Humming♪

ボディケアが楽しい季節♪ 体も気分もすっきり整えたい!

肌や体に良いもの、使い心地が良いもの、気分が上がるもの・・・コスメや美容ツールを上手に取り入れて、Hummingな毎日を送りたい。美容ライター 荒木奈々さんがおすすめをご紹介します。


洗う、磨く、引き締める。自然と続けられる春夏のボディケア

ズボラな性分なので、ボディケアはおざなりになりがち。だから肌見せの季節はチャンスで、ボディケアを楽しむと同時に、見直すいい機会だと思っています。興味があるボディケアは、洗う、磨く、引き締めるの3品。続けるのが課題ですから、春夏向きの清々しい香り&感触の日々使うのが楽しみなものをチョイスし、自然と手がのびるように。 “整う”感覚になれるとサウナが絶賛ブームですが、この3品は手軽なボディケアでありながら、すっきり “整う”気分も味わえそうです。


My select 01:ヌメリ保湿が面白い。新時代の爽快ボディソープ

ソープオブボディ・01-G 300ml ¥3,920/オブ・コスメティックス

いつからでしょうか、肌が水を弾かなくなったのは。学生のころ、油抜きダイエットをして肌がカッサカサなのを友人に指摘されたことを覚えていますが、今は一年中カサカサ。とはいえ、汗ばむ季節の保湿は苦手。そこには今トレンドの洗いながら潤す系のボディソープがてきめんで、オブ・コスメティックスの新ボディソープは、そのカテゴリーの新星。

もともとボディソープ選びを重要視していませんでした。しかし、オブ・コスメティックスのボディソープに初めて出合ったとき、たかが消耗品、そこまでこだわらなくても・・・という価値観が180度変化。あの日からオブ・コスメティックスのボディソープのクールタイプを使うのが春夏の習慣になっています。何より洗うのが楽しいのです♪

ヘアケア好きならきっと体験済みのオブ・コスメティックス。美容師さんが立ち上げたブランドで、“ナチュラルであること”をモットーに1988年に商品開発に着手。現在ヘアアイテムを中心に、100以上の製品をラインナップしているそうです。髪の悪者とされていたシリコンの代わりに、保湿成分リピジュアを世界でいち早くヘアケアに採用したのはここ!

ヘアケアの使用感はさすがサロン発のクオリティ。ボディソープも秀逸で、クールタイプは、ミントブルーのテクスチャーがなんとも美しいのです。また爽快コスメがここまで流行っていなかった当時、ミント×グレープフルーツの香りとミントの穏やかな清涼感にヤミツキに。オブ・コスメティックスの液体は、クリアなボトルに茶、黄、緑など色がとても鮮やか。これは天然由来成分の色なのだそう。ほのかな香りは天然の精油がベースです。

そんなお気に入りのボディソープがこの春、リニューアル! 環境、加齢、ダイエット・・・肌を乾燥させる原因はたくさんあり、ボディのカサカサに悩んでいる方は多いはず。そこでオブ・コスメティックスが着目したのは、“ヌメリ感(しっとり感)”。「洗い流すものなのに、潤う」をキーワードに、植物由来の角質保湿成分「糖誘導体(ペンタバイティン)」を新たに含め、従来品よりも潤い実感がパワーアップ。一度のせたら流れない潤いで、ターンオーバーによってしか除去されないそう。つまり洗いながら、日ごとに潤う肌が育まれます。水滴が転がるようになったら、皮膚のバリアも強化され健やかな肌になったサイン!

新ボディソープはこのクールタイプのほか、しっとり度、香り別で選べる全4種。クールタイプはアロエや海藻などの保湿成分も配合されており、オブ・コスメティックス独自の保湿指針、しっとり度は6満点中の星3つではありますが、春夏の肌にはこのしっとり度がちょうど良く、クール感と保湿感を両立。

ちなみに衣類洗剤は強い洗浄力を条件に選んだりしますが、肌用は高い洗浄力である必要はありません。こちらのボディソープの洗浄成分は糖類やアミノ酸など植物由来、肌に優しい弱酸性タイプ。石けん成分入りのキュッキュッとした洗いあがりに慣れていると、最初は多少の違和感があるかもしれませんが、クリーミー泡は泡切れもいいので、すすぎ残しなく、残るのはヌメリ感だけ。ボディソープでコツコツと保湿・・・ズボラな私に、忙しい人にもうれしい提案です。

ソープオブボディ・01-HS 300ml ¥3,920/オブ・コスメティックス

春夏は紫外線や汗でデリケートな肌になりやすいという方は、天然由来成分を厳選したパラベンフリータイプもおすすめです。こちらはフランキンセンス・スイートオレンジ・ラベンダー・クラリセージ・ローズマリー・サイプレス・ゼラニウムといった7種類のブレンド精油の香りも魅力。しっとり度は星4つ。秋冬はしっとり度星満点のダマスクローズの香り、しっとり度星5つのマグノリアの香りもぜひ要チェック。

帰宅後、寝る前、出掛ける前にもときどきのお風呂好きの我が家は、ボディソープの消費がハンパないので、スタンダードサイズ300mlよりお財布に約20%優しい、リフィルサイズ800mlを。プラスチック削減にも微力ながら貢献。


