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脱・依存体質。自分の価値や幸せは自分が決めるもの

 

大好きな彼と一緒に暮らしはじめて幸せの絶頂。それなのに、なんだか胸騒ぎが止まらない。

 

毎週金曜日、彼は飲みに出かけたまま朝帰りをする日が増えた。いけないとわかりつつ、こっそり彼の携帯に手を伸ばした。

 

そこにはとある女性とのやりとりが残っていた。

 

「ずっと大好きだよ」

 

このメールを見た瞬間から彼のことが信じられなくなった。いや、だいぶ前から「もしかしたら……」と疑っていたのだ。

 

不安が確信に変わって以降、連絡がつかない時は不安になって鬼のように彼に電話をした。不安を消すために、友達との約束を断って、できる限り彼と一緒に過ごすようになった。

 

そんな日々から10年以上たった今。当時を振り返って思うのは、自分自身が彼に依存していたということだ。

 

誰かへの依存は、相手の心を引き離し、自分自身を苦しめるのだ

 

誰かに依存していると、常に不安がつきまとう

「依存」とは、「他に頼って存在、または生活すること」を意味します。

 

依存体質になってしまうと、他者から評価されることで自分の価値を見出し、安心感を得るようになります

 

さらに、他者の期待に応えようとするあまり、過度に承認を求めたり、尽くした相手から見返りがないと不安を感じてしまうのです。

 

例えば、一緒に暮らす彼のために美味しいご飯を作って待っていたのに、彼から「今日は飲みに行くから帰りが遅くなる」と連絡が入った場合。

 

恋愛に依存していると「あなたのために頑張ってご飯を作ったのに、食べてくれないなんてひどい。私は大切にされていないんだ……」と気持ちが落ち込みます。

 

さらに、彼の帰りが遅くなるほど、誰とどこにいるのかが気になり不安で何も手につかない。

 

夢中になれるほど好きな人がいるのは素敵なことです。

 

しかし、他者に過度に依存することで、自分の心の安定が他人次第となり、常に不安がつきまとうようになります。

 

自信のなさや未来への不安が依存の引き金に

 

人はどうして誰かに依存してしまうのでしょうか?

 

「私には彼しかいない」

「彼と別れてしまったら、この先結婚できないかもしれない」

「離婚したら生活できない」

 

など……、多くの場合は、自信のなさや未来への不安から生じるのではないでしょうか

 

脱・依存体質。自分の幸せは自分で決めよう

では、自分に自信を持ち、未来への不安を減らすためにはどうしたら良いのでしょうか。筆者の体験談を踏まえてご紹介します。

 

自分磨きをする

「変えられるのは自分だけ」とよく言いますよね。他人に変化を求めるのは想像以上に難しいこと。だからこそ、向き合うべき相手は自分自身です

 

例えば、毎日フェイスパックをしてスキンケアに力を入れてみるとか、毎朝10分でも良いから運動して心と体を整えるとか、英語の勉強をしてスキルを身につけるとか。

 

継続して変化が現れることで、少しずつ自分に自信が持てるようになるかもしれません。

 

夢中になれるものを見つける

誰かのためにではなく、自分のために夢中になれることを見つけましょう。

 

大切なことは

 

彼のために料理をがんばりたい

子どものために働き方を変えたい

 

など、誰かのためにではなく、「自分のために」夢中になれることを見つけることです

 

楽しさややりがいを感じる趣味を見つけることで、誰かに依存しなくても充実感が得られるでしょう。

 

自分で生きていけるだけの経済力を身につける

 

夫婦関係がうまく行かずに離婚を考えているけれど、仕事をしていないから経済的にパートナーを頼るしかない」

 

そのようなお悩みを抱えている方もいるかと思います。

 

もしあなたが収入がないことに少しでも不安を感じているのなら、自分で稼ぐ力を身に着けることが大切です。

 

もちろん、なんらかの理由があって外に働きに出るのが難しい方もいるでしょう。

 

しかし、今の時代、スマートフォンやパソコンさえあればできることがたくさんあります

 

すぐに収入に繋がることが難しくても、ブログを書いてみたり、SNSで好きなことを発信してみたり、ハンドメイドが得意であれば出品してみたり。

 

できる範囲で未来の自分への投資をすることで、少しずつ自信がつき、未来への不安が和らぐでしょう。

 

遠い未来ではなく、今に目を向ける

誰しも未来のことはわかりません。だからこそ、遠い未来のことを心配しすぎるよりも、今の自分にとっての幸せを考えてみましょう。

 

「笑う門には福来たる」というように、今の自分がご機嫌でいることで、敵なご縁やラッキーが舞い込んできて、未来が良い方向に変わっていく可能性があります

 

自分の中に幸せの軸を持つ

誰かに合わせすぎたり、相手の都合の良いように動くと、自分自身が消耗して辛くなります。

 

自分以外の誰かに依存するのではなく、自分の中に幸せの軸を持つ。そして遠い未来よりも今を大切に生きる。

 

人生で1番長く共に過ごすのは、自分自身です。まずは自分を大切に。

 

自分が幸せになる方法を追求するのはわがままなことではありません。自分を大切にできるからこそ、自分の大切な人を思いやることができるのではないでしょうか。


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