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ハーブファーマシーのバーム、美容ライターの私的3選

肌や体に良いもの、使い心地が良いもの、気分が上がるもの・・・コスメや美容ツールを上手に取り入れて、Hummingな毎日を送りたい。美容ライター 荒木奈々さんがおすすめをご紹介します。


英国から届く、贅沢ハーブのヒーリングバーム

幼い頃、家の玄関には大量にアロエの鉢植えが! 日焼けや虫刺されなど、レスキュー的な肌トラブルにアロエを塗ってもらったのを今もよく覚えています。大人になってからはトラブルの種類も変わり、何かあるとハーブファーマシーのバームを頼りに。


バーム美容はレスキューケア!?

ハーブファーマシー

まずはハーブファーマシーについて簡単にご紹介。ブランド創始者のポール・リチャーズ氏は、ヨーロッパやロシアで植物研究に従事した後、「植物で多くの人々を癒したい」という思いから、故郷イギリスの自社農園で食用ハーブの栽培をスタート。自生植物ハーブを研究、育てる過程で、1978年にハーブファーマシーは誕生しました。
ブランド名からもおわかりのように、土壌や有機の種子づくり、成分の抽出にいたるまで、ハーブ界のマスターともいえるブランド。発芽時のハーブに手で触れたり言葉をかけたり、できる限り自然な環境で育てるために水やりをしない、手摘みで収穫など、独自の生育法などで高品質のハーブが作られています。さらに美容成分の抽出に水や火は用いず、ハーブをオイル漬けするという昔ながらのインフューズドオイル(浸出油)製法を採用。そしてじっくり抽出された丸ごとハーブのオイルは、リチャード氏のブレンドによってバームに。まさに「手で耕し、手で植え、手で育て、手でつくるコスメ」なのです。

クレンジングが火付け役となって、ブームとなったバーム美容。フタになるようなクリームの保湿作用とはまた違う、そのまま肌になるようなバーム保湿の手応えにはまった人も多いのでは? ハーブファーマシーもちょうどその波とともに2004年に日本上陸。今やバームはときどき敏感肌、マスク敏感のレスキューアイテムの定番に。
ハーブファーマシーでは、目的別に6種類のバームをラインナップ。カレンデュラがベースの揺らぎ肌向きのバームの人気も手堅いようですが、心身ともにすっきりしたい方におすすめ、私的に選んだのはこの3つ。


My select 01 カチカチの肩にはアスリート バーム

ハーブファーマシー

アスリート バーム 30ml ¥4,840/ハーブファーマシー

愛情たっぷりで作られるバームの1つが、“解す”がテーマのボディ用「アスリート バーム」。マッスル リカバリー バームともいう、ずばりスポーツ後の疲れや筋肉痛などをリフレッシュするハーブのブレンド。炎症をケアするメドウスウィート(セイヨウナツユキソウエキス)、肌を健やかに整えるセントジョーンズワート(セイヨウオトギリソウ花エキス)などが配合されています。ショウガが効いたクセになる香り。

日本でいうところの軟膏=バームというと肌なじみがイマイチ?なんて思われるかもしれませんが、こちらは肌にのせるとジワッととろけてオイル状に。見えない湿布みたい!? スポーツ後だけでなく、膝などの関節、肩や腰などほぐしたい部位にどうぞ。
1日の半分をパソコン前で過ごし、バリ肩の私はこのジワッとバームが手放せません。


My select 02 頑張る脚にスージングバーム

ハーブファーマシー

スージングバーム 30ml ¥3,850/ハーブファーマシー

鮮やかなイエローのバームが印象的な「スージングバーム」は、脚の疲れがテーマ。ゴボウ根エキスやシアバターなど保湿成分に、肌を柔らかく整えるホースチェスナットなどをイン。立ち仕事でパンパンになっている脚、もしくは長時間のデスクワークでむくみがちな脚のケアにもってこいのバームです。
やや硬めのテクスチャーなので、手のひらでしっかり温めてから塗布を。私は静脈瘤ぎみなので、だるく重い脚にマッサージしながらなじませています。脚をすっきり整えながら、カサつきもケア。
そしてお次は、国民的トラブルにアプローチするバーム!


My select 03 花粉対策にはイージーブリーズバーム

ハーブファーマシー

イージーブリーズバーム 30ml ¥3,850/ハーブファーマシー

清涼がテーマの「イージーブリーズバーム」は、ユーカリ(ユーカリ葉油)やミント(セイヨウハッカ油、スペアミント油)、ティーツリー(レプトスペルムムペテルソニイ油)といった、その名を聞くだけでスーッとしそうなハーブが集結。ムズムズをリセットしたい花粉症シーズンのマストバイ、また入眠の香りとしてもおすすめだそう。こちらはデコルテ部位、背中、肩甲骨のあたりに広くなじませてみてください。ムズガユイときは、鼻の中に塗ってもOK。私の場合は気分を一新したいときにデコルテにオン。


よりナチュラルに。よりエシカルに。こちらのバームもそうですが、ハーブファーマシーの商品はすべてソイルアソシエーション(英国土壌協会)のオーガニック認定を取得しています。パッケージはプラスチックフリーを目指し、バームは無限にリサイクルできるといわれるアルミ缶を採用。シルバーの小ぶりな見た目もかわいいのです。それぞれのバームは働きかけが異なるので、お悩みに合わせていくつかコレクションしてみても。


ハーブファーマシー
https://herbfarmacy.jp/

 


TEXT = 荒木奈々

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