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理想のひとり旅プラン。体も心も「私だけの時間」を求めて

Written by
大浦 沙織(おおうら さおり)

 

家事や育児に仕事。目まぐるしい毎日。そんな私が夢見る、ちょっとわがままな2泊3日のひとり旅。

 

はたして理想のひとり旅は実現できるのか。そして、その先に待っているものとは……。日常から少し離れて、自分らしさを取り戻す旅の計画を一緒に想像してみませんか?

 

日常に埋もれる「私の時間」

結婚し、子どもを産み、育児に家事に仕事に、毎日が目まぐるしく過ぎていきます。

 

私にとってひとりの時間はとても大切。ひとりになれない日が続くと、心がざわついてイライラしがちになることも。

 

だからこそ、子どもたちがいない平日の昼間にジムに通ったり、単身赴任中の夫が帰国した際には夜の街に繰り出してバーでビールを飲んでみたり、定期的に自分だけの時間を作るように心がけています。

 

とはいえ、そんな「ひとり時間」にも、常に何かが付きまといます。ジムでトレーニング中も「もうすぐ子どもの帰宅時間だ」と時計を気にしたり、スマホの通知音に反応して「仕事の連絡かも」と慌てたり。頭の中には、やるべきことリストがテロップのように流れ続けているようです。

 

どれだけひとりの時間を確保しても、心はいつもソワソワ。果たして、これが本当の意味での「ひとりの時間」と言えるのでしょうか。

 

家族のこと、家のこと、仕事のこと、一旦全てを忘れて、完全に自分の世界に没頭できる時間を欲している自分に気がつきました。

 

そんな時、ふと頭をよぎったのが「ひとり旅」です。

 

2泊3日から挑戦したい、憧れのひとり旅

日々の喧騒から少し離れた場所で、ひたすら自分の好きなことに集中する時間を味わいたい。今の私が惹かれているのは、韓国への2泊3日のひとり旅です。

 

国内ではなく、飛行機に乗って異国の地に降り立つことで、物理的にも精神的にも日常から解放される気がします。また、休日+平日1日の日程なら、そこまで罪悪感を感じずに仕事を休めるし、子どもの学校のスケジュールを気にする必要もありません。

 

旅のプランは、あえてゆったりと。少しだけ奮発してちょっとおしゃれなホテルに宿泊。ホテルで朝食を堪能し、そのあとはゆっくりと部屋の湯船に浸かりながら、気になっていた本を誰にも邪魔されずに読み進める。お昼過ぎには街に繰り出し、垢すりで体を整えてから買い物を楽しむ。夜は地元の人たちが集う居酒屋でマッコリを味わって再びホテルへ。ホテルの部屋では、お酒を片手に読書したり、思いを文章にしてみたり。翌日は美容クリニックで気になっていた施術を受け、お土産を買って子どもたちの待つ家に帰る。

 

想像するだけで、思わず頬が緩みます。

 

ひとり旅、しかも海外。もちろん不安がないわけではありません。

 

いつも夫に頼りっぱなしの飛行機やホテルの予約。自分で問題なくできるだろうか?

街中で迷子になったらどうしよう?

言葉の壁は乗り越えられるだろうか?

ひとりになりたいと思いつつも、子どもたちに会えない寂しさや仕事をしないことへの不安が押し寄せてくるかもしれない。

もしかしたら、「家族や友達と一緒に行くべきだった」と後悔するかもしれない。

 

けれど、全てはやってみなければわからないこと。だからこそ、私は今、ひとり旅に挑戦してみたいと思っています。

 

 

ひとり旅で出会えるかもしれない新たな自分

ひとり旅には、日常を離れることで得られる大切な気づきがあるかもしれません。家族や仕事から少し距離を置いて、静かな場所で過ごしたり、知らない街を歩くことで、忙しい日々の喧騒から解放され、自分自身と向き合う時間が生まれるでしょう。

 

また、ひとり旅では、小さなことから大きなことまで、すべての決断を自分でしなければなりません。どこに行くか、何を食べるか……。その過程で、普段は見過ごしがちな自分の好みや価値観に気づくこともあるでしょう。

 

そして何より、不安や戸惑いを乗り越えて旅を終えた時には、「私にもできた」という達成感を味わえるのではないでしょうか。ひとり旅の経験は、日常に戻ってからも新たな挑戦への原動力となるかもしれません。

 

今、この瞬間を大切に

「子どもが大きくなったら、自分の時間はいくらでもできるじゃない」

 

確かに、そうかもしれません。しかし、今だからこそ感じられること、味わえることがきっとあるはずです。人生は思っているよりも短いかもしれないし、明日何が起こるかは誰にもわからない。だからこそ、やりたいことは先送りせず、近い未来に実現させたいなと。

 

「時間ができたら」
「お金がたまったら」
「自信が持てたら」

 

できない言い訳を繰り返していては、チャンスは永遠に訪れないかもしれません。

 

莫大な費用が必要だったり、誰かを傷つけたりすることでなければ、やりたいことは全てやりたい。最近そんな風に思います。なぜなら、経験したことは必ず自分の糧になると思うからです。

 

また、私が自分のやりたいことをやって楽しく過ごすことで、「人生は楽しいよ」「自分の好きなことをたくさんやって良いんだよ」、そんなことを子どもたちに伝えていけたら良いなとも思います。

 

夫の単身赴任が終わったら、私はひとり旅に挑戦する!「いつか」ではなく、2026年までに必ず実現させようと思います。無理やりスケジュールをこじ開けて、予約をしてしまえば、あとは行くしか選択肢はありません。

 

あなたは、どんな場所にひとりで旅してみたいですか?

ライター:プロフィール

1987年東京生まれ。

大学卒業後、損害保険会社の営業事務を6年間経験。

その後、夫の海外赴任に帯同するため退職し、1年間インド・ムンバイにて海外生活をおくる。

帰国後は、「おうちで働く」を一つの軸に、ベビーマッサージの先生、Webデザインの勉強、物販のお手伝い、ブログ運営、様々なことに挑戦しながら、最終的に「ライター」の仕事に巡り逢う。

興味のある分野は、人の働き方・生き方、マインドフルネス、教育。推しはBE:FIRST。プライベートでは2児の母。


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