アロマテラピーのやり方や効果とは|おすすめのアロマディフューザーを紹介!
素敵な香りが部屋いっぱいに広がり、気分が上がるアロマテラピー。
単に良い香りを楽しむだけでなく、さまざまな嬉しい効果が期待できることでも知られています。
お気に入りの香りを見つけるとともに、お悩みや環境に合った香りを探してみるのもおすすめです。
今回はアロマテラピーが一体どんな効果を持っているのか、また自宅で簡単にできるアロマテラピーのやり方についてご紹介します。
専門的な知識がなくても、気軽に楽しめる方法を知っているだけで、普段の生活がより一層素敵なものになるでしょう。
Contents
アロマテラピーの効果について
「アロマテラピー」とは、単に良い香りを嗅いで素敵な気持ちになるだけではありません。
「セラピー」と名の付く通り、香りを使った「療法」であるため、正しく使うことでさまざまな効果が期待できます。
どんな香りアイテムでも良いわけではないため、本来の効果を発揮できるものを選ぶ必要があります。
まずはアロマテラピーが私たちにどんな嬉しい効果をもたらしてくれるのか、一つひとつ確認していきましょう。
香りの種類によっても細かな効果が異なりますが、今回は多くの香りに見られるメイン級の効果についてご紹介します。
リラックス効果
アロマテラピーの効果でもっとも有名なのは、気持ちを落ち着かせ、深くリラックスさせてくれることではないでしょうか。
1日の終わりに楽しむことで疲れた体と心を癒し、明日を頑張るための休息をもたらしてくれます。
ドキドキした気持ちを抑える鎮静効果も期待でき、緊張してしまいがちなシーンの前などにも役立つでしょう。
数あるアロマの中でも、リラックス効果が高いとされているのが「ラベンダー」「オレンジ」「ベルガモット」「カモミール」などです。
いずれもふんわりと甘くやさしい香りが特徴で、プライベートスペースや寝室で使うのがおすすめです。
集中力の向上
勉強や仕事を頑張りたいと思っても、音や光などさまざまな要因で集中がそがれてしまうことがあります。
そんなときはアロマテラピーで、頭をスッキリさせてみてはいかがでしょうか。
集中力が高まると同時に、机に向かう時間が増えたり、思考力が向上したりする効果も期待できます。
意識を勉強や仕事に100%向けることで、普段よりもパフォーマンスが上がり、成績や結果が良くなる可能性も高いでしょう。
具体的に使うなら「ローズマリー」「ペパーミント」「レモン」「ユーカリ」などのアロマがおすすめ。
いずれも鼻にスッと入り、爽快感のある香りを楽しめます。
睡眠の質の向上
深くリラックスする効果に加え、睡眠の質を上げる効果も期待できるアロマテラピー。
先ほどもご紹介したラベンダーなどに加え「サンダルウッド」「ヒノキ」などグリーン系の香りを選ぶのもおすすめです。
入眠する前に少し香りを嗅ぐだけで、入眠しやすくなったり、途中で置きにくくなったりといった効果が期待できるでしょう。
そもそも私たちが上手く眠るためには、交感神経に代わって副交感神経が優位になり、昂った神経を鎮めてリラックスしなくてはなりません。
とはいえ直前まで仕事をしていたり、明るい部屋でテレビを見ていたりすると、副交感神経がはたらかずなかなか眠りにつけなくなってしまうでしょう。
寝る前は早めに部屋を暗くし、お気に入りのアロマオイルを使ってリラックスできる時間を作ります。
スマートフォンはなるべく使わず、間接照明の中でゆったりとした時間を過ごしましょう。
1日のことを振り返る時間として、日記をつけたり音楽を聴いたりして過ごすのもおすすめです。
免疫機能の向上
季節の変わり目や風邪・インフルエンザなどが流行る冬場などは特に、免疫力を上げてトラブルに強い体を作りたいものです。
大人はもちろん、学校で感染症をもらいやすい子どもたちにとっても、アロマオイルで免疫機能を向上させましょう。
子どもがいる家庭でアロマテラピーを行う場合、大人が楽しむときに比べて香りを控えめにすることが大切です。
免疫力をアップし感染症予防に役立つアロマは「ユーカリ」「ティーツリー」「タイム」「ペパーミント」などハーブ系の香りが挙げられます。
スッキリとしていて嗅ぎやすく、頭が冴えることから、子ども部屋にもピッタリのアロマといえるでしょう。
