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カルマの意味をわかりやすく解説|カルマを背負うとはどういうこと?

 

さまざまな占いにチャレンジしたことがある方や、スピリチュアルの世界に興味がある方ならば、一度は聞いたことがあるであろう「カルマ」。

 

なんとなく意味を想像するものの、詳しい内容までは知らない人も多いでしょう。

 

今回はそんな「カルマ」というワードについて、その意味を詳しくご紹介します。

 

「カルマが重い」「カルマを背負う」など、よく耳にする言葉についてもチェックしていきましょう。

 

カルマの意味とは?わかりやすく解説

 

カルマはインドで使われていたサンスクリット語が由来になっているといわれており、「作用」「行為」などといった意味で浸透していました。

 

インドの宗教観では自分の行いが運命を決めるといわれ、良いことをすれば良い人生を、悪いことをすれば悪い人生を歩むと信じられています。

 

「カルマ=行為」とするならば、良いカルマが良い人生を、悪いカルマが悪い人生を導くといっても過言ではないでしょう。

 

これが転じて、仏教でもカルマという言葉が使われ始めます。

 

中国が発祥である仏教では、カルマを「業」という言葉で表し、インドの宗教と同じく私たちの行動全てを指す言葉として使われてきました。

 

行動の中には体を動かすものだけでなく、頭で考えたり、口に出したりするものも含まれています。

 

すなわちどのような生き方をしてきたかで、その後の未来が決まることを指しているのです。

 

現代を生きる私たちは、どんなに相手を憎く思っていても、相手にそれが伝わらなければ良いと考えるでしょう。

 

気持ちが悟られないように作り笑いを浮かべるのも、決して珍しいことではないはずです。

 

しかしカルマと運命の考え方では、例え心の中で思ったことであっても、その後の運命を大きく左右すると考えられています。

 

むしろ体でとった行動や、口に出した言葉よりも、誰にも知られず考えたことの方が運命に影響しやすいといわれているのです。

 

つまりカルマとは、インドや中国・日本などのさまざまな神様が唱える共通の認識。

 

どんな神様であっても悪行は決して許されず、自分の運命という形で返ってくると教えてくれているのです。

 

カルマを背負うとはどういうこと?

 

先ほどご紹介したカルマの本質を思い浮かべながら、スピリチュアルの世界でよく耳にする「カルマを背負う」という言葉の意味を考えてみましょう。

 

人は誰でも、良い行いをした人は良い人生を、悪い行いをした人は悪い人生を歩んでいるはずです。

 

即ち、「自分の行い=カルマ」を背負いながら残りの人生を歩むという意味で、「カルマを背負う」という言葉が使われているのです。

 

悪い意味に捉えられがちな言葉ですが、決して悪行だけを意味するわけではありません。

 

同じような言葉に、「業を背負う」があります。こちらは悪行を背負って生きることを意味し、悪い状態を指すときに使われる言葉です。

 

いずれにしても、人類は誰しもが今世、あるいは前世のカルマを背負って生きていると考えられます。

 

そして現在の行いこそが、未来や来世の人生を決める大きなきっかけとなることも間違いないでしょう。

 

カルマが重い人の特徴とは?

 

「カルマ」という言葉は、時として「カルマが重い」などと使われることがあります。

 

カルマには人によって重いもの・軽いものが存在しており、重いものはすなわち「乗り越えなくてはならない壁が高いこと」を指します。

 

主に悪い意味で使われることが多く、それだけこれまでの人生で悪行を繰り返してしまったということになります。

 

悪行を繰り返していても、重いカルマを背負って生きていくうちに、カルマが軽くなり良い人生を歩める可能性が出てきます。

 

もちろんその後どれだけ善行を積むかによっても異なりますが、カルマが重いからといって全てが終わってしまうわけではないことを覚えておきましょう。

 

自分のカルマが重いのか、はたまた軽いのかを正しく理解することはできません。

 

現在の自分自身を振り返りながら、身に起こった出来事からカルマの軽重を推測することが大切です。

 

ネガティブな出来事が頻繁に起こる

特に悪い行いをしていないにもかかわらずネガティブな出来事ばかり起こると感じる場合は、前世やこれまでの人生で悪いカルマが溜まり、これを背負っている状態だと考えられます。

 

