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ガーデニングの効果を深掘りしてみよう

 

自分で野菜を育てることは、決して新しいアイデアではありません。古代の人々にとって、栄養価の高い食料を安定して確保するためには、家庭菜園が欠かせない存在でした。

 

時代によって、家庭菜園の必要性は変化してきました。近年では、スーパーで安く簡単に食料が手に入るにもかかわらず、ガーデニングの人気が再び高まっています。

 

ある調査によると、新型コロナウイルス感染症のパンデミックの最中にはガーデニングへの関心が高まりました。多くの人が自宅で過ごす時間が増え、自然とのつながりやストレスの軽減、食料の確保手段としてガーデニングに注目したのです。

 

私自身、10年間にわたり、自宅で広い菜園と花壇を手入れしてきました。手間はかかりますが、その分、植物が育っていく様子を見守るのはとてもやりがいのある経験です。

 

ここでは、私が実感してきた「土に触れること」のさまざまなメリットをご紹介します。

 

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ガーデニング効果で全身運動

 

一日ガーデニングをすると、全身を使った良い運動になります。草むしりをしながらスクワットやランジのような動きが自然にでき、土や肥料の袋を運ぶことで大きな筋肉群も鍛えられます。耕したり、芝刈り機を使ったりする作業はかなり体力を使います。

 

ジムでのトレーニングに匹敵するカロリーを消費することも。ガーデニングに不慣れな方は、翌日に筋肉痛を感じるかもしれません。バランス感覚、筋力、柔軟性も高められます

 

身体を動かすのが難しい方でも、道具やアイデア次第で無理なく楽しめます。腰に負担があるなら、小さな椅子や高床式の花壇、軽量の鉢や小さな土袋を使うのがおすすめです。

 

 

ガーデニング効果で自然と食生活が整う理由

 

自分で育てた野菜や果物を食べることで、より健康的な食習慣が身につきます。ガーデニングをしている人は、バランスの取れた食生活を意識する傾向が強く、我が家でも、自家製のコーンやポテト、サルサを一年中楽しんでいます。

 

野菜それぞれに異なる栄養効果があります。ピーマンは抗炎症作用のあるカプサイシンを含み、心臓病予防に効果が。トマトにはビタミンCとカリウム、前立腺がんリスクを下げるリコピンが含まれています。サツマイモは老化予防に役立つβカロテンが豊富。ほうれん草は免疫力を高め、ブロッコリーは細胞を守ります。

 

 

 

 

自然とつながる毎日とガーデニング効果

 

屋外で過ごす時間は、身体と心の健康を高めます。外に出ることで深い呼吸が促され、肺の浄化、消化促進、免疫力向上、血中酸素の増加につながります。

 

また、自然の中にいることで心拍数や筋肉の緊張が緩和され、日光を浴びることで血圧の低下やビタミンDの生成も期待できます。

 

 

ガーデニング効果でストレスにサヨナラ

 

運動全般と同様に、ガーデニングもストレス軽減に効果があります。植物を育て、収穫し、誰かと分け合うプロセスは非常に満足感を与えてくれます。

 

水やりや草取りといった日課が、心のリズムを整え、心を落ち着けてくれることもあります。私自身、1日の仕事を終えたあと、1時間ほど庭仕事をするのが日課になっています。雑草を抜くことが、思考を整理する時間にもなっています。

 

 

土からはじまるガーデニング効果とご近所の輪

 

ガーデニングは人との交流を育む活動でもあります。ガーデニング好きの人たちは知識や苗を惜しみなく分け合う傾向があり、地域のガーデニング経験者は、初心者へのアドバイスもしてくれます。市民農園では、異なる背景を持つ人々が一つの目標に向かって協力し、自然とつながりが生まれます。

 

私にとって最も大きなガーデニングの恩恵は、こうした「つながり」でした。春には友人や近所の人と計画を立て、夏には収穫した野菜を交換し、秋にはサルサパーティーで収穫を楽しみます。

 

 

 

ガーデニングを始めるための3つのコツ

 

  1. 小さく始めること
    最初から広いスペースに挑戦するより、小さな区画からスタートしましょう。無理をするとかえってストレスになりかねません。
  2. 仲間を見つけること
    ガーデニング仲間と知識や経験を共有すると、楽しさが倍増します。
  3. 適した植物を選ぶこと
    地域の気候や環境に合った植物を選ぶことで、成功率が上がり、挫折感を避けることができます。地域の園芸センターや経験者に相談するのもおすすめです。

 

ガーデニングは、心と体の健康、そして人とのつながりを豊かにしてくれる、素晴らしい習慣です。ほんの小さな一歩から、あなたの暮らしを変える大きなきっかけになるかもしれません。


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