Humming♪

飾る香り3選。フォトジェニックなサステナブルアイテム

肌や体に良いもの、使い心地が良いもの、気分が上がるもの・・・コスメや美容ツールを上手に取り入れて、Hummingな毎日を送りたい。美容ライター 荒木奈々さんがおすすめをご紹介します。


見た目も美しい香りで、ライフスタイルもセンスアップ!

以前このコラムで、香りは見えないインテリアとお話ししましたが、今回は見栄えも美しい香りアイテムをご紹介します。絵などアートや雑貨を飾るのってなかなかハードルが高いと思っている方もいらっしゃると思いますが、これ1つあれば空間をいい香りで演出しながら、部屋やコーナーのアクセントにも! センスよく見せてくれる個性派の“飾る香り”を見つけました。


My select 01 希望に香りをのせた、最新の機能性の香り

M2021 ユー アー ホープ ディフューザー 150ml ¥13,750/サウザンドカラーズ

気分を上げたい、癒されたい、ファッションの一部として・・・これまでいろいろな基準で香りを選んできました。そして今また新しい価値感で香りと向き合うことを提案してくれたのが、THOUSAND COLOURS(サウザンドカラーズ)。オーラソーマのようなカラーセラピー効果もあるそうで、私が直感で選んだのはピンクの「M2021 ユー アー ホープ ディフューザー」。トップにパイナップルやアニスなどが響き、ミドルにバイオレットやローズ、ラストにサンダルウッドとムスクが紡ぐ聡明で前向きになれる香り。テーマは「未来の希望」だそうです。

サウザンドカラーズは昨年デビューしたフレグランスコレクションなんですが、世界レベルの不安も多いなか、「1000年」の視点からはじまったブランド。そもそも1000年前は今とは想像がつかない時代で、さらに1000年後はもっと想像ができない時代。でもその1000年後が「明るくポジティブで、色鮮やかな世界であって欲しい」という願いが込められた、TOKYO発の「希望の連鎖」を届けるブランドです。
その強いメッセージをダイレクトに伝えるプロダクトとして選んだのが“香り”なのです。

「香りには、人を変えていく力がある」がコンセプト。サウザンドカラーズ は心身のバランスを整える精油をはじめ、嗅覚から記憶に残る香りとして合成香料も積極的に採用。そして香りとは異なる機能性成分を配合しているのが新しいのです。
視覚、聴覚、嗅覚に響くシリーズは、精油と合成香料のブレンドで偉人になれるメタモルフォーゼ、100%合成香料の記憶の扉を回顧し時空を超えるエクスペリエンス、100%精油のコンディションを整えるアクティベートの3つ。アイテムにはオードパルファンとディフューザーの2種類があります。

上記に紹介した「M2021 ユー アー ホープ ディフューザー」は、誰でも偉人になれるメタモルフォーゼのシリーズの一つ。エピジェネティクス理論から着想を得て、機能性エレメントMを配合。自分自身が希望の種をまく人になれますように・・・ストーリーもドラマチック!

サウザンドカラーズは、機能性オーガニックコスメでおなじみの「THE PUBLIC ORGANIC(ザ パブリック オーガニック)」を手掛けるカラーズが発信。カラーズはストレス社会を生き抜くための“ストレスマネジメント”として、企業秘密の精油のレシピを公開していたりと利他主義。またサウザンドカラーズには独自の憲章があり、1000年後の人や地球を想って7つの提言が掲げられています。具体的には、購入代金の5%をご自身が選んだ団体へ寄付・支援できるプログラムの実施(公式オンラインでの購入に限る)など。また赤や青など色鮮やかな透明ボトルは、リサイクルガラス30%以上! 1000年後の遠い未来にも、この活動はきっとつながっていくはずです。


サウザンドカラーズ
https://thousandcolours.jp


My select 02 幻想的な溶岩石のルームディフューザー

ルームディフューザー“SPHERA/スフィラ”(付属フレグランスオイル:15ml)¥22,000/ルミラ(コアラ ビューティー)

インテリアに溶け込むシックなルームディフューザーってないかのかな? そんなときに一目ぼれしたのが、オーストラリアのシドニー生まれのフレグランスブランド「LUMIRA/ルミラ」のスフィラ。オブジェのような佇まいがなんともおしゃれ。

