Humming♪

性欲を抑えるにはどうすればいい?具体的な方法とデメリットについても

 

日常生活の中で、ふとした瞬間に沸き起こる性欲。

 

パートナーとタイミングが合えば良いですが、そうでなければ一旦性欲を抑えなければなりません。

 

本記事では性欲を抑える具体的な方法をピックアップすると同時に、注意点やデメリットについてもご紹介します。

 

性欲を抑える意義

 

性欲を抑えようとは思っていても、思うようにいかずもどかしい思いをしたことがある方も多いのではないでしょうか。

 

まずは性欲が高まったとき私たちの体の中では何が起こっているのか、具体的なメカニズムを紐解いていきましょう。

 

また、性欲を抑えることでどんなメリットがあるのかも併せてご紹介します。

 

性欲が高まるメカニズムとその影響​​

私たちの体には、男性ホルモンと女性ホルモンが共存し、それぞれ異なるはたらきをしています。

 

男性であっても女性ホルモンは持っていますし、女性の中でも男性ホルモンがはたらいています。

 

このバランスは常に保たれていますが、時折男性ホルモンである「テストステロン」の分泌量が増えることで性欲が高まるといわれています。

 

とはいえテストステロンが直接脳に関与し性欲を高めているわけではありません。

 

テストステロンの分泌量が増えると、脳から「ドーパミン」と呼ばれる物質が分泌されます。

 

ドーパミンは別名「幸せホルモン」ともいわれており、興奮や幸福感を誘う物質の一つ。これが血液中に増えると、ムラムラとした気持ちになりやすいのです。

 

テストステロンの分泌は、十分な睡眠をとったり、適度な運動をしたりすることで活性化します。

 

他人と会話することでも分泌が促進するため、相手が大切な人であればより分泌量が増えるでしょう。

 

男性ホルモンと呼ばれることから男性のみ分泌されると思われがちですが、女性の性欲や興奮にもテストステロンが関わっています。

 

また、女性がもっとも妊娠しやすいといわれる排卵日前後は、テストステロンが増加し興奮が高まる時期でもあります。

 

テストステロンは「フェロモン」の分泌を促進する作用もあるため、異性を誘うためにも役立つ時期といえます。

 

性欲を抑制することの精神的、身体的メリット​​​​

性欲を抑制すると、精神的・身体的にさまざまなメリットがあります。

 

  • パートナーとタイミングが合わなくてもイライラせずに済む
  • 自慰行為にかける時間を省ける
  • 気持ちに余裕が生まれる
  • 仕事のパフォーマンスが上がる
  • 必要なタイミングで性行為ができる

 

巷では性欲を抑制することで髪質・肌質が変わるなどのメリットも噂されていますが、医療的根拠がなく全ての人に当てはまるとはいえません。

 

主なメリットとしては、性欲に支配される時間が減ることや、性欲の発散に悩まされることがないといったものが挙げられるでしょう。

 

性欲を抑える具体的な方法

 

続いて、性欲を抑えるために有効といわれる方法についてご紹介します。

 

これらの方法はあくまでも一例であり、人によってはいくら試しても性欲が抑えられなかったり、反対に性欲がゼロになってしまったりすることもあるでしょう。

 

他人の例を参考にし過ぎることなく、自分の体と相談しながら進めていくことが大切です。

 

 運動と筋トレに励む

運動や筋トレに没頭していると、性欲のことを忘れられると感じる人も多いといわれています。

 

普段健康のために行う運動よりもほんの少しハードなメニューを選ぶと、体が疲れて性行為に及ぶ体力がなくなるでしょう。

 

疲れて休みたいと思っている間は、気持ちが性欲に傾くことも少なくなるはずです。

 

また、運動や筋トレを習慣化すれば、体を引き締めたり健康になったりと良いことづくめなのもメリットといえます。

 

自慰行為に長い時間を割いてしまい、後からやりたいことができずに後悔してしまうケースも少なくありません。

 

まずは1日10分程度から、集中して運動する時間をかくほしてみましょう。

 

趣味に没頭する​​

運動が苦手な方など、できるだけ体を動かしたくないと感じる場合も多いでしょう。

 

