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満月の日に体調不良になる人がいるのはなぜ?スピリチュアルは関係ある?

Supervised by
龍雲堂Sally薬房 代表薬剤師・FeliMedix 代表取締役社長 小野 さゆり

 

私たち人間はもちろん、様々な動物が月の満ち欠けによって影響を受けています。

 

特に満月の日は、産気づく妊婦さんが増えたり月経が始まったりすることも多いのに加え、体調不良を訴える人も少なくないでしょう。

 

今回はなぜ満月の日に体調不良になる人が多いのか、考えられる原因や感じることの多い不調についてご紹介します。

 

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満月の日に体調不良になる人がいるのはなぜ?

 

なんだか体調がすぐれなかったり、理由もなくだるいと感じたりする日は、夜に月を見上げてみましょう。

 

その日が満月や、満月に近い日であったりする場合は、月の力によって体調に影響が出ている場合があります。

 

満月が体調不良を引き起こす原因を、東洋医学や最新の量子力学的な視点を交え、3つのポイントに分けてご紹介します。

 

明るさや引力の影響

満月や新月のときは月の引力が強くなるため、潮の満ち引きが大きくなることが知られています。実は、人間の体内でもこれと同じ現象が起きています。

 

人間の体は、約37兆個もの細胞からできており、それらは「細胞外液」という水分の中に浮かんでいます。かつて生命が海から誕生し、陸に上がるときに体内に取り込んだ「海の水」こそがこの細胞外液です。

 

いわば、体内に小さな「海」を抱えているようなものです。そのため、月の引力によって海と同じように満潮と干潮が起こり、細胞外液に揺らぎが生じます。

 

この揺らぎを自律神経が過敏に察知すると、身体は変化に負けないよう、体内を一定に保とうとします。この働きは恒常性維持機能(ホメオスタシス)と呼ばれるものです。

 

イメージしにくいかもしれませんが、夏や冬に無意識に行われている体温調節と同じ原理です。例えば、凍える冬に身体が震えて体温をあげようとしたり、猛暑の夏に汗で熱を逃がそうとしたりする反応です。

 

この体温調節と同じように、満月の日も月の引力による変化に体が適応しようとして、自律神経や代謝を司るホルモンが過剰に働き続けます。その結果、心身のエネルギーが消耗し、不調として現れるのです。

ホルモンバランスの周期との一致

女性は普段からホルモンバランスの影響を受けやすく、周期的に体調を崩しがちです。

 

排卵日周辺や月経時の不調に加え、月経前に起こりやすいPMSなど、本当に調子が良いのは1ヶ月のうちたった数日しかない、という方も少なくありません。

 

こうした女性特有のサイクルと、満月の時期が重なると、体への負担はより重くなります。

 

月の引力による変化に対し、身体が自律神経や女性ホルモンなどのバランスを一定に保とうと必死にコントロールする過程で、神経が過敏になったり、むくみが出ることがあります。

 

身体を守る力が十分に備わっているときは、月の動きによるゆらぎを最小限に抑え、元気に過ごすことができます。しかし、疲れがたまっていたり生活リズムが乱れていたりすると、調整が追いつかず不調を感じやすくなります。

心理的な要因

「満月とは様々な体調不良を引き起こすものだ」という固定観念があると、知らず知らずのうちに特別な意識が働き、満月の日が近づくにつれて緊張や不安が高まりやすくなります。

 

特に、過去に満月の時期に体調を崩した経験のある方や月の力を特別視している方は注意が必要です。「また体調が悪くなるかも…」という不安が自律神経の緊張を加速させ、不調を招きやすくなります。

 

こうした心理的な要因も、身体的な反応を強くする理由の一つです。あまり意識しすぎず、「今は月の引力で体も頑張っている時期なんだ」と客観的に受け止めることが、不調を和らげます。

 

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満月の日に感じやすい体の不調

 

満月の日は人によって様々な体調不良が起こりやすくなりますが、なかでも多く見られるのがこれからご紹介する5つの症状です。

 

ご自身に当てはまるものがある場合は、事前に仕事量を調整したり、ゆっくり休める環境を整えたり、カレンダーを見ながら備えておきましょう。

睡眠障害

私たちは、起きてから14~16時間後に「メラトニン」という睡眠ホルモンが分泌され、自然な眠りにつくようになっています。

 

しかし、満月の夜は月明りの影響でメラトニンの分泌が抑制されやすくなります。また、月の引力によって細胞外液に揺らぎが生じることにより、その変化に対応しようと身体が働き続けてしまいます。

 

その結果、交感神経が優位になりやすく、リラックスモードに切り替わりにくくなるのです。

 

スマホを控えるのはもちろん、カーテンをしっかり閉める、アイマスクを着用するなど、光を遮ることで意識的に脳を休ませる環境を整えましょう。

 

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イライラや情緒不安定

東洋医学では、「気」と呼ばれる体内のエネルギーが全身を巡っています。

 