ルミラはデザイナーであり、実業家のAlmira Armstrong氏が2013年に立ち上げたブランドで、旅の記憶とエモーショナルな香りがテーマ。ジェンダーレスで使えるオードパルファンやロールオンタイプのフレグランス、キャンドル、ルームスプレー、ハンドソープまでがラインナップされています。

新しい香り体験ができるルームディフューザー、スフィラ。使用しているのはなんとオーストラリアの天然の溶岩石! そこにオリジナルのフレグランスオイルをしみ込ませるのですが、香りはルミラで人気のアラビアン ウード、キューバ タバコの2種から選べます。アラビアン ウードはその名の通り、中東の希少な素材のウードを使用。トップではベルガモットやオレンジ、スモーキー、ミドルではバラやサンダルウッド、ベースにウードが描く調べ。空間が一瞬でエキゾチックな雰囲気に。それからキューバ タバコはオールドハバナの色褪せた建物や熱気をイメージ。カルダモンやクローブ、芳醇なタバコリーフ、パチョリ、ムスクなどが奏でるどこにもない香りです。肌につけるのは少し大人っぽく感じても、空間で漂う香りはまた違う魅力が楽しめます。

スモーキーブラックのガラスボウルは、なんと手吹きのハンドメイド。フレグランスオイルを溶岩石に8~10滴くらいしみ込ませて、1日ほど経って蓋を開けるといい香りが。溶岩石は変色などもしないので、フレグランスオイルを補充すれば何度も使えてサステナブル! 蓋があるのでホコリも気にならず、扱いも簡単です。テイストを選ばず、部屋のどこに置いてもしっくりしそう。大切な人へのギフトとしても喜ばれそうです。


コアラビューティー
https://koalabeauty.jp/


My select 03 上質なレザーに香りを忍ばせる、カーディフューザー

アクア ディ パルマ カーディフューザー 全3種 各¥18,150、香りカートリッジ 10種類 ¥7,700/ポルトローナ・フラウ

こちらは部屋用ではなく、車用。ずっと気になっていた車のニオイ。いろいろ試してみましたが、甘すぎても、フルーティすぎても不満、狭い空間なのでニオイを間違えるとたいへんなことに。やっと出合えたのが、イタリアを代表するファニチャーブランドの「ポルトローナ・フラウ」と「アクアディ パルマ」 のコラボレーションによるカーディフューザー。見た目も香りもハイレベルです。

車のためにデザインされた特別な製品であり、ポルトローナ・フラウのトップレベルの職人技を象徴する製品――こちらのカーディフューザーは、ポルトローナ・フラウ社オリジナルの高級レザーPELL FRAU®を用いたレザーケースの内側に、フレグランスのリフィルを収納します。色はアクアディ パルマのキーカラーでもあるイエロー、ダークグレー、ブラウンの3色。ディフューザーには磁石がついているので、エアコンの吹き出し口にセットするだけ。風とともにピュアな香りが漂います。

アクアディ パルマ ホームコレクションの搭載できる香りは10種類もあります。 アクアディ パルマのシンボル的なフレグランスといえば、透き通るような爽やかな香りの「コロニア」。その香りに通じるカーディフューザーのカートリッジ「ルーチェ ディ コロニア」は、シチリアのオレンジやレモンのシトラスからはじまるノートで、太陽がまぶしいイタリアの風景をイメージ。お気に入りの音楽と心地いい香りで、ドライブの気分も盛り上がります。またイタリアの景色にトリップできる、アランチェ(カプリ島)、フィーコ(アマルフィ)、ミルト(パナレーア島)の香りも素敵。
香りはアルコールや溶剤を使っていない特別なポリマーで作られたパール粒のカプセルにイン。そのため何度でも香りを変更でき、エシカル仕様。気分に合わせて車内の香りを変えられるのも、うれしいポイントです。


ポルトローナ・フラウ
https://www.idc-otsuka.jp/poltrona-frau-tokyo-aoyama/products/products-2925

新しい季節、部屋などの模様替えと一緒に香りもリフレッシュ。飾る香りはこの3ブランドからチョイスを!


TEXT = 荒木奈々

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