石けんでオフできるのがうれしい!春夏の秀逸ミネラルパウダー
肌や体に良いもの、使い心地が良いもの、気分が上がるもの・・・コスメや美容ツールを上手に取り入れて、Hummingな毎日を送りたい。美容ライター 荒木奈々さんがおすすめをご紹介します。
Contents
優しいだけじゃない、春夏の肌がミネラルパウダーに頼りたい理由
体に必須のミネラル。ただし肌にのせるミネラルは食べるものとは違って、肌に負担をかけない、天然の鉱物の使用を意味しています。ミネラルパウダーはクレンジング不要で石けんで簡単に落とせるのが肌にも環境にも優しいし、今どきのミネラルパウダーはトリートメント効果に、プロテクト力、肌色補正と機能面もますます優秀。この春夏、一緒に過ごしたいミネラルパウダーとは?
My select 01 塗り直し用。MiMCのポンポンタイプ
崩れにくい日焼け止めはたくさんありますが、朝塗っただけで一日を過ごすのはやっぱり無理。うっかり日焼けを防ぐには塗り直しがマストです。できれば2、3時間に一度! そのために携帯したいのが、メイクの上からも重ねられる“ポンポンUVパウダー”の定番、MiMC(エムアイエムシー)のもの。
MiMC は2007年に女性の科学者が立ち上げた国産コスメブランドで、「自然の力で女性たちの本来の輝きを引き出す」がコンセプト。天然ミネラルと植物美容成分で作られたベースメイクを中心に、スキンケア、メイクまでラインナップ、ミネラルファンデーションはコンパクトタイプのクリーム、リキッド、プレスト、パウダーと肌に合わせて選べるように4種類も用意されています。
ミネラルファンデーションは一般的にマイカ、酸化亜鉛、酸化チタンが使われており、MiMCではスキンケアミネラルといわれる酸化亜鉛の質や種類、量にこだわっているのが特徴的。もちろん防腐剤や合成着色料など、肌に負担をかける成分は一切入っていません。パウダータイプはブランドのなかでも長年愛されている一品で、ポンポン式は手を汚したくない外出先や、時短で仕上げたいときなどに活躍。
春夏シーズンに限定発売されるポンポンタイプのUVパウダーは、肌の刺激となりやすい紫外線吸収剤を使用せず、SPF50+・PA++++のカット力を発揮。しかもこの春夏の「ナチュラルホワイトニングミネラルパウダーサンスクリーン(ポンポンタイプ)」は、日中美容液のようなトリートメント効果が自慢。美白有効成分ビタミンC誘導体(ビタミンCリン酸Mg)&肌荒れ防止有効成分のグリチルレチン酸ステアリルのW有効成分のほかにも、肌のくすみの原因となる糖化に着目した植物美容成分などが配合されています。
ピンクとベージュの2つのカラーは、メイクアップアーティストが監修。そのためテクニックレスでも色ムラ、くすみ、毛穴もふんわりカバーし、重ねるほどに美しい仕上がりを演出できます。「日中の日焼け止め」と「美白・保湿のスキンケア」を叶える美容液UVパウダーは、ファンデーションを塗る日、塗らない日、さらに日当たりばっちりのレジャーの日にも肌にポンポン♪
そうそう、MiMCといえば、女性に対する社会貢献活動もリスペクトしたいブランド。創業時からの取り組みが、今日のサステナブルの活動につながっていて、たとえばコスメを通じて途上国の女性をサポートするコフレプロジェクトなどにもいち早く賛同されていました。最新のサステナブルトピックスは「ナチュラルホワイトニングミネラルパウダーサンスクリーン(ポンポンタイプ)」と同日発売の100%天然の薬用美白美容液「メラノリセット」。宮古島産のアロエエキスが配合されているのですが、その売り上げの一部は宮古島の珊瑚礁保護NPO団体へ寄付されるそうです。
My select 02 ニオイも軽減するエトヴォスのボディ用
“何となく肌に悪い”・・・そんな負のイメージがどこか拭いきれない日焼け止めやベースメイク。エトヴォスのそれらはミネラル系、スキンケア感覚で使えるもので、なかでも毎年春夏に登場するミネラルUVシリーズを心待ちにしている人は多いはずです。
