「骨密度」は40代から大きくダウン。症状ナシの「骨危機」を防ぐ、医師に聞く「体幹×骨」を鍛える「ゆる筋トレ&食事術」 【整形外科 かおるこHappyクリニックの伊藤薫子院長インタビュー】

「なんだか最近、疲れやすくなった」「昔より体力が落ちた気がする」—40代を迎え、そんな小さな変化を感じていませんか?それは、閉経前後の女性ホルモンの変化に、体が一生懸命対応しようとしているサインかもしれません。
この時期の女性の体は、骨の健康において静かなターニングポイントを迎えています。でも、これは未来のあなたをもっと輝かせるための準備期間でもあります。今回は、ご自身の経験から「骨活」の大切さを知った整形外科医の伊藤薫子先生に、忙しい毎日でも無理なく続けられる、骨の健康によい習慣を伺いました。
この骨活が、実はシワやたるみといった美容のお悩みにもつながっているという意外な真実も。この機会に、未来の自分を支える土台を一緒に整えていきましょう!
「骨活」提唱のきっかけと実体験
ーー 伊藤先生が骨活を提唱されるようになったきっかけは何だったのでしょうか?
私自身、元々は整形外科医として手術をやりたくてこの道に進みました。正直、骨粗しょう症は内科の範疇かなと思っていた時期もあります。
しかし、私が40歳の時、スキーで、すねの骨折をしてしまい、緊急手術を受けた際、先輩の先生から「ああ、もう骨粗しょう症でね、骨がつかないかもしれないね」と言われたんです。半分冗談だったと思いますが、40歳でそんなことを言われたら「え?」ってなりますよね。
それまで骨が折れやすいとか、骨がつかないということを全く意識していなかったのですが、この経験から「やはり骨は大事なんだ」と痛感しました。
特に女性は、閉経後3年から5年ほどの間に女性ホルモンの変化で骨密度が下がるという事実があります。症状は全くないのですが、この段階で予防をすれば、骨密度の低下を緩やかにすることができるのです。
これまでは、骨折をしてから病院で治療し、次の骨折を防ぐための対策を始めるという段階でしたが、今はもっと事前にその危険が分かります。だからこそ、皆さんにその情報を伝え、骨活についてしっかりお話させていただいています。
ーー 骨密度が下がっても症状がないというのは怖いですね。実際に、私たちはどのようなサインに気をつければ良いのでしょうか?
サインは残念ながらないですね。だからこそ、どんな方法でも構いませんので、骨密度を測ってもらって数値化することが一番大切なんです。
“骨密度検査は義務項目ではなく、自分で情報を得て受けに行く必要があるため、特に閉経前や40歳になったら一度は検査を受けてほしいと勧めている。”
ーー 骨密度の検査は、具体的にどうすれば受けられますか?
本来であれば、人間ドックや会社の特定健診、あるいは自治体の検診でも測れることがあるのですが、骨密度検査は義務的な項目に含まれていないことが多いです。
人間ドックでもオプションだったり、自治体によっては40歳から5年おきなどに測れるところが多いですが、自分で情報を取りに行かないと受けられないのが現状です。
内科、婦人内科、婦人科、整形外科など、どんなクリニックでも測れますし、自治体の検診でも可能です。とにかく、閉経前、40歳になったら一度は測っていただきたいと思っています。
ーー 自治体によっては5年ごとというところもあるようですが、先生としてはどれくらいの頻度で測るのが理想でしょうか?
日本人の閉経の平均は45歳から54歳です。まず、40歳になったら節目として一度検査をしていただきたいです。
その後は、やはり閉経後5年までは、できれば毎年、1年に1回は測っていただくと良いと思います。
骨と女性ホルモンの関係
ーー 骨密度が下がる時に症状はないとのことでしたが、日常の疲労感などは骨密度低下と関連がありますか?
疲労感や、手の関節の痛み、膝の痛みといった症状を、骨密度低下のサインではないか、とよく聞かれます。
しかし、これらの症状はどちらかというと、女性ホルモンが減ってきて不安定になっているサインなんです。つまり、女性ホルモンの変動があって少なくなっているということは、骨のバランスも悪くなっているというサインとイコールなんですね。

ーー 更年期の症状と骨密度の低下は連動しているということですね。
はい。更年期の症状というと、ホットフラッシュや気分の落ち込み、不眠などが知られていますが、実は300個ぐらい症状があると言われています。肩こりや腰痛の悪化、手の指のこわばりや痛み、五十肩、変形性膝関節症なども含まれます。
病院に行くほどではないけれど「つらいな」と感じる不定愁訴のほとんどが、女性ホルモンの変動に関係しています。
昔は平均寿命が50歳だったので、50歳で女性ホルモンが少なくなり寿命を迎える時代でしたが、今は50代以降も50年近く生きていきます。その「あと50年をどうやって元気に女性らしく生きるか」ということが、女性にとって最大の課題だと考えています。
筋トレと骨の健康
ーー 50代以降を元気に生きるために、私の周りでも40代の女性が筋トレを始める人が増えています。筋トレは骨の健康にも良い効果があるのでしょうか?
はい。骨が土台にあって、プラス筋肉。骨だけが強くても転んで骨折しますし、筋肉だけでも骨はカバーできません。
骨が弱くなるのが骨粗しょう症、筋肉が弱くなるのはサルコペニアと言われています。これらを防ぐことは、医療業界でも非常に重要視されていますので、筋力はつけてもらいたいです。
“女性ホルモンの減少期には筋力低下や代謝悪化が起こりやすく、無理な筋トレは関節や骨を痛める原因になるため、40代以降はストレッチやピラティスなど無理のない運動が勧められる。”
ーー 筋トレをする上で注意点はありますか?
女性ホルモンが少なくなると、筋力も低下しますし、代謝が悪くなるので太りやすくもなります。筋肉をつけることは良いことですが、間違った方法で無理をしてやると、かえって痛めてしまうことが多いんです。
女性ホルモンは関節をスムーズにする働きもあるため、急激に少なくなる時期に、今まで通り、あるいはさらに負荷をかけて筋トレをすると、痛みが出やすいんですね。
ですから、急に頑張るのではなく、状況を見ながら負荷をかけすぎずにやること、例えばストレッチやピラティスなどがお勧めです。急にバーベルを上げたりするような激しい筋トレは、骨折のリスクもありますので、特に40代からは注意が必要です
ーー 先生ご自身も骨折後に体幹の衰えを感じられたそうですね。
はい。骨折が治った後、駅の階段がうまく降りられなかったんです。骨も関節も悪くないのに、なぜだろうと思ったら、体幹のインナーマッスルが落ちていたんです。
背骨を支えるインナーマッスル(横隔膜、腹横筋、多裂筋、骨盤底筋)がしっかりしていないと、上手に歩けないし、重力に勝てないことが自分の実感としてよく分かりました。
骨活プログラムのエクササイズでは、ガチガチになった体を急に動かすのではなく、まず緩めてあげることを重視しています。特に現代の生活スタイルでは、スマホやパソコンで体が凝り固まっているので、その状態で急に筋トレをすると痛めてしまうからです。
骨を強くするための効果的な運動と食事
ーー 骨を強くするための効果的な運動としては、どのようなものがありますか?
骨に直接刺激を与えるという意味で、一番簡単なのはやはりウォーキング、つまり歩くことだと思っています。かかとなどに刺激が伝わることで、骨を作る細胞である骨芽細胞が全身で活性化されるんです。

ーー ウォーキングのポイントはありますか?
ただ「歩きましょう」と言っても、皆さんの歩き方は様々で、ただ1万歩、2万歩と頑張って歩いても、かえって体を痛めてしまう方もいます。
大切なのは、短い時間で良いので正しい姿勢で歩くことです。
目安としては、週に2回から3回、15分から30分程度(4,000歩から8,000歩程度)で十分です。姿勢としては、みぞおちとおへそを伸ばし、お腹とお尻をキュッと締めて、頭は上から釣られている感じ、目線は前で歩くのが理想です。
疲れてきて姿勢が悪くなるくらいなら、5分でも10分でも、きちんと意識して歩く方が効果的です。この歩き方なら、かかとに刺激があるだけでなく、体幹も意識するので、尿漏れ対策(膣トレ)にもなり、一石三鳥くらいの効果が期待できます。
ーー 忙しい方でも「ながら」でできる運動はありますか?
はい、かかとの上げ下ろしです。地味で高齢者がやるイメージがあるかもしれませんが、とても効果的です。
私がお勧めしているのは、トイレに行ったついでにやることです。洗面台などに手を添えて、真上に上がって、トンと降りるのを1回とします。これを10回を5セット、1日合計50回行います。トイレに5回ほど行けば達成できる回数です。
この時もウォーキングと同じで、体幹を意識し、前のめりにならずに真上に上がることを意識してください。マンションなどで音が気になる方もいるかもしれませんが、歩くのと同じくらいの体重のかけ方でトンと刺激を与えるだけで大丈夫です。
ーー 毎日の食事で意識した方が良い栄養素や食材はありますか?
骨イコールカルシウムというイメージが定着していますが、実は日本人は3食召し上がっていれば、一応1日の必要量(一般は600mg、骨粗鬆症予備軍は800mg)に近いカルシウムは摂れています。
ただし、カルシウムは腸からの吸収率が3割程度と低いんです。
そこで重要なのが、カルシウムの吸収率を上げるためのビタミンDと、骨の材料となるタンパク質です。
ビタミンD:日本人の女性の8〜9割が不足していると言われています。カルシウムの吸収を良くするだけでなく、認知症予防や免疫力アップにも注目されています。
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- 食材:鮭、サバ缶などの青魚、きのこ類
- 対策:食事から摂るのが難しい場合は、サプリメントを利用したり、ビタミンD入りの卵などの食品を選ぶのも良いでしょう。
タンパク質:骨の材料です。一日に手のひら分くらいのタンパク質を摂ることをお勧めします。肉、魚、卵など何でも良いですが、特に40代以降の女性は吸収しづらいので、積極的に摂りましょう。
ーー 食事の工夫としてはどのようなものがありますか?
カルシウムと何かを一緒に組み合わせて摂ることが大事です。
具だくさんのお味噌汁:
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- 煮干しをだしにしてそのまま具として食べる(カルシウムが摂れます)。
- 木綿豆腐などの大豆製品(タンパク質、骨密度アップに良いとされるエクオールの材料)を入れる。
- カブの葉や大根の葉など(カルシウムが摂れます)。
骨ブロススープ(ボーンブロススープ):
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- 鶏手羽先などに塩と水、玉ねぎ、人参などを入れてひたすら煮込んだスープです。タンパク質や骨からの栄養が摂れます。
- 冷凍して作り置きしランチなどに食べるのも簡単で良いですよ。
柑橘類との組み合わせ:
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- クエン酸やレモン、カボスなどの酸味を一緒に摂ると、カルシウムの吸収率が上がります。例えば、お味噌汁にカボスを一切れ入れたり、小魚を食べるときにレモンをかけたりするのがおすすめです。
骨密度低下のメカニズムと予防策
ーー 閉経前後で骨密度が下がりやすいのは、女性ホルモンが急激に下がってくるからということですが、改めてホルモンと骨の関係を教えていただけますか?
女性ホルモンは、骨を壊す細胞(破骨細胞)と骨を作る細胞(骨芽細胞)のバランスを保っています。閉経後、女性ホルモン(エストロゲン)が約10分の1ぐらいにまで減ってしまうと、このバランスが崩れ、骨を壊す細胞ばかりが働き、作る細胞が間に合わなくなってしまうんです。
その結果、骨密度が下がります。
また、「閉経後3年から5年」で骨密度が下がりやすいと言われるのは、全身の骨が全て入れ替わるのに3年から5年かかると言われているからです。ホルモンが減った状態で骨の入れ替えが進むと、気付いた時には骨密度が下がっている、というイメージですね。
“閉経後にエストロゲンが急減すると、骨を壊す細胞が優位になり骨密度が低下しやすく、特に閉経後3〜5年は骨の入れ替え周期により急激に減少しやすい時期とされている。”
日常生活での「骨活」と美容への影響
ーー 忙しい40代の女性が、日常生活で「これは実践できる」という骨活、運動、食事面での工夫を改めて教えていただけますか?
伊藤先生:
- ウォーキング:15分から30分を週に2〜3回。正しい姿勢を意識し、お腹とお尻を締めて歩く。
- かかと落とし:トイレに行ったついでに10回。洗面台などに手を添え、真上に上がってトンと降りる。
- 食事の工夫:カルシウム、ビタミンD、タンパク質を意識して摂り、特にカルシウムの吸収率を上げる食べ方(酸味と合わせるなど)を工夫する。
- 日光浴:1日15分程度の紫外線を浴びることで、必要なビタミンDの約8割を作ることができます。日傘をさしていても、手のひらなど日焼け止めを塗らない部分だけでも太陽に当てましょう。
- 体のケア:デスクワークの合間に、鎖骨の下や肋骨の間をほぐしてあげたり、深い呼吸を意識して行ったりすることで、凝り固まった体を緩め、インナーマッスルを使いやすくします。

