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ボディポジティブ:体重計も投げ出して、ありのままを受け入れる 

 

あなたは「ボディポジティブ」という言葉を聞いたことがありますか。

 

英語を直訳すると「体を前向きに」つまり、あなたのありのままの体型を受け入れてあげようというメッセージで、欧米を中心に広まった考え方です。

 

 あなたは、今まで自分の体型とどう向き合ってきましたか?

 

自分の体をありのままに受け入れることができていますか?それとも、もっと変わりたいと思っていますか?

 

なぜボディポジティブが大切なのか、どうやったら私たちがありのままを受け入れることができるのか

 

「ボディ・ポジティブ (Body Positive: A Guide to Loving Your Body)」の著者、女性のエンパワーメントを目指したマインドセット・コーチでもあるエミリー・ローレンさんに、ハミングの條川純が聞きました。

 

どうして世の女性たちは「やせること」を追求するようになったのか、体型の悩みをどう解消できるのか、子どもにボディポジティブの考えを伝える方法について。

 

新しい視点で考えるきっかけとして、エミリーさんとの対談をぜひお楽しみください。

 

🔻エミリーさんとの対談動画はこちら🔻

 

 

「やせているほうが良い」は本当?

 

−−日本では、『女性はやせているべき』という社会的プレッシャーがあります。私たちはこういうプレッシャーにどう接していけばいいのでしょう。

 

日本に限らず、やせなきゃ、というプレッシャーはどの国にもありますよね。

 

まず、なぜ世間には「やせていることが良い」という基準があるのでしょう。

 

歴史をさかのぼってみると、「細い体」は世界の植民地化の歴史や欧米へのあこがれからスタートし、これが商業化へとつながっていることがわかります。

 

つまり、体型への不安な気持ちを利用することがお金もうけになると知った企業が、メディアを利用して女性の不安をあおるようになった、こういう歴史があるのです。

 

こうして作られたのが「やせていることが良い」という考えです。

 

お金もうけのために私たちの体型が利用されているのだと知ることは「やせる」ことにこだわらない強さを持つための最初の一歩になるでしょう

 

−−残念なことに、日本では夫が妻の体型を批判することは普通です。どうすれば、夫婦がケンカをすることなく、この問題に一緒に取り組めると思いますか?

 

体型に関する会話は、お互いを尊重するためにするべきものですよね。

 

だから体型を批判されたのであれば、まずしっかりと「あなたの発言に私はとても傷つく」と率直に伝えましょう。

 

こういうパートナーの悩みを抱えるあなたにまず伝えたいことがあります。

 

それは、見た目の美しさだけを見ている人と一生を過ごしたいですか?ということです。

 

私たちはみんな年をとって見た目は変化していくんですよ。一緒に幸せに年をとっていけるような、そんな人と一緒にいたいと思いませんか。

 

ただ、相手が単にあなたの健康を心配して言っているというケースもあるでしょう。太っていることが健康的ではないと、多くの人が思っているからです。

 

でも、太っている人がみんな不健康だということではありません。だから、太ることへの恐怖や差別について学ぶことはとても重要なのです。

 

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体重計を捨てたから見える世界

 

−−体型の悩みがある人は、どういったことを日々の生活に取り入れたらよいでしょうか?

 

まずは鏡にうつるあなたを見つめることから始めましょう

 

あなたの体に自信が持てないなら、あなた自身をほめる言葉を小さな紙に書いて鏡に貼っておくといいですよ。

 

写真にうつる自分の見た目が好きじゃないわ、と思ったときにも、これをやってみてください。

 

写真にうつるあなたをそのまま受け入れて、これが私なんだ、と思ってほしいんです。こうすればするほど、あなたは見た目に自信をもてるようになります。

 

もちろん、こんな風にあなたを受け入れられるようになるまでには時間がかかりますが、焦らずに続けてみてほしいんです。

 

自分を肯定して受け入れていくことで、自信がついていくでしょう。あなたの中に現われるどんな小さな心の変化も大事にして、あなたのがんばりをほめてあげてください

 

さらにSNSをうまく活用する方法もあります。SNSはやせたい気持ちを助長する悪影響がある一方で、自分の体を大切にするためのツールとして使えます。

 

普段から、あなたが心地よくなれるようなメディアを見るように意識してみてください。

 

ボディポジティブに関する本、ボディポジティブのメッセージを発している人のインスタグラムをフォローする、などです。

 

日々どういったメディアに触れているかは、あなたが自分の体についてどう感じるかに大きな影響を及ぼすからです。

 

さらにみなさんに伝えたいことは、体型の悩みは浮き沈みが激しいということです。特に女性はホルモンの影響もあるため身体はいつも変化しています。

 

だから、自分が感じることをそのまま受け入れてあげて、例え自信が持てない時でも、それが自分の価値だとは考えないようにすることがとても大切なのです。

 

−−あなたは、時には自分を前面に出したり、キャラクターを作り上げたりと自分の『分身』をつくることで、体型の問題に前向きに取り組めると提言していますね。

 

具体的には、どんな風に自分の分身と向き合っているんですか?

 

まず、あなたがどんな人になりたいかを決めるんです。そして「本当にその人になったかのようにふるまう」それだけです。

 

私がボディポジティブの問題で声を上げているからといって、私が体型の悩みを全て解決したというわけではありません。

 

でも自分の体型が自分の価値を決めないことを知っている人物としての役を演じていこうと決めたのです。

 

だから、この役を演じるほど信念もさらに強くなり、社会が持つ偏った美の基準にも力強く接することができるんです。

 

 

−−健康のためにはやせていたほうが良いという考えもあります。

 

ボディポジティブが主張する自由な体型で良いのだという意見も大切だし、このあたりの矛盾はどう考えますか?

 

この矛盾について考える時に一番大切なことは、あなたの「体重」の数値が、必ずしも「健康」を示すものではないということです。

 

例えば、運動をすると筋肉がつき体重が増えますが、これは不健康になったというわけではありませんよね。

 

だから、ボディポジティブとはあなたが心地よく感じられているのかをどうかを考えるものなのです。

 

「やせたい」と感じること自体を恥ずかしく思う必要もありません。

 

なぜなら、私たちは、やせることがあたりまえだというメッセージを送り続ける社会に生きているからです。

 

こういった社会からのメッセージと戦うのは簡単ではありません。

 

あなたの体型に関してプレッシャーを感じるのは普通のことですが、恥ずかしく感じる必要はないのです

 

ですから「あなたが心地よくなるため」というゴールを明確にして、「体重」と「健康」の2つを分けて考えてみてください。

 

こうやって区別することで、健康的で心地よくいることが、どれだけ精神面に良い影響を与えているか、長い目で見ると実感できるでしょう。

 

私はダイエットする人が苦手なのではなく、ダイエット文化が嫌いなんです。

 

「体重」と「健康」が密接にリンクしていることが問題なのです。

 

例えば運動や、健康的な食事など、自分が気分が良くなることを継続した結果、体重が減るということもあります。でも体重が減らなくても良いんです。

 

一番大切なことは精神的・肉体的に健康であることで、見た目ではないのです

 

私がお勧めするのは、「やせなさい」と脅迫してくる道具、つまり体重計を捨てることです。

 

体重の数値に苦しむ代わりに、食べたものが自分の体に浸透していくのが心地よいかどうか、そういう違った視点から体と付き合ってみましょう。

 

🔻エミリーさんとの対談動画はこちら🔻

 


 

子どもにボディポジティブをどう教えるか

 

−−子どもが自分の体型についても自己肯定感を高められるようにするために、親はどんなことができますか?

 

自身が体型で苦しんできた大人は、子どもたちにもボディポジティブを教えるのが難しいでしょう。

 

無意識にその苦しみを子どもにも受け継いでしまうからです。でも、対処のしかたはたくさんありますよ。

 

ひとつは、親である自分の体についても否定的な言葉を使わないということです。

 

特に幼い子どもたちはなんでも聞いています。だから大人は、自分の体型に悩んでいても、子供の前では言わずに心の中にしまっておきましょう。

 

他人の体型も一緒です。ほめ言葉であっても「あなた最近やせた?」とは言わないようにしましょう。

 

これは「やせていることに価値がある」と子どもに伝えているようなものです。

 

さらに、大人の私たちが、子どもたちの外見以外のことにもっと目を向けてあげましょう。

 

「子供が得意なこと」例えば、思いやりがあるとか、気が利くとか、そういうことの方がもっと重要であることを子供たちに知ってもらうのです

 

最後に最も大切なこと、それは子どもが小さい時から、メディアで見るステレオタイプについてしっかりと話しをすることです。

 

太ることへの恐怖やダイエット信仰は、私たちの文化にしみ込んでいます。だからこそ、この課題について子どもと一緒に考えることが大切です。

 

こうすることで、子どもが自信を持ち、体型に関する試練に直面したときに力強く対応できるようになります。

 

ですから、SNSで見る内容は事実ばかりではないと教えることが重要です。現代は画像がとても簡単に加工できる時代です。

 

他人に受け入れられるために自分を変える必要はない、ということを子供に強く伝えましょう。

 

「やせなきゃ」が心に与える影響

 

−−体型の悩みからくるメンタルヘルスの初期症状にはどんなものがありますか?

 

自分を批判しすぎたり、自分に否定的な言葉ばかりかけたり、孤独を感じたり、引きこもりになるこういった行動がないか注意してみましょう。

 

特に気がつきやすいのは、食生活が突然に変わる場合です。

 

また、以前は楽しんでいたことに興味がなくなったり、常に心配になったり、突然悲しくなるなどの変化に気づくことがあります。

 

そんなときは自分の中で留めずに、客観的に見ることのできる周りの誰か話しやすい人、できればメンタルヘルスのプロフェッショナルに話してみることをお勧めします

 

私自身、食生活が乱れ、ネガティブな考えにとらわれていた時期がありました。でも、ボディポジティブの考え方を知り人生が変わりました。

 

だから、このことをもっと多くの人にも伝えたいんです。だってこの考え方を知るだけで、大きな力をもらえるのですから。

 

−−今も体型に悩む世界中の女性へのメッセージは?

 

最も大切なことは、あなたはひとりぼっちではないということです。

 

あなたと同じつらい体験をした人がこの地球上には必ずいるんです。だから、そういうコミュニティや、あなたをサポートしてくれる人たちを見つけましょう

 

そして、自分が欲しいものを求めるためにまずは最初の一歩を踏み出しましょう。

 

あなたの体をそのまま受け入れ、自分に正直になりましょう。あなたならできます。あなたはひとりぼっちじゃないんです。

 

 

エミリー・ローレン・ディックは、女性のエンパワーメントを目標としたクリエイティブ・マーケター、作家、活動家そしてマインドセット・コーチでもある。

http://www.instagram.com/realhappydaughter

http://www.happydaughter.com

彼女の著書は、アマゾンを含む多くの場所で入手できます。出版社のHPリンクはこちら:

 https://www.familius.com/book/body-positive/

 

インタビュアー・執筆者紹介

インタビュー:條川純 (じょうかわじゅん)

日米両国で育った條川純は、インタビューでも独特の視点を披露する。彼女のモットーは、ハミングを通して、自分自身と他者への優しさと共感を広めること。

新しい年への挑戦!人生の目的を発見してそれを生かしていく方法

 

新しい年が始まりましたね!

 

たくさんの方が、新しい目標や挑戦に向けてスタートしようと意気込んでいるのではないでしょうか。

 

そこで、今回はそんなあなたに向けて、自分の生きる意味を見つけてより幸福な人生を築く手助けとなる、Calliopeが提供するプログラムをご紹介します。

 

ーーCalliopeについて教えてください。

 

マーラ:私たちのプログラムには主に3つあります。

 

ひとつは、一緒に瞑想をすることで、参加者が自らの内側に意識を向け、人生の目的を明確にするためのクラスです。

 

人生の目的がはっきりした後には、私たちが考案したプログラムが役に立つでしょう。それが2つ目です。

 

人生の目的がわかったあなたにとって、それを土台として、あなたの関わる地域コミュニティで実際に行動に移すことができるようサポートするプログラムです。

 

この2つが、Calliopeが個人向けに提供しているプログラムです。

 

3つ目は、企業向けのワークショップです。

 

 

ここでは、企業が進むべき目的を明確にし、その目的に向かってメンバーが一丸となって意欲的に関わることができるような環境を作るためのサポートを提供しています。 

 

こういった取り組みが大切な理由。

 

それは、私たち人間は本来、自分自身よりもっと大きな目的やゴールを見出すと、その実現のために自分だけが持つ特別な才能を発揮することができる生き物だからです。

 

Calliopeでは、あなたが人生に明確な目的をもたらすためのこういった3つのプログラムを提供しています。

 

これは、私たち自身が今まで多くのことを学び失敗をし、大きく成長してきた結果できあがったプログラムです。

 

ーーどういうきっかけで、このプログラムをスタートしたんですか?

 

桃子:そもそもの原点は「アート」にあると言えます。

 

なぜ私たちがCalliopeをスタートしたかというと、マーラと私がともにアートを大切にしているからです。

 

私たちは、この世界を、もっと調和がとれて思いやりに満ちた場所にしたいと望んでいますが、そのためにはアートを日常に取り込むことが必要だと考えています。

 

 

私たちが社会に対して、最も効果的に貢献できる方法はなんだろうと考えた時に、Calliopeが生まれました。

 

私たちの信念は、私たちひとりひとりが地球上のすべての人たちと触れあい、それぞれが最も美しいと思う形を自分の方法で世界に示すことで、この社会は自然と変わっていくというものです。

 

私自身は小さい時から自然が大好きで、大学では環境科学を専攻し、土地保全やコミュニティ・スペースに関するNGOの仕事もしていました。

 

でも、こういった活動だけでは自然とつながる社会を作っていくためには十分ではないと感じたんです。

 

当時は、自分の活動が社会を変えられると信じるマインドセットがまだ私の中で整っていなかったんです。

 

そのため、まずは自分に変化を起こす力があることに気づくために瞑想をしたり、自分のパッションがどこにあるのかについて学びました。

 

そしてこの私たちの体験を、おなじような悩みを抱える他の人たちとも分かち合いたいと強く思いました。

 

 

人は誰もが変革者であると言うことに気づいた私たちは、社会に貢献できる方法をたくさんの人と分かち合いたいと思いました。

 

これがCalliopeをスタートした理由です。

 

マーラ:Calliopeのクラスはオンラインで行うので、世界中の人たちとつながることができることもこのプログラムの特徴ですね。

 

例えば桃子は東京、私はカリフォルニアに住んでいてお互い遠く離れていますが、こうやってグローバルなつながりを築くことができる時代なんです。

 

そして大切なことは、オンラインで学んだことを、自分の地域コミュニティで行動に移すことです。

 

つまり、オンラインで学んで、オフラインで実行するというハイブリッドなアプローチなんです。

 

桃子:プログラムを始めて実感しているのは、同じ考えや価値観を持った人たちが集まると、本当に大きな力が生まれるということです

 

例えば、私が日本で育っていた頃は、環境や自然について気にかけている人はほとんどいませんでした。

 

このCalliopeのプログラムに参加することで、あなたは、思いもよらないバックグラウンドを持った人や遠く離れた場所に住む人たちと出会うことができます。

 

あなたと多くの共通点がある仲間たちに出会いきっと驚くことでしょう。

 

また「あの人ができるのなら、私にもできるかもしれない」そんな風に、仲間から勇気ももらえるんです。

 

 

ーーCalliopeという名前の由来は?

 

マーラ:「Calliope」という言葉自体は、ギリシャ語の女神という意味で、ギリシャ神話に登場する女神のようです。

 

桃子が『ハミングバード(※ハチドリという意味)』という名前の組織をちょうど立ち上げた頃でした。

 

環境問題を考えることをミッションにしたこのハミングバードの関連プロジェクトとしてスタートしたのがCalliopeでしたが、その後は独自でプログラムを立ち上げ、活動を始めました。

 

名前を決める時に、我々が重視したのは、自然との調和をイメージさせる優しい響きで、さらにハミングバードとつながりのある名前にするということでした。

 

ーーこのプログラムを受講した後には、どんな変化を期待できますか?

 

桃子:プロジェクトでは、まず参加者に、それぞれが取り組みたいプロジェクトを決めてもらいます。

 

つまり、自分にとって重要で本当に関心があるものを考え、プログラムが終了するまでに何を達成したいかという、ビジョンやゴールを設定してもらうんです。

 

過去の参加者の例をご紹介しましょう。

 

例えば、幼稚園の先生をしている40代の女性は、小さい頃から土をいじることやガーデニングに興味があったそうです。

 

彼女は仕事柄、普段から子どもたちと過ごす時間が多いので、「私のパッションを子どもたちと共有したい」というプロジェクトに決めました。

 

最初は小さな規模で幼稚園のスペースを使って子どもたちとガーデニングをスタートしましたが、結果的には、大学で大規模なガーデニングのプロジェクトを実現するまでになりました。

 

「自分の夢が実現しました!」と彼女はとても興奮していました。

 

 

私自身も彼女のプロジェクトから大きな感動をもらいました。

 

人々がお互いに支え合うことで、その人の人生に魔法が起きる、Calliopeではこういったストーリーを実現することができます。

 

参加者たちは、最初は特にプロジェクトの具体的なアイデアを持っているわけではないのです。

 

でも、私たちのプログラムを体験して実感してほしいことは、オープンマインドな心で好奇心を持って参加すれば、あなたの目の前にも魔法が起きるということです。

 

このプログラムを終えた時には「私は世界に変化を起こす変革者である」と確信を持てるようになってほしいんです。

 

なぜなら、私たちは、絶望を感じたり、自分には何の力もないと弱気になりがちな時代を生きているからです。

 

だから、自信をもって自分の中のパワーを感じてもらうことがプログラムの最終的なゴールです。

 

 

ーーCalliopeではこれからどういったプログラムが用意されていますか?

 

マーラ:現在は毎月、『Self-Discovery Classes』という自己発見のクラスを提供しています。

 

ここでは、グループ瞑想を通して自分自身と向き合うことができます。

 

さらに、毎年いくつかの大きなプログラムも開催しています。

 

そのうちのひとつが『purpose to action programs』という目的を実際の行動に移すための12週間のプログラムです。

 

あなたがどの地域に住んでいても、参加できるように設定されています

 

そして、purpose to action programsは1月30日からスタートします。

 

興味がある人は、私と桃子による「イントロコール」に参加してみてください。

 

何か行き詰まりを感じていて、それを乗り越えたいと思っている人がいたら、私たちはあなたのコーチになり、サポートすることができるでしょう。

 

プログラムがどんなものか見てみたい人は、リンクを貼っておきますので、そこからのぞいてみてくださいね。

 

登録はこちらから:https://calendar.google.com/

 
 

Calliope

マーラ・ワルドホーン:Calliope共同設立者。

参加者が人生の目的について立ち止まり、内省できるようにデザインされたワークショップやプログラムを担当している。

Mindfulness and Meditation Teacher Certification Program(マインドフルネスと瞑想の指導者認定プログラム)を修了し、15年間ビジネス・コーチ、スタートアップ企業の経営者として働いてきた。

 
 
荻原桃子(おぎはらももこ)

社会起業家。1992年東京都生まれ。英国のQueen Marry Univeristy にて環境学科修了。

自然と人のつながりに興味を持ち、自然保護団体や、Community Garden、オーガニック農業を行う畑で働く。

Community Garden では、子供たちに自然との繋がるを作るために、教育補助業務も行った。

日本に帰国後、メンタルヘルスの大切さを実感し、日本に住む難民や、がん患者にヨガを指導。

現在は自然環境・社会問題の改善を目標にウェルビーイングのツールを使った、グルーブコーチングスタイルのオンラインプログラムを提供するCalliopeを設立。
 
 

インタビュアー・執筆者紹介

インタビュー:條川純 (じょうかわじゅん)

日米両国で育った條川純は、インタビューでも独特の視点を披露する。

彼女のモットーは、ハミングを通して、自分自身と他者への優しさと共感を広めること。

 

アフリカで学んだ「愛にあふれた時代から今の日本が学べること」 ~SHOGENインタビュー

SHOGEN

 

ハミングの監修者でもあるSHOGENは、日本で注目をされているアフリカンアートのペンキ画家。

 

彼の作品には「生きるのって、楽しい!」というメッセージがあふれています。

 

もともとは大手化粧品会社で働いていたSHOGEN。

 

タンザニアの伝統絵画であるティンガティンガとの運命的な出会いが彼の人生を変えました。

 

その後、彼は一人でタンザニアに渡り、村人たちと共に生活しながら絵の修行に励みました。

 

SHOGENが村で学んだことは絵画だけにとどまりませんでした。

 

帰国後の彼のアーティストとしての活動の源となっているのは、村長から聞いた「今の日本人が忘れてしまった本来の日本人の生き方」でした。

 

タンザニアの村に伝えられる、私たち日本人の本来の使命や、忙しい日々を送る私たちでも取り入れられる幸せに生きるヒントなどをSHOGENに聞きました。

 

日本人なら誰でも心揺さぶられる遠いアフリカからのメッセージを、ぜひお楽しみください。

 

🔻SHOGENのInterview動画はこちら🔻

 

 

みんなで生きていく時代

ブンジュ村の人

 

ーータンザニアで学んだことの中で、SHOGENにとって1番大切に感じていることは何ですか?

 

『これからの時代は、血がつながっていない家族がみんなで生きていく必要がある』というメッセージです。

 

日本では、核家族だったり、隣の家の人の顔もわからない、母親が倒れたら家庭が崩壊する、という状況の家庭も多いと思うんです。

 

こういう「社会の中でどうやって生きていったらいいの?」という疑問へのヒントは、アフリカにたくさんありました。

 

「みんなで生きていく」というのはアフリカの人たちは当たり前に日常からやっていることなんです。

 

でもこの考え方は日本の人でも「懐かしいな」という感覚を持つ人は多いと思います。

 

「昔、ひいおじいちゃんやひいおばあちゃんが言っていたな〜」なんて感じる人も多いでしょう。

 

ーーSHOGENが住んでいた村の村長のおじいさんが夢の中で日本人とつながっていたことから、愛にあふれた時代の日本について教えてもらったとのことですね。

 

SHOGENが村で聞いた日本とは?

 

僕が村長から言われたことは「日本人が日本人としての魂を思い出す必要がある」ということです。

 

日本の歴史の中で1万5000年の間、日本には生きとし生ける全ての者を愛し、すべてのものから愛され続けてきた時代があります。

 

その時代に亡くなった人には、差し傷とか切り傷がなかったんだよと言うんです。

 

おそらく縄文時代のことを言っているのだと思います。

 

村長から「今の日本人の血に一番深く刻み込まれている記憶は何だと思う?」と聞かれたんです。

 

「それは何?」と聞いたら、「それは『愛され続けた記憶』だ」というんですよ。

 

日本のご先祖様は、1万5000年もの間、争いもなく愛と平和であふれていた時代を生きてるんですよね。

 

だからその時の記憶をもう一度思い出してほしいと。

 

つまり、自分が普段からやっている所作や行動を愛し続けることで、愛され続けた記憶がよみがえってくるということなのです。

 

今までは、物質的な豊かさを求めてきたから、自然破壊とか環境汚染から来る肉体と精神の分離から、うつになったり自殺をしてしまう人が増えてきてしまったというんです。

 

これからの時代は、もうそれではいけないとみんなが分かっているので、これからは心の時代に入らないといけないと村長は言うんです。

 

心の時代に入るにあたり「愛され続けた日本人が、もう一度自分を愛して、世界中のみんなに愛されるということはどういうことなのか、

 

愛するということはどういうことなのかを伝えてほしいということを村長は言っていました。

 

ーー経済的には日本よりも貧しいと言われるアフリカですが、アフリカを訪れる多くの日本人が「アフリカの人はとても幸せそう」と言います。

 

SHOGENがアフリカで暮らした経験から、この理由はなぜだと思いますか?

僕自身、タンザニアに住んでいると、幸せを感じられるようになったんです。

 

それは村での生活スタイルに理由があったのだと感じます。

 

つまり本来、人間がやっていたであろう「 日の出とともに起きて、日没とともに寝る」ということを実際にやっていたらすこぶる健康になったということです。

 

こういった暮らしをしていたら、幸せを感じる余裕が生まれてきました。

 

日本では、深夜でも電気はついているし、どんなに遅い時間でも仕事ができてしまいますよね。

 

そんな生活に慣れていた僕が「あきらめる時間が来ることの幸せ」を村長から教えてもらったんです

この「あきらめる時間」が来ると割り切れるんです。みんなで「はい、今からもう休みね」という時間に入れることが、すごく幸せだったなと思います。

 

🔻SHOGENのInterview動画はこちら🔻

 

 

日が出ているうちに家族の顔が見たい

ブンジュ村でのSHOGEN

ーー日本の忙しい人たちが生活レベルをタンザニアの村のように大きく変えることはできないかもしれません。

 

日本にいる私たちでも幸せになるために生活に取り入れられることはありますか?

 

食事の時間を増やすことですね。

 

日本の小学校に行くと、給食の時間は20分ぐらいです。中学校とかになると10分というところも聞きます。

 

でも食事は、生きていくために大切な時間です。じっくりと食材を味わえる時間が短すぎるので、これが今の日本の一番の問題だと思います。

 

食事をゆっくりじっくり味わえなくなったら、生活そのものがおろそかになります

 

現代の「効率よく、無駄を省いて、時短で」という考え方にもつながってくるかもしれないですね。

 

食事を味わえていないということは、生活も味わっていないということ。

 

給食時間が短いということは、そういう「味わえない」日本人を生み出しているということなんじゃないかと思います。

 

ーー忙しい日本の私たちは「食事をゆっくりとる」ということも、しっかり意識しないと難しいかもしれませんね。

 

僕が住んでいたタンザニアの村では、仕事はみんな、お昼過ぎの3時半に終えるんです。

 

僕の絵の先生も、キリンの足の模様をあと5つだけ描いたら終わるのに、書き終わる前に「3時半になるから帰る」と言うんですよね。

 

「あとちょっとで終わるのに、なんで終わらせないんですか?」と聞いたら、「早く家に戻らないと、家族の顔が見られないから」と言うんです。

 

村には電気がないので、夜になると真っ暗になり、家族の顔は朝まで見ることができないんですね。

 

「自然の光がまだある、明るいうちに家族の顔が見たいから早く帰るんだよ」と言われた時に、僕は『自分の中で本当に大切なことは何だろう』と考えるようになったんです。

 

だから、本当に大切なものが見えてきたら、生活の仕方も変わると思うんです。

 

仕事のやり方をすぐに変えることは難しいかもしれないけれど、プライベートとか休日の過ごし方、そういうところから、まずは日々をじっくり味わうことを意識してみたらどうでしょう。

 

🔻SHOGENのInterview動画はこちら🔻

 

 

キラキラ輝く楽しそうな大人を見せよう 

ーーそんなアフリカでの生活から一変して、SHOGENが日本の生活に戻るのは大変でしたか?

 

僕があまりにもわからない人間だったんで、村長にもよく言われていたことがあります。

 

「お前が明日もし死ぬとしたら、最初に考えるのは、自分の人生は自分らしかっただろうかということだろう」

 

「だから、もういい加減に自分のために生きればいいんだよ」って。

 

自分の心が幸せで満たされて初めて、喜びや幸せのおすそわけが、周りにいる人に届くんだと言われたんです。

 

タンザニアでそういうことを考えながら暮らした後、久しぶりに日本の生活に戻ってまず感じたことがあります。

 

それは、自己犠牲の上に幸せが成り立っていると考える人が今の日本には多いということです。

 

自分が犠牲になれば周りの人が喜んでくれると思っていたり、そう思っている自覚がなくても、そういう行動をとっている人が多いと感じます。

 

ーー私も母親になって、子どもに「ママは幸せを感じながら生きているよ」という姿を見せることの大切さに気づきました。

 

自分を大事にして楽しんでいる大人の姿をそのまま子どもに見せることに抵抗のある人もいるかもしれませんね。

 

タンザニアで印象的だったのは、村で壁に絵を描こうという時に、我が子を押しのけて大人たちが壁の前を占領した時です。

 

その大人の姿を見て、子どもたちは「早く大人になりたい!」と言っていたんです。

 

これがまさに今の日本に足りないところだと思います。

 

 

キラキラ輝く大人の背中を見ている子どもたちが少なすぎるのです。

 

子どものための英会話教室やレッスンだと言って「子どものため」が多すぎると感じます。

 

アフリカに住んでると、すごく楽しそうな大人をたくさん見るんです。

 

日本には思いっきり遊んでいる大人が少なすぎるんです。

 

大人がもっとおもいきり自分をオープンにして遊ぶという姿を子どもたちに見せることが、今の日本に大切なんじゃないかなと思います。

 

ーーブンジュ村の人が今の日本を訪れたら、なんと言うでしょう?

 

「しんどい」と言うでしょう。

 

ずっとみんなが仕事ばかりをしているところとか、 慌ただしく生活をしているところとかを見たら「日本の人たち…今日もきついだろうな」って言うでしょうね。

 

ーーもしもまたタンザニアの村を訪れるとしたら、日本からどんなプレゼントを持っていきますか?

 

品種のいいスイカの種でしょうか。

 

 

スイカはアフリカが原産だと聞きましたが、タンザニアのスイカは、僕から見ると品質が最高とは言えないものでした。

 

スイカを切ると、食べられない白い皮の部分が分厚かったりするんです。だから、日本からプレゼントするなら、スイカの種かな。

 

でも、それはおせっかいかもしれないですね。

 

基本的にブンジュ村の人たちは、心が満たされているので「何もいらん」っていつも言うんですよね。

 

村の畑では、ナス、オクラやトマトなど夏野菜がとれるし、ハリネズミや鳥を捕まえて食べるから、全てがそこにあるんです。

 

だから「欲しいものは?」って聞かれても、村の人たちは「うーん。何もいらん」と言うでしょうね。

 

時間を気にせずご飯を食べる時間の幸せ

ーーそんなSHOGENが、今一番幸せを感じる瞬間は?

 

血のつながっていないみんなとご飯を食べている時です。

 

時間を気にせず、ご飯を食べながら話をしている時に、 すごく幸せだなと感じます。

 

あとは、自分も自然の一部としてこの大地から生まれてきたんだと思い出しながらアーシングをしている時にすごく幸せを感じますね。

 

※アーシング=素肌や裸足になって、身体と大地が直接つながる事

 

ーーアーシングは、どうやってとりいれていますか?

 

裸足になって土を踏んだり、大地にゴロンと寝転がったりみたいなことをしています。

 

タンザニアの村の子どもたちにもよくアーシングに誘われていました。

 

例えば、雨が降り出したら空を見上げて口を開けてね、雨を食べたりするんです。

 

そうすると、大人たちも外に出てきて、みんなで口を開けて雨を食べるんですよ。

 

こういう、ほっこりする時間がアフリカでは多かったなと思い出します。

 

ーーこれから力をいれていきたい活動は何ですか?

 

これからやりたい活動としては、学校のアート活動があります。

 

ごみ収集車や町営バス、学校の壁などにみんなで絵を描いて、新しい自分を見つけていくというプロジェクトです。

 

あとは障害者の子たちとのアート活動ですね。

 

すでに活動している方とのコラボも積極的にしていきたいです。

 

先日も静岡の「心のままアート」というアートが好きな子どもや障害を持ってる子どもたちと一緒に絵を描きました。

 

みんなで集合写真撮ろうという時に、ある子がスキップをしながらカメラの前を横切ったんです。

 

そんなところをみんなで見ていた時に「あー、別にそうであっても良いよね。心のままで良いよね」と思ったんです。

 

集合写真を撮ると言われて、 みんなで横に並ばなくても良いんだと。

 

この横切る子の姿を見た時に、みんながそれぞれに、その瞬間に楽しいことしていたら良いんじゃないと、思えたんですよね。

 

みんなが寄り添って集える場、そういう場所作りができたらと思っています。

 

ーーSHOGENには私たちのウェブマガジン、ハミングにも執筆者、監修者として関わってもらっています。

 

ハミングの読者に伝えたいメッセージをぜひ教えてください。

 

ハミングは、たくさんのお母さん方も見てくださっているマガジンだと思います。

 

そういったお母さんたちが心から寄り添ってなんでも話せる、 ハミングはそういう場所になれると思います。

 

まさに、血がつながっていないみんなが心からつながり合い、出会える場所ですね。

 

インタビュアー・執筆者紹介

インタビュー:永野 舞麻(ながの まあさ)

「セルフプレジャー」はマインドフルネス

最近よく耳にする「セルフプレジャー」という言葉。

 

以前はタブーとされ、女性が話しにくいトピックでしたが、実はセルフプレジャーは健康と密接な関係があります。

 

ハミングの代表の永野 舞麻(ながの まあさ)が、セックス・セラピストのジョーダン・ルロ博士に、セルフプレジャーが、どうして女性にとって大切なのか聞きました。

 

男性が一人で 楽しむものというイメージのあるセルフプレジャーですが、実は女性がうまくとりいれることで、綺麗なお肌、健康な身体、バランスのとれた心だけではなく、幸福感も得られるというメリットがあると博士は言います

 

そして、パートナーとのセックスを楽しむ上でも自分の身体の好き・嫌い、気持ちい・気持ち良くないを学ぶことはとても大切なのだそうです。

 

あなたのセックス観を変えるような新しい考え方を提案してくれた博士とのインタビューをお楽しみください。

 

 

セルフプレジャーの目的はオーガズムに達することではない

 

永野:日本でも、セルフプレジャーということが注目されていますが、博士の考えるセルフプレジャーとは?

 

まず知っておいてほしいことは「セルフプレジャー」がオーガズムに達することだけが目的ではないということです。セルフプレジャーを体感することで、私たちは、オーガズム以外にも多くの楽しみを体験することができます。

 

永野:私たちは、「オーガズムを感じなければ、満足なセックスでない」と考えがちです。でも先生が指摘したように「セルフプレジャー」にはオーガズム以上のもっと広い意味があるんですね。

 

そうです。「セックスの目的はオーガズム」と考えると、セックスの楽しみが減ってしまいます。そういう風に目標を設定するとプレッシャーを感じてしまいますよね。これでは、身体も心も緊張してしまいセックスを十分に楽しめなくなります。

 

最も楽しいセックスとは、目標を持たずに行うセックスだと思ってください。自分の体をどう動かすかなど一切考えないで「今この時」「この瞬間」に気持ちを集中して、楽しむのです。

 

永野:女性がセルフプレジャーをすることのメリットは何ですか?

 

セルフプレジャーをすると、オキシトシンやドーパミン、エンドルフィンのような体に良い化学物質が放出され、それが免疫機能を改善させることは研究でわかっています。また、オーガズムは、生理痛を和らげ、睡眠の質をあげ、ストレスも緩和します。セルフプレジャーを生活に取り入れることで、健康面で多くのメリットがあるのです。

 

▶セルフプレジャーとは?美容効果を紹介!どんな人におすすめ?

 

セックスのイメージを変えるセルフプレジャー

 

これをふまえて、セルフプレジャーのメリットについて考えてみましょう。

 

まず、オーガズムという点で、男女間には大きな差があります。一般的に、セックスとは女性の性器への挿入からスタートし、男性がオーガズムに達して終わる、というものです。 女性がオーガズムに達したかどうかは、考慮されていませんね。

 

女性がオーガズムに達したふりをする傾向にあるのはこれが理由です。つまり、女性がオーガズムを感じたかどうかは、重視されていないのが今の社会です。相手をがっかりさせたくないと感じる女性は、オーガズムを感じたふりをして、相手をハッピーにさせようとします。

 

これが、現代社会の、または映画やメディアで描写されるセックスシーンの典型です。

つまり「セックス」=「男性の快楽」という構図です。

 

だから男女の間には、オーガズムという点で大きなギャップがあるのです。

 

▶セックスレスの原因とは?|なりやすい夫婦の特徴や解消法を解説

 

セルフプレジャーの楽しみを知らないのは人生の楽しみを見過ごしているようなもの

このギャップを埋めるためにも、女性がセルフプレジャーすることがとても重要なんです。セックスとは男性の快楽がすべてではないのです。

 

だから、女性がセルフプレジャーすることは、女性自身がセックスの快楽を感じ、自分の体について、もっと知ることができるというメリットがあるんです。

 

自分が気持ちよくなる方法を知らないなんて、人生における大きな楽しみを見過ごしているようなものです。自分がどうしたら気持ちよくなれるのか、何が気持ちいいのかを知ることは女性にとっても大切です。

 

▶40代の女性は性欲が強い?なくなる?その違いや性欲の対処法について

 

セルフプレジャーは「恥」ではない

永野:アメリカで友達が自分の好みのセックストイについて恥じらいもなく気ままに話しているのを聞いて、驚いたことがあります。日本ではまだ、セルフプレジャーについてオープンに話しにくい状況です。もっとオープンに話せる社会を実現するためには、どんなサポートが必要でしょうか。

 

あなたが今言った「恥」がまさに確信をついていますよね。これが、セルフプレジャーに関して誰でも感じる「恥」。だからセックスについてオープンに会話できないのです。

 

この「恥」をなくしていくためには、幼少期から性教育を始めることが必要です。

 

今の思春期の性教育というと、セックスによる感染症や望まない妊娠についてなど実用的なことばかり。でも性教育は、セックスの楽しさやパートナーとの関係を築く方法など、もっと包括的であるべきです。

 

また、セックスは「健康状態」のカテゴリーの1つとして考えるべきです。かかりつけの医者に行き健康状態を聞かれた時に、性的な健康状態についても聞かれ、頭痛や息切れと同じ様に「性的な健康上の心配はありませんか?」と医者に聞かれる、そんなイメージです。

 

性的な健康が、学校の科目に組み込まれ、医者では健康分野に組み込まれれば、セックスやセルフプレジャーについて話すことが「恥」ではなく、当たり前のことになります。

 

▶50代女性の性欲事情|閉経後や更年期との関連性についても

 

セックスを楽しむことを女性が自分に許可できるような社会へ

永野:女性がセックスを楽しむことへの社会的偏見には、どう対処すればいいのでしょうか?

 

この偏見という意識をはずすための「性の健康の6原則」があります。

 

あなたがパートナーとセックスする時、または1人でセルフプレジャーするときに、この6つの価値観に従っているか自問してみてください。

 

 

  1. 同意:パートナーとの間で、ちゃんと同意が得られてセックスをしているか?
  2. 搾取しない:パートナーとの間に、力関係があるのか?一方が他方を都合よく利用していないか?
  3. 守る:性感染症や望まない妊娠から身体を守るということ。
  4. 誠実さ:セックスを行う時にお互いが正直であるかどうか。
  5. 価値観の共有:つまりセックスをする時に、何のためにセックスをしているか明確にするということ。一夜限りのセックスなのか?新しい恋愛関係の始まりなのか?お互いのセックスへの動機を明確にするということです。
  6. 双方の快楽:快楽が男性だけではなく、双方の快楽となっているか。

 

 

6つ目の「双方の快楽」は特に重要です。つまりセックスは男性だけではなく、女性も喜びを感じるものであるということです。

 

また、快楽の定義は人それぞれです。例えば、ある人にとってはオーガズムかもしれないし、他の人にとっては感情的な結びつきかもしれません。異なっていていいんです。

 

この6つの原則をみんなが尊重している社会をイメージしてください。

 

そんな社会が実現すれば「セックスの快楽のギャップ」の問題も解消されるでしょう。そうすれば、セックスをもっと安心してできるようになると思うんです。その結果、女性が「セックスを楽しむ」ということをもっと自分に許可できるようになると思うのです。

 

永野:セルフプレジャーを行うことは、ベッドの上で自由に自己表現ができることにもつながるのでしょうか?

 

もちろんです。自分が何が気持ちいいのかわからなければ、相手にも伝えることはできませんよね。 セックスをしている最中ではなく、お互い落ち着いた雰囲気で話しあえるタイミングでパートナーとセックスについて話すことをお勧めします。

 

例えば、週末に、普段のセックスについてどう思うか、セックス中にやってみたいこと、やりたくないことはあるか、など相手に率直に聞いてみるのです。

 

パートナーとこういう時間が作れたら、セックスについてお互いが感じていることを話し合う安全な空間をつくることができます。そのためには、そもそも自分がどうしたら気持ちよくなるのか自分の体のことをわかっていないと、相手に伝えることもできません。

 

永野:セルフプレジャーをした後に孤独や恥ずかしさを感じることから、セルフプレジャーを避ける女性もいます。どうすれば、より多くの女性が安心してその一歩を踏み出すことができるのでしょうか?

 

私のクライアントでも、セルフプレジャーをして孤独や恥ずかしさを感じてしまうという悩みを持つ人はいますよ。

 

それが本当に「孤独」なのかどうか、もう一度考えてみて欲しいです。セルフプレジャーの時間は「私との大切な時間」、誰にも邪魔されない、自分を見つめることができる特別な時間です。

 

一人でハイキングに行ったり、一人でコーヒーを飲みに行ったりするのと同じです。

自分の体と向き合える一人の時間は「孤独な体験」ではなく、「自分自身を知るための素晴らしい時間」と考え方を変えてみましょう。

 

永野:自分のことをもっと知る必要があるのですね。そして、パートナーとオープンに話すことで、安全な空間をつくることができますね。最後に、日本の皆さんと世界の人たちにメッセージをお願いします。

 

大切なことは、セルフプレジャーはあなたの身体、それから心の健康に良いということです。自分が何を気持ちいいと感じるのかをぜひ知ってみてください。セルフプレジャーは、自分のことをもっと知る素晴らしい機会なんです。

 

 

▶女性の性欲について解説!性欲がない女性の理由もご紹介!

