新レフィル習慣。捨てたくない、カスタマイズできる容器を選択
肌や体に良いもの、使い心地が良いもの、気分が上がるもの・・・コスメや美容ツールを上手に取り入れて、Hummingな毎日を送りたい。美容ライター 荒木奈々さんがおすすめをご紹介します。
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スキンケア、ベース、メイクも!お気に入りはレフィルでおかわり
日用品や文房具は詰め替え用、いわゆるレフィルが充実していましたが、今やそっちが主役!? 先日ドラッグストアの洗剤コーナーに行ったら、本体よりもレフィルの陳列がほとんどです。コスメではもともとパウダーファンデや、アイブロウなど棒ものはレフィルが昔からありましたけど、最近はその提案がより積極的。しかもドラッグストアコスメだけでなく、プレステージのスキンケアやメイクでもレフィル購入できるものが増えています。プラ減の意味もありますが、何よりそのケースや中身に惹かれてレフィル使いしたくなるものをチェックしてみました。
My select 01:レフィルシェアでもリードするエリクシール
環境省から化粧品業界で初めて「エコ・ファースト企業」に認定されるなど、どこよりも早くエコ活動に着手してきた資生堂。プラスチック資源循環促進法が施行された今年、各社さまざまな取り組みを掲げていますが、資生堂はつめかえ用商品のアクションを通じてプラスチックごみの削減に配慮。グローバルサステナビリティキャンペーンの一環として用意されたのが、エリクシール特製「ドラえもん」デザインの化粧水セット・乳液セットです。
その紹介前にエリクシールをざっとおさらい。1983年に誕生したエリクシールは、“つや玉”をキーワードに、スキンケア市場で15年連続トップを突き進むエイジングケアブランドで、 “おしろいミルク” “みずクリーム”など発売される新商品はどれも大ヒット。リピ買い必至なのが2019年発売の「つや玉ミスト」ではないでしょうか。累計出荷個数200万個(資生堂調べ:2019年11月~2022年2月までのメーカー累計出荷実績)を記録するベストセラーで、スプレーするだけで頬にすぐつや玉ができると大好評!
そんなエリクシールの次の話題が、永遠の愛されキャラ、ドラえもんがデザインされた3Dボトル! 「毎日使う化粧品をつめかえて使用する」ことを習慣づけられるようにということで、つめかえ用のパッケージもセットされています。限定セットは全4種。美白&エイジングケアシリーズ「エリクシール ホワイト」のクリアローション、クリアエマルジョン、さらにファースト エイジングシリーズ「エリクシー ル ルフレ」のバランシング ウォーター、バランシング ミルクがあります。
美白有効成分4MSK配合。潤いによる透明感と同時にハリをもたらす化粧水「エリクシール ホワイト クリアローション」のボトルは、清潔感のあるニュアンスピンク。キャップ部分が立体のドラえもんになっています。中身を使い終わったら、キレイに洗って、しっかり乾かすという手間があるものの、愛らしすぎるボトルは捨てたくないし、使うたびに嬉しい気分になれそうです。ちなみに化粧水の場合、つめかえ用だと本体ボトルの容器重量と比べてプラスチックの使用を約85%も削減できるとか。
エリクシールのつめかえ提案は2012年に開始。現在の売上構成比をみてみると、日本市場では化粧水・乳液のつめかえ用の普及率は2割程度、それに対してエリクシールではつめかえ用のシェアが約6割ととても高いそう(資生堂調べ)。昨年より海外チャンネルでもレフィルを導入、エリクシールの主力製品はつめかえ対応を2025年までに予定しているそうですよ。
~大切な人との未来のために、今、私たちができること。~をメッセージに掲げているエリクシール。オリジナルの「ドラえもん」スペシャルムービーもあり、「22世紀からのメッセージVol.1~プラスチックごみはどこへ?〜編」「Vol.2~未来はどうなる?〜編」が公開中。(https://www.shiseido.co.jp/elixir/sustainability/)
エリクシール
https://www.shiseido.co.jp/elixir/
My select 02:クッションの限定パッケージもおしゃれなナーズ
クッションファンデが大好きで、リピートしているのがナーズの「ピュアラディアント プロテクション アクアティックグロー クッションファンデーション」。ナーズにはアイコニックなクッションファンデが輝き違いで2タイプあり、そのうちのひとつがピュアラディアント。ナーズ史上最多の60以上のアワードを受賞しています。