ーー 日に当たるのも骨に良いのですね。
はい。ビタミンDを作るためには、食事以外に皮膚から紫外線(日光浴)で合成する必要があるんです。ただし、シミやシワ、がんなどのリスクもあるので、顔などは日焼け止めを塗って守ってくださいね。
ーー 骨活は美容にも関係するのでしょうか?
伊藤先生: はい、実は深く関係しています。骨密度が下がると、頭蓋骨も骨なので萎縮して(縮んで)きます。そうすると、その上に乗っている筋肉や皮膚がたるんできて、シワやたるみの原因になることが分かっているんです。
骨が元気でなくなると、目の周りのしわや輪っかが大きくなって目がくぼんできたり、顎が小さくなってたるみができたりと、美容面での影響も大きいんです。
ーー 体の健康だけでなく、美容にも繋がるというのは非常に興味深いです。
伊藤先生: ええ。骨が元気になれば、全体的に元気に綺麗になるということなんです。女性がいくつになっても背筋を伸ばして綺麗で元気でいるために、骨活は欠かせないと思っています。
“骨粗しょう症で最も危険なのは背骨や大腿骨の骨折で、命に関わる合併症を招く恐れがあるため、症状がなくても骨密度検査や日常的な「骨活」で早めの予防が重要とされている。”
骨粗しょう症の怖い現実
ーー 最後に、骨活がどれほど大切かお聞かせください。
骨粗しょう症になって一番怖いのは、背骨の圧迫骨折と、足の大腿骨の骨折です。
特に大腿骨の骨折は、高齢者の場合、骨折後1年以内に10%の方が亡くなるという現実があります。手術をしても、肺炎や尿路感染などの合併症で命に関わるケースが少なくないんです。
また、背骨の圧迫骨折は、骨が潰れてそのまま固まってしまうことで、背骨が曲がり、姿勢が悪くなってしまいます。姿勢が悪いだけではなく、飲み込みが悪くなって逆流性食道炎や誤嚥性肺炎を起こしたりする原因にもなります。
「いつのまにか骨折」といって、痛みを感じないまま背骨が潰れ、身長が2〜4センチも低くなることもあります。
症状がないからこそ、皆さんに関心を持ってもらうのは難しいのですが、骨密度を測ること、そして日常のちょっとした意識でできる「骨活」は、将来の生活や命に関わる大切な予防策なんです。
ーー 貴重なお話をありがとうございました。症状がない中で対策するのは難しいと思っていましたが、ウォーキングやかかと落としなど、今日から取り入れられる具体的なアイデアをたくさん伺えました。
無理せず続けられることが大事です。骨だけでなく、女性の体に必要な必須要素なので、続けていれば元気に綺麗になれると思いますよ。

プロフィール:
伊藤薫子
かおるこHappyクリニック院長
⽇本整形外科学会専⾨医
⽇本整形外科学会認定脊椎脊髄病医
2002年東京女子医科大学卒業、同年慶應義塾大学整形外科入局。関連病院勤務を経てアメリカ Cleveland Clinic留学。帰国後、慶應義塾大学病院骨粗しょう症外来担当。2021年7月「いくつになっても背筋を伸ばしてハイヒール」をモットーに「女性のための整形外科 かおるこHappyクリニック」を帝国ホテル東京にて開業。骨粗しょう症の予防として『骨活プログラム』を主宰。全国、海外からも骨密度検査や予防、治療に通院されている患者さんが多数。
HP: https://kaoruko-happyclinic.com/
インスタグラム:https://www.instagram.com/kaorukohappyclinic/
Dr.クロワッサン 一生歩くための骨活。 (MAGAZINE HOUSE MOOK) ムック – 2024/10/7
【映画レビュー】老いを抱きしめる美しさ――『About Face』を見て

幼いころ、母に連れられて行く買い物で、私がひそかに心を躍らせていたのは、雑誌コーナーへと抜け出すひとときでした。流行に敏感だったわけでもなく、化粧に興味があったわけでもないのに、あの光沢を放つ表紙たちは、いつも私を惹き寄せました。そこに佇む女性たちは優雅で、静かに私を見つめ返し、私はただ密やかに「いつか自分も」と願っていたのです。
『About Face』は、そんな時代を彩ったスーパーモデルたちを再び呼び戻し、雑誌の表紙を飾り、ランウェイを駆け抜けた彼女たちが、いまどこに立っているのかを描き出すドキュメンタリーです。彼女たちが歩み出したのは、そもそも「キャリア」という言葉が女性には与えられていなかった時代。その姿は、モデルとインフルエンサーの境目が曖昧に溶けていく現代と、鮮やかな対照を成しています。
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言葉が人生を左右するとき
当時のモデルは、個人として讃えられる存在ではなく、布をまとった「動くハンガー」に過ぎませんでした。けれども時が経つにつれ、人々の視線は衣服から彼女たちの存在へと移っていきます。強いまなざし、彫り深い頬、強い存在感――それを無視することなど、誰にもできなかったのです。
150センチそこそこの背丈で、丸みを帯びた身体を持つ私は、背が高く細身の彼女たちを羨望のまなざしで見つめていました。モデルになることを夢見たわけではない。ただ、もう少しだけ背が高くなりたいと願っていたのです。艶やかに巻かれた髪も、頬にのせられたチークも、すべてが巧みに演出された幻影だとは知りませんでした。あの表紙の裏には、少女たちに向けられたひとつの声が隠されていたのです――「美しい女の子とは、こういうものだ」と。
“たったひとことの言葉が一生心に残り、人を縛ることも解き放つこともある”
映画は、1945年からモデルとして歩み続けるカルメン・デロリフィチェの姿から幕を開けます。
彼女は古い写真を見つめながら、ふと「自分の足を好きじゃない」とこぼします。かつて母に「棺のようだ」と言われたその言葉は、81歳となった今なお、彼女の心に影を落としているのです。ひとつの言葉が、一生を通して響き続ける――その重さに、ただ驚かされます。
言葉はなぜ、これほどまでに深く心の奥底に根を張るのでしょう。どれほど自信を重ねても、決して消えない言葉があります。
私自身も、母から「少しぽっちゃりしているから痩せた方がいいのでは」と何気なく言われた日のことを忘れられません。13歳の頃でした。その瞬間から、私と自分の身体との関係は複雑なものになり、健康でありたい願いと、罪悪感なく食を楽しみたい思いのあいだで、心は揺れ動き続けています。けれど同じ母が「あなたの笑顔はとても素敵ね」と告げてくれた言葉もあり、それ以来、私はためらわず笑うようになりました。その言葉が、笑顔でいることを許してくれたように。
別のモデル、マリサ・ベレンソンは、母から「あなたの顔はモディリアーニの絵のようだ」と言われたことを語ります。彼女は笑ってそう言いましたが、その笑いの奥には痛みが潜んでいました。たとえ悪意のない言葉であっても、深く心を傷つけてしまうのです。
それこそが、モデルという職業の逆説なのかもしれません。称賛よりも欠点を指摘され、身体を細部まで値踏みされる世界。毒のように思える場所でありながら、それでも無数の少女たちが憧れを抱き続けます。なぜなら、ほんのひと握りの選ばれし者は、繰り返し「美しい」と讃えられるから。――美しさは、世界が何度も教えてきたように、扉を開く鍵であるからです。