これらのアロマは自律神経のはたらきを整え、免疫力だけでなくアレルギーや炎症にも強いといわれています。
花粉症の症状が出やすい春・秋なども含め、1年を通して使えるのが魅力的です。
消化促進
つい食べ過ぎてしまったり、脂っこいものを食べたりすると、消化不良になり胃もたれや胸やけがする場合があります。
食べたものの内容はもちろん、胃腸のはたらきが弱っている場合も、消化不良を起こしやすいでしょう。
一見胃腸とアロマは関係がないようにも思えますが、実際に消化を促進する効果が期待できるアロマもたくさん存在します。
消化促進にピッタリなのは「レモン」「オレンジ」など柑橘系のアロマオイル。
副交感神経のはたらきを活性化させ、食べたものをしっかりと消化できるようはたらきかけてくれます。
他にも、ラベンダーなどリラックスできるアロマで、ストレス性の胃痛を鎮める効果が期待できます。
ペパーミントなどの爽やかなアロマは、吐き気や胃もたれを回復させたりと、症状によっておすすめのアロマが異なります。
肌の健康促進
肌の健康を保つためのアロマオイルは種類が多く、それぞれのお悩みによって選ぶ必要があります。
下記の代表的なアロマを参考に、自分に合うものを探しましょう。
- 抗炎症作用:ラベンダー、カモミール、ティーツリー、パルマローザなど
- 抗アレルギー作用:パイン、レモングラス、ユーカリなど
- 細胞の成長促進作用:フランキンセンス、ゼラニウム、ネロリなど
ニキビなどの炎症が気になる場合は抗炎症作用のあるアロマを、花粉症の時期などに肌荒れが起こりやすい場合は抗アレルギー作用を選びます。
その他シミやシワなど、さまざまなトラブルに効果的なのが「細胞の成長促進作用」をもつアロマであり、健康な細胞が生まれやすくなる点が魅力的です。
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自宅でできるアロマテラピーのやり方
「専門的な知識がなければできない」と思われることも多いアロマテラピーですが、実は誰でも簡単に自宅で始められる楽しみの一つです。
一度材料を用意してしまえばしばらくの間楽しめるため、まずは一種類のアロマから始めてみてはいかがでしょうか。
ディフューザーを使用する
アロマディフューザーは、アロマオイルの入ったビンに専用のウッドスティックを差し、スティックがアロマを吸い込んで空気中に香りを広げる方法です。
場所をとらないため、玄関やトイレなどの狭い空間でも活躍してくれるでしょう。
一度飾った後はしばらく香り続けるため、いつでも素敵な香りを楽しみたい方におすすめです。
また、ガラスのビンにウッドスティックを差し込むだけで使えるため、その手軽さも大きな魅力の一つ。
インテリアとしても活躍するため、雰囲気がグッとオシャレになるでしょう。
ゆっくりと揮発してくれるため、強い香りが苦手な場合や、子どものいる家庭でも使いやすいタイプです。
アロマバス
入浴中に楽しめるアロマであり、リラックスタイムのお供としても活躍するタイプです。
ゆっくりと香りを楽しむために、普段よりも少しだけお湯の温度を下げ、のぼせないように注意しましょう。
お湯に直接アロマオイルを垂らして使うため、肌からはもちろん、揮発したアロマを吸い込むことでアロマが効果的にはたらいてくれます。
アロマオイルを湯船に入れるときは、およそ200L程度のお湯に3滴から5滴程度が理想です。
濃度の高いアロマオイルは直接肌に触れると荒れやすいため、必ず適切な量を守って使いましょう。
アロマスプレー
一瞬だけ香りを楽しみたいときや、消臭効果を利用したいときには、アロマオイルを水で希釈したアロマスプレーを使ってみてはいかがでしょうか。
お手持ちのスプレーボトルに入れておけば、どこでも気になる場所で使用できます。
キッチンやトイレなどはもちろん、車内の消臭剤としても活躍してくれるでしょう。
アロマスプレーは、精製水と無水エタノールを2:1の割合で混ぜたものにアロマオイルを垂らして作ります。
精製水40mlに無水エタノール20mlの場合、入れるアロマオイルは20滴~25滴程度。分離しやすいため、使う前によく振っておきましょう。
アロマスプレーの効果は永遠ではないため、作ってから1ヶ月程度で使い切るのがおすすめです。
