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思わず「セ・ボン 美味しい♪」を連発!通いたくなる、パリ気分のオーガニックカフェレストラン【渡辺知夏子のエシカルスポットNavi. vol.07】

普段の何気ない暮らしのなかで、サステナブルなアクションが出来たら素敵だと思いませんか? エシカルなライフスタイルを提案しているレストランやショップを、自身もウェルビーイングな生活を心掛けているというモデル渡辺知夏子さんがナビゲート。今回は、南青山のファストカジュアルレストラン『CITRON Aoyama(シトロン アオヤマ)』をご紹介します。


フレンチサラダバー「CITRON Aoyama」

CITRON

東京メトロ銀座線・外苑前駅のすぐ近く。ラグジュアリーホテルや有名ショップ、一流企業が立ち並ぶ通りの一角に、カジュアルなカフェレストラン「CITRON Aoyama(シトロン 青山)」はあります。

さまざまな種類の味わい豊かなフランス料理と、国産で最高級の有機栽培野菜を材料にしたテイラーメイドのサラダが特徴で、フランスの家庭料理をヒントに、ヘルシーでバランスの取れた彩り鮮やかなメニューを提供。オーガニックで健康的なベジタリアン料理の新しいスタイルを目指しています。

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メニューにディスプレイされた大量のレモン!

「CITRON」とはフランス語で「レモン」のこと。その言葉どおり、店内には数々のレモンが飾られています。ちなみに名前の由来となったレモンは、フランス人オーナーのジョナサン・ベルギッグ氏が飼っていた愛犬、フレンチブルドッグの「レイモンド」の愛称なのだとか。

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「僕がベジタリアンになったきっかけも、レイモンドが関係しています。ある日、大好きなレイモンドと子豚の姿が瓜二つであることに気づき、豚肉を食べられなくなってしまったんだ。

さらに肉や魚を食べる食生活に疑問を持つようになってしまって。だって僕はすべての動物を愛しているから! それでベジタリアンになることを決意したんだ」

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店名の由来になったフレブル、レイモンドのフィギュア。看板犬としてお店の人気者でしたが、3年前に虹の橋を渡ってしまったのだそう。現在は新しく家族を2匹お迎え。新たな看板犬としてお店に立つ日が来るかも?

そして2013年から日本での生活をスタートさせると、外出先の食事で悩まされることに。

「どの店に行っても、料理の中には必ず肉や魚が入っているんだよ。日本でベジタリアンとして生活を送ることの難しさを実感したんだ。欧米はもちろん、他外国では庶民的なレストランでもベジタリアン向けの食事が必ず用意されているけれど、この国は違ったんです」

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常連客の間で人気の高いキッシュも、肉や魚は不使用。種類は2週間ごとに入れ替わるので、いろんな味を楽しむことができます。

今でこそ日本人でもベジタリアン人口は増えているものの、10年前といえばかなり少数派。当時は肉や魚を扱わないレストランは、数えるほどしかなかったのだそう。

「だから自分でお店を開くことにしたんだよ。外苑前駅を選んだのは、外国人居住者が多いという情報を耳にしたから。彼らのなかには、自分と同じベジタリアンが必ず存在すると思っていたからね。ただ、この前衛的なコンセプトがなかなか受け入れてもらえず、テナント探しはひと苦労だったよ」

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愛犬家にうれしい、ペットフレンドリー。

数々の試練を乗り越え、2015年にようやく開店させた『CITRON Aoyama』は、ベジタリアン仲間やクチコミを通して瞬く間に人気店に。

そしてこのレストランでは、地域のNPO活動にも率先して参加しています。レジ付近に設けられた特設スペースにはパンフレットや名刺などが所狭しと置かれており、さまざまな情報を提供。さらに、毎月利益の1%をAFJに寄付して、積極的に社会貢献活動を行なっています。

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今回の取材で気さくに対応してくださった、オーナーのジョナサン・ベルギッグさん。

※AFJ(Animal Friends Japan)は、新潟を中心に活動するNPO法人。日本各地で引き取り手のない犬や猫を救い、お世話をしながら新しい家族を見つけることに力を注いでいる団体です。


以前から大ファン!見た目も美しくて味も量も大満足

CITRON

数年前からライトヴィーガン生活を送っている知夏子さん。

「30代になってから体調の変化を気にするようになって、食生活の見直しをするようになりました。自炊したり、外食でも食材を気にしてメニューを選ぶようにしたり。また、ある一定期間は、肉や魚、小麦を極力避けて生活するように。こうすることで、体がリセットされるんです」