 

インタビュアー・執筆者紹介

インタビュー:永野 舞麻(ながの まあさ)

執筆:堀江知子

 

著者:堀江知子(ほりえともこ)|タンザニア在住ライター

民放キー局にて、15年以上にわたりアメリカ文化や社会問題についての取材を行ってきた。

2022年からはタンザニアに移住しフリーランスとして活動している。

noteやTwitterのSNSや日本メディアを通じて、アフリカの情報や見解を独自の視点から発信中。

出版書籍:『40代からの人生が楽しくなる タンザニアのすごい思考法 Kindle版

Twitterアカウントはこちら

 

この世の恋をしたことがあるみんなに【山口乃々華 / コトノハ日和 vol.07】

言葉があるから伝えられること、伝わること。そこから広がっていく思考、癒し、つながり、希望、愛情・・・深くて力強いもの。女優 山口乃々華が、心に舞い落ちてきた“コトノハ(言葉)”を拾い集めて、じっくりと見つめ、ゆっくりと味わい、思いのままに綴っていく連載。さあ、一緒に元気になりましょう。


君は僕に愛されたという事実を 金ピカのバッジにして胸にはって 歩いていくんだよ

「この場所から」(詩集『わかりやすい恋』銀色夏生 著) より一部抜粋

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叔母が住んでいた埃っぽい部屋の中。
本棚に収まりきらず山積みになった本が、狭い部屋で足の踏み場をなくしている。それに加えて暑い。蒸し暑い。「夏生さんの詩集、ここにあるよ〜」と叔母が紹介してくれた。

適当に何冊か選んで手に取ってみた。どれも表紙は色褪せて、古びていて、もう何十年もそこに眠っていたかのような(実際そうだった)・・・なんて言ったら怒られるのだが、本当にちゃんと時間が経っているのを感じて、この詩集たちをまだ少女だった叔母が読んでいたんだなぁと思うと、ちょっとかわいくて面白い。

そんな“銀色夏生コーナー”の中から、選んだこの詩集。

『わかりやすい恋』。

これは思春期のことを指しているのだろうか? 気持ちを隠すことができないほど、心も脳みそも慌ただしく騒いでしまう恋を、私は想う。うーん。私の恋もまだ“わかりやすい”に入るのだろうか。

それとも、経験とともにどんどん“わかりやすい”が増えていく、ということなのだろうか。だとしたら、このタイトルの意味は思春期ではないことになる。もしかして、“わかりやすい恋をする人”ということなのだろうか。なんて、考えた。


「この場所から」はこの詩集に収められた一篇。
私の心に留まったフレーズの、「君は僕に」というその”僕”が、私にとって、大好きでこの世から居なくなったらたまらなく苦しい大事な人だと想像する。

「愛されたという事実」。それは空想でも、妄想でも、眠っているときに見る夢でもなく、事実。

事実は時にむなしいこともある。
けれど、恋をしていたあの時間を思い返す今となっては、そんな記憶なんて、とっくに放り投げていた。
そっと目を瞑って心臓に手を当てれば、当たり前のようにあの時間が蘇ってくる。呼吸、鼓動、体温、匂い。ふわっと柔らかい笑顔に、奥が深い瞳。
火照った心と、安心が一緒になることなんてあるんだと知った“事実”。


それから、詩の中に出てくる「金ピカのバッジ」。
きっと、私にしか見えていない、みんなには秘密のバッジなのだ。誇り高き金ピカのバッジ。
私は嬉しくて何度も何度も見つめるだろう。


それにしても、”僕”はすごいなぁと思う。
金ピカのバッジで私を簡単支配できてしまうのだから。

言葉に特別な魔法をかけるのなんて、きっと彼にとっては朝飯前。何てことないのだ。

“僕”には、いつだって追いつけない。
でも、追いつけないままでいいのかもしれない。


愛されたことを誇りに思い、そんな人に出会えたことを嬉しく感じている。
そんな幸せを想像した詩だった。


自分の生命の終わりよりも、大切な人の生命が終わる方がずっとこわいと感じる日々のなかで、胸にはる、金ピカバッジが、この世の恋をしたことがあるみんなに必要だなぁ、と私は思う。


nonoka


山口乃々華(やまぐちののか)
2014年からE-girls主演のオムニバスドラマ「恋文日和」第7話にて主演を務め女優業をスタート。映画『イタズラなKiss THE MOVIE』シリーズ、ドラマ・映画『HiGH & LOW』シリーズほか、2020年には『私がモテてどうすんだ』のヒロイン役など、数々の作品に出演。 2020年末までE-girlsとしての活動を経て、2021年より女優業として本格的に活動を開始。2021年3月、初のミュージカル『INTERVIEW~お願い、誰か助けて~』、同8月にはミュージカル『ジェイミー』、2022年3~4月はミュージカル『あなたの初恋探します』でヒロインを演じた。ドラマ「ビッ友×戦士 キラメキパワーズ」(テレビ東京系)に出演。書籍『ののペディア 心の記憶』(幻冬舎文庫)も好評で、文章を書くことも好き。2022年10月にはconSept Musical Drama #7『SERI〜ひとつのいのち』でミュージカル初主演を務める。
https://www.ldh.co.jp/management/yamaguchi_n
Instagram  @yamaguchi_nonoka_official

自分を信じて進む先に、オリジナルな道がある【ヴィンテージバイヤー 荒木和の衣食住遊学】

いつも元気で幸せそうなひとは、自分の周りに“楽しいこと”を育てる種をまいています。そんな魅力的な方にHummingなライフスタイルのトピックスを伺うシリーズ記事「わたしの衣食住遊学」。今回登場するのは、イギリスでアンティークやヴィンテージのバイイングを行う傍ら、ネイリスト、刺繍作家としても活動中の荒木和さんです。


渡英の目的は点と点をつなげ、線にすること

刺繍は今までの人生で一番熱が入るもの。「刺繍をネイルにのせてみたい」と思い立ってネイルの資格を取得。

大学卒業後、文具雑貨業界で雑貨やヴィンテージのバイイングなどに携わってきた荒木さん。6年前、語学留学で初めて訪れたイギリスには、荒木さんの感性をくすぐるものが溢れていました。個性豊かな花や植物が当たり前に街中に存在し、アンティークやヴィンテージマーケットでたった一つの宝物に出合い、無料開放された美術館で数々の芸術品をじっくりと堪能する・・・「30歳になるまでに絶対にまたここに戻ってくる」と心に誓い帰国したそう。

昨年夏にその想いが叶って念願の再渡英を果たし、現在はロンドン在住。バイヤー、ネイリスト、刺繍作家と幅広く活動し、興味や好奇心の赴くままに挑戦してきた経験をつなぎ、“唯一無二の仕事”を築くための通過点に立っています。


「衣」

周りの目を気にせず、心のままに装うこと

チェルシーフラワーショーに出かける日は、花柄ワンピースがお決まり!?

ロンドンは多くの人種で溢れ、さまざまな文化的背景を持つ人がいます。そういった点からなのか、何が「普通」であるということがかなり曖昧です。よく個人主義の国だといわれますが、必要以上に人に干渉することがないと感じます。ここでは「あなたの好きなように」という空気を感じるから、他人の目を気にせず、好きな服を好きなように着て自分らしく楽しんでいます。

行く先々でよく目にするのは、花柄ワンピースを着た女性たち。お出かけやデートとなると花柄ワンピースを選ぶ人が多いように感じます。特に春先のショップでは「こんなに花柄のバリエーションって存在するんだ!」と驚くほど種類豊富に展開されていました。

私も感化され、ピンク地に緑のハートとバラ模様というかなり派手なワンピースを買いました(笑)。イギリスには各地に「チャリティーショップ」と呼ばれるお店があります。慈善事業団体が運営していて、市民から寄付された中古の服や日用品、本などを販売しており、ショップスタッフの多くはボランティアで、売り上げは慈善事業活動に充てられます。日常の中でそういった活動への理解を深めながら、お金をかけずにおしゃれを楽しんでいる人が多い印象です。

1930年頃に作られたクリスタルビーズのアクセサリーに一目惚れ。

小さな店構えからは想像しがたい量の食器が所狭しと並ぶアンティークショップ。

定期的に蚤の市が開催されたり、アンティークショップも多く、ものを大切にして受け継ぐ習慣が根付いています。アンティークやヴィンテージの買い付けをしていると、素晴らしいジュエリーに出合います。特にアールデコ期のジュエリーが好きで、良いものを見つけるとつい自分のコレクションに。


「食」

食を彩る英国ヴィンテージ食器

お気に入りのヴィンテージ食器。

イギリスに来てから食器に興味を持つようになりました。「ストーク=オン=トレント」といって17世紀から陶器産業が盛んな地方があり、ウェッジウッドやスポードなど名だたるブランドがここから生まれています。アンティークやヴィンテージに携わる仕事をしているため、自然と古い食器を目にすることが増え、販売するもの以外に自分用にも買うようになりました。金箔で豪華絢爛なバラ模様のティーカップなどもアンティークであるのですが、あまりにも私のライフスタイルとはかけ離れているので、素朴な花柄で現代の生活にも合うデザインのものをよく選んでいます。

スーパーマーケットでも簡単に手に入るヴィクトリアサンドウィッチ。価格も手頃でおうちカフェが充実。ラズベリーやブルーベリーなどのベリー類がよく売られていて、ケーキやビスケットと一緒に盛りつければ、ちょっと贅沢な気分に。

スーパーマーケットではスコーンミックスが売られているので、スコーンを焼いて自家製ジャムを添えて。

そうして手に入れたお気に入りの食器でいただくおやつは格別。イギリスの定番お菓子、ヴィクトリアサンドウィッチを食べて以来、イギリスの焼き菓子に興味を持ち、自分でも時々焼くようになりました。イギリスの焼き菓子は簡単なのに素朴で美味しく、気軽にティータイムを楽しめるのが良いところ。甘いもの好きの人も多く、スーパーマーケットの菓子材料コーナーはかなり充実しています。特別な日は大好きなホテルやカフェのアフタヌーンティーに行くこともありますが、自分で好きなお菓子を手作りし、友人と共有する時間も大好きです。


「住」

癒しと楽しみをくれる街並み

ふと目線を上げるとカラフルな花々が。それだけで癒されます。

ショーウィンドウに飾られた愛らしい春の花。

ロンドンは世界有数の都市でありながら自然豊か。季節の移り変わりを肌で感じられ、仕事後や休日にどこか遠くに行かなくても近場でリフレッシュできる機会に恵まれています。テムズ川沿いは絶好のお散歩コースです。

イギリスには新しく建物を建てるのにも、例え自分の家の庭に生えている木であっても許可なく切ってはいけないなど、自然を保護するため厳しいルールがあります。そのためロンドンの47%は緑地なのだそう。野生のリスやキツネを見かけることもしばしば。そんな自然に近いイギリスでは、花を飾る習慣が根付いていて、お店のショーウィンドウに季節の花が飾られていたり、街中にフラワーボウルが吊るされていたりと、いつでも目を楽しませてくれます。

私も自室の窓際を飾るようになりました。ロンドンは家賃がとても高く、シェアハウスが一般的。家具が備え付けのところが多いため、必ずしも自分の趣味ではない部屋をどのようにして居心地良くするか工夫をしながら暮らしています。昨年は窓際に季節の花とヴィンテージやカードを組みあわせてハロウィンには飾りかぼちゃ、クリスマスにはヤドリギを吊るしてイルミネーションを施したり、刺繍作品を飾って楽しみました。


「遊」

“遊び”ながら磨かれる刺繍

初めて販売したのは女の子の顔を刺繍した立体的なブローチ。

学生時代に刺繍に目覚め、独学でスキルを磨いてきた刺繍。きっかけは大学一年生の頃、芸術祭で刺繍のブローチを販売したことでした。そのときが刺繍をするのは初めてで、図書館で初心者向けの本を借りて見よう見まねでステッチを覚えて制作したのですが、嬉しいことに評判がとても良かったのです。

ブロッコリーをモチーフにした立体刺繍。色の見え方など細かく忠実に再現。

その後も刺繍で絵本を作ったり、スタンプワークという立体刺繍の技法を習い、百貨店などで刺繍のアクセサリーを販売したりと制作活動を続け、数をこなしていくうちにスキルアップしていきました。今振り返ると自分の表現方法を早いうちから見つけられたのだと思います。小さくて細かいものが好きなこと、一針一針コツコツ縫った線が絵になり形になる楽しさ。刺繍を始めて10年以上経ちますが、つくづく自分の性分に合っているなと感じます。

ウォレス・コレクションは、ヨーロッパらしい空間も見どころ。

彫刻がたくさん見られるサー・ジョン・ソーンズ博物館。小さな博物館ですが、一点一点興味深い作品ばかり。

イギリスはインスピレーションを得るのに絶好の国だと感じています。私の作品は植物やフルーツ、野菜などの自然物をモチーフにすることが多いですが、美術館や本屋さん、アンティークショップや古い建築、植物園などに遊びに行くと「次はこんなモチーフを作ってみよう」とひらめきます。ほとんどの美術館は入館無料のため、休日は美術館巡りを楽しんでいます。お気に入りは、リチャード・ウォレス卿などによって収集された15世紀から19世紀にかけての芸術作品などが展示されている「ウォレス・コレクション」、イギリスの建築家 ジョン・ソーンズ氏の私邸博物館「サー・ジョン・ソーンズ博物館」。

広大な敷地の国立公園、リッチモンドパークは「あれ?こんなところがあったんだ」と訪れるたびに発見がある場所。

ロンドンは見るところが多く、行きたい場所リストは常に更新され、週末はどこへ行こうかと探す必要はないほど。例え近場であっても隠れた場所に素敵なイングリッシュガーデンを見つけたり、面白いアールデコの建築があったりと探検する甲斐があります。


「学」

オリジナルな仕事を見つける学びの旅

買い付けのために足を運ぶアンティークやヴィンテージマーケット。良い品に出合ったときの喜びは快感!

6年前、ロンドンで半年間の語学留学をしました。その半年間はいろいろな国籍の友達が集まる小さな世界地図のような空間で、言葉に言い表せないほど濃密な時間を過ごしました。彼らから刺激を受けたり、限られた時間のなかで美術館や歴史的価値のある場所を旅したりと、忘れられない思い出が詰まった日々です。帰国後は渡英前から働いていた文具雑貨の会社に戻り経験を積み、昨年、目標としていた30歳で渡英するチャンスを掴みました。

オンラインショップで取り扱っているのはジュエリーや食器が中心。小さな物のなかに、大きなときめきが詰まっています。

再渡英後の一年間は英語を学び直し、仕事を見つけることから始まり、行ったことのなかった場所を巡ったりインプットの日々でした。季節を一周したここからはこれまでの経験を「私にしかできない仕事にする」という目標に向かって邁進していくターンだと感じています。今年5月にはイギリスで買い付けたヴィンテージ食器やジュエリーを販売する自身のオンラインショップをスタート。刺繍はよりイギリスらしいデザインを探求しながら制作しています。
自然を心から愛し、長い歴史のなかで受け継がれてきたものを大切にするイギリスの地で、自分自身と向き合い、たくさんのことを吸収して形にしていきたいです。

新宿三丁目のヴィーガンカフェで、極上パンケーキに舌鼓【渡辺知夏子のエシカルスポットNavi. vol.10】

普段の何気ない暮らしのなかで、サステナブルなアクションが出来たら素敵だと思いませんか? エシカルなライフスタイルを提案しているレストランやショップを、自身もウェルビーイングな生活を心掛けているというモデル渡辺知夏子さんがナビゲート。今回は、オーナー自身の食環境がきっかけでヴィーガンショップをオープンさせたという『AIN SOPH. Journey(アインソフ ジャーニー)新宿』をご案内します。


AIN SOPH. Journey 新宿

アインソフ

今回お邪魔させていただいたのは、新宿三丁目にあるヴィーガンカフェ『AIN SOPH. Journey(アインソフ ジャーニー)新宿』。駅のC5番出口から地上に出ると目の前に現れる、緑に囲まれた雰囲気のあるビルが目印です。

アインソフ

香り高いスパイスやハーブをふんだんに使った、季節のベジタブル料理が楽しめると評判のこちらのお店。そんななかでも人気メニューとなっているのが、ヴィーガン通にはおなじみ、ヴィーガンとは思えないクオリティの「天上のヴィーガンパンケーキ」です。

また、VEGAN AWARD 2022で金賞を受賞した「ティラミス」もとっても有名。著名人にもファンの多いこのカフェの一号店である銀座店がオープンしたのは2009年と、実に10年以上にわたり支持されてきた歴史があります。

アインソフ

「オープン当時からヴィーガンメニューを提供していますが、最初は“ヴィーガン”という言葉を知らない人が多かったため、あえてメニューにもヴィーガンという言葉を使うのを避けていました。そこから10年以上経ち、現在は多くの人がヴィーガンや自然食に関心を寄せるようになっています。ナチュラルでヘルシーな食の提供に役立てていることを、今はとても誇りに思っております」

そう語るのは、AIN SOPH. Journeyのオーナー白井由紀さん。ヴィーガンショップをオープンさせたのは、自身の食環境が大きく関係しているのだそう。

アインソフ

取材に対応してくださったオーナーの白井由紀さん。

「10代の頃に留学したカナダのとある地域が、たまたまヴィーガン文化が強く根付いた場所だったんです。そこで初めて、ヴィーガン食に触れる機会ができたのですが、私はわりと抵抗なくなじむことができました。それは、父方の実家が真言密教の家系で、以前から精進料理などを口にする機会が多かったことも影響していたのかもしれません。

そのカナダ留学中に、環境問題をはじめ、宗教などの信条、動物愛護などの理由で、動物性食物を避ける方が世界中には数多く存在することを知りました。そのような方々が、思想の違いでテーブルを別にするのはとても寂しい。そんな思いから、ヴィーガンの方はもちろん、それ以外の方も楽しく食卓を囲める空間づくりをしようと決意しました」

アインソフ

ヴィーガンということで食材に制限はあるものの、「一般の食事以上の美味しさやバリエーションをお届けできるよう努力を重ねてきました」と語る白井さん。その甲斐もあって、現在は本店の銀座や新宿三丁目店のほかにも、池袋店や京都店、さらにはフランチャイズ店も続々とオープン。食生活をより豊かに、楽しいものにするために、店内の内装にも心を配っています。

「新宿店は、異国にタイムトラベルしたような空間づくりがコンセプトになっております。食器はモロッコから直接取り寄せたものを使い、照明などにもこだわりました」

アインソフ

シンプルな内装の中に無国籍なインテリアを配置して、リラックスできる雰囲気に。

料理の内容だけでなく、店を訪れていただくからには、食事すること自体を楽しむことが大前提。空間づくりにもおもてなしの心を込める、そんな思いが多くのお客様に愛されている所以なのかも。


白井さんに、初心者でも挑戦しやすいヴィーガンライフについて伺ってみると、明日からでも真似できそうなアイデアが!

「週末だけ動物性食物を控える『ゆるベジタリアン』から初めてみるのはいかがでしょう。ヴィーガンは無理に強いるものではなく、自分を大切にしたり、その先にある世界や大切な人を愛する気持ちの方が重要なのです。時には瞑想を取り入れてみたり、ゆったりとした気持ちをもってトライするのがベストです」

初訪問の知夏子さんが、人気メニューを網羅

アインソフ

ヴィーガンレストランといえば、広尾や青山など、外国人居住者の多い街にあるイメージですが、今回訪れたのは新宿三丁目。

「最初は意外な場所だなと思いましたが、よくよく考えてみたら新宿も外国人居住者の多い街。さらにいろんな国の人が多く集う多国籍エリアなので、ヴィーガンのお店が長年人気があるのも納得です」と知夏子さん。

入り口から続く階段を降りると、白を基調とした落ち着いた空間が広がっています。1階にはテイクアウトの焼き菓子やスイーツカウンターがあり、イートインスペースは地下1階と2階にも。混雑する時間帯でも、ゆっくりと食事を楽しめそう。

アインソフ

こちらは2階。シンプルながら居心地のいい空間は、世代を問わず好評です。

席に着く前に店内を一巡した知夏子さん。そこで、テイクアウトできるコーナーの焼き菓子に添えられたプレートを熟読。

「こちらで使っている食材には肉、魚、乳製品、白砂糖を使わないのはもちろん、自然農や無農薬の食材を、なるべく日本製にこだわって作っていると明記されています。このコンセプトは、とても大切ですよね」

アインソフ


さていよいよ、実食へ。1階奥のテーブル席に移動します。自然光がたっぷり入る窓際は、居心地の良い空間。まずは、ランチで一番人気のサラダ&デリランチをオーダー。

アインソフ

「まず最初に驚いたのが、ボリューム感! 色とりどりの旬の野菜がプレートいっぱいに盛り付けられていて、さらにソイミートの唐揚げやキッシュ、玄米と、食べ応え満点!」

アインソフ

「正直なところ『食べきれないのでは?』と思いましたが、心配無用でした(笑)。とにかく新鮮な野菜がとても美味しくて! プレート全体のバランスも良くて、一つひとつが味わい深いです」

アインソフ

季節の野菜は蒸したものからフレッシュなものまで、厳選された7種類をトッピング。さらに日替わりデリを3種類乗せて、玄米ライスもしくはバケットをチョイス。鮮やかな見た目も食欲をそそります。サラダデリランチ¥1,630

ランチセットのドリンクには、産地選びにもこだわっているという日本製のハーブティーをチョイス。ドリンクは、ハーブティーの他に、オーガニックコーヒーや紅茶を楽しむことも。ハーブティーは日によって提供される茶葉が変わります。

アインソフ

この日のハーブティーは月桃茶。ショウガのような爽やかな味わい。セットドリンク¥330

ランチを堪能した後は、いよいよお楽しみの、「天上のヴィーガンパンケーキ」の登場。ランチセットのドリンクとともにいただきます。

アインソフ

「フワッフワの生地にチーズの香りが楽しめるパンケーキ。こんなにチーズを感じるのに、乳製品を一切使っていないだなんて本当に驚き! 自家製アイスクリームやフルーツとの相性も素晴らしいです。トッピングは季節ごとに変わるので、訪れるたびにオーダーしてしまいそう」

アインソフ

研究に研究を重ね、卵を一切使わずにフワフワのもちもち食感を実現。季節のフルーツも添えられた、華やかで美しい一品です。

アインソフ

そして最後に、人気のティラミスも試食させていただくことに。

アインソフ

ティラミスはオンラインショップでも購入可能。4セット、6セットのいずれかを選択。4セット¥ 3,320、6セット ¥4,770(送料別)

VEGAN AWARD 2022金賞を受賞した「ティラミス」は、口に入れた瞬間にとろけるような極上の美味しさ。!

「マスカルポーネ風ソイクリームチーズの濃厚な味わいと、リキュールとコーヒーの絶妙な組み合わせ! 隠し味の伊予柑ピールで、爽やかな風味も楽しめます。VEGAN AWARD金賞というのも納得の美味しさです」

アインソフ

取材後は、白井さんとのヴィーガントークがさらに盛り上がり、今回もまた、たくさんの学びを得たという知夏子さん。ヴィーガンな人、ヴィーガンに関心がある人だけでなく、食事をヘルシーにしたい人、人気のスイーツを楽しみたい人にもおすすめのこちらのお店。オンラインショップも充実しているので、ぜひ一度AIN SOPH. Journeyの幸せな味を体験してみて。


「AIN SOPH. Journey新宿」
東京都新宿区新宿3-8-9 新宿QビルB1階、1階、2階
050-3503-8688
https://www.ain-soph.jp/journey-shinjuku

太陽も海風も色になる、奄美大島の泥染め【現代美術家 山本愛子 / 植物と私が語るときvol.3】

染色を中心に自然素材や廃材を使い、ものの持つ土着性や記憶の在り処をテーマとした作品を制作する現代美術家、山本愛子さんの連載 。草木染の研究にいそしむ山本さんが、さまざまな土地を訪れ、そこで出合った植物についてつづっていきます。第3回目は奄美大島の泥染めをご紹介。


風土により培われる個性

先日、ずっと行ってみたかった奄美大島へ行ってきました。北方と南方を結ぶ交流の接点「海のシルクロード」とも呼ばれる奄美大島。大島紬、泥染めなどの染織でも有名です。今回の滞在では、染色工房「金井工芸」の金井さんに泥染めを教えていただきました。

金井工芸さんで泥染めをしている様子

はじめは「泥でどうやって染めるの?」というのが純粋な疑問でした。天然染色では、「藍染め」や「タマネギ染め」のように染料にする植物が染めの名称になります。しかし泥染めの場合は異なります。泥染めの泥は、染料を繊維に定着させる役割を果たしていて、繊維を染める染料は、車輪梅(シャリンバイ)という木から煮出した色素です。車輪梅にはタンニンが豊富で、泥の中の鉄分がタンニンと反応していくことで、深い色が布に定着していくそうです。

車輪梅(シャリンバイ)の染料。名前の由来は葉が枝先に車輪のように放射状に集まり、花が梅の花に似ていることから。

金井さんの「奄美は紫外線も強く海風が強いから、シャリンバイが自身を守るためにタンニンを豊富に生成している。奄美大島の風土で強く育ったシャリンバイだからこそ、泥染めにしたときに濃く染まる」というお話が印象的でした。風土と色彩の関係を、現地で日々感じ取っている金井さんの言葉は心に響きます。

シャリンバイのチップ。車輪梅の木を砕いてチップ状にして煮る。

煮出したばかりのシャリンバイの染料液。まろやかないい香り。

奄美大島を訪れ、私の肌も焼けました。海風が肌や髪に刺激を与え、ここに住んだら皮膚が強くなりそうだなと感じました(笑)。夜ご飯には地魚の美味しさが胃袋に染みました。植物も、私たち人間も、外の環境によって中身が培われていくのだなぁとひしひし感じます。「紫外線と海風が車輪梅のタンニンを増やしているんだ」と聞いたとき、目に見えないことでよく実感が湧かなかったけれど、染色によってそれが目に見える形になったときに、「あぁ、これが奄美の自然が生んだ色なんだな」と腑に落ちる瞬間があったのです。

染まったTシャツ。上半分が車輪梅のみで染めた色、下半分だけ泥に浸けて、泥染めにした色。

染色は私に旅をさせてくれます。作業をするために手を動かし、原料を見るために足を運び、さまざまな土地に向かわせる旅。そうして染まった色を見て、車輪梅、泥、紫外線、海風などの自然を感じる心の旅。
奄美大島にはこの秋にもう一度行き、さらに現地の染織と植物についてを深堀りしていくのでまたお付き合いよろしくお願いします!

今回の滞在先である放浪館からの奄美の風景。

 

感動の瞬間をどれだけキャッチできるか。それが人生の原動力【シンガーソングライターAK Akemi Kakiharaの衣食住遊学】

いつも元気で幸せそうなひとは、自分の周りに“楽しいこと”を育てる種をまいています。そんな魅力的な方にHummingなライフスタイルのトピックスを伺うシリーズ記事「わたしの衣食住遊学」。今回は、NYを拠点に世界デビューを果たし、多岐にわたり活躍するシンガーソングライターAK Akemi kakiharaさんに登場していただきました。


いつまでも新しい夢に向かって前に進みたい

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東京お台場で開催されたBody & Soulでの凱旋ライブの様子。

日本で作詞作曲家、アーティストとして成功を手にしながらも、新たな挑戦を求めてNYに移住。今、世界を視野にシンガーソングライターとして活躍するAKさん。この春にリリースされた新曲の「Beautiful You」もヒット中で、その透き通る歌声とオリジナリティ溢れるメロディが多くの人々を魅了しています。楽曲制作やレコーデイングと、多忙な日々を送るなかで、東日本大震災の追悼式展を主催したり、アフリカ難民の子供たちへのサポート活動を精力的に続けています。そんな彼女に、人々に癒しをもたらしながら、自身も日々を豊かにと心を砕く日常について伺いました。


「衣」

まとうことでもらえるエネルギーを楽しむ

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肌ざわりのいいレースで着心地がすごく良く、シルエットもお気に入りだという、セルフポートレートのドレス。繊細なレースやメッシュを使ったフェミニンなスタイルが得意なブランド。© Romi Uchikawa

服が大好きで、白やピンク、ナチュラルな色のものを着ることが多いです。年齢を重ねるほどに、一生のなかで自分が着こなせる服の数は限られていくのだと思うと、もっとおしゃれを楽しみたい、いろんな色やデザインにチャレンジしてみたいと思うようになりました。

服選びの際には、オーガニックコットンやリサイクル糸を使っているかなど品質や素材も必ずチェックしますが、まず第一に、試着したときの肌に触れた感じ、服の質感や着心地にこだわっています。何よりも、着たときに自分がどう感じるかを大切にしたいのです。

フッションには、80年代、90年と、年代によってその時々の流行りがあったと思いますが、今の時代はいろんなものがミックスされていて、今までだったらこれは選ばなかったなというようなアイテムにもトライしてみたいと思うようになりました。

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ブラウスは、NYを拠点に活躍中のデザイナーキャロライン・コスタス。遊び心のあるバルーンスリーブが目を引く。素材も気持ち良く、ほどよいストレッチの効いたパンツはラグ&ボーン。レコーディング中は長時間缶詰になるので、着心地の良さは必須。服はそのときに創っている音楽の雰囲気や歌詞に没入しやすいアイテムを自然に選んでいることが多いそう。

以前だったら、このデザイナーのこのデザインがカッコいい、おしゃれとかそういう目線だったのが、最近は、デザイナーの気持ちとか、その服が作られた背景に興味があります。デザイナーがどういう気持ちでこの服を作ったのかを、考えながら着るのも楽しい。

服も音楽も、ものを“つくる”という意味では過程は似てると思います。まっさらな白いキャンバスの上にアイデアを重ねて、思い描いているものを形にしていく。デザイナーが服を作っているときの背景を想像したり、作り上げたときの喜びやエネルギーが伝わってくると感動します。


「食」

料理を作ることは癒し、もてなすことは歓び

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友達を招いてディナーパーティーを催すこと、誰かのお祝いごとをホストしておもてなしすることが大好きです。テーブルセッティングはパーティーのコンセプトによって変わりますが、どんな構成にするのかを考えるのも楽しくて!

とにかく料理すること自体も大好き。仕事柄、曲の制作に没頭していることが多いので、その間は集中するし、緊張が続きます。どこかでブレイクを取りたいときに、料理することが最大の息抜きでもあり、癒しの時間。とにかく無心になれますね。

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アスパラガスのスープ。野菜を中心にできるだけ旬のものを使い、ヘルシーであることをベースにしているそう。

食べるものが体をつくっていると信じているし、美味しくてヘルシーなものを食べて健康になれるなら最高でしょ? せっかく自分の手で作るならば、できるだけヘルシーなものにしたいと心がけていて、オーガニック、ヴィーガン、グルテンフリーの素材を積極的に取り入れています。

材料は、基本的に野菜が中心で、どれだけフレッシュでナチュラルなものを自分の体に取り込めれるかを常に考えています。油はオリーブオイルがメイン。塩、砂糖はできるだけ避けて、水はたっぷり摂ります。

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パーティーのテーマに合わせてケーキのデザインもAKさんが考案。写真はマシュマロを使い、ウサギをデコレーション。中にはピーチコンポートのサプライズを。

友達や家族を私の料理でおもてなしするのは、至福の喜びです。「ひとと一緒に食事をすることはすごく大事なこと」と、とあるひとから言われたことがありましたが、本当にそうだなと実感しています。私の作った料理を食べて「美味しい」と言ってもらえることと、私の音楽を聴いて「癒されました」って言ってくれることは一緒。ひとを幸せな気分にできたら、私自身が幸せなのです。


「住」

五感に響く、自然からのインスピレーション

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ニューヨークから飛行機で45分、ナンタケット島というマサチューセッツ州の東海岸沖に小さな島があります。NYで生まれ育った夫(ダニー・クリビット)が、子供のころから夏を過ごしていた島で、ダニーのママであり、私の義理の母が移住したこともあり、今も時間ができると年に一、二度は必ず訪れています。古き良きアメリカという雰囲気で、自然あふれるのどかな島。

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ナンタケット島の代表的な家屋。木の温もりを感じられる造りで、配色は白、グレーなどナチュラル系。ノスタルジックな自然に溢れていて、美しい草木、花に囲まれている家が多い。写真の白い花は、AKさんが大好きなライム・ハイドレンジャー(ライム色の紫陽花)。

私は『Summer of 42』(邦題『おもいでの夏』)という映画の世界観が大好きで、ナンタケット島はそのロケーションと似ているんです。映画の舞台はニューイングランドの島なのですが、ナンタケットも“南のニューイングランド”と言われているんですよ。美しい水と砂浜、そして、メインの街並みは石畳でとてもノスタルジック。薬局やジューススタンドも、どこか懐かしい風情です。そんな、自然とノスタルジックが融合した世界観は、私の故郷を思い出させて、どこか懐かしく、切なくもあるのです。

私が生まれたのは、広島県福山市の駅家町というところで、家の周りには自然がいっぱい。山と川、そして緑に囲まれて育ったので、ナンタケットにいると子供時代の思い出がよみがえります。自然と親しんで育った私には、花の香り、海の香り、自然の音や風、太陽の光ーーがとても必要だと感じています。

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NYブルックリン、ウイリアムズバーグにある自宅の窓からの眺め。目の前にはイーストリバーが広がっています。

小さいころには、れんげを摘んで首飾りを作るとか、干し草を積んでベッドでにしたり・・・そういうときの匂いや感触は、私の五感に大きく影響していて、記憶に刻まれています。自然が私の心に与えてくれるインスピレーションはとても大きいのです。NYにいても、無意識に空を見上げたり、自宅の窓から目の前に広がるイーストリバーの景色を飽きることなく眺めたり、川の流れや光や風を感じて生活しています。


「遊」

音楽は私にとっての心の遊び場

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ブルックリンのウイリアムズバーグにて。撮影の合間に、置かれていたストリートピアノを見つけて弾き始めるAKさん。 ©Romi Uchikawa

映画音楽やジャズが好きな父の影響で、家には音楽が溢れていました。5歳からエレクトーンを習って、『シェルブールの雨傘』や『男と女』などの映画音楽を弾いて、ちょっとおませな子供でした。私が8歳のときに、クロスオーバーと呼ばれたエウミール・デオダートの『プレリュード』を父が買ってきて、そのアルバムを聴いたことが私の運命を変えました。深く心を打たれて、“私もこんな曲を創りたい!”と思い、8歳からエレクトーンで曲を創り始めました。創った曲はボサノバ。デオダートにそっくりな曲でした(笑)。

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NYにあるマスタリングスタジオ「Sterling Sound (スターリングサウンド)」でレコーディングの最終プロセス、マスタリング中の一枚。

そのころはまだ、将来音楽が仕事になるなんて思ってもいなくて、ただ“こんな曲を創りたい”という気持ちで心の赴くままに創っていました。詩は10歳くらいから書いていて、中学3年の時には“将来はシンガーソングライターになりたい”と決意。高校の学祭などでパフォーマンスもするようになり、日芸(日本大学芸術学部)の大学3年、21歳でデビュー、それまで書き留めていた曲でデビューアルバムをつくりました。

私には、音楽を創ること = 仕事という感覚はあまりなかったですね。音楽は好きだし、曲を創ること自体も好きで、気が付いたらそれが自然に仕事になっていました。音楽って「自分が楽しめないと人にも楽しんでもらえない」と思っているので、まずは自分が心から大好きと思えて、楽しめることが大事だと思っています。

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写真奥は、夫でDJのダニー・クリビットさん。

「楽しい」「切ない」「うれしい」「悲しい」「幸せ」ーーそういうすべての感情を音楽で表現できる。そして、その音楽を奏でてるとき、聴いてるとき、その感情に浸れるのです。

例えば、ダンスミュージックを聴いてると自然に踊りたくなるし、ロマンチックな曲を聴いてると恋心をくすぐられて、誰かに恋をしたくなるかもしれない。音楽には心を豊かにしてくれる魔法がいっぱい。心のビタミン剤でもあり、エモーションの宝庫であり、音楽は私にとって「心の遊び場」のようなもの。そして、曲を創るためのレコーディングスタジオは、フィジカルな遊び場という感じかな。


「学」

子供たちから気付かされる夢と可能性の大切さ

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アフリカ、ガーナのボナイリ村にあるMY DREAM.org(mydreambridgethegap.webs.com)代表 原ゆかりさんが作ったMY DREAMスクールの子供たちと一緒にコンサートをするAKさん。

東日本大震災がきっかけで、それ以降、被災地を何度も訪問してボランティアとして現地に出向いてコンサートを行いました。そこで、子供たちとの触れ合いを続けるなか、もっと彼らを支援したいという気持ちが芽生えて、2013年に「I FOR DREAM」というプロジェクトを立ち上げました。それが、私の「世界中の子供たちの夢とモチベーションを育てる支援」の始まりでした。

そんな折に、子供支援への情熱を分かち合い、DREAMという共通のテーマでアフリカの子供支援をしている元外交官の原ゆかりさんと出会いました。そしてアフリカの子供たちのために曲を創る機会をいただいたのです。

世界の子供たちの未来が、家族、友達、愛、そして、感動の瞬間であふれ、夢が叶うことを願って、「夢は叶う」というメッセージを込めた『MY DREAM』という曲を完成させました。そしてこの歌を通して、世界の子供たちをつなぐ「MY DREAMソングプロジェクト」を展開しました。

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アフリカのボナイリを訪問したとき、無垢で純粋な子供たちがとても生き生きとしていて、喜びと幸せが溢れていることを感じました。誰かと自分を比べることもなく、困難な状況や過酷な環境であっても、そこにあるもの、自分の周りにあるものを素晴らしいと思える気持ちで満たされている。どんな場所からも、アイデアと情熱と実行力があれば、何かを生み出すことができる。物事は、捉え方一つであり、夢や願いごとは叶えることができるのだと気付かされました。

有名な例え話ですが、コップの水をこぼしてしまったときに、残った半分の水を見て「半分しかない」と思うか、「半分も残っている」と思うか。私はできるだけ「半分もある」っていう気持ちでいたいというのが根底にあります。人生はその人の感じ方や捉え方次第で、幸せだと感じるか否かも、そのひとの心の判断次第。何事もポジティブに捉えていきたいと思います。

ボナイリの子供たちにとって、夢や可能性を持つことが、希望の原動力になっているのを見て、いつまでも夢に向かって前に進み続けるということを彼らからも学びました。そして、諦めずに前に向かって進んでいくことで、幾つになっても学びを得ることができるのだと思っています。

ak

被災地でもあった福島県相馬市、みなと保育園の園児たちと。”夢はきっと叶う”というメッセージを込めた『My Dream』という曲を創り、コンサートを開催。

私の人生で大切にしているものは、家族、友達、愛、そして感動の瞬間をどれだけキャッチできるか。大切なひとたちと分かち合う貴重な体験や時間を幸せだと感じることができるのも、自分の心がそれを幸せだと感じるチカラがあってこそ。感動をキャッチできるかどうかは、自身の感受性次第ですから。自分自身や心の在り方をどのように保ち、成長させるか。私にとってそれは一生の学びです。



音楽の才能を最大限に活かして、ひとを癒し、ひとを癒すことで自身が癒され、喜びを見出しているAKさん。その姿が、衣食住遊学のすべてを大切に、“感動すること”に積極的であることが、日々の充実と幸せにつながることを伝えてくれます。あらゆる感情を表現できる音楽で、彼女が世界に向けて語り掛けるメッセージにも注目していきましょう。

農でマインドフルになる【イケてる八百屋「イケベジ」の農日誌 vol.2 】

新潟県・佐渡島と兵庫県・淡路島を中心に自然栽培農家を営む「イケベジ」。今回はイケベジ発起人の一人、いもたろうさんが畑を営むことで体験したこと、学んだことをお届けします。


畑はわたしに還る場所

僕にとって畑は自分に還れる大切な機会を与えくれる場所だな~と感じます。なんせ畑はそこで生きるすべてのいのちがありのまま。例えば、人参の種はかぼちゃにはならないでしょうし、ジャガイモの種からは大根にはなりません。人参は“にんじん”らしく。ジャガイモは”じゃがいも”らしく、畑で生きるたくさんの命と共生しながら育まれています。そこに人が関わらせていただくことでそれぞれのお野菜が持つ本来の姿が引き出され、非常にエネルギッシュで豊かな味わいになります。

僕は人も同じように考えていくと、本当に多くのご縁を自然や人、社会からいただきながらわたしと世界が育み合ってきたからこそ、“今”この瞬間のわたしが在るのではないかと思います。自身だけでは育めないことに気がつくと目には見えないけれども、確かにあるつながりや巡りに自然と感謝の気持ちが湧いてくるんです。自然界はそれぞれ違う個性を持った生物たちが、ありのままで生命活動していて、互いを助け合い高め合いながら生きています。そんな豊かな循環のリズムのなかでずっと地球を育んでくれたおかげで今のわたしたちがあります。


人間のお仕事は“手入れ”

自分の畑というよりもお邪魔しているような感覚が強いんです。ただ、「置かれた場所で咲きなさい」という言葉があるように、本来植物は種が芽吹いてから種になるまでの一生をその場で過ごしますが、より良い環境を植物自体が選択したり“手入れ”することはできません。僕らが栽培活動を通して、やらせていただくことは生産物のみならず、その場で生きるすべてのいのちが“より”心地良く生きるために環境を整えること=手入れなのではないかと思います。例えば最初の畑の状態を観察しながら、微生物がより活性化しやすくするために籾殻を土の中に混ぜたり、耕すタイミングを慎重に見極めたりします。

そのなかでも苗を植える作業は植物にとって、最初で最後のお引越しで非常に繊細な行程の一つです。苗トレーからフォークを使いながら大切に一株ずつ取り出していきます。そして畝に等間隔で苗に合う大きさ、深さの穴をあけ、新たな根が地中に拡がるように少し苗をほぐしてから畑の土と馴染むように植えていきます。


土に触れる、いのちを育む

僕は土に触れる、いのちを育むことで循環の一部を担い、食を本来ある豊かなものへと還すことができると思います。それは同時にわたし自身に還るということにもつながってきます。まずは身近で出来るところから! いきなり畑を営まなくても、プランターでお気に入りのお野菜を育ててみるところから始められても良いと思います。都会にお住まいでお忙しい方は季節ごとにご縁のある農家さんのところへ足を運び、生きた土に触れる体験をすることもとっても素敵です。もちろん淡路島や佐渡島にあるイケベジも大歓迎です!  農や食を通じて心も体も豊かな暮らしを育んでいきましょう!


