Humming♪

巡りが鈍化中と感じたら・・・!夏のむくみをケアするレスキューコスメ

肌や体に良いもの、使い心地が良いもの、気分が上がるもの・・・コスメや美容ツールを上手に取り入れて、Hummingな毎日を送りたい。美容ライター 荒木奈々さんがおすすめをご紹介します。


オイル、ローション、入浴剤・・・いろいろなアイテムでむくみを防止

仕事柄、1日中座りっぱなし。気がつくと脚がパンパンにむくんでいて、昼間からだるい~ことがよくあります。むくみは1年中のトラブルですが、私の場合は夏がもっとも深刻な気が。エアコンの効いた部屋で仕事をしていて動かないことが要因だと思われます。それもよくないと思ってエアコンを切ってみたりしますが、今度は暑くて水分をたくさん摂ったりするので、それがまたむくみの原因に・・・。このむくみのだるさから解放されたい! そんなときに頼りにしているのがこちら。


My select 01:アヴェダのクールなボディオイルでマッサージ

クーリング バランシング オイル 50ml ¥4,180/アヴェダ

体調が悪かったり、塩分を多めに摂った翌日は顔がパンパン、奥二重が一重に! 体の不調がむくみとなって顔に出やすいタイプでしたが、大人になったら今度は体のむくみが酷い・・・。
女性は筋肉量が少ないため、体内の巡りがもともと鈍くなりやすく、むくみやすいといわれます。むくみを感じにくいといっても、実は巡りが滞っていて、本来排出されるべき水分が滞留している場合も。

美容家さんに“すっきりしたいときにはコレ!”と教えてもらったのが、アヴェダの「クーリング バランシング オイル」。アヴェダのアロマオイルはいくつか種類がありますが、爽快な感触の「クーリング バランシング オイル」は、夏のボディケアの一軍。水色のテクスチャーも涼しげです。

アヴェダではペッパーミントのアロマシリーズが人気だそうで、「クーリング バランシング オイル」は、気分をリフレッシュさせるオーガニック ペパーミントにブルーカモミールもブレンド。爽やかさにとことんこだわった設計になっています。ブルーカモミールは、カモミールのなかでも鎮静作用に優れている貴重なエッセンシャルオイルです。

ベタベタが気になる夏もサラッとしたオイルなら問題なし。「クーリング バランシング オイル」のベースは、肌なじみのいいオーガニックのヒマワリオイルを採用。浸透が早いので、クーリング感も素早く堪能できます。マッサージすることで、滞っている巡りも即座にブースト。パンパンなふくらはぎ、背中や肩など凝っている部分や運動後の疲れた脚に塗りながらマッサージしたり。お湯を入れた洗面器にオイルを数滴垂らして、即席の足浴もおすすめです。

クーリング バランシング オイル 7ml ¥3,520/アヴェダ

生理前だけではありません。手全体がだるく、手指がむくみがちではありませんか? 手首まわりも筋肉の緊張で血行不良になりやすいそうですよ。
「クーリング バランシング オイル」のもう1つのうれしい提案が、いつでもどこでもクーリングケアできるロールオンタイプ。手の甲の親指と人差し指の付け根にある合谷(ごうこく)をはじめ、耳の付け根の後ろにある翳風(えいふう)のツボ、リンパが詰まっている膝裏やデコルテのあたりにコロコロ。首筋になじませたりといろいろな部位をスースーさせています。指を使ってポーズをとるHAND YOGAする際も手肌に塗布して香らせて。「クーリング バランシング オイル」の香りは、思考をすっきりするポーズと相性が良いそう。

2021年に100%ヴィーガンにスイッチしたアヴェダについては以前のコラムでも触れましたが、アヴェダのエッセンシャルオイルの約95%がオーガニック認証済みのもの、自然生体を揺るがすことなく野生の原材料も採取。「クーリング バランシング オイル」も100%自然界由来成分でつくられています。


