“自分らしく生きる”とは?|仕事や恋愛で自然体で過ごせる方法を紹介
自分らしく生きることは、充実した人生を送っていくために重要なポイントといえます。
しかし、そもそも「自分らしく生きる」とはどういったことかわからない方も少なくないでしょう。仮にわかっていたとしても、そのような生き方を送ること自体が難しいと感じる方も多いはずです。
本記事では、自分らしく生きることが難しく感じる理由や、自分らしく生きるための方法、コツも含めて解説します。
Contents
自分らしく生きるとはどういうこと?
そもそも「自分らしく生きる」とは、人によってもさまざまな解釈があると思います。
一般的には、「自分の気持ちや考え方、価値観などに正面から向き合い、正直に生きていくこと」といえるでしょう。
たとえば、趣味に没頭することはもちろんですが、自分にしかできない仕事を続けること、好きなことを仕事にして生計を立てていくことなども自分らしい生き方といえるでしょう。
私たちが生きていくうえでは、「こうあるべき」といった世間一般の常識や同調圧力のようなものが数多くあります。
たとえば、「◯歳頃までには結婚をしたほうが良い」、「結婚をしたら子どもをつくるべき」といった価値観をもっている人もまだまだ少なくありません。
しかし、そのような考えや価値観に縛られすぎてしまうと、自分の人生を周囲に無理に合わせようとしてしまい、生きづらさを感じることもあるでしょう。
自分らしく生きるためには、世間や周囲の考え方に対して無理に自分を合わせる必要はないのです。
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自分らしく生きることに難しさを感じる原因や理由
自分らしく生きたいと考えているものの、実際にそれを実行しようとすると現実的には難しいと感じるケースも少なくありません。
では、なぜそのように感じてしまうのでしょうか。
①周囲からの視線が気になる
自分らしく生きていくということは、客観的に「自由奔放な人」と見られてしまう可能性があります。
友人や知人、仕事仲間など、それまで付き合ってきた人のなかにも、価値観や考え方が合わないと感じ疎遠になってしまう人も出てくるでしょう。
また、他者からの評価が気になってしまい、自分らしく生きることが難しいと感じるケースもあります。
②自己肯定感が低い
自己肯定感とは、自分自身を認め評価することです。
自己肯定感が低い人は、「自分はダメな人間だ」という考えが根底にあり、卑屈な考えに囚われることがあります。
自己肯定感が低い状態で自分らしく生きようと考えても、「どうせ自分には無理だろう」という考えが先行し、行動に移すことすらできなくなるでしょう。
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③そもそも”自分らしさ”が分からない
人生における夢や目標がなく、なんとなく今の生活を続けている方も多いでしょう。
しかし、そのような状態で自分らしく生きようと考えても、そもそも何が“自分らしさ”なのかが分からず、理想像も浮かんできません。
まずは自分自身と向き合い、心の奥底ではどういった人生が理想なのかを考え、自分らしさとは何かを見つけることから始める必要があります。
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自分らしく生きている人の特徴
自分らしく生きている人にはどういった特徴が見られるのでしょうか。
仕事はもちろん、プライベートや家庭生活における特徴も紹介します。
①楽しく仕事をしている
仕事をして収入を得ることは生きていくうえで不可欠です。
だからこそ、自分らしく生きていくためには仕事を楽しむことが重要です。
子どもの頃からの夢であった仕事に就いていたり、仕事をしていくなかでやりがいや魅力を感じることをひとつでもいいので見つけてみましょう。
日々の生活が充実したものに感じられ、自分らしく生きていくための活力になるはずです。
②家族の協力を得ながら家事や子育てをしている
仕事にやりがいや楽しさを感じられても、家事や子育ても両立しようとすると自分の時間が確保できず、疲労やストレスが蓄積されていきます。
特に女性の場合、家事や子育てを一人で背負うのではなく、家族の協力を得ながら分担することで負担を軽減できるでしょう。
自分だけの時間が確保できれば、趣味や興味のあることに取り組め、自分らしい生き方を実践できるはずです。
③恋愛やプライベートも充実している
仕事が辛かったとしても、自分を理解してくれる恋人やパートナー、友人がいればプライベートが充実します。
