスでも効果があります。

 

自分が感じていることをパートナーに伝えることで、お互いがいまこの時を感じることができます。

 

▶セックスセラピーとは|カウンセリングの内容や受けられる場所は?

 

ひとりでも試せるタントラ

一人でも、タントラ式セックスを試す方法はたくさんあります。

 

そして最終的なゴールはオーガズムを感じることではありません。

 

1人でやってみてもいいですし、一部だけ試してみるでもいいのです。

瞑想

瞑想は自分を後ろ向きにしているものから解放される素晴らしい方法です。

 

ただし、あなたのエネルギーが出ていくのを放っておくのではなく、地に足をつけることを意識しましょう。

 

自分のエネルギーを地球に向けて流すイメージで瞑想をしてみましょう。

 

そして、そのエネルギーを身体中に広げて、自分自身に力を与えてください。

 

▶【簡単】メディテーション(瞑想)のやり方・意味|マインドフルネスとの違いは?

 

セルフマッサージ

セルフマッサージを全身に行うことで、より豊かな経験を得ることができます。

 

好きなオイルやローションを全身に塗りましょう

 

オイルやローションを塗りながら腹部、股間、内もも、腕、首、胸をマッサージしてみましょう。

セルフプレジャー

1人でタントラを試すことは、必ずしもオーガズムを感じるということではありません。

 

そうではなく、自分の身体を探索し、自分にとって何が快感なのか理解する時間にしてください。

 

新しい方法で自分を触ってみたり、ゆっくりとなでてみたり、自分で遊ぶ方法を見つけてみましょう。

 

▶セルフプレジャーとは?美容効果を紹介!どんな人におすすめ?

 

■What Is Tantric Sex? – The Good Trade

■Tantric Sex: 26 Tips on How to Practice, Positions to Try, and Mo

夫婦関係は修復できる?よくある破綻のきっかけや修復方法を紹介

 

最近、夫婦の会話が少なく関係が冷え切っている」、「相手に対して強い嫌悪感や不満を抱くようになった」など、夫婦関係に悩んでいる方も少なくありません。

 

このような状況の時、関係の修復は難しいのではないかと感じてしまうかもしれません。

 

一方で、夫婦関係の修復に成功し良好な関係に戻すことができたという夫婦もいらっしゃいます。

 

本記事では、夫婦関係に疲れ破綻してしまう理由やきっかけ、関係が壊れやすい夫婦の特徴を紹介するとともに、すぐに実践できる関係修復の方法についても解説します。

 

夫婦関係に疲れてしまう理由

 

結婚生活を送るなかで、夫婦関係に疲れてしまうのはどういった理由があるのでしょうか。

 

人によっても原因はさまざまですが、特に多く見られる3つの原因を紹介します。

 

家事や育児に協力的ではない

共働き世帯が増えているなかで、夫婦で家事や育児を分担することは一般的になりつつあります。

 

かつてのように夫は働きに出て、妻は専業主婦という世帯はごく一部となっているなかで、「家事や育児は妻の仕事」という固定観念を夫がもっていると、家事育児の負担が妻にばかり集中してしまい、不満が溜まっていきます。

 

感謝の気持ちを表さない

夫婦でなくとも対人関係において感謝の気持ちを持ち、それを表現するのは大切なことですが、身近な家族やパートナーが相手となるとつい、おろそかになりがちです。

 

言わなくてもわかってくれるだろう」という甘えやいつもそばにいて慣れてしまっていることから、感謝の気持ちを表さなくなっているカップルもいるかもしれません。
 

日々の生活に刺激がない

付き合い始めの頃は一緒にいる時間が刺激的でワクワクした間柄でも、数年、数十年と時間が経つにつれて、そばにいるのが当たり前となり、空気のような存在になることも。

 

また、日々の仕事や家事、育児に時間が取られすぎてしまうと、次第に夫婦の時間を持つ機会が減り、刺激を感じられなくなることも少なくありません。

 

>>セックスレスになりやすい夫婦の特徴とは|原因や解消法を解説

 

夫婦関係が破綻してしまうきっかけとは

夫婦関係が破綻してしまうきっかけはさまざまで、ケースによると言わざるを得ないでしょう。

 

