自分を変える方法を解説|良い行動や習慣とは
「自分を変える」と聞くと、多くの方は難しいのではないかと感じるのではないでしょうか。
また、実際に変わりたいと思っても、具体的に何から始めれば良いのか悩むことも少なくないはずです。
そこで、本記事では変わりたいと思っている方に向けて、どういった方法が有効なのか、日々どういった習慣を心がければ良いのかも含めて具体的に紹介します。
Contents
自分を変えるために重要な自己認識力とは
自分を変えるために重要な要素として、自己認識力というものがあります。
自己認識力とは、自分の性格や考え方などの特性を理解する力のことです。
自己認識力を高められれば、自分にとって大切な価値観や考え方が客観的に理解できます。
そのうえで自分を変えるためにはどういった価値観を取り入れるべきか、反対に手放すべき価値観や考え方なども見えてくるでしょう。
一口に自己認識力といっても、大きく分けると「内面的自己認識」と「外面的自己認識」の2つが存在します。
➀内面的自己認識とは
内面的自己認識とは、自分の真の姿を理解・認識することを指します。
たとえば、自分自身では内向的な性格であると認識していたものの、初対面の人とも短期間で打ち解けられたとき、意外と社交的な面もあると実感した経験はないでしょうか。
自分自身が認識している姿と、本当の自分の姿との差異が少ないほど、内面的自己認識力が高いといえるでしょう。
②外面的自己認識とは
外面的自己認識とは、第三者から自分がどのように見られているかを理解することを指します。
上記の例でいえば、自分自身は内向的な性格であると認識している一方で、第三者からは社交的な人であると認識されているケースもあるでしょう。
こちらも、本人と第三者との認識にズレが少ないほど、外面的自己認識力が高いといえます。
▶︎【変わりたいあなたへ】自分を変えることは難しい?変われる方法や習慣
自分を変えるために必要なステップ
自分を変えるためには、まずは自己認識力を高めることが第一歩となります。
そのために必要な4つのステップを紹介しましょう。
①他者からの意見を求める
外面的自己認識を確認するために、他者から自分はどう認識されているのか、意見を求めましょう。
できるだけ率直な意見を出してもらうことが重要であり、厳しい意見が出されたとしてもそれを受け入れる勇気と覚悟が必要です。
もし、漠然としていて相手が答えに困っているようであれば、「自分では◯◯だと思っているんだけど、◯◯さんから見てどう感じる?」といったように、具体的に問いかけてみるのも良いでしょう。
②うまくいったこと・幸せに感じたことの振り返り
これまでの人生や仕事のなかで、うまくいったことや幸せに感じたことを思い出してみましょう。
そのときに、自分でどのような行動を起こしたか、他者とどのようなコミュニケーションをとっていたか、どのような思考・考え方・価値観をもっていたかなど、自分について思いつくことを何でも良いので書き出してみます。
そうすることで、どのような行動をすれば成功体験を得られるかが自分の中で整理されるようになるでしょう。
③うまくいかなかったことを内省する
次に、上記とは反対に、うまくいかなかったことを思い出してみましょう。
たとえば、仕事で大きなミスを犯してしまったときのことや、友人とケンカをしてしまったときなどを思い出し、そのときにどういった言動をとっていたのか書き出してみます。
過去の自分の行動を客観的に見ることで、次に同じ失敗をしないようにどうすればよいのかを考えることが成長へとつながるでしょう。
④何を変えるべきかを考える
うまくいかなかったことの内省のなかで、何が原因だったのかを考えてみます。
原因がよく分からないときには、他者から見た自分や、うまくいったことや幸せに感じたこととの比較で、どういった言動の違いがあったのかを参考にしてみましょう。
そのうえで、自分のなかの何を変えると状況が良い方向に変わっていくのかを考えてみます。
▶︎【自己受容】弱くてダメな自分を認めて受け入れるトレーニング方法
自分を変えることは難しいのか
人の性格や価値観は、育った環境やそれまでの経験、周囲の人との関係性など、さまざまな要因が関係しながら長年にわたって形成されるものです。
それだけに、自分を変えるのは無理・しんどいと感じたり、ときには恐怖を覚えることもあるかもしれません。
自分を変えるには時間や手間がかかることはもちろんですが、性格や価値観が変わることで自分の周りから人が離れていってしまうのではないか、と感じる方も少なくないでしょう。
しかし、人間関係を維持しつつ自分自身を良い方向へ変えていくことは決して不可能ではありません。
