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直感的な意思決定の力

 

情報過多の時代に生きる今、私たちは「決断疲れ」や「決断の麻痺」に陥りがちです。道に迷うことがなくなったのは、常にGPSが手元にあるから。金曜のデート相手を見つけるのも、ベッドやソファから出ずに済む時代。でも、選択肢は無限にあります。

 

たとえば、パーティー用のブーツが欲しい?サイズぴったりで火曜までに届く商品が、なんと48,976足もあるのです。
これでは、自分の「内なる声」とのつながりが弱くなるのも無理はありません。

 

ですが、幸いにも、直感と深くつながり、それを人々に教えることを仕事にしている人たちがいます。たとえば、トランスフォーメーショナル・コーチでエネルギーヒーラー、そして〈Forward with Grace〉の創設者でもあるグレース・エモンズさんは、良くない思考パターンを手放し、内なる“羊飼い”と向き合う方法を探求してきました。

 

 

直感的な意思決定って、どんな感覚?

 

「直感的な意思決定とは、“なぜそれが正しい選択なのか説明できなくても、心の奥でそれだと分かる”感覚に従うこと。

 

最初に“なんとなく”感じることがあったり、理由は分からないけど“ただ分かる”ということもあります。それが、あなたの直感が語りかけているサインなんです。」とエモンズさんは言います。

 

ただし、これは簡単なことではありません。

 

「直感を“スピリチュアルすぎる”と否定する人もいますが、実は直感は、“論理的思考”“権威による知識”“経験による知識”と並ぶ、認知科学においても認められた“4つの知の方法”のひとつなんです。」

 

ハーバード・ビジネス・レビューの調査によれば、トップCEOたちの85%が、重要な意思決定を直感で下していることも分かっています。

 

つまり、CEOのように直感を信じることが、実はパワフルな選択方法なのです。

 

潜在意識は、膨大な情報を処理している

 

「私たちの潜在意識は、意識的に把握しているよりも27,500倍も多くの情報を処理しています。
その情報を分析し、最適な選択肢を“直感”という形で、まるで銀のトレーに乗せて差し出してくれているのです。」

 

 

 

 

成功する直感的意思決定の例

  • 紙面上は最高でも、心が乗らない仕事のオファーを断る
    → 数ヶ月後にその会社が倒産。直感が正しかった!

  • 論理では説明できないけど「この人だ」と感じる恋人と出会う
    → 直感が導く深い結びつき。

  • 怖いけどワクワクする転居や新しい挑戦にYESと言う
    → 「不安」と「直感」を見極める力が大きな変化を生む。

 

直感力を高めるトレーニング方法

「最初は小さなことから始めて、自信を育ててください」とエモンズさんはアドバイスします。

  • 例:どちらのレストランに行くか、あの服を買うか、直感に聞いてみる

  • 自分の“直感のサイン”を感じ取り、その結果を確認することで精度が上がる

慣れてきたら、より大きな決断(パートナー選び、投資、引越しなど)に応用する

 

直感は、スピリチュアルな“ひらめき”ではなく、自分の深い部分が集めたデータによる「静かな提案」です。

その声に耳を傾けることで、自分の人生に信頼が生まれ、もっと自由に選択できるようになるのです。


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