たとえば、どちらか(もしくは両方)の不貞行為DVなど、深刻な問題によって破綻する場合もあれば、第三者には些細なこと、と思われがちなものでも、当事者にとって大きな意味を持ち、それが破綻のきっかけになることがあります。

 

特に後者の場合、まわりは「そんなことで別れる必要はないのではないか」というかもしれません。でも当事者にとっては許容できない場合も多々あります。

 

また、長い共同生活や子育てのなかでは、小さな不満が少しずつ積み重なっていくもの。

 

それらが自分でも知らず知らずのうちに心の中に澱(おり)のように溜まっていき、ある日起こった些細な出来事や、投げかけられた言葉が破綻のきっかけになることもあるでしょう。

 

関係が壊れやすい夫婦の特徴

夫婦関係が壊れ、別居や離婚に至る…。

 

そんなケースとなるカップルにはどのような特徴が見られるのでしょうか。

 

コミュニケーション

夫婦間でのコミュニケーションが十分でなかったり、意思疎通がうまくはかれない対話の仕方だと、お互いが考えていることや気持ちをうまく共有することができません。
 

それにより、誤解やストレスがたまることがあります。

 

価値観が異なる

結婚生活を送るなかでお互いの価値観や性格の違いが明らかになり、それによって夫婦関係が長続きしないことがあります。

 

夫婦とはいえ、それぞれが個性をもった人間。意見や考え方、性格が全く同じという人は存在せず、長い夫婦生活を送るなかでは当然軋轢が生じることもあるでしょう。

 

本来であればお互いを尊重し合い、理解しようとすることで関係性を維持していきますが、あまりにも価値観が異なると修復不可能な関係となっていくケースもあります。

 

期待のズレ

夫婦間では、たとえば妻が夫に対して「家事を手伝ってほしい」と考えていたり、反対に夫は妻に対して「パートに出て家計を助けてほしい」と考えたりすることもあります。

 

しかし夫婦間でパートナーに対する期待値が異なっていると、お互いの期待を理解できずに不満がたまることがあります。

 

これを精神療法の用語では「役割期待のずれ」といいます。

 

たとえば先ほどの家事の例で言うと、夫は「ゴミ出しや子どもと遊ぶ時間を作っているから問題ないだろう」と考えていても、妻は「夫が家事を一切手伝ってくれない」と感じているような場合です。

 

>>自己肯定感が低い子供の特徴や言動とは|注意すべき親の発言や行動

 

夫婦関係の修復は不可能?

 

一旦関係性がこじれると、もとの関係に修復するまでには時間を要したり、修復が難しくなる場合もあります。

 

夫婦関係の修復が不可能なケースとしては、夫と妻それぞれに嫌悪感があり、お互いが関係修復を望んでいない場合や、どちらかの性格が頑固で関係修復に対して同意できない場合などが挙げられます。

 

また、夫婦間で暴力やDVといった問題が生じているケース、たびたび不貞行為を繰り返す、といった場合も、夫婦関係の修復が難しい要因になるでしょう。

 

一方、夫婦のどちらかが関係修復を強く望んでいたり、お互いの悪い部分も受け入れようとする前向きな姿勢が見えたりすると、再びもとの夫婦関係へ修復できる可能性があります。

 

夫婦関係を修復する方法

関係を修復したいという意思があっても、相手を説得したり信頼を取り戻すことは簡単ではありません。

 

具体的にどのような方法が有効なのか、その一例をご紹介しましょう。

 

話し合いの場を設ける

まずは夫婦がじっくりと話し合える場を設けることが大切です。

 

夫婦関係が壊れている場合、日頃のコミュニケーション量も質も少なく、おたがい不満を抱えているケースも少なくありません。

 

なぜ自分が不満に感じているのか、相手は何を考えているのか、おたがいが説明することが関係修復の第一歩となります。

 

話し合いの場では、できるだけ感情的にならず、落ち着いて話すことがきわめて重要です。

 

まわりに人がいる環境を選ぶことや、話し合いの最初に、そのことを共通認識とし、「お互いが落ち着いて話す」ことを約束してから始めるのもおススメです。

 