権力と偏見にかたどられた「美」
「美しい」とは、本当にどういうことなのだろう。
それは幸せをもたらすのだろうか。――着る人の心よりも、世界にどう映るかだけを求められるこの業界で。与えられるのは、ブランドが選んだ化粧。望まれるのは、彼らが描いた完璧な髪型。強いられるのは、作りものの美しい笑顔。
元モデルのキャロル・オルトは言う。
「それは、本当の私ではなかった」と。
モデルとは自分を売るのではなく、服を売る仕事だ――そう言う人もいるだろう。けれど彼女は続ける。
「服を着て生き生きと存在すること。その姿ごとに価値を見いだされること」。
そこにこそ、人間らしい真実が宿るのだと。
“映画は、美と栄光の裏に潜む搾取や人種差別の現実を映し出し、「美しさ」が権力や偏見に左右され続けてきたことを突きつけている”
映画はまた、目を背けたくなる闇をも映し出す。
ドラッグ、セックス、搾取――それらは例外ではなく、日常の風景だった。繰り返されるうちに、人はそれを「普通」と思い込んでしまう。だが、15歳や16歳の少女たちが酒や薬の漂う場へと投げ込まれ、大人の欲望の視線を浴びるその光景は、あまりに見ていて辛い。少女の身体に「女」の姿を映し出し、思春期そのものを奪う――その異様さは、忘れがたい不快さを伴う。
そして、人種の壁もまた、この業界を覆っていた。
有色人種の女性を表紙に載せることをためらう出版社。
ベサン・ハーディソンやパット・クリーブランドは、白人を優遇する世界で、自らの居場所と声を切り拓いてきた。いまなお続くその戦いの中で、ブランドが放つ言い訳は「非白人モデルをどこに置けばいいのかわからない」というもの。しかし、アメリカの街角を一歩歩けば、多様性に満ちた顔があふれている。その言葉がいかに空虚かは明らかだ。
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アジア人としてアメリカで育った私にとって、雑誌に自分と似た顔を見つけることは大きな意味を持っていた。それは単なる「姿」ではなく、「未来」の可能性だったから。
だからこそ、この映画が不都合な真実から目をそらさなかったことを、私は深く評価したい。
美しさとは、決して無垢でも中立でもなかった。常に権力や偏見にかたどられ、「誰が見るに値するのか」という問いにさらされ続けてきたのだ。

時間がくれる、自信という美しさ
『About Face』は、モデル業界の暗い影を映し出しながらも、最後には「美しさ」と「老い」に新しい光を投げかける。
時間とは戦うべき敵ではなく、強さや自信を宿す源である――この映画はそう語りかけてきます。
彼女たちがキャリアを歩み出したのは、まだスマートフォンもSNSも存在しない時代。アルゴリズムが美を決めるのではなく、環境そのものが扉を開く時代でした。イザベラ・ロッセリーニやキャロル・オルトにとって、モデルは夢ではなく、生き延びるための手段であり、あるいは家族や共同体に背を押されて選んだ道でもありました。だからこそ彼女たちの「老い」に対する眼差しには、他者との比較に曇らされない透明さがあり、その語りはどこか清められた祈りのように響きます。
長年にわたる視線と批評にさらされたからこそ、彼女たちは解き放たれる強さを得たのでしょう。仲間の中には若さを追い、かつての個性を消してしまった者もいた。それでも彼女たちは、成熟こそが美であると信じる世代に生きてきた。成熟はつまり「生きてきた証」であり、そのしるしこそが顔に刻まれるのです。
“『About Face』は、若さを追うのではなく人生を抱きしめることで芽生える自信と、老いを祝福すべき美しさとして描き出している”
あるモデルは言いました。
「誰かとあなたを分ける一番大切なもの――それは“表情”なの」
ボトックスや整形があたり前になったこの時代にあっても、その言葉は胸の奥深くに沈みます。映画も、私自身も、美容の選択を否定はしません。人を本当に幸せにするものなら、それが正解だから。けれど、彼女たちを見ているとわかるのです。揺るぎない自信は、若さを留めることからではなく、人生の物語をそのまま抱きしめることから生まれるのだと。
イザベラが語った一言は、特に心に残ります。
「50代になって初めて、自分は美しいと呼ばれるにふさわしいと思えた」と。
その言葉は、私たちへの優しいささやきでもあります。――焦らなくていい、自分の肌の中に安らぎを見つけるには時間がかかるのだと。美しさとは、消え去るものでも忘れ去られるものでもない。むしろ、時間とともに豊かに花開くもの。
結局のところ、『About Face』はファッションの物語ではありません。
それは耐えること、しなやかに生きることの物語。
女性は美しいだけでなく、強い存在である。老いの旅は隠すべきものではなく、祝福すべきものなのだ――この映画は、静かな声でそう教えてくれます。
ウォーキングで心も体も健康に

毎日の一歩が未来を変える
アメリカで育った私は、車が主な移動手段という環境で暮らしていたので、歩くことが日常に組み込まれることはありませんでした。ほんの数分先のおやつを買いに行くときでさえ、当たり前のように車に乗り込んでいたのです。歩くという選択肢はそもそも頭に浮かびませんでした。
大人になって日本を訪れたとき、初めて「どこへ行くにも歩く」という体験をしました。そしてそのときに、歩くことの静かな魅力に気づいたのです。
もちろん、長距離を移動するなら今でも車の方が便利だと思います。でも、歩くことにはまた別の良さがあります。時間がゆっくり流れて、車に乗っていたら決して気づけないような、近所の小さな景色や変化を発見できるのです。
私のように「歩く習慣」がない環境で育った人間からすると、日本の人々はとても恵まれていると思います。子どもの頃から自然と健康的な習慣が身についているのですから。年齢を重ねるにつれて、私は歩くことをこれまで以上に大切に考えるようになりました。身体の健康のためだけでなく、心の健康のためにも。
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なぜウォーキングなのか?
運動不足を感じていても、「ジムに通うのは大変」「激しい運動は続かない」と思っている人は多いのではないでしょうか。そんな方におすすめしたいのがウォーキングです。特別な道具も費用も必要なく、今日からすぐに始められるのが最大の魅力。
さらに、ウォーキングは体だけでなく心にも良い影響を与えます。日々のモヤモヤを抱えたまま歩き出すと、歩調と一緒に気持ちが整っていくような感覚を味わえることがあります。これはまさにウォーキング メンタルヘルスの効果です。
ウォーキングの健康効果
ウォーキングは有酸素運動のひとつで、ウォーキングの健康効果は非常に幅広いです。
- 心肺機能を高めることで、心臓病や脳卒中のリスクを軽減
- 血圧やコレステロール値の改善
- 骨の強化やバランス感覚の向上
- 筋力や持久力を高める
- 体脂肪の減少と基礎代謝の向上
- 気分を前向きにし、ストレス解消につながる
また、がんや糖尿病といった生活習慣病のリスクを下げる効果も期待されています。たった1日30分のウォーキングでも、続けることで大きな変化をもたらしてくれるのです。

メンタルヘルスへの効果
ウォーキングは「心の健康」にも大きな効果があります。研究によると、自然の中や太陽の光を浴びながら歩くことで、幸せホルモンと呼ばれるセロトニンが分泌され、気分が安定しやすくなると言われています。
例えば、仕事で疲れたときや人間関係でストレスを感じたとき。散歩に出るだけで頭がスッキリし、前向きな気持ちになれることはありませんか?これこそが散歩がストレスの解消になるのです。ウォーキングを習慣化することで、ストレスに強い心を育てることができます。
日常に取り入れるコツ
「30分歩くのは難しい」という方も心配いりません。10分を1日3回に分けても同じような効果が得られます。忙しい生活の中に小さな工夫を取り入れてみましょう。
- エレベーターではなく階段を使う
- 通勤や通学で1駅前から歩く
- スーパーやコンビニまで歩いて行く
- 犬の散歩を日課にする
- 昼休みにオフィス周辺を軽く歩く
こうした小さな積み重ねが、健康につながっていきます。
続けやすくする工夫
ウォーキングを長く続けるには、「楽しむこと」が大切です。
- 友人や家族と一緒に歩いて会話を楽しむ
- 好きな音楽やポッドキャストを聴きながら歩く
- 毎日ルートを変えて新しい景色を楽しむ
- 季節ごとの自然を観察する
ウォーキングは単なる運動ではなく、自分を癒やす時間、生活を彩る習慣へと変わります。
自分らしいウォーキングを見つける
ウォーキングのいいところは、誰でも、どこでも、今日からすぐに始められること。体力に自信がない人でも、自分のペースで無理なく続けられます。
少しだけ遠回りして帰ったり、休日に自然の中を散策したり。そんな小さな工夫が、ウォーキングの効果を最大限に引き出し、心の安定にもつながります。
「今日は疲れたから歩くのをやめよう」ではなく、「疲れているからこそ歩いてみよう」と思えるようになったとき、ウォーキングはあなたの人生に欠かせない習慣になっているはずです。
まとめ
ウォーキングは、体の健康を守るだけでなく、心を整え、ストレスを和らげる最高のセルフケアです。メンタルヘルスへの効果を感じながら、毎日の小さな一歩を大切にしてみませんか?
今日からできることは、とてもシンプルです。スニーカーを履いて、外に出て、歩いてみること。
その一歩が、散歩 ストレス解消と健康な未来へのスタートラインになります。
年を取ることは”老い”ではなく“更新”のチャンス|30代になって気づいたこと

大学生の頃といえば、若さに物を言わせて遊びたい盛り。
そして、その様子をみて、周りの大人たちが息を吐くように言っていた、
「そんな無茶できるのは若い時だけ」
「年取ったらすぐガタがくるんだから」
「体は資本、健康第一よ」
という言葉たち。
正直、当時の私は全然ピンときてませんでした。
なんせそのときの自分は、ちょっと無理したって1日経てばすぐ復活するし、風邪を引いてもしっかり食べてしっかり寝れば回復するわけですから。
まあそりゃ年を取ったらそれなりに体も衰えるだろうけど、そこまで言うのはちょっと大げさすぎないか?と疑心暗鬼になっていました。
でも、30代を幾ばくか経験した今、かつての大人たちの言葉の意味が痛いほど分かるようになってきたのです。
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30代を境に訪れる体の変化
ほんの少し夜更かししただけで、翌朝の顔はぼてっとむくんで化粧ノリも最悪。
昨日の自分と今日の自分は別人なのでは?と思うほど、全身のコンディションがガタ落ちする。
代謝も落ちているから、気をつけないとすぐ体がぷにぷにしはじめて、ボディラインが曖昧になる。
季節の変わり目ですぐ風邪を引いてしまうし、さらには必ずといっていいくらい毎回長引く。以前のように、ぐーすか寝ればスカッと治ることも激減しました。
学生時代の勢いでオールなんてしようものなら、翌日は屍(しかばね)になることが容易に想像できます。
30代は節目とはいえ、人生100年時代で考えればまだまだ若造なはずなのに、早くも激変していく自分の体に直面して、ようやくあの頃の大人たちの気持ちが身に染みて分かるようになりました。
はーーー曲がり角ってこういうことね!
そりゃ衝撃的すぎて、自分たちよりまだ若い人たちに声高に伝えたくなるわ、今から備えておけよと。
「体が資本」という言葉は脅しでも誇張でもなく、リアルな実感からくる親切な助言だったのだとやっと気づきました。
“年齢を重ねることは老いではなく意識や価値観のアップデートであり、食やお酒との付き合い方など日常の選択もより心地よい方向へと変化している。”
年齢による変化は老いではなく、アップデート
かといって、自分に訪れる老いを前に、ただ悲嘆に暮れるだけでは面白くありません。
年を重ねてできなくなったこともあれば、できるようになったことも絶対ある。物事は捉え方次第ですよね。
そういう意味では30代に入って、いろんな意識がアップデートされた気がしています。
例えば「食」。