満月の強い引力によって、自律神経が過敏に反応することで、全身に巡るはずだった気のバランスが崩れ、のぼせやイライラ、落ち着かないといった症状が現れやすくなります。

 

月経前のPMSの症状にも似ているため、満月の影響であることに気がつかない場合もあります。

 

脳の働きが活発になったまま過ごしていると、しっかりと休息が取れず、その後もイライラが続くことがあるでしょう。

 

頭痛

満月の日にホルモンバランスが乱れたり、睡眠障害が起こったりすると、身体がダメージを受けて頭痛が生じる場合があります。

 

月の引力の影響で頭の方に気が昇りやすくなることや、体内の水分が停滞して起こるむくみが深く関わっています。

 

血管が拡張したり、周りの神経が圧迫されたりすることで、緊張型頭痛のようにぎゅっと締められるような痛みを感じる方もいれば、頭の片側がずきずきと痛む片頭痛に苦しむ方など、人によって様々な症状が見られます。

 

特に、曇りや雨の日など低気圧のときに頭痛が起こりやすい方は、満月の日にも充分注意しましょう。

 

単なる頭痛だからといって軽視せず、休息をしっかりと取りながら症状の軽減に努めることが大切です。

 

消化器症状

満月の日に様々な不調が現れる方は、下痢や便秘といった消化器症状が現れることがあります。

 

自律神経は腸の動きも司っているため、引力の影響に対応しようと体が緊張状態になり、うまく消化のスイッチが入らなくなってしまうためです。

 

普段からお腹を壊しやすい方はもちろん、下痢や便秘と無縁の方や、消化器症状に悩まされたことがない方でも注意が必要です。

 

特に様々な事柄に対して不安を覚えやすい方や、様々なシーンで緊張してしまう方は、満月の前後はお腹を労わりながら過ごすことをおすすめします。

 

むくみや体重増加

満月の日は身体がより多くのエネルギーを求めるため、食べたものが吸収されやすい点に注意が必要です。

 

普段と同じ量を食べていても、身体がより多くのエネルギーを吸収してしまうため、体重が増加しやすいといったデメリットがあります。

 

ダイエットをしている方や、体重を気にしている方は特に、満月の日は消化が良くバランスの整った食事を心がけましょう。

 

また、食べ物だけでなく飲み物も身体に蓄えられやすくなります。水分の排出がうまくいかずにむくみやすくなるため、カフェインの多く含まれた飲み物や、アルコール飲料は避けるようにしましょう。

 

水分と同時に毒素も体内に溜まりやすくなるため、デトックス効果のある飲み物を飲むのもおすすめです。

 

満月に体調不良になりやすいのはどんな人?

 

満月だからといって、全ての人が体調不良になるわけではありません。しかし、それぞれの体質や日々の過ごし方によって、満月の影響を強く受けてしまう方がいます。

 

自身がどちらにあてはまるのかチェックし、もし体調不良になりにくい方であっても、満月で体調不良になる人がいることを理解し、配慮を怠らないようにしましょう。

 

男性より圧倒的に女性が多い

月の満ち欠けがホルモンバランスに影響を及ぼしやすいことから、男性よりも女性の方が体調不良になりやすいといわれています。

 

特に月経周期と重なってしまったり、月経前のタイミングで満月を迎えると、普段の症状がより強く出ることもあるでしょう。

 

下腹部や腰などを温めたり、消化に良いものを食べたりと、少しでも楽に過ごせる方法を模索してみましょう。

 

月経に関するトラブルは、個人ではどうしようもないものも多くあります。なかには婦人科系疾患が隠れている場合もあるため、満月の影響を考慮すると同時に、医療機関へ相談してみることも大切です。

 

毎月の月経を少しでも軽く抑えられるよう、自分に合った対策を行いましょう。

 

感情が不安定になりやすい人

普段から感情の起伏が激しく不安定になりやすい人は、ただでさえ自律神経が過敏になっている状態です。そこに、月の引力という外からの刺激が加わることで、体調を崩しやすくなります。

 

特に様々なシーンで強い不安を感じる方や、緊張しやすい方は注意が必要です。満月の日の前後数日間は、仕事を詰め込むことなく、リラックスして過ごせるように調整しましょう。

 

帰宅後は自分の好きなことをして過ごせるよう、趣味に時間を費やすのもおすすめです。

 

睡眠が浅い人

満月の日は、月の光や体の興奮により睡眠障害が起きやすいため、普段から睡眠が浅く眠りにくさを感じている方は要注意です。

 

眠りの質が低下することで、翌日の倦怠感やさらなる不調を招く悪循環になりかねません。

 

寝る前にリラックス効果のあるハーブティーを飲んだり、ゆっくりと入浴して体を暖めたり、少しでもゆっくり休めるように工夫してみましょう。

 

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満月による体調不良を軽減するためには

 

