
Humming編集長が京都のGOOD NATURE HOTELで出会った、1本のハンドクリーム。
「自然の香りがする」
「しっとりするのにベタつかない」
その心地よさに一目惚れし、HummingセレクトECショップでの取り扱いが始まりました。
その商品を生み出しているのが、30年以上前から国産原料にこだわり続けてきたオーガニックコスメメーカー「クレコス」。
今回は、株式会社クレコス代表取締役社長・暮部達夫さんに、クレコス誕生秘話や社会課題に向き合う姿勢、そして「QUON(クオン)」ハンドクリームに込めた想いを伺いました。
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Contents
原材料から責任を持って化粧品を作りたい
ー まず、クレコスについてお聞かせください。
株式会社クレコスは、1993年に私の母が創業しました。
当時はまだオーガニックという言葉すら浸透しておらず、自然派化粧品と呼ばれていた時代です。
そんな中で、母が大切にしていたのは「自分の娘が安心して使えるコスメをつくりたい」という想いでした。
ケミカルな成分は使わず、原材料から責任を持って開発・製造する。その姿勢を、創業当時から貫いてきました。
ー 原材料から責任を持つ。まずは何からスタートされたのでしょうか?
一番最初にご縁があったのが、熊本の農家さんです。ヘチマの茎からぽたぽたと垂れる「ヘチマ水」を分けていただくことから、私たちの原材料開発は始まりました。
当時は、化粧品メーカーが原材料から自分たちで作ることは珍しく、農家さんに化粧品の原材料として農産物を提供していただくことも、あまり前例がありませんでした。

ー 原材料探しからスタートされた中で、大変だったことは何でしたか?
一番大変だったのは、農家さんに理解していただくことです。
当時、農家さんにとって農産物はあくまで「食べるためのもの」。 「化粧品の原材料として提供してほしい」とお願いしても、ほとんど相手にされない状況だったからです。
ー 今も、農家さんに直接足を運ぶことは多いのでしょうか。
そうですね。当時から続けてきたコミュニケーションで全国にネットワークができ、今は逆に「地方の農産物を使ってコスメにしてほしい」という依頼も増えました。
全国の農家さんと出会えるので、とても楽しいです。
ー 原材料は国産にこだわっているのでしょうか?
基本的には国産にこだわっています。
クレコスの商品、特にクオンは、全成分の後ろにマークを入れていて、「国産」「自然栽培」「オーガニック」であることが一目で分かるようになっています。
オーガニックをもっと身近に。クオンが目指すのは、社会を良くするコスメづくり
ー クオンのお話が出てきたので、ここからは、クレコスが展開するブランド「クオン」について伺えたらと思います。クオンはどのようなコンセプトのもとで立ち上がったブランドなのでしょうか。
クレコスは40代以上の方向けで、アンチエイジングに特化したブランドです。よりナチュラルな手法で、20代・30代向けのブランドを立ち上げたいと思い、2011年に立ち上げたのが「クオン」です。
「オーガニックのコスメをもっと手軽に使っていただきたい」という想いから、価格にもこだわりました。
さらに、化粧品を作りながら、社会課題の解決に繋がる仕組みをつくることにも注力しています。
ー 社会課題の解決に繋がる仕組みとは、具体的にはどのような取り組みですか?
1つ目は、耕作放棄地を減らすための取り組みです。
農業の現場では高齢化による離農が進み、耕作放棄地が全国で増え続けています。その課題に向き合う中で出会ったのが、奈良県・大和高原で自然栽培のお茶を育てる「健一自然農園」です。代表の伊川健一さんは、おじいちゃんおばあちゃんから受け継いだ耕作放棄地をひとつずつ再生しながら、お茶づくりを続けています。
彼との出会いが大きな転機となり、お茶の葉・実・花など、すべてを買い取ることで農業収入を安定させ、耕作放棄地の解消につなげる仕組みをつくりました。そのため、クオンではお茶を原材料にした製品づくりを広く展開しています。

