羽田空港に話題の写真展を観に出かけませんか?
空港は世界中から集まる旅人が行き交う、まさに“多様性と調和”を体感できる場所。そんな羽田空港で、注目のイベントがスタートしました。
有意義なオフの過ごし方。羽田空港でアート鑑賞
11月4日から12月20日までの期間、羽田空港第2ターミナル5階のフライトデッキトーキョーで開催されるイベント「HANEDA ダイバーシティ&インクルージョン」。“人種、国籍、身体機能を超えた、多様性(ダイバーシティ)の素晴らしさ”をテーマに掲げ、期間中に2つのフェーズに分けて、2つの企画が展開されます。
第1フェーズとして、世界的に活躍するフォトグラファーの一人、レスリー・キーさんの写真展が開催中。「WE ARE THE LOVE」と題されたこの写真展は、約150人のセレブリティのポートレートがズラリと並んだ、見応えたっぷりの大規模なもの。写真のセレクトから展示構成まで、レスリーさんのこだわりをダイレクトに感じられる内容になっています。
〈左から〉レスリー・キーさん、すみれさん、河瀬直美さん、平原綾香さん、日本空港ビルデング代表取締役社長執行役員兼COO横田信秋さんがテープカットセレモニーに登場。
オープニングセレモニーには、レスリーさんと親交の厚いスペシャルゲストが駆けつけ、お祝いのメッセージが贈られました。
映画監督 河瀨直美さんは「レスリーの写真には(パンデミックによる)分断というものを超えた先のつながりがあり、そしていろんな立場の人が混じり合うなかで、そこに差をつけるのではなく認め合うという感情が表れている」と、作品の素晴らしさを解説。「レスリーとは17年来の付き合いになりますが、彼の愛のパワーに後押しされて、ここまで来れたように思います」という平原綾香さんの温かい言葉も印象的でした。
すみれさんは今回、空港で開催されたことに関して「空港ってダイバーシティとラブがあふれている場所ですよね。そこで『WE ARE THE LOVE』が展示されるなんてパーフェクト!」と、空港とレスリーさんの初コラボレーションに拍手を送りました。
12月中旬にはチャリティ写真集『WE ARE THE LOVE』を刊行予定。1971年生まれのレスリーさん。この写真集は、同じく1971年にジョン・レノンとオノ・ヨーコが作った名曲『イマジン』へのオマージュなのだそう。
「展示している写真、並べ方にはすべてストーリーがある。こんなに素晴らしい人たちの写真が撮れたことは、本当にラッキー。自分の写真を作品としてだけでなく、メディアとして観てもらいたい。一枚一枚に彼らの人生とメッセージがあるから」と語ってくれたレスリーさん。
まさにその言葉どおり、一人ひとりの持つ“そのとき”の個性を探り出して最大限に魅せる写真たちは、観る者の胸を鷲づかみにする強いパワーが宿っています。ぜひ、写真から発せられる想いを受け取ってください。
第2フェーズは同エリア内で12月1日からスタートする、クロスチーム「CHALLENGED DESIGN COLLECTION」。ハンディキャップを持つ方が、さまざまな分野の方とコラボレーションして生み出した、多用なデザイン、アイテム、サービスなどをストーリー仕立てに展示するそう。こちらもお楽しみに。
「HANEDA ダイバーシティ&インクルージョン」
レスリー・キー写真展「WE ARE THE LOVE」
開催期間:2021年11月4日(木)~12月20日(月)9:00~17:00
会 場:第2ターミナル5 階フライトデッキトーキョー、スカイデッキ南北通路
入場料:無料
※12月1日(水)からは同エリア内にて第2 フェーズもスタート。
TEXT = Humming編集部