Humming♪

土地のパワーも恵みに! 唯一無二のオーガニックコスメ

肌や体に良いもの、使い心地が良いもの、気分が上がるもの・・・コスメや美容ツールを上手に取り入れて、Hummingな毎日を送りたい。

 

美容ライター 荒木奈々さんがおすすめをご紹介します。


いろいろな国や地域のニッチなオーガニックコスメが続々登場

 

セレクトショップに並んでいない海外オーガニックスキンケアが、ECサイトなどで手軽に入手できる時代。

 

ニッチなコスメブランドの上陸が今後ますます増えそうですよね。

 

スキンケアを選ぶ際は肌にどう働きかけてくれるかが重要ですが、オーガニックコスメは物語も奥深く、そこにも興味をそそられます。

 

そこで今回はその土地柄を生かしたオーガニック&ナチュラルコスメをご紹介。


My select 01:フィンランド流のシンプル ラグジュアリーのヘヌア

 

世界幸福度指数、5年連続第1位(国連「持続可能な開発ソリューション・ネットワーク(SDSN)」調べ)の国といえば、北欧・フィンランド! そんなフィンランドから今年上陸したのが、オーガニックスキンケアのヘヌアです。

 

ブランド名のヘヌアとは、大切な人とハグをした時のように、この上なく満たされた感覚を表すフィンランドの方言。

 

創始者はフィンランドで育った姉妹。キレイになるための化粧品で肌トラブルを起こしたことに疑問を持ち、ナチュラルで高品質なスキンケアを作りはじめたのが、化粧品業界で働いていた妹のイェンニ。

 

そして複数の企業のCEOを経験していた姉のアヌが経営に加わり、2018年に誕生。

 

“シンプルなのにラグジュアリー”、“サステナブルこそラグジュアリー”を提唱するヘヌアの製品は、精製水、添加物、シリコン、人工香料、染料などは使用せず、フィンランドをはじめ、北欧で親しまれてきたベリー類や白樺樹液など森のスーパーフードから美容成分を採用しています。

 

そういえばサウナ大国のフィンランドでは、約2000年前から用いられていたというヴィヒタがありますが、あれは白樺の若い枝葉を束ねたものなんですよね。

 

体を叩くだけでなく、バスルームにつるしたり、湯船に浮かべたりもするとか。

 

そんな白樺の樹液は自然の濃縮ビタミンウォーターといわれ、フィンランドでは飲用もされているそうですよ。

 

ちなみにスキンケアは精製水(水)がもっとも多く含まれていますが、ヘヌアでは精製水ではなく、春先に採取した白樺樹液(バーチサップ)などを使用。

 

これによって濃い潤いを実現しています。

 

ヘヌア トナー 100ml ¥12,300/キャンドルウィック

 

ブランドのスターアイテム「ヘヌア トナー」は、水の代わりに天然白樺樹液やローズウォーターを配合。

 

さらにセイヨウアカマツの樹皮から採れるパインツリーエキスをブレンド。

 

肌にハリを与え、生き生きとした輝きをもたらす化粧水は、数々の美容アワードを受賞しています。

 

「ヘヌア トナー」のような水を使わない化粧水をはじめ、固形シャンプーなどウォーターレス製品は、環境問題の点からも注目を集めてます。

 

WWFによると、3年後の2025年には、世界人口の3分の2が清潔な飲料水の不足に悩まされるという報告もあるのです。

ヘヌア フェイシャルオイル 15ml ¥14,300/キャンドルウィック

 

もうひとつの濃厚アイテム「ヘヌア フェイシャルオイル」は、11種の植物オイルが中心の天然成分100%。

 

フィンランドの食生活にも欠かせない素材を美容成分として用いており、潤いを与えるオーツ麦オイル、肌を落ち着かせるシーバックソーンオイル、色ムラをケアしながら小じわにもアプローチするリンゴンベリーシードオイルなどがメイン成分です。

 

特にリンゴンベリーはビタミンA、B、C、E、Kに、食物繊維、カルシウムやマグネシウムなどミネラルも豊富に含むスーパーフード。

 