学生の頃は「安くてお腹が膨れる」が正義で、特に私はお酒をよく飲むタイプだったので、飲み放題があるお店はいつだって最高の選択肢でした。
でも今は「美味しいものを、必要な分だけ、気持ちよく食べたい」という気持ちにシフトしています。
かつては「せっかくの外食だから、思う存分飲むぞ!」と意気込んでいましたが、最近は「よく考えたらそんなに飲まなくていいかも」と素直に感じることも増えました。
最初こそ帰り道では少し物足りない気持ちもしていましたが、だんだん慣れてくると、翌日にも残らないし「ほろ酔い」ってなんて素晴らしいんだ!と思うようになってきました。
でも別に、制限をしているわけではないんです。
シンプルに「今の自分が必要な分だけ」を守っているだけ。
だから、裏を返せば「今日はもう羽目を外して、めちゃくちゃ飲みたい!」と思ったなら、その日は一切我慢しません。
一緒に飲みに出た友だちを深夜まで連れまわすし、翌日は二日酔いで丸一日無駄にして後悔するというのを、学習することなく未だに繰り返すこともよくあります。
旅先ではお腹パンパンになるまで、お金も労力も惜しまず全力でご当地グルメを味わうし、それで胃もたれしても「まあええか」と思える。
いくつになったから、このくらいの量にセーブするとか、もしくは、良いものを食べて舌を肥やすのが年相応とか、そういうことはあまり気にしていなくて、シンプルに30年分のデータから導いた「マイベスト」に従う。
そこを一番大事にしています。
今、自分の体に必要なものは、ちゃんと自分が一番分かっているので。
その声を素直に聞き取れるようになったのも、年齢を重ねたからこその変化かもしれません。
“運動を「義務」ではなく「気分をリフレッシュしてくれるもの」と捉えられるようになり、自然と日常に取り入れるようになった。”
さらに、運動についても考え方が大きく変わりました。
私はもっぱら文化系人間なので、運動にはなじみがなく、「健康のためにやらなきゃいけないもの」という義務感でしかなく、正直、昔から苦手意識しかありませんでした。
運動は疲れるもの、でも将来のためにしぶしぶやるって感じ。
でも今は、運動で気持ちいい汗をかくという感覚が分かるようになってきました。
体を動かす機会そのものが激減した影響も大きいのかもしれませんが、デスクワーク続きでどこか身も心もどんより疲れているときこそ、ちょっと動いてみる。
サクッと5分だけストレッチしたり、コーヒーを買いに行きがてら早歩きで散歩してみたりするだけでも、なんかちょっと血が巡って気分もリセットされる。
運動は疲れるものではなく、むしろリフレッシュしてくれるというのが少しずつ分かってきました。
なので、通勤をウォーキング時間にしてみたり、宅トレやストレッチ、ヨガをやってたりと、昔の自分が見たら信じられないくらい自発的に運動を取り入れるようになりました。
といいつつ、実はどれもイマイチ続かなくて、ちょっと落ち込むこともあるけど…
でも、それも単に今の自分の気分やスタイルに合わなくなっただけと切り替えて、「じゃあ次は何を試してみようかな」と、試行錯誤すること自体も楽しめるようになっています。
ちょうど最近は、ずっと気になっていたピラティスのパーソナルレッスンに通い始めたところで。
みっちりじっくり1時間、誰かと一緒に自分の体に向き合えるのが新鮮で、ちょっと楽しいかもと思えてきています。
まだ習慣にはなっていないけれど、運動の意味付けが「義務感でやる」から「心地よさのため」へと変わってきたことは、自分にとって大きな発見でした。

体が衰えても、心は軽やかでありたい
こうして振り返ると、変わったのは食べ物や運動に対する考え方だけではありません。
体の変化と向き合う中で、これまでの生活や世界がちょっと違うふうに見えてきて。
それなら、今まで自分の領域とは違う、世界線が違うと思っていたことも、最初からシャッターを下ろすのではなく一回は覗いてみてもいいのかもと思えるようになってきたんです。
で、実際、一歩踏み出してみたら意外と楽しかった、性に合うかもと思えた経験も増えてきました。
例えば、これまで「YouTuberなんて自分とは別世界」と思っていましたが、たまたま仕事で機会があって、気づけばYouTubeチャンネルを開設して自分で動画編集までして、チャンネルもそれなりに育っています。
あとは推し活。
ちょっと前まではむしろ理解できない派だったのに、今や推しが2人もいて、追っかけるのに身も心も忙しい状態です。
他にも、昔から歴史が好きだからというだけで世界遺産検定を受けてみたり、声が小さいのを克服したくてボイトレも始めてみたりと、我ながら30代入りたてにしては、まあまあいろんなことを試せている気がします。
しかもこういうことをきっかけに、また新しい世界が広がっていくことも知りました。
ボイトレの先生から仕事を紹介してもらったり、推しの雑談から新しいアーティストを知ったり、自分にはなかった考え方を知れて少し生きやすくなったり。
きっと他にもまだまだ、私が「苦手」「興味ない」「向いてない」って思い込んでることがあるんだろうな。
だからこそ、意識してオープンでいる。
拒絶せず、まずはちょっとだけでも試してみる。
そんな姿勢でいれば、体が衰えても、少なくとも心はいつまでも若々しくいられるんじゃないかなと感じています。
年齢を重ねることは“更新”のチャンス
年を重ねるうちに、いろんなものや人、環境を知っていく、触れていくからこそ、自分のなかの無意識の固定観念にも気づける。
だとしたら、年を重ねることは、柔軟に自分を更新していけるチャンスがあるということではないでしょうか。
単に「老い」と捉えてしまうと、可能性は狭まる一方に感じてしまいますが、むしろ自分らしさを深められる「チャンス」だと思うと、なんだか途端に前向きな気持ちになってきます。
実はこれを書いている今もちょうど誕生日を迎えたところなので、この一年は何をしようか、何を削ぎ落して、どんな新しいことに出会えるだろうかと、また一つレベルアップする気持ちでワクワクしています。
もちろん、大人たちが言っていた「健康第一」という言葉も胸に刻みつつ、「自分にとって心地よいもの」を見つけるアンテナをアップデートしていきたいと思います。
ファストファッションとは?環境問題・社会問題・未来のサステナブルファッションまで解説

ファストファッションとは?
“安くて早い”流行の裏側
街を歩いていて、つい「プチプラ可愛い!」と手に取ってしまう一着。気軽にトレンドを楽しめるのは、ファストファッションのおかげかもしれません。私自身も学生時代や若いころ、値段を気にせず洋服を買えることが嬉しくて、よく利用していました。
でも、便利さの裏で何が起きているのかを知ると、少し見え方が変わってきます。2000年から2014年にかけて衣類の生産量は2倍に、私たち一人あたりの購入量も約60%増加。これは、ファストファッションの仕組みが大きな影響を与えています。
おすすめ記事 ▶ オフィスでも活躍する!サステナブルなファッションブランド8選
ファストファッションの問題点
“着て捨てる”文化が生んだもの
ファストファッションの急成長は、環境や社会に大きな負担をかけています。
- 毎年、生産された衣類の5着中3着が焼却・埋立処分されている
- 繊維生産による温室効果ガスは年間12億トン(国際航空と海運を上回る規模)
- 一部の工場では、低賃金・劣悪な労働環境が続いている
- 安価な服は平均7回の着用で捨てられるとも言われている
こうした課題が若い世代を中心に意識され始め、Z世代やミレニアル世代は「持続可能なファッション」への関心を高めています。

ウルトラファストファッションの台頭
“1日1万点”というスピードの衝撃
ZARAが週単位で商品を投入し始めた1990年代から、さらに進化したのがSheinやTemuといった「ウルトラファストファッション」。
- Sheinは1日最大1万点の新商品を発表
- H&MやZARAよりも半額以下の価格帯
- 米国のZ世代を中心に爆発的な人気
その手軽さと安さは魅力的。でも「本当に必要?」と考えるきっかけにもなります。
サステナブルファッションへの道
“買わない選択”もひとつのスタイル
多くのブランドは2030年の脱炭素目標に遅れており、63%が設定した目標を達成できていません。ですが、進展していることもあります。
- 再生素材や代替素材の普及
- サプライチェーンの脱炭素化への取り組み
- 消費者の意識の変化
私たちが「安くて早い」ではなく「長く着たい」「大切にできる」を基準に選ぶこと。それがファッションの未来を変えていく第一歩になるのだと思います。
まとめ
ファストファッションは、気軽にトレンドを楽しめる素敵な仕組み。でも同時に、環境破壊や労働問題といった影の部分も抱えています。
「この服を選ぶことで、地球や誰かに優しい一歩になるかもしれない」
そんな風に思いながら服を選ぶことが、これからのサステナブルファッションにつながっていきます。
私たちの小さな選択が、未来の大きな変化をつくるのかもしれません。
睡眠不足は美容の敵?質を高める習慣

眠らない日本人への「Wake Up Call」
「寝る子は育つ」と昔から言われますが、大人にとっても質の良い睡眠は心身の健康を守る基本です。
それでも、夜11時を過ぎてもSNSをスクロールし続けたり、「6時間寝れば十分」と思って夜更かしをしていませんか?
研究によると、睡眠不足は健康リスクや美容への影響が深刻で、注意力や記憶力の低下はもちろん、うつ病や生活習慣病のリスクを高めることが分かっています。
また、慢性的な睡眠不足は肥満・糖尿病・心疾患・うつ病・認知症など、多くの病気のリスクを高めることもわかっています。
おすすめ記事 ▶ 瞑想をするのにベストな時間は?自分に合ったタイミングで、心と体を整えるヒント
睡眠不足がもたらす健康リスク
睡眠が不足すると、まず脳とメンタルに大きな影響が現れます。感情のコントロールを担う前頭前野がうまく働かなくなり、些細なことでイライラしたり、不安や過敏さが強まったりします。睡眠不足が続けば、うつ病や不安障害のリスクも高まり、相手の表情を正しく読み取る力まで低下してコミュニケーションに悪影響を及ぼすこともあります。
体に対しても影響は深刻です。睡眠時間が5時間以下の人は心疾患のリスクが50%も増加するとされ、免疫力は低下し、風邪をひきやすくなります。消化器系の不調や炎症性腸疾患が悪化することも珍しくありません。さらに、睡眠不足の時間が1時間増えるごとに糖尿病のリスクが9%高まるといわれ、ホルモンのバランスが乱れることで過食が進み、肥満の原因にもなります。
美容の面でも睡眠不足は大敵です。肌のハリやツヤが失われ、しわやたるみ、目の下のくまやシミが目立ちやすくなります。髪もパサつきやすく、顔全体の印象が「疲れている」「老けて見える」と感じられやすくなるのです。つまり、睡眠不足は「美容の最大の敵」と言っても過言ではありません。