2つ目は、障害者就労の支援です。全国的に賃金が低いと言われる障害者就労の現場を、少しでも良くしたいという想いがあります。
そのため、お茶のタネを搾って油にしたり、花を蒸留して香りのある水をつくるなど、原材料の加工工程を障害のある方にお願いしています。
3つ目は、日本の森を守る取り組みです。
近年では里山が荒れ、熊が人里に降りてくる問題も深刻化しています。そこで私たちは、間伐した木をパルプ化し、障害者の方たちが手すきした和紙として再生。それをクオンのパッケージに使用しています。

ー 素晴らしい取り組みですね。一個人が「森を守ろう」と思っても、実際に何をしたらいいのかわからないことって多いですよね。使う側としても、商品を選ぶことで社会の一部に関われているようで、すごく嬉しいです。
問題意識はあっても、具体的なアクションにはなかなかつながらない。そういう方もたくさんいるかと思います。
私たちはコスメを長年作り続けているので、品質には自信があります。そこに社会課題を解決する取り組みを掛け合わせることで、「この商品を選ぶことが、誰かの力になるんだ」という購買の動機になれば嬉しいです。

べたつかず、しっとり潤う。天然成分100%ハンドクリームのこだわり
ー 素敵です。クオンのハンドクリームについても伺いたいです。こちらも原材料づくりからこだわっているのでしょうか?
もちろん天然成分100%で作っています。日常で使いやすいアイテムから、オーガニックコスメの良さを感じてもらえたらと想い、開発しました。
基礎化粧品をいきなり変えるのはハードルが高いですからね。このハンドクリームがオーガニックコスメを手にする最初の入口になれたら嬉しいです。
ー クオンのハンドクリームはしっとりするのにべたつかないですよね。
オフィスでハンドクリームを使う方も多いので、「つけてすぐにボールペンが持てる」、べたつきの少ないテクスチャーを目指しました。
それでいて、きちんと保湿感がある。働く女性が気軽に使える使用感を大事にしています。
ー 香りへのこだわりはありますか?
合成香料は使用せず、天然の精油(アロマオイル)だけを使っています。強い香りが苦手な方でも、やさしい天然の香りを心地よく楽しんでいただけます。
ー Hummingの編集長もナチュラルなバラの香りを絶賛していました!
心地よさの先にあるもの。手に取るその一歩が、未来をより良くする
ー 最後に、クレコスの商品を手にとってくださる方へメッセージをお願いします。
クレコスの商品は、オーガニックを使ったことがない方でも、一度手に取っていただければ、その良さを実感していただける自信があります。オーガニックならではのナチュラルな香りや心地よさを感じていただきながら、天然成分でもケミカルに負けない使用感があることを体感してほしいです。
そして、商品には、障害のある子どもたちが原材料づくりに関わってくれていたり、日本の農業や森林を守るための取り組みがあったりと、さまざまな想いも詰まっています。 「この商品を選ぶことで、より良い社会づくりの一部を担えるんだ」と、少しでも想いを巡らせていただけたら嬉しく思います。
🔗 Humming公式セレクトショップでも販売中
QUON(クオン) メルセライザー ハンドクリーム ローズ
QUON(クオン) メルセライザー ハンドクリーム ユズ

ライター:プロフィール

1987年東京生まれ。
大学卒業後、損害保険会社の営業事務を6年間経験。
その後、夫の海外赴任に帯同するため退職し、1年間インド・ムンバイにて海外生活をおくる。
帰国後は、「おうちで働く」を一つの軸に、ベビーマッサージの先生、Webデザインの勉強、物販のお手伝い、ブログ運営、様々なことに挑戦しながら、最終的に「ライター」の仕事に巡り逢う。
興味のある分野は、人の働き方・生き方、マインドフルネス、教育。推しはBE:FIRST。プライベートでは2児の母。