リンゴンベリー種子由来のオイルには、ターンオーバーをサポートするフルーツ酸なども入っているので、肌にフレッシュな輝きもプラスしてくれます。

 

本国ではミラクルビタミンオイルという製品名がついているだけあって、「ヘヌア フェイシャルオイル」はオールマイティな手応え。

 

ライトな感触のオイルは化粧水が乾かないうちになじませるのがおすすめだそうで、よりふっくら、弾力のある肌へと導いてくれます。

 

環境への優しさを追求したというスタイリッシュなパッケージデザインで、2019年にはヨーロピアンデザインアワードを受賞しているそうです。

 

再生紙で作られた外箱は緩衝材要らず、1枚に広がる仕様なので捨てるときに煩わしさがありません。

 

フィンランドはSDGs達成度ランキング1位(ドイツ最大財団のベルテルスマン財団と持続可能な開発ソリューション・ネットワーク(SDSN)2021年発表)の評価も得ていますよね。

 

ヘヌアではフィンランド国内で製造、すべての製品がエコサート認証と動物実験を行わないプログラムのリーピングバニー認証を取得しています。

 

また故郷フィンランドへの恩返しも積極的で、バルト海の環境保全に取り組むジョン・ヌルミネン財団への寄付なども行っているそうです。

 

ヘヌア
www.henuaofficial.jp


My select 02:お茶で洗う! 台湾の伝統を再発掘した茶籽堂

 

韓国コスメに続いて、台湾コスメの人気も上々。

 

“体を冷やさないために白湯を飲む”“自然を大切にする”など、身体や環境を大切にする文化が根付いている台湾発のコスメは、肌や環境に優しいことがお約束。

 

そのため環境に配慮したパッケージ、NO動物実験を掲げるヴィーガン商品がもともと多いらしいのです。

 

また、若い起業家の活躍も目立つ台湾コスメ。

 

台湾の伝統を守りつつ、「若い世代がつくる新しいコスメ」はどれも斬新で眩しいです。

 

日本未発売・未上陸のブランドも多数、ショップ数32,000点以上という、台湾発・アジア最大級のグローバルサイトのピンコイで見つけたのが茶籽堂(チャズタン)。

 

「土地の良さを広めること」を使命として、お茶の実(茶籽)を特徴成分に。台湾などで古くから伝わるものの廃れがちだった「お茶で洗う」という文化に着目したり、台湾の苦茶油文化の発展にも努めているブランドです。

 

日本でいうところの米とぎ汁!? 茶籽堂は創設者の父が、家族がお茶の粉で食器を洗っていたときにもっと使いやすい商品を作ってあげたい、ということから開発がスタート。

 

現在は台湾に自社農園を3か所持ち、無農薬で茶の実や植物を栽培しています。

 

茶籽堂 肖楠葉ハンドソープ 330ml ¥3,290/ピンコイ(※価格は為替レートにより変動する場合があります)

 

ソープ類には台湾産の肖楠葉(しょうなんは)エキスも配合されています。

 

ハンドソープはラベンダー、コリアンダーシード、パチョリ、ジュニパーベリーのエッセンシャルオイルのいい香りもポイント。

 

すっきりとした洗浄と同時に、肌の潤いバランスを整えてくれます。

 

茶籽堂 水芙蓉ハンドクリーム 30ml ¥2,870/ピンコイ(※価格は為替レートにより変動する場合があります)

 

ハンドクリームも充実していて、肌タイプ×なりたい別に4種。

 

「水芙蓉ハンドクリーム」は、苦茶油やローズヒップ種子など6種の植物オイルと3種の植物エキスを配合。

 

肌を柔らかく整えながら、明るい手元へ。

 

年々クオリティが高くなっているホテルアメニティですが、茶籽堂も台湾のホテルのアメニティに採用されているそうです。

 

茶籽堂/ピンコイ
https://jp.pinkoi.com/store/chatzutang

 

世界にはまだまだ知らないオーガニックコスメが。いろいろ探してみるのも楽しいはず!


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