前世やこれまでの人生で行った出来事は、その多くが同じ形で自分に返ってくるといわれています。

 

つまり、誰かに悪口を頻繁に言っていた人であれば、同じように現在誰かから悪く言われている可能性が高いということ。

 

物を盗んでいた人は、自分の大切なものを失いやすくなっているでしょう。

 

進展しない人生

振り返ればありきたりな人生で、良くも悪くも進展がないと感じる場合も、同じようにカルマが重いと考えられます。

 

進展がないということは、即ち自分がどんなことにも無関心であったといえます。

 

周りの人にも興味がなければ、自分自身についてもそれほど考えることがないなど、向上心がない状態であるといえるでしょう。

 

放置してしまえば今後も同じような状態が続き、誰かの記憶に残りにくいさみしい人生で終わってしまうかもしれません。

 

精神的な不安定さ

同じ出来事を経験していても、精神的に強い人とそうでない人では受け止め方が大きく異なるでしょう。

 

もちろん幼少期の育てられ方や遺伝的要素も加わっているものの、カルマが重い人ほど精神的に不安定であるといえます。

 

通常であれば簡単に乗り越えられる壁でも、精神的に不安定な人は苦労することが多いでしょう。

 

日常生活でもさまざまな試練に挑む必要があり、ストレスが溜まる一方。出口が見えず、思うように頑張れない人も少なくないはずです。

 

しかしこんな状態も、過去の自分が起こした行動の結果であるというのがカルマの考え方です。

 

肉体的な不調

精神的な弱さのほか、体が弱かったり病気にかかっていたりといった肉体的不調もカルマによる影響が強く出るポイントの一つです。

 

特にカルマの影響が強いのは、生まれ持った病気や障がいについて。

 

前世で他人を傷つけた経験がある人に多く見られ、現世では他人を傷つけることなく周囲に頼りながら生きていかなければならないという教えでもあります。

 

過去の経験からの解放が困難

 

いつまでも過去の経験がトラウマになっており、解放されずに悩んでいる人も多いのではないでしょうか。

 

中でも自分の行動が原因でトラウマになってしまった物事に対しては、カルマが大きく影響しているといわれています。

 

これは先ほどご紹介した「精神的不安定」にもつながりますが、通常であれば過去の失敗を乗り越えて強くなっていくものの、不安定であるがゆえに失敗から立ち直ることができないケースがあります。

 

過去に人の失敗を笑ったり、蔑んだりした経験がある場合、同じように自分も苦しめられる可能性があるのです。

 

自己否定的な思考

カルマが重い人は、軽い人に比べ自分に自信がないことが多いといわれています。

 

それがゆえに自分を傷つけたり、何かと自分を下げた発言をしたりと、否定的な思考が抜けなくなってしまうのです。

 

自分の良さが見つからないだけでなく、他人からせっかく褒められていても「お世辞だろう」と素直に受け取れないケースも多々見られます。

 

前世で誰かを深く傷つけたり、侮辱する言葉を使っていたりすると、現世では自分が蔑む対象として認識されてしまうのです。

 

他人への過度な批判や嫉妬

重いカルマを背負っている人は、自分に自信が持てないあまり、他人に嫉妬することが多くなります。

 

自分にないものを持っている人が羨ましく見えたり、相手の努力を見ずに結果だけを妬んだりと、周りが気になって仕方がなくなるのです。

 

その結果、他人を過度に批判し周りから疎まれることもあるでしょう。

 

物質的な損失や金銭問題

過去にさまざまな悪行を行ってきた人の場合、現世でカルマが及ぼすのは精神や肉体に関することだけではありません。

 

大切にしていたものを偶然失うことになったり、友人や家族との別れを経験したりと、幾度となく損失の機会が訪れるでしょう。

 

また、カルマが重い人は金銭面でもうまくいかなくなるといわれています。

 

上手くやりくりができず借金を抱えることになるなど、生活が回らなくなるほどの問題を抱える人も珍しくありません。

 

スピリチュアルな悩み

過去にさまざまな悪行を積み重ねてきた場合、言葉では説明できないような事柄に悩まされることがあります。

 

人間関係や金銭面といった分かりやすい悩みではなく、「いつも見られている気がする」「心霊現象が起きた」といった科学的に説明できない悩みを抱えている人も。

 

こういった事象にはすぐに対処できる方法がないため、結果として長い間同じ悩みに苦しむ人もいるようです。

 

カルマの法則とは?

