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倉庫に眠る洋服にときめきを。ビームス クチュールが仕立てる「特別な一点モノ」

アパレル業界では「大量生産・大量消費・大量廃棄」が社会的に問題提起されています。こうした問題に目を向け、生産から廃棄までのサイクルのなかで、環境や労働問題も含めた広い視野を持ち、サステナビリティの実現を目指す企業やブランドが増えています。

今回ご紹介するのは、ファッションロス(衣料品廃棄)の課題解決の一策として注目されるアップサイクルの商品を展開する「ビームス  クチュール」。ビームスPRの藤井早希子さんに、レーベルの取り組みについて伺いました。

特別な一着をまとう楽しさが、服を大切にすることにつながる

 

 


 

ビームスの倉庫に眠るオリジナルのデッドストック品などを、丁寧な手仕事により一点モノとしてよみがえらせ、自分だけの特別な一着との出合いを提供する「ビームス  クチュール」。「レイ ビームス」のデザインを10年以上経験した水上路美さんが新規事業立ち上げにあたり、師匠として尊敬する服飾レーベル「ケイスケカンダ」主宰の神田恵介さんに相談を持ちかけたところ、「ビームスのデッドストックってどうなってるの?」という問いが返ってきたことがコンセプトのヒントに。その後クリエイティブディレクターに神田恵介さんを迎え、2017年にデビュー。

model : Runa
total direction/hm/styling/shooting/text  saki omichi (@___saki.o___)

 

「長く大切に着たい服」に共通してあるのは、ときめきをくれるということ。そんなときめきポイントが随所に散りばめられているのが、「ビームス  クチュール」の洋服です。ベースとなるのは、可愛くて、ちょっぴりセクシーにも着こなせるガーリーでフェミニンな世界観。

タグなどのディテールに見られるリボンモチーフは、可愛いだけではなく、“新たな命を吹き込んで洋服に込められた想いと物語を次の未来へつなぐ”アップサイクルを象徴するものとしての意味も込められているそう!


春の装いに華を添える、注目アイテム

フリルブラウス ¥26,400/ビームス クチュール

デッドストック生地を使用した、花柄のチュールブラウス。3重フリルの襟元やレースの透け感が乙女ゴコロをくるぐります。ボトムスとの合わせ方できれいめにも、カジュアルにも着こなせる万能アイテム。

ワンピース ¥35,200/ビームス クチュール

背中のリボン使いやパフスリーブが目を引くガウンワンピースは、普段使いはもちろん、ドレスアップにも大活躍。落ち感のあるなめらかな光沢生地が、大人っぽさを演出。

〈左〉Tシャツ 各¥13,200 、〈右〉デニム 各¥30,800/ともにビームス クチュール

古着のTシャツやデニムに、ハンドメイドプリントや刺しゅうを施したリメイクアイテム。すべて一点モノなので、誰とも被らず自分だけのおしゃれを楽しめるのです。


心動かされるのは人の温もりや作り手の想いが詰まった服。新たな輝きを取り戻した個性豊かな一点モノとの出合いが、愛着を持って手入れする喜びや、装う楽しみを教えてくれます。


ビームス  クチュール
https://www.beams.co.jp/beamscouture/


PHOTO = 勝吉祐介(ピースモンキー)、植一浩
TEXT = Humming編集部

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