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クリック募金とは?動物や環境に関係する募金サイトまとめ

 

「社会貢献のために募金を行いたい」

 

しかし、経済的な余裕がなくお金を出すのが難しい、あるいは募金活動が行われている現地まで出向くことが難しいという方も多いのではないでしょうか。

 

そこで、手軽にできる方法・手段として「クリック募金」があります。

 

本記事では、クリック募金とは何か、基本的な仕組みや代表的な募金サイトの例もいくつかご紹介します。

 

クリック募金とは?

 

クリック募金とは、Webサイトにアクセスするだけで募金できる仕組みのことを指します。

 

通常、募金といえば店頭や街頭の募金箱に現金を寄付したり、募金を受け入れている対象の口座に直接お金を振り込んだりする方法が一般的です。

 

しかし、クリック募金は手持ちの現金を寄付するのではなく、対象のURLをクリックするだけで誰でも手軽に募金ができます。

 

また、クリック募金に対応しているサイトは動物の保護を目的としたものや、環境保護を目的としたものなど、募金の使いみちによってもさまざまです。

 

クリック募金の仕組み

インターネットを利用した募金のなかには、ネットバンキングやクレジットカード、QRコード決済などを活用した募金システムもあります。

 

たびたびクリック募金と混同されがちです。

 

冒頭でもご紹介した通り、クリック募金は寄付をする人が金銭を負担することは一切ありません。

 

実際に寄付をするのは、クリック募金のWebサイトを運営している企業や団体です

 

たとえば「1クリックあたり◯円」といったように、アクセス数に応じて募金額を取りまとめて寄付を行います。

 

個人にとっては「寄付をしたいものの経済的な余裕がない」、「仕事が忙しく、募金のために街に出かける時間的な余裕がない」という場合でも手軽に社会貢献ができます。

 

また、企業や団体においては、募金の寄付先が公的機関など一定の条件をクリアすれば、寄付した分を損金として計上でき会計上のメリットも大きいです。

 

クリック募金は近年注目され、対象サイトも徐々に増えています。

 

関連記事:寄付による税金の控除とは?ふるさと納税との違いも解説

 

クリック募金のメリット

 

クリック数に応じて企業や団体が取りまとめて寄付をするクリック募金は、その仕組み上、企業や団体にとってメリットが少ないと思われがちです。

 

しかし、実際にはクリック募金は寄付をする個人はもちろんのこと、サイトを運営する企業や団体にとってもさまざまなメリットがあります。

 

社会貢献になる

企業や団体がクリック募金のシステムを提供する目的としては、社会貢献活動による企業イメージのアップや、企業そのものの宣伝効果が見込めるためです。

 

社会貢献活動にはボランティア活動や物資の提供、災害救援活動などさまざまなものがありますが、従業員の数が少ないと活動を継続していくことができません。

 

クリック募金であれば、上記のような直接的な支援でなくとも間接的な支援が可能です。

 

また、クリック募金の数が増えるということは、自社のサイトへアクセスする人が増え認知度が高まることも意味します。

 

社会貢献活動に積極的に参加しつつ、自社の認知度アップにもつながるという意味で、企業にとってはメリットが大きいのです。

 

支援者に金銭的負担がない

個人にとっての最大のメリットは、金銭的負担をせずとも社会貢献ができるという点です。

 

何らかの形で社会の役に立ちたいと考えていても、経済的に苦しい状況だと募金に回せるだけのお金を確保できず、歯がゆい思いをしてしまいます

 

しかし、クリック募金であれば自分自身がお金を拠出することなく、誰でも簡単に支援ができます。

 

誰でもすぐに行える

仕事で忙しい毎日を送っていると、募金活動を行っている現地まで出かける時間を確保できないこともあります。

 

しかし、募金サイトであればインターネット環境さえあればいつでも、どこでも手軽に社会貢献ができます。

 

関連記事:「寄付」と「寄附」の違いは何?「寄贈」との違いや使われる場面を解説

 

動物に関するクリック募金サイトまとめ

 

ここからは、実際に運営されている募金サイトをいくつかご紹介します。

 

まずは、動物愛護団体の活動を支援するために運営されている募金サイトとして、以下の2つがあります。

 

募金サイト 特徴
すばらしき毎日 個人が運営する募金サイト。2006年に開設された個人ブログで、1クリック=1円の募金が可能。

クリック募金のリンクも一覧として掲載されており、複数のサイトで横断的に募金することも可能。

おやゆび 通販サイトの運営企業が開設した募金サイト。

クリック数に応じてネットショップの売上の一部を動物愛護団体へ寄付。また、動物愛護関連のふるさと納税もサイト内で紹介。

 

環境に関するクリック募金サイトまとめ

 

環境保護に関するクリック募金サイトは以下の5つがあります。

 

募金サイト 特徴
ふじさわ エコ日和 神奈川県藤沢市が運営しているWebサイトで、「環境クリック募金」のタブを選択すると募金サイトのリンク集が掲載されている。11のサイトが登録されており、各リンクをクリックしアンケートを記入することで1回5円の募金が可能。
みどりのよこすかチャリティークリック 神奈川県横須賀市が運営する募金サイト。登録企業は5社あり、簡単なアンケートに回答後各社のリンク先をクリックすることで募金が完了。
デュプロ グリーンプロジェクト 印刷機メーカーのデュプロ社が運営する募金サイト。募金は循環型社会の実現に向けて森林保全活動に役立てられる。

「緑の募金」や災害復興支援事業など一定の期間を設定してクリック募金が実施されている。

こおりやま環境ワンクリック募金 福島県郡山市が運営している募金サイト。地元企業3社が協賛し、1クリックあたり5円の寄付が可能。サイトに設置された各社のバナーをクリックし、アンケートに回答するだけで簡単に募金できる。
環境教育へのクリック募金 北海道にある札幌市環境プラザが運営する募金サイト。札幌の子どもたちの環境教育資金を提供するために開設され、市内7社の企業が協賛。

1クリックあたり5円の寄付が可能。

 

まとめ

クリック募金とは、支援者自らがお金を寄付するものではなく、Webサイトにアクセスすることで1回あたり数円程度の寄付を行える仕組み。

 

実際の寄付金は企業や団体が支出することになりますが、企業の社会貢献活動の一環として取り組めるほか自社の認知度アップにもつながるため、メリットは大きいです。

 

一口にクリック募金といっても、動物愛護活動を目的としたものや、環境保護活動に役立てるものなど、さまざまな種類があります。

当メディアの姉妹団体のNPOハミングバードも社会貢献につながる様々な活動を行っています。

詳細はこちらから

 

今回紹介した募金サイトも、参考にしてみてください。


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