CITRON

以来、都内のベジタリアン専門店やヴィーガンショップに足繁く通うようになったそう。なかでも『CITRON Aoyama』は、お気に入りのレストラン。

「以前からこちらにはよく通っています。サラダがとてもボリューミィで、食べ応え抜群。食材の種類も豊富で、味も『これで肉や魚は不使用?』と思わせるくらいコクや深みがあるんです。

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そして、なによりお店の雰囲気がステキ! 店内にはオーナーが選んだインテリアがあちらこちらに飾られていて、細かいところにまでいろんなこだわりが感じられます。とにかく、眺めているだけで楽しい気分に♪」

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お店に入るとすぐに目に飛び込んでくるのが、色とりどりの野菜やトッピングがディスプレイされたサラダ・バー。知夏子さんは、常連だけあって慣れた様子でサラダをオーダー。今回はサラダランチを選択しました。

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サラダのトッピングは、なんと20種類以上! 有機栽培野菜を中心に旬の食材を取り入れいているため、季節ごとに食材が入れ替わります。

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ミックスリーフをベースに、選んだトッピングを乗せてもらい、仕上げにドレッシングをたっぷり注いで完成。ドレッシングは4種類から選べます。

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トッピングのセレクトに自信がない人は、おまかせサラダを選択することもできます。こちらはその一例。

なかでも一番人気なのが、右下の「サラダ シトロン」。自家製ドライトマトにキアヌ、木綿豆腐、アボカド、自家製ファラエル、レンズ豆を加えた、華やかな見た目が特徴のサラダ。ドレッシングはフレンチベースに醤油を加えた、パリ-東京ドレッシング。

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オーダーを終えたら、プレートを持って2階へ。
コンクリートを基調としたシックな内観のゆとりのある空間が広がっています。席は自分が好きな場所を選ぶシステム。

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おまかせサラダ(もしくはオーダーメイドサラダ・トッピングは4点)スープ、パン付き ¥1,380

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「大きめのボウルに旬の野菜がたっぷり! これにスープとドリンク、バケットもつくから食べ応えがあります。新鮮な野菜の味と食材を生かしたドレッシングの相性も抜群です」

さらにお店のおすすめ、キッシュも味見させていただきました。

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キッシュセット(キッシュ、スープ、サイドサラダ付き)¥1,380 キッシュは、2種類から1点セレクト。

「まるでスポンジケーキのような厚み! 生地がフワッフワだから、ナイフがスッと入って、簡単にカットできますね。お野菜がたっぷり入っているのでボリューム満点だけど、とってもヘルシー。キッシュにセットされるサラダは日替わりで、今日は私の大好きなコールスローでした」

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〆にいただくデザートは、人気ナンバーワンのレモンタルトと自家製レモネードを。

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レモンタルト(ランチデザートセット価格)¥460、自家製レモネード(ランチドリンクセット価格)¥340

取材時は、オーナーのジョナサンさんがサーブしてくださいました。

「鮮やかなレモンカラーで、見た目からして美味しそう! レモンの風味と甘味のバランスが絶妙で、たまらない一品ですね。ランチを食べた後でも、ペロリといただけそう(笑)。

コールドドリンクには紙ストローを採用しているなど、細かい部分にまで環境に配慮しているところもステキですよね」

CITRON

美味しい食事を楽しみながら、地球にも社会にもやさしい活動を支援できるこちらのレストラン。興味のある方、ぜひ一度足を運んでみて。


CITRON Aoyama
東京都港区南青山2-27-21 セイリンビル1F/2F
03-6447-2556
http://citron.co.jp/

※Uberでの注文も可能。オンラインショップも展開中。また、2階の店舗はプライベートのセミナーや音楽イベント、誕生日会として使用することもできます。


〈衣装〉ロゴTシャツ¥9,900、黒ウォッシュドデニムシャツ¥19,800、グリーンオーバーダイストレートパンツ¥20,900/以上MICA&DEAL バッグ ¥20,900/VIOLAd’ORO サンダル(CLASS FEVER)¥3,600/Ipanema

SHOP LIST
MICA&DEAL https://mica-deal.com/
Ipanema https://ipanemajapan.com/
VIOLAd’ORO https://violadoro.jp/

 

渡辺知夏子

Profile
渡辺知夏子(わたなべちかこ)
1985年7月24日生まれ。『vivi』『Oggi』などファッション誌のほか「TGC」「神戸コレクション」などファッションショーにも多数出演。ジュニア野菜ソムリエ、イヤービューティセラピスト、ソイフードマイスターの資格を有するなど、美容や健康に関する豊富な知識を活かし、幅広く活躍中。インスタグラムではライフスタイルについて発信し、同世代の女性から厚い支持を得ている。
Instagram @chikako_724


MODEL = 渡辺知夏子
PHOTO = 高嶋佳代
TEXT = 三輪順子

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