自分の気持ちを手紙に書く

自分自身では話し合いたいと思っていても、相手がそれを望まないケースもあるでしょう。

 

また、その場ではなかなかうまく言葉が出てこなかったり、ついつい感情的になってしまいがち。

 

そのようなときには、自分の気持ちをメッセージに書き、相手に読んでもらう方法もおすすめです。

 

自分が反省すべきところがあれば素直に謝り、関係修復を望んでいることを書きましょう。

 

はじめのうちは読んでもらえなかったり、相手からの反応がなかったりすることもあるでしょう。

 

しかし、2回、3回と手紙を渡すうちに相手の心境も変化し話し合いに向けた土壌が整ってくることも考えられます。

 

また自分のきもちを書き出すことで、自分の考えや気持ちの整理にもつながります。

 

相手に対して完璧を求めすぎない

夫婦関係が壊れる要因のひとつに、期待のズレがあると紹介しました。

 

その多くは、相手に対する期待が高すぎることで裏切られたと感じ、悪い印象を抱いてしまうのです。

 

ものごとに完璧を求めすぎないことも大切です。

 

心理学では完全主義、という言葉を用いますが、この完全主義は、気分障害などの精神疾患につながる要因であることが分かっています。

 

対人関係でも仕事や生活においても、完全を求めてしまうと、自分も相手も窮屈になるからです。

 

パートナーに対しても、「これくらいできて当たり前」とか「やってもらって当然」と思いすぎている可能性はありませんか?

 

少しだけ余裕をもたせてあげることも、やる価値のある1つかもしれません。

 

感謝や労いの言葉を伝える

お互いに感謝の気持ちを言葉で伝えるようにしましょう。

 

たとえば、残業続きで帰宅が遅くなった相手に対しては、「遅くまで仕事おつかれさま」といった労いの言葉をかけたり、家事を担当してくれた相手に対しては「ご飯を作ってくれてありがとう」といった感謝の言葉を積極的に伝えましょう。

 

関係性の近い家族には、「わざわざ言わなくても分かっているだろう」と考えがち。でもそうではありません。

 

たとえ分かっていても、言われるとうれしいものです。

 

コミュニケーションが減ると相手の考えていることが分からなくなり、不安に陥るケースもあります。

 

感謝やねぎらいの気持ちはいくら伝えても、伝えすぎることはない、と考え、心を込めて言葉にしてみてください。

 

>>愛してるよりも愛が伝わる愛情表現の言葉とは?伝え方も紹介

 

夫婦関係を修復したいときにやってはいけないこと

 

関係を修復したい気持ちが強いあまりに、とった行動が逆効果になってしまうこともあります。

 

夫婦関係の修復にあたってあまり望ましくない行動を紹介しましょう。

 

自分の意見や考え方を相手に押し付けること

自分自身では夫婦関係の修復を望んでいたとしても、相手はまだその段階ではないケースもあります。

 

自分では関係の修復を望んでいたとしても、相手はまだその段階ではないケースもあります。

 

そのような状況のなかで、自分の気持ちや考えだけを相手に強く押し付けてしまうと、逆に反感を招くこともあります。

 

話し合いの場では、相手の意見や考えを十分汲み取ったうえで、ときには聞き役に徹することも大切です。

 

本当の意味での傾聴は、とても難しいですが、話を聴いてもらえてうれしくない相手はいません。

 

いつもよりながく、相手の話に耳を傾け、共感しようと心がけることで、次第に相手は心を開き、いつしかこちらの考えや気持ちにも耳を傾けてくれるようになります。

 

自分自身を責めすぎること

夫婦関係が壊れてしまった経緯によっては、自分にその原因があると考え責めすぎてしまうこともあります。

 

仮に自分に原因があった場合、反省をすることは重要です。

 

しかし、必要以上に自分を責めすぎてしまうと、相手は「この人のことを幸せにはできないかもしれない」と感じ、悪い結果に結びつくこともあります。

 

自分自身と向き合いしっかり反省したら、もうおしまい。過去のことを振り返り続けるのではなく、今どうするのがベストか、そして今後どうしていくのがいいか、に考えをシフトし、できるだけ前向きな意見を出し合うことが関係修復には非常に大切になります。

 

>>【怒りを抑える】アンガーマネジメントのやり方・テクニックをご紹介!