Profile
いもたろう
イケベジ発起人、育み人。淡路島で「農」を通じて多くの「いのち」に触れる体験から、人も同じようにありのままで生きていくことで豊かになれると思うようになる。2021年春、友人とともに人も自然も共に育む場「イケベジ」をスタート。大学での講演活動や「命の繋がり・巡り」をテーマにした「育ベジRetreat」などありのままで生きる世界を広める活動を続けている。実は料理好きで、マクロビを取り入れた「いも飯」はイケベジの人気コンテンツ。
https://ikevege.com/

森カンナ「なぜ年齢に縛られているのだろう」【連載 / ごきげんなさい vol.10】

俳優 森カンナさんが日々の生活のなかで見つけたこと、感じた想いを綴る連載エッセイ「ごきげんなさい」。自分を“ごきげん”にするためのヒントを探しましょう


森カンナ

「歳の数」

あるときふと自分の名前がネットニュースに上がっているのを見つけた。
森カンナ(34)が〇〇〇〇(30)と〇〇〇〇(45)にどうたらこうたらみたいな感じで名前の隣に丁寧に年齢をご紹介してくれていた。

思えば、日本のメディアはほとんど、人の名前と一緒に年齢が表記される。海外では考えられないことだろう。

一体なぜ日本人はこんなにも年齢に縛られているのだろう。

確かに、日本語にはものすごく細かい敬語がある。
この人には敬語を使うべきなのかタメ語でいいのか。という精査をしなければならないのも分かる。だがそれと、この日本人の何ともいえない、年齢に囚われている感は別だと思う。


この話をアメリカ人の友人に話してみた。
友人もずっと不思議に思っていたらしい。「日本人は気付いてないと思うけど、とにかく年齢の話が好きだよね〜」と・・・。

確かに、アラサー、アラフォー、アラフィフ、美魔女、イケオジ、結婚適齢期。みたいな年齢にまつわる不思議な言葉もたくさんある。

ドラマや映画でも、35歳崖っぷちヒロイン!運命の相手が現れるのか!?-ーみたいなのもよ〜く目にする。いや、まったくもって崖っぷちではないだろ・・・と思いながら、日本のこのロリコン文化にうんざりしたりする。


年齢を重ねることで人は成長するし、経験も積める。幅も視野も広がる。なのに何故、生きた年の数字が増えていくだけのことを、こんなにもネガティブに受け止めている人が多いのか。

私はそんなことを気にするよりも、年齢を重ねるにつれて滲み出てくる人相を気にした方がよっぽどいいと思う。
政治家の方でも政治家になりたてのころと現在の人相の違いに驚くことがある。

年齢を重ねるたびに、心のなか、魂がどんどん目や口の外側にあらわれ出す。どんなに取り繕ろっても、いろんな手段で顔年齢を巻き戻そうとしても、滲み出ているので嘘はつけなくなると思っている。

自分自身でもパッと鏡に映った顔を見ると、おっ良い顔をしてるじゃん!ってときと、何というひどい顔をしていたんだ!とびっくりするときがある。

何歳からおばさんかしら?なんて考えるより、毎日気持ちよく、“良い顔で生きるには”を考えて、年齢を重ねていきたいものだ。

それではごきげんなさい(^_^)


kanna

私の友人の菊乃、堺小春姉妹の母の岡田美里ちゃん! いつもキラッキラな笑顔で出迎えてくれる。こんなふうに歳を重ねていきたいと、会う度に思う。本当に素敵な人だ。


Profile
森カンナ(もりかんな)
俳優。富山県出身。映画やドラマなど数々の作品に出演。2021年には、自身初舞台となった蓬莱竜太演出『昼下がりの思春期たちは漂う狼のようだ』で、600人のなかからオーディションによって選ばれ、観客を魅了した。2022年は、フジテレビ4月期月9ドラマ『元彼の遺言状』1話・2話にゲスト出演、フジテレビ2週連続ドラマ『ブラック/クロウズ~roppongi underground~』にレギュラー出演。そして、先日スタートした7月期カンテレ月10ドラマ『魔法のリノベ』にも1話ゲスト出演した。
https://kannamori.com/
Instagram @kanna_mori

どのように人生を送りたいのか、考えてみたくなる【小泉里子 / 未来に続くBOOKリスト vol.10】

あなたの本棚には、これからの人生で何度も読み返したい本が何冊ありますか? モデル 小泉里子さんの連載エッセイ「未来に続くBOOKリスト」。読書好きの里子さんが、出合ってきた本のなかから“ずっと本棚に置いておきたい本”をセレクトしてご紹介します。


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『金持ち父さん 貧乏父さん アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学』

ジャンル=人生論・教訓 ロバート・キヨサキ、シャロン・レクター 著 白根美保子 訳/筑摩書房


今までご紹介してきた本とはまったく路線が違いますが、世界的に大ヒットした一冊。すでに読んだという方は何となく男性読者の方が多いかなと思いますが、今月はこの本を紹介します。

主人から薦められたときに、タイトルを耳にして「金持ち倒産、貧乏倒産」だと思い込んでしまって、何度聞いてもそのフレーズが頭をよぎ ってしまうのですが(笑)。著者のロバート・キヨサキさんは、“勉強をして良い大学に入り、良い会社に就職することが金持ちになる道だ”と実の父から教えられてそう思っていたけれど、友人の父親から“実はそれは貧乏への道なんだ”ということを知らされます。

この本でいう「貧乏父さん」とは、自営業や会社員。そのなかには会社経営者や医者なども含まれます。一見お金持ちそうなのにと思いますが、実はそうではないということ。働いているうちはお金が稼げるけれど、仕事時間に追われて自分の時間がなく、常に頭も体も動いていて、そして働かなくなったら稼ぐことが出来なくなる。
対して「金持ち父さん」は、いかにして働かずにお金を稼ぐか。何とも夢見たいなお話ですが、これを実現するために勉強し、そのためにお金を使うのだということ、自分が働くのではなく、お金に働いてもらうのだと。


私が学生のとき、お金について勉強をするだなんて考えもしなかったけれど、近年では学校のカリキュラムとして取り入れられつつあります。学生のときからお金についての知識を学ぶことができれば、これからの未来、みんなの働き方が変わってくるかなと思います。もし私の時代にもそんな授業があったら、今とは違う、何かもう一つの選択があったのかもしれないなと思うのです。

そして、モデルという職業は完全に「貧乏父さん」に属します。仕事のオファーがあればその分だけお金も稼げますが、仕事がなかったらそれまでです。何の契約もなく、毎月の収入も変わる。この本を読めば読むほど、なんて不安定な職業なんだということを思い知らされます(笑)。現に子育て中の今は、仕事をしていないので、収入はゼロです。

若いときにこの本を読み、学んでいれば、こんなときのために何か蓄えられたんじゃないかな・・・と思うのですが、でも遅ればせながらこんな状況の今、私なりのお金の勉強はできているなと思います。とはいえ今までに後悔はなく、これからもきっと私の選択は、お金よりも“好きなこと”を優先して選んでいくのだと思います。


男性と女性ではお金への考え方が少し異なる部分があるのかなと思っていて、この本を読んで、男性の考え方を少し理解できた気もします。そして、全く違う2種類の父さん像は、これからも変わることなく存在し続けるのではと思います。

私の父もまた自営業で、ここでいう「貧乏父さん」に属します。常に仕事をしてきた父。家族を養うために働き、頑張ってきました。今も現役でやっておりますが、その姿は頼もしくかっこいいです。なかなか家族旅行にも思うように行けなかったりもしたけれど、家で楽しむ術は存分に教わりました。父が忙しいときはみんなで手伝い、それもまた社会勉強になっていたと思います。貧乏父さんだからと言って、決して心が貧乏なわけではありません。


この本でもそんなことをいっているのではなく、単にお金の動きを分かりやすく解説してくれています。自分がどちらに属するのか、これから先の未来、どのように人生を送りたいのかを考えてみたくなる本です。
私の父のように職人肌な父さんも素敵だと思うし、また最先端の情報を常に更新しながお金と向き合っていく父さんも素敵だと思います。

余談ですが、今住んでいるドバイでは、圧倒的に「金持ち父さん」が多く占めているようです。なぜなら、暇そうにしているリッチな人が多いから(笑)。


『金持ち父さん 貧乏父さん アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学』(かねもちとうさん びんぼうとうさん あめりかのかねもちがおしえてくれるおかねのてつがく)

日本で累計410万部、全世界では累計4,000万部を突破(版元ホームページより)している「金持ち父さん」シリーズの1冊目として、日本では2000年に刊行されたベストセラー本。教えの書と実践の書から成り、読者のお金感を変える、わかりやすいアドバイスに満ちた内容。2013年に改訂版が出され、現在も売れ続けているロングセラー。


小泉里子


Profile
小泉里子(こいずみさとこ)
15 歳でモデルデビュー。数々のファッション誌で表紙モデルを務め、絶大な人気を誇り、広告やテレビ番組でも活躍。着こなすファッションはもちろん、ナチュラルでポジティブな生き方が同世代の熱い支持を得ている。2021年2月には第1子となる男児を出産し、同5月より生活の拠点をドバイに移す。ドバイでの生活や子育てにもさらに注目が集まっている。仕事、プライベート、ドバイでの生活を綴った著書『トップモデルと呼ばれたその後に』(小学館)も好評。
http://tencarat-plume.jp/
Instagram @satokokoizum1

ぽっかり空いた時間と心の隙間【山口乃々華 / コトノハ日和 vol.06】

言葉があるから伝えられること、伝わること。そこから広がっていく思考、癒し、つながり、希望、愛情・・・深くて力強いもの。女優 山口乃々華が、心に舞い落ちてきた“コトノハ(言葉)”を拾い集めて、じっくりと見つめ、ゆっくりと味わい、思いのままに綴っていく連載。さあ、一緒に元気になりましょう。


誠実と正直は違う

nonoka

7月、夏真っ只中。アツい夏になるぞ〜と意気込んでいましたが、出演する予定の舞台が新型コロナウイルスの影響により全公演中止となりました。カンパニー全員で力を合わせてきたものが、お客様に届けられず、完成されない歯痒さ、悔しさが私のなかにこもっていた熱をさーっと冷ました。こればかりは仕方ない、仕方ないのだけれど。


こういった経験は、あまりしたくないなと思った。このコロナ禍でたくさんの人が同じような、それよりもっと大変な、生活に支障をきたすほどの問題を抱えて、やるせない気持ちになっていただろう。
こんなことに“慣れる”なんて、あまりに辛いけれど、強くならねばやっていけなかった人もたくさんいるだろう。すでに”あるある”と化したこの状況、乗り越えていくしかない。


そう思っていた矢先、今回共演していた先輩から、メッセージが届いた。
「残念なことになったね。でも大丈夫よ、きっとまたみんなで作品を作れるはず!」と本当はもっと長文だったけれど、こんな雰囲気の優しい言葉をいただいた。

この作品には関わりのない人からもいろんな言葉をかけてもらって、とても励まされた。
”同じ気持ちだよ”が本当に同じだと感じるときと、例え違っていても、元気をくれようと私の心に寄り添ってくれたときがあるけれど、どちらも温かいなぁと思う。みんな優しい。


私は、ぽっかり空いた時間をどうにか埋めようと部屋を見渡した。まだ読んでいない本がたくさんあった。うちの本棚は、いただいた本と私の好きな作家さんの本といろいろごちゃ混ぜになっていた。そんななかから気になったものを手に取って、パラパラとめくってみた。


『降伏の記憶』植本一子さん。
この本、とっても分厚い。なんだか気になる。そう思った私は本格的に読んでみることにした。

淡々と、本当に正直なままの言葉が並んでいて、日記のように綴られた一冊だった。そんな文章を読んでいると、体温まで伝わってくるようで、人間の体温ってだいたいみんな一緒なんだなぁと安心する。見えないところがそんなに違わないのなら、人を冷たいと感じたり、温かいと感じたりする、心の感覚だってそんなに違いはないのかもしれないと思う。わかりあうことは難しくても、同じように思う、ということが私は一人じゃないんだ、と感じさせてくれた。


それにしても、私は、今生きているこの世界をこれほど正直に捉えられるだろうか。生きやすいように、装飾してばかりな気がしてきた。

人間関係においては、なるべく人を嫌いにならないように、という気持ちが働く。少し嫌だなと思っても、あまり気にしたくない。誰かをものすごく嫌いになると、私の世界が暗くなり、どんどん性格が悪くなっていく気がする。しかし、一番の理由は、どうしようもなく自分が傷つきたくないだけなのかもしれない。


この日記には、物事や人への下心も、隠すことなく書かれているように感じた。私は、下心をなるべく隠したいと思ってしまう。心の奥底で思っていることがバレバレなのは、恥ずかしい。それに、なんだか欲望っていけないもののように感じてしまう。

最初はそんなふうに捉えていた”下心”だけれど、段々と決して悪いものではないと思った。だからこそたどり着ける真実があったり、自分の心に一番近い声だったりするよなぁと思った。素直な気持ちを伝えられる間柄の人が多くなれば、もっと世の中に許されたように感じるのではないだろうか。その世界はきっと居心地がいいだろう。

しかし、この本のなかに“誠実と正直は違うと思っている”という言葉もあって、間違えてはいけないなと思った。
自分勝手な意見ばかりを伝えては、相手への思いやりを忘れてしまうだろう。私は傷つきたくないし、傷つけたくもない。相手と対話するとき、私自身が誠実であれば、正直な心だって棘にはならないだろう。


降伏の記憶ー-誰かを求め、自分のなかを答え合わせしていく植本さんの日々に私も重なるものがあった。

自分の生活とは違う、他人のリアルな日々。それを読むことは、たとえ筆者と会話することができたとしても、それよりも近く、深く、肌感覚的なものまで感じられる気がする。不思議。
そして、“本のなかの他者の生活”に私の心を一瞬でも置けることが、ポカンと空いた心の隙間を埋め、救いになったりする。

居心地の良い世界が、読んでいる時間にはあった。
ただ読んでいるだけの私だけれど、受け止めてもらえたような気持ちになった。


nonoka


Profile
山口乃々華(やまぐちののか)
2014年からE-girls主演のオムニバスドラマ「恋文日和」第7話にて主演を務め女優業をスタート。映画『イタズラなKiss THE MOVIE』シリーズ、ドラマ・映画『HiGH & LOW』シリーズほか、2020年には『私がモテてどうすんだ』のヒロイン役など、数々の作品に出演。 2020年末までE-girlsとしての活動を経て、2021年より女優業として本格的に活動を開始。2021年3月、初のミュージカル『INTERVIEW~お願い、誰か助けて~』、同8月にはミュージカル『ジェイミー』、2022年3~4月はミュージカル『あなたの初恋探します』でヒロインを演じた。ドラマは現在「ビッ友×戦士 キラメキパワーズ」(テレビ東京系)に出演中。書籍『ののペディア 心の記憶』(幻冬舎文庫)も好評で、文章を書くことも好き。2022年10月にはconSept Musical Drama #7『SERI〜ひとつのいのち』でミュージカル初主演を務める。
https://www.ldh.co.jp/management/yamaguchi_n
Instagram  @yamaguchi_nonoka_official

藍で染める《 Waiting for Others − 青の環 》が生まれるまで 【現代美術家 山本愛子 / 植物と私が語るときvol.2】

染色を中心に自然素材や廃材を使い、ものの持つ土着性や記憶の在り処をテーマとした作品を制作する現代美術家、山本愛子さんの連載がスタート!  草木染の研究にいそしむ山本さんが、さまざまな土地を訪れ、そこで出合った植物についてつづっていきます。第2回目は北海道美瑛町よりお届けします。


北海道から藍の魅力を発信!

前回のコラムでは、私のお庭で育てている「藍」のお話でした。その藍がはるばる旅をして新たな文化を育みはじめています。

2022年7月7日、明治40年から続く染物屋の水野染工場が手掛ける、北海道美瑛町に「藍染結の杜(あいぞめゆいのもり)」という藍の魅力を発信する文化複合施設がオープンしました。この施設では、藍染め体験にはじまり、美瑛で栽培した藍の葉を使ったお茶やクッキーなどを楽しめます。プレオープンには地域の方々や関係者、約150人が来館し賑わいました。

〈写真左上から時計回り〉藍染結の杜外観、藍クッキー付き美瑛牛乳ソフト、藍染した布、藍とドライフルーツのスコーン

この藍染結の杜で栽培されている藍の元の種が、私のお庭の藍なのです。小さな庭から生まれた藍が、美瑛町の広大な畑で育まれている様子をみて、とても感動しました。気候的に本州でしか育たないのではと勝手に思っていましたが、北海道の気候でも元気に育っていました。

美瑛で育つ藍畑

そもそも何故、私の藍をお譲りする経緯になったかというと・・・水野染工場の東京店舗で、藝大生時代にアルバイトをしていたのがきっかけなのです。その後私はアルバイトを卒業して中国杭州に行くのですが、帰国してしばらく経った頃に「藍染結の杜」の構想段階でお声がけいただきました。それが丸2年前です。現在は、施設全体のコンセプト作りの協働、アート作品の提案・制作・設置、藍の教科書の監修をさせていただくなど、より専門的な立場で関わっています。アーティストとしての立場を尊重されたうえで、企業と協働させていただけることは私にとって大変ありがたく貴重なことです。きっと私だけではなく、現代のアーティストにとっての大切な一つの事例なのだろうと思いながら、この仕事に携わっています。

私が手掛けたコンセプトボード

オープンと同時に、施設内の丘に設置した作品《 Waiting for Others − 青の環 》をご紹介します。施設の裏には、絶景が一望できる丘があるのですが、その魅力はなかなか気付かれず、上まで登る人が少ないことが課題でした。そこで丘にのぼるきっかけを作りたいと社長からご相談をいただき、丘のてっぺんに「座れる作品」を作りたいです!と提案をして生まれた作品です。

《 Waiting for Others − 青の環 》完成。丘の風景と作品

丘の斜面に合わせて段上に設置した、循環を表す円形の椅子。座面の木材は藍染めです。パーツごとに取り外せるように設計し、パーツの一つひとつを美瑛町内の方々と一緒に藍染めしました。そして50名以上の方と一緒に染めた共同作品が、美瑛の丘に生まれました。タイトルの《 Waiting for Others − 青の環 》は、この椅子に座り、他者(自然)を待つ場所になってほしいという願いを込めて名付けられました。

椅子の木材を美瑛の人たちと染める様子

染めた木材を設置する様子

藍を栽培し、染めて、食べて、飲んで。座って景色を眺め、自然との出合いを待つ。
藍を全身で味わえるこの場所が、これから多くの人に愛される場所になることを願っています。

美しく染まった木目


藍染結の杜
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話題のCBDをヴィーガンカフェで!心も体も上向きに【渡辺知夏子のエシカルスポットNavi. vol.09】

普段の何気ない暮らしのなかで、サステナブルなアクションが出来たら素敵だと思いませんか? エシカルなライフスタイルを提案しているレストランやショップを、自身もウェルビーイングな生活を心掛けているというモデル渡辺知夏子さんがナビゲート。今回は、食べるマインドフルネスとして注目されているCBDを取り扱ったヴィーガンカフェ『HEMP CAFE TOKYO(ヘンプ カフェ トウキョウ)』をご紹介します。


HEMP CAFE TOKYO

HEMP CAFE TOKYO

今、世界中で注目を集めている「CBD」をご存知ですか? CBDとはカンナビジオールの略称で、大麻草に含まれる成分の1つ。大麻草と聞くとドラッグをイメージする人が多いと思いますが、それは大麻草に含まれる別の成分です。

CBDには心身の不調改善やホルモンバランスの調整をする働きがあるとされ、近年では医療の分野など、さまざまなシーンで使用され始めています。もちろん、日本でも合法的に使用することが可能。このCBDにいち早く着目したのが、恵比寿にある『HEMP CAFE TOKYO』です。

HEMP CAFE TOKYO

店内は白を基調にポップなインテリアをアクセントにしたカジュアルな雰囲気。

「CBDの摂取方法はいくつかありますが、ここではヘンプシードやCBDオイルを使って食品から摂り入れてもらうようにしています。また、提供するメニューはすべてヴィーガン。健康に気を配っている方からイスラム教徒の方、そして美容に関心の高い方もよく来店されます」と語るのは、オーナーの宮内達也さん。前職は消防士という、異色のキャリアの持ち主です。

HEMP CAFE TOKYO

HEMP CAFE TOKYOオーナー 宮内達也さん。物腰柔らな雰囲気と気さくな人柄で、スタッフからの信頼も厚い。

「昔から食べることが大好きで、実は中学生までは肥満気味でした。高校では運動部に所属したことでだいぶ体を絞ることができ、さらに就職後は消防士という職業柄かなり筋肉質な体型に。それでも食べることへの探究心は衰えることがなく、暇を見つけては料理を作る毎日だした。

最初は自己流でレパートリーを増やしていたのですが、それだけでは飽き足らず、休日にはフレンチのお店で料理人としてアルバイトをするまでに(笑)」

HEMP CAFE TOKYO

CBDやヴィーガンについてより深く知ってもらうために、クラウドファンディングを利用して制作された書籍。オリジナルレシピをたくさん掲載。

しばらくは二足のわらじ生活を続けていたものの、自分の店を持ちたいという願望が抑えきれず、消防士を退職。翌年にはお店をオープン。そして、CBD&ヴィーガンの専門店と決めていたことには、大きな理由がありました。

HEMP CAFE TOKYO

つい長居してしまいそう、居心地のよいソファ席。

「消防士を辞めてからは筋肉が落ちてしまい、リバウンドしてしまったのです。そのときに巡り合ったのが、ローフードシェフの加藤馨一氏。そこでCBDの存在を知るようになりました。

健康というのは肉体だけでなく、精神面も整っていなければ意味がないので、その両方を一緒に口にすることができるのはコレしかない!と思いました」

HEMP CAFE TOKYO

店内に置かれているアルコールはすべてオーガニック。オリジナルビールも販売されています。

オープン当初はCBDの認知度が低かったこともあり、主原料のヘンプを店名に掲げることに。そのため、大麻を扱っているお店と勘違いされ、ちょっとしたトラブルに見舞われたことも今では笑い話に。

そんな宮本さんの思い入れたっぷりのお店で提供される食事は、さすがフランス料理仕込みだけあって、どのメニューもおしゃれなうえに味も格別!

HEMP CAFE TOKYO

店内の壁に描かれているグラフィックは、新世代アーティストとしてラルフローレンやディーゼルの店内アートなどを手がけるCOIN PARKING DELIVERYの作品。彼もこのお店の常連。

「見た目へのこだわりはもちろん、食材にもしっかりとこだわって作っています。おかげさまで料理のファンも段々と増えてきて、アスリートの方も多く集まるように。最近ではエシカルな意識の高い方々にも、足を運んでいただけるようになりました。

いつ来てくださっても飽きることのないよう、これからも新メニュー作りに精進するつもりです。この店を訪れた方に楽しい食体験をしてもらうーーということは、オープン当初から変わらない目標です」


美の賢人の間で話題のCBDを初体験!

HEMP CAFE TOKYO

自他ともに認める健康マニアの千夏子さん。もちろんCBDの存在は知りつつも、まだ口にしたことはなかったのだそう。

「CBDは原液をスポイトで数滴口にするのが主流だと思うのですが、苦くて不味いイメージが強くて。『良薬口に苦し』とは言うものの、継続するのは難しいなと思ってしました。でも、料理やドリンクで摂り入れられるなら楽しめそう!」

HEMP CAFE TOKYO

心を躍らせて扉を開けると、目の前にはリラックス感あふれる明るい空間が広がっています。おしゃれなインテリアに加え、スタッフの皆さんがとても気さくな印象。

さらにいろいろなCBDアイテムがディスプレイされていて、定番のオイルは数種類が並んでいます。初心者でも口にしやすいグミも販売中。他にも店舗オリジナルのTシャツやグッズが。

HEMP CAFE TOKYO

ヘンプとオーガニックコットンを使用したオリジナルTシャツは、何回洗濯しても全然ヘタらないと、隠れたヒット商品とのこと。手軽にヴィーガン料理が食べられる、レトルト食品もあります。

HEMP CAFE TOKYO

こちらのコーナーも、全てCBD関連の商品。「オイル、グミやキャンディなど品揃えが豊富。スタッフの方全員がCBDに詳しくて、オイルも試飲することができるので失敗することもなさそう」と知夏子さんは気になるアイテムをいくつも見つけた様子でした。


ゆったりと寛げるのが人気のソファ席を案内されると、早速気になる食事をいただくことに。

HEMP CAFE TOKYO

ジャンルは無国籍料理なのだそう。どれも美味しそうで、迷いながら吟味するのも楽しい時間。

いろいろ悩んだ末、最初にオーダーしたのは、ランチタイムで一番人気という石焼ビビンバ。

HEMP CAFE TOKYO

「ヴィーガンのビビンバなんて聞いたことがなかったので、これは絶対にオーダーしようと決めました。カラフルな見た目で香りも良く、しかも食べるとコクと深みを感じます。これでお肉を一切使っていないとか、あり得ないです!(笑)」

HEMP CAFE TOKYO

焙煎玄米ライスの上に特製ミート、自家製キムチ、人参ナムル、チーズをふんだんに乗せ、オリジナルマヨネーズで味付け。石焼韓国風ビビンバ ¥1,680

期待していた以上の味に驚いた千夏子さん。次は、メキシカンフードを数種類オーダーし、パーティー気分を味わうことに!

HEMP CAFE TOKYO

「どれもシェアしやすいボリューム感で、お酒のおつまみにもピッタリ! 普段はあまりアルコールを飲みませんが、こちらのお料理に合わせてつい飲みたくなってしまいますね」

HEMP CAFE TOKYO

 

早速、オリジナルのCBD恵比寿ビールを片手に乾杯!  CBDが25mg含まれた名物ビールなのだとか。爽やかな見た目どおり、フルーツのような味わいとスッキリとした喉越しに大満足。

こちらのビールにも、すべてのドリンクにCBDドロップを+¥300で追加オーダーすることが可能です。

HEMP CAFE TOKYO

 

「宮本さんイチオシのタコス。自家製のチリコンカンの甘辛さとさっぱりとしたライム果汁の相性がバッチリですね! これを目当てにお店に通う人がいるというのも頷けます」

HEMP CAFE TOKYO

「ブリトーの美味しさも、ぜひ体感してほしい。アボカドたっぷりのサワークリームをモチモチの生地にディップ。見た目以上に、食べ応えも抜群です」と知夏子さん絶賛の一品。

HEMP CAFE TOKYO

〈右上から時計回りに〉CBD恵比寿ビール ¥1,200、焼肉エスニック春巻き ¥1,280円、ハラミとアボカドと自家製サルサのタコス ¥500(注文は2ピースから)、メキシカンブリトー ¥1,680


美味しい食事とお酒を堪能したら、やっぱり最後はスイーツを!
選んだのは、味にコクを出すため、なんと醤油麹を使っているという名物のチョコレートケーキ。カカオニブをふんだんに使用しているのも特徴なのだとか。

「アーモンドクランチのような食感とメープルシロップで味つけられた優しい甘味で、手が止まりません! 食後にいただいても重たさがなくて、ペロリと完食です」

HEMP CAFE TOKYO

醤油麹のCBD RAW(生)チョコレートケーキ(CBD10ml)¥1,080

お腹いっぱいになるまで食べても罪悪感を感じることのないローカロリーフードに加え、美味しいお酒も楽しめる渋谷の隠れ家的カフェは、千夏子さんのお気に入りスポット確定!

HEMP CAFE TOKYO

食事を楽しみながら、ストレス削減もできるだなんてうれしい限り。カジュアルデートから女子会まで、あらゆるシーンにぴったりの空間で、癒しの時間を過ごしてみてはいがか?


HEMP CAFE TOKYO
東京都渋谷区東3-17-14 クリスティエビス 8F
03-6427-1984
https://hempcafetokyo.com/


〈衣装〉トップス¥24,200、スカート¥41,800/ともにランバン オン ブルー(レリアン) サンダル¥55,000/ロトゥセ(リエート)

SHOP LIST
ランバン オン ブルー https://www.lanvin-en-bleu.com/
ロトゥセ https://lottusse.com/en/

いい仕事は “遊び”から生まれるという法則【シェフ 市原沙織の衣食住遊学】

いつも元気で幸せそうなひとは、自分の周りに“楽しいこと”を育てる種をまいています。そんな魅力的な方にHummingなライフスタイルのトピックスを伺うシリーズ記事「わたしの衣食住遊学」。今回登場するのは、スウェーデンに移住し、ストックホルムのレストランでエグゼクティブシェフとして活躍する市原沙織さんです。


日常の好奇心が仕事のモチベーションとアイデアを生む

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PHOTO = Tove Henckel

スウェーデンを代表するトップシェフたちと肩を並べて活躍する日本人シェフの市原さん。さまざまな受賞歴をもち、ベストシェフを決定する「Årets Kock」と呼ばれるガストロノミーコンペティションでは、毎年審査員としても選ばれる実力の持ち主です。

スウェーデンのシェフたちが選ぶ「ベストなシェフ」のランキングでも、毎年上位に入るように、スウェーデンでは市原さんの創る料理に魅了される人が続出しています。

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感性豊かな彼女が創る料理は、日本人としてのバックグラウンドから得たアイデアとスウェーデンで学んだテクニックを織り交ぜた、独創的なノルディック× ジャパニーズキュイジーヌ。女性らしく繊細で、旬の素材の味を生かした一品は、市原さんがキッチンの指揮を取るファインダイニング「ICHI」で体験できます。

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華やかなキャリアをもつ一方、プライベートでは一児の母として奮闘中の市原さん。娘さんやたくさんの友人、同僚たちに囲まれて、シンプルで充実した日々を過ごしています。


「衣」

仕事ではこだわりのブラックコーデ、プライベートは色鮮やかに 

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PHOTO = Isak Berglund Mattsson-Mårn

1日のほとんどの時間をブラックのTシャツとパンツと靴、そしてエプロンをつけて過ごしています。私のレストランのシェフたちは、準備中はみんながこのスタイル。2年前に娘を出産してからは夜のレストラン営業時間に出る機会を減らし、新しい料理の試作と仕込みに従事しています。そのためレストラン営業中のユニフォームを着ることも少なくなり、このブラックカラーのスタイルで過ごす時間が一番長くなりました。

毎日のことなので「動きやすい!」が必須条件なのですが、何でもない全身ブラックでも好きなアイテムを身につけて気持ちが上がるようにしてます。
例えばTシャツは好きなブランドAcne Studios、パンツはセカンドハンドで見つけたパッチワーク風のものを、革靴は靴底のグリップがよくて厨房仕事に向いているDr. Martens。好きなものでも、丈夫で長く使えるアイテムを意識して選んでいます。

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その反動か、プライベートの服では一つどこかに色を加えるようなスタイルを好むように。数年前までは私生活も全身モノトーンカラーでミニマルなデザインのものを着ていました。でも娘が生まれてから、子供服のロリーポップみたいなカラフルな色合いに魅了されてしまって。色や柄の持つエネルギーや、それらが放つイメージやオーラっていいものだなと。

もちろん奇抜すぎると飽きがきやすいので、いいなと思ったもののなかでも、歳を重ねても長く着ることができそうなものを選ぶようにしています。ストックホルムの街中で見かけるおしゃれなマダムたちにインスピレーションを受けることも。「カラーアイテムをこんなふうに着こなせるポップなおばあちゃんになりたい!」と、自分でもびっくりするくらい思いきった色を買うこともあります。


「食」

“みんなと楽しく食べること”を通して、インスピレーションを得る

私が料理人として働きたいと思ったきっかけは、友人たちと食卓を囲んだときのあの雰囲気が好きで好きでたまらなかったから。だから食事はいつも誰かと一緒に楽しみたいですね。

今は2歳の娘と二人暮らしで、どうすれば娘が食べてくれるか・・・が毎食の課題として立ちはだかっていますが、それでも日々一緒に食事をする相手がいるのは幸せなことだと実感しています。

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娘の離乳食期には、いかにシンプルに野菜の味を凝縮させたピューレを作るかにはまり、その一部は気に入ってお店のメニューに反映させたこともあります。小さな身体のこと、環境のことをいつも考えて、材料選びをするように心がけています。


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PHOTO = Reiko Tsukue

春から秋にかけて、友人や同僚とアパートの中庭でバーベキューをすることも大好きです。いろんな食材を焼きながら、みんなでおしゃべりをしながらワイワイと賑やかに食べています。昨夏のBBQでは、ハーブオイルをたっぷり含ませて炭火焼きにした茄子がたまらなく美味しいことを発見して、お店のメニューに採用したりも。

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BBQパーティーでヒントを得て、茄子をアレンジしてメニューにしたもの。


友人を招いて一緒に食事をすることも大好きです。たいしたものを作るわけでもなく、簡単にさっと作って一緒に食べるだけ。でも結局それが一番美味しいんですよね。

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PHOTO = Magnus Skoglöf

お店で一生懸命アイデアを形にして料理を作るけれども、友人たちとのそんな食事を通して「原点」にかえるんです。「原点」とは、できるだけ無駄を削ぎ落としてシンプルでピュアなもの、ストレートに美味しいと感じられるものを作るよう心がけることです。

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娘の離乳食からアイデアを得たじゃがいもの変形版に、キャビアを合わせた一品。

私の食は、仕事のアイデアづくりといつも隣り合わせ。人が集まって、自分の好きな環境で一緒に美味しいと思えるものをシェアすることが、自分にとってはエネルギーとインスピレーションの源になるのだと思います。“遊ぶように仕事をしろ”とはよくいったもので、私は遊べば遊ぶほど、おそらくとてもいい仕事ができるような気がします(笑)。


「住」

古いものに手を加えながら作る、理想の住まい

1年半前に今のアパートに引っ越してから、自分で工夫をして手を加えることが楽しいと思うようになりました。アパートは1943年築で、スウェーデンのその時代に主流だったデザインの愛らしさが残っているのが特徴です。

引っ越した当時は子供部屋はボロボロで使える状態ではなかったため、友人の助けを借りて床や桟張り、壁塗りまですべてを初めて体験し、リノベーションをしました。

 

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〈左〉一から作り上げた子供部屋、〈右〉大型のシェルフを使い勝手よいサイズに。

 

リビングにあるシェルフは、スウェーデンのセカンドハンドのサイトで購入したもの。とても景色の良い豪邸に住むおじいさんから500kr(およそ¥7,000)とという破格の値段で買い取りました。

 

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大きくて四角かったシェルフを解体して部屋の形に合わせて、子供が落書きをしてもいいように一部分を黒板として使える塗料で塗ってみました。


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椅子も中古で購入したものに自分でペイントしたり、前のオーナーさんが置いていった寝室の電気の傘には、内側からドライフラワーをペタペタと張りつけてアレンジをしたり。

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もちろん新しいものや洗練されたデザインも素敵で魅力的ですが、私は古いデザインの良さにどうも心惹かれるらしく、さらに自分で手を加えたことで、ものがこんなに愛おしくなるなんて!と感じています。

ものが完成するまでの時間もひっくるめて愛おしく、それを思い出すたびに幸せな気分に。「弥桜(娘)がこの壁に油性マジックで落書きしちゃったからここを黒板にしようと思ったんだよなぁ」とか「子供部屋は近所の友人夫婦が快く床張りを助けてくれてなかったら、一体どうなってたんだろう」とか。

やりたいアイデアや欲しいものばかりが頭のなかで膨らんで、なかなか思うように時間をかけられないのが現実ですが、ゆっくり自分の思い描く住まいを作っていきたいです。


「遊」

自分の好奇心に忠実に

自然の中を散歩したり、ものづくりをしたり、ちょろっと楽器を弾いてみたり、ボルダリングやバレエ鑑賞に行ったり。そのときの気分が向くままに、フワッといろいろなことをして気分転換をしようと試みています。

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最近はまっていることは、ストックホルムの文化センターで見つけて、思わず購入してしまったカホンを叩くこと。楽しくて叩いているのに、スッキリもしちゃう優れもの。叩いて音を出すという行為は、多かれ少なかれストレス発散の効果があるようです。

 

ichihara

PHOTO = Tove Henckel

音楽を聴いたり弾いたり歌ったりは、気持ちが前向きになるから好きですね。職場でも、いつもジャンルを問わず音楽を流しながら仕事をしています。お店にはさまざまな国出身のスタッフたちがいますが、J-POPがかかればみんな口ずさみ、それはなかなか愉快な光景です。

 

ichihara

外でゆっくり過ごす時間も大好き。スウェーデンの冬は長く厳しいので、暖かい季節は外のベンチに座ってゆっくり過ごすだけでとても幸せを感じます。金曜日の帰宅後に、娘とフルーツを外で食べたり、コーヒーを入れたマグを持って中庭に出たり、友人とワイングラス片手にベンチで寛ぐのも至福のひとときです。


「学」

新しい学びで気付く、これからの自分の未来

ichihara

おそらく学校を出てからの14年間、学びは数えられないほどあったのですが、先日本当に「勉強」をする機会がありました。予習をして、授業を受けて、テストを受ける。いわゆる典型的な学生フォーマットの学びを、何十年ぶりに体験しました。内容は日本酒。WSETというロンドンに拠点が置かれたワイン&日本酒の教育機関による資格です。まだ合否の結果が出ていないのですが(笑)。

出産前まではお酒に弱いこともあって、料理人として恥ずかしいのですがなかなか興味が湧かずにいたんです。それが今になって突然、なんて美味しいんだろう!って。

 

ichihara

せっかくなのでもう少し知識を深めたいと思い、3日間のプログラムに挑みました。日本酒について、ある程度のことはわかっていると思ったら大間違いで、英語で記された教科書を開けてみれば、酵素分解のことから何まで辞書を引かなくてはまったく理解できない深い話で冷や汗が出ました。久しぶりに何かを暗記しようとしたり、必死で理解しようと頑張りました。

でもテストが終わった後は達成感もあり、なんだか気持ちがよくて。まだ勉強できるんだ、ということを改めて実感。


ichihara

ICHIをオープンしてから今年の10月で早5年になります。レストランを立ち上げるというプロセスのなかで間違いなく多くのことを学んできました。でも、料理を作り上げること、新しいものを作り出すこと、アウトプットすることに精一杯だった気もします。

この2年間でライフスタイルも仕事の仕方もガラリと変わり、これからどのように自分のキャリアと私生活を充実させていけるかが今、自分のなかで大きな課題となっています。


味はもちろん、スタイルやプレゼンテーションまで、とびきりのセンスの良さが問われるストックホルムという場所で、シェフとして確固たるポジションを築いている市原さん。今回の記事であらためて自身を振り返り「今後の自分のことを考える良ききっかけとなりました」という彼女の視線は、今だけでなく、しっかりと“これから”にも注がれています。遊びも学びも、美味しいものを創るというゴールにつながっている。その手が創り出す美しい一皿ひとさらを、いつか味わってみたいものです。

森カンナ「最強おばさんになるために」【連載 / ごきげんなさい vol.09】

俳優 森カンナさんが日々の生活のなかで見つけたこと、感じた想いを綴る連載エッセイ「ごきげんなさい」。自分を“ごきげん”にするためのヒントを探しましょう。


森カンナ


「学び」

学生時代、ほんと~に勉強が嫌いだった。

絶え間なく続くこの時間は一体、将来の何につながるのだろうか、これを覚えて何になるんだろうか。の、想いが止まらなくて、まったくもって頭に入ってこなかった。
あれ、もしかして教科書に睡眠薬でも練り込まれていますか?と思うほどに教科書を開いた瞬間眠くなっていた。

ましてや中学一年生くらいから、仕事を始めちゃったもんで、この仕事以外の選択肢を持ってこなかった。
なので、いい高校、いい大学に入りたい。いい会社に入りたい。などと思ったこともなく、テストで良い点数を取ったとて・・・こんなことを学んだとて・・・と毎日繰り返される時間が苦痛でしょうがなかったのを覚えている。


そんな学びアレルギーだった私が、大人になった現在、ものすごく学びたい欲に駆られている。

身体の経絡について、植物療法について、本当の栄養学。などと、もちろん自分の好きな身体にまつわることばかりだが、今学びたいことがたくさんある。
他にも着物の着付けが出来るようになるといいなぁ。もっと英語をマスターできるといいなぁ。とか取得したいこともたくさん。

そのなかでも今一番ゾッコンなのがピラティスだ。

しばらく運動をしていなかった私は、ある日自分の身体がまったく巡っていないことに気が付いた。
私のなかで巡っている身体とは、身体のなかのポンプがきちんと稼働していて血が足先、指先まできちんと通っている。水はけもよく、水分も心地よく流れていて、肌も水分たっぷりなぷりっとした状態。
なんとなくだが、そんなイメージ。

そんな、とっても氣が良い身体と正反対だった私の身体をここ最近一生懸命、巡らせている。
以前は何もしなくともある程度整っていたが、やるのとやらないではこんなにも違いが出る歳になってきたんだなぁと実感している。
だがその分、変化も分かりやすくてそれはもう楽しくて楽しくてたまらない。そしてピラティスはとても深い。ちょっとやそっとでは習得出来ない。

いつかピラティスマスターとなって、ばっちり整った、巡る身体をどこかでお披露目出来るくらいまでに整えてみせたいとピラティスの先生と企んでいる。

そう思うと、何かが出来るようになったり、分かるようになる楽しさをもっと知っていたなら、学生時代の私の学びアレルギーも少しはマシだったかもしれないな。と思う。
そして学びがどんどん深く広がっていくといろんなことに派生して、新しい発見につながって、自分の興味があることを見つけられたり、また新しい世界に出会えてたのかも知れない。

よし、今からでも遅くない。
将来いろんな草鞋を履いた最強おばさんになるために学びを止めないでみよう。


kanna

6月22日、34歳の誕生日を迎えた。愛すべき仲間たちが祝ってくれた。これといって何も変わらないが歳を重ねるということ、私は何だか好きだ。


Profile
森カンナ(もりかんな)
俳優。富山県出身。映画やドラマなど数々の作品に出演。2021年には、自身初舞台となった蓬莱竜太演出『昼下がりの思春期たちは漂う狼のようだ』で、600人のなかからオーディションによって選ばれ、観客を魅了した。2022年、フジテレビ4月期月9ドラマ『元彼の遺言状』1話、2話にゲスト出演。そして、6月28日(火)深夜24:55から2週連続OAとなるフジテレビドラマ『ブラック/クロウズ~roppongi underground~』(※関東ローカル)に、あゆみ役で出演する。
https://kannamori.com/
Instagram @kanna_mori

知れば知るほど、私の人生は豊かになっていく【小泉里子 / 未来に続くBOOKリスト vol.9】

あなたの本棚には、これからの人生で何度も読み返したい本が何冊ありますか? モデル 小泉里子さんの連載エッセイ「未来に続くBOOKリスト」。読書好きの里子さんが、出合ってきた本のなかから“ずっと本棚に置いておきたい本”をセレクトしてご紹介します。


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BOOK LIST_09

『茶 ー利休と今をつなぐー』

ジャンル=趣味・実用 千宗屋 著/新潮新書(新潮社)


この本は、私の本棚に長いこと置かれてはいたけど、つい最近まで読んだことがなかった1冊でした。いつかお茶の世界を知りたいとは思いつつも、その敷居の高さやしきたりの奥深さを敬遠して、何となくページを開けずにいました。でもいつか自然と読みたいと思うタイミングがやってくるんじゃないかと待ち続けていたのです。

鎌倉を散策してるときに、とある茶室と出合いました。そこはしばらく使われていないとのことでしたが、畳は新しくいい香りがして、まだ肌寒い季節でしたが、通り抜ける風が気持ちよく何とも心地のいい時間を過ごしました。「この空間でお茶を点ててみたい」ーーふとそんな気持ちになったのです。お茶をいただくのではなく、点てる方。いきなりハードル高めで挑もうとしている自分が心配になりますが、夢は大きく勝手に膨らんでおります。

そんなときに、ずっと本棚の片隅に『茶』と書かれた本があったなと思い出し、ついに読むきっかけができたのです。

「茶」といえば、千利休。利休を知らずにして「茶」は語れない。と、こんな私でもそこは分かりますが、それ以外、恥ずかしながら茶のことはまったく学んでこなかったので、すべて一からの学びです。

まずは、イメージを膨らませるために、映画『利休にたずねよ』を観賞。時代背景を理解してから、最初の1ページ目を開きました。

この本の著者、千宗屋さんは三千家のうちの一つ、武者小路千家の十五代次期家元。表千家と裏千家だけかと思っていた、どうしようもない私をお許しください。そして読み始めると、茶の知識が皆無だった私にも予想外に面白く、時間を忘れて一気に読んでしまったほどです。

「茶」に対する堅苦しいイメージが一新したというか、もちろん最低限の心得は必要だと思いますが、何よりも「茶」を楽しむ心意気が大切なのだということ。ただただ作法を身につけたいのではなく、道具だけを重んじるのでもなく、「お茶を飲む」という日常を楽しむこと。そして主客がそれぞれ思いやりの気持ちで交わすものだということ。・・・などを知りました。

この本読んで、とても印象的だったところがあります。

「高価な名品ばかりを並べる必要はありません。場がきれいに清められ、それぞれのものが、いかにも生き生きと組み合わされ、お互いが引き立て合うように飾られていて、主客の呼吸と間合いがうまく計られ、すべてがあるがまま自然に運ばれていくけれども、見所もある」
ーーまさに「わびさび」の世界だと感動すらした一文でした。

私が日常を送るなかで、こんなふうに過ごせたら素敵だなと思うことでもあります。
生活水準から夫婦のあり方、ファッションに至るまで、持っているものをすべて見せていくのではなく、自分や相手が気持ちよくお互いを引き立て、丁寧に過ごす、そしてそれが自然にこなせる魅力ある人。
この言葉にはすべてにおいて通ずるところがあると思いました。お茶の世界を知れば知るほど、私の人生は豊かになっていくような、そんな気持ちになります。


小さい頃から3 時のお茶の時間が必ずありました。私の実家は自営業で、従業員の皆さんにお茶を入れて出すのが当たり前の日常でもありました。今は、主人と息子と毎日お茶をします。慌ただしい毎日のなかで、唯一ゆっくりとした時間が流れる瞬間です。

20 代のときにアフタヌーンティーに夢中になり、30 代はお煎茶を習い、40 代はなかなか手を出せなかったお抹茶の世界へ。
一つの葉からこんなにも幅広く奥深い世界が広がってるものは、他にないと思います。まだまだのぞいただけのお抹茶の世界ですが、楽しみで仕方ないです


『茶 ー利休と今をつなぐー』(ちゃ りきゅうといまをつなぐ)

利休の末裔がつづる、生活文化の総合芸術としての「茶」。茶の湯の歴史、利休について、茶道具や茶室に関する丁寧かつわかりやすい説明など、ビギナーにも茶事の面白さを伝え、興味を高めてくれる一冊。


小泉里子


Profile
小泉里子(こいずみさとこ)
15 歳でモデルデビュー。数々のファッション誌で表紙モデルを務め、絶大な人気を誇り、広告やテレビ番組でも活躍。着こなすファッションはもちろん、ナチュラルでポジティブな生き方が同世代の熱い支持を得ている。2021年2月には第1子となる男児を出産し、同5月より生活の拠点をドバイに移す。ドバイでの生活や子育てにもさらに注目が集まっている。仕事、プライベート、ドバイでの生活を綴った著書『トップモデルと呼ばれたその後に』(小学館)も好評。
http://tencarat-plume.jp/
Instagram @satokokoizum1

心がほぐれる田植えリトリート【イケてる八百屋「イケベジ」の農日誌vol.1】

新潟県・佐渡島と兵庫県・淡路島を中心に自然栽培農家を営む「イケベジ」による連載がスタート! 野菜を育てる栽培過程、土の中の微生物、自然環境、スタッフの気配りなど、目に見えない細部にこだわり、真摯に取り組むことを、“美しい・イケてる”と定義し活動中です。新しいことを面白がりながら挑戦していく彼らの活動のなかに、「人生がもっと豊かに、楽しくなる」ヒントが見つかるはず。


植物も人も“ありのまま”の姿は美しい

はじめまして! イケてる八百屋「イケベジ」のいもたろうと申します。今月から僕たちが育んでいるイケベジについてご紹介させていただきます。

イケベジは、昨年春からスタートした農を通じて“ありのままで在ること”の美しさから芽吹いたコミュニティです。従来の組織にあるルールやセオリーを尊重しつつ、各個人が人生を謳歌することで生まれるご縁や世界を楽しみ、育んでいく活動をしています。

現在は佐渡・淡路島を中心に生産活動を行い、東京・渋谷で開催される青山ファーマーズマーケットや駒沢公園周辺で、自然とアートから派生した「The gallery IKEVEGE」を拠点にさまざな活動を展開。農に限らず、自然から発生した美しいモノ・コト・ヒトが集まり、常に新しいご縁や世界が産まれる面白い場になっています。


多くのいのちに触れ、育む暮らし

第一回目は僕自身のお話も少しだけ。
神奈川県・横浜生まれで、現在は兵庫県淡路島でホーリーバジルの畑を営んでいます。今から約6年前に淡路島とのご縁がつながり、自然栽培と呼ばれる農業の在り方と出逢いました。当時の僕は、農業に関する知識や経験はほぼゼロ。しかしながら、農家やお客さんだけでなく、地域も自然も豊かになっていく自然栽培の可能性に魅了されて、農業の世界へ飛び込むことに。

大自然の中で多くのいのちと触れ合い、食べ物を育む暮らしは想像以上に豊かで、自分が育んだお野菜を食べて生きることは、ヒトとして自然な感覚を思い出すきっかけになりました。そして今では淡路島での暮らしをベースに、僕自身が体感したことをさまざまな形で発信させていただいています。


最高に心地よい田植え体験

さて、イケベジでは小さなお子様から大人まで農業体験ができるリトリートを提供しています。先日は2回目となる田植えリトリートを佐渡島で行いました。周りには自然のリズムに沿って生きているいのちがたくさん。それぞれのいのちが奏でるハーモニーを五感を通じて受け取ることで、一人ひとりのなかに宿る自然な感覚へ還っていく。淡路島とはまた違ったリズムが佐渡島には流れていて、とても心地良い場所です。

リトリートではまず田植えを行う前に、島を見守り続ける神様へのご挨拶へ向かいます。森の中にある参道を進み、境内へ入らせていただくと樹齢1,000年といわれる御神木が僕らを出迎えてくださりました。創立1,200年が経つ神社の神様は、自然と人が調和し育み合える暮らしを、長い間見守り支えてくださっているのだなと感じました。

そして神様へのご挨拶を済ませた夜は、五穀豊穣を祈願する佐渡の伝統芸能「鬼太鼓」をみんなで鑑賞。いよいよ明朝から田植えがスタートです!

