「彼を待つ意味って、本当にあるのかな」
「ちゃんと想ってくれてるのか、不安になる」
「もしかして、私だけが頑張ってるんじゃない?」
遠距離恋愛には、見えない不安がつきまといます。
会いたいときに会えず、当たり前のような日常が手に入らない。
そんな中でも、遠距離恋愛をしているふたりが関係を続けるにはどうすればいいのでしょうか。
私はこれまでに3回、遠距離恋愛を経験してきました。
その中で気づいた、遠距離を乗り越えるために大切なことを4つご紹介します。
Contents
ふたりで楽しみにできる予定を持つ
遠距離恋愛中のふたりにとって、最もつらいのは「この先どうなるのか」が見えなくなることです。
「次に会えるのはいつだろう」
「気持ちは変わっていないのかな」
「私たち、本当にうまくいくのかな」
このような疑問が頭の中に何度も浮かび、不安を大きくしていきます。
だからこそ、お互いが共通して楽しみにできる予定を持ったり、“ふたりの未来”につながる目標を共有したりすることが大切です。
たとえば、次に会える日を決めたり、将来の転職や引っ越し、一緒に住むための準備を話し合ったりすることです。
遠距離恋愛中のふたりには、「今は離れているけど、ちゃんと一緒になれる日が来る」と信じられる希望が何よりの支えになります。
関連記事:「愛の言語」で解決!愛しているのに伝わらない。愛されているのかわからない。愛情のミスマッチを防ぐ秘訣
決めつけず、冷静にコミュニケーションを取る
距離があると、相手のことがよく見えなくなります。
その結果、ちょっとしたことで疑ったり、不安になったりしてしまいます。
たとえば、SNSに知らない異性の名前があるだけで気になったり、いつもより連絡が遅いだけで「何かあったのかな」と思ってしまったり。
また、逆に相手を理想化しすぎてしまうこともあります。
普段会えないぶん、良い部分ばかりを想像してしまい、実際に会ったときにギャップに戸惑うこともあるでしょう。
そんなときこそ、「自分の感情を信じすぎないこと」が大切です。
わからないことは想像せず、素直に相手と話すことが何よりの解決になります。
遠距離恋愛をしているふたりだからこそ、率直な言葉で気持ちを伝えることが、心の距離を縮める鍵です。
連絡は「義務」ではなく「自然体」で
多くのカップルが、遠距離を乗り越えるために「毎日電話しよう」「週に〇回は連絡しよう」とルールを決めます。
もちろん、会話の時間を大切にする姿勢は素敵です。
ですが、会話が義務になってしまうと、次第に負担になってしまうこともあります。
忙しい日や疲れている日には、無理して連絡を取らなくてもかまいません。
話したいときに話す、聞きたいときに聞く。そのくらいの気持ちでちょうど良いでしょう。
会話が少なくなってきたと感じたときは、不安な気持ちを素直に話してみましょう。
ただし、相手の生活や気分に合わせて、少し距離を置くことも必要なときがあります。
遠距離恋愛のふたりだからこそ、「連絡の回数よりも質」を意識し、お互いの気持ちに寄り添う余白を持っておきましょう。
距離は「一時的なもの」と信じること
遠距離恋愛は、ずっと離れたままでは続けていけません。
心に希望を持つためには、「いつか一緒になれる」という現実的なビジョンが必要です。
お互いの将来がまったく別方向を向いているなら、いくら好きでも関係は難しくなります。
「一緒に住む」
「同じ街で働く」
「留学や転職のタイミングを合わせる」
など、どんな形であれ、ふたりの未来が交わる道筋が必要です。
私自身、将来の話をきちんとしないまま曖昧にしていたことがあります。
その結果、お互いの気持ちやタイミングがずれてしまい、最終的には別れを選ぶことになってしまいました。
逆に、今のパートナーとは「1年以内に同じ街に住める見込みがないなら、連絡はやめよう」と最初に話し合いました。
その半年後には、実際に移住を決め、お互いの生活を調整しながら未来を築き始めました。
遠距離恋愛のふたりには、愛情だけでなく「行動する覚悟」が必要です。
おわりに:遠距離恋愛中のふたりが絆を深めていくために
私自身の経験から言えば、遠距離恋愛を続けるのは簡単なことではありません。
会えない時間の中で、相手を本当に知ることは難しく、理想と現実のギャップに苦しむこともあるでしょう。
それでも私は「やってみる価値はある」と思っています。
たとえ失敗しても、自分自身の愛し方や信じ方、相手との向き合い方を深く学べるからです。
遠距離恋愛中のふたりでも、お互いに向き合い、信じ合い、支え合う努力を続ければ、普通のカップル以上に強い絆を育てられると私は信じています。
焦らず、無理せず、ふたりだけのペースで歩んでいきましょう。
離れていても、心がつながっていれば、その恋はきっと続いていきます。
