自由なマインドでドレスアップを。
ジョエブが提案する、楽しむお呼ばれ服
「疲れたときこそ、いつも以上におしゃれする」「頑張る日はカラフルな服を着る」・・・こんなふうにファッションで自分のご機嫌をとるという人は少なくないはず。
今回ご紹介するのは、自分らしく今を生きる女性の気分に合わせたドレスアップスタイルを提案するブランド「ジョエブ」。同ブランドのディレクターを務める三條場夏海さんが考える、固定概念にとらわれず、体型にも左右されない自由なファッションとは?
“わからない”を解消して、楽しむマインドに
従来の結婚式の形式や格式にとらわれない、自由なスタイルの結婚式が増えています。そんななか、より自由なマインドでドレスアップを楽しみたいと思う一方で、何を着たら良いかわからない・・・というゲストが増えているそう。そんな悩める女性たちに手を差し伸べるのが「ジョエブ」です。
結婚式のお呼ばれウェアを中心に、オケージョンシーンで着られるドレスやそこから派生するアイテムを展開。女性が女性であることに大きな喜びを感じられますようにと願いを込め、乙女ゴコロをくすぐる花柄や刺繍、パール、レースなどヴィンテージライクなディテールやシルエットを、今着たいテイストで提案しています。
ディレクターの三條場さんは、2019年6月に開催されたビームス初の社内新規事業コンテストで優勝。結婚式に参列する女性たちへ向けて、ビームスの商品をキュレーションし、ドレス選びの基準や、知りたい情報を届けるオンラインサービス「ビームス サロン」の開始と同時に、ブランドをローンチしました。
自身のInstagramに集まった同世代の女性たちからの声がアイデアソースになったそう。
「周囲で結婚ラッシュが始まり、結婚式に出席する機会が増えていました。参列スタイルをInstagramに投稿すると、『どのブランドのドレスですか?』『ヘアセットの詳細が知りたいです』など、普段のコーディネート投稿の何倍ものお問い合わせが来ていたんです。『何を着たらいいのかわからない』と悩む女性の多さを実感しました。また、結婚式は花嫁が主役だけれど、その空間を彩ってお祝いムードを作るのが参列者の役目なんじゃないかと感じたことがきっかけとなりました」
悩みに寄り添い、一緒に作り上げていく
ジョエブが大切にしているのは、お客様とのコミュニティづくり。ブランドチームは、実際に結婚式に参列する機会の多い20代後半の女性メンバーで構成されていて、お呼ばれウェアを必要とする女性たちのリアルな声に対して深く共感できるところも、ジョエブの強み。
Instagramのライブ配信はアイテム紹介はもちろん、お客様からの細かな要望を吸い上げる場。
「『挙式参列のときは肌の露出が気になる』などの声があれば、かがんでも胸元が見えないVネックや、ショルダースナップを付けて下着のストラップが見えないような対策をするなど、すばやく商品に反映しています」
通常は生地の名前などが商品名に採用されるところ、ジョエブでは自分たちで商品名を考えているそう。「サッカー調の生地の凹凸感が角砂糖に似ている」からsugar gather ワンピースと名付けたり、まさに女性同士の会話から生まれた商品名は覚えやすく、より愛着を持って服を着ることができるという効果も。
〈左〉人気のマーメイドラインドレス。ほどよく地厚なジャージ生地で身体のラインを拾いにくく、スカート部分はストレッチ性のある裏地付き。動きやすく安心感のある一着。sherbet ワンピース ¥26,400、〈右〉甘くなりすぎず、シャープな印象を引き立てる縦長で深めのVネックは、かがんでも胸元が見えない設計に。なめらかなサテン生地が華やかさをプラス。 classic dot ワンピース ¥27,500/ともにジョエブ
ジョエブの主軸アイテムはワンピース。だからこそできる、低身長でも高身長でも着やすいサイズ展開も魅力的です。
rich ruffle ワンピース ¥27,500/ジョエブ
「基本は36サイズと38サイズを展開。通常より小さめに作っていて、ジョエブの36サイズは、ビームス内の他レーベルの34に近いサイズです。その代わり、36サイズと38サイズの差が通常は3cmほどが多いところ、あえて7cmにすることも。ワンピースはフリーサイズも多いアイテムなので、小さめと大きめに分けておくことで、より多くの方に着ていただけると思いました。高身長の方でも短め丈が良い場合は36サイズを選んでいただいても、きちんと着こなせるようにバランスを考えています」
何もない日も、着るだけで気分があがる服
night garden ジャンプスーツ ¥36,300/ジョエブ
「ローンチ日が、1度目の緊急事態宣言が発令された3日後だったんです。世の中的に結婚式の延期や中止が相次ぎ、祝福ムードではない雰囲気の中のローンチはすごく不安でした」
ところが、いざ蓋をあけてみたら、デビューコレクションはすぐに完売。「気分が沈むから好きなものを着たい」「買い出しくらいのちょっとした外出でも気分があがる服が着たい」というお客様からの声が続々と届いたそう。
「目的がなくても、ジョエブを通して『自分で楽しみたい』という気持ちを持っていただけたことがすごくうれしかったです。お呼ばれウェアの提案というのは根底にありますが、予定があるからドレスアップするわけではなく、自分の気分を高めたいというモチベーションになる提案をしていきたいです」
結婚式場での着用写真をシェアしてくださったり、「花嫁に一番可愛かった!と言ってもらえた」などお客様からのメッセージがやりがいにつながっていると話す三條場さん。おしゃれにときめく心が生む、ハッピーな連鎖。「好き」「着たい」という自分の気持ちに正直に、装う楽しさを感じてみませんか?