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「親との関係」は、私たちのパートナー選びにどう影響するのか?

 

 

親子関係が恋愛にどう影響するのか

恋人との絆は「趣味や相性が合った偶然の出会い」と思うかもしれません。
しかし心理学的には、親との関係が私たちが惹かれる相手に大きく影響していることが分かっています。

 

人は胎内にいる時から、養育者の愛情やその欠如によって心の“設計図”が形づくられます。
これは次のような点に影響します:

 

  • 自分自身の捉え方

  • 世界の見え方

  • 愛や信頼、親密さの感じ方

  • 親密な関係に対する期待値

 

 

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親と似たパートナーに惹かれる理由

愛着理論(アタッチメント・セオリー)とは

 

心理学の「愛着理論」によると、親や養育者との関係は、私たちが他者との親密さや信頼を築く土台になります。

愛着スタイルには次の4タイプがあります:

 

  • 安定型(secure)

  • 不安型(anxious)

  • 回避型(avoidant)

  • 混乱型(disorganized)

 

安全で安定した関係で育った人は健全な恋愛関係を築きやすい一方、無視や混乱が多かった場合、その特徴を持つ相手に惹かれやすくなる傾向があります。

 

無意識に「親に似た人」を求める心理

 

人は「馴染みあるもの=安心」と無意識に感じやすいため、たとえネガティブな特徴であっても惹かれてしまうことがあります。

 

トラウマセラピーではこれを「反復強迫(Repetition Compulsion)」と呼び、過去の体験を無意識に繰り返してしまう現象として知られています。

 

 

 

 

親に似たネガティブな相手ばかり選んでしまうときの対処法

 

まず「気づくこと」が最初の一歩

このパターンに気づくこと自体が大きな前進です。そこから癒しや変化が始まります。

 

実践できるステップ

 

  • 親に似たネガティブな特徴をリスト化し、「赤信号」として意識する

  • 見た目や肩書きよりも「関係を築く力」があるかどうかを見極める
    (誠実さ・感情表現・思いやり・正直さなど)

  • ドラマチックな恋愛に惹かれるパターンを見直し、「安心・安定」に魅力を感じる練習をする

 

 

まとめ|親との関係を理解することが恋愛の第一歩

 

同じような恋愛で傷ついたり孤独を感じても、それはあなたひとりの問題ではありません。
まずは「なぜ自分が親に似た相手を選んでしまうのか」に気づき、理解することが重要です。

 

そして新しい言葉や行動を学ぶことで、健全で安心できる恋愛関係を育むことができます。
最初は不器用でも、やがて自然に身につき、愛をより豊かに感じられるようになるでしょう。


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