仕事で溜まったストレスも軽減でき、自分らしい生き方を実践できていると感じられるでしょう。
また、仕事にやりがいを感じていたとしても、仕事だけの毎日を送っていると何を目的に働いているのか見失ってしまうこともあります。
そのため恋愛やプライベートを充実させることが重要なのです。
自己中やわがままとの違い
「自分らしく生きる」と聞くと、自己中心的やわがままといった負のイメージを抱く方もいます。
しかし、これらは異なる概念であり、自分らしく生きることは決してネガティブなものではありません。
①自己中とは
自己中、または自己中心的とは、「自分のために他人が動いてくれる、合わせてくれる」と認識していることをいいます。
自己中な人は自分の希望を叶えるために他人をコントロールする傾向がありますが、自分らしさをもっている人は他人をコントロールしようとしません。
②わがままとは
わがままとは「自分本位で気ままに行動すること」を指し、自己中と似た部分があります。
自分らしさをもっている人は、自分のなかに「私はこれが好き」、「私はこう考える」といった軸のようなものがあります。
仮に他人と意見が合わなかったとしても、相手を非難したり責め立てたりすることはありません。
しかし、わがままな人は、自分の考えや希望を相手に押しつけてでも通そうとします。
ときには相手や周囲の人に迷惑をかけることもあるのが“わがまま”です。
自分らしく生きることでどんな影響やメリットがあるのか
自分らしく生きることで、人生にどういったメリットやポジティブな影響があるのでしょうか。
➀ストレスが減る
周囲の人からの視線や意見にばかり気を向けてしまうと、自分らしさを見失ってしまい人生そのものが窮屈に感じられることもあるでしょう。
しかし自分らしさを常に忘れず、大きな軸として持っておくことで、生きづらさを感じにくくなりストレスも低減されます。
②新たなことに挑戦するモチベーションが高まる
ストレスが減って自分らしさを取り戻すことができれば、自然と自信がもてるようになります。
仕事へのモチベーションも高まり、新しい仕事や業務へ挑戦できるようになったり、新たな趣味をスタートさせ生きがいを見つけたりすることもできるでしょう。
自分らしく生きるための方法3選
人生をより充実させていくために、自分らしく生きるにはどういった方法があるのでしょうか。
➀自分を大切にする
まずは自分を最優先に考え、大切にすることを心がけましょう。
これは自己中心的やわがままになるという意味ではなく、あくまでも自分を尊重するということです。
たとえば、疲労が溜まっているのに飲み会に誘われたとき、無理に付き合うのではなくきちんと参加できない理由を説明して、断る勇気も大切です。
②自分にとって本当に大切なものを考える
自分らしさとは何かを考えたとき、その人が大切にしている考え方や価値観などが根底にあるはずです。
本当に大切なものを考えることで、自分らしさを見失うことなく生きていくヒントが得られます。
たとえば、家族と過ごす時間を何よりも大切に考えている場合には、ワークライフバランスを考慮した仕事や職場を選択する必要があるでしょう。
③自分の弱さを個性として受け入れる
人は誰しも弱点や欠点、コンプレックスなどがあり、完璧な人は存在しません。
自分らしく生きていくためには、弱みを欠点として認識するのではなく、個性として受け入れることも重要です。
何事もポジティブにとらえることで生きづらいと感じることも少なくなり、自分の強みを活かせるようになるでしょう。
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自分らしく生きるためにやめた方がいい習慣や思考
日頃から行っている習慣や考え方、癖などが自分らしく生きることを阻害していることもあります。
特に注意すべき悪い習慣や思考としては、以下のようなものが挙げられます。
- 他人と自分を比較する
- 自分自身を否定する・責める
- 周囲からの目や評価を気にしすぎる
- 失敗することを過剰に恐れる
上記の習慣や考え方は自分らしさを見失う原因にもなるため、意識的に改善していくことを心がけましょう。
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まとめ
自分らしく生きることは一見すると簡単なように見えて、実際には難しいものです。
普段無意識にとっている行動や考え方が、自分らしく生きることを阻害している可能性もあるため、普段の行動を一つずつ振り返ってみるのも良いでしょう。
ストレスを低減し、人生をより充実したものにするためにも、今回紹介した自分らしく生きる方法を実践してみてください。