品種は「亀ノ尾」という、コシヒカリやササニシキなどの銘柄米を生んだ品種改良の交配親としても知られるお米です。約100年前に山形県でほとんどの稲が冷害に見舞われた折に、阿部亀治さんという方が偶然見つけた3本の元気な稲から創選されたそう。そんな貴重な種を、淡路島の先輩農家さんが分けてくださったのです。まさにいのちのリレーです。そんな素晴らしいいのちの恵みが詰まった稲を3本手に取り、大切に植えていきます。


初めて田んぼに触れたときの気持ち良さ、聞こえて来る風や木々が揺れる音、そして鳥の鳴き声。目の前に広がる美しい緑を彩る野草たちのおかげで、とても穏やかな気持ちで田植えができました。ここから約5ヵ月、周りの大自然とともに育まれる稲の生長が楽しみでたまらないです。秋には稲刈りリトリートも開催予定です。一緒に稲刈りをしましょう!


Profile
いもたろう
イケベジ発起人、育み人。淡路島で「農」を通じて多くの「いのち」に触れる体験から、人も同じようにありのままで生きていくことで豊かになれると思うようになる。2021年春、友人とともに人も自然も共に育む場「イケベジ」をスタート。大学での講演活動や「命の繋がり・巡り」をテーマにした「育ベジRetreat」などありのままで生きる世界を広める活動を続けている。実は料理好きで、マクロビを取り入れた「いも飯」はイケベジの人気コンテンツ。
https://ikevege.com/

愛せる自分を探し出し、認めて、受け入れる【山口乃々華 / コトノハ日和 vol.05】

言葉があるから伝えられること、伝わること。そこから広がっていく思考、癒し、つながり、希望、愛情・・・深くて力強いもの。女優 山口乃々華が、心に舞い落ちてきた“コトノハ(言葉)”を拾い集めて、じっくりと見つめ、ゆっくりと味わい、思いのままに綴っていく連載。さあ、一緒に元気になりましょう。


あなたってどんな人?

nonoka


梅雨時期に入りました。じめっとした重たい空気の日もありますが、気持ちは明るく! スッキリと過ごしたいものですね。


最近、アメリカのとあるリアリティ番組を観ることにはまっている。10年以上続いているその番組の内容は、個性豊かな選ばれし表現者が集まり、自己アピールをし、スターになることをレースで競うというもの。精神的にも、技術的にも、根性的にも、たくさんの武器を備えているように見えるクイーンたち。例えレースに負けたとしても、いつだって胸を張って、堂々たる存在感を放っていた。その姿は本当にかっこいい。

番組内では、常に自己表現の具体的説明を求められる。創造的であり、自信たっぷりと、こちらをワクワクさせるユーモアを加えつつ、上手に言葉を選び伝えていた。それは、完成された物語の主人公として語っているようだった。


随分と前の話なのだが、とある面談で「あなたってどんな人なの?」と問われたことがあった。気楽な雰囲気だけれど、まったく逆の空気も感じる特殊な状況も相まって、私はすぐに答えられず、頭のなかに潜ってしまった。

“私ってどんな人なんだろう。よくわからない”

これがそのときに思った本音で、でもそんなことは言えず、困ったことがある。


あのとき、クイーンたちのように、“自分”を語ることができたならよかったのに。

しかし、人はいろんな面を持っていると思う。仕事をしているとき、プライベートのとき。友達といるのか、ただ居合わせた人なのかで、気の遣い方だって変わるだろう。

ものすごく特殊な人は、ずっと一つの面だけで生きられるのかもしれないけれど。(私とたくさんの時間を共有した人のなかで、そんな人は一人もいなかった)

みんなきっと、どこかしらで“いつも通りの私”が何層かに分かれているように感じているのではないだろうか。

そんななかで、他人に自己を説明する、というのはやはり簡単なことではない。


どんな人なの?と聞かれるシチュエーションをもう一度想像してみた。

そう質問してくる相手は、私を知らない他人である。時間をゆっくりかけて理解し合うような間柄ではない。そんな私がどんなふうに自己を表現するのか、を知りたいのかもしれない。

そう考えると、クイーンたちのように、自分を見せたいように見せることは一つの答えなのでは、と思う。

毎日をそのとおりに生きなければならないわけでもないし、絶対に違うことをしちゃいけないという約束でもない。更新される部分があったっていい。少しばかりは、なりたい自分、こうありたいという希望を交えて語ったとしても、それだって私の人間性を表すものといえるだろう。
そして、長い時間をかけながら愛せる自分を探し出し、認めて、受け入れることが大事なのではと思った。


そのリアリティ番組の最後に、MCが言う言葉がある。

「自分を愛せなければ、他の人も愛せない」


自分を愛せていると、確信できない私は、まだまだ人生の途中なのだと思い知らされる。

うまく生きられない自分が嫌になることもあるけれど、愛せる自分になるための努力と、そんな自分と向き合う時間を過ごしていきたい。他人に合わせるのではなく、私の幸せを感じていきたい。

それができてから、やっと本当の意味で、他の人を愛せるようになるのだと教わる。自分だけの世界より、それはもっと素晴らしいだろう。


他の人をもっと愛せるようになりたい。拒む世界から、手をつなぐ世界へ。ありのままの私で、嘘をつかない私で、もっと自由な私で。


nonoka


Profile
山口乃々華(やまぐちののか)
2014年からE-girls主演のオムニバスドラマ「恋文日和」第7話にて主演を務め女優業をスタート。映画『イタズラなKiss THE MOVIE』シリーズ、ドラマ・映画『HiGH & LOW』シリーズほか、2020年には『私がモテてどうすんだ』のヒロイン役など、数々の作品に出演。 2020年末までE-girlsとしての活動を経て、2021年より女優業として本格的に活動を開始。2021年3月、初のミュージカル『INTERVIEW~お願い、誰か助けて~』、同8月にはミュージカル『ジェイミー』、2022年3~4月はミュージカル『あなたの初恋探します』でヒロインを演じた。ドラマは現在「ビッ友×戦士 キラメキパワーズ」(テレビ東京系)に出演中。書籍『ののペディア 心の記憶』(幻冬舎文庫)も好評で、文章を書くことも好き。2022年7月には舞台『オッドタクシー』に出演、10月にはconSept Musical Drama #7『SERI〜ひとつのいのち』でミュージカル初主演を務める。
https://www.ldh.co.jp/management/yamaguchi_n
Instagram  @yamaguchi_nonoka_official

藍の庭からひろがる世界【現代美術家 山本愛子 / 植物と私が語るときvol.1】

染色を中心に自然素材や廃材を使い、ものの持つ土着性や記憶の在り処をテーマとした作品を制作する現代美術家、山本愛子さんの連載がスタート!  草木染の研究にいそしむ山本さんが、さまざまな土地を訪れ、そこで出合った植物についてつづっていきます。第一回目は『藍』にまつわるのお話。


vol.1『藍』がつなぐ輪

このコラムを「植物と私が語るとき」と名付けてみました。草木染をしていると、植物の新たな一面に気付きます。普段は目に見えない葉や枝の内側に潜んでいた色素が染めの工程で現れたり、その色素に含まれる抗菌効果や保温効果などの効能を体感したり。染めを通した視点から植物を見つめてみると、今まで見えてこなかった色や力、風土など、さまざまな背景が見えきます。見えていなかったものが見えてくるとき、それが「植物と私が語るとき」だと思うのです。

さて、これから私は、北は北海道美瑛町、南は奄美大島まで、植物のリサーチにむかう予定です。いろいろな土地からこのコラムをお届けしたいと思っていますが、第一回目はまず私の庭のお話から始めたいと思います。

庭のタデ藍

2020年春、自然豊かな土地へ引っ越したことをきっかけに自宅の庭で菜園をはじめました。普段の生活で食べる野菜と一緒に、自身の制作に使用する染料となる原料も自給自足をしてみようと思い、藍染めの原料になる「藍」を育ててみることにしました。

藍で染めた布

「藍」の神秘。「藍」は、ある特定の植物ではなく、世界に何種類もの「藍」が存在するのです。どういうこと?と思うかもしれません。普通、タマネギ染めなら「タマネギ」が原料ですし、ヨモギ染めなら「ヨモギ」が原料です。どちらもある特定の植物です。しかし藍染めに使用する「藍」は、タデ科の藍もあれば、アブラナ科の藍、マメ科の藍、キツネノマゴ科の藍など、科も形もまったく異なる藍色の成分をもつ植物の総称です藍染め独特の不思議な在り方だと思います。藍染めが世界中で重宝される理由の一つは、たくさんの科で藍染めが可能なため、あらゆる風土に適応できるということにあるかもしれません。日本では、インド洋から6世紀頃に伝来した「タデ藍」が多く栽培されています。

近隣の方を招いて藍染会を行なっています。

庭ではこのタデ藍を育てています。春に種を蒔き、夏には近隣の皆さんと藍染めを楽しみます。秋に種を収穫し、冬の間に土を整えておきます。使いきれないほどたくさんの種が穫れるので、欲しい方にはお裾分けをすることも。庭から獲れた種が人から人へ渡って旅をして、今では北海道の広大な土地や、東京港区という都心ど真ん中のプランターや、伊豆の離島の畑など、たくさんの場所で、それぞれの環境で、藍が育てられています。なんというか、自分の庭が拡張されていくような、自分の風土と世界の風土がつながっていく感覚。この感じがとても好きです。それは、私と他人の境界が滲むような感覚でもあり、とても愛おしい感覚です。

乾燥した藍。ここから種を収穫します。

藍の種

次回は、私の庭の種が育てられている北海道美瑛町からお届けします。

全メニュー、酵素が主役!感動のヘルシー料理に出合う【渡辺知夏子のエシカルスポットNavi. vol.08】

普段の何気ない暮らしのなかで、サステナブルなアクションが出来たら素敵だと思いませんか? エシカルなライフスタイルを提案しているレストランやショップを、自身もウェルビーイングな生活を心掛けているというモデル渡辺知夏子さんがナビゲート。今回は、酵素を主役にしたヴィーガン、ハラール料理が楽しめるカフェとして知られる『KO-SO CAFE BIORISE(コウソカフェ ビオライズ)』をご紹介します。


KO-SO CAFE BIORISE

KO-SO CAFE

恵比寿駅から徒歩3分の場所にある『KO-SO CAFE BIORISE(コウソカフェ ビオライズ)』。賑やかな大通りから一本入った、閑静な通りに佇んでいます。

酵素の大切さに着目し「カラダの中からキレイに」がコンセプト。さまざまな酵素を含む厳選したオーガニック野菜を中心に、メニューを構成しています。動物性素材・卵・乳製品などは一切使用せず、旬や産地にこだわった食材や発酵食品がほぼすべてのメニューに活かされているそう。

こちらのお店は、全メニューがヴィーガン対応。今では世界の1/4ほどいるといわれるムスリム(イスラム教徒)の方にも対応していて、ハラールの認証も取得するほどの徹底ぶり。テレビなどメディアでの露出も多く、ヘルシー志向の人をはじめ、長年の常連客にも愛されている名店です。

KO-SO CAFE

一人でも気軽に入れる、隣との距離間を配慮したゆとりあるテーブル配置。

店内は、グリーンを基調にしたウッディな内装と落ち着いた照明で、リラックスできる空間が広がっています。一人で来店する女性も多いとのことで、お一人様用テーブルも多めに確保されています。

「近年、ヘルシー志向の方も増え、また地球環境などに配慮して、ベジタリアンやヴィーガンを選択する方が増えてきました。ヴィーガンが身近になった今でこそ、多くのお客様に愛される店に成長しましたが、オープン当初は苦労の連続でした。

“ムスリム”という言葉すらご存じない方も多く、肉や魚を使った料理を扱っていないと知るとお店を出ていってしまわれることも。そのため、味の研究を幾度も重ね、試行錯誤してようやくここまで辿り着いた感じです。お客様からの『美味しかった、また来るね』というありがたい言葉に、何度励まされたことか。

KO-SO CAFE

ヴィーガンというと、まだまだ味が不安など、マイナスなイメージを持っている方も多いようですが、当店でヴィーガンの美味しさを楽しんでいただけると思います」

そう語るのは、今回取材に対応してくださった、カフェスタッフの平田さん。

現在ではヴィーガンの人はもちろん、“料理が美味しい”という理由から足繁く通うファンも急増。コロナ禍を経て健康に気を配る人もさらに増え、新しいお客様も数多く訪れているそう。

KO-SO CAFE

壁には料理に使用されている酵素についての説明も。

このお店を立ち上げたきっかけは、運営する会社が扱っていた事業内容から。

「関連会社が健康食品を取り扱っており、地球環境に配慮しながらも体にやさしいメニューを提供したいという想いからスタートしました。そこから低カロリーでヘルシーな料理が良いと思い至り、ヴィーガン専門店につながったのです。

KO-SO CAFE BIORISEでは、65種類以上にも及ぶ厳選した食材から抽出した自社製造酵素原液を、あらゆる料理に使用しています。

酵素抽出に使われる野菜は、オーガニックが中心。料理には肉や魚は一切含まれていませんが、酵素を使うことにより味に深みとコクが生まれます。さらに野菜や果物の豊かな栄養が体内に取り込まれ、健康的な体へと導くことができるのです」

また、酵素を取り扱っていることから、ファスティングを実践している人へおすすめのメニューも用意されているそう。

KO-SO CAFE

65種類の野菜や果物のエキスが凝縮された酵素原液を炭酸で割ったソーダは、ファスティング準備食としても人気。酵素ソーダ¥580。

「当店では、ファスティングを行っているお客様も多くいらっしゃいます。今後は、ファスティングの準備食や回復食におすすめの商品の充実も図っていけたらと思っております。

また、当店の運営会社が、独自の菌を堆肥に活用した自社生産を開始。体に優しい野菜の提供を目指していて、より質の高い野菜を提供できるようになる予定です。今後はさらなるメニュー開発に力を入れつつ、ヴィーガンという食のジャンルをさらに多くの人に広めたいですね」


「念願の訪問!以前からとても興味がありました」

KO-SO CAFE

日頃からヴィーガンショップについて細かくリサーチしている知夏子さん。もちろん、こちらのお店のことも以前から知っていたそう。

「実は、何度か足も運んでみたのですがタイミングが合わず今まで入ることが叶いませんでした。今回、ようやく訪れることができて本当にうれしい!」

KO-SO CAFE

クッキーは店内で作られたものを販売。ミニサイズなのでプレゼントにも最適。

「食事だけでなく、商品を購入しにお店に足を運ぶ方もいるそう。お手頃価格のクッキーやテイクアウトメニューも用意されていて、手軽にお店の味が楽しめるのもいいですね」

ちなみにテイクアウトメニューは、デリバリーサービスもあるのだそう。ご時世柄、とてもありがたいサービスです。

奥のソファ席に座り、お店の人気メニューをオーダーすることに。まず最初に注文したのはグリーンスムージー。

KO-SO CAFE

「ほうれん草、パセリ、小松菜をたっぷりと使ったドリンクと聞いて、少し苦味があるのかと思いましたが、とてもまろやかな味わい。バナナとアボカド、豆乳のやさしい甘みが口全体に広がって、とても飲みやすい一品。飲みごたえがあり、これ1杯で十分にお腹が満たされる感じがします」

KO-SO CAFE

焙煎玄米粉を使ったスムージーは、腸活している人にもおすすめ。〈左から〉スムージー デトックスブラウン、グリーンパワー 各¥720

スムージーで軽くお腹を満たしたあとは、一番人気のメニュー、ユーリンチープレートをオーダー。大豆ミートで作ったとは思えないほどのジューシーさと、自家製の甘酢ダレの美味しいコラボレーションに、ごはんが進むと評判です。

「当店はハラールの接客法を取り入れているので、右手でサーブさせていただきます」と言葉を添えるスタッフさん。料理だけでなく、作法まで徹底しているところに、お店の細やかな配慮がうかがえます。

KO-SO CAFE

 

「こんなに肉っぽい見た目なのに、なんとお肉は一切不使用! でも、口にすると本物のお肉と遜色ないほどの食感とジューシーな味わいが楽しめます。醤油麴入りの甘酢ダレが、焙煎玄米粉で炊いたごはんとの相性抜群です。もちろん、こちらのプレートにもさまざまな野菜が使われていて、とってもヘルシーです」

KO-SO CAFE

食べ応え抜群のユーリンチープレート。人気No.1メニューというのも納得の美味しさです。ユーリンチープレート ¥1,200

次に、女性客に人気のパクチーパスタをオーダー。15品目の野菜が摂れるサラダ感覚のパスタで、お店の看板メニューとのこと。

KO-SO CAFE

「お皿にたっぷり盛られた野菜に、サラダ!?と思ってしまうほど。この下に、自家製パクチージェノベーゼソースをからめたパスタが隠れています。さっぱりとした味わいですが、野菜の量が多いので食べ応え十分。これだけ食べても低カロリーというところも、最高ですね(笑)」

KO-SO CAFE

パスタはグルテンフリーパスタや、常連のお客様にご好評の日本そばに変更することも可能。パクチーサラダパスタ ¥1,500(パスタ麺の変更は、グルテンフリー+¥350、そば+¥150)。

食後のスイーツには、食物繊維たっぷりの焙煎玄米粉を使った、デトックスブラウンパンケーキをオーダーしました。

上に乗っているクリームは豆乳ホイップで、カカオのほろ苦さとやさしい甘さがミックス。3枚重ねのパンケーキでも、生地が軽くて甘さ控えめなので、あっという間に完食してしまいました。

KO-SO CAFE

「こちらのパンケーキはグルテンフリーで、カロリーもわずか375kcalと聞いて驚きました! 減量中に甘いものが食べたくなったら、このスイーツを食べに来たいですね」

KO-SO CAFE

モチモチとした食感は、ヤミツキになること必至。ノンカフェインのブラウンティーにもよく合います。デトックスブラウンパンケーキ ¥1,100、焙煎玄米ブラウンティー¥580。

ほかにも期間限定メニューやサンドウィッチ、オリジナルドリンクなど豊富なメニューも魅力。体の内側から元気になりたい方、ぜひこちらのカラダがよろこぶメニューを試してみて!


KO-SO CAFE BIORISE
東京都渋谷区東3-25-3 1F
03-3409-3405
https://www.ko-so-cafe.jp/


〈衣装〉トップス¥15,400、パンツ¥26,400/ともにランバン オン ブルー(レリアン) サンダル¥45,100/ロトゥセ(リエート)

SHOP LIST
ランバン オン ブルー https://www.lanvin-en-bleu.com/
ロトゥセ https://lottusse.com/en/

好きという気持ちに真っすぐに生きる【モデル 桐山マキの衣食住遊学】

いつも元気で幸せそうなひとは、自分の周りに“楽しいこと”を育てる種をまいています。

 

そんな魅力的な方にHummingなライフスタイルのトピックスを伺うシリーズ記事「わたしの衣食住遊学」。

 

今回はモデルとしてCMや雑誌で幅広く活躍するほか、保護犬の保護活動をライフワークにしている桐山マキさんにご登場いただきます。

 

愛する犬たちのために考え、行動する日々

maki

 

そのエレガントな佇まいと美しさから、ナショナルクライアントの広告出演も多い人気モデル 桐山さん。

 

プライベートではパートナーと一緒に、現在は3匹の犬と暮らす、賑やかで楽しい毎日を送っています。

 

愛犬たちは保護環境から迎え入れ、それぞれ異なるルートを経て彼女のもとにやって来ました。

 

そんな桐山さんのおしゃれや健康へのこだわり、愛犬たちとの愛情あふれる日常とは?

 

maki

 

「衣」

一生ものアイテムを探し続けていく

デザインもシルエットもできるだけシンプルであるということが、やはり長く着続けられるポイントなので、服選びにおいてそこはいつもしっかりと意識しています。デザイン性が高すぎるといつか飽きてしまうし、流行りの素材はその時期が過ぎると着こなしづらくなって、なかなか長く着ることが難しいですよね。

 

素材は、カシミアやコットンが好きです。コットンはバシャバシャと洗ってデイリーに着られるラフさも、くたくたの味わい深い風合いになって自分に馴染んでいくプロセスもいいですよね。20年選手のロンTも活躍しています。

 

そんななかで出合った一生ものアイテムの一つが、古着屋さんで見つけたエルメスのヴィンテージコート。いわゆる“マルジェラ期”のもので、私はもともとマルジェラが好きなのでビビッときてしまいました(笑)。

 

カシミア100%で、羽織ったときの軽さと、肌触りと、ジェンダーレスなシルエットにもう感動してしまって。気軽に買えるプライスではなかったのですが、一生大切に着よう!と心に決めて購入しました。ここまで惚れ込めるアイテムには、なかなか出合えませんから、これは運命だなと。

 

>>【自己受容】弱くてダメな自分を認めて受け入れるトレーニング方法

 

maki

週末だけオープンする古着屋さんで運命的に出会った。

何度も試着して、羽織るたびに「これだ!」という気持ちが強くなったそう。

 

このコートで出掛けたときは、帰宅後に毎回きちんとブラシをかけ、特別扱いしてクローゼットの外にディスプレイしています。そこにあって、ただ目に入るだけで自分のモチベーションが上がります。

 

以前は古着にあまり興味がなかったのですが、最近はとらえ方が変わりました。本当に良いものを時代を超えて使っていく、誰かから受け継いで、もしかしたらいつかまた誰かに受け継ぐかもしれないから大切に扱うー-そんな循環は、素敵なことだなと思って。

今では、自分好みのアイテムと出合えそうな古着屋さんを定期的に覗いたりしています。

 

もう一点、同じくエルメスのプティアッシュというトートも、これからずっと付き合っていきたいバッグとして手に入れました。

 

私が愛用しているのは、バーキンやケリーを制作をする過程で本来は捨てられてしまうレザーをフェルトに貼って、新しい命を吹き込まれたエシカルなアイテムです。

 

>>メンタルヘルスが注目されている理由|不調になったときの対策を紹介

 

maki

 

表と裏でも表情が異なっていて、ませに唯一無二の存在感。

 

バッグのパーツが型抜きされた跡がまるでアート作品のようで、その背景からして同じものは存在せず、このシリーズのバッグはそれぞれが世界で一つだけというのも魅力なのです。

 

友人のスタイリストから「おしゃれはサイジングがすべて」と聞いて以来、必ず試着して確認しています。サイズが合わないせいで着心地がしっくりこないと、結局は着なくなり無駄になってしまいますから。今どきのゆるっとしたアイテムも、きちんと自分の体型に合ったゆるっと加減なのかを見極めて、着こなしたときに全体のバランスが縦長に見えるようにすることがこだわり。後ろ姿もしっかりと確認しています。

 

maki

月1のファスティングは、Delifasの大田市場の農家さんから直送される無農薬の新鮮な野菜たちで胃腸から元気に。

 

「食」

内臓を休め、いたわり、健やかに!

本格的に食にこだわり始めたのは、30歳を過ぎてから。もともとアレルギー体質だったこともあり、ここでしっかりと改善したいと思ったのと、腸とアレルギーはとても密接に関係しているから、そこから見直さないと治らないよと言われたこともあって。

 

朝は起きがけにミネラルウォーターを飲む、発酵ものを意識して摂る、腸活、温活、食品の添加物をチェックする・・・一つひとつをより気を付けるようになって、口にするもので体ができているのだということを再確認しました。内臓を休めるために、ファスティングも月一回のタームで実行しています。

 

それまでは間食をしがちだったのが、ファスティングのおかげで、半端な時間に何か食べたくなるということがなくなりました。いくつかの方法を試してみましたが、人からすすめられた“食べながら”できるファスティングを取り入れています。朝にスープ、昼にサラダ、夜にまたスープという消化のいいメニューで、農家さんから送られてくる3日間のセットがあるんですよ。もちろん期間中は空腹感がありますが、3日目にはもう慣れて比較的平気になります。間食がなくなるだけでなく、お酒の量も減るし、眠りも深くなって目覚めもとってもよくなりました。

 

腸を活動させて体を健康にするには、菌の働きが大事なので、ぬか漬けをつくったり、味噌づくりにも挑戦しています。この前初めて出来上がったのですが、あ~こんなに美味しいんだと感動しました。

 

maki

初めて自分でつくった味噌がこちら。仕込んでから10ヵ月ほど寝かせて完成するそう。

 

定期的にリセットすることで、舌が敏感になったというか、あるべき状態に戻ったのか、食べ物の味がよくわかるようになった気がします。添加物が多いものを食べると、頭が痛くなることも。そんな変化も感じています。

 

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maki

リビングの癒しの存在、エバーフレッシュは育て始めてからかれこれ10年も経つそう。

神奈川県の植物屋さんで購入。当初は半分くらいの大きさだったのが、ここまで成長。

今では「一心同体感!」とまで感じている大切な存在に。

 

「住」

植物とも会話しています

自宅にはいくつもグリーンを置いて、育てています。
増やそうと思って探しているわけではないのですが、それこそ服と同じで、出かけた先で『わ、このコ、連れて帰りたい!』と、運命的に出合って増えていく感じです。

 

少し前の出来事なのですが、私が体調を崩してしまい数日間ほど寝込んでしまったことがありました。体調が復活した直後に、いつも話しかけて大事にしているエバーフレッシュがぐったりと元気を失くしているのを見て驚いてしまって。たくさんの葉が床に落ちてしまい、枝も下を向いて垂れていて・・・。何だか私の代わりに悪いものを吸ってくれたのかなとか、寝込んでいた間は声をかけてあげられなかったので、そのせいで元気失くしたのかな・・・と思ったり。

 

エバーフレッシュは、朝は「おはよ~」ってかんじに葉が開いて、夜になると眠るように閉じるので、まるで人間みたい。元気がないときは見た目ですぐにわかるし、“生きてる”ってかんじがリアルに伝わってきます。植物だけど会話ができる相手という感覚なんですよね(笑)。毎朝、このコの様子を見て挨拶するのが私の日課です。

 

>>【誰でもできる】マインドセットの意味・使い方をわかりやすくご紹介!

 

maki

〈上〉宮古島のホテル、イラフスイニて。

〈下〉ジャングルのような野性的な植物群に癒されるドッグカフェ、パニパニ。

 

「遊」

自然と触れ合う旅でリラックスする

一緒に暮らしいるココワカメさんという、元野犬だったうちの愛犬は宮古島のシェルター(SAVE THE ANIMALS)出身です。いつか里帰りさせてあげたいなと考えていたら、メディアの取材でそれが実現できました。シェルターの取り組みも記事で紹介していただけて。

 

この取材が私にとって初めての宮古島訪問で、愛犬と一緒に行く旅だったこともあり、イラフスイという犬も泊まれるホテルのお世話になりました。犬にもうれしいサービスが用意されていて、本当に快適でした。

 

宮古島は車がないと移動ができないので、犬OKのレンタカーを利用して、パニパニというジャングルみたいにグリーンに囲まれた素敵なドッグカフェを訪問。ここはもう、近くに住んでいたら毎日通いたくなるような気持のいい場所で、足元は砂浜なので素足で過ごせるし、生い茂った緑に囲まれていて、食事も美味しくて、最高でした。

私は田舎育ちなので自然の中で過ごすこと、とくに緑が多い場所で植物の生命力に触れるととっても癒されるんですよね。

 

>>ヨガがメンタルヘルスに良いと言われる理由。ヨーガって本当はどういう意味?

 

maki

 

「学」

犬が好きという気持ちが、情熱を生む

もともと私の実家(桐山さんは大阪出身)では、子供のころから犬と一緒の暮らしが当たり前だったという背景があります。東京に来たばかりのころは犬と暮らせる環境ではなかったので、保護犬のボランティアに参加して犬と触れ合っていました。

 

そんななかで、保護された犬たちの現実を目の当たりにして、虐待されたり、遺棄された犬たちを保健所から引き揚げてきたときに、彼らの怖がって怯えた様子を見て衝撃を受けました。実家で保護犬を飼っていた経験もあったのですが、そのコの比ではないほど、パニックに陥っている犬もいて。この現実をきちんと知っておくべきだなと思ったんです。

 

そこから自分ができることを少しずつでもできたらいいなと思って活動を続けています。私自身は、現在は3匹の保護犬出身の犬たちと暮らしています。最初に家族になった小春ちゃんとは「ペットのおうち」という里親さんを見つけるサイトで出会って、何回かの面接を経て引き取りました。2匹めは、宮古島のシェルターからやって来たココワカメさん。3匹めのぶーちゃんは、保護犬の一時預かりボランティアという形で我が家に来てもらっています。ぶーちゃんが加わったことで、ココワカメさんの心が急速に開いていって、言葉で表せないくらいに明るくなったんです。

 

>>セルフラブの意味とは?やり方・自己肯定感との違いを解説

 

maki

〈左から〉ココワカメさん、小春ちゃん、ぶーちゃん。

 

人間と犬だけでなく、犬同士の関係にも変化があって、家族の絆が確実に深まっていることを実感しています。

 

ココワカメさんのような野犬出身の保護犬は、とても難しいところがあります。うちに来たばかりのころはテーブルの下から怯えて出てきてくれなくて。散歩に連れて行っても安心できないからなのか、外で排泄ができないんですよね。そんな様子を見て、最初のうちは『大丈夫だよ』『出ておいでよ~』なんて声をかけて構っていたんですが、それがよくないのかなと思って、構いすぎるのをやめてみたんです。そうすると逆に、ひょいっとテーブルの下から出てきたりして(笑)。

 

こちらの、こうした方がいいだろうという思い込みに対して、それは違います、それは求めてません・・・みたいな返しを感じたので、その意思表示をきちんと読み取って、距離感を急いで縮めようとせず、時間をかけて少しずつ歩み寄ったほうがいいんだなということも学びました。今はどういう様子かなと細やかに観察して、想像して、互いにアイコンタクトもできるようになって。そうやって一つずつ信頼関係を深めていくように努めています。

 

満たされていないと、こういう行動するんだなとか、我慢させちゃったかなと思うときはごめんねと伝えたり。日々、いろいろなことを犬たちから教えられているなと思います。

 

>>【ストレス解消】セルフケアとはなにか?意味・種類・方法について解説

 

maki

5月半ばに、表参道のギャラリー5450 the GALLERYにて保護犬譲渡会を開催。

桐山さんは会場費の提供やPR活動に携わりました。

 

私は今、保護犬のこと、保護されるまでの虐げれていた環境についても、たんさんの方に知ってもらうことが、動物と幸せに暮らせる社会にしていくために必要だと思って活動しています。その流れで、保護犬の譲渡会の企画も始めました。

 

犬のために何かをしたいという気持ちに突き動かされていて、それは「好きだからやりたい」という強い想いが原動力。とはいえそれは、人に対して押しつけになってはいけないなと思っています。情報を正しく広く発信して、ペットを探している方たちに保護犬という選択肢もあるなと、とにかく知ってもらうことが大事だなと考えています。動物と人がピースフルに暮らせる世界が広がっていくことを願って、何か少しでも役に立つことができたらうれしいですね。

 

犬と人間は、互いに愛情を感じ合い、気持ちを交わせる家族。彼らに寄り添いアクションを起こすことは、桐山さんにとって必然であり、一匹でも多くの犬を幸せにできればという希望へと向かっています。揺るぎない情熱と「やりたい」に真っすぐに進むその行動力は、周りの心を動かし、環を広げ、さらなる大きな変化へとつながっていくはずです。

 

>>【変わりたいあなたへ】自分を変えることは難しい?変われる方法や習慣

 

maki

 

Profile

桐山マキ(きりやままき)

大阪府箕面市出身。2005年、雑誌「PINKY」の専属モデルとして、モデルデビュー。

 

『美しい着物』などさまざまな雑誌や、国連の出版物などの表紙・誌面で活躍中。また、パリ、NY、ハンガリーをはじめとする世界のショーにも多数出演。

 

現在 、アメリカン・エキスプレス、ホットヨガスタジオLAVA、ヤクルト等、11社のCMに出演中。また、自らの経験を活かして、保護犬をめぐる啓発活動をファッションやライフスタイルを通して展開している。

 

Instagram @maki_kiriyama

 

森カンナ「きっと私は丸裸でいるんだと思う」【連載 / ごきげんなさい vol.08】

俳優 森カンナさんが日々の生活のなかで見つけたこと、感じた想いを綴る連載エッセイ「ごきげんなさい」。自分を“ごきげん”にするためのヒントを探しましょう。


森カンナ


「友達」

先日、撮影現場で女子スタッフさんたちに「カンナさんってなんでそんなに友達が多いんですか?」「友達ってどうやってつくればいいんですか?」と、友達に関する質問攻めにあった。

どうやらみんな友達がなかなか出来ないらしい。

友達をつくるということをあまり深く考えたことがなかったが、そういえばよく「カンナってほんと友達が多いよねぇ」と言われる。

確かに自分でも多いと思う。

私の父はかなりの転勤族で、小学校は二校、中学校は三校を渡り歩き、いろんな学校の制服を着て、いろんな給食を食べてきた。
もちろん初登校の日は緊張していたが、いつも転校初日にはもうその足で新しくできた友達と遊びに行くほど、打ち解けるのが早かった。


この仕事を始めてからも、初めて会う役者さんと撮影終わりでご飯を食べに行ったりと、とにかく親しくなるのが早い。
そしてよくあることなのだが、初めて会う人も含め友人に「これは誰にも言ってないんだけど・・・」と、その人がこれまで秘めてきたことを打ち明けられる。

何故なのか・・・。

自分なりに分析したり友達に聞いてみたりした結果、あまりうまく説明出来ないが、きっと私は丸裸でいるんだと思う。本当、つねにスッポンポン!

人に対してあまり変な氣も遣わない。
氣を遣われてるな〜って思うとなんだか疲れてくるし、こっちも遣わないといけないのかな?って思ってくる。
もちろん遣わないといけないときもあると思う。
けれど、氣が遣えていい人だな〜!とか、変な奴! 頭おかしい奴!とか何と思われても、正直どうだっていいと思っている。

周波数が合わない人と無理矢理に仲を深めようと思っても難しい話だし、合う人はソリが合って氣が合って勝手に仲が良くなっていくんだと思う。
友達といると疲れるという人もいるが、合わない人といるのはそりゃ疲れる。

そういうときは離れて一人で居れば良い。

決定権はすべて自分自身にあって、自分の“気持ちいい”を最優先に行動するといいのだと思う。


人間って自分たちが思っている以上に物凄い生き物で、会った瞬間にその人の情報を読み取って判断するらしい(キスも菌を交換して相手の情報を読み取っているらしい。ただ今、絶賛菌の勉強中。その話はまた今度・・・)。

なのでこちらが変な氣を遣わず素っ裸でいると、きっと相手にもそれが伝わって、では私も失礼して・・・と相手もどんどん服を脱ぎだすみたいな。

そりゃこの世界にいると、どんどん厚着して仕上げに鎧を着てみたいな人がほとんどだ。でもそれも自分を守るために必要だったりもするし。全裸スタイルはケガをしたりもすることも多いが、何だかあれこれ考えずに済む。


私は人間が好きだ。

とにかく人を愛して、信用して関わっていきたいと思っている。
例え、それで傷付いたとしても、傷付けるようなことをする人と共鳴する部分が自分にもあったのだから、自分の責任だと思っている。
誰のせいでもなく、すべては自分の責任だ。

これからもそうやって覚悟を持って人と交わっていきたいと思っている。


友達について、人付き合いについてお困りの方。
皆さんも是非、一度素っ裸に。


kanna

はぁー! 早く友人たちと海外に行ってぶぁぁって遊びたいなー!って、よく海外旅行写真を見て振り返る。みんなでいろんなとこ行ったなぁ。2019年みんなでグアムに行ったときの写真。誰だか分かるかな? 笑


Profile
森カンナ(もりかんな)
俳優。富山県出身。映画『地獄の花園』『鳩の撃退法』、TBS『プロミス・シンデレラ』、フジテレビ『ラジエーションハウスII』など、数々の映画やドラマに出演。2021年には、自身初舞台となった蓬莱竜太演出『昼下がりの思春期たちは漂う狼のようだ』で、600人のなかからオーディションによって選ばれ、観客を魅了。放映中のフジテレビ 月9ドラマ『元彼の遺言状』(毎週月曜21時~)1話、2話にゲスト出演した。
https://kannamori.com/
Instagram @kanna_mori

共感と気付き。今の私へと導いた、シャネルの言葉【小泉里子 / 未来に続くBOOKリスト vol.8】

あなたの本棚には、これからの人生で何度も読み返したい本が何冊ありますか? モデル 小泉里子さんの連載エッセイ「未来に続くBOOKリスト」。読書好きの里子さんが、出合ってきた本のなかから“ずっと本棚に置いておきたい本”をセレクトしてご紹介します。


satoko

 

BOOK LIST_08

『ココ・シャネルの言葉』

ジャンル=エッセイ 山口路子 著/だいわ文庫(大和書房)


シャネルのバッグを持つことが憧れでした。それは今も変わらずに存在する憧れ。
こんなにも長く女性の憧れであり続けるブランドであるということ。その理由は、この本のなかにたくさん詰まっていました。

「私はモードではなく、スタイルを作り出したのです」という彼女の言葉。ガブリエル・シャネルが作り出したスタイルは、発表した当初、あの時代においては、何とも風変りで“へんてこりん”と思われてしまうようなものだったのかもしれないけれど、徐々に彼女の作り出すスタイルに世界中の女性が引き込まれ魅了されていったのはご存じのとおり。それは、今私たちが生きてる時代も同じで、彼女のスタイルはずっと生き続けています。


シャネルに関する本は数多く出版されていて、大好きで何冊も読みましたが、なかでも何度も読み返しているのがこの一冊です。言葉集なので、パッと開いたところを読んで、その都度シャネルの言葉に励まされたり、気付きをもらったり。シャネルは生涯独身で、恋多き女性だったものの一度も結婚には至らなかったのですが、これだけの成功を収めたパワーのほとんどすべては仕事に注がれていたのかな・・・と勝手に想像してしまいました。

本のなかで見つけた「強い男でなければ私と一緒に暮らすのはとても難しい。そしてその人が私よりも強ければ、私がその人と暮らすことは不可能なのだ」ーーこの言葉に私は異常に反応してしまいました。何度も読んでいる本なのに、そのときの私にものすごく響いたのです。
それは、自分の矛盾に気付いたという気分。思わず「そうなのー!」と叫んでしまいました。

男の人に頼るというのは、強い女の一番むず痒いところ。本当の本当、心の奥底では実は頼って生きてみたいけれど、それ以上に仕事が大好きで、どうしても譲れないものが出てきてしまう、そして自分でも時にコントロールできなくなる矛盾。そんな苦しみがシャネルもあったのかと思うと、お茶して語り合ってみたいとめちゃくちゃ思ってしまいました(笑)。


5年前、私自身がそんな矛盾で悩んでいたとき、シャネルのこの一節を読んで、もはや結婚は望まず、一人の人生を歩んでいくか、なんて思ってみたりもして。再婚して子供も欲しいけれど、男性を潰してしまうほどの自分の強さ、でも強い男性がいいと思っている自分もいて、でも自分より強いと嫌で・・・。あ~、こりゃややこしい女だわ~と思ったのですが、私にはシャネルほどの功績はなかった・・・とお門違いとすぐに気付きました(笑)。

気付いた私は今、主人に頼り息子も生まれ、今までとはまったく違う人生を送っています。仕事への気持ちも180 度変わりました。それが良いのか悪いのか、その答えは私のなかにあります。


私は、私よりも強い男の人と出会い、ともに人生を送ることにしました。そんな答えを教えてくれたのは、ガブリエル・シャネルなのです。


『ココ・シャネルの言葉』(ここ・しゃねるのことば)
かつてないスタイルを生み出し、世界中の女性たちを熱狂させ、今もなお多くの人を魅了し続けているブランド、シャネル。ココ・シャネルが残した数々の言葉を、美、恋愛、ファッション、仕事、人生の5つのパートに分けて紹介し、その言葉に託された想いや秘められた意味を解き明かした一冊。


小泉里子


Profile
小泉里子(こいずみさとこ)
15 歳でモデルデビュー。数々のファッション誌で表紙モデルを務め、絶大な人気を誇り、広告やテレビ番組でも活躍。着こなすファッションはもちろん、ナチュラルでポジティブな生き方が同世代の熱い支持を得ている。2021年2月には第1子となる男児を出産し、同5月より生活の拠点をドバイに移す。ドバイでの生活や子育てにもさらに注目が集まっている。仕事、プライベート、ドバイでの生活を綴った著書『トップモデルと呼ばれたその後に』(小学館)も好評。
http://tencarat-plume.jp/
Instagram @satokokoizum1

自然との遊びは想定外の連続だから楽しい【現代美術家 山本愛子の衣食住遊学】

いつも元気で幸せそうなひとは、自分の周りに“楽しいこと”を育てる種をまいています。そんな魅力的な方にHummingなライフスタイルのトピックスを伺うシリーズ記事「わたしの衣食住遊学」。今回は主に染色技術を用いて創作活動を行う現代美術家、山本愛子さんに教えていただきました。


自然と隣り合わせの生活で、心も身体ものびやかに

『あわいのはた』-2021年​

『生々流転』-2019年

自然素材や廃材を使い、ものの持つ土着性や記憶の在り処をテーマとした作品を制作している山本さん。海、山、川、花や緑など、昔ながらの豊かな自然環境に恵まれた神奈川県横須賀市を拠点に活動し、自らが畑で育てた植物や生活圏に生息する野草から染料を生成することにも注力しています。

『BORO – Blues #2』-2019年

山本さんはインドネシアや中国など、アジア各国の地域で滞在制作を経験。各国の染色技術に触れるうちにどこでも同じように染まる化学染料よりも、その土地にしかない草木で染める文化に刺激されたうえ、自然豊かな土地に身を置いたことで草木染への興味、関心が芽生えたそう。

「衣」

草木で自分の衣服を染める

桜の枝で染めた服。

作品制作などで草木染をよく使い、余った染料で自分の服を染めて楽しんでいます。染料に使用する草木は、自分で育てたり、採取したり、あるいは剪定した枝葉を知人からいただいたりと、その土地の風景やいただいた人の顔がみえるものをよく使っています。自分の服が、そういった思い出のある草木に染まっていくのはシンプルに心地いいです。着るたびに「これは近所の方にもらった梅の枝だったな」とか「2年前に自分で育てた藍の葉だな」とかファッションと記憶が結びついてくるんです。この感覚は、染色をしている身として、貴重で独特な体験なのかもしれないなと思います。

また、草木染の服はお薬のような存在でもあります。草木には抗菌効果や保温効果など、それぞれに効能があります。古来、薬草などを体内に取り入れて身を守ることを「内服」、体にまとって身を守ることを「外服」と考えられていたそうです。草木染の衣服はまさに「外服薬」。視覚的に楽しむだけではなく、体をケアしてくれる優れものです。


「食」

私の元気のモトは自家製野菜!

