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別府から届く入浴剤で、幸せに浸る“温泉”時間を

温泉に浸かった瞬間に、思わず口からもれてしまう「ハ~」という深呼吸。寒い一日の終わりに、自宅のお風呂でも「ハ~」できたら最高ですよね。この冬に発売された「HAA for bath」は大分県別府温泉の湯の花を原料にした、本物志向の入浴剤。その魅力をフィーチャーします。


“限りなく天然温泉に近い入浴剤”の背景

HAA

まるでスイーツのようなおしゃれなパッケージが目を引く「HAA for bath」。可愛い顔をして、その中身はかなりの本格派。原料は別府温泉でおよそ350年前からつくられている“湯の花”で、職人さんの手によって大切に、丁寧に育てられた“温泉の結晶”です。


別府市の明礬(みょうばん)温泉地区は、地面のおよそ30cm下に温泉脈がある地熱地帯。ここに建てられたわら葺き屋根の小屋の中で、夏場は40日以上、冬場は60~70日という時間と手間をかけて、別府独自の湯の花が作られています。温泉の沈殿物などを採取する通常の方法ではなく、“湯の花小屋”で結晶を作り出すというこの特殊な製造技術は、国の重要無形民俗文化財に指定されている、世界唯一の手法なのです。

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小屋の地面には、地表から噴出する温泉ガスの蒸気が均等に小屋内にいきわたるように栗石で石畳がつくられ、その上に土地特有の青粘土が敷き詰められています。温泉ガスの蒸気が栗石のすき間から青粘土の中に入り、ガス中の成分と青粘土の成分が結晶したものが、別府湯の花。湯の花の結晶は、1日1ミリずつしか成長しないそう。


「HAA for beath」は、この貴重な“手作りの湯の花”ありきで生まれた入浴剤。
じっくり時間をかけて作られた湯の花に別府の温泉水を混ぜて不純物を取り除き、湯の花エキスを精製、抽出。このままだと肌への刺激が強いため、有効成分であるセスキ炭酸ナトリウムやホウ酸を混ぜて熟成させ、強酸性から弱アルカリ性に変化させています。

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湯の花作りから入浴剤が完成するまでのプロセスは、およそ3ヵ月! 作り手の想いが詰まったアイテムなのです。


優しい肌触りのなめらかな湯質

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「HAA for bath」をお湯に入れるとーー白く濁って、とろりとしたお湯に変化。まるで温泉さながらの気分を味わえます。ミネラル成分が肌の表面をやさしく覆ってくれるので、体の熱が逃げにくく、お風呂上りも体がぽかぽか。素材そのままの無香料で仕上げられているので、子供から大人まで使いやすいのもうれしい限り。

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日常使いにおすすめな約15回分の大容量パック。「HAA for bath」 900g ¥5,830

風呂釜やバスタブをいためてしまう原因となるイオウを含まない製法で、毎日使っても安心。上の写真の約15回分の大容量パックはお得な定期便購入もあるので、ハマった方にはそちらがおすすめ。約3回分のお試しセット(¥1,290)もあります。

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約10回分のセットは、ギフトにもぴったり。「HAA for bath 日々」60g×10個入り ¥5,280

小分けにされた入浴剤の包み紙の裏に、日記のような短い文章が綴られてる「HAA for bath 日々」。バスタブに浸かりながら、“誰か”が書いた文章を読み、書き手の想いに触れてみて。体だけでなく、心も温まるはず!  


“別府愛”が生み出した「HAA」

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「別府の街の魅力は、日常のなかに温泉が溶け込んでいるところ」と語る池田さん。湯煙が立ち上る別府の街を背景に。

「HAA」の代表を務める別府出身の池田佳乃子さんは、東京と別府のデュアルライフを実現している女性。東京と別府を行き来しながら、“湯治”をコンセプトにしたライフスタイルブランド「HAA」を立ち上げました。

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別府の地層や温泉からなる湯の花は、有限ともいえる自然資源。そして職人さんによる湯の花小屋での湯の花作りも、時間と体力、技術を要する大変な仕事です。資源と文化をどのように守り、持続可能にしていくかーー池田さんは、未来を見据えながら今後の展開を考えているそうです。


「日常生活に、深呼吸を届ける」ことをミッションにスタートした「HAA」。別府温泉まで足を伸ばす時間はないけれど、おうちで温泉の癒しを得られる入浴剤で、「ハ~」を連呼してしまう幸せな時間にトリップしてみて。

HAA
https://haajapan.com/


TEXT = Humming編集部

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