アヴェダ
https://www.aveda.jp/


My select 02:見えない湿布!? フランシラのボディローション

フランシラ 土管のおやじ 100ml ¥8,690/フランシラ&フランツ

フィンランドで300年以上続くハーブ農園、フランシラの森。フランシラでは1981年からアイテムの製造をスタート、使用されている原料のほとんどがその土地で栽培されているものになります。「すべてはウェルビーイングのために」をブランド理念に掲げ、コスメにおいては「自然なものをそのまま受け入れる」がコンセプト。

フィンランドの過酷な環境で育つ素材は、それ自体がパワフルなもの。そのためアロマセラピー(香り成分)、フィトセラピー(植物成分)、ホメオパシー(同種成分)、フラワーセラピー(花のエネルギー)の4つの植物成分からなるフランシラのコスメは、そのどれもが独特のパワフルさを放っています。ハンドピックや低温圧搾法など手間をかけて成分を採取。色素や香料の調整は一切行っておらず、文字通りナチュラルブレンドのアイテムが揃っています。

アーシングできるピート、クレンジングエマルジョン、2色セットのコンシーラーなど、フランシラの傑作のなかで特に印象的なのが、ハーブボディローション「土管のおやじ」。
どかんのおやじ? 16世紀に実在したという森のセラピスト(シャーマン)、オヤンおじさん調合の薬草レシピから再現されたローションで、どかんのおやじとはオヤンおじさんのニックネーム。フランシラだけがレシピの継承を許され、「土管のおやじ」として受け継いでいるのです。

オヤンおじさんが目印のボトルのラベルとパッケージ。

香り成分はジュニパー、ペパーミント、タイム、ウインターグリーンなど。ウインターグリーンは成分の99%がサリチル酸メチルという非常に珍しいハーブで、湿布薬などによく用いられていますよね。ふくらはぎの頑固なむくみには、こちらをフリクション。またこわばっている肩や首にもすり込みます。
関節の痛みなどにもアプローチできるらしく、フィンランドではケア施設などの施術でも使用されているようです。「土管のおやじ」にまつわる感動的な実話も多く、2013年にはフィンランドの健康・ケアアイテムに贈られるケア製品大賞も受賞しています。

ローションタイプで、ただ塗るだけ。ベタつきも気にならないので、ストッキングの上からもつけられます。敏感肌の方やお子さんに使う場合は、水で薄めて使用したりするのが良さそうです。

フィンランドは世界一環境汚染が少ないといわれる国。ゴミの分別は20年以上前から広まっていて、各家庭に種類別に5~6個のゴミ箱があるのが普通とか。環境に対する意識が高い国で、またオーガニックコスメも豊富にあるなかで支持されるフランシラ。「土管のおやじ」は、フィンランドのほとんどの薬局で手に入るそうですよ。


フランシラ
https://www.frantsila.jp/


My select 03:水分停滞をケアするポール・シェリーのバスオイル

ポール・シェリー シルエット ハイドロ バスオイル 150ml ¥7,700/ピー・エス・インターナショナル

ハーブ療法家5代目のポール・シェリー氏が、1978年にスイスで立ち上げたポール・シェリー。ハーブオタクのブランドで、ハーブの産地にもこだわり、代々伝わるハーブ療法のレシピをもとに、植物のエネルギーを生かしたアイテムを発表。サロンなどのトリートメントで多く取り扱われるフィトアロマブランドです。

サロン効果をセルフケアでも手軽に楽しめるのが、バスオイルシリーズ。むくみ対策の「シルエット ハイドロ バスオイル」をはじめ、リラクゼーション、PMS、冷え、ハリの全5種から、悩みや目的別に合わせてチョイスできます。

こんな症状はありませんか?「汗をかきにくい」「トイレに行く頻度が少ない」「夕方サンダルを脱ぐと跡がついている」「体が重く感じる」「太ももがタポタポしている」。1つでも当てはまるようだったら、体内に水分が滞留していて、うまく排出できていないかもしれません。私は全部に心当たりがあります・・・。