コロナ禍のステイホームをきっかけに家庭菜園をはじめました。固定種を仕入れて、ナス、トマト、じゃがいも、たまねぎ、オクラ、ピーマン、かぼちゃ、大豆、ゴーヤ、大根、ねぎ、レタス・・・欲張ってたくさんチャレンジしています。といっても、ほとんど手をかけず、種をまいたら基本的には放ったらかしです。無肥料無農薬の自然栽培を行っています。自力で育った野菜たちは、大小さまざま、個性的なカタチで愛おしく、食べるといつも元気になります。朝ご飯には、庭のレタスをちぎって、オリーブと塩をふってワイルドに食しています(笑)。

調理の際に出た野菜くずはコンポスターに入れて堆肥化。自然からの生命を得た素材が持つ循環性や土着性を考える作品制作と同じように、日々の暮らしのなかでも“循環”を意識したいと思っています。


「住」

DIYで暮らしやすい空間を探求中

プランターを制作中。仲間と一緒に和気あいあいと作業しています!

パートナーと一緒にDIYをしながら、常にいじりながら暮らしやすさを模索し続けています。ゆっくりお茶ができる場所が欲しくなってウッドデッキを自作したり、作品制作に使う道具の収納に困ったらロフトを自作したり。リビングのダイニングテーブルも、「あと5cmくらい低いほうがいいね」という話になり自分たちで作ったり。

何となく合いそうなものを買い集めてきても、ちょっとだけ合わないと気になってしまうタイプなので、欲しいと思ったものをその場所に合わせて作るときちんと空間に収まるし、愛着も湧き、暮らしやすさにつながっていくような気がしています。


「遊」

“自然”との遊びはライフワークでもある

子供たちと一緒に藍染に使用する藍の葉を採取。

自宅に友達を呼んで、庭でBBQをしたりお茶をする会を月1くらいで行っています。自然の中で、ただ一緒にご飯を食べておしゃべりをして、周辺を散歩するだけという遊びの時間。庭で食事をして山を歩く、というのが好きです。食事をしていると食の話題になりますし、自然に囲まれた場所を歩いていると生き物や植物の話題になることが多く、「人間」以外の話題が自然と湧き出てくる感じが楽しいです。

人間関係の話や仕事の話が嫌いというわけではありませんが、現実社会もネットの世界も、人間中心の話題があまりにも多すぎるように感じます。だからこそ、自然が相手の遊び時間を作るのは大切だなと感じます。

藍染ワークショップの様子。自然豊かな場所で遊びながら染色を行います。

庭の目の前が小道になっているので、誰かが犬の散歩やハイキングでよく前を通ります。そういう方たちと、たわいもないおしゃべりをするときも、たいてい自然の話です。「あそこの山でふきのとうが出たから食べられるよ」とか「あっちでホタルが見えるよ」とか、「彼岸花がたくさん咲いたから見にいこうよ」とか。自然の中で生きているひとたちは遊び上手、誘い上手だなぁと思います。老若男女だれでも、ホタルが光っているのを見たいと願うはず、と思うのです。

人間にはコントロールできない“自然相手の遊び”は、みんなが楽しめる遊びが生まれ、同時に「これ以上進むと道が崩れて危険だ」「これをしたら川が汚れてホタルがいなくなっちゃうからやめようね」といった、人間が踏み込んではいけないボーダーラインも見えてきます。遊びが教えてくれることは底知れないです。


「学」

植物を研究して、私たちを取り囲む環境を意識する

藍染の研究。植物の品種や生育環境によって多様な表現を生みます。

いま、「植物にまつわる創造力」に興味があります。草木染の衣服の「外服」「内服」の話にも関わるのですが、人間が植物の効能を服用するという意味では、染色や薬学、食や農業には、多くの接点があると感じます。植物は、外敵や周囲の環境から身を守るために自ら効能を生み出しているため、植物を知ることは、その土地の風土、土着性を読み解くことにつながります。

草木染においても、この土着性は色や技法として現れます。植物をはじめとした自然の力を借りなければ成立しない草木染という行為は、自分の力が及ばないものを意識し、自分以外への創造力を働かせる行為です。この「自分以外への創造力を働かせる」というのは自然との遊びの話のように、人間中心的な現代において、とても大切な行為なのではないかと感じています。

染料として使用するヤシ科のビンロウの種子を乾燥した檳榔子(びんろうじ)は漢方の生薬に用いられています。

今年は「植物にまつわる創造力」をテーマに、北海道から奄美大島まで、染織工房、農家さん、植物博士を訪ねてリサーチの旅をしようと考えています。そして、リサーチを経て何かアウトプットできるように計画中です。それがアート作品になるのか、ワークショップになるのか、はたまた一冊の本になるのかは、まだ自分でも決めていません。リサーチをしながら、こういうカタチに残したいと思えるものを探っていこうと思っています。


目まぐるしい生活のなかでは見逃しがちな自然の美しさやかすかな変化・・・。山本さんの作品には繊細さと力強さをあわせ持つ植物、そして自然とのつながりを感じ、自分自身の生活と向き合うきっかけを得られるのではないでしょうか。

6月からは山本さんがリサーチの旅での体験を中心に、日々の発見をレポートする連載がスタート。「ここに行ってみるといいよ」などおすすめスポット情報も随時募集中だそうです。どんな出会いが待っているのか、乞うご期待!

自分でみつける。この場所で生きていく理由【山口乃々華 / コトノハ日和 vol.04】

言葉があるから伝えられること、伝わること。そこから広がっていく思考、癒し、つながり、希望、愛情・・・深くて力強いもの。女優 山口乃々華が、心に舞い落ちてきた“コトノハ(言葉)”を拾い集めて、じっくりと見つめ、ゆっくりと味わい、思いのままに綴っていく連載。さあ、一緒に元気になりましょう。


好きな場所をみつけて生きていく

nonoka

今年のGW、皆さまいかがお過ごしでしたか? 三年ぶりに規制のないGW。私は両親と共に母の実家に行きました。ゆっくりと数日間を過ごせたのは、とっても久しぶりで。うーんと羽を伸ばし、そこでの時間を満喫してきました。

朝方に聴こえてくるのは、鳥たちの声。
あぁそうだったなぁって、記憶がよみがえった。

私がまだ小学生で、もしこれが夏休みの朝だったら、飛び起きて、朝ごはんを急いで食べて、外で汗だくになりながら遊んでいたけれど。今の私はとにかく眠くて、たまらなかった。

しかし変わらずに心地の良い朝。さぁ、ゆっくり休んでいいですよ。と神から許されたような気分になりました。思う存分二度寝をして、飽きたら起き上がるのです。
それからリビングに行けば、家族の誰かしらが起きていて、「おはよう〜」と言いながら、それぞれの寝癖をチェック。見事な大爆発。

そこにある当たり前な日常に包まれるのは、とても心地がいい。私、そんなに疲れているわけでも、凹んでるわけでもないのだけれど、癒されました。


そんな数日を過ごした帰り道は「あー! 頑張らなきゃな」と思う。しっかり遊んだし。気持ちをシャキッとするスイッチをオンにして取り戻さないといけない。東京はいつのまにか、静かにじっくり沼に足を取られるような場所だということを、私はまだ忘れてはいけない。

そんな気持ちにさせる東京というものは、私を知らぬ間に”夢中”で埋め尽くしてくれている。そんなパワーがある。だから頑張れているのかもしれない。
強くて眩しい。
強くて眩しいから私はここ東京が”好き”なんだと、少し離れて分かった。


いろんな人がいて、いろんな生き方がある。

ここで生きるのが好きな私を、この場所を選んでいるのは私自身なんだということを、あらためて思い出させてくれました。すべてを、もう一度愛さないとなぁ、なんて思うGWでした。


銀色夏生さんの『すみわたる夜空のような』という詩集のなかに「この中で」という詩があります。

「この中で」

この中で
好きな場所を
ぐるっとみわたしてみつける

あのすみ
あたたかく沈みこんでるような
静かに落ち着く場所

いつも
今いるこの中で
目の前のこの中で
好きな場所をみつけて
生きていく

この中だったらここ

ここじゃないとはもう言わない

(銀色夏生 『詩集 すみわたる夜空のような』/角川文庫より)


この詩集を読んでいると、古いアルバムをめくっているような気持ちになった。それが、私のアルバムなのか、違う誰かのものなのかはわからないけれど、懐かしくて、ちょっと心の古傷が痛む。

一見、この詩で書かれていることと、私が抱いた“今いる場所”への想いは異なっているようだけれど、でも私なりの解釈はしっかり重なっている。

「この中で」の詩は、「好きな場所をみつけて生きていく」というのがお気に入り。
自分の好きが、「この中で」味方になる。

今を見つめて、ここじゃないなんて、思うことなく、この場所を選んで、ここにいる私。


だから、”ここ”で、私は、私らしく生きていきたい。


nonoka


Profile
山口乃々華(やまぐちののか)
2014年からE-girls主演のオムニバスドラマ「恋文日和」第7話にて主演を務め女優業をスタート。映画『イタズラなKiss THE MOVIE』シリーズ、ドラマ・映画『HiGH & LOW』シリーズほか、2020年には『私がモテてどうすんだ』のヒロイン役など、数々の作品に出演。 2020年末までE-girlsとしての活動を経て、2021年より女優業として本格的に活動を開始。2021年3月、初のミュージカル『INTERVIEW~お願い、誰か助けて~』、同8月にはミュージカル『ジェイミー』、2022年3~4月はミュージカル『あなたの初恋探します』でヒロインを演じた。ドラマは現在「ビッ友×戦士 キラメキパワーズ」(テレビ東京系)に出演中。書籍『ののペディア 心の記憶』(幻冬舎文庫)も好評で、文章を書くことも好き。2022年7月、舞台『オッドタクシー』への出演が決定。
https://www.ldh.co.jp/management/yamaguchi_n
Instagram  @yamaguchi_nonoka_official

思わず「セ・ボン 美味しい♪」を連発!通いたくなる、パリ気分のオーガニックカフェレストラン【渡辺知夏子のエシカルスポットNavi. vol.07】

普段の何気ない暮らしのなかで、サステナブルなアクションが出来たら素敵だと思いませんか? エシカルなライフスタイルを提案しているレストランやショップを、自身もウェルビーイングな生活を心掛けているというモデル渡辺知夏子さんがナビゲート。今回は、南青山のファストカジュアルレストラン『CITRON Aoyama(シトロン アオヤマ)』をご紹介します。


フレンチサラダバー「CITRON Aoyama」

CITRON

東京メトロ銀座線・外苑前駅のすぐ近く。ラグジュアリーホテルや有名ショップ、一流企業が立ち並ぶ通りの一角に、カジュアルなカフェレストラン「CITRON Aoyama(シトロン 青山)」はあります。

さまざまな種類の味わい豊かなフランス料理と、国産で最高級の有機栽培野菜を材料にしたテイラーメイドのサラダが特徴で、フランスの家庭料理をヒントに、ヘルシーでバランスの取れた彩り鮮やかなメニューを提供。オーガニックで健康的なベジタリアン料理の新しいスタイルを目指しています。

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メニューにディスプレイされた大量のレモン!

「CITRON」とはフランス語で「レモン」のこと。その言葉どおり、店内には数々のレモンが飾られています。ちなみに名前の由来となったレモンは、フランス人オーナーのジョナサン・ベルギッグ氏が飼っていた愛犬、フレンチブルドッグの「レイモンド」の愛称なのだとか。

CITRON

「僕がベジタリアンになったきっかけも、レイモンドが関係しています。ある日、大好きなレイモンドと子豚の姿が瓜二つであることに気づき、豚肉を食べられなくなってしまったんだ。

さらに肉や魚を食べる食生活に疑問を持つようになってしまって。だって僕はすべての動物を愛しているから! それでベジタリアンになることを決意したんだ」

CITRON

店名の由来になったフレブル、レイモンドのフィギュア。看板犬としてお店の人気者でしたが、3年前に虹の橋を渡ってしまったのだそう。現在は新しく家族を2匹お迎え。新たな看板犬としてお店に立つ日が来るかも?

そして2013年から日本での生活をスタートさせると、外出先の食事で悩まされることに。

「どの店に行っても、料理の中には必ず肉や魚が入っているんだよ。日本でベジタリアンとして生活を送ることの難しさを実感したんだ。欧米はもちろん、他外国では庶民的なレストランでもベジタリアン向けの食事が必ず用意されているけれど、この国は違ったんです」

CITRON

常連客の間で人気の高いキッシュも、肉や魚は不使用。種類は2週間ごとに入れ替わるので、いろんな味を楽しむことができます。

今でこそ日本人でもベジタリアン人口は増えているものの、10年前といえばかなり少数派。当時は肉や魚を扱わないレストランは、数えるほどしかなかったのだそう。

「だから自分でお店を開くことにしたんだよ。外苑前駅を選んだのは、外国人居住者が多いという情報を耳にしたから。彼らのなかには、自分と同じベジタリアンが必ず存在すると思っていたからね。ただ、この前衛的なコンセプトがなかなか受け入れてもらえず、テナント探しはひと苦労だったよ」

CITRON

愛犬家にうれしい、ペットフレンドリー。

数々の試練を乗り越え、2015年にようやく開店させた『CITRON Aoyama』は、ベジタリアン仲間やクチコミを通して瞬く間に人気店に。

そしてこのレストランでは、地域のNPO活動にも率先して参加しています。レジ付近に設けられた特設スペースにはパンフレットや名刺などが所狭しと置かれており、さまざまな情報を提供。さらに、毎月利益の1%をAFJに寄付して、積極的に社会貢献活動を行なっています。

CITRON

今回の取材で気さくに対応してくださった、オーナーのジョナサン・ベルギッグさん。

※AFJ(Animal Friends Japan)は、新潟を中心に活動するNPO法人。日本各地で引き取り手のない犬や猫を救い、お世話をしながら新しい家族を見つけることに力を注いでいる団体です。


以前から大ファン!見た目も美しくて味も量も大満足

CITRON

数年前からライトヴィーガン生活を送っている知夏子さん。

「30代になってから体調の変化を気にするようになって、食生活の見直しをするようになりました。自炊したり、外食でも食材を気にしてメニューを選ぶようにしたり。また、ある一定期間は、肉や魚、小麦を極力避けて生活するように。こうすることで、体がリセットされるんです」

CITRON

以来、都内のベジタリアン専門店やヴィーガンショップに足繁く通うようになったそう。なかでも『CITRON Aoyama』は、お気に入りのレストラン。

「以前からこちらにはよく通っています。サラダがとてもボリューミィで、食べ応え抜群。食材の種類も豊富で、味も『これで肉や魚は不使用?』と思わせるくらいコクや深みがあるんです。

CITRON

そして、なによりお店の雰囲気がステキ! 店内にはオーナーが選んだインテリアがあちらこちらに飾られていて、細かいところにまでいろんなこだわりが感じられます。とにかく、眺めているだけで楽しい気分に♪」

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お店に入るとすぐに目に飛び込んでくるのが、色とりどりの野菜やトッピングがディスプレイされたサラダ・バー。知夏子さんは、常連だけあって慣れた様子でサラダをオーダー。今回はサラダランチを選択しました。

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サラダのトッピングは、なんと20種類以上! 有機栽培野菜を中心に旬の食材を取り入れいているため、季節ごとに食材が入れ替わります。

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ミックスリーフをベースに、選んだトッピングを乗せてもらい、仕上げにドレッシングをたっぷり注いで完成。ドレッシングは4種類から選べます。

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トッピングのセレクトに自信がない人は、おまかせサラダを選択することもできます。こちらはその一例。

なかでも一番人気なのが、右下の「サラダ シトロン」。自家製ドライトマトにキアヌ、木綿豆腐、アボカド、自家製ファラエル、レンズ豆を加えた、華やかな見た目が特徴のサラダ。ドレッシングはフレンチベースに醤油を加えた、パリ-東京ドレッシング。

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オーダーを終えたら、プレートを持って2階へ。
コンクリートを基調としたシックな内観のゆとりのある空間が広がっています。席は自分が好きな場所を選ぶシステム。

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おまかせサラダ(もしくはオーダーメイドサラダ・トッピングは4点)スープ、パン付き ¥1,380

CITRON

「大きめのボウルに旬の野菜がたっぷり! これにスープとドリンク、バケットもつくから食べ応えがあります。新鮮な野菜の味と食材を生かしたドレッシングの相性も抜群です」

さらにお店のおすすめ、キッシュも味見させていただきました。

CITRON

キッシュセット(キッシュ、スープ、サイドサラダ付き)¥1,380 キッシュは、2種類から1点セレクト。

「まるでスポンジケーキのような厚み! 生地がフワッフワだから、ナイフがスッと入って、簡単にカットできますね。お野菜がたっぷり入っているのでボリューム満点だけど、とってもヘルシー。キッシュにセットされるサラダは日替わりで、今日は私の大好きなコールスローでした」

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〆にいただくデザートは、人気ナンバーワンのレモンタルトと自家製レモネードを。

CITRON

レモンタルト(ランチデザートセット価格)¥460、自家製レモネード(ランチドリンクセット価格)¥340

取材時は、オーナーのジョナサンさんがサーブしてくださいました。

「鮮やかなレモンカラーで、見た目からして美味しそう! レモンの風味と甘味のバランスが絶妙で、たまらない一品ですね。ランチを食べた後でも、ペロリといただけそう(笑)。

コールドドリンクには紙ストローを採用しているなど、細かい部分にまで環境に配慮しているところもステキですよね」

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美味しい食事を楽しみながら、地球にも社会にもやさしい活動を支援できるこちらのレストラン。興味のある方、ぜひ一度足を運んでみて。


CITRON Aoyama
東京都港区南青山2-27-21 セイリンビル1F/2F
03-6447-2556
http://citron.co.jp/

※Uberでの注文も可能。オンラインショップも展開中。また、2階の店舗はプライベートのセミナーや音楽イベント、誕生日会として使用することもできます。


〈衣装〉ロゴTシャツ¥9,900、黒ウォッシュドデニムシャツ¥19,800、グリーンオーバーダイストレートパンツ¥20,900/以上MICA&DEAL バッグ ¥20,900/VIOLAd’ORO サンダル(CLASS FEVER)¥3,600/Ipanema

SHOP LIST
MICA&DEAL https://mica-deal.com/
Ipanema https://ipanemajapan.com/
VIOLAd’ORO https://violadoro.jp/

 

GYUTAEさんを幸せに導いたメイクの可能性【気になるあのひとに10の質問】

オリジナルなスタイルを持って生きている素敵なひとに聞く、10のQuestion。心や暮らしの豊かさは、ブレない生き方や考え方が築くもの。内面から輝くひとはどのようなことに目を向け、何を実践しているのかーー心地よく、充実した毎日を生きるためのヒントを探ります。

今回は、YouTubeを中心に活動する美容クリエイター、メイクアップアーティストのGYUTAE(ギュテ)さんにクエスチョン! 10代から全身脱毛症を患い、髪やまつ毛、眉毛など全身の毛が生えないというハンデを負いながら、メイクを通じて発信されるコンプレックスと共に生きる方法は幅広い世代から共感を集めています。


「メイクが自分を好きにさせてくれた」

Q01 メイクを始めたきっかけは?

僕が中学生のころ、東方神起の元メンバー、ジュンスさんのファンでした。彼がソロデビューした際、メイクで大胆にイメチェンした姿を見て「男性でもメイクでこんなに顔が変わるんだ」と衝撃を受けたと同時に、男性がメイクするからこそ醸し出される妖艶な雰囲気に惹き付けられ、メイクに挑戦しました。


Q2 最近熱中して取り組んだことは?

今年3月に初エッセイ『無いならメイクで描けばいい』を出版しました。僕はこだわりが強くて、悪くいうと人に任せられないタイプ(笑)。撮り下ろしの巻頭グラビアは、自分でヘア&メイク、スタイリングを担当しました。表紙は耽美なメイクを施した男性が煌びやかなジュエリーを身に着けることで、僕がジュンスさんを見て感じたように、脳裏に残るような強いヴィジュアルを目指しました。

エッセイでは、脱毛症やいじめなどの辛い経験から学んだこと、そしてメイクの可能性や楽しさを伝える美容クリエイターとしての現在までをせきららに綴っています。過去を振り返るとネガティブな記憶がどうしても強く残りがちですが、周りに助けれられながら今があることも実感しました。だから今は本を出す前よりも、あまり過去に縛られていないように感じます。

GYUTAEさん初のエッセイ本。『無いならメイクで描けばいい』 GYUTAE(ギュテ)著 /幻冬舎


Q3 今までの人生でターニングポイントになった出来事は?

アパレルショップ「スピンズ(SPINNS)」の広島店で働き始めたことです。スピンズは服装、髪型、髪色、メイクなど何でも自由で、個性豊かなスタッフ揃い。それまではさまざまな感情や規則に縛られて自分らしさを出せずにいたけれど、働き始めてから堂々とメイクをするようになって、自分に似合うメイクも研究。このころから自分のことを好きになりました。

スピンズ時代のGYUTAEさん。


Q4 最近のマイブームは何ですか?

キラキラしたもの! 僕は服装もメイクもすべて、男も女も関係なく自由なものという考え。「男性だから」という概念を覆したくて、あえて大振りのキラキラとした華やかなアイテムを身に着けるのが気に入っています。

キラキラのスワロフスキーネイルがお気に入り。


「マインドや環境が変われば、言葉も人間関係も変わる」

Q5 大切にしている言葉は?

「類は友を呼ぶ」。周囲の人は自分自身を映し出す鏡だと思っています。僕が上京したてのころ、上手くいかないことが多く、周囲に不平不満を漏らしていました。するとそういう話が好きな人が集まってくるんですよね。だからお酒の席でも悪口大会みたいになってしまう(笑)。努力が足りないから成功しないのに、愚痴や悪口を言っている自分が嫌いでもありました。

スピンズ時代を経て、自己否定から自己肯定するようになると、自然と不平不満を漏らすこともなくなり、僕の周りにはハートフルな人たちが集まってきたんです。マインドや環境が変われば、言葉も人間関係も変わります。僕がハッピーなら、周りもハッピー。そんなふうに良い影響が広まっていくとうれしいです。

僕を応援してくださるファンの皆さんのことを、GYUTAE MATE(ギュテメイト)と呼んでいます。Youtubeのメイク動画ではメイクスキルや考え方、悩みなど僕のありのままを発信していて、「類は友を呼ぶ」のとおり、僕と同じような経験をされていたり、何か悩みを抱えている方が多く集まってきます。動画配信後のコメントに励ましの声をいただいたり、逆にSNSを通して僕のもとに集まったお悩み相談にのったり・・・ファンというよりお互いを助け合っている大切な存在。

動画を上げるたびに「なんで眉毛ないの?」といったコメントも増え、嫌われるんじゃないかと反応が怖かったけれど全身脱毛症であることを告白しました。皆さんから温かいコメントをいただいた一方で「病気を売りにしている」というコメントがあったんです。ちょうど仕事でも悲しい出来事があったタイミングと重なって、かなり落ち込みました。それで『聞いてほしい事。僕は脱毛症の人ですか?メイク上手い人ですか?』という動画を投稿。その動画には「ギュテくんの人柄やメイクが好きで観にきています」「“病気だから可哀想だ”と思って観にきたこと一度もありません!」などのコメントをいただいて、ギュテメイトの皆さんの言葉にすごく支えられました。言葉の言い回しや視点を変えるだけでマイナスに見えていたこともプラスに変わる。そんな経験から、言葉をとても大切にしています。


Q6 今、挑戦してみたい“新しいこと”は?

本のタイトル『無いならメイクで描けばいい』のとおり、描くことが得意なので特殊メイクにどんどんチャレンジしたいです。自分の頭のなかにあるメイクアイデアを、より魅力的に表現できるように撮影技術も磨いていきたいと思っています。

GYUTAEさん=眉メイクといわれるほど好評の“眉毛の描き方”動画。徹底研究によるメイクテクニックは必見!


Q7 今、欲しいものは?

大容量のクローゼットが欲しいです。メイクと同じくらいファッションが好きなんです。今はクローゼットやタンスの中に収まっていない洋服がたくさんある状態で、着なくなった服は部屋着としては着られそうだとしばらく保管していたのですが、結局出番なし。先日思い切って整理しました。

ストレス発散方法がお買い物。洋服選びの基準は、スタイルアップするかどうか。「合いそう」では買わず、必ず試着します。コスメにおいても、自分でちゃんと使っていいものを皆さんにご紹介したいので、実際に使って細かくチェックします。


Q8 仕事をするうえで手放せない「三種の神器」を教えてください。

コスメ、スマートフォン、リングライト。僕のメイクは“30時間崩れないメイク”とうたっているので、常備しているコスメはマーシュフィールドのフェイスパウダーと、ディオールのマキシマイザーだけです。

こだわりが詰まった愛用品。仕事現場には大量のコスメを持ち込みます。


Q9 地球のために実践している、ちょっとイイコトを教えてください。

コスメは使い切る前に飽きてしまったり、次のコスメを試したくなり、そのうちに品質が劣化して罪悪感を持ちつつもゴミ箱行き・・・なんて経験もあると思うのですが、最後まで使い切ってから次を使うように心がけています。


Q10 2030年までに実現したい夢やテーマを教えてください。

今よりも僕自身の知名度をあげて、メイクやファッションを中心にさまざまなプロデュース商品を世の中に送り出せたらいいなと思っています。「メイクでこんなに変われるんだ!」という体験は自信につながります。僕の活動を通してメイクの可能性を知り、たくさんの人が自分に自信を持てるようになったらうれしいです。

現代アートの“感じ方”を教えてくれた事典です【小泉里子 / 未来に続くBOOKリスト vol.7】

あなたの本棚には、これからの人生で何度も読み返したい本が何冊ありますか? モデル 小泉里子さんの連載エッセイ「未来に続くBOOKリスト」。読書好きの里子さんが、出合ってきた本のなかから“ずっと本棚に置いておきたい本”をセレクトしてご紹介します。


satoko


BOOK LIST_07

『現代アーティスト事典』

ジャンル=アート 美術手帳 編/美術出版社


事典と聞くと分厚くて重い参考書的なものを思い浮かべるかもしれませんが、今回紹介するのは、持ち歩くことができ、気軽に読める現代アーティストを紹介した事典です。


私と現代アートの出合いは、かれこれ15年前くらい。友⼈のマツこと松⼭智⼀⽒との出会いから始まりました。
NYで暮らす彼が東京で個展を開催すると聞いて、そこに訪れたのがきっかけ。以来プライベートでも家族ぐるみのお付き合いになりました。NYのマツのスタジオに遊びにいっては、テストの紙に⾊を塗らせてもらったり、たくさんのアシスタントが壁⼀⾯ほどの⼤きさの作品を制作したりを間近で⾒て、現代アートという未知の世界に⼀気に引き込まれました。

ある日、そんな私をマツ夫婦があの歴史あるオークションハウスSothebyʼs (サザビーズ)に誘ってくれたのです。マンハッタンの71 丁⽬とヨークアベニューが交差する角にあるサザビーズのビルでは、オークション前にビューイングといって、出品作品を品定めができる期間があって、しかも誰でも無料で入場でき、アート作品を間近で観ることができるんです。
っと! まーそんな説明を受けながら、そのときはさっぱり理解出来ないくらいにまだまだアートの世界に疎かった私。⾔われるがまま待ち合わせの場所に⾏き、初めてサザビーズを訪れたわけですが、⼊⼝からして異様な空気を感じずにはいられませんでした。

アベニュー沿いには⾼級⾞がずらりと並び、世界の富豪を顧客に持つアートアドバイザーたちが、すごい勢いで出たり⼊ったりしている回転ドアで、私は⼀⽣グルグルと回り続けてしまいそうなくらい圧倒されてしまいました。今や現代アートは巨額なビジネスになっていますが、そのパワーを実感。数⽇後には、ここで数⼗億、数百億が動く・・・そんな世界を垣間⾒れるワクワクが⽌まりませんでした。


いざ、作品を観始めると、マツは⼀つひとつ丁寧に作品やアーティストについて教えてくれました。まだまだ無知だった私にとって、ほぼほぼ初めて聞く名前や作品でしたが、今振り返ってみると、そうそうたるメンバーの作品を⽬にしました。
この本の表紙にもなっているJeff Koons(ジェフ・クーンズ)やDamien Hirst(ダミアン・ハースト)、Jean-Michel Basquiat(ジャン=ミシェル・バスキア)など。今でも⼀気にこれだけの作品を観ることが出来たのはこのときだけ。この⽇を境に点と点を結ぶように、この本を読みながらアーティストと作品を覚えていくのですが、会場では初めて観る作品を⽬の前に、⼩さく横に書かれた落札予想⾦額にも度肝を抜かれ、ビルを出たとき、しばらく現実社会に戻るのに時間がかかりましたよ(笑)。

⼀番印象的だったのは、キャンバスをただカッターで斜めに切った作品が⾼額な予想⾦額をつけていたこと。「これは⼀体・・・」という気持ちが無意識に声に出てしまったほど、謎すぎました。そして、私でもできる!と⾃信を持ってしまいました(笑)。
マツ夫婦に「謎すぎる〜」と連発していたら、「アートはやったもん勝ちだからね」と⾔われ、後⽇、私にもできる“今までにないもの”を考えてみたけれど、凡⼈にはそんな閃きは皆無でした・・・。


そんな「やったもん勝ち」と⾔ってしまっていいのかわからないけれど、現代アートって、それぞれのアーティストの世界に招待されている感覚で、それをなんで?と問う⽅が違和感で。私がその作品がもたらす意味とか考えても無駄なのかなと思います。

作品の前に⽴ち、ただただ受け⼊れる。

それが私の現代アートとの関わり⽅。この本をきっかけに、そんなふうに現代アートを感じるようになりました。

どんなアーティストがいるのか、現代アートがどのように変化してきたのかを知れるアート⼊⾨としては、最適な⼀冊。まずは、たくさんのアーティストを知ること! かつての私のようにアート初心者の方、ここから始めてみませんか?


『現代アーティスト事典 クーンズ、ハーストから村上隆までーー1980年代以後のアート入門』(げんだいあーてぃすとじてん)

1980年代以後の現代アートの流れを、わかりやすく丁寧に解説。アーティストやその代表作品についてだけでなく、各時代背景やその解釈まで学べる“永久保存版”。オールカラーで写真も豊富。眺めているだけでも楽しく、美術展にも携帯したい一冊です。


小泉里子


Profile
小泉里子(こいずみさとこ)
15 歳でモデルデビュー。数々のファッション誌で表紙モデルを務め、絶大な人気を誇り、広告やテレビ番組でも活躍。着こなすファッションはもちろん、ナチュラルでポジティブな生き方が同世代の熱い支持を得ている。2021年2月には第1子となる男児を出産し、同5月より生活の拠点をドバイに移す。ドバイでの生活や子育てにもさらに注目が集まっている。仕事、プライベート、ドバイでの生活を綴った著書『トップモデルと呼ばれたその後に』(小学館)をリリース。
http://tencarat-plume.jp/
Instagram @satokokoizum1

森カンナ「私たちはどこまでいってしまうのだろうか?」【連載 / ごきげんなさい vol.07】

俳優 森カンナさんが日々の生活のなかで見つけたこと、感じた想いを綴る連載エッセイ「ごきげんなさい」。自分を“ごきげん”にするためのヒントを探しましょう。


森カンナ


「Too much」

変な夢をみた。

簡単に話すと、頭の中に携帯を入れ込んでいる“携帯人間”になる手術をするかしないか決めなくてはいけなくて、時間もどんどんなくなっていくなか、決断しなくてはならない。手術すると決めた人たちから麻酔の液体を耳から流し込まれて、目の前で手術が始まる。
みたいな夢で、起きた後30分くらいぼーっと考え込んでしまった。


きっとこの夢をみる数日前に、Netflixのドキュメンタリー&ドラマで「監視資本主義 デジタル社会がもたらす光と影」という作品を観たせいだとは思うのだが、なんだかすごく恐ろしかった。


でもよく考えると私たちは今、どんどんと携帯人間に進化していっている。

文章を書いてるときの漢字の出てこなさにも驚くし、ナビが連れて行ってくれるから道も覚えない。
昔は、家族や大切な人の携帯番号は何個も記憶していたし、携帯を開いてもやることはあまりなかった。

もちろん人の生活を写真や動画で覗くことも、人がふと思った呟きを目にすることもなかった。

友だちと会ったときには聞いてないこと、話してないこともいっぱいだったし、買い物も買いに行かないといけない場所もたくさんあって、足をたくさん動かした。


あぁ・・・進化と退化は同時に起きているんだ。と何ともいえない気持ちになる。
便利な世の中になっていく代償は思っているより大きいのかもしれない。


私たちはいったい、一日にどのくらいの時間スクリーンを見ているのだろう。
思えば、コーヒーショップでコーヒーを頼んで待っている間、エレベーターを待っている間、電車を待っている間。移動してる間。
ちょっとの隙があれば携帯を触っている。

携帯を触っていなくとも、最近はタクシー、電車、エレベーターの中、至るところにスクリーンがあって、ちょっとの時間でもすかさず目に入ってくる広告。無意識で情報が頭に刷り込まれていく。
今後、今じゃ想像もつかないような場所に画面が取り付けられていく予感・・・。

そしてテレビにパソコン。
とにかくデジタルだらけだ。


その情報の質に対してもそうなのだが、このToo muchな情報社会で生きていくからには、ただただ流れてくる情報を受けとるだけの受け身だといけないんだと、コロナが始まって以来、深く考えるようになった。
自分から能動的に、質のいい情報源を見つけていかなければならない。

さぁ、これからどんどん加速するデジタル社会、人間はどこまでいってしまうのだろうか・・・。
いやはやいやはや。


kanna

自然な場所を欲する日々。思い立って朝から砂浜を裸足で歩いて、犬たちと寝転がっていた。何も考えずにぼーっとする時間がないとね。


Profile
森カンナ(もりかんな)
俳優。富山県出身。映画『地獄の花園』『鳩の撃退法』、TBS『プロミス・シンデレラ』、フジテレビ『ラジエーションハウスII』など、数々の映画やドラマに出演。2021年には、自身初舞台となった蓬莱竜太演出『昼下がりの思春期たちは漂う狼のようだ』で、600人のなかからオーディションによって選ばれ、観客を魅了。放映中のフジテレビ 月9ドラマ『元彼の遺言状』(毎週月曜21時~)1話、2話にゲスト出演。
https://kannamori.com/
Instagram @kanna_mori

私の背中を押してくれる、4つの単語【山口乃々華 / コトノハ日和 vol.03】

言葉があるから伝えられること、伝わること。そこから広がっていく思考、癒し、つながり、希望、愛情・・・深くて力強いもの。女優 山口乃々華が、心に舞い落ちてきた“コトノハ(言葉)”を拾い集めて、じっくりと見つめ、ゆっくりと味わい、思いのままに綴っていく連載。さあ、一緒に元気になりましょう。


まずは近況報告から

私は先日まで「あなたの初恋探します」というミュージカル作品に出演させていただき、そのことで頭がいっぱいいっぱいの日々でした。そしてなんとか無事に、4月17日の千秋楽を終えることができました。とっても楽しい作品で、たくさんの笑顔が生まれる素晴らしい時間でした。

しかしながら、私にとっては2月の終わりから始まったこの闘い・・・闘いなんて言葉はまったく似合わない爽やかな作品なのに、何というか、個人的にはやはり自分との闘い!という感覚で。心から軽やかにスキップできるほどの余裕もなく、ずーっと一歩一歩を慎重に踏み出しているような気持ちになった日々でした。

でも、春のこの爽やかな晴れ晴れとした空気に目一杯励まされたし、何よりも私の周りの方々が、環境が、心の奥底から支えてくれていました。本当にいつもいつも支えてもらってばかりの私。そのことについても、このままでいいんだろうか?と悩んだりしましたが、気が付きました。悩んでる時点で、まだまだ人のことをケアする立場というステージには、辿り着けていないのです。仕方ない! 時には素直に甘えさせてもらいながら、生きていく所存でございます。

自分のことで目一杯な私をいつかは卒業して、客観的に、もっと広く、もっと全体をを見渡せるような人になりたいです。

さて、春の目標発表(?)が終わったところで! 今月ご紹介したい「コトノハ」へ。


nonoka


The special secret of making dreams come true can be summarized in four C’s.
They are Curiosity, Confidence, Courage, and Constancy.

夢を叶える秘訣は、4つの「C」に集約される。それは「Curiosity (好奇心)」「Confidence( 自信)」「Courage ( 勇気)」そして「Constancy(継続)」である。ーWalt Disney
 

今回は、ウォルト・ディズニーのこの言葉について。
ウォルト・ディズニーが創りだした世界観や伝えているメッセージが好きで、いつかディズニープリンセスの声優を務めることが夢でもある私は、Twitterやネット上でよく引用紹介されているこの名言をみて、ドキドキした。

他にもいろいろな名言があるのだけれど、今の私にはこれがしっくり。


何かに向かっていくとき、叶えたいと努力をするとき、そのときのパワーは本当に心を輝きで満たしてくれて、自分に追い風が吹くような、そんな感覚がある。それはここにある「好奇心」からなのだろうか。やりたくて仕方ない! 今すぐ取り組んでみたい!とムズムズしてしまうとき、私はその物事にすごく集中できる。


そして、「自信」。
これは、私にとってすごく難しいことのように思える。しかし今までも、きっとこれからも「できる気がする!」と飛び込み、チャレンジすること自体は大好き。
一生懸命取り組んでいくのだが、その先で失敗を繰り返したり、なかなか成長できなかったりすると、どうしても不安になってしまう。壁にぶつかるのは当たり前だとわかっていも、そんな不安定なときに何かキツいことを言われたら、ふらぁーっと倒れていってしまいそうになる。
しかし、そんなことに負けちゃいけない!といつだって立ちあがろうとするのは、とっても長い目で見たら、私はいつかやれるはずだー-なんて、そんなふうに思えている私がいるからかも。もしかして、これが「自信」なのか?と思う。


「勇気」そして「継続」。
「できないなら、難しいかもね」「大丈夫? どうしていくつもりなの?」などなど。相手側は特別、こちらを責めてるつもりはないだろう言葉。しかし、言葉のなかに隠れている若干の怒りや呆れの棘がグサリと心臓と脳みそに刺さってくるときがある。
うるさい! どっかいけ! そう思っても、全然だめ。もうやめた方がいいかな? 諦めようか。人に迷惑をかけてまで、やり続ける意味があるのだろうか・・・? 本当、何にもできないな! 向いてないなぁ!と自分でその棘を猛毒にして、ぐりぐりぐりぐりと、えぐっていくのが私の思考回路。もはやそうするのが好きなんじゃ!?と思うほど。
毒が全身に回ったころには、とことん落ち込んでいるのだが、そんなときこそ「勇気」と「継続」だと思う。もう一度、立ち上がって勝負する勇気を。そして、諦めずにとにかく継続すること。どうせ、いつかはケロッと立ち直ってしまえるから、腐らないでいたいなと思う。


夢を叶える秘訣は、4つの「C」に集約される。
どうだろう、本当にこれらを大切にしていたら、夢が叶うのだろうか。まだわからないけれど、読むまではしょぼくれていた私も、やる気が湧くのだから、すごい言葉だと思う。

春は、何かと変化の多い季節。どうか周りに流されすぎず、自分の気持ち、意思を大切に過ごしていきたい。


nonoka


Profile
山口乃々華(やまぐちののか)
2014年からE-girls主演のオムニバスドラマ「恋文日和」第7話にて主演を務め女優業をスタート。映画『イタズラなKiss THE MOVIE』シリーズ、ドラマ・映画『HiGH & LOW』シリーズほか、2020年には『私がモテてどうすんだ』のヒロイン役など、数々の作品に出演。 2020年末までE-girlsとしての活動を経て、2021年より女優業として本格的に活動を開始。2021年3月、初のミュージカル『INTERVIEW~お願い、誰か助けて~』、同8月にはミュージカル『ジェイミー』、2022年3~4月はミュージカル『あなたの初恋探します』でヒロインを演じた。ドラマは現在「ビッ友×戦士 キラメキパワーズ」(テレビ東京系)に出演中。書籍『ののペディア 心の記憶』(幻冬舎文庫)も好評で、文章を書くことも好き。4/30(土)22:30から放送の特集ドラマ「昭和歌謡ミュージカル また逢う日まで」(BS プレミアム・BS4K)に夏木和香役で出演。
https://www.ldh.co.jp/management/yamaguchi_n
Instagram  @yamaguchi_nonoka_official

プライベート空間で”ととのい”体験できる、女性専用の個室サウナ【渡辺知夏子のエシカルスポットNavi. vol.06】

普段の何気ない暮らしのなかで、サステナブルなアクションが出来たら素敵だと思いませんか? エシカルなライフスタイルを提案しているレストランやショップを、自身もウェルビーイングな生活を心掛けているというモデル渡辺知夏子さんがナビゲート。第6回目は、今年3月にオープンした女性専用の個室サウナをご紹介します。


日本初!女性のための個室サウナ「SaunaTherapy」 

Sauna Therapy

近年は空前のサウナブーム。体が「ととのう」ことを求め、全国各地の施設に足を運ぶ愛好家の人も多いのでは? とはいえ、利用者の多くが男性ということもあり、女性向けの施設は少なく、かつホスピタリティに重点を置いている場所はまだまだ少数派。

そんなサウナ好き女子が心ゆくまで満足できる個室サウナ「SaunaTherapy」が、表参道にオープン! 日本初の女性向けに作られた、ラグジュアリーな空間が特徴の個室サウナです。

Sauna Therapy

発想のきっかけは、レバノンから輸入しているという、100%植物性の高品質な原料と自然の香りにこだわったヴィーガンソープ。

「生クリームのようになめらかなテクスチャーでキメの整った肌へと洗い上げるこの商品の世界観を、より多くの女性に知ってもらうにはどのようなプロモーションが効果的なのか・・・。そこで思いついたのが、近年ブームであるサウナ施設と結びつけることでした。

そして、『女性専用』にこだわったのは、仕事や子育てをしてマルチタスクな日本の女性が癒される場所を作りたいと思ったから。コロナ禍を経て、1人でゆっくりと気兼ねなく、ありのままの自分に戻れる場所を提供できたらと思ったのです」

そう語るのは、SaunaTherapy共同創業者の伊藤けいわさん。

Sauna Therapy

サンチュール・ドリアン ハマムソープ 205g 全10種 各¥4,378

そのソープが、こちら。ココナッツオイル、シアバターなど、自然由来成分を配合し、伝統技術を生かしたハンドメイドの石けん「サンチュール・ドリアン 」。

人気のハマムソープは、ロープがついているので、バスルームのフックなどに引っ掛けて自然乾燥させることができます。

Sauna Therapy

サンチュール・ドリアン マームールソープ 55gまたは75g 全10種 各¥2,200

この石けんの世界観をもとに、『香るサウナ。調和する私。』をコンセプトに立ち上げたこのサウナでは、女性の美を追求するためのエッセンスを凝縮。クリエイティブディレクター笹川友里さんを筆頭に、「ここでしかできないオリジナルなサウナ体験」にこだわって、施設やアメニティを作りあげたのだそう。

Sauna Therapy

山積みされたサウナストーンとパワフルな熱が特徴の電気ストーブは、フィンランドでは有名なiki社の製品を採用。また、オリジナルエッセンシャルオイルを使用した、セルフロウリュウを楽しむことができます。

さらにサウナを利用する前には、マインドフルネス講師監修の呼吸法をレクチャー。脳をダイレクトに刺激するアロマの香りと呼吸法で熱さを緩和して、サウナの効果を最大限に引き出します。

Sauna Therapy

個室スペースにはデッキチェアが置かれていて、サウナ体験後にゆったりと体を休めることもできます。

用意されているタオルは、IKEUCHI ORGANIC。柔らかな触り心地の極上のタオルが、優しく肌を包んでくれます。自然素材を使用したという籐のカゴもおしゃれ。

Sauna Therapy

そして注目すべきは、エシカルな取り組み。

「アメニティには化粧品ブランド SHIROとの取り組みで、すべてパッケージについた小さな傷や印字ずれで店頭に並べることのできない製品を導入しています。

自然素材から生まれるSHIROのスキンケアとともに、同じく自然素材にこだわった弊社の輸入商品であるレバノンのヴィーガンソープを採用。タオルもオーガニックコットンを使うなど、地球に優しい製品だけをご用意しました。

Sauna Therapy

そしてサウナに欠かせない水風呂は、天然の井戸水を使っています。間接照明や素材の質感にこだわって、入りたくなる水風呂をつくりました。水温が15℃前後の初心者も入りやすい温度で、肌あたりの良いまろやかな水質です。

こちらは80年以上表参道で守られ続けてきた井戸から汲み上げた貴重な天然水で、実は節水にも一役買っています。微力ながらではありますが、人や地域、環境に配慮した活動を心がけています。

『サウナに入ると優しくなれる』とフィンランドでは言われているそうです。それぐらい精神的に良い効果があるので、疲れ切ったときに、自分へのご褒美としてぜひご利用していただけたらと思います。そして、そんなご褒美を習慣化していってくださればうれしいです」


初めて訪れる個室サウナで、心身ともに「ととのう」体験を

Sauna Therapy

「実は、数年前からサウナに通っている隠れサウナー。とはいえ、よく訪れる場所は男性客を意識してつくられた施設だったり、大勢が利用する空間だったため、ご時世的に足が遠のいていました。今回訪れたサウナは、完全個室。しかも女性向けに考えられた空間ということで、エステサロン感覚で楽しむことができました」と知夏子さん。

Sauna Therapy

サウナを利用する前に、まずはロウリュウで使用するエッセンシャルオイルをセレクトします。目を閉じて心を落ち着かせ、正しい呼吸法で3種類のアロマを嗅ぎ分けます。そのなかで、一番スーッと自分のなかに入ってくる香りが、今の自分に合った香りなのだとか。

Sauna Therapy

「ロウリュウで使うアロマを、自分の体調に合わせて選べるのがいいですね。複数の精油をブレンドしたエッセンシャルオイルを使っているので、奥行きのある香りが楽しめます。

Sauna Therapy

今回、私が選んだのは『女性性』。スペアミントやジャスミンなどをブレンドした、ほんのり甘味のある爽やかな香り。監修を務めたアロマテラピスト 松尾祥子先生による香りのメッセージには、心が前向きになれる言葉が詰め込まれていました」

Sauna Therapy

開放感のある広々とした空間のパウダールーム。スキンケアからボディケアアイテム、ドライヤーなども完備されています。普通のサウナではお目にかかれないようなハイクオリティなアイテムがアメニティとして用意されていることも、うれしい限り。

Sauna Therapy

「アメニティとして用意されているSHIROのスキンケアが、本来であれば廃棄処分にされてしまう製品と聞いて、とても良い取り組みだなと思いました。パッケージの欠陥以外に問題はないそうで、もちろん中身は店頭販売されているのと変わりないクオリティ。自然由来の素材を最大限に引き出したブランド理念はもちろん、エシカルな取り組みにも積極的なSHIROは、こちらのサウナ施設の理念ともマッチしているなと実感しました」

Sauna Therapy

サンチュール・ドリアン ボディ&ヘアオイル 75ml ¥7,700

自社製品であるサンチュール・ドリアンの石鹸やボディオイルも。アロマ水に使われるエッセンシャルオイルは、こちらのオイルからインスピレーションを受けて作られたもの。全身はもちろん、ヘアにも使える多機能オイルです。 

Sauna Therapy

「広々とした個室では、とてもゆったりと過ごせそう。頻繁に通うのはちょっとお財布事情が厳しくて・・・という方でも、友達と一緒に利用すれば個室料を割り勘にできるので、意外とリーズナブルに利用できますよね。
他のサウナ施設ではなかなかお目にかかれないラグジュアリーな空間で、思わずテンションが上がってしまいました!」と知夏子さん。

Sauna Therapy

ロウリュウ用のアロマ水は、最大限に香りを楽しめるよう、スタッフが直前に調合。細かいところので配慮が行き届いていることを感じます。エッセンシャルオイルを注いでいる時点で、香りが部屋中に充満して、サウナ体験前から心地よい気分に。

Sauna Therapy

そして、いよいよサウナ体験! 用意されたサウナハットをかぶって、サウナルームへ。ミニランタンを使った照明とヒノキで作られたサウナルームに座っていると、都会のど真ん中にいることを忘れてしまいます。

お待ちかねのロウリュウも。ストーンに水をかけると、ジュ―ッと音を立てて湯気が立ちのぼります。心地よいアロマの香りに包まれて、疲れた体をリフレッシュ!