 

まとめ

夫婦関係が一度壊れてしまうと、お互いに意地をはって謝ることができなかったり、関係修復のきっかけがつかめなくなったりすることもあります。

 

夫婦関係が破綻する理由はさまざまで、必ずしもすべてのケースにおいて修復したほうが良いとは限りません。

 

しかし、どちらか一方が関係修復を望んでいたり、反省の気持ちをもっていたりすれば、もとの関係性に戻れる可能性は十分あります。

 

今回紹介した夫婦関係修復の方法も参考にしながら、実践できることから挑戦してみましょう。

 

この記事の監修者

 

 

島田恭子(しまだきょうこ)

精神保健学者。コンサル会社での人材育成を通して、心の健康の重要性を感じ、東京大学大学院にて予防医学とメンタルヘルスを学ぶ(保健学博士)。

「人が、心豊かでその人らしく、健やかな人生を送れるように後押しすること」がライフワーク。

一般社団法人ココロバランス研究所代表。

▶︎一般社団法人ココロバランス研究所 :HP

▶︎一般社団法人ココロバランス研究所: Instagram

 

フェムケアを始めるチャンス。デリケートゾーンケアブランド「I’m La Floria」がポップアップストアを開催

からだと向き合い、自分を知るためのデリケートゾーン&セルフケアブランド『I’m La Floria』が9月2日(金)より、松屋銀座6階ランジェリー売場プロモーションスペースにてポップアップショップを開催。商品について詳しく知ることができ、「フェムケアを始める絶好のチャンスです!


“習慣化”には手軽さが第一。普段のボディケアと同じステップでケア

自分の一部である性ともっとオープンに向き合い、身近に感じることのできるシンプルな毎日のセルフケアを提案する「I’m La Floria」。すべての商品がデリケートゾーンだけでなく全身に使え、デリケートゾーンのケアを習慣にしやすい商品開発に注力しています。

ポップアップショップ期間中の9月2日(金)、3日(土)、4日(日)、9日(金)、10日(土)、11日(日)の6日間は、多くの女性たちのデリケートゾーンケアの悩みに寄り添ってきたアイム ラフロリアのスタッフが接客にあたり、デリケートゾーンのお悩み相談から、アイテムのおすすめの使用方法などを聞くことができます。

人や環境を想う製品づくり

「ボディウォッシュ」「ボディクリーム」「デリケートブライトニングセラム」は、それぞれに肌に優しい天然由来の成分を90%以上使用。弱酸性のボディウォッシュは、少量でよく泡立ち、たっぷりの泡でデリケートゾーンの気になるニオイを軽減。毎日無理なく使用できる使い心地の良さにこだわっています。

「I’m La Floria」では、デリケートゾーンケアアイテムが性別や年齢問わず誰にとっても使いやすいものになるよう、定番商品のパッケージや原料をリニューアル。容器やショッパーは環境負荷の少ないものをセレクトし、ボトルは再生可能な植物由来の成分を使った「バイオプラスチック」を優先的に活用。そのほかにも、紙資材を可能な限り削減し、森林保全やフェアトレードに対応するバナナペーパーを導入するなど、環境に配慮した取り組みを進めています。

ポップアップショップでは、「バランシングボディオイル」を含む¥5,500以上(税込)の購入でコットンパンティライナー(3枚入、非売品)のプレゼントが。肌あたりの良さを考慮したコットン100%の日本製。カーボンニュートラルに配慮して生産され、さらに生分解され自然に還る、使い捨てタイプでありながら環境負荷の少ないプロダクトです。さらに¥7,700以上(税込)購入すると、バスソルト(80g、非売品)がプレゼントされます。

まだまだ自分の目で見て、触れて、知る機会の少ないフェムケア商品。この機会にぜひ立ち寄ってみてください。


『I’m La Floria』ポップアップショップ
日程:2022年9月2日(金)~2022年9月11日(日)
場所:松屋銀座6階ランジェリー売場プロモーションスペース
https://im-official.com