みずみずしいフレッシュなつけ心地が快感ですし、手早くグローなツヤ肌になれるところがお気に入り。しかもこのクッションファンデは、紫外線から肌を徹底的に守るSPF50+/PA+++なうえ、独自の「360°ディフェンステクノロジー」が搭載されており、PM2.5など大気中のちりやほこりの付着を軽減、PCなどから発せられるブルーライト対応成分配合と環境ストレスを寄せ付けないプロテクト力が優秀なのです。
また保湿成分の中心は、ヒアルロン酸Na。潤いをしっかり保持してくれるので、日中の肌はベタベタしないのに乾きにくい。頬にあるうっすらとしたシミは、重ね付けしてカバーしています。決して厚くならず、色ムラだけを目立たなくして、素肌をいかした均一な肌トーンに。
既存パッケージもベージュトーンでおしゃれですが、このベストセラーのクッションファンデのためだけに作られる限定パッケージというのがあって、昨年のホリデー限定のメタリックピンクに引き続き、今回はゴールドのケースが登場。無駄を省いたシックなデザインながら、アクセサリーのようなハイスタイル。化粧直し用としても持ち運びたくなりますし、金運も上がりそう(笑)。新しいコスメを買うとそれだけでキレイのテンションが上がりますが、おしゃれな限定パッケージを日々使うのも気分がアップしますよね。
ナーズは日本上陸21周年、大成功を収めているアーティストブランド。フランソワ・ナーズの独創的なクリエイションから生まれた、リップやチークが揃うORGASM(オーガズム)シェードやライトリフレクティングセッティングパウダー プレスト Nは名品中の名品です。
今年に入ってスキンケア、パウダー、ファンデーションと「ライトリフレクティング」シリーズを拡充。2022年上半期のベスコスでも新商品の「ライトリフレクティング セッティング パウダー ルース N」が話題になっていました。
「ライトリフレクティングシリーズ」のベースメイクは、タルク、アルコール、パラベンといった肌に負担をかける成分を極力排除しているそう。またパッケージもリサイクルが可能なビンで提案。外装はすべて紙素材にするなど、環境配慮の取り組みも見直されているそうです。
My select 03:カスタマイズも可能なセルヴォークのアイシャドウ
モデルビジュアル使用のアイテムを大人買いしてしまいそう・・・セルヴォークの2022AWのメイクアップコレクション『Surge of Energy “Butterfly Effect”』に発売前から釘づけです。
1st Collectionとして、レッドニュアンスのアイブロウ、アイライナー、マスカラ、さらにシアーブラックのリッププライマー、モードなネイルポリッシュが登場。8月5日(金)発売の2nd Collectionでは、アイシャドウが大きくリニューアルされます。
アイシャドウは4色セットと単色がラインナップされているのですが、ひと塗りで洗練モードを演出する色や配色はそのままに、セルヴォークお得意の自然のエナジーを湛えたラインナップへ。絶妙なくすみ感を帯びているのに、にごりのないクリアな発色、ただのせるだけで抜け感のある今っぽい目元に仕上がります。また植物由来オイルを高配合し、粉感レスも実現。単色のぼかしも、複数の色をのせても、存在感のある美しい目元が際立ちます。
ため息をついてしまうくらい、アーティスティックなグラデーション! キーアイテムの4色アイシャドウ「ヴァティック アイパレット」は、セルヴォークの原点であるテラコッタにレッドニュアンスを加えた03「ネオテラコッタ」がメインカラーです。4色セットですがノールール。全色塗っても頑張った感じに仕上がらないのがさすが。
さらにパッケージも改良され、1番のポイントは容器を捨てないためのレフィラブルメイクアップ。セルヴォークのネイルコレクションですでに採用されていますが、このグレーブラックの容器は環境に配慮した材質で、サトウキビ由来のバイオPET配合の樹脂が使われています。お好みの4色をカスタマイズできるから捨て色もなし。お気に入りカラーが底をついたら元の色や新しい色を再セットして。
それから同時発売の「ヴァティック アイズ」は、単色アイシャドウとして、レフィルとしても。シャイニーカラー、ディープカラー、メインカラーの3質感の全17色。早く減ってしまうパレットのキーカラーも、ここにラインナップされているのでおかわりも安心です。「ヴァティック アイズ」のパッケージがユニークで、竹とサトウキビの搾りかすのバカスからなるパルプモールドという素材。生分解性の特長もあるそう。レフィルのパッケージは捨てることを考えてのものが多いけれど、こちらは見た目がスタイリッシュ。開閉の仕様が扱いやすいのでこれをコレクションするのもいいかもしれません。
セルヴォーク
https://celvoke.com/
安いから、もったいないから、というレフィル選択もあるけれど、捨てたくない容器やカスタマイズできる容器をコレクションするのもコスメの楽しみですね♪