夫婦の円満を保つ秘訣|冷めていく夫婦の共通点とは?
「最近、夫婦喧嘩が増えてきた」、「夫(妻)の考えていることが分からない」など、夫婦関係に悩みを抱く方は少なくありません。
夫婦仲が冷めていく原因は人それぞれですが、ある共通点が見られることも多いものです。
本記事では、なぜ夫婦関係は悪化していくのか、円満な夫婦関係を維持していくための秘訣も合わせてご紹介します。
円満な夫婦の特徴とは
夫婦関係を円満に保つにはどういったことが大切なのでしょうか。円満な夫婦に共通して見られる特徴をいくつかご紹介します。
お互いの価値観を尊重している
どれだけ親しい人であっても、自分と全く同じ価値観や考えの人は存在しません。
自分の価値観を押し付けてしまうと、相手の反発を招き夫婦関係にも亀裂が生じることがあります。
お互いに価値観や考えが異なることを理解し尊重し合うことが大切です。
日頃から感謝を伝えている
長い間夫婦生活を共にしていると、「ありがとう」という言葉を伝えなくても相手は分かってくれているだろうと考えがちです。
しかし、言葉にしなければ気持ちは伝わらないことも多いため、感謝の気持ちを言葉にすることが大切です。
思ったことは言葉にする
感謝の気持ちだけでなく、相手に対する愛情や尊敬している部分、あるいは直してほしいところなど、思ったことや感じたことがあれば言葉として伝えましょう。
円満な関係を維持しやすくなります。
二人だけで過ごす時間を持っている
子どもができたり毎日の仕事で忙しい日々を送っていると、夫婦という関係性が徐々に薄れていくことがあります。
そのため、結婚記念日やお互いの誕生日などの記念日だけでも二人で過ごす時間を作ることが大切です。
お互いを信頼しあっている
夫婦として支え合って生活していくためには信頼関係が不可欠です。
相手のことをあえて深く詮索せず、信頼していると示すことにより、相手も「この人のことを裏切ってはいけない」と感じ、理想的な夫婦関係が維持できます。
スキンシップをとっている
夫婦関係を維持するうえで日々のスキンシップは重要です。
相手に直接触れることで愛情を再確認し、円満な夫婦関係が維持できているというケースは少なくありません。
喧嘩しても引きずらない
長い夫婦生活を送っていると、価値観や考え方の違いから喧嘩になることもあるでしょう。
一度も喧嘩をすることなく穏やかな生活を送れているという夫婦は圧倒的に少ないはずです。
それでも円満な関係を維持できているのは、喧嘩をしたとしても長く引きずることなく、お互いが歩み寄っている夫婦が多いためです。
それぞれに趣味がある
夫婦関係に限ったことではありませんが、相手に対して興味を抱くことは、良好な人間関係を維持するための基本といえます。
お互いのことに興味をもっている夫婦は、髪型やファッションなど些細な変化にも気づきやすいです。
「女(男)として見られている」という意識が働くと、円満な夫婦関係を維持しやすいものです。
記念日を大切にしている
結婚記念日や誕生日など、大切な記念日を忘れることで、夫婦関係に亀裂が生じるケースは少なくありません。
相手のことを大切に思っている夫婦は、記念日に食事をしたり外にデートに出かけたりすることが多いものです。
夫婦仲がギクシャクする原因は?
夫婦仲がうまくいかない、ギクシャクしていると感じる原因はさまざまですが、代表的なものをいくつかご紹介しましょう。
夫が家事や育児に非協力的
夫または妻が家事や育児に協力的でないと、夫婦のどちらかに負担が偏りがちになります。
日々の暮らしのなかで小さな不満が溜まっていくと、相手に対して些細なことで腹を立てるようになり、夫婦仲が徐々に悪化していきます。
金銭的な事情
十分な収入が得られないと生活費を切り詰めていかなければならず、なかには結婚したことを後悔するケースもあるでしょう。
相手を非難するような発言がある
相手の人格を否定する言葉を投げかけることはモラハラにあたり、夫婦の信頼関係を構築することも難しくなります。
本人にしてみれば何気なく発した一言のつもりでも、相手は大きく傷つき夫婦関係に亀裂を生じさせるケースもあります。
金銭感覚の違い
十分な収入を得ていたとしても、金銭感覚の違いが結婚後に発覚するケースもあります。
たとえば、ギャンブルに毎月大金を注ぎ込んでいたり、外食や交際費に多額の支出があると、夫婦生活を続けていくことに不安を感じ関係が悪化することもあります。
浮気・不倫の発覚
浮気や不倫が発覚したとき、相手のことを信頼していただけにそのショックは大きいものです。
それまでの夫婦生活は何だったのかと絶望し、この先夫婦関係を維持していくことはできないと判断することもあるでしょう。
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冷めていく夫婦の共通点
上記とは反対に、関係が冷めていく夫婦にはどういった共通点が見られるのでしょうか。
コミュニケーションが少ない
夫婦生活が長く続くと、お互いが当たり前の存在になり、コミュニケーションが自然と減っていくケースも少なくありません。
しかし、会話の量が少ないと夫婦といえども相手が何を考えているのか分からなくなり、心理的な距離が広がっていくことも多くなります。
あいさつや感謝の言葉がない/少ない
コミュニケーション不足とも関連しますが、毎日のあいさつや感謝の言葉が少なくなることもポイントとして挙げられます。
「おはよう」、「ただいま」、「ありがとう」といった一言はコミュニケーションのきっかけにもなります。
この一言が出てこないと、自然とコミュニケーション不足に陥ってしまいます。