できるだけ小さめのスプレーボトルを用意し、短期間で使い切れるよう工夫しましょう。
車内など気温が上がる場所に置いておくのは避け、冷暗所で保存するのが大切です。
トピカルアプリケーション(直接肌に塗布)
リラックス目的で使用するアロマの一部は、直接肌に塗布して使うことがあります。
これを「トピカルアプリケーション」と呼び、正しい濃度で使うことで疲れを和らげたり、快眠できたりといった効果が期待できます。
とはいえ、高濃度のアロマを直接肌につけてしまうと、肌荒れや赤みなどの原因になりかねません。
アーモンドオイルやホホバオイル・スクワランオイルなど、保湿目的のオイルで希釈し、刺激を抑えて使いましょう。
トピカルアプリケーションでアロマを塗布する場所は、首の後ろや手首などさまざまです。
頭や目が疲れているときはこめかみに塗ると、香りがふんわりと広がりリラックスできるでしょう。
アロマキャンドル
アロマオイルが練り込まれたキャンドルは、溶けるにつれてゆっくりと香るのが特徴です。
強すぎないため、香りが苦手な方でも安心して楽しめるでしょう。
使用時は火がついている間、子どもやペットが触れないように注意しなければなりません。
私たち人間は、炎が揺れている様子を見ていると気持ちが落ち着き、リラックスできるといわれています。
このことから、リラックス系のアロマとキャンドルの組み合わせは、まさにベストコンビといえるでしょう。
寝る前にゆっくりと炎を眺める時間をとれば、深く良質な睡眠がとりやすくなります。
アロマテラピーの効果を手軽に高めるディフューザーの選び方
アロマテラピーを手軽に楽しめるとして人気の「ディフューザー」。
さまざまなタイプがあるため、使いたい部屋や使いやすさなど選び方のポイントを抑えておく必要があります。
一度購入すれば長く使えるものも多いため、気に入る一品を選びましょう。
タイプで選ぶ
アロマディフューザーは、大きく分けて以下の4種類に分けられます。
種類 | 仕組み | おすすめの
場所 |
|
加熱式 | キャンドル
電気 |
オイルを温めて
香りを拡散させる |
寝室 |
超音波式 | – | 水にオイルを浮かべて
水蒸気状に拡散させる |
リビング |
噴射式 | アロマドロップ
ネブライザー |
振動させてアロマを
霧状に拡散させる |
リビング |
気化式 | リードディフューザー
アロマストーン |
染み込ませたアロマを
気化させて使う |
玄関
トイレ |
各種類ごとに違った使い方があり、香りの広がり方も大きく異なるため、自分に合ったものを想像しながら選ぶのがおすすめです。
部屋のサイズに合わせて選ぶ
広い部屋で使いたいのか、はたまた限られた場所だけを香らせたいのかによっても、選ぶべきアイテムが異なります。
リビングやダイニングなど広い場所で使いたい場合、香りの広がりが速く広範囲で楽しめる超音波式や噴射式を選ぶのがおすすめ。
部屋の隅にいても香りを感じやすく、オフィスなどでも使いやすいでしょう。
プライベートスペースなど、他の場所に香りを広げずに楽しみたい場合は加熱式や気化式を選びましょう。
いずれもふんわりと強すぎない香りが長時間楽しめるため、リラックスしたいときや頭をスッキリさせたいときなどさまざまなシーンで活躍してくれます。
タイマー機能の有無で選ぶ
電源に繋いで使う超音波式ディフューザーの中には、タイマー機能がついた便利な製品も登場しています。
特にお昼寝や就寝時に使いたい場合、設定した時間になると自動で電源がOFFになるのが魅力的。
つけっぱなしにならず、電気代やアロマオイルの節約にも繋がります。
ライト機能で選ぶ
ディフューザーそのものにライト機能がついており、夜間の間接照明として使えるものもあります。
寝る前の数分間をリラックスして過ごしたい方や、読書・日記などのお供にアロマオイルを使いたい場合など、一人でゆっくりと過ごす時間に活躍してくれるでしょう。
温かみのある電球色や温白色のライトを選び、特別な時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
また、赤や青などさまざまなカラーのライトがつき、部屋の電気を消すことで素敵に仕上がるものもあります。