ミネラルには種類があって、紫外線、ブルーライト、近赤外線から肌を守る働きを持つものが。そんなミネラルの性質を生かし、エトヴォスのミネラルUVシリーズは毎シーズン進化しています。肌をキレイに見せる2つのミネラルと、潤いを保つミネラルを増量したのが今回のポイント。フェイス用、ボディ用があります。
たとえば、ベタつきを抑えてサラサラさせたい春夏のボディは、パウダーをのせると潤いが奪われてしまって逆にカサカサしてしまうことがありますよね。特にミネラルは粉状のため皮脂や水分を吸収し、乾燥をまねいてしまうことがあるそうですが、このシリーズはマイカというミネラルを保湿成分でコーティング。特にヒアルロン酸(保湿成分)などで包んだパウダーを増量することで、しっとりなめらかな密着感を実現しています。もちろん余分な皮脂を吸着するミネラルのシリカやサンゴパウダーを配合しているので、じとじとせず清潔な肌もキープ。
それからうれしいのが香りの作用。イランイランの精油によって、汗や皮脂などニオイをさりげなくカバーしてくれます。独自のミネラルブレンドで叶った機能派パウダーは、珊瑚の白化の原因と考えられている紫外線吸収剤は使用せずのノンケミカル処方で高い紫外線防御力を保持。専用のクレンジングも不要です。
毎年変わるパッケージデザインもおしゃれ! 2022年バージョンは北海道生まれの絵描き・リー イズミダ氏とのコラボパッケージで、山や川、海や花などをイメージ。ワンシーズンで使い切る、ボディ用ミネラルパウダーです。
エトヴォス
https://etvos.com/
My select 03 プチプラ名品。イニスフリーのテカリケア
汗なの? テカリなの? マスクしているから目に入りやすい他人のおでこ。自分も見えているおでこを涼しげに見せたくて思い出したのが、イニスフリーのノーセバムパウダー。
韓国のチェジュ島の恵みをふんだんに使ったスキンケアやベースメイクでおなじみのイニスフリー。誕生から22年、プチプラ分類に入るブランドでありながら数多くの名品を残しており、ノーセバム ミネラルパウダーは、全世界で累計販売数5,500万個を記録しているベストセラーです。ちなみにこのラインは、チェジュ島の太古から流れる溶岩海水生まれのミネラル塩と、天然のミントエキス(メンタアルペンシス葉)がメイン素材。ファミリーを年々増やし、ミネラルパウダーも皮脂を抑えるタイプ、皮脂ケアも保湿もするタイプなど数種ありますが、不動の人気が「ノーセバム ミネラルパウダー N」で、昨年に従来品の余分な皮脂としっかり吸着する働きかけはそのままに、クリーンな処方に刷新されました。
皮脂吸着パウダーとミネラル皮脂コントロールパウダー入り。そこまでのオイリーではないので、おでこや小鼻など、皮脂が出やすい部分に仕込みます。ひと塗りで毛穴のボツボツまでカバーされるのを感じられ、サラサラですべすべ肌に。また日中のくすみの原因は余分な皮脂による酸化が原因らしいので、夕方くすみやすいという人もぜひ。明るい肌がキープできるはずです。また裏技的にチークやアイブロウの前にパウダーを塗っておくのもおすすめです。皮脂による崩れが抑えられて、塗りたての発色が長持ちしますよ。
いつか行ってみたいチェジュ島! ユネスコ世界自然遺産に登録されていて、手つかずの自然が多く残るといわれていますよね。そこが原点であり、「肌に休息を与える島」という意味を持つイニスフリーは、“PLAY GREEN”と “SHARE GREEN” とエコ活動も活発。2012年から「イニスフリーの森」を作るグローバルプロジェクトをスタートさせ、チェジュ島の原生林をはじめ、世界8ヵ国の森林保全にも積極的です。また「紙のかわりにマイハンカチを」というスローガンを2010年から掲げ、オリジナルのハンカチを提案したり。サステナブルは小さな努力が大切だよ、安価でもいいものはいいなど、いろいろな側面でハッとさせられるブランドです。
イニスフリー
https://www.innisfree.jp/
ミネラルパウダーとは自然の恵みをいかした有能アイテム。落とすのも簡単だし、肌への負担が少ないので、好みの機能で自分に合うミネラルパウダーを探してみてはいかがでしょうか。