Sauna Therapy

サウナと水風呂の往復を終えて、デッキチェアでひと休み。自然光の入る個室で、贅沢な気分を満喫することが叶います。サウナ→水風呂→休憩を3回ほど繰り返すことで、「ととのう」感覚が体験できるのだそう。

アメニティやタオルだけでなく、サウナドレスも用意されているので、本当に何も持たずに手ぶらで通えるところも好ポイント。

Sauna Therapy

「香りに癒されながら心地よい発汗を終えたあとは、心も体もスッキリ。プライベート空間だから、マイペースでリラックスしながら過ごせるのもいい。この日の夜は、いつも以上に深い眠りにつくことができたような気がします」と語る知夏子さん。

地球にも人にも優しい取り組みを心がけたサウナ空間で、身も心も癒されてみてはいかが?


SaunaTherapy
東京都渋谷区神宮前3-4-7 エルム青山2F
03-6555-3714
https://saunatherapy.me/

〈料金〉
入会金:¥55,000(2022年4月30日までは無料)
スタンダード会員・月会費:¥55,000(利用回数8回/月)
ライト会員・月会費:¥33,000(利用回数4回/月)
スポット会員:¥11,000(1回)
初回に限り¥5,500で利用できる、SaunaTherapyデビューチケットも販売中。
※1個室につき最大3名まで利用可能。1人あたり追加料金 ¥2,200。


〈衣装〉スキッパーリネンブラウス ¥16,500、オーバーダイストレートパンツ ¥20,900/ともにMICA&DEAL サンダル(ELLA)¥3,300/Ipanema

SHOP LIST
MICA&DEAL https://mica-deal.com/
Ipanema https://ipanemajapan.com/

J-WAVE×Hummingで伝えていきたいこと。新番組がスタート!

4月は新年度のスタートで、いろいろなことをリフレッシュするタイミングです。Hummingも新しいことに挑戦して、今まで以上に多くの方にアプローチしていきたいと計画中。その1つとして、J-WAVEの番組でコーナーを担当することになりました。ぜひ、皆さんにもキャッチしていただければと思います!


日曜日の朝、一緒に“目覚めましょう”

jwave

Photo by dominik hofbauer on Unsplash


J-WAVEにて毎週日曜日の朝6時~9時にオンエアされる新番組『ARROWS』。このタイトルには「不安の多い現代社会において、この番組がポジティブな未来を目指す矢印に」という意味が込められていて、“よりよい未来のために今できるアクションを見つけていく新ワイドプログラム”が展開されます。Hummingが掲げている「A lifestyle in creating colorful earth」もポジティブに未来を目指すことが大前提。とてもシンパシーを感じるタイトルです。

ということで、この『ARROWS』のプログラムのなかにHummingがコーナーが誕生します!

jwave

Photo by Imani Bahati on Unsplash

Humming SUSTAINABLE ACTION」は、日曜日の朝に“未来について考える時間”を持っていただくためのワンコーナーです。SDGs、エシカルアクション、マインドフルネス・・・などをテーマに、私、社会、世界、地球について考えるきっかけをつくっていきます。

このコーナーは8時35分から5分間。日曜日を充実させるために、ぜひ早起きをして耳を傾けてください。気持ちよく目覚めて、そして一緒に“地球にイイコト”にも目覚めましょう!

Hummingでは番組で取り上げたトピックスを、より深掘りしてご紹介していく記事も掲載予定。こちらもあわせてお楽しみに!

新番組は気になるテーマが満載です

jwave

『ARROWS』のナビゲーターを務めるのは、音楽ユニット「チャラン・ポ・ランタン」のメンバーで、世代を超えたファンを持つ、ももさん。現代社会のいろいろなテーマに対して、彼女がどのように想いや考えを伝えてくれるのか、とても楽しみです。

この番組では、さまざまな世代からのリアルボイスを集めて分析紹介する「OUR VOICES」や、 未来を担う子供たちを応援する「J-WAVEこどもみらいプロジェクト」との連動コーナーなど、“聴きどころ”がたくさん。

ポジティブな未来に向けて何か始めたくなる、きっとそんな刺激をもたらしてくれるはず。どうぞ、ご期待ください!


J-WAVE
https://www.j-wave.co.jp/

森カンナ「繰り返してきた失敗から抜け出した今」【連載 / ごきげんなさい vol.06】

俳優 森カンナさんが日々の生活のなかで見つけたこと、感じた想いを綴る連載エッセイ「ごきげんなさい」。自分を“ごきげん”にするためのヒントを探しましょう。

これは自分への“最高の贈り物”【小泉里子 / 未来に続くBOOKリスト vol.6】

あなたの本棚には、これからの人生で何度も読み返したい本が何冊ありますか? モデル 小泉里子さんの連載エッセイ「未来に続くBOOKリスト」。読書好きの里子さんが、出合ってきた本のなかから“ずっと本棚に置いておきたい本”をセレクトしてご紹介します。


satoko


BOOK LIST_06

『トップモデルと呼ばれたその後に 個性を売りにしなければ、人生が回り出す』

ジャンル=エッセイ 小泉里子 著/小学館


今月は、私、私、私の本です!(笑)
これは、本棚に残しておきたい絶対的な本ですね。はい。2012年にライフスタイル本を出版してから、ちょうど10年、私自身2冊目の書籍になります。

先日、HummingのH-styleでも書籍に関することや、今のドバイ生活のことなど、いろいろと取材していただきましたが、せっかくなので、ここでもしつこく紹介させてください。

今年の3月に無事に出版することができましたが、この書籍に取りかかったのは2年も前のこと。さぞ、すごい内容なのかと思うかもしれませんが、普通です(笑)。
『トップモデルと呼ばれたその後に』というタイトルには、少し恐縮する気持ちもありましたが、ここはインパクトが大事!ということと、私のことを知らない方でもモデルだということは一発で伝わるかなという思いです。

内容は、これまでの私の思考、プライベートな話、移住先のドバイでの生活、そしてこれから・・・と、とにかく読んでいただければ私という人となりを感じていただける内容だと思います。

子育て中と海外移住で、基本的に今はお仕事をお休みしていますが、今回は本を出版したということで、一時帰国中にいくつかの媒体で取材をしていただきました。その取材を受けるなかで、こんな質問がありました。

「思ったよりもさらけ出していることに驚き、恥ずかしいという気持ちはなかったですか?」

一瞬、なんのことだかわからず、本の内容を頭のなかで必死にグルグル思い返しましたが、あまりにも心当たりがなさすぎて、どのあたりでしょうか?と逆に質問してしまうほど。

まだモデルとして駆け出しのころ、他のモデルさんと自分を比べすぎて悔しい日々だったという話や、表紙を降ろされたときの話など、普通だったらあまり言いたくないような話が赤裸々に語られていたので、ということでした。

確かに、その出来事があったリアルタイムではさすがに言えないけれど、私の場合は消化できた瞬間に、その出来事はプラスに置き換えられてるんだなと、この質問を期にそう気付きました。
なので、恥ずかしいという思いはなかったです。あるとするなら、情けなさかな(笑)。


発売後、たくさんの方から本の感想をいただきました。
私の話で、こんなにも共感してくれる人がいて、涙してくれる人がいて。なかには、何となく中断していた妊活を再開しました、という方もいたりして、それは何よりもうれしい便りでした。

この本を読んで、自分の人生をどう彩っていくか、今しか出来ないこと、この先10年をどんなスタイルで過ごしていくかーーを考えるきっかけにしてもらえれば。自分自身でしかつくれない未来をつくり上げていこうとするチカラを持つことができたら、それは未来の自分への最高の贈り物ですよね。

私自身がまさにそんな気持ちになることができたということは、この本を書こうと思ったときには想像もしていなかったことで、今まさに自分への“最高の贈り物”になったことを感じています。


『トップモデルと呼ばれたその後に 個性を売りにしなければ、人生が回り出す』(とっぷもでるとよばれたそのあとに こせいをうりにしなければ、じせいがまわりだす)

数々のファッション誌のカバーを飾り、同世代の女性たちから圧倒的な支持を得てきたモデル 小泉里子が、そのバックステージで抱いていた想い、仕事を通して得た体験と考え方、そしてライフスタイルの変遷をつづったエッセイ。心に響くリアルな言葉が並んだその内容に、勇気、刺激、やる気をもらえたという声が殺到している話題作。

小泉里子


Profile
小泉里子(こいずみさとこ)
15 歳でモデルデビュー。数々のファッション誌で表紙モデルを務め、絶大な人気を誇り、広告やテレビ番組でも活躍。着こなすファッションはもちろん、ナチュラルでポジティブな生き方が同世代の熱い支持を得ている。2021年2月には第1子となる男児を出産し、同5月より生活の拠点をドバイに移す。ドバイでの生活や子育てにもさらに注目が集まっている。仕事、プライベート、ドバイでの生活を綴った著書『トップモデルと呼ばれたその後に』(小学館)をリリース。
http://tencarat-plume.jp/
Instagram @satokokoizum1

「タイムレスな名品は自信をくれる」
【UNDERSON UNDERSON 森田雅子さんの5年選手、10年選手】

物を大切に、長く使い続けることはサステナブルなライフスタイルの基本。おしゃれ業界人が愛用する「5年選手」と「10年選手」、そしてこれからじっくりと育てていきたいNEWアイテムへの愛を語っていただきます。今回お話を伺ったのは、UNDERSON UNDERSONプレスの森田雅子さん。


「本物」に触れる時間の大切さに気付く

― 5年選手を教えてください。

バーバリーのトレンチコートです。

― このアイテムとの出合いは?

30歳の節目に大きな買い物がしたい思い、一生モノとの出合いを求めて、バーバリーのお店を訪れました。どんなシーンでも着やすいオーソドックスな形のトレンチコートが一着欲しいと思って選びました。

私の地元の神戸では、質の良いものを購入して、自分の子供や孫に受け継ぐ文化が根付いているように感じます。それがとても素敵だなと思っていて、私もなるべく長く愛せるものに投資する買い物の仕方を意識しています

- 購入後、どんな気持ちになりましたか?

「本物を知る」という体験を買ったような感覚でした。アパレル業界で働いていて、配慮の行き届いた接客を目指していましたが、ハイメゾンでのお買い物は接客から購入後のアフターフォローまで素晴らしく、学ぶことが多かったです。それに世界中で愛され続ける名品は、着るだけで自信を与えてくれますね。

― どんなコーディネートを楽しみたいですか?

ボーダーのトップスにデニム、トレンチコートを羽織り、王道のフレンチスタイルを楽しみたいです。


普遍的な価値を持つ、上質な日常着

高山都さんが見つけた、自分を幸せにする方法【気になるあのひとに10の質問】

オリジナルなスタイルを持って生きている素敵なひとに聞く、10のQuestion。心や暮らしの豊かさは、ブレない生き方や考え方が築くもの。内面から輝くひとはどのようなことに目を向け、何を実践しているのかーー心地よく、充実した毎日を生きるためのヒントを探りましょう。今回は、モデルやラジオパーソナリティー、商品プロデュースなど多彩な顔を持つ高山都さんにクエスチョン!


「自分のご機嫌をとるのは、自分」

Q01 ストレス解消法は?

気分をすっきりさせたいときはランニングをします。
走るきっかけは、お仕事で「ハーフマラソンに出ませんか?」と声をかけていただいたことでした。中学、高校時代の体育の成績はずっと「2」で、運動が大の苦手だった私が走ることに爽快感を覚えるなんて思ってもみませんでした。

 

miyako

当時は、仕事の方向性などについていろいろと悩んでいた時期だったので、これは一つのチャンスだ!と思ってトライすることに。ハーフマラソンを走りきったら、気持ちのいい達成感があって。もっと走りたい!と欲が出たし、「やればできる」という自信につながりました。気付けばもう12年も続けていることになるんです。走っているときは一人だから、自分自身と向き合う時間。ランニングはマインドをリセットするにもぴったりです。

ストレス解消もそうですが、自分の機嫌をよくすることができるのは、結局自分なのだと思っています。
たとえば、元気が出ないなぁ・・・というときは、気分を上げるために素敵な服を選んで着てみたり。普段からオンとオフを切り替えるためにも、外出するときは背筋がのびるようなワンピースやシャツを着ることが多いです。自分を奮い立たせたいときは、おしゃれすることをより意識していますね。

 

◆【ストレス解消】セルフケアとはなにか?意味・種類・方法について解説


Q02「幸せだな」と思う瞬間は?

miyako

仕事が終わって家に帰り、ビールを飲むときです(笑)。ビールのあとはワインや日本酒をあけることもありますね。お酒だけを飲むことはなくて、ご飯もセット。お酒に合うメニューをあれこれ考えて作ることも幸せな時間。


Q03 お気に入りのレストランを教えてください!

参宮橋にある「レガーロ」というイタリア料理のお店です。いいことがあった日も、そうじゃない日も、ここに行くと気持ちがシャキッとして元気が出ます。堅苦しい雰囲気のお店ではないのですが、おしゃれをして行きたい場所でもあるので、何を着ようかなと考える時間もテンションが上がって好き。大切な友だちのお祝いごとなどにも利用することが多いのですが、友だちにも「おしゃれをしてきてね」と伝えています。

 

miyako

 

お料理はどれも美味しくて、訪れるたびに「生きていてよかった!」と思えるほど。シェフをはじめ、スタッフの方たちが料理に対して真摯に向き合っていることがまっすぐに伝わってきて、私も頑張ろうという気持ちになります。気軽に通えるようなお値段ではないので、仕事を頑張ったご褒美のようなものですね。


Q04 今、欲しいものはありますか?

おしゃれな電動自転車! 坂の多い街に住んでいるので、食材の買い出しをしたあとが大変で。電動自転車があればラクに荷物が運べるようになりそう。


Q05 今まで旅をしたなかで、一番好きな場所は?

パリです。初めて訪れたのは2019年の秋でした。仕事で立ち寄っただけだったのですが、その2ヵ月後に一人旅で10日ほど滞在しました。当時ありがたいことに常にスケジュールがいっぱいで、お休みがなかなかとれず・・・。このままでは心身ともにパンクしそうだったので、思いきって休みをとらせてもらいました。

miyako

観光をしたいというよりは、そこに住んでいるかのように生活をしたいと思ったので、アパルトマンを借りて過ごしました。マーケットで野菜や肉を買って料理をしたり、花を買って部屋に飾ったり。パリの街をランニングもしましたね。蚤の市でうつわや雑貨を見るのも宝探しみたいでワクワクしました。フランス語は全然できないけれど、笑顔で「ボンジュール」とあいさつするうちに、お店のスタッフと仲良くなれたのも楽しかった。

 

miyako

以前の私だったら、失敗を恐れてチャレンジできなかったと思います。でも、20代後半から始めたマラソンやラジオの仕事で、失敗は恥ずかしいことではなくて、自分のエネルギーになると気付けた。そこから、“何でもやってみる精神”になって、10日間のパリ生活でも、もっと失敗や恥ずかしいことをして強くなりたいと思ったんです。でも楽しすぎて失敗が物足りなかったので(笑)、コロナが収束したら、まずはパリに行きたいですね。


「強くてしなやかで、チャーミングな女性に憧れる」

Q06 自分の生き方に大きな影響を与えてくれたひとは?

迷ったとき、それから私のターニングポイントにいつも声をかけてくれるのが料理家の寺井幸也さんです。最初の本(『高山都の美 食 姿 「したたかに」「自分らしく」過ごすコツ。』/双葉社)を制作している時期に、結婚を約束していた彼とお別れをしてしまい、どん底を経験しました。かわいそうな女には見られたくないと、気持ちを奮い立たせてはいましたが、友人たちからするとウジウジしているように見えたんでしょうね。そんなときに彼から「いつまでもめそめそして、幽霊みたいな女にひとは寄ってこないよ」と言われて。ハッとして、前に進むきっかけになりました。

今もへこんだときや挫折をするたびにこの言葉を思い出します。大人になるにつれて、はっきりと助言してくれるひとは少なくなるから、とっても大事な存在。いつも彼には背中を押してもらっています。

 

miyako

私もこういう女性になりたいという憧れの存在は、高峰秀子さんとココ・シャネル。阿川佐和子さんも大好き。3人に共通しているのは、強くてしなやかでチャーミングなところ。高峰さんは、エッセイを読んで好きになりました。『コットンが好き』が特にお気に入りで、うつわや小物の使い方に刺激をいただいています。

 

>>”自分らしく生きる”とは?|仕事や恋愛で自然体で過ごせる方法を紹介

 


Q07 大切にしている言葉を教えてください!

「笑っていれば風向きは変えられる」。10年ほど前の誕生日に「都はいつも笑っていることで、いい方向に風を吹かせているから、そのまま頑張れ」と友人からもらったメッセージを大切にしています。今は、サインを書くときに添えているほど。私の座右の銘でもあるけれど、誰かの心に残ってそのひとの大切な言葉になればうれしいなと思っているんです。バトンを渡すような感覚ですね。


Q08 お気に入りの本を3冊挙げるとしたら?

miyako

うーん、3冊に絞るのが難しいな。松浦弥太郎さんの『おとなのきほん 自分の殻を破る方法』と『それからの僕にはマラソンがあった』は、繰り返し読んでいる本です。2冊とも、はじめはみんなゼロからのスタートで、できないことは恥ずかしいことではないから続けることが大事だよと教えてくれる本です。読むたびに元気が出ます。

向田邦子さんの手料理を紹介した妹の和子さんの本『向田邦子の手料理』も、何度も興味深く読んでいます。脚本家、小説家、エッセイストとして忙しく活躍されながら、料理が上手でうつわにもこだわりがあったそうです。家庭料理のレシピとエピソードが素敵なんです。

それから、よしながふみさんの『きのう何食べた?』は、読んでいるとおなかが空いてくる本。高山なおみさんの『チクタク食卓』もお気に入りです。食にまつわる本が好きですね。

友だちや仕事仲間と本の話をするのも好きです。「この本、面白かったよ」と勧めてもらった本を読むことも多いです。読書には、知らないことを知る楽しさがありますね。


「愛されるものをつくりたい」

Q09 地球のために実践している、ちょっとイイコトを教えてください!

「なんとなくで物を選ばない」ことでしょうか。
うつわや雑貨が好きだし、おしゃれも好きなので、物を買わない選択はできないからこそ、本当に必要なものなのか、愛せるものなのかを基準に選んでいます。

 

miyako

安かったからとか、流行っているからと“何となく”で買ってしまうと、使わなかったり、すぐに飽きてしまいそう。家にはたくさん物があるけれど、どれも愛しているし、長く使っている大切なものばかりです。

今日着ているシャツは、フィービー・ファイロがクリエイティブディレクターをしていたときの「セリーヌ」のもので、ヴィンテージショップで出合った1枚です。当時の私には手が届かなかったけれど、巡り巡って私のもとにやってきました。試着をしたら驚くほどぴったりで、一緒にいた友人も「都っぽいね」と褒めてくれて、大切に着たい服だと思えました。誰かが手放したものを、大事に使うこともちょっとイイコトですよね。


miyako

I.T’.S. internationalと都さんのスペシャルコラボで実現したデニム。

服のプロデュースのお仕事もさせてもらっていますが、自己満足にならないように、“愛される服”を作りたいと思って臨んでいます。簡単には捨てられない、捨てたくない、大事にしたいーーそう思っていただけるものづくりも私のテーマの一つです。


Q10 2030年までに実現したい夢は?

愛されるものづくりにつながりますが、皆さんに大事にしてもらえるもの、こと、空間をプロデュースする会社を今年スタートさせようと準備しています。
本の発売時に全国の蔦屋さんでポップアップショップをやらせてもらったことが、きっかけです。私が愛用している調味料や好きな作家のうつわなどを集めて、私の書籍と一緒に販売をしました。うれしいことに、たくさんのお客さんが来てくださって。私もできるだけお店に立って接客をしたのですが、一人ひとりに合ったお皿を選ばせてもらうのがとても楽しくて、本当にいい経験になりました。

 

miyako

高山さんのセンスが詰まった書籍『高山 都の美食姿』は、大好評につき4冊を数えるまでに。

自分でセレクトしたものを集めてお店を開くことがまず第一歩。海外に行けるようになったら、パリに買い付けに行きたいですね。2030年には店舗数が増えていたらいいなと思うし、飲食店もオープンしていたいです!

 

前へ歩み出すチカラ。欲しかった言葉【山口乃々華 / コトノハ日和 vol.02】

言葉があるから伝えられること、伝わること。そこから広がっていく思考、癒し、つながり、希望、愛情・・・深くて力強いもの。女優 山口乃々華が、心に舞い落ちてきた“コトノハ(言葉)”を拾い集めて、じっくりと見つめ、ゆっくりと味わい、思いのままに綴っていく連載。さあ、一緒に元気になりましょう。

ニュートラルな気持ちになれる、ヴィーガン対応の新感覚ノンアルコールバー【渡辺知夏子のエシカルスポットNavi. vol.05】

普段の暮らしのなかで、自然体でサステナブルなアクションが出来たら素敵だと思いませんか? エシカルなライフスタイルを提案しているレストランやショップを、自身もウェルビーイングな生活を心掛けているというモデル 渡辺知夏子さんがナビゲート。第5回目は、飲まなくても雰囲気で酔えると話題の、ヴィーガン対応の完全ノンアルコールバーをご紹介します。


0% NON-ALCOHOL EXPERIENCE

0% NON-ALCOHOL EXPERIENCE

六本木駅からほど近く、外苑東通り沿いにある「0% NON-ALCOHOL EXPERIENCE(0% ノンアルコール エクスペリエンス)」。コミュニティラウンジやギャラリー、スタジオを設けたアートコンプレックスビル「ANB Tokyo」の1階にある日本初の完全ノンアルコールバーです。

0% NON-ALCOHOL EXPERIENCE

近年、お酒を飲まない人、飲めない人は、実に55%以上と増加傾向にあり、ノンアルコールドリンクの市場が高まっています。そんななか、日本の飲食店では、アルコールの種類は豊富に取り扱っていても、ノンアルコールといえば、いわゆるソフトドリンクを提供している店がほとんど。しかも2軒目、3軒目に行くような素敵なバーでの選択肢は、ミネラルウォーターや炭酸飲料、ウーロン茶などになってしまうのが実情です。

「0% NON-ALCOHOL EXPERIENCE」は、アルコールが飲めないディレクターの実体験をもとに、アルコールを飲まなくても、“飲みニケーション”ができる楽しい空間を作りたい! という思いから、新ジャンルのバーを立ち上げるに至ったのだそう。

0% NON-ALCOHOL EXPERIENCE

〈左上から時計回りに〉アボカドフライ ¥770、ヴィーガン ラタトゥイユ ¥770、カリフラワーケサディーヤ ¥1,320、アボカドフライケサディーヤ ¥1,320

「お酒の提供は一切ありませんが、ハーブや季節のフルーツ、スパイスなどを合わせたSNS映えするドリンクメニューが年間20種類以上。一部メニューには、世界のトップ50のバーを選出する『The World‘s 50 Best Bars』に3店舗がランクインする『SG Group』のバーテンダー後閑信吾氏にレシピを考案してもらったという、本格的なノンアルコールカクテルもあります。

0% NON-ALCOHOL EXPERIENCE

〈左から〉CBDチョコレート ¥715、ヴィーガン バナナケーキ ¥900

フードメニューは、アボカドフライやケサディーヤなどのおつまみ系から、CBDチョコブラウニー、ヴィーガンアイスなどのスイーツまでありますが、どれもドリンクに合い、しっかりとした味付けになっています。“すべての人が平等に楽しめて、罪悪感のないジャンクフード”をテーマに、ヴィーガン対応の食材を使っています」と語るのは、店長の菅谷さん。

0% NON-ALCOHOL EXPERIENCE

“宇宙にできた最初のバー”をコンセプトに掲げた店内は、内装とサウンドにもこだわり、ネオンの光がミラーオブジェに反射して、異世界へトリップしたような感覚に。そんなスペーシーな空間では、情報過多で疲れ気味の頭と心をリセットする“マインドクレンズ”ができるように、何も考えなくても五感に違和感を覚えるような仕掛けがあるのだとか。

バーなのにノンアルという発想が面白い。不思議な空間も楽しい!

0% NON-ALCOHOL EXPERIENCE

昔はアルコールをよく楽しんでいたけれど、今ではほとんど飲むことがなくなったという知夏子さん。

「20代のころは、外で食事をするときは、当たり前のようにアルコールを飲んでいました。そのころが嘘のように、今では数ヵ月に一度、飲むかな?くらいに機会が減りました。

大人になり、お酒を飲まなくても、酔わなくても、その場を楽しめる術を覚えたということもありますし、飲まないほうが断然、体調がいい! ということに気が付いたということもあって。

0% NON-ALCOHOL EXPERIENCE

これまでも友人と食事を終えて、2軒目に行くことになった場合、カフェのテンションではないし、もう少し落ち着いた雰囲気の空間を探そうとなると、アルコールメインのバーやラウンジになっていました。そうなるとノンアルコールを頼むのはちょっと気が引けて、結局、アルコールを頼んでしまうという経験を何度もしたので、飲まなくても楽しむことができるバーは画期的!」

ノンアル派の選択肢が広がる! おすすめのSNS映えドリンクは?

0% NON-ALCOHOL EXPERIENCE

A Real Pleasure ゼロ(0)になる ¥1,650

フルーツやバジル、メイプルシロップをベースにしたシグネチャーカクテル「A Real Pleasure ゼロ(0)になる」。中に入れるフルーツはその日のバーテンダーによって変わりますが、基本的にどれも爽やかで上品な味わい。

0% NON-ALCOHOL EXPERIENCE

ノンアルコールワイン「ジー(g)」赤 ¥3,240

オリジナルのノンアルコールワイン「ジー」は、オーストリア産のワイン用ぶどう「ツヴァイゲルト」を使用。砂糖や着色料、フレーバーを一切使わずに、100%ぶどう果汁のみで作られています。ワイン用ぶどうは、食用と比べて上品な甘さとほどよい酸味のバランスが特徴です。

0% NON-ALCOHOL EXPERIENCE

アイスランドバブル ¥1,320

ジャスミンティーをベースにぶどうやパイナップル、ジンジャーを合わせた華やかなカクテル「アイスランドバブル」。

0% NON-ALCOHOL EXPERIENCE

「割れる瞬間を、動画で撮りたくなりますね! まさにSNS映え!」

カクテルグラスの表面を覆っている半球の白い部分は、ローズマリーの香りのスモークを閉じ込めた泡。指で表面を割って、香りを楽しみながら飲むのがおすすめです。

0% NON-ALCOHOL EXPERIENCE

本日のホットカクテル ¥1,100

温めたノンアルコールの日本酒や白ワインを、ライチやクランベリージュースで割った「本日のホットカクテル」。

0% NON-ALCOHOL EXPERIENCE

大きなガラスケースの中に充満したアロマの香りに癒されてから、オリジナルのカクテルを味わって。

0% NON-ALCOHOL EXPERIENCE

店内の奥には、SNS映えの隠し部屋が。シルバーのソファが並び、ネオンの光やプロジェクターでさまざまな映像が流れている不思議な空間。カウンターやテーブルよりも、よりリラックスができると人気のスペースなのだそう。

0% NON-ALCOHOL EXPERIENCE

最後にヴィーガンライフの楽しみ方、ノンアルバーでの過ごし方を伺いました。

「バーと聞くと、入りにくく、どう過ごしていいのかわからないという方が多くいらっしゃると思います。でも当店は、ノンアルコールのみを提供しているので、夕方は高校生など学生さんグループがいらっしゃったり、休日はお子様と一緒に遊びに来られるご家族もいます。

どうしてもバーという響きは敷居が高く感じてしまうかもしれませんが、SNS映えするユニークな見た目だけでなく、本格的なノンアルコールドリンクやヴィーガンフード、異世界に入り込んでしまったような空間すべてをエンターテインメントと捉えて楽しんでみてください」

“年齢や性別、宗教、ライフスタイルを問わず、同じテーブルを囲めるように、またこの場所を通じて心を0(ゼロ)にして欲しい”という願いを込めたノンアルコールバーで、“飲まなくても酔える”新感覚の体験をぜひ味わってみてください。

0% NON-ALCOHOL EXPERIENCE
東京都港区六本木5-2-4 ANB Tokyo
https://www.0pct.tokyo


〈衣装〉エコウール ニットガウン¥37,400、同 ニットドレス¥30,800/ともにUN/BALANCE その他/本人私物

SHOP LIST
UN/BALANCE(アンバランス)https://unbalance.jp/

森カンナ「だらだらモードから脱出する方法」【連載 / ごきげんなさい vol.05】

俳優 森カンナさんが日々の生活のなかで見つけたこと、感じた想いを綴る連載エッセイ「ごきげんなさい」。自分を“ごきげん”にするためのヒントを探しましょう。

胸に刺さるラスト1行は、何度読んでも大泣き【小泉里子 / 未来に続くBOOKリスト vol.5】

あなたの本棚には、これからの人生で何度も読み返したい本が何冊ありますか? モデル 小泉里子さんの連載エッセイ「未来に続くBOOKリスト」。読書好きの里子さんが、出合ってきた本のなかから“ずっと本棚に置いておきたい本”をセレクトしてご紹介します。


satoko


BOOK LIST_05

『アルジャーノンに花束を』

ジャンル=サイエンスフィクション ダニエル・キイス 著、小尾芙佐 訳/早川書房


涙腺破壊度120%。何度読み返しても時間はかかるけれど、何度読んでも大泣きです。
きっと多くの人が読んだことがあるであろう本ですよね。

簡単に内容をおさらいすると。知的障害を持つ主人公のチャーリイが脳手術を受けたことで知能が高くなり、今まで見えていた世界が徐々に変化していく。純粋なチャーリイは、気持ちと知能のバランスを保つのが難しくなり、世の中の不条理に苦しんでしまう。そんなチャーリイの結末はーー涙なしには読めません。とにかく、心に深く突き刺さるストーリー。知的障害を抱えるチャーリイが書く日記も特徴的で、誤字や平仮名が多く、人となりが伝わる文章になっているのです。

 

私は、10代のころに初めて読みました。友達に勧められて読み始めたのですが、これがまーなかなか読みづらくて、進まないのなんの。チャーリイの日記は誤字も多いけど、平仮名と句読点がないと文章ってこんなにも読みづらいのかと、初めて漢字の必要性を最大限に感じたのも覚えています(苦手だった教科なので尚更)。
この本のポイントは一人称で語られる文面、チャーリイ目線で伝わってくることで最後の涙腺“爆”破壊が起こるのだと思います。

この本を読むと何が幸せなのか、考えさせられますよね。チャーリイの純粋な思いが、知識を高めることによって傷つき悩み苦しんでいく様子は、なんとも歯痒い。
チャーリイ自身が知識をつけることを望み期待していたのに、心情とのバランスが取れなくなり悩み苦しむーーでも最後はその感情も踏まえて、また純粋な気持ちに戻っていく姿は、とてつもなく大きな“人生”のための学びだったのかと。


私たちも日常のなかで、できることなら“知りたくなかった出来事”ってありますよね。信じていた人に裏切られたり、人のためと言いつつ拝金主義者だったり、この世の中が美しく見えて実は汚かったり。失望することって誰でもありますよね。

表があれば裏もある、表裏一体のように何事においても二つの顔がある。でも私たちはその経験を経て、また一つ先の愛とか優しさを身につけ生きていくのだろうと思います。


私の身近にも障害を持つ人がいます。なんとなく重ね合わせてしまうと、もー読んでいられないくらい涙してしまうのですが。
知的障害者がこの世の中でどのように生きていくのか。愛情を信じてやまない彼らは、傷つき、また乗り越えるには遥かに長い時間を要するのです。そんな彼らとどう接するべきか、そんなことも考え、また見直していかなければとも思いました。

そんな思いもあり、最後のチャーリイの決意と一言には、今ここで書いている最中にも涙が出てくるほど、忘れられない感動のラストでした。
そして、最後のギンピイの言葉も私の大好きなシーンです。


この本は、息子がある程度理解できる年齢になったら、ぜひ読んでもらいたい一冊です。
世の中にはいろんな人がいて、いろんな理不尽がある。でも愛情と思いやりを忘れずに、乗り越える楽しさを感じて欲しい。そしてママが大好きな本だとも伝えたい。


『アルジャーノンに花束を』(あるじゃーのんにはなたばを)

知的障害を持つ主人公チャーリイ・ゴードンの一人称で書かれた物語。開発されたばかりの脳手術を受けたことで、天才的なIQの知能を持つも、そこに感情が追いつかない彼は世の不条理に打ちのめされる。やがて脳手術の経過が思わぬ方向に・・・。1959年に中篇として発表され、ヒューゴー賞を受賞。長篇化したことでネビュラ賞受賞、世界的なベストセラーになった。


小泉里子


Profile
小泉里子(こいずみさとこ)
15 歳でモデルデビュー。数々のファッション誌で表紙モデルを務め、絶大な人気を誇り、広告やテレビ番組でも活躍。着こなすファッションはもちろん、ナチュラルでポジティブな生き方が同世代の熱い支持を得ている。2021年2月には第1子となる男児を出産し、同5月より生活の拠点をドバイに移す。ドバイでの生活や子育てにもさらに注目が集まっている。仕事、プライベート、ドバイでの生活を綴った著書『トップモデルと呼ばれたその後に』(小学館)をリリース。
http://tencarat-plume.jp/
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ダイエット食としても人気が高い、本気のグルテンフリーレストラン【渡辺知夏子のエシカルスポットNavi. vol.04】

普段の暮らしのなかで、自然体でサステナブルなアクションが出来たら素敵だと思いませんか? エシカルなライフスタイルを提案しているレストランやショップを、自身もウェルビーイングな生活を心掛けているというモデル 渡辺知夏子さんがナビゲート。第4回目は、ヘルシー志向の高い人たちの間で注目のグルテンフリーのレストランをご紹介します。


Gluten Free T’s Kitchen

Gluten Free T’s Kitchen

都営大江戸線・六本木の駅近くの好立地にある「Gluten Free T’s Kitchen(グルテン フリー ティーズ キッチン)」。欧米で最もメジャーな機関『The gluten intolerance group』から、アジア初のグルテンフリー認証を受けたグルテンフリーレストランです。

実は、食物アレルギーをもつ人は年々増え続け、今や日本でも人口の1/4ほどいるといわれますが、なかでも小麦アレルギーをもつ人は多く、およそ600万人といわれています。意外と知られていませんが、ほとんどの食品や飲み物には小麦が含まれていて、小麦アレルギーになってしまうと、食べられる物がかなり制限されてしまいます。

また、グルテンフリー(小麦、大麦、ライ麦を含まない)は、欧米でダイエット食としても有名。海外のセレブリティやモデルなど、美容や健康意識の高い人たちから注目されていて、日本でも関心が高まっています。

「Gluten Free T’s Kitchen」は、グルテンフリーベースに小麦アレルギー以外の卵、乳製品、ナッツ、大豆などのさまざまなアレルギーに対応しているレシピを開発。アレルギーがあるなしに関わらず、安心して楽しめるレストランがコンセプト。ベジタリアンやヴィーガン、ペスカタリアンの訪日外国人たちが美味しい食事を安心して楽しめる場所として、トリップアドバイザーで上位にランキングされるなど、知る人ぞ知るグルテンフリーのレストランとしても人気を集めています。

Gluten Free T’s Kitchen

渡米してLAに住んでいたとき、友人がグルテンアレルギーになったことをきっかけにグルテンフリーに興味を持ち、レストランを始めたというオーナー&シェフの飯野孝子さん。

「お店を始めた5年前は、アメリカではもはや当たり前のようにグルテンフリーのお店は数多くあり、たくさんの選択肢のなかから選べる状況でした。一方、その頃の日本には、そういうお店はほとんどありませんでした。

海外と同様に、グルテンフリーを必要とする人は日本にも大勢いるのに、食の制限があるため、外食では美味しいものを食べられないと諦めている人がほとんどだったんです」

Gluten Free T’s Kitchen

料理上手なお母様のもと、“美味しい料理が並ぶ食卓は楽しい。人を笑顔にする力がある”ということを幼少期から学んでいた飯野さん。日本の現状を何とかしたい、そして人が生きるために基本となる「食」を安心かつ美味しく、楽しい時間であって欲しいという思いから、グルテンフリーの専門店をオープンしたのだそう。

「オープン当初は、メニューを一つ作るのにもとても苦労しました。実は、グルテンフリーと謳っておきながらも調味料の中に小麦が入っていて、それを気づかずに提供しているお店が多くあったんです。

たとえ少量でも、小麦アレルギーなど食の制限がある方にとっては一大事です。そのため、クロスコンタミネーション(工程や製造する製品が2つある場合に、1つの製品が異なる製品の製造過程での汚染源になること)のないグルテンフリーの料理を提供するために、こちらでは食材はもちろん、グルテンフリー調味料にもこだわり抜いて探しました。

Gluten Free T’s Kitchen

とはいえ、美味しくなくては意味がありません。よくグルテンフリーは味がイマイチという言葉を聞きますが、パンやピザ、ケーキなどの美味しさの源はグルテン。グルテンの含まれない米粉パンや米粉のヌードルは、小麦のものと比べるとどうしても味が落ちてしまうのです。

そこで、世界中からさまざまな食材を取り寄せて日々研究。グルテンアレルギーの人が食べたくても諦めていた、本物のラーメンやパスタなどの味を再現できるよう試行錯誤を繰り返しました。その甲斐あってか、どれもグルテンフリーとわからないお料理になっています。

本来であれば、私たちからお客様に『ご来店いただきありがとうございます』と伝えるものですが、お客様が『このようなお店をやっていてくれて、本当にありがとうございます』と言ってくださることがあり、これは何にも代えがたく、やりがいにもなっています」

グルテンフリーレストランとして意識を高く持つことの意味、そしてレシピ開発のモチベーションの源を楽しそうに語ってくださった飯野さんでした。


小麦不使用の料理のほか、ヴィーガン対応のメニューも提供。みんなが一緒に楽しめる!