こういう場合は、自分の好きなことや趣味に没頭してみるのもおすすめです。

 

何か集中できるものであれば何でも良いため、作品を作るも良し、本の世界に浸るも良し、さまざまな楽しみ方があります。

 

とはいえ、忙しい毎日を送る現代人であれば、趣味に没頭する時間がなかなか取れないかもしれません。

 

自分のもっとも好きなことのほかに、短時間でできる楽しみを探してみるのも良いですね。

 

好きなカフェでコーヒーを1杯頼んでみたり、帰り道に音楽をかけてみたりと、ほんの少しの楽しみを見つけてみてはいかがでしょうか。

 

瞑想で集中力を高める​​

性欲で頭がいっぱいになっていると、仕事に集中できずミスをする可能性があります。

 

別のことを考えられなくなり、他人との会話がうまくいかなくなることもあるでしょう。

 

これでは通常の生活に支障が出てしまうため、集中力を高めるため瞑想にチャレンジする野が効果的です。

 

瞑想は毎日1分程度からスタートすると良いでしょう。

 

楽な姿勢で目を瞑り、深い呼吸を心掛けます。息を吸ったり吐いたりすることに気持ちを向けているうちに、余計な考えが頭から抜け、深く集中できるようになります。

 

なるべく長期間継続するためにも、日々同じ時間に瞑想を組み込み、ルーティン化するのがおすすめです。

 

生活習慣の改善に努める

普段よりも長く起きていたり、ダラダラと過ごす時間が増えてしまったりすると、その分性的なことを考える時間も長くなってしまいます。

 

リラックス目的で時間を確保するならば良いですが、何もすることがなくただだらける時間はできるだけ短くしましょう。

 

朝食を抜いたり、睡眠時間を削ったりといった生活習慣の乱れも、正すべきポイントの一つです。

 

日々バランスの良い生活を送っていると、自立神経のはたらきも正常になり、過度な性欲に支配されにくくなります。

 

適度な性欲とうまく付き合っていくためにも、バランスの良い食事・適度な運動・良質な睡眠の3つを重視した生活を続けましょう。

 

性欲を抑える上での工夫と注意点

 

性欲を抑えたいと思っても、むやみに我慢すれば良いというわけではありません。

 

性欲を抑える上での注意点を参考に、無理のない範囲でチャレンジしてみましょう。

 

自慰行為の健全な利用

性欲を抑えるために、性行為や自慰行為を完全に避けてしまう人も少なくありません。

 

しかし今まで行ってきたものが急になくなってしまうと、体がついていけず、より性欲が高まってしまう可能性があります。

 

パートナーとのタイミングが合わず性欲をコントロールしたいときは、適度に自慰行為を行うと良いでしょう。

 

健全な自慰行為の回数といっても、適切なタイミングは人によって異なります。

 

1日のうち長い時間を割いてしまったり、そのことしか考えられなくなったりするのは良くありませんが、1日1回程度の自慰行為ならば生活に支障をきたしにくいでしょう。

 

大切なのは「0か100か」という考えで性行為を避けるのではなく、適度に発散しながら自分の体と付き合っていくことです。

 

1人になれる時間がある場合は、満足できる最小限の時間を使って自分と向き合ってみてはいかがでしょうか。

 

 視覚的・思考的刺激の抑制

性欲を抑えたいと思っていても、性的なサイトや雑誌などを見てしまっては元も子もありません。

 

性欲をコントロールしたいと思っている期間は特に、視覚から刺激を受けることがないよう注意しましょう。

 

時にはスマートフォンを置き、読書や映画に没頭してみるのもおすすめです。

 

また、何も見ていなくてもついそのことを考えてしまい、思考が止まらなくなることで性欲が湧いてしまうことも多々あります。

 

この機会に新たな資格を得る勉強を始めたり、新たな趣味を探してみたりと、別のことで頭をいっぱいにしてみるのも一つの方法といえるでしょう。

 

 社会的・健康的な影響を考慮

この後にご紹介する「性欲を抑えるデメリット」でも触れますが、性欲を抑えた状態が長く続くと、社会的・健康的に影響を及ぼす可能性があります。

 

