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「投資アイテムこそ日常使いを」
【ビームス藤井早希子さんの5年選手、10年選手】

物を大切に、長く使い続けることはサステナブルなライフスタイルの基本。おしゃれ業界人が愛用する「5年選手」と「10年選手」、そしてこれからじっくりと育てていきたいNEWアイテムへの愛を語っていただきます。今回お話を伺ったのは、ビームスPRの藤井早希子さん。


どんなスタイルにも馴染むお守りジュエリー

 

― 5年選手を教えてください。

Bill Wall Leather(ビルウォールレザー)のジュエリーです。

― このアイテムとの出合いは?

Bill Wall Leatherは1997年から弊社で取り扱っているカリフォルニア・マリブ発のジュエリーブランドです。2017年から2020年までこのブランドのPRを担当していて、ブランドの世界観を体現できるよう、マリブでルック撮影をしていました。現地に足を運んだ際に工房を見学させていただいたり、デザイナーのビル・ウォール氏の人柄に触れた経験があるのでブランドに対する想いが強く、ずっと大切にしていきたいジュエリー。お守り感覚で毎日のようにつけています。

― お気に入りポイントを教えてください。

世代や性別を問わず着けられるのがBill Wall Leatherの魅力。スカルなどハードなモチーフが特徴的なブランドで、私が愛用するビームスのエクスクルーシブアイテムは、よりスタイリングに取り入れやすいデザインになっています。

コロナ前は、顧客様に刻印サービスを行ったり、デザイナーの来店イベントを実施していました。私のジュエリーにも名前を刻印していただき、唯一無二の存在感と愛着が高まりました。これからも少しずつコレクションしていきたいと思っています。

― 日頃どのようなケアをしていますか?

シルバージュエリーは放っておくと黒ずんでいきますが、その経年変化の風合いを楽しんでいます。メンテナンスをするのは出張の際にマリブの工房を訪ねるときがほとんど。鏡面磨きによって輝きを取り戻して新品のような状態に蘇るので、熟練の職人技には脱帽です。今着けているものは2年前に磨いていただきました。


思い入れのあるバッグは、日常使いで“私らしい味”を

 

― 10年選手を教えてください。

Rebecca Minkoff(レベッカミンコフ)のボストンバッグです。

― このアイテムとの出合いは?

入社後に販売員として配属されたビームス 池袋で購入しました。先輩が持っているのを見て、おしゃれな着こなしへの憧れとともに「これを持っていればビームスの人間になれる!」という思いから購入を決意。色やサイズも、先輩とまったく同じだったと思います(笑)。

― お気に入りポイントを教えてください。

初任給で購入した思い出深いバッグですが、特別な扱いはせず、日常的に使ってきたので傷や汚れもあります。でも、それも私らしさが感じられて愛おしいです。コンパクトな見た目に対してたくさん物が入るのも、つい手にとってしまう理由かもしれません。

― 10年間使い続けるなかで気づきはありましたか?

一度ときめいたものは、時が流れても自分のなかで廃れません。洋服は新しいスタイルをどんどん取り入れていきたいタイプなのですが、バッグや靴などの小物はずっと使えそうな質の高いものを選び抜いて投資しています。だからこのバッグも10年使っていてもまったく飽きないです。


時間をかけて育てたいニューフェイス

― 最近はどんなアイテムを購入しましたか?

年末年始にJil Sander(ジルサンダー)のドローストリングバッグと、Tony Lama(トニーラマ)のウエスタンブーツを購入しました。自分へのご褒美と、新年のモチベーションアップのために大きな買い物をすることが恒例になっています。洋服はカラーアイテムが多いので、小物はベーシックな色をチョイス。

― 購入の決め手は何ですか?

基本的に大きな買い物をするときは、実際にお店で商品を見て、手持ちのワードローブと照らし合わせます。Jil Sanderのバッグはしばらく前から欲しいものリストに入っていました。他のブランドの候補アイテムと比べ、最終的には“長く使う”を基準に考えて選びました。

ウエスタンブーツの購入前には、日頃からお世話になっているスタイリストさんに「どこのウエスタンブーツが好きですか?」と聞いてリサーチも。入念な下調べをした結果、理想の一足に出合えました!

― どんなコーディネートを楽しみたいですか?

バッグはストラップの長さを調節してボディバッグ風に、カジュアルな持ち方をしたいなと思っています。
ウエスタンブーツは、デニムやフリンジアイテムなどいわゆるウエスタンアイテムではなく、あえてフェミニンな洋服を合わせてミックスコーデを楽しみたいです。

Profile
藤井早希子
(ふじいさきこ)
BEAMSプレス。2013年に入社し、ビームス 池袋にて販売員を経験したのち、「Ray BEAMS」をはじめとするウィメンズカジュアルレーベルのプレスに。現在はBEAMS × SPACE SHOWER TVの共同プログラム「PLAN B」も担当している。幼い頃からダンスが趣味。
Instagram  @yuzusakko


PHOTO = 勝吉祐介(ピースモンキー)
TEXT = Humming編集部

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