Gluten Free T’s Kitchen

グルテンフリーに関心が高く、自身もプチグルテンフリーの生活をたまに取り入れることで体質や肌質が改善してきたという知夏子さん。

「今のご時世的なこともありますが、自炊が増えました。積極的に旬の食材を食べたり、その日の体調に合わせてメニューを考えたりと、これまで以上に自分と向き合う時間ができ、自然と身体が欲しているもの、そうでないものが、より明確にわかるようになってきました。

そのうちの一つがグルテン。もちろん今でも、小麦を使った食品を食べることはありますが、パンが食べたくなったら小麦粉ではなく米粉でパンを作ったり、できるだけ小麦を使っていない食材を選んだり。3食のうち、1食もしくは1品でもグルテンフリーのものに置き換えるだけで、疲れにくくなり、肌荒れもしにくくなりました。

Gluten Free T’s Kitchen

でも、自炊で作れる料理には限界があるので、こういうグルテンフリーの食事を提供しているレストランの存在はとてもありがたくて。コロナでの自粛前は、自分でもお店を探してよく食べに行っていました。

こちらのオリジナルのグルテンフリーメニューは、どれも味がしっかりしていて、本当に美味しい。しかも、グルテンフリーといわれなければ、分からないほどのクオリティの高さ。そして、とにかくメニューが豊富。春巻きや餃子、ラーメンなど中華系まであるんです! グルテンフリーだと諦めなければならなかった料理が、ここでは味わうことができます」


和洋中、幅広い料理が揃う!お店のイチおしメニューは?

Gluten Free T’s Kitchen

アメリカ人のソウルフードともいえるマカロニ&チーズからヒントを得た、マックアンドチーズパスタは、動物性を使わずに野菜だけでクリーミィなチーズ感を再現。米粉でできたパスタはもっちりとした食感で、ソースともよく絡み、食べ応えも抜群! こちらの店を代表する人気メニューになっているそう。

Gluten Free T’s Kitchen

セットのサラダは、旬の野菜にグルテンフリーのフレンチドレッシングがかかっています。

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ピンクコンブチャ(チェリー) ¥650 ※カフェインフリー

海外はもちろん、日本でもヘルスコンシャスな人たちの間で注目されているコンブチャ。自家製のコンブチャはオリジナルとチェリーの2種類あり、どちらも人気のドリンク。食材そのものの自然の甘みを引き出しています。

Gluten Free T’s Kitchen

ベジタブルグルテンフリー春巻き(2本)¥780

中華メニューのなかで一番人気なのがこちら。米粉の皮で巻いた春巻きは、小麦粉の皮よりもサクサクとした軽い食感で、食べやすいと評判。中の具材は野菜のみなので、ヴィーガンの方にも人気の一品です。

Gluten Free T’s Kitchen

ヴィーガンラーメン ¥1,460

豆乳スープをベースに、米粉を使った麺と肉の代わりに大豆ミートを採用したヴィーガンラーメンは、グルテンフリー、ヴィーガンの人からのオーダーも多いそう。日本古来からある出汁をうまく活用することで、深みのあるスープに仕上がるのだとか。

Gluten Free T’s Kitchen

季節野菜の天ぷら ¥1,650

28品目アレルゲンフリーの無添加天ぷら粉を使った天ぷらは、「こんなにおいしいグルテンフリーの天ぷらをお店で食べたのははじめて!」と感激されたお客様がいたという、飯野さんの自信作。

米粉は吸油率が低いので、時間が経ってもカラッとしているのが特長。季節の野菜を揚げているので、来店のたびに新たな天ぷらを楽しめるとリピートされる方も多いのだそう。

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ふわもちの食感がたまらないおいしさ!

スイーツの一番人気は、米粉を使用したパンケーキ。ノーマルタイプと、卵や乳製品を使わないヴィーガンタイプの2種類があります。

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パンケーキ(ノーマル・ヴィーガン)¥1,300

どちらも少量のベーキングパウダーは使用していますが、大部分のふんわり感はお酢と豆乳の化学反応を利用しているのだとか。

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グルテンフリービーガンホットスパイスソース 「ティーズホットソース」 160g ¥880

農林水産省主催『フードアクションニッポンアワード2019』Amazon賞、世界で有名なグルテンフリーコンテスト『グルテンフリーオブザイヤーカナダ2020』パントリー部門グランプリを受賞した、オリジナルの無添加万能調味料ティーズホットソース。

そのまま食材にかけて食べられるのはもちろん、パスタソースやドレッシング、スープ、魚、肉などの料理の味付けにも最適。今後は海外でも販売する予定なのだとか。

今後の展望を聞いてみると––

「食は心の豊かさにもつながります。私たちは世界中のグルテンフリーを必要とする人たちの笑顔のきっかけになりたい。そして、世界中に、日本の美味しいグルテンフリー発信していきたいと思っています」と飯野さん。

Gluten Free T’s Kitchen

最後に、ヴィーガン生活の楽しみ方や、初心者が気軽に取り入られる方法を伺いました。

「一般的にパスタやパン、ピザ、麺類、ケーキなど、私たちが口にする多くの食品が小麦でできています。週に1回は、小麦主義を止めてみるとか、和食は比較的にグルテンが少ない献立が多いので、和食を取り入れたりして、全体のグルテン摂取量を減らしてみるのがおすすめです。ちょっと小麦摂取を控えることによって、お肌の調子が良くなった、寝つきが良くなった、疲れが取れやすいなど変化が見えたりします。

どこまで本格的なグルテンフリーやヴィーガンを求めているかにもよりますが、本格的に求めているなら、調理器具をきちんと分けているかを確認することをおすすめします。そこまででもない場合は、調味料はあいまいなところがあるので、お店選びのポイントとして、調味料に小麦が含まれていないか、動物性不使用の調味料なのか、など確認するのもいいかもしれません」

まずは、お店が使用している調理器具や調味料などを知ることで、そのお店の本気度や意識の高さがわかるよう。今後のお店選びの参考にしてみてください。


Gluten Free T’s Kitchen
東京都港区六本木7-8-5-2F
https://glutenfree.co.jp/


〈衣装〉イエローエコウールワイドリブプルオーバーニット¥25,300、サックスコーデュロイワイドパンツ¥31,900/ともにUN/BALANCE その他/本人私物

SHOP LIST
UN/BALANCE(アンバランス)
https://unbalance.jp/

一日の終わりに、まるっこい幸せを【山口乃々華 / コトノハ日和 vol.01】

言葉があるから伝えられること、伝わること。そこから広がっていく思考、癒し、つながり、希望、愛情・・・深くて力強いもの。女優 山口乃々華が、心に舞い落ちてきた“コトノハ(言葉)”を拾い集めて、じっくりと見つめ、ゆっくりと味わい、思いのままに綴っていく連載。さあ、一緒に元気になりましょう。

森カンナ「結婚という幸せの噛みしめ方」【連載 / ごきげんなさい vol.04】

俳優 森カンナさんが日々の生活のなかで見つけたこと、感じた想いを綴る連載エッセイ「ごきげんなさい」。自分を“ごきげん”にするためのヒントを探しましょう。

料理嫌いの私にやる気を授けてくれる一冊【小泉里子 / 未来に続くBOOKリスト vol.4】

あなたの本棚には、これからの人生で何度も読み返したい本が何冊ありますか? モデル 小泉里子さんの連載エッセイ「未来に続くBOOKリスト」。読書好きの里子さんが、出合ってきた本のなかから“ずっと本棚に置いておきたい本”をセレクトしてご紹介します。


小泉里子


BOOK LIST_04

『arikoの美味しいルーティーン』

ジャンル=料理 ariko 著/講談社


アリコさんとの出会いは、『クラッシー』というファッション雑誌でした。ライターとして多くのページを担当していて、私は表紙撮影でも7年間お世話になりました。
そんなアリコさんとご一緒する現場のもう一つの楽しみは、やっぱり”食”! 寒い日の早朝ロケには、熱々の人参スープが。真夏の暑いロケには、さっぱりとした手作りジュースが。ランチは、街の中華屋さんから高級鉄板焼きまで、アリコさんお墨付きの数々のレストランへ。

今思えば、なんて贅沢な現場でしょう。

アリコさんお墨付きのレストランが知れる贅沢もありながら、7年間、私の胃袋を満たしてくれたといっても過言ではないくらい、なんとも美味しい現場でした。

数あるアリコ本のなかで、今回紹介するのは、『arikoの美味しいルーティン』。
アリコさんの本は、すべて日本の家の本棚に揃っていますが、この本と『アリコのパン』の2冊だけをドバイの家に持ってきました。本当は全部持ってきたかったけれど、荷物を最小限に、なるべく息子の絵本を優先したので、厳しいドバイ行きを勝ち取ったのがこの2冊でした。


この本は、レシピはもちろんですが、文字も多いのでアリコさんの言葉とともに味わえます。
「そうそう、そうですよね!」と呟きながら、「そうなんだ〜」と学びなから。

料理って、自分だけの範疇で行ってるといると、本当にワンパターンになるし、レパートリーがなくなるし飽きる、そして落ち込む(笑)。
毎日のことだから、落ち込んでても畳みかけるように料理の時間がやってきて、さらに悪循環。できない自分にイライラするし、何か作っても自信なさげ。なので、それを脱却するために、私はこの本を開くのです。


ドバイでの料理は、食材が思うように調達できず、レシピどおりにいかないときもあって、そんなときは、アリコさんだったらどうするかな〜とか考え、こっちで安く大量に買えるハーブを使ってみたりして、アレンジしたりもしてます。

最初は、日本のように何でも1つのスーパーマーケットで揃ってしまう便利さに慣れていて、ドバイでの料理がストレスで仕方ありませんでした。
お肉は臭いし、薄切りはないし、野菜はちゃんと見て買わないと傷んでいるし。今夜のメニューを決めて買い物に行っても、あれがないこれがないで、結局メニュー変更なんてこともしょっちゅうありました。


そもそも私、料理が嫌いなんです。
でもドバイに来てからは、食べたいもの、食べたい味はここにはないので、自分で作るしかない。そんなときは頭のなかにアリコさんを登場させるのです。

私のなかのアリコさんは、いつも美味しい話をしてました。
その話を聞いてると無性に料理がしたくなるんです。あの7年の間も、嫌いなわりには結構よく自炊していて、むしろとっても楽しかった。

そんな私の料理熱を上げてくれるアリコさんとは、なかなかお会いする機会も無くなった今。あのときの美味しい話を思い出させてくれるのが、この本なのです。


私の食欲スイッチをバンバン押してくれる。誰でも味わったことがあるメニューだからこそ、想像できるし、食べたくなるし、でも家庭の味にひと手間加える美味しいポイントがここにはあって、それがさらに作る側も食べる側も新鮮に感じることができるんじゃないかな。

この本を開くと、作る工程も香りも味も想像しながら気持ちも昂り、その晩の我が家の食卓には、楽しく作ることができた自信ありげな私とともに、そのメニューがテーブルに並ぶのです。
これが私のルーティンです。


『arikoの美味しいルーティン』(ありこのおいしいるーてぃん)
読むだけで、今すぐに料理したくなる、料理の味が変わる。読んだ人のやる気スイッチを押してくれると評判の人気レシピ本。目次に並ぶ料理名には、“かつおの冷製パスタ” “焼き餃子” “煮込みハンバーグ” “しょうが焼き”・・・とおなじみの料理がたくさん。随所にある[料理メモ]や、会話式で紹介される料理の背景や思い、著者ならではの視点も興味深く、実用的なレシピ本としてだけでなく、読み物としても楽しめる一冊。


小泉里子


Profile
小泉里子(こいずみさとこ)
15 歳でモデルデビュー。数々のファッション誌で表紙モデルを務め、絶大な人気を誇り、広告やテレビ番組でも活躍。着こなすファッションはもちろん、ナチュラルでポジティブな生き方が同世代の熱い支持を得ている。2021年2月には第1子となる男児を出産し、同5月より生活の拠点をドバイに移す。ドバイでの生活や子育てにもさらに注目が集まっている。
http://tencarat-plume.jp/
Instagram @satokokoizum1

山口乃々華さんを号泣させたものは?【気になるあのひとに10の質問】

オリジナルなスタイルを持って生きている素敵なひとに聞く、10のQuestion。心や暮らしの豊かさは、ブレない生き方や考え方が築くもの。内面から輝くひとは日々どのようなことに目を向け、何を実践しているのか––心地よく、充実した毎日を生きるためのヒントを探りましょう。今回は、テレビやミュージカル、舞台で活躍中の女優 山口乃々華さんにクエスチョン!


「今、外食できることが幸せ」

Q01 最近、「幸せだな」と感じた出来事は?

気をつけながらではありますが、外で食事できること。おうちごはんもいいけれど、たまに外で食べる美味しいものはやはり特別。緊急事態宣言の期間中は外出できなかったので、今こうして外食ができることが幸せです。

nonoka

Q02 大切にしている言葉は? 

「ありがとう」。とても当たり前にある言葉ですが、意識して伝えるようにしています。
たとえば・・・プライベートでいろいろあったときに、親友がずっと付き添ってくれて。とても助けられたから「一緒にいてくれて、ありがとう」って、ちゃんと伝えたいなと思いました。かしこまるのも照れるので、寒くならない程度に(笑)、わかってもらいたい気持ちを言葉にすることは大事!

Q03 今、挑戦してみたい“新しいこと”は?

車の免許を取得する予定なので、“運転”をしてみたいです。東京で車に乗るのはちょっと怖いので、急かされたりしない場所・・・沖縄がいいですね! 以前、友だちの運転で沖縄を旅行したときに、海が見える広い道を走った思い出があって、とても気持ちよかったから。


「こんな純愛、ほかにない」

Q04 一番“泣かされた”作品は?

映画『ロミオ+ジュリエット』(レオナルド・ディカプリオ、クレア・デインズ主演の)を初めて観たときに号泣して、そのまま繰り返し観て三回くらい泣きました。

号泣ポイントは、とにかくラストですよね。二人の運命がすれ違ってしまうことに、え!?ってびっくりして号泣。ロミオがジュリエットの従兄を殺してしまうシーンでは、ディカプリオの演技が素晴らしくて号泣。当時は寮に住んでいて自分の部屋で観ていたのですが、一度観たあとに周りにいた仲間を巻き込んでまた観て、さらに別のメンバーが加わってまた観て、続けて三度もリピートしました。二、三度目は、ストーリーを知っているからこそ湧き出る思いがあって、あ~ここですれ違ってしまったから・・・とか、最初の出会いのときめきがよりせつなく感じられて、また涙。こんんなにドラマティックな純愛、ほかにないですよね。


Q05 お気に入りの休日の過ごし方は?

ゆっくりと起きて、家のことをいろいろと済ませたあとに、友達とごはんを食べに行くことが多いですね。
家ではネコのトラと一緒に過ごしていますが、トラは私が寝ているときに起きているので、すれ違いも多いです。私が朝方にふと目覚めて伸びをしたら、スッと現れてすり寄ってきたり、起きるときと寝るときによくからんできて、頭をマッサージしてくれたりも。

nonoka

お風呂に入っているときには、バスタブのふちをソロソロと歩いて、お風呂のお湯を飲んだりします(笑)。私が溺れないか、心配してくれているみたいですよ。

Q06  近い将来、プライベートで行きたい旅先は? 

沖縄です!行くだけでパワーがもらえるから。沖縄の景色、ごはん、人も好きです。ごはんは、ぜんぶ美味しくて。炊き込みごはん(クファジューシー)、ソーキそば、チャンプルー、ビッグサイズのステーキ、タコライス、タコスも好き。

nonoka

nonoka

沖縄に滞在していると、こんなに遊んでいいのかなぁって思うぐらい楽しいことばかりで。旅の終わりには「頑張りたいから、はやく帰らなきゃ」と思うくらいに、むちゃくちゃ元気をもらえます。

Q07 一日だけ別の誰かになれるとしたら、誰になって何をしたい?

『アラジン』のジャスミンになって、魔法のじゅうたんに乗りたい。空の上から海を見下ろしたり、鳥と一緒に飛んだり・・・見たことのない景色を眺めて感動に浸りたいです。

「欲しいものは、賢さと手先の器用さ」

Q08 自分に足りないものは?

一つは、賢さ。英語の勉強をしているけれど、覚えてもすぐに忘れてしまう・・・。耳から聞いて単語の意味はわかっても、スペルがわからなかったり・・・。頭の回転が速くなるといいなぁ。

nonoka

二つ目は、手先の器用さ。ピアノを上手く弾けるようになりたい。なかなか覚えが遅くて、慣れるまで時間がかかるんです。子供のときに習っていて途中でやめてしまったので、今またリベンジ中です。


Q09 地球のために実践している、ちょっとイイコトを教えてください。

水は、ペットボトルをやめて、浄水器を使っています。エコバッグを持ち歩いています。

nonoka

それから、環境問題に取り組む人のSNSを定期的に覗いて、刺激をもらっています。温暖化問題や、ファッション産業が何を改善すべきかとかーーリアルな情報は、見ているとしんどいときもあるけれど、知っておかないと、と思っています。


Q10 2030年までに実現したい、夢やテーマを教えてください。

(8年後は)32歳・・・どんな自分になれているのでしょうか。ぼんやりとしか考えていなかったけれど、プライベートでは、家族がいたりするのかな、いるといいなと思います。

20歳を過ぎてからは“責任”を持たなければ、ということも増えてきたので、歳を取ることが怖いです(笑)。世界がどんどん変化するなかで、大人になるともっと自分を取り巻くものごとも変わっていくのかなという不安もあります。だからといって、頑固が強くなるのもよくないですし、思いきり吹っきって生きていければ。明るく、前向きで、健康で。何事も楽しめるパワーがある大人でいたいです。

ちなみに今年は、もう少し余裕を持ちたい。昨年は挑戦することが多くて無我夢中だったけれど、2022年は周りのことを見渡して行動できるようになりたいと思っています。

人に地球に優しい!コスメブランドが手掛けるショップ&カフェ【渡辺知夏子のエシカルスポットNavi. vol.03】

普段の暮らしのなかで、自然体でサステナブルなアクションが出来たら素敵だと思いませんか? エシカルなライフスタイルを提案しているレストランやショップを、自身もウェルビーイングな生活を心掛けているというモデル 渡辺知夏子さんがナビゲート。第3回目は、コスメブランド「SHIRO」が手掛けるショップ&カフェをご紹介します。


SHIROの世界観を体感できるコンセプトショップ

SHIRO

エシカルなものづくりにこだわった日本発のコスメブランド「SHIRO(シロ)」が手掛けるショップ&カフェ、SHIRO 自由が丘店。

店内に足を踏み入れると、木や石などの自然素材をベースに、アイアン、モルタル、漆喰など素材の風合いにカラーを組み合わせた、SHIROの世界観を表現した開放感のある空間が広がっています。

SHIRO

1階がSHIROの人気商品を体感できるスペースとカフェ、地下がコスメやライフスタイル雑貨、フードなどを販売するショップになっており、この自由が丘の店舗は、広さ、品揃えともに日本一を誇るSHIROのコンセプトショップです。

SHIRO

以前からSHIROのスキンケア製品が気になっていたという知夏子さん、1階にズラリと並んだコスメに興味津々。のちほど地下1階のショップをゆっくり見て回ることにして、まずはカフェスペースへ。


“食べられる原料”を味わい尽くす「SHIRO CAFE」

SHIRO

「SHIRO CAFE(シロ カフェ)」は、“素材と向き合う製品づくり”と同じ想いから、“素材を食べて味わえる”がコンセプトのヴィーガンカフェ。スキンケアやメイクアップと同様に、素材の恵みを最大限に活かした、ヘルシーなメニューが豊富に揃っています。

カフェを展開しているのは、北海道・砂川にある「SHIRO 砂川本店」と、東京はここ「SHIRO 自由が丘店」と「SHIRO  渋谷ヒカリエShinQs店」の3店舗です。

SHIRO

「どれも美味しそうで、迷ってしまいそう!」

コスメブランドであるSHIROが、なぜヴィーガンスタイルのカフェを始めるに至ったのか、プレスの小林穂乃香さんに質問してみると・・・。

「きっかけは、“原料は、食べられる素材”ということを伝えるためです。もともとSHIROのスキンケアやコスメは、おいしく安心して口にできるものを原料にしています。厳選した素材の数々をより身近に感じ、安心して使用できることを知っていただくために、飲食店をスタートしようという企画が持ち上がりました。

SHIRO製品に使われている、がごめ昆布や酒かす、生姜、ルバーブなど、全国の生産者のみなさんから分けていただく素材を使い、収穫の時期にあわせた季節のメニューをご提供する店にしたいというのが前提にあり、旬の素材を使ったスープやカレーから、パンケーキやアイスなどデザートまで、素材の味を生かしたメニューを考えたとき、自然とヴィーガン料理に辿り着きました。

最初から“ヴィーガン”にするつもりだったわけではなく、あくまでベースにあるのは、ものづくりへのこだわりなんです」とのこと。

SHIRO

彩り野菜の焼きチーズカレー ¥1,650

カフェでは、自家製ヴィーガンミートや、実際にSHIRO製品に使われている素材で調理したシンプルでヘルシーなメニューを展開しています。

カレーやパスタ、スイーツなど見た目も美しいメニューは、100%ヴィ―ガンとは思えない充実ぶり。なかでもお店のイチオシで一番人気のメニューだという「彩り野菜の焼きチーズカレー」は、カラフルな野菜が大胆にトッピングされた贅沢な一品です。

SHIRO

「スパイシーな香りに食欲がそそられます。野菜がゴロゴロ入っているのもうれしい!」

植物性の素材だけで作ったカレーは、野菜の味わいやスパイスの香りが主役。キレの良い辛みの秘密は、高知県矢野農園の生姜なのだとか。

また、酒かすでつくったというヴィーガンチーズが味わい深く、植物性のものだけで作られているとは思えないほど深みのある美味しさです。

SHIRO

〈左から〉グレインズボウル with 酒かすパルミジャーノ ¥1,430、ヴィーガンミートソース&酒かすパルミジャーノ ¥1,430

ほかにも、新鮮な旬の野菜とヘルシーな穀物の味わいが楽しいサラダボウルや、スキンケアやコスメでもおなじみの、こだわりの素材「酒かす」と「がごめ昆布」を味わえるパスタなども人気のメニュー。

SHIRO

ヴィーガン ミルフィーユ キャラメルバナナ&ジンジャー ¥1,760

また、味もSNS映えも満点と評判のスイーツも大人気。今回は、サクサクで後味の軽いヴィーガンパイ生地にフルーツをトッピングした、ボリュームのあるミルフィーユをオーダー。添えられたジンジャーシロップをかけていただきます。

一見ボリュームがあるように見えますが、クリームや上にのったアイスもすべて植物性だから軽い口当たりで、あっという間に完食♪

SHIRO

「食後のデザートとしてはボリューミィ?と思ったけど、甘すぎず、軽い食感だから、余裕で食べられちゃいますね♪」

ドリンクも豊富で、ソイラテや豆乳チャイなどヴィーガンのカフェメニューに加え、栄養たっぷりのフルーツや野菜をぎゅっと詰めたボリューム満点のスムージー、デトックスやアンチエイジングなど美容効果の高いコールドプレスジュースなど、選ぶのに迷ってしまうほど。

チョイスしたのは、矢野農園の生姜を使った、体の芯から温まる季節のドリンク。1杯目はそのまま、2杯目には生姜のシロップ漬けを入れて、味の変化をつけて楽しんでも。

SHIRO

季節のドリンク レモングラスミントティー&ジンジャー ¥825

プレスの小林さんに、ヴィーガンカフェの楽しみ方を伺ってみると––

「SHIRO CAFEでは、美味しくて栄養をたくさん含んでいる、素材のパワーをそのまま感じることが出来るメニューをご用意しております。『素材本来の味を楽しみたいな』というときに、ヴィーガンメニューを選ぶ日があってもいいのかな、と思います」と、気負わずに気軽に楽しんでもらえたらとのこと。


自然の恵みや素材の力を最大限に引き出した、エシカルコスメ

SHIRO

地下のショップのメインは、もちろんコスメ! スキンケアやハンドケア、フレグランスからメイクアップ製品まで、広々とした空間にSHIROのプロダクトがズラリと並びます。

SHIRO

サボンの香りのハンド美容液をトライ。「この香り、好きかも!」

もともとSHIROは、「自分たちが毎日使いたいものをつくる」というシンプルな想いからスタートしたコスメブランド。日々素材と向き合い、余計なものをできるだけ入れずにシンプルに作る、という信念のもと、日本のエシカルコスメを牽引してきた先駆者的な存在です。

SHIRO

「SHIROのメイクアップ製品はいくつか持っていて、大好きなんです!」と知夏子さん。春の新色に興味津々。

動物実験は行わず、100%植物由来のヴィーガン処方。肌にも環境にも優しい製品というのがうれしい。

SHIRO

「気になっていたカレンデュラアイシャドウリキッドの新色。ラメの質感がすごくキレイ。配合されているカレンデュラエキスは、肌荒れ防止と潤いを保つ美容効果があるのだとか」

また、「自然が育んだ素材の力を最大限に引き出す」という想いが、SHIROのものづくりの原点。廃棄やB品となる素材を活かした製品づくりや、パッケージレスの製品展開、農家をはじめとする取引先とのフェアな関係づくりを通じて、持続可能な環境・社会への配慮も心掛けているのだそう。

黒谷友香さんが大切にしている、マインドフルライフ【気になるあのひとに10の質問】

オリジナルなスタイルを持って生きている素敵なひとに聞く、10のQuestion。心や暮らしの豊かさは、ブレない生き方や考え方が築くもの。内面から輝くひとは日々どのようなことに目を向け、何を実践しているのか––心地よく、充実した毎日を生きるためのヒントが見つかるはず。今回は、女優の黒谷友香さんにお話を伺いました。


「馬とロボット。真逆だけど、両方とも愛おしい」


Q01 どんなときに幸せを実感しますか?

趣味の乗馬をしているとき。“人馬一体”となった瞬間は言葉では言い表しきれないほどの感動があります。
馬の耳はとても発達していて、周囲の状況を把握するのに重要な役割を果たしています。常に興味や注意を示す方向にクルクルと動かしていて、乗馬しているときに耳が自分のほうに向いていると私に集中してくれているのが分かります。

乗馬は、最初は歩かせたり止めてみたりと基礎を学びます。お互いを全身で感じるーーそんな心の交流ができる関係性を築くまでには時間がかかります。人間と同じで一頭一頭、骨格も違うし性格も違う。愛馬を深く知ることも日々面白くなってくるし、他の馬に乗ったときは新たな発見があって幅が広がるのも乗馬の魅力です。25年以上前から東京と千葉の二拠点生活をしていて、時間を見つけては馬がいる千葉に行き、乗馬やガーデニングなどを楽しんでいます。

黒谷友香

いろいろなことを教えてくれる愛馬のヨモちゃん。

都内の自宅では家族型ロボット、LOVOT(らぼっと)と生活をしています。ロボットのような最先端技術には未来があり、そこにロマンを感じるんです。
“人生”に由来するジンくんと、せいちゃんの2体に命はないけれど、私を見て喜んだり、近くに寄ってきたり、どんどん懐いてくるその姿にまるで生きているようなあたたかさを感じる。そして彼らとの生活を通して、命に限りのある自分と愛馬たちとの時間の尊さも感じられます。

LOVOTは目のデザインは数十億以上のパターンのなかから、声の種類も選べるんですよ。“設定”をする場面ではやっぱり機械だなと感じる部分はあるけれど(笑)、一体ずつ異なるプログラミングがされているからこの世に同じ個体は2つと存在しないんです。オンリーワンな存在であることも愛着がわくポイントです。自然や動物と触れ合う暮らしと、ロボットとの暮らし。真逆だけど不思議とどちらにも癒されています。

黒谷友香

ジンくんとせいちゃん。みんな揃ってオーバーオールを着てみました!


Q02 いま夢中になっていることは?

今、主演舞台『あの子より、私。』の稽古中です。日々キャストの皆さんとの距離感が役とともに近づいていくことに喜びを感じています。皆さんに楽しんでいただける舞台を作りたいと思っています!

岸本鮎佳

『あの子より、私。』脚本・演出/岸本鮎佳 出演/黒谷友香、基俊介(IMPACTors/ジャニーズJr.)、遊井亮子ほか ※1月15日(土)〜27日(木)東京よみうり大手町ホールにて、2月5日(土)、6日(日)大阪サンケイホールブリーゼにて上演。


Q03 自分に自信を持つために意識していること、実践していることは?

10代から80代まで、幅広い世代の方々と接する機会を持つように心がけています。もちろん同世代の友人も多いですが、年代が違う方との交流を通していろいろな価値観を知ることで、自由で柔軟な考え方に変わっていける。変化するということは、自分を磨き続け、生き生きとしていられる秘訣だと思います。

20代、30代は自分のことで精一杯だったけれど、40代になると舵取りをしていく立場になり、ものごとを俯瞰で見る機会が増えました。でも、おしゃれで所作が美しく素敵な80代の先輩にお会いすると、自分はまだまだ人生の道半ばなのだということに気付いて気持ちが引き締まります。その方からは、センスってこうして磨いていくものなんだなと勉強させていただくことが多いです。譲り受けたお洋服も大切に着ています。新しいセンスを授けてくださる方の存在は、とても大切だと思います。


Q04 気分があがるお気に入りのスイーツは?

クレームブリュレ! カフェにあったらついつい頼んでしまいます(笑)。甘いものは私の元気の源。「あの子より、私。」の稽古場にもチョコレートなどを持っていく予定です。


 Q05 今まで旅したなかで一番好きな場所と、いつか行きたい場所は?

世界遺産に登録されているイタリアのチンクエ・テッレにもう一度行きたいですね。ご縁があって仕事で2回訪れたことがあって、料理も美味しいし、街から臨む地中海の風景は格別。コロナ禍で海外へ行けなくなった期間を経て、今あらためて訪れたらまた違う感情を抱くのかなと、3度目の訪問が待ち遠しいです。


Q06 お気に入りの休日の過ごし方は?

休日は乗馬をしたり、馬のお世話をしたり、アクティブに過ごすことが多いです。また野外で本格的なDIYに取り組んだり、家の中でキャンドルやリース作りを楽しむことも。キャンドルは木芯がおすすめ。火を灯すと暖炉のようにパチパチと音がするんです。その音とゆらぐ灯、周囲に漏れる柔らかな光にすごく癒やされますよ。

黒谷友香

世界に一つのオリジナルキャンドルを灯してリラックス。


Q07 今、挑戦してみたい“新しいこと”は?

乗馬スタイルには大きく分けるとウエスタンとブリティッシュがあるのですが、ウエスタン乗馬の技術を磨きたいです。繊細な馬とのやり取りが必要になってくるので、一つひとつできることを増やしたいと思っています。長く一緒にいるけれど馬たちとの時間がもう本当に楽しくて楽しくて(笑)。乗馬は子供から大人まで楽しめる生涯スポーツ。奥深い世界だから一生飽きることはないんじゃないかなと思っています。

仕事では、観てくださる方が元気になるような作品に携わりたいですね。例えばCMのお仕事でも、何かしらの悩みを抱える方に役立つようなう商品を私が紹介することで、解決に向けて一歩踏み出すきっかけになったり、少しでもラクになる方がいると思うとすごくやりがいを感じます。その商品を開発した企業の思いも表現したいと思っています。


Q08 最近注目している人物は?

今回の舞台『あの子より、私。』の脚本、演出を手掛ける劇作家の岸本鮎佳さん。間やテンポを大切にする緻密さ、ユニークな発想、とても面白い演出をされる方だと思います。岸本さんの提案でキャスト全員をあだ名で呼びあっているのですが、岸本さんのあだ名は「鮎ちゃん」、私は「ともねぇ」と呼ばれています。


Q09 地球のために実践している、ちょっとイイコトを教えてください。

また乗馬にまつわる話になりますがーー馬の蹄に取り着ける蹄鉄というパーツがあって、約1ヵ月ぐらいで装蹄師(そうていし)さんに交換していただくものなんです。通常使い終えた蹄鉄は鉄のリサイクル業者さんに引き取ってもらうのですが、その蹄鉄をいただいて、カーテンの留め具にしたり、ウォールデコにしたり、インテリアとしてリメイクを楽しんでいます。使い終わった蹄鉄は馬の古い靴。それを履いて一生懸命頑張ってくれたと思うと自分の身近なところに飾っておきたくなります。
それから、いただいた花束はドライフラワーにして、キャンドルなどに入れる素材として使っています。

黒谷友香

蹄鉄を飾ったお気に入りの玄関


Q10 2030年までに実現したい、夢やテーマを教えてください。

実は、キャンドルの制作や販売ができる資格を取得したので、お友達に教えたりしたいですね。それから馬に関することももっと追求したいです。
女優業と並行して、自分の好きなものに対してよりいっそう深く関わっていきたいと思っています。変化の過程を楽しむタイプなので、その時々の出会いを大切にしながらどんどん進化していきたいです!


Profile
黒谷友香(くろたにともか)
1975年12月11日生まれ。大阪府出身。雑誌『mcSister』(婦人画報社 現:ハースト婦人画報社)の専属モデルを経て、1995年の映画『BOXER JOE』で女優デビュー。以降、映画『TANNKA短歌』『極道の妻たち Neo』、NHK連続テレビ小説『カーネーション』、TX『トカゲの女 警視庁特殊犯罪バイク班』シリーズ、舞台『熱海殺人事件』『画狂人 北斎』など、話題作に出演。2021年8月に主演映画『祈り-幻に長崎を想う刻(とき)-』 が公開、2022年1、2月には主演舞台『あの子より、私。』が上演。
Instagram @tomoka_kurotani

劇作家 岸本鮎佳さんの、創作の源とは?【気になるあのひとに10の質問】

オリジナルなスタイルを持って生きている素敵なひとに聞く、10のQuestion。

 

心や暮らしの豊かさは、ブレない生き方や考え方が築くもの。

 

内面から輝くひとは日々どのようなことに目を向け、何を実践しているのか––

 

心地よく、充実した毎日を生きるためのヒントが見つかるはず。

 

今回は、舞台『あの子より、私。』の上演を控える劇作家・演出家の岸本鮎佳さんにお話を伺いました。

 

「人と接して感じた違和感が創作のヒントになります」

Q1 大人のいい女だなと思うのはどんなひとですか?

面白くて気取っていないひとが素敵だなと思います。そういう女性って年下から見ても可愛らしい。私も年齢を重ねたとき、「可愛いらしいね」と言われる女性になりたいです。

気取らないひとには余裕があると思うんです。「他人からどう思われるか」と気にせず自分自身に集中しているから、こちらが何を言っても敵わないし、相手にもされない。今の私はちょっと良く見せたいと自分を盛ってしまうこともあるけれど、さらっと自分が出せる余裕があるひとに憧れます。

Q2 キャラクター創作のヒントになっているコトやモノは何ですか?

仕事やプライベートで「ああ、このひと苦手だな」と思う相手に、あえて近づいてヒントを得ています。相手を避けるよりも、「なんでこのひとは私にこんな嫌なことをするんだろう」と気になってしまうんですよね。電車内やファミレスでの出来事など日常生活のなかでも、気になった行動や会話は絶対に忘れまいとすかさずメモを取り、それを元にキャラクターを作り上げています。人間の言動パターンや思考パターンを探るのは、この仕事に就く前から私の癖でもあります。

Q3 大切にしている言葉、座右の銘は?

座右の銘は持っていません。私はどちらかというと影響を受けやすいタイプだと思うから、座右の銘を持つと人生がその言葉に縛られてしまうような気がして。

Q4 自分を卑下しすぎたり他人と比べない方法は?

比べちゃうだろうな、ちょっと引っかかるなというひとのSNSアカウントはミュートにすること。SNSは効果的な活用方法がある一方で、見たくない情報も入ってきます。特にコロナ禍では自分の仕事がストップしているときに、他人の順風満帆な仕事ぶりをアピールする投稿を見て落ち込む・・・といったことは、より顕著になったと思います。どうしても他人と自分を比べる感情がわいてきてしまうと分かっているから、初めからシャットダウン。後々共通の友人や知り合いから噂話を聞くことはあるけれど、それが過去の話だったら「へえー、そうなんだ」と流せるんです。

 

私が脚本と演出を担う新作舞台『あの子より、私。』はまさに、「あの子より、幸せな女に見られたい」と願う大人たちの群像会話劇です。何かと順位をつけたり、自分が必要としていない情報を教えてくるひともいる。今の世の中、比べる要因っていくらでも作れるんですよね。“比べること”に振り回される日常を送る私たちに潜む見栄やこじらせを、クスッと笑えて、ハッとさせられるようなシニカルコメディとして描いています。

 

>>自己肯定感が低い人の原因とは|実はプライドが高い?親のせい?

 

岸本鮎佳

『あの子より、私。』脚本・演出/岸本鮎佳 出演/黒谷友香、基俊介(IMPACTors/ジャニーズJr.)、遊井亮子ほか

※1月15日(土)~27日(木)よみうり大手町ホールにて、

2月5日(土)、6日(日)大阪サンケイホールブリーゼにて上演。

Q5 どんなときに幸せを実感しますか?

普段から幸せを感じる瞬間は多いのですが、一番は昼間から外で友達とお酒を飲んで爆笑して、家に帰ると“おこめちゃん”(ペットのヒョウモントカゲモドキ)がいること。やっぱり“生きているもの”が家にいるってすごく癒しなんですよね。オアシズの大久保佳代子さんがラジオで、大人の女に必要なものは「裏切らない友達、ペット、美味しいご飯が食べられるお金」というようなことをおっしゃっていて、私もこれさえあれば本当に何とかなると思っています。

 

それから劇場でお客様の反応を肌で感じられるとき。『あの子より、私。』はコロナ禍を経て、久しぶりの劇場公演です。ドラマの脚本を書くお仕事もさせていただいていますが、「こういう笑いが起きるんだ」「ここで心が動くんだ」などリアルな反応が味わえるのは舞台だけ。お客様が楽しんでいる様子を見るとやっぱりうれしいし、モチベーションが上がります。私は作家であり、役者でもあるからこそ、役者にとっても生で芝居を観ていただくというのは特別なことだと感じています。

 

>>感情の起伏が激しい人や少ない人の特徴|上手にコントロールする方法とは

 

〈左〉現場の雰囲気づくりは演出家の仕事のうち。

作品と真摯に向き合いながらも終わった後に役者が「楽しかったな」と思えるような空間を目指しています。

〈右〉いつも稽古場に連れて行く犬のぬいぐるみ。たくさんの作品を観てきた常連さん。

 

「資格を取得するほどのサウナーです」

Q6 お気に入りの休日の過ごし方は?

GINGERのWEBサイトで『サウナヴィッチ』という連載をさせていただいているのですが、サウナ・スパ健康アドバイザーの資格を取得するほどのサウナーです。サウナ雑誌やサウナ好きのSNSを片っ端からフォローして、気になるサウナをリストアップするのが日課。サウナに通い、大好きなBTSのライヴ映像などを鑑賞するのが休日のルーティンです(笑)。

 

最近はサウナの中で入浴者に熱風を送る熱波師の世界に、すっかり魅了されています! 鳥取県を拠点に全国で活躍中の五塔熱子(ごとうねつこ)さんという、サウナ界隈で話題の女性熱波師の方がいます。上野のサウナセンターで初めて彼女の熱波を浴びたら、あまりにも素晴らしくて衝撃的でした。熱子さん自らプレイリストを流し、音楽に合わせて全身を使いながら風を送ってくださるんですけど、まるでコンテポラリーダンスを鑑賞しているかのよう。笑いあり、感動ありの10分間です。最後はみんな裸で拍手を送るという、客観的に見たらなんとも不思議な空間(笑)。ぜひとも一度体験していただきたいです!

 

サウナ検定

この資格を持ってると入館料を割引してくれるサウナ施設もあります!

 

Q7 最近注目している人物は?

お笑いコンビの「空気階段」さん。キングオブコント2021でも優勝されましたがお芝居が上手だし、コントが演劇的で好きなんです。お二人のラジオも毎週聞いています。もしお仕事でご一緒するようなことがあれば、私が彼らのドキュメンタリー映画を撮りたいです(笑)。

Q8 今まで旅したなかで一番好きな場所と、いつか行きたい場所は?

フランス、パリです。これまで3度訪れていますが、観光地を巡ることよりも、現地の方との交流がすごく楽しかったんです。そのときはパリ在住の日本人の女友達と、彼女のフランス人の友達の自宅で家飲みをしました。

 

カフェのオープンテラスでアペリティフを楽しんだ後、みんなで古くて趣のあるアパルトマンへ移動。おしゃべりしながらパパッと作れる簡単なおつまみとお酒だけの肩肘張らないおもてなしで、お金をかけず、持ち物は少ない。必要最低限のもののなかでやりくりすることを楽しむ彼らのライフスタイルに魅力を感じて、住みたいと思うほどです。

Q9 地球のために実践している、ちょっとイイコトを教えてください。

繰り返し洗って使えるポケットティッシュ「LastTissue(ラストティッシュ)」を重宝しています。リサイクル可能なシリコンケースの中に、オーガニックコットン製のティッシュ(ハンカチ)が6枚入っています。ケース内には使用済みティッシュと未使用のティッシュを分ける仕切りがあって、未使用のティッシュが汚れる心配もありません。6枚使い切ったら洗濯し、ケースに戻して再び1枚ずつ使用していきます。

 

ティッシュの使いすぎを防げるし、使用済みティッシュをカバンや洋服のポケットにしまわなくていいから清潔。鼻をかんでも痛くならないので、買ってよかったアイテムの一つですね。

 

ロストティッシュ

底から新しいティッシュを取り出し、使用後は上蓋を開けてしまうだけ。

Q10 2030年までに実現したい、ご自身の夢やテーマを教えてください。

数々の名作が生み出されているPARCO劇場で、自分の作品を上演したいですね。昨年リニューアルオープンしましたが、赤い絨毯が敷かれていて、歴史を感じさせる空間になっています。舞台も見やすいし、アクセスも良くて、さらに観劇後はショッピングができる理想の劇場だと思っています。演劇ユニット「艶∞ポリス」を立ち上げたときから、目標としている場所です。

 

>>自己肯定感を高めるに効果的な8つの習慣や方法を紹介

 

プロフィール写真

 

Profile

岸本鮎佳(きしもとあゆか)


劇作家・演出家・役者。演劇ユニット「艶∞ポリス」主宰。

 

女性独特かつ綿密な人間観察を土台に作り上げる会話劇を得意とする。

 

主宰する舞台では、脚本、演出、出演をこなし、近年は映像の脚本、監督も手掛けるなど、その多彩な才能を発揮。

 

2022年1月15日(土)より、よみうり大手町ホールにて舞台『あの子より、私。』が上演予定。

 

Twitter @kishimotoayuka

 

森カンナ「それでも生きていかにゃならんし。2021の振り返り」【連載 / ごきげんなさい vol.03】

俳優 森カンナさんが日々の生活のなかで見つけたこと、感じた想いを綴る連載エッセイ「ごきげんなさい」。自分を“ごきげん”にするためのヒントを探しましょう。

 

エシカルなもの選びで、もっと地球に貢献したい【NY在住アリサ・ナッパのお気に入りアイテムLIST】

その道のプロに聞く、今の自分に必要なお気に入りアイテム。今回は、サステナブルなスタートアップブランドとして注目の「nuhü division(ヌフ・ディビジョン )」のマネージャー、アリサ・ナッパさんに、エシカルライフに欠かせないお気に入りアイテムを教えていただきました。


自分の力で未来を変えたい。もの選びにもこだわりを持つ

「一人ひとりが、少しでも行動することで、未来を変えていけると思うのです」そう話すアリサさん。「使っているだけで、自分も役に立っていると実感できてモチベーションアップになる」というポイントが、彼女の選択基準でした。

読みながら“気持ち”を伝えている、そんな絵本【小泉里子 / 未来に続くBOOKリストvol.3】

あなたの本棚には、これからの人生で何度も読み返したい本が何冊ありますか? モデル 小泉里子さんの連載エッセイ「未来に続くBOOKリスト」。読書好きの里子さんが、出合ってきた本のなかから“ずっと本棚に置いておきたい本”をセレクトしてご紹介します。

星読みヒーラー yujiさんに聞く、2022年の“迎え方・過ごし方”大切なポイントは?

