【初心者向け】ガーデニング入門|何から始めれば良い?
家の中で始められる趣味としてすっかり定着したガーデニングですが、これから始めてみようかな?という方もいらっしゃるのではないでしょうか?
ガーデニングは手軽に始められるのが魅力である一方、お世話のしかたが間違っていると、せっかく咲いた花が枯れてしまったり虫が湧いたりといったことも。
また、ガーデニングを始めるにあたって、どんな道具を揃えれば良いかわからない方もいるでしょう。
本記事ではガーデニング初心者の方や、これから始めたいという方に向けて、注意すべきことや必要なアイテムなどについて詳しく解説します。
Contents
ガーデニングを始める前に確認しておくこと
ガーデニングの最初のステップとして、“場所”に関する確認をしておきましょう。
スペースの確認
- 室内
- ベランダ
- 庭
ガーデニングを行う場所として、マンションなどの集合住宅であれば室内やベランダ、一軒家や一部の集合住宅では、これらに加えて庭も選択肢となるでしょう。
植物を育てるためには十分なスペースが必要です。この後に解説しますが、ガーデニングの種類、あるいは育てる植物によって必要となるスペースの大きさは異なります。
そのため、育てたい植物がある場合は、そのために十分なスペースがあるか確認しましょう。
もし希望がないのであれば、確保できるスペースから逆算してガーデニングの規模を決めると良いでしょう。
日当たりや風通しの確認
ガーデニングには日当たりや風通しが重要です。
特に日光は光合成にとって不可欠です。しかし植物によっては強すぎる日差しが逆効果になることも。
例えば、部屋が西向きの場合は日照時間が長くなるため、鉢を簡単に日陰に移動させられるかどうかといったことも考慮する必要があるでしょう。
また、植物の成長を阻害する要素として蒸れや病害虫といったものがありますが、これらは風通しの良い環境に置くことである程度対策ができます。
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初心者におすすめのガーデニングの種類
ここでは、初心者の方におすすめのガーデニングの種類を紹介します。
コンテナガーデニング
コンテナガーデニングとは、鉢やプランターといった容器(コンテナ)を使って植物を育てるガーデニングのスタイルです。
庭がない場合でも、ベランダや玄関先などの小さなスペースで手軽に楽しめます。また、移動が簡単なので、日当たりや風通しの良い場所に簡単に移動できるのもメリット。
コンテナガーデニングは季節ごとに植物を入れ替えられるため、常に新しい景色を楽しむことができます。
デザインや規模を自由に自分で決められるので人気のスタイルとなっています。
家庭菜園
家庭菜園とは自宅の庭やベランダ、プランターなどを利用して、野菜やハーブ、果物を栽培することを指します。自宅に小さな畑を作るイメージでしょうか。
商業的な目的ではなく、楽しみながら育てて収穫したものを食べることが主な目的です。
普段何気なくスーパーなどで購入している野菜や果物を自分で栽培することで、出荷するまでの大変さやありがたみを理解できることが家庭菜園の魅力といえるでしょう。
道具と少しの知識があれば誰でも始められますが、植物の栽培自体が完全に初めてという方は、まずはミニトマトやラディッシュといった初心者向けの野菜からチャレンジしてみましょう。
花壇づくり
庭がある場合に限られますが、花壇づくりもおすすめです。
レンガやブロックなどで縁取りをつくり、園芸用の土を入れて、植物の種や苗を植えていきます。
ホームセンターや園芸専門店などではレンガに見立てた花壇用の囲いなども販売されており、持ち運びやすいように軽量化されたものもあります。
土の持ち運びだけは大変ですが、それ以外でいえばイメージほど大掛かりな作業を必要としないため、初心者の方でも十分にトライできるでしょう。
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ガーデニング初心者の方が気を付けるべきこと
ここでは、ガーデニングを始めるにあたって初心者の方が気を付けるべきことを見ていきましょう。
水やりの頻度
鉢植えの場合、鉢の底から水が流れ出るまでたっぷりと水を与え、根腐れしないように受け皿に溜まった水はすぐに捨てるようにしましょう。
推奨される水やりの頻度は植物の種類や季節、気象条件などで異なります。上記を踏まえた上で、基本となるポイントを解説します。
春
1〜2日に1回が目安です。気温が上がってきたら水やりの回数を徐々に増やします。午前中の気温が上がりきる前に水やりをするのが理想的です。
夏
気温が高く乾燥しやすいため、必ず1日に1〜2回は水やりを行います。早朝や夕方の涼しい時間帯に水を与え、日中の直射日光が強い時間帯は避けましょう。
秋
気温が20℃台前半くらいまで下がり始めたら、1〜3日に1回の頻度に減らしましょう。土が乾いているかどうかを確認し、乾燥している場合に水を与えます。
冬
週に1〜2回の水やりで十分です。午前中の暖かい時間に水を与え、夕方以降は避けましょう。特に、寒い地域では水をあげすぎると土が凍るため注意が必要です。
健康状態のチェックと日々のケア
植物がすくすく育つには、水やりと並行して適切に肥料を与えることが重要です。
肥料は多すぎも少なすぎも良くないので、植物ごとの目安をよく確認して与えるようにしましょう。
日々の状態チェックを行うことで、微妙な変化や病害虫の存在に気付くことも。
病害虫は植物の寿命を縮める厄介な存在です。見つけたら自然由来の防虫スプレーなどを使用して寄りつかないように対策することが大事です。
