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全メニュー、酵素が主役!感動のヘルシー料理に出合う【渡辺知夏子のエシカルスポットNavi. vol.08】

普段の何気ない暮らしのなかで、サステナブルなアクションが出来たら素敵だと思いませんか? エシカルなライフスタイルを提案しているレストランやショップを、自身もウェルビーイングな生活を心掛けているというモデル渡辺知夏子さんがナビゲート。今回は、酵素を主役にしたヴィーガン、ハラール料理が楽しめるカフェとして知られる『KO-SO CAFE BIORISE(コウソカフェ ビオライズ)』をご紹介します。


KO-SO CAFE BIORISE

KO-SO CAFE

恵比寿駅から徒歩3分の場所にある『KO-SO CAFE BIORISE(コウソカフェ ビオライズ)』。賑やかな大通りから一本入った、閑静な通りに佇んでいます。

酵素の大切さに着目し「カラダの中からキレイに」がコンセプト。さまざまな酵素を含む厳選したオーガニック野菜を中心に、メニューを構成しています。動物性素材・卵・乳製品などは一切使用せず、旬や産地にこだわった食材や発酵食品がほぼすべてのメニューに活かされているそう。

こちらのお店は、全メニューがヴィーガン対応。今では世界の1/4ほどいるといわれるムスリム(イスラム教徒)の方にも対応していて、ハラールの認証も取得するほどの徹底ぶり。テレビなどメディアでの露出も多く、ヘルシー志向の人をはじめ、長年の常連客にも愛されている名店です。

KO-SO CAFE

一人でも気軽に入れる、隣との距離間を配慮したゆとりあるテーブル配置。

店内は、グリーンを基調にしたウッディな内装と落ち着いた照明で、リラックスできる空間が広がっています。一人で来店する女性も多いとのことで、お一人様用テーブルも多めに確保されています。

「近年、ヘルシー志向の方も増え、また地球環境などに配慮して、ベジタリアンやヴィーガンを選択する方が増えてきました。ヴィーガンが身近になった今でこそ、多くのお客様に愛される店に成長しましたが、オープン当初は苦労の連続でした。

“ムスリム”という言葉すらご存じない方も多く、肉や魚を使った料理を扱っていないと知るとお店を出ていってしまわれることも。そのため、味の研究を幾度も重ね、試行錯誤してようやくここまで辿り着いた感じです。お客様からの『美味しかった、また来るね』というありがたい言葉に、何度励まされたことか。

KO-SO CAFE

ヴィーガンというと、まだまだ味が不安など、マイナスなイメージを持っている方も多いようですが、当店でヴィーガンの美味しさを楽しんでいただけると思います」

そう語るのは、今回取材に対応してくださった、カフェスタッフの平田さん。

現在ではヴィーガンの人はもちろん、“料理が美味しい”という理由から足繁く通うファンも急増。コロナ禍を経て健康に気を配る人もさらに増え、新しいお客様も数多く訪れているそう。

KO-SO CAFE

壁には料理に使用されている酵素についての説明も。

このお店を立ち上げたきっかけは、運営する会社が扱っていた事業内容から。

「関連会社が健康食品を取り扱っており、地球環境に配慮しながらも体にやさしいメニューを提供したいという想いからスタートしました。そこから低カロリーでヘルシーな料理が良いと思い至り、ヴィーガン専門店につながったのです。

KO-SO CAFE BIORISEでは、65種類以上にも及ぶ厳選した食材から抽出した自社製造酵素原液を、あらゆる料理に使用しています。

酵素抽出に使われる野菜は、オーガニックが中心。料理には肉や魚は一切含まれていませんが、酵素を使うことにより味に深みとコクが生まれます。さらに野菜や果物の豊かな栄養が体内に取り込まれ、健康的な体へと導くことができるのです」

また、酵素を取り扱っていることから、ファスティングを実践している人へおすすめのメニューも用意されているそう。

KO-SO CAFE

65種類の野菜や果物のエキスが凝縮された酵素原液を炭酸で割ったソーダは、ファスティング準備食としても人気。酵素ソーダ¥580。

「当店では、ファスティングを行っているお客様も多くいらっしゃいます。今後は、ファスティングの準備食や回復食におすすめの商品の充実も図っていけたらと思っております。

また、当店の運営会社が、独自の菌を堆肥に活用した自社生産を開始。体に優しい野菜の提供を目指していて、より質の高い野菜を提供できるようになる予定です。今後はさらなるメニュー開発に力を入れつつ、ヴィーガンという食のジャンルをさらに多くの人に広めたいですね」