女性が眠りにつきにくい理由
実は、女性は男性よりも睡眠不足になりやすいと言われています。その背景には、体のリズムやホルモンの変化、生活習慣の違いが関係しています。
- ホルモンバランスの変化
生理前や更年期にはエストロゲンとプロゲステロンの変動が起こり、眠りの質が低下しやすくなります。特にPMSの時期には、不眠や夜中の中途覚醒が増える女性も少なくありません。 - 妊娠・出産による影響
妊娠中は体調の変化や頻尿、出産後は赤ちゃんの授乳や夜泣きで、まとまった睡眠がとりにくくなります。 - 更年期と睡眠障害
更年期になるとホットフラッシュ(急なほてりや発汗)により夜中に目が覚めやすくなり、慢性的な不眠につながることもあります。 - 社会的な役割の多さ
家事や育児、仕事など「マルチタスク」を抱えることが多い女性は、心配ごとを抱えやすく、寝る前に考えごとが止まらなくなる傾向があります。
女性のための快眠のヒント
- 就寝前はスマホやPCを控え、リラックスできるルーティンを取り入れる
- ハーブティー(カモミールなど)で心を落ち着かせる
- 軽いストレッチや深呼吸で副交感神経を優位にする
- 生理や更年期の不眠は我慢せず、婦人科や睡眠外来に相談する
女性の睡眠不足は、美容やメンタルの不調に直結しやすいため、意識的にケアしていくことがとても大切です。
睡眠の質を改善する快眠習慣
眠りの質を上げるためには、環境づくりから意識してみましょう。寝室は暗く、静かで涼しい環境を心がけ、清潔な寝具で快適に休むことが基本です。毎日同じ時間に寝て起きるようにすると体内時計が整い、休日の「寝だめ」に頼る必要もなくなります。
就寝前のカフェインやアルコールは眠りを浅くする原因になるため、できるだけ控えましょう。日中にはウォーキングやヨガなど適度な運動を取り入れ、朝に太陽の光を浴びることで体内時計をリセットするのも効果的です。こうした小さな習慣の積み重ねが、深く質の高い眠りにつながります。
まとめ:睡眠は「最高の美容法」
「寝なくても大丈夫」と思っていても、睡眠不足による健康リスクは確実に積み重なっていきます。逆に、毎日の睡眠を優先するだけで免疫力は高まり、病気の予防やメンタルの安定、美肌効果といった大きなメリットを得ることができます。
特に女性はホルモンやライフステージによって睡眠が乱れやすいからこそ、快眠の工夫が欠かせません。眠ることは無料でできる最高の健康法であり、美容法でもあります。今日から、あなたの睡眠をもっと大切にしてみませんか?
エイジングケアの新常識:科学・心・美の調和で輝く「タイムレスビューティー」

年齢を重ねることは“失う”ことではなく、“積み重ね”
気づけば肌のハリが少しずつ薄れてきたり、鏡の中に新しいしわを見つけたりすることってありますよね。そんな瞬間に「もう若くないんだ」と感じてしまう方もいるかもしれません。でも本当は、年齢を重ねるということは「美しさが減ること」ではなく、「美しさのかたちが変わること」なんです。
若い頃にはなかった落ち着きや知恵、経験からにじみ出る自信。それこそが、エイジングの過程で手に入る新しい魅力です。この記事では、美肌を守る科学的アプローチと心を整えるマインドセット、そしてタイムレスな美しさを受け入れる考え方をご紹介します。あなたらしい「自然な若々しさ」を一緒に見つけていきましょう。
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美肌を保つための科学的アプローチ
年齢を重ねても健康で美しい肌を維持するためには、毎日のケアと必要に応じた美容施術を組み合わせることが大切です。
基本のスキンケア
- 紫外線対策:SPF30以上の日焼け止めが必須
- 保湿と角質ケア:乾燥対策と古い角質除去で透明感アップ
- レチノール:コラーゲン生成を促進し、しわ改善に効果的 → レチノールの使い方
先進的な美容成分
- 抗酸化ケア:ビタミンCや最新レチノイドで酸化ストレスから肌を守る
- 目元ケア:目元専用の美容液で小じわ・たるみを集中ケア
美容医療・エステの選択肢
- ボトックス注射:表情じわを和らげ、ナチュラルな若返り効果
- ヒアルロン酸注入:ヒアルロン酸などの注入で、口元や頬のボリュームを取り戻す治療
- レーザー治療:しみ・赤ら顔・小じわにアプローチ
- マイクロニードル&RF治療:肌の再生力を高める → マイクロニードル治療
科学的なアプローチは、正しい知識+信頼できる医師や製品選びがポイントです。
心のエイジングケア:年齢を受け入れるマインドセット

肌や外見に変化を感じたとき、つい落ち込んでしまうのは自然なこと。でも、そこで自分を責める必要はありません。心の持ち方を少しずつ変えていくことで、毎日の気分も大きく変わります。
- 「あっ」と思う瞬間を前向きに
新しいしわを見つけた瞬間を「老いのサイン」ではなく「経験の証」ととらえましょう。 - 本当の自分を隠さない
過度な若作りよりも、自分らしさを大切にすることが魅力につながります。 - 心の声を書き換える
「老けた」と責める声を「今の私も美しい」と優しい言葉に変える習慣を。 - 美の基準を更新する
若さだけが美しさではありません。40代、50代、60代…それぞれにふさわしい美しさがあります。
心のエイジングケアは、外見だけでなく 自己肯定感と生きる力 を育ててくれるものです。
タイムレスビューティーの本質
「アンチエイジング=若さを取り戻す」ではなく、「エイジングビューティー=年齢と共に輝く」へ。
しわやたるみはマイナスではなく、人生の笑顔や涙が刻んだ大切な証。美容医療やスキンケアは「時間を逆戻しするため」ではなく「今の自分をより美しく見せるため」に取り入れるものです。
本質的な美しさとは、
- 科学に裏付けられたスキンケア
- 適度な美容施術でのサポート
- そして「ありのままの自分」を受け入れる心
これらがバランスよく重なったときに生まれるものです。
アンチエイジングから「美しく年を重ねる」へ
年齢を重ねることは、けっして恐れることではありません。それは、経験や知恵、自分らしさが積み重なっていくこと。エイジングケアを通じて肌を整え、心を解放すれば、年を重ねるごとにあなたの魅力は深まっていきます。
「若さ」を追いかけるのではなく、「今の自分」を慈しむ。
そのとき、あなたは 年齢と共に輝くタイムレスビューティー を手に入れるのです。
妊娠中のセルフケアと健康管理で安心なマタニティライフを

妊娠中は、自分の体を整えることが赤ちゃんの健康につながります。そのためには妊娠中のセルフケアと健康管理を意識することがとても大切です。
バランスの良い食事や十分な休養、適度な運動に加えて、定期的な妊婦健診を受けることが安心して出産を迎えるための基本です。また、つわり・むくみ・便秘など妊娠特有の不調も、正しいセルフケアを取り入れることで軽減できます。
葉酸の摂取や体重管理、感染症対策など、日々の生活の中でできる小さな工夫が大きな安心につながります。医師と相談しながら、自分に合った健康管理を続けていきましょう。
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妊娠中に大切なセルフケアと健康管理とは
妊娠中は、自分の体を大切にすることが赤ちゃんの健康にも直結します。そのために欠かせないのがセルフケアと健康管理です。妊婦健診を受けることで、妊娠の経過を確認しながら安心して過ごせます。また、体重管理や栄養バランスを整えることは、妊娠中の不調を防ぎ、出産準備にもつながります。
妊婦健診の重要性と通院スケジュール
妊娠が分かったら、できるだけ早く医師の診察を受けましょう。妊娠初期は4週間ごと、7〜8か月は2週間ごと、臨月は毎週健診があります。血圧や体重、胎児の心音や子宮の大きさを定期的にチェックすることで、異常を早期に発見できます。
体重管理と栄養バランスの考え方
妊娠中の体重増加は個人差がありますが、一般的には10〜13kgが目安です。急激な体重増加は妊娠高血圧症候群のリスクを高めるため、医師と相談しながら管理しましょう。

妊娠中の食事と生活習慣
バランスの取れた食生活は、妊娠中の健康管理に欠かせません。特に葉酸、鉄分、カルシウムは赤ちゃんの発育に必要不可欠です。
妊娠中に避けるべき食べ物と飲み物
生肉・生魚・加熱不足の卵は食中毒のリスクがあります。また、水銀を多く含む魚(サメ、メカジキなど)は控えましょう。アルコールや過剰なカフェインも避けるべきです。
葉酸・カルシウム・鉄分など必須栄養素
葉酸は胎児の脳や神経の発達を助ける栄養素です。サプリメントでの摂取も推奨されています。牛乳や小魚、野菜などを取り入れて、カルシウムや鉄分もバランスよく補いましょう。
妊娠中の運動と休養
適度な運動は妊娠中のセルフケアに役立ちます。ウォーキングやスイミングなど、体に負担をかけない運動がおすすめです。
安全にできる運動(ウォーキング・スイミングなど)
毎日30分程度の軽い運動は、血流を良くし、便秘やむくみの改善にもつながります。激しい運動や転倒のリスクがあるスポーツは避けましょう。
睡眠とリラックスのための工夫
妊娠中はホルモンの影響で眠りが浅くなりやすいです。クッションを活用して横向きで寝ると、リラックスして休めます。
妊娠中によくある不調とセルフケア方法
妊娠中はつわり、便秘、むくみ、気分の浮き沈みなど、さまざまな不調が起こります。
つわり・便秘・むくみの改善法
つわりには少量の食事をこまめに摂ることが有効です。便秘には水分補給と食物繊維、むくみには軽い運動と足を高くして休むことが効果的です。
気分の浮き沈みやホルモン変化への対応
ホルモン変化で気分が不安定になることがあります。パートナーや周囲に気持ちを共有し、必要に応じて専門家に相談しましょう。