満月はおよそ1ヶ月に1回の周期でやってきます。そのため、何も対策をしないと毎月体調不良を起こしてしまいます。

 

少しでも満月による体調不良を軽減し、いつもと同じように過ごすため、事前にできる対策を万全に行っておきましょう。

普段から睡眠までのルーティーンを実践する

毎日同じ時間に同じ行動をして眠りに就くことで、体がおやすみモードへ切り替えやすくなります。

 

そのため、普段から入眠までのルーティンをしっかりと作っておきましょう。

 

ストレスやイライラをセルフコントロールする方法を身につける

満月の影響によってイライラや焦り・不安などを感じやすい方は、感情をコントロールする必要があります。

 

特に怒りの感情には、「深呼吸」が効果的です。

 

人の怒りは6秒間がMAXだといわれており、それ以降は徐々に収まっていきます。怒りを感じてからすぐに相手を罵倒したり叱責したりするのではなく、6秒間深呼吸をすることで、冷静に対応できるようになるでしょう。

 

また、ストレスやイライラは体調が悪いときにこそ感じやすいです。頭痛や腹痛など目に見える不調がない場合も、疲れが溜まっていたり、よく眠れていなかったりする場合は精神的にも不安定になっている場合があります。

 

まずは自分の疲れを癒し、周りに対して寛容になれるよう、気持ちに余裕を持つことから始めるのがおすすめです。

 

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満月近くは高カロリーな食事やアルコールを控える

満月の前後は、身体が吸収モードになっているため、いつもより食事のカロリーを抑えたり、消化の良いメニューを選んだりするとよいでしょう。

 

胃腸に負担をかけないことで、体重の増加を防ぐだけでなく、胃痛や消化不良・便秘・下痢といった消化器症状を避けることにも繋がります。

 

また、アルコールも消化器症状やむくみの原因となります。満月の日は悪酔いしやすい方もいるため、どうしてもお酒を飲みたいときは、少量を楽しむのがおすすめです。

 

満月による体調不良に関する疑問

 

満月と体調不良の関係は、医学的に説明できる部分もあれば、どこか神秘的で割り切れない部分もあります。だからこそ、理屈だけでは解消できない不安を感じることもあるでしょう。

 

満月の夜を少しでも穏やかに迎えるため、よくある疑問についてお答えします。

 

満月が体調に及ぼす影響はスピリチュアルと関係ある?

目に見えない不思議なものや霊的な出来事を指す「スピリチュアル」ですが、満月が体調に及ぼす影響も完全に関係がないとは言い切れません。

 

例えば、満月の日が近づくと、暴飲暴食をしてしまう人がいるとしましょう。

 

その結果として起こる胃痛や胸やけ・便秘・下痢・むくみなどの体調不良は、医学的に説明がつきます。一方で、「満月により体内のエネルギーが溢れることで暴飲暴食をしてしまう」という部分はスピリチュアルな影響を否定できません。

 

しかし、スピリチュアルな一面を持っているからといって、満月による体調不良を訴える人に対し「理解できない」「嘘だろう」と判断してしまうのは間違いです。

 

人間は昔から様々な面で月の影響を受けてきました。満月による体調不良は誰しもに起こりうることだと認識しておきましょう。

 

満月の影響はどれくらい続く?

満月による体調不良がいつ起こるかは人によって異なりますが、多くの場合は満月の前後2~3日がメインであるといわれています。

 

つまり、満月の日を中日とした1週間くらいは体調不良の可能性が高まる日として考えておくと良いでしょう。

 

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まとめ

満月の影響で体調不良を訴える方が多いのは、日本だけの現象ではありません。

 

多くの方が月の満ち欠けに影響を受けるため、それぞれの体調不良に対ししっかりと対応できるよう、日頃から準備を整えておくとよいでしょう。

 

大切な予定が満月の前後に被らないよう、カレンダーを見ながら月の満ち欠けをチェックするのもおすすめです。

 

自分の体のリズムを知り、満月の日を少しでも健やかに過ごせるようにしていきましょう。

監修者:プロフィール

龍雲堂Sally薬房 代表薬剤師

FeliMedix 代表取締役社長

経歴

虚弱体質だった自身が「漢方」「食」「ヨガ」で年々元気になり、また子供のひどいアトピーを「漢方」「食」を通じて克服した経験を持つ。外資系医薬品メーカー開発部門や高知医大の解剖学教室研究職での勤務を経て、龍雲堂Sally薬房を開業。日々の相談業務だけでなく、健康づくりに関する勉強会を開催したり全国各地の講演会にも登壇し、健康への啓蒙活動にも積極的に取り組んでいる。また、ヨガ講師として毎週レッスンを実施。丁寧なカウンセリングに定評があり、大人から子どもまで3世代に渡りご相談を受けることも多い。身体や心を健康にすることで、人生そのものを輝かせることに注力している。


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