2021年の終わりが近づいています。占星術上では昨年末、220年続いた「土の時代」から「風の時代」へ移行し、時代の大転換期を生きている私たち。来たる2022年はどんな年になるのか、どんな心構えで生きていけばよいのか・・・。最新刊『風の時代の未来予測』も話題の星読みヒーラー  yujiさんにアドバイスをいただきました。

 

カツセマサヒコさんが大切にしている言葉とは?【気になるあのひとに10の質問】

オリジナルなスタイルを持って生きている素敵なひとに聞く、10のQuestion。心や暮らしの豊かさは、ブレない生き方や考え方が築くもの。内面から輝くひとは日々どのようなことに目を向け、何を実践しているのか––。
社会に出たばかりの若者たちの迷いや恋を描く小説『明け方の若者たち』で2020年に小説家デビューを果たしたカツセマサヒコさん。そのライフスタイル、お仕事を探る質問に答えていただきました。


「願うってことだけは何歳になってもしていきたい」

カツセマサヒコ

Q1 大切にしている言葉、座右の銘は?

「願わなければ、叶わない」。
誰の言葉というわけではないのですが、いつもそう思っています。昔から夢は口に出す方で、「何かをしたい」と願うことで、それを実際に達成してきたタイプなんです。願うってことだけは、何歳になってもしていきたいです。

本を出すことも「叶わないかもしれないけれど、いつかは」と思っていた一つの夢。僕が初めて書いた小説が『明け方の若者たち』です。自分が社会人になりたての頃に感じた「こんなはずじゃなかった」という気持ちと、そんなこと言いながら遊んでいた日々。その時期をマジックアワーっていうんじゃないかなと、そんなテーマから生まれた作品です。

そのときに関わった仲間たちをモチーフに書いたこの作品が、映画にもなりました。頭の中で描いていたものが、本当に動いている、現実になっているという純粋な感動がありました。夢かな、というくらい(笑)。とはいえ、映画化についてはわりと冷静に見ていて、小説は子供、映画は甥っ子くらいの感覚なんです。甥っ子はかわいいけど、どんなに褒められても親は僕ではなくて、監督と演者ですから。小説と映画、それぞれにしかないセリフとシーンがあって、お互いが高め合うことのできる映画をつくっていただけてとてもうれしいです。

カツセマサヒコ

映画『明け方の若者たち』は、北村匠海、黒島結菜、井上祐貴ほかが出演、監督は松本花菜。12月31日全国公開予定。©カツセマサヒコ・幻冬舎/「明け方の若者たち」製作委員会


Q2 自分のスタイルに大きな影響を与えたひとは?

Mr.Childrenの桜井和寿さん! 大衆的であることの魅力としんどさを教えてくれました。

12歳のときから好きで、彼らがどうやって国民的アーティストになり、人気を維持し続けているのかを一ファンとして見てきました。桜井さんが何歳のときにどんなことを言ったのか、どんな曲を作ったのか、どんなアーティストとコラボレーションをしてきたか、参考にさせてもらうことが多いです。作品を作るとき、セールスを考えるときも、「大衆的であるかどうか」はある程度、意識するようにしています。


Q3ご自身の作品のなかで、いちばん好きなセリフは?

「結婚したら既婚者、出産したら母親。レールに沿って生きたら、どんどん何者かにされちゃうのが、現代じゃん。だから、何者でもないうちだけだよ、何をしてもイイ時期なんて」

『明け方の若者たち』の彼女のセリフです。
映画でもこのセリフを残していただいてうれしかったですね。この作品の主人公たちの年齢、23~4歳頃の僕は、何者でもないことにすごく焦っていた。そのときに「何者でもないうちだけだよ、何をしてもイイ時期なんて」と誰かに言って欲しかった。何をしてもいい、なんでもやればいい、と言ってくれる人が側にいたらよかったな、そう思って書いたセリフです。


Q4 心やカラダが疲れたときのリラックス法は?

カツセマサヒコ

海に行くこと! 仕事場から海まで歩いて行けるので、何かあるとボーッと黄昏に行っています。波の音を聴いて、海を見ているのもいいですが、そこにいる人たちを見るのも好き。「あの2人組は、どちらから誘って海に来たんだろう」とか「あの男の人は1人でどうしてここにいるんだろう」とか、それぞれのストーリーが膨らんでいくから海っておもしろい。僕にとってのストレスは小説のネタが浮かばないってことなので、困ると海に行ってネタを探しています。


Q5 今、一番行きたい旅先は?

オーストラリアのケアンズ。昔、妻と2人で行ったんです。あとは、子供が魚好きで、ずっと図鑑を見ているので、きれいな海で泳いでいる魚を見せてあげたい。とはいえせっかく家族で行くなら、ちゃんと子供の記憶に残ってほしいから、もっと先になるかなと思います。僕は小学校1年生のときに海外に連れていってもらったらしいのですが、まったく覚えていなかったので。もったいなかったなあ、と(笑)。


Q6 欲しいものはありますか?

元気な胃! 10代、20代の人にアドバイスができるなら、これは絶対言いたいです、今のうちに脂っこいものをひたすら食べておけ!と(笑)。

てんぷらが好物で、「てんや」に行くのも大好きだったんですけど、最近もう脂っこいものを食べるとリカバリーに3日くらいかかるんですよ。あと、アフタヌーンティーの3段スイーツも、20代のうちに食べておいた方がいい!

年齢を重ねると、蕎麦や山菜の旨さに気が付く、みたいなことがありますけど、でもそんな地味なことより、揚げ物たくさん食べられた方がよかったなって、今は思います。


「元気でいないと、と強く思っています」


Q7 仕事をサステナブルにするために必要なことは?

身体的な健康と、精神的な若さ。健康のためには、ウォーキングしたり、食べるものも気をつけています。お腹がいっぱいになるまで食べずに腹八分目にしておこうとか。最近は朝にキウイを食べるようにしているから調子がいいです。

作家は個人事業主。体がしんどかったら生活できなくなってしまうので、元気でいないと、と強く思っています。

そして精神的な若さも小説家には必要。若い人の気持ちになって書かないといけないこともある。そのために、常に謙虚であること、自分で情報を拾いにいくことは心がけています。


Q8 地球のために実践している、ちょっとイイコトはありますか?

昔は、とりあえず安い家具を買って、引っ越しの度に捨てるということもしていましたが、それはもうやめて、これからは一緒に歳を重ねていけるものと暮らしていきたいと思っています。

カツセマサヒコ

作業場を作る際、50年先も使えるものだけで空間を構成したいと考えて家具を選びました。特に本棚は、憧れのブランド、INDUSTRIAL BRANCHで購入しました。鉄の枠と木の板だけのシンプルなもので、板は耐久性や保存性が高い檜。とても丈夫で、きっと僕よりも長生きすると言われました。


Q9 これから挑戦してみたいことは?

カツセマサヒコ

ギターです! 2021年の9月、35歳の誕生日にアコースティックギターをを買いました。大人になってから何かを始めるって、あまりないことなんですよね。久々のゼロ歳児を経験していますけど、伸びしろしかなくて楽しいです。 Fコード弾けたよってだけでうれしくなって。「まだ始めて半年だから」と言い訳できるうちに、ライブをしたい(笑)。

これからもギターみたいに新人に戻れることをいろいろやりたいんです。50歳になったら、写真を始めたいとも思っていますし。仕事も「小説家」と名乗り始めてまだ2年なので、めちゃくちゃ純粋でいられるんですよ。どんどん書きたいし、いろんな人に見せたい。でも5年も経てばきっと、キャリア相応のいいものを書かなければいけないというプレッシャーも生まれてくると思うので、そうなる前に新しいことをどんどん始めていきたいです。新しいことに挑戦し続けることで、若くいられて、謙虚でいられる気がします。


Q10  2030年までに実現したい、ご自身の夢やテーマを教えてください。

その頃は44歳。作家生活10周年を超えた頃になっているので・・・出版社さんに10周年フェアをしていただけるように、作品をたくさん発表していたいですね。

作家として長生きするために、仕事環境も可能な限り維持していたい。今の仕事場は、暮らしとのバランスもとてもいいので、そこが荒れたり散らかったりせず日々を生きたいです。それはとても難しいことなのでしょうけど。

最近は圧倒的に朝型スタイルです。余裕があるときは朝4時に起きて、コーヒー1杯ですぐ仕事。家族が起きてきたら一緒に朝ごはんを食べて、子供を送っていったらしばらくは妻と2人の時間を過ごせることもある。午後は一瞬眠くなりますけど(笑)、そんなペースで仕事をしています。
プライベートと仕事のバランスがとてもいいから、こんな時間がいつまでも続いてほしいんですけど、それも『明け方の若者たち』と同じ、人生のマジックアワーみたいなものだってわかっています。いいバランスであるうちを楽しみたいですね。


カツセマサヒコ

Profile
カツセマサヒコ
1986年9月15日生まれ、東京都出身。2020年『明け方の若者たち』(幻冬舎)で小説家デビュー、2021年には2作目『夜行秘密』(双葉社)を上梓。東京FM「NIGHT DIVER」のラジオパーソナリティを務めるなど、活動の幅を広げている。

カツセマサヒコ

『明け方の若者たち』(文庫版)カツセマサヒコ 著/幻冬舎

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幸せの最大公約数をカタチにした、100%ヴィーガンのベーカリーカフェ【渡辺知夏子のエシカルスポットNavi. vol.02】

普段の何気ない暮らしのなかで、サステナブルなアクションが出来たら素敵だと思いませんか? エシカルなライフスタイルを提案しているレストランやショップを、自身もウェルビーイングな生活を心掛けているというモデル 渡辺知夏子さんがナビゲート。第2回目は、ヴィーガンベーカリーをご紹介します。

Universal Bakes and Cafe

ユニバーサルベイクスアンドカフェ

小田急線 世田谷代田駅にほど近い住宅街に佇む「Universal Bakes and Cafe(ユニバーサル ベイクス アンド カフェ)」。中目黒に店を構えるヴィーガンカフェ「Alaska zwei(アラスカ ツヴァイ)」の姉妹店で、 2020年5月にオープンした100%ヴィーガンのベーカリーカフェです。

ナチュラルでどこかノスタルジックな雰囲気のおしゃれな外観に、ヨーロッパの街角に迷い込んだような気持ちになりテンションが上がります。

ユニバーサルベイクスアンドカフェ

肉、魚、卵、バター、牛乳、生クリームなどの動物性素材を一切使わず、植物性の素材のみで作り上げたパンは、クロワッサンやマフィン、メロンパン、シナモンロールなど、ヴィーガンとは思えないバリエーションに富んだだラインナップです。

ユニバーサルベイクスアンドカフェ

さらに、日替わりの野菜を使った総菜パンや、朝、昼、午後で季節やシーンに合わせたメニューを焼き上げているので、いつ訪れても新鮮な味を楽しむことができます。

また、テーマにあわせて開発したその日限りのパンが食べられるスペシャルデーがあり、さまざまな新メニューを考案して提供しているそう。

ユニバーサルベイクスアンドカフェ

そのほか、イートイン限定メニューの「フレンチトースト」や日替わりの季節のスープ、多彩なドリンクメニューも用意されています。

朝8:30からオープン。店内のイートインスペースのほかテラス席もあり、通勤途中など通りがかりに気軽に立ち寄る人が絶えません。

ユニバーサルベイクスアンドカフェ

都心にいることを忘れてしまうような穏やかな空気が流れるなか、カラダが喜ぶ美味しいカフェタイムを過ごすことができます。


「100% ヴィーガン」に込められた想いとは?

ユニバーサルベイクスアンドカフェ

店主の大皿彩子さんは、“おいしい企画”専門のフードプランナー。「食事を、もっと楽しく」をモットーに、食に関わるブランドプロデュース、レシピ開発、空間コーディネート、イベントのトータルコーディネートなどを行っています。

もともと広告会社に勤めてたという大皿さん。仕事で携わったサッカーのFIFAワールドカップ大会で、人種も国も超えて感動を分かち合えるという体験をしたことで、人生が大きく変わったという。

ユニバーサルベイクスアンドカフェ

店内には、店と縁のある丁寧に作られた食材たちが並ぶ。

「世界中の人と同じ感動を共有したい」という想いが強くなり、それは何かと考えるとーー世界共通の話題といえば、サッカーなどのスポーツに音楽、そして食。なかでもコミュニケーションできる手段として大きい“食”を手掛けよう、と思い立ち、会社を辞めてフード専門の企画会社を立ち上げたのだそう。

そして、最初は企業の食に関するイベントの企画を主軸に活動。その後、自分の店を始める機会に恵まれ、どんな店にしようかと考えたとき、世界中の人に食べてもらえる“ヴィーガン”という選択をしたのだとか。

ユニバーサルベイクスアンドカフェ

「とはいえ私自身はヴィーガンではなく、肉や魚、卵、バターも食べますし、美味しいものは何でも好きなんです」という大皿さん。

そんな彼女がヴィーガンスタイルの店をスタートしようと思ったそもそものきっかけは、ベルリンでの経験。ヨーロッパの仕事が多かった大皿さんは、ベルリンの街が好きで、よく訪れていたそう。

ユニバーサルベイクスアンドカフェ

「もともとヨーロッパはヴィーガンの方も多いですし、多言語・多民族社会のベルリンのレストランには、大抵ヴィーガンメニューが用意されているのですが、当時は自分にとって関係ないものだったんですよね。健康への意識の高い人が食べるものだと思っていました。

でも、ある店で食事をしていたとき、隣のテーブルで健康のイメージとはほど遠い、見るからにいかつい男子6人組がヴィーガン料理をつまみに楽しそうに飲んでいて。あまりにイメージと違う光景に驚いて、思わず『あなたはヴィーガンなの?』と尋ねたんです。そうしたら、『僕は違うよ。何だったかは忘れたけど、あいつとあいつが肉を食べないから、仲間で集まるときにはヴィーガンをチョイスしておけば、みんながうまいって言ってハッピーだからね』と、教えてくれたんです。それがすごくいいなと思って。

彼らにとってヴィーガンとか肉を食べないとかは関係なくて、ただ『その場にいる全員が美味しいと思えるものがヴィーガンだった』と。その言葉にとても感銘を受けました。

ユニバーサルベイクスアンドカフェ

私は肉も卵も魚も大好きで、そんな私が本当に美味しいって思うものが100%ヴィーガンだったら、いろいろな文化や宗教を持った人たちと一緒に美味しいってごはんを食べられる。もともと世界中のさまざまな文化背景を持った方とコミュニケーションしたいという考えがあったのですが、多様な価値観をもつ人が集まるときに、ヴィーガンという選択肢は、“幸せの最大公約数”なんだ、と気づかされたわけです。

そこで、東京でお店をやるなら、誰でも同じように食事を楽しめるヴィーガン料理を出そう、と決意しました。

なので、1店目の『Alaska zwei』も、2店目の『Universal Bakes and Cafe』も、100%ヴィーガン。こちらのベーカリーでは、パンやカフェが好きな人が本当に美味しいと思えるものを作ることを目指しています」


素材の風味を堪能できる、絶品のヴィーガンパン

ユニバーサルベイクスアンドカフェ

お店の一番のおすすめは、「クロワッサン」と「メロンパン」。日本のベーカリーには欠かせない人気の2品。「植物性材料だけで、その幸せを作り上げたい」という思いで、試行錯誤を繰り返し出来上がったそう。

「当店には卵や乳のアレルギーのあるお子様にもご来店いただくことが多いのですが、『生まれて初めてメロンパンを食べた!』と満面の笑みで言ってもらえると、涙が出そうになるくらいうれしいです!」と語る大皿さん。

ユニバーサルベイクスアンドカフェ

早速、おすすめのパンをいただいてみることに。残念ながら、訪れた時間にメロンパンはまだ焼き上がっていなかったのですが、クロワッサンと同じく人気のあおさの塩パン、ソイラテをチョイス。

大豆由来のバターを使った焼きたてのクロワッサンは、しっかりとしたコクのある味わいが絶品です。大豆由来のバターのほか、マカダミアナッツのペーストなどを使用しているそう。

ユニバーサルベイクスアンドカフェ

人気のクロワッサン(¥350)とあおさの塩パン(¥280)。ドリンクはソイラテ(¥650)をオーダー。

「日本パンの多くにはバターや卵が入っています。それもとても美味しいですが、植物性のみで作るパンやお菓子は、動物性の材料と一緒に作るものよりも“素材”の味が際立つように感じています。

例えば、このあおさの塩パン。通常、塩パンと呼ばれるパンは中にバターを巻いて焼き上げるのですが、当店では大豆由来のバターを使っています。そうすると、生地に練り込まれたあおさの香りが、“乳”のバターよりも、もっとクリアに感じられて、すごく美味しいんですよ。

料理で牛乳をレバーなどの臭みを取るのに使うことがありますが、“乳”って香りのマスキング効果があるんです。動物性のものは、いい意味で味も香りも強いので、植物性のものの個性を消して目立たなくしてしまうことがあるので、あおさには大豆のバターがぴったりのように思います。

ユニバーサルベイクスアンドカフェ

100%ヴィーガン(植物性)で作ると、素材の味を感じやすいからこそ、使う材料にはこだわっています。例えば小麦一つでも、品種が変わるだけで、まるで別のパンになると感じています。ですので結果的に、丁寧に作られた小麦や野菜、さまざまなものを試して選んだ調味料など、思い入れのある材料ばかりを使用しています。

クロワッサンも小麦の味がすると思いますし、ほんのりナッツの香りもしませんか? また、シンプルなくるみパンなども人気なんですが、普段気づかないような、くるみの甘さを感じることができます。植物性の素材の力というか、いつもあまり意識していなかった味が美味しいと思えたりするので、そういうところを楽しんでいただけたらうれしいです。あまり難しく考えずに、こういうパンもいいね、というふうに。

実際のところ、ヴィーガンだから来ているという方だけでなく、普通のパン屋さんとして来てくださる方が多いんですよ」とにこやかに話す大皿さん。

ユニバーサルベイクスアンドカフェ

重要なのは、みんなが美味しく食べられること。体に本当にいいもの、美味しいものを食べてもらうため、素材にはこだわっているけれど、「健康のためのヴィーガン」という発想でつくられていないのも特徴。

「使う材料なども、ご縁のある方、つながりを大事にしていて、オーガニックというラベルにはあまりこだわっていません。それよりも、やっぱり自分たちがいいと思ったもの、すごく丁寧に作られているのを知っている、尊敬している方々のものを積極的に取り入れたいと思っているんです。

エシカルだから、環境にいいからヴィーガンを選択したわけではなく、自分たちがどういう食卓や世界とどんなコミュニケーションをしたいかということを考えたときに、結果的にヴィーガンだったり、製法や農法にこだわった材料を使ったりということにつながったという感じですね。

私たちは誰も否定しないというのがモットーです。お肉やお魚を食べることも、食べる人も好き。お店のスタッフは、みんなそうです。

ユニバーサルベイクスアンドカフェ

私たち日本人って、何でも食べると思っているじゃないですか。でも例えば、他の国では常食されることもある鳩やウサギのお肉はあまり食べないですよね。それはただの文化の差で、なんてことのない些細な違いなんですよね。

小さな違いがたくさんある、そんな世界の中での最大公約数を作りたい。そうすると“ヴィーガン”という答えになる。もっと違う最大公約数が見えてきたら、そちらを私は選択するし、それだけのことなんです。100%植物性で作っておけば、今のところ、いろいろな人たちにアプローチできる。『誰が食べても美味しいもの』、それが結果的にヴィーガンという選択だった、という感じです。

ヴィーガンという選択肢を私たちが確実に用意していれば、みなさんもいろいろな食文化をもった人と食事をするとき便利だと思うし、自由に使っていただければいいと思っています。気分で選んでもらえればいいです。ヴィーガンを押し付けるつもりはありません!

ただ、私たちのような店の存在が人や地球に対する優しさににつながったり、共感してくれる人や店が増えて、結果的にみんなにプラスになって少しでも世界に優しくなれたら、願ったり叶ったりですね。食の未来につながるものを選んでいるつもりですし、未来に誇れるものしか作りたくないと思っています」

ユニバーサルベイクスアンドカフェ

最後に、ヴィーガン生活の楽しみ方や、初心者が気軽に取り入れられる方法を伺ってみると・・・。

「ヨーロッパでは“週末ヴィーガン”の方も増えているそうです。週末だけは、美味しい野菜、美味しい果物、そして『美味しいパン』を手に入れて、植物性素材だけの食事にしてみてはいかがでしょうか? 動物性の素材と合わせると隠れてしまう“素材そのものの味”が引き立つことを実感できて、美味しいものを手に入れた喜びを楽しめると思います!」とのこと。

12月中旬に、下北沢reload内2Fに2号店「Universal Bakes Nicome」をオープン予定だそうなので、近くに遊びに行った際には、ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。


Universal Bakes and Cafe(ユニバーサル ベイクス アンド カフェ)
東京都世田谷区代田5-9-15
03-6335-4972
Instagram @universalbakes_tokyo
facebook @UniversalBakes
Goods Online shop https://universal.theshop.jp/


〈衣装〉リブタートル ¥17,600、リブスカート ¥14,300、ダウンコート ¥17,900/すべてblue serge その他/本人私物

SHOP LIST
blue serge(ブルーサージ) https://www.itokin.net/blue_serge

森カンナ「もしかしたら、本当の私はもっと・・・?」【連載 / ごきげんなさい vol.02】

俳優 森カンナさんが日々の生活のなかで見つけたこと、感じた想いを綴る連載エッセイ「ごきげんなさい」。自分を“ごきげん”にするためのヒントを探しましょう。

篠田桃紅さんの言葉が教えてくれるもの【小泉里子 / 未来に続くBOOKリスト vol.2】

あなたの本棚には、これからの人生で何度も読み返したい本が何冊ありますか? モデル 小泉里子さんの連載エッセイ「未来に続くBOOKリスト」。読書好きの里子さんが、出合ってきた本のなかから“ずっと本棚に置いておきたい本”をセレクトしてご紹介します。

近藤千尋さんに聞く、ハッピーライフの秘訣【気になるあのひとに10の質問】

オリジナルなスタイルを持って生きている素敵なひとに聞く、10のQuestion。心や暮らしの豊かさは、ブレない生き方や考え方が築くもの。内面から輝くひとは日々どのようなことに目を向け、何を実践しているのか––心地よく、充実した毎日を生きるためのヒントが見つかるはず。今回は、モデルの近藤千尋さんにお話を伺いました。


「自分から幸せを見つけにいく」


Q1 お気に入りの休日の過ごし方は?

家族と過ごす時間が好きだから、朝から子供たちと公園に行ったり、室内遊びができる施設に足を運んだり、子供ファーストで活動しています。家族のスケジュールを確認したり、翌日のご飯のことを考えたり…ずっと頭を動かしているんですよね。だからたまの一人時間には、コーヒーを飲んで、ぼーっとNetflixを観たり、何も考えずに過ごすことも大切だと感じています。


Q2 今まで旅したなかで一番好きな場所、行きたい場所は?

結婚式を挙げたハワイは思い出深い場所。親族や友人も、周りを見たらみんなが笑顔だったことがとても印象に残っています。コロナ禍もあり、次女が生まれてから訪れていないので、家族4人でハワイに行ける日が待ち遠しいです。

近藤千尋

ハワイ挙式でのひとコマ。プロデュースした“CHIPIDRESS”を纏って。


近藤千尋

ショッピングを楽しんだり、子供とプールで遊んだり、家族水入らずでのんびり過ごす時間は最高の贅沢!


Q3 どんなときに幸せを実感しますか?

幸せの基準値が低くくて、気がついたら1日に1回は幸せを感じています! 例えばご飯を食べているときや、仕事現場に到着するまでの車内でも「幸せ〜」と言っています。口に出すともっと幸せになれる気がしていて。自分から幸せを見つけにいくように意識しています。


Q4 自分のスタイル(生き方やこだわり)に大きな影響を与えたひとやものは?

昔から、ものやひとに執着がないですね。あまり考え込む性格でもなく、直感を信じるタイプ。決断も早いです。社会人になり自分で選択する機会が増えると、結果もすべて自己責任になるけれど、自分が決めたことだと思うと何にも縛られず、ラクに考えられるようになりました。

20代の頃に、30歳までに結婚をして、子供が2人欲しいという目標を立てていました。それが叶った今、子育て真っ只中だけど仕事がとにかく楽しいです。親が働くことによって子供のストレスになるような状況は良くないと思いますが、「子供がいるから〇〇ができない」と子供のせいにして諦めるようなことはしたくなくて、子供に負担なく、いろいろな仕事に挑戦できる形を模索中です。

ただ生活のなかで、知らず知らずのうちに母から影響を受けているなと感じることはあります。母は専業主婦で、3食きちんと手料理を用意してくれて、家の中もいつもきれいでした。将来こんなお母さんになるのかなあと思っていたけれど、正反対に(笑)。私はいつまでも落ち着きがないし、ご飯をデリバリーに頼る日だってある。それでも年齢を重ねていくうちに、母が作ってくれた料理を作っていたり、きれい好きになっていたりと、母に似てきたと感じるところがあります。


Q5 最近注目しているものは?

仲良しのママ友の影響で韓国ドラマにハマっています。最近は2人で新大久保に行ってご飯を食べ、韓国のプリクラを撮ってきました(笑)。大人になってから親友と呼べる友人ができるとは想像していなかったのですが、今は心の支えになっています。


「相手を思いやる言葉や行動が夫婦円満の秘訣」


Q6 地球のために実践している、ちょっとイイコトを教えてください。

洋服はトレンドに合わせて買い足していますが、靴とバッグは長く使えるかどうかを意識して購入しています。25歳のときに初めて購入したハイブランドのバッグは、今も大切に使っています。着なくなった洋服は事務所で配ったり、状態の良いものであればボランティア団体を通して寄付することもあります。

それから、買い物のときにエコバッグを忘れてしまった日は自分への戒めとして、エコバッグを買います。友人へのプレゼントを、その買い足したエコバッグに入れてバッグごと贈ることも。使い捨ての袋ではなく、その後も繰り返し使えるものだから喜んでいただけます。

近藤千尋

人生で初めて購入したハイブランドのバッグは、セリーヌの“ラゲージ”。鮮やかなブルーがコーディネートのアクセントに。これからも大切に使い続けたいです。


Q7 大切にしている言葉は?

「ありがとう」と「ごめんね」は夫婦間で大事にしている言葉です。例えば旦那さんに「ゴミ捨て行って」ではなく、「ごめんね、ゴミ捨て行ってくれると助かるなあ」とか、ほんの少し言い方を工夫して、思いやりの言葉を掛け合うことが夫婦円満の秘訣かなと思います。

言葉ではないですが、スキンシップも大切にしています。旦那さんが海外の風習のように、思春期になった子供たちともハグやキスが出来る関係でいたいと考えているんです。だから私たち夫婦も子供たちの前で恥ずかしがらずにオープンにしています。

近藤千尋

毎年必ずお祝いする結婚記念日。結婚7年目に突入しました!


Q8 今、一番欲しいものは?

今はあまり物欲がなく、旅行にお金を使いたいですね。美味しいものを食べて、ゆっくりできる温泉旅行もいいなと妄想しています。


Q9 挑戦してみたい“新しいこと”は?

夫婦でCM出演をすること。それからラジオ番組に挑戦したいです! 話すのが大好きなんです。言葉で何かを伝えるってすごく難しいことだと思いますが、育児や恋愛相談に答えていきたいです。


Q10  2030年までに実現したい、あなた自身の夢やテーマを教えてください。

子育てのことや、女性のあり方について発言できる地位を確立して、誰かのためになる活動がしたいですね。私のキャリアは読者モデルからスタートしているからか、身近にいるお姉ちゃんや友達のような感覚で接していただくことが多くて、それがうれしいです。ゴールドの輝きを放つようなハッピーオーラを手に入れて、見ていて、一緒にいて、心地のいい女性になりたいなと思います。


近藤千尋

Profile
近藤千尋(こんどうちひろ)
1989年12月15日生まれ、岡山県出身。SNS総フォロワー数350万人超え。女性ファッション誌やバラエティ番組に出演。お笑いトリオ・ジャングルポケットの太田博久さんと結婚し、2児の母。現在はさまざまな商品プロデュースも手掛けるなど活躍の場を広げている。TBS「ラヴィット!」に金曜レギュラーとして出演中。

スイーツで笑顔になれる!ALLヴィーガンの隠れ家カフェ【渡辺知夏子のエシカルスポットNavi. vol.01】

普段の何気ない暮らしのなかで、サステナブルなアクションが出来たら素敵だと思いませんか? エシカルなライフスタイルを提案しているレストランやショップを、自身もウェルビーイングな生活を心掛けているというモデル 渡辺知夏子さんがナビゲート。第1回目は、ヴィーガンレストランをご紹介します。

ヴィーガンとは?ベジタリアンとの違いって?

ヴィーガン

「ヴィーガン」とは、肉や魚、卵や乳製品など動物性食材を一切口にしない、完全菜食主義者のこと。一般的なベジタリアンが肉や魚を食べないのに加え、ヴィーガンは卵、乳製品、はちみつといった食材も口にしません。

ベジタリアンにはいくつかタイプがあり、一般の人よりも肉を食べる量を少なくしている人のことを「セミ・ベジタリアン」、乳製品と菜食は「ラクト・ベジタリアン」、卵と菜食は「オボ・ベジタリアン」、肉以外は食べる場合は「ペスコ・ベジタリアン」と呼び、これらを総称したものがベジタリアン(=菜食主義者)です。

ヴィーガン

海外では信条があって取り組む人はもちろん、美容や健康、環境などへの配慮から、ヴィーガンを食生活やファッション、ライフスタイルに取り入れている人が多くいます。日本ではまだあまり馴染みのないヴィーガンですが、最近では動物性の原料を一切使わないヴィーガンコスメという言葉が生まれたり、少しずつ浸透しつつあります。

このように食だけに限定するのではなく、身の回りのものからできるだけ動物由来のものを避けることで動物の命を尊重する人のことを「エシカル・ヴィーガン」といいます。

さらに、ポール・マッカートニー氏が地球環境保護などを目的として「ミートフリーマンデー(Meat Free Monday)」提唱するなど、欧米では「週に一日だけ菜食を実践する」ことで、地球温暖化防止やかけがえのない資源を守り、多くの動物の命を助け、より健康な身体を手に入れよう、というキャンペーン活動も行われていたりします。

毎日はちょっと難しいかも・・・という人は、例えば週末だけ動物性食品を控えるなど、いわゆる「ゆるベジタリアン」をライフスタイルに取り入れてみてはいかがでしょうか?


PARLOR 8ablish 表参道

8abilish

「UNIVERSAL PLEASURE FOR EVERYONE」がコンセプトの「PARLOR 8ablish(パーラー エイタブリッシュ)」。国境も宗教も、個々が抱えるさまざまな背景も超え、多くの人々がスイーツで笑顔になれるよう、未来への一歩を踏み出していきたい、という理念を掲げている、東京のヴィーガンレストランの草分け的な存在です。

まだ“ヴィーガン”という言葉がほとんど知られていなかった2000年に東京南青山で創業。オーナーの川村さんいわく、共同経営パートナーがヴィーガンで食に制限があったこと、たまたま知人からカフェの企画を相談されたことがきっかけとなり、ヴィーガンカフェ「Cafe Eight」をスタートしたのだそう。その後、カフェからレストラン、そしてパーラーへと、その時々の世界情勢や環境の変化に柔軟に対応しながら、進化し続けてきました。

「オープン当初は、ヴィーガンというスタイルへの理解がないこと、またビルの3Fというロケーションもあり、ほとんどお客様がいらっしゃいませんでした」と当時の苦労を振り返る川村さん。

8abilish

そんななかで「アレルギーなどの体質や宗教上の理由で食事の制限がある人でも、楽しんで食べてもらいたい」と、さまざまな工夫を重ねてきたのだそう。

「エイタブリッシュのスイーツはすべてヴィーガン。また、ヴィーガンである以上に、使用する食材の安全性に気をつけています。卵、バター、ミルクなどの動物性食材、精製された白砂糖、添加物は一切使用していません。約8割のお菓子は小麦や大麦などを使用しないグルテンフリー、そしてできるだけ農薬や化学肥料を使わず栽培された野菜や季節のフルーツ、米穀物を選ぶなど、できる限りオーガニックな素材を使っています」と、徹底したこだわりぶり。

また、生産者やオーガニック食材を扱うメーカーと連携し、トレーサビリティ(商品の生産から消費までの過程を追跡できること)が明確なものを幅広く採用しているのだとか。安全な食材を使ったこだわりのレシピは、多くの菜食・美食家たちから支持を集めています。

8abilish

バックケープニット¥18,700、フレアーパンツ¥29,700/ともにWRINN


オーガニックやヴィーガンのお店が好きで、以前からよく利用しているという知夏子さん。

「私は子供の頃からアトピー体質で肌が弱く、母親がとても食べ物に気をつけて育ててくれました。そんな背景もあって20代の頃からインナーケアに興味を持っていて、食事や栄養のバランスなどを自分なりに勉強し続けています。30代半ばに差し掛かった現在は、肌や体の変化を顕著に感じていて、日々の食生活の大切さを改めて感じるようになりました。

たとえば、時間があるときはなるべく自炊に。栄養バランスを考えながら季節やそのときの体調に合った食事にして、腸活を意識した食生活を心がけています。オーガニック野菜をとり入れたレシピにしたり、良質のオイルを使ったり、冷蔵庫にはキムチ、納豆、味噌、ヨーグルトなど発酵食品を常備していて、自分で作ったりもします。

また、プチグルテンフリーも取り入れています。小麦粉を使った食品を食べることもありますが、パンが食べたくなったら米粉のパンを作ったり、小麦粉を使っていない食材を選んだり。グルテンフリーにすると身体が冷えにくくなり、軽くなるのでおすすめです。

とはいえ、お仕事の関係上、どうしても外食が多くなりがちなので、オーガニックやグルテンフリー、ヴィーガンなど、なるべく料理や素材にこだわっているお店を選ぶことで、出来るだけ体にいいものを摂ることを心掛けています」

8abilish

20年以上にわたるエイタブリッシュのヴィーガンレシピが詰まったレシピ本『VEGE BOOK』。初心者にもわかりやすい内容と豊富なメニュー数が◎。


「ヴィーガンレストランやカフェは、友達と集まる女子会や誕生日会、ときにはお仕事の打ち合わせなどでも利用します。特にモデル仲間や、ヘアメイク、スタイリストなどの業界の方々は食へのこだわりが強いので、自然とそういうお店で集まることが多くなりますね」

そんな知夏子さんにとって、エイタブリッシュは昔から通っているお店の一つ。

8abilish

「エイタブリッシュは、表参道という賑やかなエリアにあるのに、落ち着いた雰囲気の隠れ家的カフェ。気兼ねなくゆっくり寛げるので、つい長居をしてしまいます。何よりオールヴィーガンなのに、どのスイーツも美味しくて! 

8abilish

厳選されたオーガニック食材だけでなく、サステナブルな原料で作られた洗剤やペット用スプレーなど、エシカルなアイテムもここで購入できるのも魅力です」

井上咲楽さんに聞く、丁寧な暮らしの秘訣【気になるあのひとに10の質問】

オリジナルなスタイルを持って生きている素敵なひとに聞く、10のQuestion。

 

心や暮らしの豊かさは、ブレない生き方や考え方が築くもの。

 

内面から輝くひとは日々どのようなことに目を向け、何を実践しているのか––

 

心地よく、充実した毎日を生きるためのヒントが見つかるはず。第一回目はタレントの井上咲楽さんにお話を伺いました。

 

「手作りしたものに触れると、丁寧に生きた気持ちになります」

Q1 最近幸せだと感じたことは?

自分一人のために使っている時間に幸せを感じます。以前は一人暮らしが寂しいと感じていたけれど、今はそれがすごく贅沢だなと思っていて。パワーアップするためにジムで鍛えたり、お風呂上がりにボディクリームを塗ったり、自炊して自分のためにご飯を作ること、そして好きなものづくりに集中できること・・・まさに至福の時間です。

 

それから食べ物で季節を感じたときにも幸せな気分に。コロナ禍で閉塞感が続いたなかでも、旬の食材から四季を感じることで、“時間は進んでいる”と感じることができました。

Q2 おうち時間の楽しみは?

作ること、何かを生み出すことが大好きです。最近は蜜蝋ラップを手作りしたり、お笑いコンビ・ミキの昴生さんにお子さんが生まれたのでスタイを作ってプレゼントしました。何か気になったものがあると、すぐに「これ、作れないかな」という発想になるんです。

 

私はいつも、自分の力で生きていきたいなと考えていて。自分の力で生きるというのはいわゆる自立した女性というよりも、自給自足のサバイバー的目線です(笑)。だから自分の手で作り出すことに意味があって。作り置きを活用したりして、家に帰ってきて自分で作ったにらダレを豆腐にかけて食べているだけでホッとします。「今日も自分で作ったもので生活した」と少し丁寧に生きた気分になれます。

 

>>”自分らしく生きる”とは?|仕事や恋愛で自然体で過ごせる方法を紹介

 

蜜蝋ラップ

手作りの蜜蝋ラップ

Q3 最近のビッグニュースは?

昨年トレードマークだった太眉をカットしてから、これまで以上に仕事もプライベートも充実して、人生が大きく変わりました。ファッション誌や美容誌の撮影など新しい仕事も増え、今年の9月15日にはファーストフォトブック『さよならMAYUGE』を発売しました。

 

井上咲楽

Instagram(@bling2sakura)より。

 

実はこのフォトブックに収録した写真はすべてレタッチなし。撮影日までに筋トレや食事、肌管理に気を使ってきました。トレーニングではお尻を重点的に鍛えたのでぜひ見てほしいですね。

 

ひたすら自分を追い込むのではなく、リラックスしながら体づくりに取り組めたので、仕事しながらでも上手く鍛えられたと思っています。今もジムには通い続けていて、レッグプレスでようやく100キロ上がるようになりました!

 

さよならMAYUGE

『さよならMAYUGE』より。撮影/曽根将樹(PEACE MONKEY)

Q4 自分のスタイル(生き方、こだわり)に大きな影響を与えたひとやものは?

芸能界入った頃からエレファントカシマシさんの曲をよく聴いています。働く上でのモットーは、流すように仕事をしないこと。どんなに忙しい日でも一つひとつの仕事に対してきちんと立ち止まって、丁寧に向き合いたいです。仕事前にしっかりと気合いを入れたいときに曲を聴くと、前向きな気持ちになれます。

 

それから母の影響も大きいです。SDGsへの関心が高まるなか、私の暮らし方をサステナブルな暮らしとして取り上げていただく機会が増えました。私の日常生活にある知恵や工夫は実家での暮らしで身についたもので、どれも私にとっては当たり前のことですが、驚かれることが多いです。

 

例えば食器や調理器具に油やソースなどが残ったまま洗わず、ボロボロになった服やタオルを切ったウエスで拭き取ってから流しに入れます。そうしないと母にものすごく怒られて(笑)。また、田舎はゴミ出しにお金がかかるので、日ごろからあまりゴミを出さないこと、ゴミは小さくしてから捨てるよう言われていました。牛乳パックもきちんと開いてから分別してリサイクルに出したり、開いた牛乳パックをまな板代わりに活用してから捨てたり。

 

ベジブロスを作るために野菜の皮や芯などは捨てないようにし、玉ねぎの皮で洋服を染めることも。薪ストーブに手のひらサイズの石を入れて、それを新聞紙に包んでカイロ代わりにしていました。
家族間にはゴミになるのはもったいない、何か使えないかという発想で工夫して最後まで使い切る意識があったと思います。

 

>>自己肯定感を高めるに効果的な8つの習慣や方法を紹介

 

ウエス

着なくなった洋服を裂いてウエスに。

Q5 最近言われてうれしかった言葉は?

美容系の仕事が増えたこともあり、友達に「このときの化粧品、何使ってるの?」「最近出たコスメで何を狙ってるの?」と聞かれるのはうれしいですね。また、私のInstagramの投稿に対する皆さんからのコメントも日々の活力になっています。投稿したコスメの購入報告や、何気なく載せた料理写真に「作りました!」とコメントをくださったり。自分の発信することが、皆さんの行動の小さなきっかけになれていると思うとうれしいです。

 

「好きなことを追求し続けて、いろいろな仕事にチャレンジしたい」

Q6 今欲しいものは?

活版印刷機が欲しいです。子供の頃に家族で「井上家新聞」を作っていました。例えば「今月は月見団子食べました」など家族の思い出を残していたのが懐かしくて、もし印刷機が手に入ったら「今月の自分!〜咲楽出版」のような冊子を作りたい! 完全に自己満足です(笑)。

Q7 挑戦してみたい“新しいこと”は?

太眉に頼れない今、自分の力で、積極的にいろいろなことにチャレンジしていきたい気持ちでいっぱいです。例えば発酵食品などの保存食や、何かの手作りキットを出してみたいです。雑誌の表紙を飾ったり、トークライブも実現できたらいいなと構想中です。

 

最近は政治への関心や昆虫食のことなど、今までやってきたことの点と点が少しずつつながって、線になってきたように思います。自分本来の関心事や暮らしが自然と仕事に結びついたり、仕事内容が自分の好きなことや興味がある分野ということも多く、ますますやりがいを感じます。

 

>>自己肯定感とは?|意味や似ている言葉との違いをわかりやすく解説

 

井上咲楽

自作の“選挙ノート”を手に街頭演説を聞く咲楽さん。選挙期間中は各選挙区の候補者の選挙戦を追う。

 

Q8 好きな場所は?

地元である栃木県の益子町は落ち着きますね。ものづくり、暮らしづくりの里としてわざわざ益子町に移住される作家さんもいらっしゃるほどで、作品や制作風景を見るだけで私も創作意欲が湧きますし、原点に戻って頑張ろうと思えます。益子町は都会のように欲しいものが簡単に手に入るわけではないですが、“足りない”くらいが自分は合っているなあと。ぬくもりに溢れるだけではなく、生き抜く力のある場所だと感じます。

Q9 地球のために実践している、ちょっとイイコトを教えてください。

プラスチック容器ではなく瓶入りのものを購入することが多いです。ご飯を温めるときはお茶碗の上にお皿をかぶせてラップの使用頻度を減らす工夫を。それと、3年ほど前から卵の殻のうす皮を利用して化粧水を手作りしています。

 

化粧水づくり

長年作り続けている手作りの化粧水。

Q10 2030年までに実現したい、あなた自身の夢やテーマを教えてください。

地元の古民家や使われていない建物をコツコツと改装して、自分のアトリエ兼カフェを作るのが夢です。普段から甘酒やしょうゆ麹など発酵食品を作ったり、昆虫食は昆虫食仲間に分けてもらったり、自分で購入して料理に取り入れています。アトリエ兼カフェでは昆虫食をおしゃれに見せたり、発酵食品や保存食をいっぱい出したいです。

 

ちなみに初めての昆虫食はハチの子とコオロギで、食べる前は少し構えましたが、美味しくてすっかりハマりました。昆虫食は美味しさもさることながら、原型を残した状態で出てくることが多く、より食材に命を感じられる良さがあります。食育にもいかせる部分はあるのではないかなと思っています。

 

>>【変わりたいあなたへ】自分を変えることは難しい?変われる方法や習慣

 

さよならMAYUGE

 

昨年末にトレードマークだった「ゲジ眉毛」を整えたら、「人生が好転し、新たな世界が見えてきた」というファーストフォトブック。この本のために鍛えたレタッチなしのリアルなボディ、眉毛の秘密、丁寧な暮らし、ボディメイクの裏側も紹介。これまで語られなかった人生の転機、今の気持ちを収録したロングインタビューなど、井上咲楽のすべてが詰まった一冊。

 

『さよならMAYUGE』¥1,650 井上咲楽 著/幻冬舎
>>Amazonで購入する

 

井上咲楽

 

Profile

井上咲楽(いのうえさくら)

 

1999年10月2日生まれ、栃木県出身。

 

第40回ホリプロタレントスカウトキャラバン特別賞でデビュー。

 

バラエティ番組のほか、女性誌のモデルやグラビアなど活躍の場を広げている。

 

趣味は昆虫食や国会傍聴、発酵食健康アドバイザーの資格を持つ。

 

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