【自己受容】弱くてダメな自分を認めて受け入れるトレーニング方法
精神的な安定を手に入れたり、自分自身を成長させるために、まずは「自分を受け入れる」ことが重要であるといわれることがあります。
しかし、そもそも自分を受け入れるとはどういうことなのでしょうか。
本記事では、「自己受容」のトレーニング方法や、自分を受け入れることで得られるメリットなども詳しく解説します。
Contents
自己受容=自分を受け入れる
自己受容とはその名の通り、自分自身のことを現状を踏まえて受け入れることです。
自己受容において重要なのは「現状を踏まえて」という部分です。
これはすなわち、自分自身にとって嫌な部分やネガティブな部分も含めて受け入れることを意味します。
たとえば、身体的特徴や経済状況、職業、学歴など、人によってはコンプレックスや不満を抱いているものもあるでしょう。
しかし、自分自身の努力や行動によって変えられるものもあれば、努力ではどうしようもないものもあります。
物理的に変えることが不可能、または困難なものがあっても、それも含めて自分が置かれている状況であると理解し受け入れることを自己受容といいます。
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自分を受け入れることが難しい/できない原因
上記でも解説した通り、自己受容を一言で表すとすれば「自分を受け入れること」です。
しかし、言葉で表すのは簡単でも、自分を受け入れることは難しい、または受け入れられないと感じる方も少なくありません。
それはなぜなのでしょうか。
下記で解説します。
➀自分の弱みやコンプレックスを認めたくないため
ひとつめの理由は、自分を受け入れることで、弱みやコンプレックスに感じている部分を認めてしまうためです。
たとえば、結婚や出産などのタイミングで体型が変わり、太ってしまうこともあるでしょう。
本人のなかでは「ダイエットをすればもとの体型に戻る」という未練にも似た意識も強く残っているはずです。
将来的に弱みやコンプレックスを改善できるという思いが強いほど、ありのままの自分を受け入れることが難しくなります。
②自分の成長を否定することになるため
自己受容によって弱みやコンプレックスを認めるということは、自分にとっての成長を諦めたり否定したりすることも意味します。
上記の例では、自分を受け入れた時点で「ダイエットをしてもどうせ諦めてしまう」、「失敗に終わる」という結論にたどり着くこともあるでしょう。
ありのままの自分を受け入れることをポジティブにとらえられず、諦めや成長の否定といったネガティブな方向で考えてしまうケースも少なくありません。
自分を受け入れるメリットや影響
自分を受け入れることで、どういったメリットがあるのでしょうか。
自分自身だけでなく、周囲に与える影響についても詳しく解説しましょう。
➀失敗を恐れず前向きな行動につながる
ありのままの自分を受け入れられれば、失敗を恐れずに前向きな行動を取れるようになります。
たとえば、ダイエットに挑戦して途中で挫折したとしても、必要以上に落ち込むこともなく次に失敗しないためには何を改善すべきかを考えられるようになるでしょう。
ダイエットに限らず、新たな挑戦には失敗がつきものです。
ありのままの自分を受け入れることで、前向きな行動につなげられます。
②他者に寛容になれる
自分を受け入れることで、自分自身にはもちろん他者に対しても寛容な気持ちで接することができます。
ほかの人が失敗しても過度に責め立てることなく、穏やかな気持ちで見守ることで良好な人間関係やチームワークが維持できるでしょう。
これは決して他人に期待を寄せていなかったり、諦めたりしているわけではありません。
あくまでも、自分を受け入れることで心に余裕が生まれ、他人に対しても寛容な気持ちで接することができるという意味です。
③自分に自信がもてる
自分を受け入れられない人は、一度でも失敗や挫折をしてしまうと「自分は悪い人間だ」「情けない」といった負の意識が高ぶってしまい落ち込んでしまいがちです。
しかし、ありのままの自分を受け入れることができれば、多少のミスや失敗、挫折があっても必要以上に落ち込むこともなく、改善点を次々と発見して成功に近づけていきます。
繰り返し何度も挑戦しているうちに成功を収めることも増え、それが自信にもつながっていきます。