妊娠中に避けたい習慣とリスク管理
妊娠中は赤ちゃんを守るために、避けるべき習慣があります。
タバコ・薬物・アルコールの影響
喫煙やアルコールは流産や低体重児、先天性障害のリスクを高めます。薬物はさらに危険で、赤ちゃんに深刻な影響を与えます。
感染症予防と日常生活での注意点
猫のトイレ掃除や生肉の摂取はトキソプラズマ感染の原因となるため避けましょう。手洗いやうがいなど、日常的な衛生管理も大切です。
妊娠中のセルフケアで快適なマタニティライフを
妊娠中の健康管理は、赤ちゃんと自分のための大切な習慣です。医師と相談しながら、日々のセルフケアを積み重ねることで安心して出産を迎えることができます。
医師との相談で安心をプラス
気になる症状や不安があれば、早めに医師に相談しましょう。
毎日の小さな積み重ねが赤ちゃんの健康につながる
バランスの取れた生活を続けることが、母子の健康を守る最良の方法です。
まとめ
妊娠中は、体も心も大きく変化する大切な時期。だからこそ、無理をせず、自分のペースでセルフケアと健康管理を続けていくことが何よりも大切です。小さな積み重ねが、赤ちゃんと自分自身の安心につながります。
毎日の生活の中でできることから始めてみてくださいね。そして、不安や気になることがあれば、ひとりで抱え込まずに、ぜひ医師や周囲の人に相談してみましょう。
安心して笑顔でマタニティライフを楽しめるように、今日からできるケアを一歩ずつ取り入れていきましょう。
頑張りすぎた1人目、肩の力が抜けた2人目。産後に気づいた“自分を大切にする”こと

1人目の産後は、とにかく子どものことを最優先にしていました。「子どもが起きている間は全力で向き合う」「寝ている間に家事をしないと」と、自分でたくさんのルールを作り、身体も心も休まる暇がありませんでした。
その結果、疲れがたまって子どもにイライラしたり、飲み会に出かける夫に不満をぶつけてしまったり。今思えば、自分を追い込みすぎていたのだと思います。
2人目の時は、1人目のときよりも気持ちに余裕があったのか、自然と自分にも意識を向けられるようになりました。子どもへの愛情はもちろん変わらないけれど、「自分の時間も大切にしていい」と思えるようになったんです。
子どもが寝ている時間は家事ではなく、自分のやりたいことをする。そうやって自分を満たすことで、心に余裕を持てるようになりました。
ここからは、私が子育てをする前に知っておきたかった4つのことを紹介します。
おすすめ記事 ▶ まずは自分を大切に。子育てには”Boundary(境界線)”が必要?! 【Editor’s Letter vol.09】
子育てを少しラクにするために伝えたい4つのこと
1. 子どもが寝ている間は全力で自分時間
1人目を育児中の私は、「子どもが起きている時は全力で子どもと向き合う」「子どものお昼寝中は家事の時間」と思い込んでいました。夜は頻回授乳でクタクタなのに、お昼寝の時間に一緒に休むこともせず、産後の体に鞭を打つように無理をしていた気がします。
無理を続けた結果どうなったかというと……我が家の場合、夫婦喧嘩が増えました。夫が一人で自由に過ごす時間を見て「ずるい」と思うようになり、イライラが募ってしまったのです。
でも今振り返ると、洗濯物が多少溜まっていても、床におもちゃが転がっていても、疲れた時はベビーフードに頼っても、全然いいんですよね。完璧じゃなくても子どもは育ちます。
2人目の育児では、思い切って「子どもが寝ている間は全力で自分時間」と割り切ることにしました。お茶を飲みながら本を読んだり、ブログを書いたり。自分の時間を確保することで、肩の力を抜いて子どもと向き合えるようになりました。
2. 誰かに頼ることは“信頼の証”
私はもともと「人にお願いする」のが苦手です。
「迷惑かな」「負担になるかな」と考えすぎて、つい遠慮してしまう。だから子育て中も、夫や親、仲良しのママ友にさえ気軽に頼むことができませんでした。お願いできたのは、本当に大事な用事があるときや、自分が体調不良でベッドから起き上がれないときだけ。38度の熱があっても、起きられるなら葛根湯を飲んで無理して動いてきました。
そんな私に転機があったのは、熱を出して娘を習い事に送れなかった日のこと。ママ友が気づいて声をかけてくれ、事情を話すと「そういう時はいつでも言ってね。一緒に送っていくよ。その方が娘ちゃんも喜ぶし」とさらりと言ってくれたのです。その優しさに、胸がじんわり温かくなりました。
そのとき気づいたのは、「頼ることは悪いことじゃない。むしろ信頼の証なんだ」ということ。よく考えれば、私自身も誰かに頼られると嬉しいし、「助けたい」と思います。だからもっと周りを頼っても大丈夫。もちろん相手が困っているときは、私も頼られる存在でありたい。今はそう思えるようになりました。

3. そのルール、本当に子どものため?
初めての育児の時、今思えば必要のないマイルールにがんじがらめになっていました。
「子どもは19時までに寝かせなければ」
「できるだけ手作りのご飯を用意しなければ」
「午前中は児童館に連れて行かないと」
などなど、自分で作ったルールを守ることに必死になり、気づけば時間に追われて心の余裕がなくなることも多かったです。
でもそのルールは一体誰のためのものだったのか?本当に子どもにとって必要だったのか?今になって振り返ると疑問だらけです。多少寝るのが遅くても翌日ゆっくり過ごせば良いし、手作りご飯が作れない日があっても子どもは元気に育つ。児童館に行けなくても、家で一緒に笑って遊べたらそれで十分。
大切なのは「子どもが元気で、家族が笑顔でいられること」。多少ルールが崩れても大きな問題は起こりません。もっと柔軟に考えて、自分に優しくしてあげればよかったと感じています。
4. 子どもと一緒に早寝して、朝の時間を充実させる
1人目の時、寝かしつけは私にとって一番つらい時間でした。
「子どもが寝たら家事をしよう」「あれも片付けなきゃ」と思えば思うほど、なかなか寝ない子どもにイライラ。小さな声で「早く寝ろよ」なんてつぶやいてしまったこともあります。やっと寝た!と思っても、ベッドを抜け出すと「まま〜」と呼ばれて振り出しに戻ることもしばしば。寝かしつけ=動けない不毛なストレスの時間でした。
でも2人目を産んでからは、子どもと一緒に寝てしまうスタイルに切り替えました。そうすると「早く寝てほしい」と焦る気持ちが減り、イライラもしなくなりました。むしろ私の方が先に寝てしまうこともあるくらい。
子どもと一緒に早寝した分、自然と朝5時には目が覚めるようになり、その時間を「朝活」として自分のやりたいことに使えるようになりました。静かな早朝に好きなことをする習慣は、ストレスを減らすだけでなく、自分時間を充実させる大きな助けになっています。
「子ども」も「自分」も、大切に
初めての妊娠・出産は、わからないことだらけ。だからこそ「ちゃんとしなきゃ」「母親だから頑張らなきゃ」と思いすぎてしまう人も多いのではないでしょうか。私自身も1人目のときはそうでした。
でも実際は、家事が少しくらい滞っても大丈夫。誰かに頼っても大丈夫。母親が少し肩の力を抜いて、自分の時間を大切にすることで、子どもとの時間もより心地よいものになるのだと実感しました。
「子どもを大事にすること」と「自分を大事にすること」、その両方があるからこそ、笑顔で子育てができる。産後すぐのママはもちろん、子育てに奮闘するすべてのお母さんに、この思いが届けば嬉しいです。
女性に多い自閉症の特徴とは?診断が遅れる理由とセルフケア

「昔から人との関わりが疲れる」「周囲には普通に見えるけれど、自分の中では混乱している」――こうした感覚を持つ女性の中には、実は自閉症スペクトラム(ASD)の特徴を持つ人が少なくありません。
しかし、研究によると女性は男性に比べて診断が遅れやすく、多くの人が大人になってから初めて自分の特性に気づくこともあります。ここでは、専門家の意見をもとに 「女性の自閉症の特徴」 と 「診断が遅れる背景」、そして 「自分らしく生きるためのセルフケア」 を解説します。
おすすめ記事 ▶ ラディカルアクセプタンスを受け入れる方法|変えられないことを受け入れる
自閉症とは?
自閉症(ASD)は「脳が世界を処理する仕組みが一般とは少し違う状態」。病気や欠陥ではなく、神経の多様性(ニューロダイバーシティ) のひとつと考えられています。
社会的なコミュニケーションの違い、感覚過敏、こだわりの強さなどが特徴ですが、女性の場合は「外からは見えにくい」ことが多いのです。
女性に見られやすい自閉症の特徴
女性や女の子は、男性や男の子に比べて自閉症の現れ方が異なることが多くあります。そのため 「見過ごされやすい」 のです。
よく見られる特徴
- 周囲に合わせるために、特徴を隠しがちで、疲れやすい
- 社交的に見えても内心は強い不安や混乱を抱えている
- 動物や本、音楽、美術など「社会的に受け入れられやすい特別な興味」を持つ
- 小さな音や光、食感などに敏感で、感覚過敏を「わがまま」「神経質」と誤解されやすい
- 日常のルーティンや予測可能性を強く求める
- 人間関係で断ることができず、燃え尽きやすい
なぜ女性は診断が遅れるのか?
研究によると、女性は男性より平均6年も診断が遅れることが分かっています。
その理由のひとつは、診断基準が主に「男性の典型的な特徴」に基づいて作られてきたから。そしてもうひとつは、女性が「人に合わせること」「良い子でいること」を社会的に求められ、本音を話しにくいからです。

診断を受けることの意味
診断はゴールではなく、自己理解の大きな手がかりです。
- 「本来の自分を隠さなくてもいい」と思える
- 生きづらさの理由が分かり、自己への思いやりが持てる
- 自分に合った環境や支援を見つけやすくなる
- コミュニティや仲間とつながれる
逆に診断されないまま大人になると、慢性的なストレスや燃え尽き、心身の不調を抱えやすくなります。
自閉症の女性に役立つセルフケア
- 本音を隠すことをできるだけ減らし、自分らしい振る舞いをする
- 感覚過敏に合わせた環境(ノイズキャンセリング、柔らかい素材の衣服など)を整える
- 予定や会話をあらかじめ準備し、不安を軽減する
- 自閉症女性のコミュニティや支援ネットワークに参加する
- セラピーを受ける場合は、多様性を肯定する専門家を選ぶ
こうした工夫は小さなことに見えても、毎日のストレスを大きく減らしてくれます。
まとめ|女性の自閉症理解が広がる未来へ
女性における自閉症は、まだまだ理解が進んでいません。ですが、研究や当事者の声が少しずつ広がり、「女性のASD」 への認知は確実に高まっています。
「診断される・されない」に関わらず、自分の特性を理解し、自分に優しい方法で暮らすこと が、何よりも大切なのだと思います。
大人肌におすすめのクリーンメイク|肌に優しいナチュラルコスメで美しく

