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メディテーションを続けて得られる効果とは?

桑子 麻衣子(くわこ まいこ)

集中力が増す」、「ストレスが軽減する」、「睡眠の質が上がる」などはメディテーションの練習を続けていくと得られる効果の代表例です。

 

今回はメディテーション歴7年弱の筆者が、練習をはじめて半年から1年間の間に感じたことや変化についてシェアします。

 

一例にはなりますが、あなたのモチベーションアップにつながれば嬉しいです。

 

休息

Photo by Tanaphong Toochinda on Unsplash

 

筆者がメディテーションの練習をはじめたのは、出産して間もない頃。寝不足と、初めての育児に疲労困憊の中、1日10分の練習からはじめました。

 

もちろん最初は、雑念だらけでしたし、ちょっとした音にもすぐ反応してしまい、全く集中はできませんでした。

 

どちらかといえば「苦痛」とさえ感じていましたが、練習を始めてから3ヶ月ほどすると少しずつ変化の兆しが。

 

目を閉じて呼吸を味わう時間が新生児育児の中の、私の数少ない安らぎの時間であるということに気づいたんです。

 

呼吸を深めるってこんなに気持ちいいんだ!」と感心したのを覚えています。

 

誰かのため、あるいは会社のため、など自分以外のために忙しくしている時は呼吸が浅くなったり、また呼吸をしていないなんてこともあります。

 

忙しいからこそ立ち止まることが大切ではないでしょうか。

 

▶︎【簡単】メディテーション(瞑想)の意味・やり方|マインドフルネスとの違いは?

 

PMS中の自分に優しくなれた

Photo by Kinga Howard on Unsplash

 

生理前にイライラするなど気持ちが不安定になるという月経前症候群(PMS)の症状が強かった筆者ですが、これにも嬉しい変化が。

 

イライラしなくなったというわけではありませんが、「イライラするのはPMSだから仕方ないんだ」と自分を客観的に観察して納得できるようになりはじめたのはメディテーションの練習を始めて5-6ヶ月してからです。

 

PMSの原因は、科学的には解明されていませんが、女性ホルモンの影響という説が有力のようです。

 

もちろん、PMSの症状に悩まされないに越したことはありませんが、ホルモンという目に見えないものを調整するのは簡単ではありません。

 

一方で、「そうなることは仕方ないことなんだ」と思うようになってからは、感情に流されて自己嫌悪に陥ることもなくなりましたし、それよりもゆっくりと休むなど自分に優しい選択ができるようになりました。

 

感情的になる時は誰にでもありますが、メディテーションの練習中に雑念の中にいる自分を観察するように、自分を公平に見ることができると、とても楽になると思います。

 

▶︎アファメーション(ポジティブな自己暗示)のやり方・効果について解説

 

集中力アップ

Photo by Stephanie Greene on Unsplash

 

メディテーションの練習をはじめて1年が過ぎた頃には、ゼロではありませんが雑念に引っ張られることが限りなく少なくなっていました。

 

ガイドメディテーションの練習の場合は、きちんとインストラクションに耳を傾けることができるようになりましたし、呼吸法の練習の時にはその日の呼吸の調子を事細かく観察でき、改善できるようになりました。

 

集中力がアップすると、仕事の効率も上がりますし、相乗効果で創造力もアップしてアイディアが浮かんでくることが多くなり悩む時間が少なくなりました。

 

メディテーションの練習を続けても、なかなか「集中できない」「雑念が消えない」という声は、よく耳にする代表的なお悩みではありますが、これに対処するには練習し続けることが何よりも大切だと思います。

 

練習をはじめたばかりの頃は、集中できない時や、雑念が止まらないという時も、「そういう時もあるよね」と頑張りすぎない姿勢で取り組んでみてはいかがでしょうか。

 

ライター:プロフィール

文筆家・ヨガ/アーユルヴェーダ研究家

不安症状と向き合うためにヨガやアーユルヴェーダの学びを深めるようになる。

2009年バリ島で全米ヨガアライアンス認定講師資格取得。2021年アーユルヴェーダ講師資格を取得。2013年シンガポール移住。夫と娘の3人家族。


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