超音波式のディフューザーなどは、水に反射した光がゆらゆらと揺れ、幻想的な空間になるでしょう。
デザイン性を重視する
アロマディフューザーを選ぶとき、シンプルでどんなインテリアにも映えやすい製品もあれば、こだわりのデザインが魅力的な製品もあります。
せっかく選ぶのであれば、毎日使いたくなるような素敵なデザインのものを探してみるのがおすすめです。
メンテナンスのしやすさを重視する
先ほどご紹介した中で、もっともメンテナンスがしやすいのが「アロマストーン」です。
石に数滴ずつアロマオイルを垂らして使うため、汚れが少なく綺麗な状態が長持ちするでしょう。
これに対し、頻繁にお手入れが必要となるのが超音波式ディフューザーです。
水にオイルを垂らすため、季節によってはカビの原因となる可能性があります。中に入れる水は定期的に交換し、清潔さを保つことが大切です。
価格の手頃さを重視する
アロマストーンやリードディフューザーなど比較的リーズナブルなものもあれば、超音波式や噴射式など少しリッチなものまでさまざまな製品があります。
アロマオイルの価格も含め、なるべく長く楽しめるものを選ぶと良いでしょう。
また、加熱式や気化式の中にも、工芸品として扱われているものや有名ブランドのものなど、リッチな製品が数多く登場しています。
普段使っているものよりも少し豪華なディフューザーを選び、特別な時間を過ごしてみるのもおすすめです。
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おすすめのアロマディフューザーを紹介!
最後に、数あるアロマディフューザーの中から特におすすめのものを4種類ご紹介します。
Minidiva アロマランプ・ナイトライト アロマディフューザー
手のひらサイズのコンパクトなネブライザー式アロマディフューザーです。
シンプルな3つのボタンで操作がしやすく、自分使いとしてはもちろんギフトとしてもおすすめの一品。
昼間は通常通りに、夜はナイトライトを使いながら、さまざまなシーンで活躍してくれるでしょう。
木目調の本体とガラスがシンプルな中にも遊び心を感じさせ、どのお部屋に置いてもオシャレなインテリアアイテムとして活躍してくれます。
Kahuro アロマストーンセット【天然石 400g+アロマオイル10ml+led台座1台+ガラス1本】
ガラスの器に大小さまざまなアロマストーンが詰まった豪華な一品です。
自然が産んだ天然石を使っており、デコボコとした質感が光に当たって幻想的な空間を作り出します。
暖色→乳白色→暖色+乳白色と3つのモードを使い分けられ、お部屋の雰囲気に合わせて使えるのが魅力的。
6種類のアロマを配合したオリジナルエッセンスが付属しており、届いたその日から楽しめます。
アロマセット【アロマストーン400g+Cedarwood Essential Oil 10ml+ガラス1本】
天然の水晶をアロマストーンとして使い、香りだけでなく視覚でも楽しめる一品です。
爽やかなグリーンのカラーを引き立たせるよう、ガラスの器は限りなくシンプルを追求。
アロマストーンのイメージに合うサンダルウッドのアロマオイルが付属しており、心の奥底からゆったりとした気持ちにさせてくれます。
寝室や書斎など、コンパクトな空間で特別なひと時を過ごす際に活躍してくれるでしょう。
MUJI 無印良品 超音波うるおいアロマディフューザー
コロンと丸い形状が可愛らしく、どんな部屋にも合いやすいシンプルな一品です。
中には水を入れられるようになっており、好きなアロマオイルを数滴垂らすだけで香りが部屋一面に広がります。
便利なタイマー機能付きであるのに加え、温かみのあるオレンジ色のライトが周りを優しく照らしてくれるでしょう。
デコボコが少ないためお手入れがしやすく、いつでも清潔な状態を保てます。
【まとめ】アロマテラピーで気分を上げよう
気持ちの面ではもちろん、身体的にもさまざまな影響を与えてくれるアロマテラピー。
その日の気分に合わせて適切なものを選べるよう、いくつかのアロマオイルを揃えておくのもおすすめです。
さらには使いたいお部屋のサイズや印象に合わせたディフューザーを選ぶのもポイント。
今回ご紹介したさまざまな点を参考に、素敵なアロマライフを送ってみてはいかがでしょうか。