新しい年が始まりましたね!
たくさんの方が、新しい目標や挑戦に向けてスタートしようと意気込んでいるのではないでしょうか。
そこで、今回はそんなあなたに向けて、自分の生きる意味を見つけてより幸福な人生を築く手助けとなる、Calliopeが提供するプログラムをご紹介します。
ーーCalliopeについて教えてください。
マーラ:私たちのプログラムには主に3つあります。
ひとつは、一緒に瞑想をすることで、参加者が自らの内側に意識を向け、人生の目的を明確にするためのクラスです。
人生の目的がはっきりした後には、私たちが考案したプログラムが役に立つでしょう。それが2つ目です。
人生の目的がわかったあなたにとって、それを土台として、あなたの関わる地域コミュニティで実際に行動に移すことができるようサポートするプログラムです。
この2つが、Calliopeが個人向けに提供しているプログラムです。
3つ目は、企業向けのワークショップです。
ここでは、企業が進むべき目的を明確にし、その目的に向かってメンバーが一丸となって意欲的に関わることができるような環境を作るためのサポートを提供しています。
こういった取り組みが大切な理由。
それは、私たち人間は本来、自分自身よりもっと大きな目的やゴールを見出すと、その実現のために自分だけが持つ特別な才能を発揮することができる生き物だからです。
Calliopeでは、あなたが人生に明確な目的をもたらすためのこういった3つのプログラムを提供しています。
これは、私たち自身が今まで多くのことを学び失敗をし、大きく成長してきた結果できあがったプログラムです。
ーーどういうきっかけで、このプログラムをスタートしたんですか?
桃子:そもそもの原点は「アート」にあると言えます。
なぜ私たちがCalliopeをスタートしたかというと、マーラと私がともにアートを大切にしているからです。
私たちは、この世界を、もっと調和がとれて思いやりに満ちた場所にしたいと望んでいますが、そのためにはアートを日常に取り込むことが必要だと考えています。
私たちが社会に対して、最も効果的に貢献できる方法はなんだろうと考えた時に、Calliopeが生まれました。
私たちの信念は、私たちひとりひとりが地球上のすべての人たちと触れあい、それぞれが最も美しいと思う形を自分の方法で世界に示すことで、この社会は自然と変わっていくというものです。
私自身は小さい時から自然が大好きで、大学では環境科学を専攻し、土地保全やコミュニティ・スペースに関するNGOの仕事もしていました。
でも、こういった活動だけでは自然とつながる社会を作っていくためには十分ではないと感じたんです。
当時は、自分の活動が社会を変えられると信じるマインドセットがまだ私の中で整っていなかったんです。
そのため、まずは自分に変化を起こす力があることに気づくために瞑想をしたり、自分のパッションがどこにあるのかについて学びました。
そしてこの私たちの体験を、おなじような悩みを抱える他の人たちとも分かち合いたいと強く思いました。
人は誰もが変革者であると言うことに気づいた私たちは、社会に貢献できる方法をたくさんの人と分かち合いたいと思いました。
これがCalliopeをスタートした理由です。
マーラ:Calliopeのクラスはオンラインで行うので、世界中の人たちとつながることができることもこのプログラムの特徴ですね。
例えば桃子は東京、私はカリフォルニアに住んでいてお互い遠く離れていますが、こうやってグローバルなつながりを築くことができる時代なんです。
そして大切なことは、オンラインで学んだことを、自分の地域コミュニティで行動に移すことです。
つまり、オンラインで学んで、オフラインで実行するというハイブリッドなアプローチなんです。
桃子:プログラムを始めて実感しているのは、同じ考えや価値観を持った人たちが集まると、本当に大きな力が生まれるということです。
例えば、私が日本で育っていた頃は、環境や自然について気にかけている人はほとんどいませんでした。
このCalliopeのプログラムに参加することで、あなたは、思いもよらないバックグラウンドを持った人や遠く離れた場所に住む人たちと出会うことができます。
あなたと多くの共通点がある仲間たちに出会いきっと驚くことでしょう。
また「あの人ができるのなら、私にもできるかもしれない」そんな風に、仲間から勇気ももらえるんです。
ーーCalliopeという名前の由来は?
マーラ:「Calliope」という言葉自体は、ギリシャ語の女神という意味で、ギリシャ神話に登場する女神のようです。
桃子が『ハミングバード(※ハチドリという意味)』という名前の組織をちょうど立ち上げた頃でした。
環境問題を考えることをミッションにしたこのハミングバードの関連プロジェクトとしてスタートしたのがCalliopeでしたが、その後は独自でプログラムを立ち上げ、活動を始めました。
名前を決める時に、我々が重視したのは、自然との調和をイメージさせる優しい響きで、さらにハミングバードとつながりのある名前にするということでした。
ーーこのプログラムを受講した後には、どんな変化を期待できますか?
