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瞑想をするのにベストな時間は?自分に合ったタイミングで、心と体を整えるヒント

Written by
堀江知子(ほりえ ともこ)

 

あなたは瞑想をしていますか?

 

著者は、朝起きたらするようにしています。……いや、正直に言うと、「するようにがんばっている」のが本音。というのも、瞑想する前についパソコンを開いてしまったり、メールをチェックしてしまったり。気がつけば、もう他のことをしている……なんてこともしょっちゅうです。

 

そんな時、ふとよぎるのがこの疑問。

 

「瞑想って、いつするのがベストなんだろう?」

 

忙しい毎日の中で、つい後回しになってしまいがちな瞑想の時間。でも、どのタイミングで取り入れるかが大切だということもよく聞きます。

 

今回は、アメリカの記事から「瞑想はいつするのがベストか?」という問いに対するヒントをお届けします。
これを読むと、自分の生活リズムに合った瞑想スタイルがきっと見つかるはずです。

 

 

そもそも、なぜ瞑想をするの?

 

 

「心を静める」瞑想には、自分を客観的に見つめたり、ストレスの反応を減らしたりと、さまざまなメリットがあります。

 

瞑想アプリ「Unplug Meditation」の創設者スーズ・ヤロフ・シュワルツ氏はこう言います。
「反応するのではなく応答できるようになり、人をジャッジせずに耳を傾け、ストレスよりも優しさをもって行動できるようになります」

 

でも、そんな良いことづくめの瞑想も、「毎日続ける」ことが意外と難しい。特に私たち現代人の生活は、常に慌ただしいものです。

 

だからこそ、自分に合った「ベストなタイミング」を見つけることで、瞑想を習慣にしやすくなります。

 

 

朝の瞑想で1日が変わる

 

 

科学的にも「朝の瞑想」は続けやすいことがわかっています。

 

2023年の研究では、朝に瞑想をする人の方が集中度が高く、習慣として定着しやすいという結果が出ています。

 

アーユルヴェーダの専門家エリン・キャスパーソンさんは、「朝は一日の中で最も静かな時間。たとえ数分でも、心と体の安定につながります」と話します。

 

シュワルツさんも「朝を逃すと、1日を逃してしまう可能性が高い」と言い、朝の瞑想をすすめています。

 

朝の瞑想がもたらすもの

 

朝の瞑想は、自分自身の「軸」を整える時間。
「目覚めてすぐにスマホをチェックしたり、メールを開いたりするのではなく、まず自分の内側に向き合う時間を持つことで、自分らしい1日が始められます」とシュワルツさん。

 

私たちはつい、「他人のリクエスト」に応えることで1日が始まりがち。でも朝の静かな数分間があるだけで、「今日はこう過ごそう」と自分のペースで1日をスタートできます。

 

 

 

 

夜の瞑想で、心をしずめて眠る準備を

 

 

一方、夜の瞑想は「手放し」の時間。
1日の終わりに、心にたまったストレスやモヤモヤをリセットするのにぴったりです。

 

シュワルツさんいわく、「夜の瞑想は、心を落ち着かせ、深く長く眠るために効果があります」。 ただし、キャスパーソンさんは「夜は眠気もあるため、集中力が途切れてしまうこともある」と注意もしています。

 

夜におすすめの瞑想スタイル

 

1日の出来事を振り返る

感謝することを思い出す

音声ガイド付きのリラクゼーション瞑想

 

心と体を「おやすみモード」に切り替えるやさしい瞑想が理想的です。

 

 

 

実は午後の瞑想もおすすめ

 

午後になると、エネルギーが切れてきたり、集中力が途切れてくる人も多いはず。
そんなとき、5〜15分ほどの短い瞑想が、リフレッシュにぴったり。

 

キャスパーソンさんは「午後の瞑想は、コーヒーの代わりになることも」と話します。

 

夕方以降の予定に向けて頭をスッキリさせるのにも効果的。ガイド付きの瞑想を取り入れると、集中しやすくなります。

 

ただし、午後はスケジュールが詰まりがちな時間帯でもあるため、毎日決まった時間をとるのは少し難易度が高めかもしれません。

 

 

ハミング編集部5人の瞑想スタイルをご紹介

 

ちなみに、私たちハミング編集部でも、瞑想はちょっとしたマイブーム。
5人それぞれのスタイルをご紹介します。

 

永野さん(編集長):

毎朝、朝起きたらまず窓開けて、太陽光の中で10分間次女とメディテーションします。レモンとジンジャー入れたお白湯を飲んで、朝ごはんの前に便を出します!小さなメモ帳を持ち歩いて、感謝を感じたことをどんなに小さくても良いので、その都度書き留めます。夜はまた次女と一緒に10分間メディテーションします。それ以外に日中に1時間一人でメディテーションもするようにしています。

 

 

純(オペレーション)

毎朝、起きてから10分間だけ瞑想の時間をとっています。背筋を伸ばして座り、目を閉じて、ただ呼吸に意識を向けるだけ。頭の中にいろんな考えが浮かんできても、それにとらわれずに、静かに「今ここ」に戻るようにしています。この小さな習慣が、1日の始まりを落ち着いた気持ちにしてくれるんです。

 

 

さおりさん(ライター)

朝起きたら、ベッドの上でチャイルドポーズをしながら深呼吸をします。
また、スキンケアで化粧水をつけるときには、肌に優しく触れながら目を閉じて呼吸に意識を向けます。
週に1〜2回はヨガのレッスンにも参加。最近はホ・オポノポノも取り入れています。

 

 

みきさん(ブランドダイレクター)

皆様と違いちゃんとした瞑想はしてませんが、
添付の音楽を聴きながら入眠する
https://youtu.be/vcqpMAznmX0?si=Eii8lRoEOaGlnwPL
筋トレ週4と有酸素運動しているので、筋トレ終わりにストレッチしながら軽く瞑想、有酸素運動した後に軽く瞑想

 

 

ともこ(ライター)

平日の朝起きてすぐ、誘導瞑想の音声を聞きながら20分ほどの瞑想。パソコンやメールを見る前の「朝いち」にやるように意識しています。
あなたにとっての「ちょうどいい瞑想時間」は、どのタイミングでしょうか?
ぜひ、自分なりのスタイルを見つけてみてくださいね。

 

 

参考記事:https://www.yogajournal.com/meditation/best-time-to-meditate/

 

ライター:プロフィール

著者:堀江知子(ほりえともこ)|香港在住ライター

民放キー局にて、15年以上にわたりアメリカ文化や社会問題についての取材を行ってきた。

2025年からは香港に移住しフリーランスとして活動している。noteやTwitterのSNSや日本メディアを通じて、アフリカの情報や見解を独自の視点から発信中。

出版書籍:『40代からの人生が楽しくなる タンザニアのすごい思考法 Kindle版』。

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