共通の趣味や話題がない
夫婦の間で趣味や価値観が合わないと、盛り上がる共通の話題もなく自然と会話が続かなくなります。
会話を引き出そうとして話題を振っても、そもそも相手が興味を抱いていないと鬱陶しく感じ、ますます冷え切った夫婦仲になることもあるでしょう。
愛情が一方通行になっている
夫婦の一方が愛情を抱いていたとしても、相手がそれに応じない場合、夫婦関係のバランスが崩れてしまいます。
やがてその愛情が鬱陶しく感じたり、重いと感じたりして夫婦仲が冷めていくこともあるでしょう。
勢いで結婚してしまった
冷静な考えや相手に対する深い理解がないまま、感情の勢いで結婚した場合、その後の生活を続けるなかで問題が浮き彫りになり、関係が冷めることがあります。
義理の家族との関係性が悪い
相手の両親やきょうだい、親族と良好な関係を築くことができないと、自然と距離を置きたくなるものです。
配偶者にしてみれば、自分の家族をないがしろにされた気分になり夫婦仲に悪影響を及ぼすこともあるでしょう。
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夫婦の円満を保つための秘訣
円満な夫婦関係を保っていくためには、どういった点に注意すれば良いのでしょうか。日頃から実践したい秘訣をご紹介します。
会話する時間を増やす
どんなに些細なことでも、夫婦で会話を交わす時間を増やしましょう。
たとえば、「今日仕事でこんなことがあった」、「子どもがこんなことを言っていた」、「◯◯というテレビ番組が面白かった」など、話題は何でも構いません。
そこからさまざまな話題に発展しコミュニケーションのきっかけとなるでしょう。
お互いに干渉しすぎない
たとえば、残業で帰宅が遅くなった相手に対し浮気を疑うような言動をしてしまうと、お互いに不信感が生まれ信頼関係が崩れてしまいます。
信頼し、あえて深い詮索をしないことで「この人を裏切ってはいけない」という気持ちが芽生え、円満な夫婦関係が維持しやすくなります。
日頃から感謝の言葉を伝える
「ありがとう」という感謝の言葉を意識的に投げかけてみましょう。
感謝の言葉を掛けられて不快になる人はおらず、夫婦仲を改善するための第一歩にもなります。
最初の一言を発するには勇気が要ることもあると思いますが、繰り返し投げかけることで信頼関係が構築され、夫婦円満につながっていきます。
相手を思いやる
相手を尊重し思いやる気持ちも夫婦円満の重要な秘訣です。
自分と異なる意見や考え方で対立したとき、なぜそのような意見をもつのか相手の立場で考えてみましょう。
スキンシップをとる
長い夫婦生活のなかでセックスレスになることも珍しくありませんが、そのような場合でも手を繋いだりハグをしたりすることが習慣になっている夫婦も多いです。
一緒に食事をする
コミュニケーションの場として食事の時間は特に重要です。
仕事が忙しいときでも、相手の帰宅に合わせて食事をとるなど、できるだけ落ち着いて話せる場を設けましょう。
二人で過ごす時間を作る
より夫婦の仲を深めるためには、二人きりの時間をつくることも心がけましょう。
休日は二人で食事やドライブに出かけたりすることで、独身時代を思い出し夫婦の愛情が深まっていくこともあります。
記念日を大切にする
結婚記念日や誕生日など特別な日は夫婦二人でお祝いを欠かさないようにしましょう。
仕事や家事、子育てに忙しい毎日を送っていると記念日を忘れがちになりますが、スマホのカレンダーに登録しておくなどの工夫も有効です。
お互い一人の時間も大切にする
夫婦といえどもつねに一緒の生活を送っていると、精神的に疲れてくることもあります。
そこで、あえて一人の時間をつくることで適度な距離感が生まれストレスのない生活を送ることができます。
一人で過ごせる書斎や趣味の部屋をつくったり、一人で散歩やショッピングに出かけたりするのも気分転換になるはずです。
喧嘩してもすぐに仲直りする
些細なことで喧嘩をしたとしても、後に引きずることなくすぐに仲直りをするよう心がけましょう。
相手が折れないと感じたら、ときには自分から謝ることも大切です。
関連記事:夫婦関係を修復するためのきっかけ|絶対にやってはいけないこととは?
夫婦円満の秘訣に関する名言を紹介
最後に、夫婦円満のために覚えておきたい言葉をいくつかご紹介します。
ゲッターズ飯田(お笑いタレント・占い師)
「『頼れる』と思って一緒になったら、頼りないのが男で、『弱い』と思って一緒になったら、強いのが女ってもの。」
笑福亭鶴瓶(落語家・お笑いタレント)
「ハッピーワイフ、ハッピーライフ」
所ジョージ(お笑いタレント・シンガーソングライター)
「俺が妻と結婚したのは、妻の笑顔が長い時間みたいから。
今、妻を笑顔にしてあげられていないなら、笑顔にしてあげられていない俺がすべて悪い。」
岡本太郎(芸術家)
「自分の惚れた女にケチするヤツは許せない。」
フグ田マスオ(「サザエさん」登場キャラクター)
「たまには羽を伸ばしておいで。タラちゃんは僕がみるよ。」
野原しんのすけ(「クレヨンしんちゃん」主人公)
「悪いことしたら、ごめんなさいって言うんだゾ。幼稚園じゃみんなそうしてるゾ。」
まとめ
お互いに信頼し愛情をもって暮らしている夫婦でも、些細なことで言い合いになったり大喧嘩に発展することもあるでしょう。
このようなトラブルが頻繁に繰り返されると、徐々に夫婦仲は冷え切っていき最悪の結末になることも予想されます。
円満な夫婦関係を維持していくためにも、今回ご紹介した秘訣を参考に普段の生活を見直してみましょう。