桃子:プロジェクトでは、まず参加者に、それぞれが取り組みたいプロジェクトを決めてもらいます。
つまり、自分にとって重要で本当に関心があるものを考え、プログラムが終了するまでに何を達成したいかという、ビジョンやゴールを設定してもらうんです。
過去の参加者の例をご紹介しましょう。
例えば、幼稚園の先生をしている40代の女性は、小さい頃から土をいじることやガーデニングに興味があったそうです。
彼女は仕事柄、普段から子どもたちと過ごす時間が多いので、「私のパッションを子どもたちと共有したい」というプロジェクトに決めました。
最初は小さな規模で幼稚園のスペースを使って子どもたちとガーデニングをスタートしましたが、結果的には、大学で大規模なガーデニングのプロジェクトを実現するまでになりました。
「自分の夢が実現しました!」と彼女はとても興奮していました。
私自身も彼女のプロジェクトから大きな感動をもらいました。
人々がお互いに支え合うことで、その人の人生に魔法が起きる、Calliopeではこういったストーリーを実現することができます。
参加者たちは、最初は特にプロジェクトの具体的なアイデアを持っているわけではないのです。
でも、私たちのプログラムを体験して実感してほしいことは、オープンマインドな心で好奇心を持って参加すれば、あなたの目の前にも魔法が起きるということです。
このプログラムを終えた時には「私は世界に変化を起こす変革者である」と確信を持てるようになってほしいんです。
なぜなら、私たちは、絶望を感じたり、自分には何の力もないと弱気になりがちな時代を生きているからです。
だから、自信をもって自分の中のパワーを感じてもらうことがプログラムの最終的なゴールです。
ーーCalliopeではこれからどういったプログラムが用意されていますか?
マーラ:現在は毎月、『Self-Discovery Classes』という自己発見のクラスを提供しています。
ここでは、グループ瞑想を通して自分自身と向き合うことができます。
さらに、毎年いくつかの大きなプログラムも開催しています。
そのうちのひとつが『purpose to action programs』という目的を実際の行動に移すための12週間のプログラムです。
あなたがどの地域に住んでいても、参加できるように設定されています。
そして、purpose to action programsは1月30日からスタートします。
興味がある人は、私と桃子による「イントロコール」に参加してみてください。
何か行き詰まりを感じていて、それを乗り越えたいと思っている人がいたら、私たちはあなたのコーチになり、サポートすることができるでしょう。
プログラムがどんなものか見てみたい人は、リンクを貼っておきますので、そこからのぞいてみてくださいね。
登録はこちらから:https://calendar.google.com/
Calliope
マーラ・ワルドホーン:Calliope共同設立者。
参加者が人生の目的について立ち止まり、内省できるようにデザインされたワークショップやプログラムを担当している。
Mindfulness and Meditation Teacher Certification Program(マインドフルネスと瞑想の指導者認定プログラム)を修了し、15年間ビジネス・コーチ、スタートアップ企業の経営者として働いてきた。
荻原桃子(おぎはらももこ)
社会起業家。1992年東京都生まれ。英国のQueen Marry Univeristy にて環境学科修了。
自然と人のつながりに興味を持ち、自然保護団体や、Community Garden、オーガニック農業を行う畑で働く。
Community Garden では、子供たちに自然との繋がるを作るために、教育補助業務も行った。
日本に帰国後、メンタルヘルスの大切さを実感し、日本に住む難民や、がん患者にヨガを指導。
現在は自然環境・社会問題の改善を目標にウェルビーイングのツールを使った、グルーブコーチングスタイルのオンラインプログラムを提供するCalliopeを設立。
ライター:プロフィール
著者:堀江知子(ほりえともこ)|タンザニア在住ライター
民放キー局にて、15年以上にわたりアメリカ文化や社会問題についての取材を行ってきた。
2022年からはタンザニアに移住しフリーランスとして活動している。
noteやTwitterのSNSや日本メディアを通じて、アフリカの情報や見解を独自の視点から発信中。
インタビュー:條川純 (じょうかわじゅん)
日米両国で育った條川純は、インタビューでも独特の視点を披露する。彼女のモットーは、ハミングを通して、自分自身と他者への優しさと共感を広めること。