オブ・コスメティックス
http://www.ofcosmetics.co.jp/


My select 02:ロングセラーの限定スクラブで、つるすべパーツをキープ

甘夏の香りは7月31日(日)までの期間・数量限定販売

冬のかかとの乾燥も酷ですが、春夏は人目につくぶん、かかと、ひじ、ひざのザラつき、黒ずみは放っておけません! お手入れ不足をすぐに帳消しにしたいから、専用ケアを。

“Oh!Baby”の愛称で知られるハウス オブ ローゼのボディ スムーザーは、発売から30年以上の超ロングセラー。累計販売個数1,200万個(2021年10月末までの定番品、限定品を含むボディ スムーザーの累計)を記録、クチコミサイトなどでも不動の人気ですよね。シーズンごとに限定品が用意されますが、今年は「甘夏の香り」が登場。

パーツケアは塩や軽石、スクラブの素材もさまざまあります。 “Oh!Baby”のスクラブは温泉に含まれている塩(えん)など、もともと自然界に存在する成分を採用。水に溶けるため環境には無害ですし、ポリエチレンなど生分解性がない成分を一切使用していないところもぜひ再注目を。

 “Oh!Baby”は温泉に含まれる3種のスクラブを独自の生産方法でペースト状に。体温で柔らかく、溶ける処方になっています。だからなでるようにつけるだけで、肌に負担をかけず、つるつるすべすべ肌へ。また角質を柔らかくほぐすアルカリ単純温泉水(角質柔軟成分)や、肌をすべすべに整えるシルク(保湿成分)なども配合。

 

ボディ スムーザー AN 350g ¥1,650/ハウス オブ ローゼ

限定のボディ スムーザーは、有機JAS認証を取得した熊本産「甘夏ネロリ」由来の美容成分、ナツミカン花水、ナツミカン花エキスなどがたっぷり。その花はアップサイクル原料。美味しい実をつけるには花を剪定する必要があるそうで、その無駄になるはずの花を化粧品原料に有効利用しているそうです。

手のひらで水を加えて練ってからのせるのがコツ。ひじ、ひざ、かかとはもちろん、個人的にはサンダルで汚れがちな足元、ザラつきが気になるヒップラインやワキにも塗布。甘夏のいい香りに包まれながら、明日のお出かけ準備を。

甘夏の香りシリーズはボディ スムーザー以外にも、ボディソープやボディ用化粧水、ハンドクリームも同時発売。そちらもお見逃しなく。


ハウス オブ ローゼ
https://www.houseofrose.co.jp/


My select 03:引き締め、潤い、ハリケアまで叶うピンクオイル

 

ロルロゼ ピンクフィット ボディオイル 100ml ¥5,500/メルヴィータ(4月27日発売)

セルライト、むくみ、脂肪・・・向き合わずにいるとどんどん蓄積、理想のボディからかけ離れてしまうことに。そこで春夏きっかけに本気のアプローチを。でもスリミング系ってなかなか続けられないのが本音で・・・。

引き締め系のボディケアをお探しなら、まずはメルヴィータのピンクオイル「ロルロゼ ピンクフィット ボディオイル」。進化するたびに大喝采のピンクオイルは、雑誌などのコスメ賞受賞数が96冠(2014年4月~2021年12月ロルロゼ ボディケアシリーズ世界累計)というから、それだけで試す価値がありそうです。

カフェインの8倍といわれる脂肪分解アプローチを持つピンクペッパー、脂肪の蓄積をケアするブラックペッパーの2大成分に、今年のピンクオイルは抗酸化力に優れているといわれるクランベリーオイルを新配合。種子を低温圧縮し抽出したオーガニッククランベリーエキスは、肌への有用成分が豊富なため、またの名をミラクルベリーとも。引き締めるだけでなく、弾力もプラスしてくれるので、使い続けることでメリハリのある肌が目指せそう。

ボディオイルはベタつきが難点。けれど、ドライオイル処方なので心配無用。塗ってすぐに洋服を着ることができるくらい肌なじみがいいのです。フレッシュなスパイシーシトラスの香りもスリミングの効きを引き上げ、使うたびに肌も気分もすっきり、晴れやかに。

ロルロゼ ピンクフィット ボディオイル 100ml ¥5,500/メルヴィータ(4月27日発売)

ところでオイル美容のエキスパートと称されるメルヴィータは、生物学者であり養蜂家のベルナー・シュビリア氏が1983年に創業したフランス発のオーガニック認証コスメブランド。世界各国から1,000種類以上の植物を取り扱っており、このピンクオイルは厳選の99%自然由来成分です。

ただ自然由来のものを扱っているから安心で終わりではなく、メルヴィータは環境配慮のための原料の見直しも真摯。一例をいうと、化粧品ほか、食用などでも人気のMCTオイル。パームヤシやココヤシなどから抽出されますが、近年の需要の高まりで、生産地のインドネシアのスマトラ島では、ヤシ科の植物の生産を増やすために、約30年で50%ほどの熱帯雨林が農地になっているとか。結果、生物多様性の喪失、地球温暖化への影響も疑われています。そんな背景からメルヴィータでは、ボディオイルなどに使用するMCTオイルの処方を再検討、代わりにひまわりオイルの使用量を増やすなどしているそうですよ。

サステナブルを重視した4R(リデュース、リユース、リサイクル、リプレース)活動や、「環境への完全ゼロインパクト」も提示。メルヴィータはクレンジングや洗顔もブランドの人気製品ですが、そちらの水を汚さない化粧品づくりも注目度大です。


メルヴィータ
https://jp.melvita.com/


ボディケアは肌や心を整えるスイッチケア。しかも春夏はボディのキレイを磨くチャンスです。夏の終わりまで続けることを目標に、ボディケアをもっと堪能してみませんか。


TEXT = 荒木奈々

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