自然由来の成分でも植物によってはダメージとなってしまうことがあります。必ず植物ごとに使用できる防虫スプレーのタイプを確認しましょう。
ガーデニング初心者の方が揃えるべきアイテム
ここでは、ガーデニング初心者の方が揃えておくべきアイテムを紹介します。
スコップ
植物を植え替えたり土を掘る際に必須です。目盛り付きのスコップを選ぶと植える深さを正確に把握できるので便利です。
園芸用ハサミ
植物の成長を促進するためには栄養が分散しすぎないように“剪定”という作業が必要になります。
植物によっては枝が硬いため、専用のハサミがあると便利でしょう。
ジョウロ
室内やベランダでガーデニングを行う際の水やりに使用します。
コップや霧吹きを使う方法もありますが、ある程度の水の量を均等かつ広範囲に届けるためにはジョウロが最適です。
庭の場合はホースの先に散水ノズルを取り付けて使用するのが良いでしょう。
ガーデングローブ
特に土いじりやトゲのある植物の手入れをする際に手や爪を保護するために必須です。防水や耐久性が高いものを選ぶと良いでしょう。
熊手
雑草を抜いたり土を整えるために使用します。特に広いスペースでガーデニングを行う場合に重宝するでしょう。
プランター・鉢
植物を植えるのに必要です。ガーデニングに使えるスペースや植物の種類で購入すべきサイズが異なります。
プランターや鉢まで含めてひとつの作品となるので、素材やデザインにも気を配りましょう。
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ガーデニング初心者の方におすすめのアイテム5選
ここでは、ガーデニング初心者の方におすすめのアイテムを紹介します。
APRTAT 天然竹製フラワースタンド
天然竹製のフラワースタンドです。お花や観葉植物を飾れるだけではなく、家具などが鉢と接触するのを防ぐのにも役立ちます。
コンパクトなデザインなのでさまざまな植物によくマッチし、屋内屋外のどこでも洗練された雰囲気を演出できるのもポイント。
取り付けの手順書とネジが付いており、プラスドライバー一本で組み立てが完了します。
床との接触部には滑り止めカバーを取り付けるため安定性が高く、床を傷つけずに済みます。
SENUN ソーラーランタンガーデンライト
おしゃれなランタン風ガーデン用ライトです。日が落ちてくると光センサーが作動し、温かみのある光が庭先を照らします。
太陽光パネル充電であるため電池が不要で、自然環境に優しいのもポイント。
ロープは取り外し可能な設計で底は平らになっているので、枝やフックなどに引っ掛けたり玄関前に置いたりなど、さまざまな設置方法が楽しめ、庭先をおしゃれに彩ってくれるでしょう。
なないろ館 プラントホルダー 3個セット
おしゃれなプラントホルダーの3個セットです。フックが付いており、ベランダや柵など、さまざまな部分に引っ掛けられるように設計されています。
頑丈なアイアン製でリーフ型のモチーフがアクセントとなっています。色は黒で統一されていますが隙間の多いデザインなので、重たい印象は受けません。
上部の直径が約22cm、底部が16.5cmとなっているので、この規格に合う鉢植えを使用されている方は、ぜひ購入を検討してみてください。
T4U 植木鉢 プラスチックプランター 4点セット
「シンプル至上」のデザインコンセプトに基づき、余計な面倒な要素を取り除き、単一の線、クラシックな白、つや消しの質感を採用しています。
底に細かな排水孔が開いているため、余った水が流れ出し、植物の根腐れを防ぐことができます。
受け皿は簡単に取り外せるので、余った水はさっと捨てるだけで良いのもポイントです。
白を基調としたシンプルなガーデンを演出したい場合にマッチするでしょう。
SUN-E SE フクロウポット
まるっとしたフクロウのデザインが特徴的なセラミック製の小型植木鉢。小型のサボテンやアロエのような多肉植物を栽培するのにおすすめです。
鉢そのものが置物として可愛らしいため、窓際に飾っておくだけでもインテリアの一部として機能してくれるでしょう。
ガーデニング初心者の方におすすめの書籍2選
続いては、ガーデニング初心者の方におすすめの教科書となる書籍を紹介します。
ベランダ寄せ植え菜園:自然の力を借りるから失敗しない
数々の家庭菜園本でおなじみのたなかやすこ氏監修の、シンプルかつオーガニックなコンテナ栽培のノウハウを一冊にまとめた本です。
自然の力を最大限に活かすたなか流のルールを活用することで、狭いベランダでもちゃんと収穫できることが具体例を交えて紹介されています。
今まで野菜のコンテナ栽培が上手くいかなかった人や、野菜づくり初心者の方でもすぐに真似できる一冊です。
NHK趣味の園芸 おぎはら流 がんばらなくても幸せな庭 宿根草のナチュラルガーデン(生活実用シリーズ)
国内外で注目を集める「ナチュラルガーデン」。魅力は何といってもメンテナンスが簡単なことでしょう。
宿根草のスペシャリストである荻原範雄氏がナチュラルガーデンに適した346種の植物を紹介し、日陰・酷暑・狭いなど植える場所の悩みに応じた植物選びをレクチャーします。
負担を減らしたシンプルな栽培法がわかるほか、豊富な庭の写真も紹介されているので、ガーデニングのイメージを掴むのにもおすすめです。
まとめ
ガーデニングは自宅でできる、初心者の方にもおすすめの趣味です。
室内や庭先を植物で彩ることで気分も上がりますが、反対に栽培方法を間違えて枯れたり病気になると、寂れた暗い印象になってしまうでしょう。
そのため、初心者の方であっても基本的な知識を身につけた上でチャレンジしたいところです。
本記事で紹介した内容を参考に、ガーデニングデビューを果たしましょう。