 

続いて、こちらも耳にすることが多い「カルマの法則」について詳しく見てみましょう。

 

カルマの法則の概要について

カルマの法則とは、すなわちこれまでにご紹介してきた内容を端的に述べた「自分の行いは自分に返ってくる」という内容を指します。

 

言い返せば、良い人生を送りたければ良いことをしなさい、という教えの一つ。悪いことをしてはいけないという戒めであると同時に、人生の指南書としても活躍しているのです。

 

同じような言葉として、「因果応報」があります。四字熟語でありながら仏教用語でもある言葉で、カルマ同様善悪はすべて自分に返ってくるという意味を持ちます。

 

このように、言葉は違えど世界中で同じような考えが浸透しており、私たちはその教えの中で生きているのです。

 

恩恵を得るための方法

カルマの法則を知って恩恵を得るためには、以下の手順で自分を変えていくのがおすすめです。

 

  1. 気持ちを変える
  2. 言葉を変える
  3. 行動を変える

 

先ほどもご紹介したように、カルマの良し悪しを決めるのは行動だけに留まりません。もっとも重視されるのは「気持ち」であり、最初に変えなければならない点でもあります。

 

まずは自分や他人に対する否定的な気持ちを変え、ポジティブに過ごすことから始めましょう。気持ちが整ってから、言葉や行動を変えてみても遅くはありません。

 

自分のカルマを知る方法は?

 

一般的に、自分のカルマについて詳しく知る方法はありません。

 

過去にどんなことをしていて現在があるのか、想像しながら行いを正していくほかないのです。

 

続いては、そんなカルマを想像するために重要な3つのポイントについてご紹介します。

 

自分の人生を振り返ってみる

自分のカルマを正しくイメージするためには、これまでの人生を詳細に振り返ってみることが大切です。

 

忘れられない失敗や悲しかった出来事などが思い出に残りやすいですが、それらについて自分がどう考えたのか、結果として何が起こったのかなどを細かく振り返ってみましょう。

 

必要に応じてメモを取りながら、当時のことをできるだけハッキリと思い出すことが大切です。

 

こうして過去の自分を掘り出していくと、カルマによる影響が目に見えやすくなります。

 

前世や過去の行いが良かったのか悪かったのか、はたまたカルマが重いのか軽いのかなどを判断する参考にしてみてはいかがでしょうか。

 

自分の感情と向き合う

カルマを知るために重要なポイントの一つに、「感情」があります。

 

先ほども触れたように、カルマを構成しているもっとも大きなポイントが感情です。

 

自分が思い描いた感情とは別の気持ちが表れたり、気持ちとは裏腹な行動をとってしまったりしたときは、カルマによる影響が強く出ていると考えて良いでしょう。

 

この感情は、過去の誰かがあなたに向けていた感情であるといえます。

 

現在の行動について良い気持ちがあるのならば、あなたは良いカルマを持っている証拠。逆であるならば、今後の感情や行動を見直す必要があるでしょう。

 

人間関係を見直す

周囲の人間とどのような関係を築いているかも、カルマの良し悪しを判断するポイントになります。

 

その人が好きか嫌いかといったシンプルな問題だけでなく、これまでの日々でどのような関係になれたのかを詳しく思い返してみましょう。

 

あなたの周りに良い人が多いならば、過去の善行が今に表れているといえます。

 

逆にあなたにとって不都合な人間関係が多い場合は、重いカルマを背負っていると判断できます。

 

自分が悪くなくても相手のトラブルに巻き込まれたり、困難なお願いを頻繁にされたりする場合は、感情や行動を改める必要があるかもしれません。

 

カルマの意味についてのまとめ

どんな人でも必ず、前世やこれまでの自分が歩んできた人生がカルマとなって現れているはずです。

 

それが良いことであれば引き続き来世へとつなげ、悪いことであれば今断ち切るために努力しましょう。

 

悪いカルマを断ち切るための努力は、きっとあなた自身を成長させてくれるはずです。

 

また、悪いカルマの中でも重いカルマだと感じる場合、自分が背負っているものについて専門家に相談するのもおすすめです。

 

電話占いや対面占いなど、自分が利用しやすい方法で相談すると良いでしょう。


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