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自分を受け入れられている人の特徴
自分を受け入れられている人はどういった特徴があるのでしょうか。
2つのポイントを紹介します。
①自分にも他人にも優しい
自分を受け入れることで他者に寛容になれると紹介しましたが、これは自分自身に対しても同じことがいえます。
少しの失敗をしてもネガティブに捉えず、肯定的に受け止めたうえで自分自身に対して前向きな言葉をかけられるでしょう。
②ストレスを溜めることなく精神が安定している
自分を受け入れられない人は、理想の自分と現実の自分とのギャップに悩み、ストレスを感じやすくなります。
しかし、ありのままの自分を受け入れることでそのようなストレスを感じることもなくなり、つねに精神的に安定している傾向が見られます。
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自分を受け入れることと、他者受容・開き直り・自己肯定感との違い
自分を受け入れる「自己受容」と似た言葉として、他者受容や開き直り、自己肯定感などがあります。
それぞれどういった意味の違いがあるのか解説しましょう。
①他者受容とは
他者受容とは、自分ではなく相手の気持ちを受け入れることを指します。
両者は対極的な概念のように感じられますが、自分を受け入れられるようになれば、他者の気持ちも受け入れられるようになるでしょう。
②開き直りとは
開き直りとは、自分が間違いを犯していたにもかかわらず、それを正当化したり相手に対して謝罪せず横柄な態度をとったりする行為を指します。
自己受容は、自分の間違いを認めたうえで受け入れるという前提があることから、開き直りとは全く異なる概念といえるでしょう。
③自己肯定感とは
自己肯定感とは、文字通り自分自身を肯定する感情のことを指します。
「自分はダメな人間だ」という気持ちが強いと自己肯定感は高まらず、ネガティブな思考に陥っていきます。
まずはありのままの自分を受け入れることによって、悪い面があったとしても良い面も評価できるようになり、自己肯定感につながっていきます。
すなわち、自己肯定感を高めるために自己受容は必須といえるのです。
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自分を受け入れるためのトレーニング方法やコツ
「自分を受け入れる」と聞いても漠然としており、具体的にどうすれば自己受容ができるのか分からない方も多いでしょう。
特に意識しておきたいのは、周囲と自分を比較しないことです。
たとえば、営業成績や学歴、収入、結婚または子どもの有無など、他人と比較することで自分が優越感に浸ったり、劣等感を抱いたりすることがあります。
しかし、どちらが上、または下であると意識しないようにすることで、ありのままの自分を否定することなく受け入れられるようになります。
これは決して簡単なことではありませんが、つねに頭の片隅に置いておき、他人と比較しないことを意識して徐々に自己受容を高めていきましょう。
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まとめ
ありのままの自分を受け入れるということは、ダメな自分を肯定するような気持ちになり抵抗を抱く方も多いでしょう。
しかし、失敗したとしても前向きな行動をとれるようになったり、良好な人間関係を築けるようになったりと、さまざまなメリットもあります。
他人と比較することをやめ、自分と向き合うことを日常生活で意識し、徐々に自己受容を高めていきましょう。
監修者紹介
– アフリカンペイントアーティストSHOGEN(ショウゲン)-
タンザニアの小さな村で描かれるティンガティンガというペンキアートに心惹かれ、
日本での生活を捨て、なんの伝手もないまま単身アフリカへ・・・
現地で生活をしながらキャンバスだけなく、警察車両やホテル内の壁画に描くなど、
動物と子供を共存させた作風で独自の表現を追及する。
ティンガティンガ創始者Edward Saidi Tingatingaがおこなっていた“人々を幸せにする絵”への到達を目指す。
日本に制作の場を移した後は、キャンパスだけにとらわれない多方面での活躍を続けている。
生きる喜びを描くペンキ画家
アフリカンペイントアーティストSHOGEN(ショウゲン)オフィシャルサイト