まず男性の場合、性欲を抑えることでパートナーとの関係が悪くなったり、その手の会話を避けることで周りと話が合わなくなったりといった弊害が考えられます。

 

さらには長期間射精をしないことで、精力減退や射精障害、男性ホルモンの低下といった身体トラブルが起こる可能性もあるでしょう。

 

これらのリスクをしっかりと理解した上で性欲を抑え、コントロールすることが大切です。

 

女性の場合、男性に比べて身体トラブルの可能性は低いのが特徴です。

 

しかしパートナーに求められてもその気になれず関係が悪化したり、妊娠のタイミングを逃したりといったリスクもゼロではありません。

 

性欲を抑えるデメリットは?

 

過度な性欲は時間や考える力を奪ってしまいますが、性欲を抑えすぎることで起こりうるデメリットも意識しなければなりません。

 

いずれにしても「やりすぎ」や「抑制のしすぎ」はできるだけ避け、適度に発散することが大切です。

 

過剰な抑制による精神的ストレス​​

抑制を始めたころにありがちなのが、過剰に我慢を重ねてしまうことでストレスになり、イライラしやすくなったり周りに当たり散らしてしまったりといったトラブルです。

 

家族や知人と衝突し、関係が悪化してしまうこともあるでしょう。

 

しかし性欲には波があるため、落ち着いているときはイライラしてしまう自分を責め、逆に落ち込んでしまうことも少なくありません。

 

浮き沈みの激しい性格になり、周囲から距離を取られてしまう可能性もあります。

 

性欲を抑制するときは、必ず発散の方法を探しておかなければなりません。

 

適度な自慰行為も一つの方法であると同時に、運動や趣味で発散するのもおすすめです。

 

自分の気持ちを溜め込んでしまわないよう、息抜きができる時間はしっかりと確保しておきましょう。

 

社会的な偏見や誤解​​

性欲を抑制しパートナーとの性行為を控えていると、周囲に対しあらぬ誤解を生む可能性があります。

 

単に性欲をコントロールしたいだけだとしても、「不仲なのではないか」「子どもができないのではないか」といった噂が次々に生まれてしまうでしょう。

 

これらを一つひとつ訂正することもまた、ストレスの原因になりかねません。

 

また、社会には性欲をコントロールできないあまり、「誰でも良いから」と犯罪行為に手を染める人が一定数存在します。

 

過度な抑制によって性欲が爆発してしまい、痴漢や暴行に及ぶ事件もあるでしょう。

 

こういった事件に対する世間の目は冷たく、性欲を抑制しているというだけで、「こういった思想があるのではないか」と思われる危険性があるのです。

 

性欲を抑制することは決して悪いことではないものの、周囲の人間に打ち明ける時には注意が必要です。

 

信頼できる関係の人にのみ話し、あらぬ疑いをかけられないよう工夫しなければなりません。

 

健康への潜在的影響​​

性欲を過度に抑えることで、男女ともにイライラしてしまったり、パートナーとの関係が悪化したりといった影響が出ることをご説明しました。

 

一方で男性の場合、身体的影響から健康に被害が出ることもあります。

 

長期間射精をしないことで古くなった精液が溜まり、健康的な精子が作られなくなったり、上手く射精ができなくなったりといったリスクが高まるでしょう。

 

いざ妊娠を考えたとき、男性側のトラブルで妊娠に至らないケースも珍しくありません。

 

一説によれば、男性は少なくとも週に一度のペースで射精することが理想だといわれています。

 

これ以上回数が減ると上記のようなトラブルが起きたり、前立腺がんのリスクが上昇したりと良いことがありません。

 

適度な回数・適度なタイミングを意識し、完全にゼロを目指すのはやめておきましょう。

 

【まとめ】性欲を抑えることのメリットとデメリットを理解しよう

性欲を抑えることにはさまざまなメリットがあると同時に、覚えておかなければならないデメリットもたくさん存在します。

 

大切なのは「0か100か」ではなく、自分の体や生活リズムと相談しながら適度に性行為・自慰行為を行うこと。

 

未来の健康を損なわないためにも、自分の性欲と上手に付き合えるよう工夫してみてはいかがでしょうか。


関連記事