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「この服と一緒に年齢を重ねていきたい」
【emmi 吉田智恵さんの5年選手、10年選手】

物を大切に、長く使い続けることはサステナブルなライフスタイルの基本。おしゃれ業界人が愛用する「5年選手」と「10年選手」、そしてこれからじっくりと育てていきたいNEWアイテムへの愛を語っていただきます。今回お話を伺ったのは、emmiプレスの吉田智恵さん。


ひねりのきいた定番アイテム

― 5年選手を教えてください。

スタイリスト白幡啓さんがトータルディレクションを手掛けるセレクトショップ「styling/(スタイリング/)」のオリジナルブランド、「kei shirahata(ケイシラハタ)」のライダースジャケットです。

― このアイテムとの出合いは?

2016年春夏のデビューコレクションのアイテムです。同コレクションが発表された際に、白幡さんが作り上げる世界観に惹かれ、styling/の第一号店となる表参道ヒルズ店のオープニングスタッフに社内応募。希望が叶い、ショップで働いていた頃に購入しました。店頭でお客様からの反応も良いアイテムでした!

― お気に入りポイントを教えてください。

styling/のコンセプトにある、「TIMELESSでありながらTIMELY」を体現するアイテムだと思います。これさえあればという安心感がありながらも、ロングベルトを垂らして動きが出るデザインから、小顔効果のある大きめの襟やブラックに映えるゴールドパーツといった細かい部分まで作り込まれたデザイン性の高さにいつまでも新鮮さを感じます。

身長155cmと小柄で、体に厚みがなく華奢な私の体型にも合うコンパクトなサイズ感も気に入っています。

― どんなコーディネートを楽しみたいですか?

短丈なので重くなりすぎず、ちょうど今の季節に重宝します。ワンピースにも合いますし、ロングシャツとパンツのレイヤードスタイルにも合わせたいです。


オールシーズンはき続けてきた相棒デニム

― 10年選手を教えてください。

Levi’s(リーバイス)のデニムです。ヴィンテージ市場で66前期と呼ばれている、1973年頃から1976年頃までに製造されたLevi’s 501のモデルです。

― このアイテムとの出合いは?

上京したての頃に、原宿にあるヴィンテージショップ「BerBerJin(ベルベルジン)」で購入しました。一点ものの古着は、サイズや丈感など自分の体型に合うものにいつ出合うかわからないんですよね。そこが楽しみでもあるのですが。
デニムを探していたわけではなかったのですが、試しばきをしたらなんとシンデレラフィット! 迷わず購入しました。

ヴィンテージ古着の魅力は何ですか?

ずっと大事にされてきて今も存在する、というところにロマンを感じます。一点ものなので人と被らないところも魅力。コットンブラウスなどベーシックなアイテムも購入しますが、他にないデザインを求めて古着を探すことが多いです。

― 10年間はき続けるなかで気づきはありましたか?

ヴィンテージ品なので最初から味のある一本でしたが、はき込んでいるうちに自分の体に馴染んできたように感じます。手持ち服のなかでも着用頻度の高いアイテムなので、色落ちなど今後の素材の経年変化が楽しみです。


年齢を重ねても着ていたいと思える服

オーガニックコットンワンピース ¥13,200

― 最近はどんなアイテムを購入しましたか?

春に備えて、emmiのオーガニックコットンワンピースを購入しました。

― 購入の決め手は何ですか?

肌ざわりの良さと、Aラインシルエットが気に入っています。一見するとシンプルなワンピースですが、前後のシャープなVネック開きや、両サイドにある大きなポケットがポイントとなってモードな雰囲気に。リラックス感がありつつも、幅広いシーンで着回せるきちんと感もあり、年齢を重ねても上品に着られる一枚だと思います。

― どんなときに着たいですか?

普段使いでたくさん着る予定ですが、布帛見えするジャージー素材で動きやすく、ウォッシャブル対応なのでお手入れも簡単。春夏のアウトドアシーンにも重宝しそうです!


emmi
https://emmi.jp/

Profile
吉田智恵(よしだちえ)
emmiチーフプレス。2015年、株式会社マッシュスタイルラボに入社。2016年よりstyling/表参道ヒルズ店でオープニングスタッフとして販売を経験したのち、SNIDELプレスに。2022年2月からemmiサブディレクター兼チーフプレスとして勤務。
Instagram  @chie_yoshida__


PHOTO = 池田博美
TEXT = Humming編集部

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