ある日突然性格や考え方を変えることは難しいですが、日々の習慣や行動に意識を向け、徐々に自分を変えていきましょう。
自分を変えると人生がどう変化するのか
実際に自分を変えることができた場合、仕事や私生活にどういった変化が現れるのでしょうか。
恋愛面において現れる変化も含めて詳しく解説します。
①仕事の変化
仕事に対するモチベーションが上がらず、マンネリ化している方も多いのではないでしょうか。
また、今の仕事が自分に合っていないと感じている方も多いでしょう。
そのような場合は上司からの評価も得にくく、さらにモチベーションが下がっていく悪循環に陥ることがあります。
自分を変えることができれば、日々の業務を自分なりに改善しようと前向きに考えられるようになり、それが行動となって現れます。
上司の見る目も変わり、新たな業務にアサインされたり、役職を任されたりすることもあるでしょう。
また、同僚や部下も頼りにするようになり、仕事そのものに対するやりがいを感じられるようになります。
②恋愛・私生活の変化
自分を変えることで、恋愛を含めた私生活にもさまざまな変化が現れることがあります。
たとえば、ネガティブ思考をポジティブに切り替えることで自然と笑顔が増えていき、話しかけやすい雰囲気に変わってくることもあります。
それまで顔見知り程度であった人からも声をかけられ、交友関係が広がっていくかもしれません。
また、ポジティブな思考になることでいきいきとした表情や雰囲気に変わり、異性から見ても魅力的に映るでしょう。
その結果、新しい恋人ができたり、交際相手と良好な関係を構築できる可能性もあります。
▶︎セルフラブとはどんな意味?自分を愛す方法や自己肯定感との違いを解説
自分を変える具体的な方法
実際に自分を変えようと考えても、具体的に何から始めれば良いのか分からないという方も多いでしょう。
そこで、自分を変えるためにすぐにでも実践できる方法をいくつか紹介します。
①見た目を変える方法
自分を変えるための第一歩として、取りかかりやすいのが外見を変えることです。
これは何も「整形手術を受けろ」と言っているわけではありません。
たとえば、ロングヘアからショートカットに変えてみたり、髪を明るい色に変えてみたりするだけでも気分が変わり、それが性格や言動などに波及することがあります。
髪型だけでなく、黒やグレーといった暗めの服から白やピンク、イエローといった色のアイテムを効果的に取り入れるだけでも印象が変わります。
さらに、外見的なコンプレックスを抱いていたり、自分に自信がなかったりすると自然と猫背になっていくことも多いため、つねに背筋を伸ばすことを心がけるだけでも堂々とした態度に見えるでしょう。
②性格を含めた内面を変える方法
性格や考え方、価値観などの内面を変える方法はいくつか存在しますが、付き合う人を変えてみることがおすすめです。
たとえば内気でネガティブな性格の場合、自分と同じような人のほうが一緒に過ごしていて楽に感じることもあるでしょう。
しかし、あえて自分と正反対の人とコミュニケーションをとることで、これまで避けてきたような人とも交友関係が広がり、新たな考え方や価値観に巡り合えることもあります。
③行動を変える方法
行動を変えるために特におすすめなのは、手本となる人を真似してみることです。
たとえば、人見知りを改善したい場合には、社交的で交友関係が広い人をモデルにし、普段どのような振る舞いをしているのか、話し方なども注意深く観察してみましょう。
手本となる人を意識的に観察することで、自分自身の言動も徐々に影響されてくることがあります。
自分を変えるために効果のある良い習慣
自分を変えるためには、ちょっとした習慣を心がけるだけでも効果が見込める場合があります。
たとえば、早寝早起きを心がけることもそのうちのひとつです。
十分な睡眠時間が確保できていないと、精神的に不安定になったりネガティブな気持ちになったりすることも多く、自分を変えようと思ってもモチベーションが維持できなくなります。
また、SNSの閲覧や投稿が日課となっている方も多いと思いますが、ネガティブな話題や乱暴な言葉を目にすることもあるため、一定の距離を保ったり、ときには“SNS断ち”をしてみるのもひとつの方法です。
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まとめ
自分を変えるためには、まず自己認識力を高め、自分自身を客観的に把握することが第一歩となります。
これまでの人生や経験を振り返りつつ、内省するとともに、今後何を変えていけば良いのかを具体的に考えてみましょう。
また、ヘアスタイルやファッションといった外見を変えてみたり、付き合う人や自分にとっての手本となるような人を見つけ観察してみるのも具体的な行動としておすすめです。