「昔と同じメイクなのに、なんだかしっくりこない」
「ファンデーションがシワに入り込みやすい」
40代・50代を迎えると、肌の質感やトーンが変化し、従来のメイクでは満足できなくなる方も多いのではないでしょうか。そこで注目したいのが クリーンメイク。
化学成分を極力控え、肌や環境に優しい成分で作られたコスメは、大人肌に自然なツヤと透明感を与え、健康的で若々しい印象を叶えてくれます。
おすすめ記事 ▶ エプソムソルトでバスタイムにスキンケア|おすすめの商品を紹介
クリーンメイクとは?
クリーンメイクとは、肌に負担をかける成分を避け、ナチュラルで安全性の高い成分を使用したコスメで仕上げるメイク方法 のこと。
一般的な特徴は:
- パラベンやシリコンなどの合成添加物を使わない
- オーガニック・植物由来の成分を使用
- 動物実験を行わない
- 環境に配慮したサステナブルな製品
敏感になりやすい大人肌にとっても安心できる選択肢です。
Hummingおすすめのクリーンメイクアイテム
40代・50代から気になる肌悩み。厚塗りで隠すよりも、肌に優しいクリーンメイクを取り入れることで、ナチュラルに美しさを引き出すのがおすすめです。ここでは、大人肌にもぴったりな人気クリーンメイクブランドを6つご紹介します。
1. ILIA(イリア)|スキンケア発想のミニマルメイク
おすすめ:リップオイル、セラムスキンティント
特徴:パラベン・鉱物油・タルク不使用、ナチュラル成分処方
価格帯:$24〜$46

ILIAは「スキンケアベースのクリーンメイク」として注目されているブランド。
マルチユースのクリームやスティックは、肌に優しい成分で作られ、大人肌にもなじみやすい軽い使用感が魅力です。多くの商品にはナチュラルSPFが配合されており、美肌ケアと紫外線対策を同時に叶えるクリーンコスメ。ファンデーションセラムやマルチスティックは、大人のナチュラルメイクに最適です。
2. BOOM!(ブーム)|世代を超えて使えるプロエイジングメイク
https://boombeauty.com/
おすすめ:マルチユーススティック、リップグロス
特徴:エシカル&オーガニック成分を可能な限り使用
価格帯:$24〜$27

メイクアップアーティストでありスーパーモデルのCindy Josephが立ち上げたプロエイジングブランド。
中でも人気の「BOOMSTICK TRIO」は、顔・唇・体などにマルチに使える万能アイテム。40代・50代の大人肌メイクにもフィットし、自然なツヤ感を演出してくれます。
3. RMS Beauty(RMS ビューティー)|自然なツヤ肌を叶える定番クリーンコスメ
https://www.rmsbeauty.com/
おすすめ:ファンデーション&コンシーラー
特徴:オーガニック成分、ナノ粒子不使用、パラベン・フタル酸・硫酸塩フリー
価格帯:$25〜$58

世界的メイクアップアーティストRose-Marie Swiftによって立ち上げられたクリーンメイクの先駆け。 特に「Un Cover-Up コンシーラー」は、厚塗り感のないナチュラルな仕上がりで、エイジングケア世代の肌にもぴったり。
AllureやVogueでも取り上げられる実力派で、大人肌のツヤと透明感を引き出すクリーンメイクブランドです。
4. Saie(サイ)|スキンケアとメイクの融合
おすすめ:肌を整えるファンデーション&グロウ系アイテム
特徴:ホホバオイル、シアバター、ビタミンEなどのナチュラル成分配合
価格帯:$16〜$99

Saieは「クリーン×ラグジュアリー」をテーマに、高性能で肌に優しい処方を実現。Climate Neutral認証やLeaping Bunny認証を取得しており、環境と動物にも配慮しています。
素肌感を引き出す“セカンドスキン”のようなツヤ肌仕上げが、大人女性に人気です。
5. Adorn Cosmetics(アドーンコスメティクス)|エシカルなアイメイクブランド
https://www.adorncosmetics.com.au/
おすすめ:アイメイク製品(アイシャドウ・マスカラ)
特徴:PFASやパラベン不使用、オーガニック成分を可能な限り使用
価格帯:$5〜$72

オーストラリア発のAdornは、ラグジュアリーとサステナブルを両立したブランド。環境にやさしい詰め替え用パックを導入し、数千個の容器を廃棄から救っています。
エシカルに製造されたクリーンアイメイクで、大人女性の目元を華やかに彩ります。
6. Gressa Skin(グレッサスキン)|植物オイル配合のスキンケア発想メイク
https://www.gressaskin.com/
おすすめ:美容液ファンデーション、ブロンザー
特徴:ローズヒップオイル、カレンデュラ、カモミールオイル配合
価格帯:$41〜$98

Gressaは、スキンケア効果の高いクリーンコスメとして人気。植物エキスを贅沢に配合し、くすみや乾燥が気になる大人肌を明るくなめらかに整えます。
スキンケアラインも展開しており、メイクと同時に肌をいたわりたい方におすすめ。
まとめ|大人肌こそ「肌に優しいメイク」を
クリーンメイクは、ただのトレンドではなく 肌・健康・環境を守る新しいビューティーの基準。
大人肌の悩みを自然にカバーしながら、素肌を生かした美しさを引き出してくれます。
今日からあなたも、肌に優しいクリーンコスメを取り入れて、ナチュラルで上品な大人の美しさを楽しんでみませんか?
コラーゲンとは?減少の原因と増やす方法を徹底解説|美肌を守る食べ物と習慣

「昔より肌のハリがなくなった気がする」「シワやたるみが気になる」
そんな悩みの原因のひとつが コラーゲンの減少 です。
コラーゲンは肌の弾力を保ち、若々しい見た目を支える大切なタンパク質。年齢とともに減ってしまいますが、食事や生活習慣を工夫することで減少をゆるやかにし、美しい肌をキープすることができます。
ここでは、美容に欠かせないコラーゲンの基礎知識と、増やす方法をご紹介します。
おすすめ記事 ▶ 代謝の健康状態とは?医師が解説
コラーゲンとは?体に欠かせない理由
コラーゲンは体の中で最も豊富に存在するタンパク質で、肌、髪、爪、関節などを支える「接着剤」のような役割を持っています。
- 美肌効果:肌の弾力やハリを保つ
- シワ・たるみ予防:真皮を支え、小じわやほうれい線を軽減
- 傷の修復:細胞の再生を助ける
- 髪や爪の健康:ツヤや強さをサポート
美容だけでなく、健康にも深く関わっているのがコラーゲンです。
コラーゲンが減少する原因
コラーゲンは20代半ばをピークに減少が始まり、特に40代以降は加速します。
主な原因は以下の通り:
- 加齢(エストロゲンの変化による影響)
- 過剰な糖分(糖化現象によりコラーゲンが破壊される)
- アルコールの飲みすぎ
- タンパク質不足
- ビタミンC・銅・亜鉛不足
- 睡眠不足・慢性的なストレス
特に糖の摂りすぎは「肌の弾力を失う大敵」なので要注意です。

コラーゲンを増やすための食べ物
コラーゲンを直接含む食品
- ボーンブロス(骨スープ)
- 魚の皮(低水銀・天然のものがおすすめ)
- グラスフェッドビーフ(牧草牛)
コラーゲン生成を助ける栄養素
- ビタミンC:パプリカ、キウイ、柑橘類、ブロッコリー、ベリー類
- 銅・亜鉛:豆類、ナッツ、種子類
- アミノ酸(グリシン・プロリン):肉、卵
特にビタミンCは「美肌ビタミン」。
体内でのコラーゲン生成を助けるだけでなく、シミやくすみ対策にも役立ちます。
美容のためのライフスタイル習慣
コラーゲンを守るために、次の習慣を心がけましょう。
- 糖質や加工食品を控える
- 良質な睡眠をとる
- ストレスをためない
- 紫外線対策をする(日焼け止め+ビタミンC美容液)
- 適度な運動で血行促進
内側からのケアと外側からのスキンケアを組み合わせることで、より効果的に美肌を維持できます。
まとめ|美肌は日々の積み重ねから
コラーゲンは年齢とともに減少してしまいますが、食べ物や生活習慣を工夫することで“10歳若い肌”を保つことも夢ではありません。
- コラーゲンを多く含む食品をとる
- ビタミンCを食事・サプリ・美容液で意識的に取り入れる
- 糖やアルコールを控え、睡眠・ストレスケアを大切にする
今日からの小さな積み重ねが、未来の美肌をつくります。
あなたも毎日の食事とケアで、若々しいハリ肌を目指しましょう。
女性特有の腸内環境の乱れ|原因と改善のための腸活ガイド

最近、なんとなく「お腹の調子が安定しない」「肌が荒れやすい」「気分の浮き沈みが激しい」と感じることはありませんか? その不調、実は 腸内環境の乱れ が原因かもしれません。特に女性は、月経や妊娠・出産、更年期といったホルモンの変化によって腸内環境が揺れやすい傾向があります。腸は消化だけでなく、ホルモン・免疫・心の健康にも深く関わっているからこそ、日常の小さな不調サインを見逃さないことが大切です。
女性に多い腸内環境の乱れ
「腸内環境 乱れ 原因」を調べてみると、食生活やストレスといった一般的な要因が多く挙げられます。しかし、女性の場合はさらに ホルモンの変動 が大きく関わってきます。
女性の腸は、月経周期・妊娠・産後・更年期といったライフイベントによって常に影響を受けており、これが男性と比べて腸内環境が乱れやすい理由のひとつです。
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腸内環境 乱れ 原因【女性特有の要因】
月経周期によるホルモン変動
- エストロゲンやプロゲステロンの変化は腸の蠕動運動に影響し、便秘や下痢が起こりやすくなります。
- PMS症状の一部として腸の不調を感じる女性も少なくありません。
妊娠・産後の影響
- 妊娠中はホルモンの変化により便秘や胃腸の不快感が増加。
- 出産後はホルモンバランスが大きく揺れ動き、腸内フローラのバランスも乱れやすくなります。
更年期とエストロゲンの低下
- 更年期に入るとエストロゲンが急激に減少し、腸内細菌の多様性が失われがち。
- その結果、腸内環境の乱れだけでなく、肌荒れや気分の落ち込みなど全身症状に広がります。

