おしゃれが好きな人にこそぜひ知っておいてほしい。

普段私たちが身に着けている ｢服｣から生まれる衣料ロスの話。

毎日の暮らしやファッションをこれから先もずっと自分らしく楽しみたいからこそ、私たちが環境のためにできることは何でしょう？

まずは、ものづくりの背景をきちんと知ること。

そして環境のことをもっと自分ゴト化して、エシカルな未来を目指しましょう。

一枚の服を作るために､3割が廃棄されている･･･？

今まさに私たちが身に着けている服、もとをたどれば一枚の生地からできています。

服ができあがるまでの工程をざっくりいうと、生地を型にそって裁断 → そして縫い上げる。さて､ではここで問題です！

裁断されたときに残った生地はどうなるでしょう･･･？

“裁断くず”と呼ばれるその余った生地は、残念ながら廃棄されてしまいます。

その量は、生地全体の約3割 にあたるのだとか。服一枚分であれば、それはわずかかもしれませんが、これが百枚、千枚分となったら･･･それはかなり“もったいない”事態に！

大量の裁断くずを捨てたり燃やしたりする衣料ロス。･･･地球に優しくない行いです。

今までは“あたりまえ”とされてきたこのフローを深刻な問題としてとらえ、きちんと見直そうという動きがアパレル業界のなかでも高まっています。

裁断くずをアップサイクルして､新たな服に

｢アップサイクルリノ（UpcycleLino™）」をご存じでしょうか？

天然素材にこだわった丁寧な服作りを実現しているブランド「nest Robe（ネストローブ）」が、2021年春夏からスタートした話題のコレクションです。

裁断くずを原料にした新素材を国内テキスタイルメーカーと共同開発、そして魅力的なアイテムとして製品化。

貴重な天然資源を大切にしながら、ゴミを出さない循環型のものづくりを行うプロジェクトなのです。

今までは廃棄するにもコストがかかっていたわけで、そのコストをアップサイクルに投資するというポジティブなシフト。

こういう取り組みが、ファッション業界全体に広がっていくとうれしいですよね。

｢アップサイクルリノ」のアイテムは2021年度にグッドデザイン賞も受賞し、ますます注目が高まっています。

再生糸ならではのはき心地の良さと風合い｡今欲しいのはこんなエシカルデニム！

持続可能な取り組みとしてはもちろん、日本のものづくりの精神に向き合うその姿勢も業界内外から多くの共感を呼んでいる「アップサイクルリノ」。

今回、新たにサステナブルでおしゃれ感度の高いデニムシリーズをリリースしました。

アップサイクル糸（再生糸）を使用したデニム生地は、国内はもちろん世界的にも有名なデニムの産地、岡山県井原市で創業100年を超える老舗メーカーとタッグを組んで製作しています。

これまでの再生糸は、染色していない生地の裁断くずからできたものでした。

今回は、染色された生地や柄のある生地を再利用する新たな試みで、再生糸を使ったデニム生地の開発に至ったのだそう。

UpcycleLino BASIC denim Jacket ¥26,400／nest Robe

オーソドックスなデニム素材と比べ、この再生糸のデニムは明るさを抑えた深みのある濃紺色。

ワードローブの定番に なりそうなシンプルデザインも、まさに今の気分。

また、再生糸ならではの毛羽やネップのような質感がヴィンテージっぽくもあり、おろしたてから愛着をもってデイリーに着こなせそう。

洗うたびに生地全体が柔らかな風合いに育っていくのも楽しみですね。

UpcycleLino BASIC denim Wide pants ¥19,800／nest Robe

ジャケットもパンツもゆるっとしたシルエットで、トレンドに左右されず、シーズンレス、 ユニセックスで楽しめる仕上がりに。

UpcycleLino BASIC denim 5 pocket pants ¥20,900／nest Robe

より自分のスタイルに合うものを、こだわり抜いて選びたいデニム。

環境に優しく、はき心地のいいこんなエシカルデニムで、サステナブルな一歩を踏み出してみて。

裁断くずが生まれ変わったデニム、新生活スタートに向けた春デニムとしてクローゼットにお招きしたいニューフェイスです。

nest Robe
https://store.nestrobe.com/nestrobe/

アップサイクルリノ
https://upcyclelino.com/
Instagram @upcyclelino_jp