デリケートゾーン石鹸は何を選べばいい?悩み別に選び方や注意点を解説

デリケートゾーンのニオイやかゆみ、ムレ、黒ずみなど、誰かに相談しづらい悩みをひとりで抱えていませんか。
セルフケアのひとつとして注目されているのが、デリケートゾーン石鹸です。ただ、種類が多く、それぞれ特徴も違うため、自分に合うものが分からず迷ってしまうこともあるでしょう。
この記事では、デリケートゾーン石鹸の選び方を悩み別に整理し、使用する際の注意点を解説していきます。
Contents
【お悩み別】デリケートゾーン石鹸の選び方
デリケートゾーン石鹸は、どの悩みであっても「低刺激であること」「肌への負担をできるだけかけないこと」が大切です。
ここでは、代表的な4つの悩みごとに、デリケートゾーン石鹸を選ぶときのポイントをまとめました。
| 悩み | 選び方のポイント |
避けたい特徴 |
| ニオイが気になる | 弱酸性・マイルドな洗浄成分・汚れやムレに配慮した処方 | ・強い香りでごまかすタイプ ・アルカリ性寄りの石鹸 |
| かゆみ・ヒリヒリがある | 低刺激処方・アルコール、メントール、スクラブ不使用 | ・清涼成分入り ・刺激の強い洗浄成分 |
| 黒ずみが気になる | 摩擦を起こしにくい処方・低刺激・洗浄力が強すぎない | ・スクラブ入り ・ピーリング成分配合 |
| ムレやすい | 低刺激・さっぱり感と保湿のバランスがよい処方 | ・洗浄力が強すぎる ・乾燥しやすいもの |
どの悩みでも、「強く洗えば良くなる」「刺激があるほうが効きそう」という考え方は、かえって肌トラブルにつながることがあります。
自分の悩みに近い項目を参考にしながら、成分や使用感を確認して、肌に負担の少ない石鹸を選びましょう。
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デリケートゾーン石鹸の種類と特徴

デリケートゾーン石鹸は、成分やpHだけでなく、タイプによって使い心地が変わります。
毎日使うものだからこそ、自分の感覚や使いやすさに合ったタイプを選ぶことも大切です。
ここでは、代表的な3つのタイプについて、それぞれの特徴と向いている人の傾向をまとめました。
| 種類 | 特徴 |
向いている人の傾向 |
| 泡タイプ | あらかじめ泡で出てくるため、ゴシゴシ洗いになりにくく、摩擦を抑えやすい | ・ゴシゴシ洗いを避けたい人 ・摩擦が気になっている人 ・かゆみや刺激が出やすい人 |
| リキッド・ジェルタイプ | テクスチャがなめらかで、保湿寄りの処方が多く、しっとりとした洗い上がりになりやすい | ・しっとり感を重視したい人 ・乾燥しやすい人 ・保湿も意識したい人 |
| 固形石鹸タイプ | シンプルな処方の商品が多く、比較的コスパがよいが、泡立ての手間がかかる | ・香料や添加物をできるだけ避けたい人 ・成分重視で選びたい人 ・コスパも重視したい人 |
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デリケートゾーン石鹸を使うときの注意点
デリケートゾーンは皮膚や粘膜が薄く、刺激に敏感な部位です。石鹸を選ぶときは、事前に気を付けるべき点を理解しておくことが大切です。
ここでは、使用前に押さえておきたい注意点を解説します。
ボディソープで代用できるかどうか
基本的にはおすすめできません。
一般的なボディソープは洗浄力が強かったり、刺激になりやすい成分が含まれていたりすることがあり、乾燥やかゆみ、ヒリヒリ感の原因になることがあります。
ニオイや違和感が気になる場合は、弱酸性で低刺激のデリケートゾーン専用石鹸を使用する方が安心です。
使用期限と保管時の注意点
デリケートゾーン石鹸にも使用期限があります。特にリキッドや泡タイプは水分量が多く、開封後は品質が変化しやすい傾向があります。防腐剤が控えめに配合されている製品もあるため、できるだけ早めに使い切ると安心です。
パッケージに記載された使用期限がある場合は、それに沿って使うのが安心です。
成分の劣化や雑菌の繁殖を防ぐため、保管する際は、直射日光や高温多湿を避け、浴室内でも水が直接かからない場所に置きましょう。
アレルギーや肌トラブルが起きた場合の対処
使用後にかゆみ、赤み、ヒリヒリ感などの異常を感じた場合は、すぐに使用を中止し、ぬるま湯でやさしく洗い流してください。
症状が一時的に軽くなっても、繰り返す場合や悪化する場合は、自己判断せずに婦人科を受診することをおすすめします。
過去に化粧品や石鹸で肌トラブルを起こしたことがある方は、新しく使う前に腕の内側などでパッチテストを行ってから使用すると安心です。
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まとめ
ニオイや違和感を感じたときに、「いつものことだから」と流さず、使っている石鹸やケア方法を一度見直してみましょう。自分の状態に合ったケアに切り替えることで、トラブルを防ぎやすくなります。