「シルエット ハイドロ バスオイル」に配合されている主なハーブは、温浴効果による水分排出を助けるジュニパー、香りによって心身のバイタリティを高めるセイボリーや、疲労もケアするハーブのラベンダー。バスオイルですから扱いは簡単。キャップ2杯程度をバスタブに入れて、お湯をかき混ぜて全身浴するだけですっきり感を味わえます。お気に入りは泡風呂。バスオイルを入れてシャワーで勢いよくお湯を注ぐと軽く泡立ち、心地良い森林の香りで満たされます。

むくみ対策は、入浴による発汗や血流促進によるもの。リラクゼーション、PMSは香りの効果によるもの。妊娠中、授乳中の方は使用をお控えください。

気になるむくみはその日のうちにリセットしないと、たるみやセルライトになってしまう可能性も。ただ入浴するだけでむくみケアが簡単にでき、すっきり系バスオイルはこの夏も大活躍です。


ポール・シェリー
https://paulscerri.jp/


My select 04:巡り体質に改善。重炭酸温浴が叶うホットタブ

薬用 HOT TAB WELLNESS 全3種[医薬部外品]¥990~¥6,930/ホットタブ

暑い日に熱い湯船には入りたくないという人にお伝えしたいのが、ぬるま湯でも巡りを高める入浴法。炭酸のパワーを借りれば、ぬるめのお湯でも血流促進、体内の巡りは良くなるのです。

炭酸風呂って最初だけブクブク。無香料、無着色だと何の変化も見えないけれど、普通のお湯と何が違うのでしょうか? 炭酸泉とは、炭酸ガス(CO2)が溶け込んでいるお湯のこと。重炭酸入浴剤HOT TAB(ホットタブ)シリーズの主成分は、自然由来の重曹、クエン酸、ビタミンCの3つで、発生した炭酸ガスは湯の中で重炭酸イオンと水素イオンに瞬時に変化するため、炭酸ガスはほとんど発生しないのだとか。また、通常の炭酸泉は酸性ですが、ホットタブの炭酸泉は、血液や水道水と同じ中性のpH値。しかも日本の水道水は世界一塩素濃度が高いといわれ、「HOT TAB」を入れることで、デリケートな肌が気になる塩素もカット。肌にやさしい湯ざわりに。

「HOT TAB WELLNESS」はレスケミカルな入浴剤、従来品よりビタミンCの濃度が10%も高まり、より美肌効果が期待できるようにも。36℃以上41℃以下のぬるめのお湯に3錠を入れて、15分以上(できれば30分程度)の入浴がメーカーおすすめの“健康浴”。ややぬるいかなと感じるお湯でも炭酸入浴剤が溶け込んでいるので、体温を芯から上昇させ血流を促進させることができます。慢性的なむくみ体質の方は、こちらを用いて入浴そのものを見直すのも手。
しかも積極的に血流を促すので、有酸素運動と同じようなエネルギーの消費効果も期待できるそうですよ。

45錠で15日分。

クエン酸や重曹によって肌の汚れを浮き上がらせる作用もあります。ホットタブのテーマにあるのが、NUCSS(Not Using chemical Soap & Shampooの略)(ナクス)で、肌や体に刺激となる化学合成洗剤による洗いすぎを防ぎ、体を清潔に洗浄する役目も持つホットタブ。クエン酸や重曹はクリーニング剤でもよく聞く成分ですが、浴槽が汚れにくい点もうれしいのです。

私たちが地球にできるサステナビリティ=健康でいること。
平均体温は36.5度であることが健康の基本だそうで、ホットタブでは、重炭酸温浴による健康促進活動を普及させることで、2030年までに家族の医療費50%削減を目標に掲げています。


ホットタブ
https://hottab.co.jp


たかがむくみと侮らないほうが良さそう。次のトラブルを引き起こす可能性もあるのです。健康にもつながっていくものだから、引き続きむくみケアを注視したいです。


TEXT = 荒木奈々

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