「念願の訪問!以前からとても興味がありました」

KO-SO CAFE

日頃からヴィーガンショップについて細かくリサーチしている知夏子さん。もちろん、こちらのお店のことも以前から知っていたそう。

「実は、何度か足も運んでみたのですがタイミングが合わず今まで入ることが叶いませんでした。今回、ようやく訪れることができて本当にうれしい!」

KO-SO CAFE

クッキーは店内で作られたものを販売。ミニサイズなのでプレゼントにも最適。

「食事だけでなく、商品を購入しにお店に足を運ぶ方もいるそう。お手頃価格のクッキーやテイクアウトメニューも用意されていて、手軽にお店の味が楽しめるのもいいですね」

ちなみにテイクアウトメニューは、デリバリーサービスもあるのだそう。ご時世柄、とてもありがたいサービスです。

奥のソファ席に座り、お店の人気メニューをオーダーすることに。まず最初に注文したのはグリーンスムージー。

KO-SO CAFE

「ほうれん草、パセリ、小松菜をたっぷりと使ったドリンクと聞いて、少し苦味があるのかと思いましたが、とてもまろやかな味わい。バナナとアボカド、豆乳のやさしい甘みが口全体に広がって、とても飲みやすい一品。飲みごたえがあり、これ1杯で十分にお腹が満たされる感じがします」

KO-SO CAFE

焙煎玄米粉を使ったスムージーは、腸活している人にもおすすめ。〈左から〉スムージー デトックスブラウン、グリーンパワー 各¥720

スムージーで軽くお腹を満たしたあとは、一番人気のメニュー、ユーリンチープレートをオーダー。大豆ミートで作ったとは思えないほどのジューシーさと、自家製の甘酢ダレの美味しいコラボレーションに、ごはんが進むと評判です。

「当店はハラールの接客法を取り入れているので、右手でサーブさせていただきます」と言葉を添えるスタッフさん。料理だけでなく、作法まで徹底しているところに、お店の細やかな配慮がうかがえます。

KO-SO CAFE

 

「こんなに肉っぽい見た目なのに、なんとお肉は一切不使用! でも、口にすると本物のお肉と遜色ないほどの食感とジューシーな味わいが楽しめます。醤油麴入りの甘酢ダレが、焙煎玄米粉で炊いたごはんとの相性抜群です。もちろん、こちらのプレートにもさまざまな野菜が使われていて、とってもヘルシーです」

KO-SO CAFE

食べ応え抜群のユーリンチープレート。人気No.1メニューというのも納得の美味しさです。ユーリンチープレート ¥1,200

次に、女性客に人気のパクチーパスタをオーダー。15品目の野菜が摂れるサラダ感覚のパスタで、お店の看板メニューとのこと。

KO-SO CAFE

「お皿にたっぷり盛られた野菜に、サラダ!?と思ってしまうほど。この下に、自家製パクチージェノベーゼソースをからめたパスタが隠れています。さっぱりとした味わいですが、野菜の量が多いので食べ応え十分。これだけ食べても低カロリーというところも、最高ですね(笑)」

KO-SO CAFE

パスタはグルテンフリーパスタや、常連のお客様にご好評の日本そばに変更することも可能。パクチーサラダパスタ ¥1,500(パスタ麺の変更は、グルテンフリー+¥350、そば+¥150)。

食後のスイーツには、食物繊維たっぷりの焙煎玄米粉を使った、デトックスブラウンパンケーキをオーダーしました。

上に乗っているクリームは豆乳ホイップで、カカオのほろ苦さとやさしい甘さがミックス。3枚重ねのパンケーキでも、生地が軽くて甘さ控えめなので、あっという間に完食してしまいました。

KO-SO CAFE

「こちらのパンケーキはグルテンフリーで、カロリーもわずか375kcalと聞いて驚きました! 減量中に甘いものが食べたくなったら、このスイーツを食べに来たいですね」

KO-SO CAFE

モチモチとした食感は、ヤミツキになること必至。ノンカフェインのブラウンティーにもよく合います。デトックスブラウンパンケーキ ¥1,100、焙煎玄米ブラウンティー¥580。

ほかにも期間限定メニューやサンドウィッチ、オリジナルドリンクなど豊富なメニューも魅力。体の内側から元気になりたい方、ぜひこちらのカラダがよろこぶメニューを試してみて!


KO-SO CAFE BIORISE
東京都渋谷区東3-25-3 1F
03-3409-3405
https://www.ko-so-cafe.jp/


〈衣装〉トップス¥15,400、パンツ¥26,400/ともにランバン オン ブルー(レリアン) サンダル¥45,100/ロトゥセ(リエート)

SHOP LIST
ランバン オン ブルー https://www.lanvin-en-bleu.com/
ロトゥセ https://lottusse.com/en/

渡辺知夏子

Profile
渡辺知夏子(わたなべちかこ)
1985年7月24日生まれ。『vivi』『Oggi』などファッション誌のほか「TGC」「神戸コレクション」などファッションショーにも多数出演。ジュニア野菜ソムリエ、イヤービューティセラピスト、ソイフードマイスターの資格を有するなど、美容や健康に関する豊富な知識を活かし、幅広く活躍中。インスタグラムではライフスタイルについて発信し、同世代の女性から厚い支持を得ている。
Instagram @chikako_724


MODEL = 渡辺知夏子
PHOTO = 阿萬泰明
TEXT = 三輪順子

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