恋愛と不安:自分の気持ちを伝える方法
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たとえ心と体が「言わないほうがいい」と訴えても
自分の気持ちを素直に伝えることは難しく感じることがありますよね。たとえ親しい人であっても、体は常に警戒した状態にあり、危険を知らせるサインを送ることがあります。良好なコミュニケーションスキルを身に着けるには、不安な気持ちをうまくコントロールし、明確に伝えることを意識していく必要があります。
私は専門家ではありませんが、自分のために意見をしっかりと言うことが大切だと強く感じています。今回は、「不安でいっぱいのときに、どうやって自分を守るための発言をするか」のヒントを紹介します。
① まずは体を大切にする
休息をとり、水を飲み、食事をしましょう。特に難しい状況に直面するときは、まず自分の体をしっかりとケアすることが大切です。私自身、体を整えることで心の健康もあとについてくると実感しています。
また、大切な話し合いの前には、パートナーが自分自身の体調を整えられているかも確認してみてください。
② 事前に話す時間を確認する
自分の気持ちについて話したいときは、パートナーが話せる時間を確認しましょう。できるだけ直接の対話をすることをおすすめします(テキストメッセージではなく、対面・ビデオ通話・電話が理想的です)。
いきなり本題に入るのではなく、まずは相手の同意を得ましょう。例えば、
「最近〇〇のことでとても悩んでいて、あなたに聞いてほしいんだけど、近いうちに話せる時間あるかな?あなたのサポートをお願いしたいんです」
と伝えると、パートナーが心の準備をしやすくなり、防衛的な態度をとることなく話を聞いてくれる可能性が高くなります。
③ ネガティブな反応を想定しすぎない
不安が強いと、頭の中で最悪のシナリオを考えがちですが、「考えたこと=真実」ではありません。
自己対話を通じてそれが思い込みでないかどうか、チェックしましょう。
例えば、話し合いの前に 「パートナーが怒るかもしれない。でも、それは私の想像にすぎない。実際の反応を予測することはできない」 と自分に言い聞かせることが大切です。
④ 「アイ・メッセージ」を使う
「アイ・メッセージ(Iメッセージ)」は、「自分」を主語にして伝えるコミュニケーション方法です。
NG例:「あなたはいつも私の気持ちを無視する!」(相手を責める表現)
OK例:「昨日の会話のあと、私は少し悲しくなった。」(主語を「私」にする)
事実を客観的に伝え、相手の意図を決めつけないことが重要です。
⑤ 望まないことではなく、望むことを伝える
「私は傷ついたから、あなたは〇〇をしてはいけない!」 という言い方は、関係を良くするどころか、逆にコントロールしようとする形になってしまいます。
「傷つかないようにする」よりも、「どうすればお互いが安心できるか」を考える方が建設的です。
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⑥ 境界線(バウンダリー)とルールの違いを知る
自分の望みやニーズを伝えるとき、それが 「ルール」ではなく「境界線」 になっているか確認しましょう。
ルール:「あなたは他の人の家に泊まってはいけない」(相手をコントロールしようとする)
境界線:「あなたが誰かの家に泊まるときは、お互いにサポートできる方法を話し合いたい」(自分の気持ちを伝え、話し合いを促す)
境界線は、自分の心身の健康を守るためのものです。相手を支配するのではなく、自分の感情やニーズを大切にするために設定しましょう。
⑦ パートナーや仲間たちに具体的なお願いをする
私たちは個人主義が強い社会で生きていますが、感情を抱えるのは自分の責任でも、そこに至るまでののプロセスを一人で抱え込む必要はありません。
サポートを求めるのは大切なスキルです。
「私は安心感がほしい。パートナーに何をお願いできるだろう?仲間に頼れることはある?セラピストに相談してみるのもあり?」
と考えることで、よりよいサポートを得られるかもしれません。
まとめ
- まずは体を整える(休息・食事・水分補給)
- 話し合いの時間を事前に確認する
- 相手の反応を悪く想定しすぎない
- 「アイ・メッセージ」を使う(責めずに自分の気持ちを伝える)
- 「〇〇しないで!」ではなく、「〇〇してほしい」と伝える
- 境界線を大切にする(ルールではなく、自分を守るための設定)
- パートナーや仲間に具体的なお願いをする
恋愛において、不安があっても「伝えること」はとても大切です。一人で抱え込まず、パートナーや周囲と協力しながら、健全な関係を築いていきましょう。