腸内環境の乱れが引き起こす女性の不調
- 慢性的な便秘・下痢
- PMSや月経痛の悪化
- 肌荒れ(ニキビ・湿疹・乾燥)
- 不眠や疲労感
- 気分の落ち込み・不安感
- 更年期症状の悪化(ホットフラッシュ・イライラ)
これらの不調は単なる「胃腸の問題」ではなく、腸とホルモン、免疫が深くつながっているサインです。
女性の腸内環境を整えるための改善ポイント
ホルモンを意識した食事
- 発酵食品(納豆、ヨーグルト、キムチ)で善玉菌を増やす
- 食物繊維(野菜、果物、海藻、豆類)で腸のリズムを整える
- オメガ3脂肪酸(青魚・亜麻仁油)で炎症を抑える
ライフステージに合った腸活
- 月経前後:温かい飲み物や消化に良い食事で腸をサポート
- 妊娠中:便秘対策に水分・食物繊維を意識
- 更年期:カルシウム・マグネシウム・ビタミンDを補給し腸と骨の両方をケア
生活習慣の見直し
- 睡眠の質を高めて自律神経を整える
- 適度な運動(ヨガ・ウォーキング)で腸の動きを活発にする
- ストレスケア(瞑想・呼吸法)でホルモンと腸のバランスを保つ
まとめ|女性の腸内環境はホルモンと深く関わっている
「腸内環境 乱れ 原因」は、食事や生活習慣だけでなく、女性特有の ホルモン変化 が大きなカギを握っています。
- 月経周期、妊娠・産後、更年期の影響を知る
- 食生活とライフスタイルを見直し、腸とホルモンを同時にケアする
- 小さな腸活習慣を日常に取り入れる
腸を整えることは、消化だけでなくホルモン・免疫・心の健康までサポートする大切な第一歩。女性の健やかな未来は「腸」から始まります。
女性の骨密度低下の原因とは?|骨の健康を守る予防と対策

年齢を重ねるにつれて「最近疲れやすい」「腰や膝に違和感がある」と感じることはありませんか? 実はその背景には、女性特有の 骨密度低下の原因 が隠れているかもしれません。骨の健康は目に見えにくいため後回しにされがちですが、50代以上の女性の約半数が骨粗しょう症による骨折を経験すると言われています。仕事、子育て、そして自分の人生を楽しむためにも、今のうちから骨を守ることが未来の自分への大きな投資になるのです。
おすすめ記事 ▶ 運動嫌いの私が「運動はメンタルにいい」を少しずつ信じはじめた話
なぜ女性は骨密度が低下しやすいのか?
「女性 骨密度 低下 原因」を調べる方が増えています。実際に女性は男性よりも骨粗しょう症のリスクが高く、50歳以上の女性の2人に1人が骨折を経験すると言われています。その大きな理由は ホルモンの変化 と 生活習慣 にあります。
- エストロゲンの低下
更年期に入ると女性ホルモンであるエストロゲンが急激に減少します。エストロゲンは骨の分解を抑える重要な役割を持っているため、その低下が骨密度低下の最大の原因です。 - もともとの骨量の違い
女性は男性に比べて骨格が小さく、ピーク時の骨量も少ないため、骨密度が下がりやすい傾向があります。 - 生活習慣の影響
栄養不足、運動不足、過度なダイエット、喫煙や過度な飲酒なども骨の健康を損なう要因です。
骨密度低下を加速させる要因
女性の骨密度が下がる背景には、以下のような「見落とされがちな原因」もあります。
- 慢性的なストレス(コルチゾール増加により骨代謝が乱れる)
- 甲状腺や副腎などホルモンバランスの不調
- 腸内環境の乱れ(栄養吸収がうまくいかない)
- ビタミンD不足(日光不足による)
これらが重なると、40代以降だけでなく30代半ばから骨密度が減り始めることもあります。
骨の健康を守る食事と栄養素

骨密度低下を防ぐには「カルシウムだけ」では不十分です。以下の栄養素をバランスよく摂ることが大切です。
- カルシウム(牛乳・小魚・豆腐など)
- ビタミンD(鮭・卵・きのこ、または日光浴)
- マグネシウム(ナッツ類・海藻・玄米)
- ビタミンK2(納豆・発酵食品)
- たんぱく質(肉・魚・豆・プロテインパウダー)
これらを組み合わせて摂ることで、骨がしっかりと再生され、骨密度の維持につながります。
骨密度を高める運動習慣
骨は「負荷」によって強くなります。特におすすめは:
- 筋力トレーニング(スクワット、腕立て、ダンベル運動)
- ジャンプ運動(トランポリンや縄跳びなどの軽い衝撃)
- ウォーキングや階段の上り下り(毎日の生活で取り入れやすい)
運動は骨密度を上げるだけでなく、転倒防止やバランス力の向上にも役立ちます。
まとめ|女性の骨密度低下を防ぐために
「女性 骨密度 低下 原因」は、ホルモンの変化や生活習慣が大きな要因です。特に更年期以降は骨粗しょう症のリスクが急増するため、栄養・運動・生活習慣の見直し が不可欠です。
- エストロゲンの減少による影響を理解する
- 栄養素(カルシウム、ビタミンD・K2、マグネシウム、たんぱく質)を意識する
- 筋トレやジャンプ運動で骨に負荷を与える
今から始める予防が、10年後、20年後の自分を守る力になります。強い女性には強い骨が必要。今日からできることを一歩ずつ取り入れていきましょう。
オーガニックベビーケアで守る赤ちゃんの肌|無香料ベビーローション敏感肌向けおすすめ

赤ちゃんの敏感肌に必要なケアとは?
赤ちゃんの肌は大人の約半分の薄さしかなく、とてもデリケート。ちょっとした刺激でも赤みや乾燥、かゆみが起きやすいのが特徴です。特に 合成香料や防腐剤入りの製品は刺激になることが多く、肌トラブルの原因になりかねません。
そこで注目されているのが、オーガニックベビーケア。自然由来の成分で作られた製品なら、赤ちゃんの敏感な肌をやさしく守りながら、しっかりと潤いを与えてくれます。
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なぜ「無香料」のベビーローションが安心なの?
- 余計な刺激を避けられる:合成香料は赤ちゃんの皮膚や呼吸器に刺激となることも。無香料なら安心。
- 親子で使える:無香料タイプは大人の敏感肌ケアにもおすすめ。
- 香りが苦手な方にも◎:人工的な香りが気になるママ・パパにも心地よく使えます。
特に「敏感肌向け 無香料ベビーローション」を選ぶことで、肌荒れのリスクを最小限に抑えられるのが大きな魅力です。
無香料ベビーローション 敏感肌向けの選び方
成分チェックが第一歩
シアバター、アロエベラ、ホホバオイルなど、保湿・鎮静効果のある植物成分が入っているかを確認。
オーガニック認証をチェック
USDAやECOCERTなどの認証マークがあると安心。
テクスチャーと使いやすさ
乳液タイプは広範囲に使いやすく、バームタイプは乾燥が気になる部分におすすめ。
敏感肌におすすめの無香料オーガニックベビーローション【編集部セレクト】
The Honest Company(オネストカンパニー)
おすすめ対象:敏感肌用プロダクト
配合成分:カレンデュラ花エキス、カモミール花エキス、シアバター、ヒマワリ種子油
価格帯:¥1,500(おしり洗浄料)〜¥3,600(ヒーリング軟膏)
The Honest Company のベビーケア製品は、すべて天然で安全な成分を使用。特に人気の低刺激オムツは、持続可能に収穫されたフラッフパルプで作られており、環境にもやさしい仕様です。さらに皮膚科医テスト済みの植物由来おしりふきは、キュウリや花エキスを配合し、赤ちゃんのお肌をやさしくケアしてくれます。
小さなお子さまがいるご家庭では「便利さ」が何より大切。特におしりふきは、赤ちゃん特有の予期せぬ小さな汚れに欠かせないアイテムです。正直に言うと、オムツは大きな“爆発”にはあまり耐えられませんが、おしりふきは完璧。やさしく、心地よく、しかもパッケージもとても可愛いのが魅力です。

Pipette(ピペット)
おすすめ対象:トラベル用バーム
配合成分:スクワラン、セラミドNP、ビサボロール
価格帯:700円(エクマローション)〜¥5,200(ミネラルサンスクリーンスプレー)
Pipette のベビースキンケアラインは、最新のサイエンスに基づいた処方で、新生児の敏感な肌を守ることを目的に開発されています。最大の特徴は、サトウキビ由来のスクワラン。これは赤ちゃんが生まれたときに体を覆っている「ヴァーニックス(胎脂)」に似た成分で、自然な保湿力を持ち、繊細な肌に最適です。
さらに、すべての製品は 皮膚科医テスト済み・小児科医承認・EWG認証取得。赤ちゃんのケアをより安心で快適なものにする、安全で効果的なスキンケアアイテムとして高い評価を得ています。

Primally Pure(プライマリーピュア)
おすすめ対象:クレンジング&おむつ替え後のケア
配合成分:マシュマロルート、エミューオイル、ヤギミルク、カレンデュラ・カモミールなどのハーブ、グラスフェッド牛脂、未精製ミツロウ
価格帯:¥2,300(ベビーバー&パウダー)〜¥4,600(ベビーオイル)
赤ちゃんの肌ケアは、本来もっとシンプルで安心できるもの。けれど従来のベビーケア製品では、十分に肌を守りきれないこともあります。そこで誕生したのが Primally Pure Baby。
マシュマロルート、エミューオイル、ヤギミルク、そしてカレンデュラやカモミールといった落ち着かせるハーブを配合。さらにグラスフェッド牛脂や未精製ミツロウといった栄養価の高い天然成分を使用し、赤ちゃんのデリケートな肌をやさしく守ります。
また、強いエッセンシャルオイルを一切使用していないため、敏感肌の赤ちゃんにも安心。多用途で使えるナチュラルケア製品として人気を集めています。

Alaffia(アラフィア)
日本からの購入はこちら(Vitacost)
おすすめ対象:ヘアケア製品&ボディローション
配合成分:シアバター、フルーツオイル
価格帯:¥1,500(ヘアコンディショナー)〜¥2,300(バブルバス)
Alaffia は、西アフリカの地域社会を持続可能にすることを使命とし、未精製シアバターやフェアトレードのバオバブオイルといった在来資源を倫理的に取引することで知られるブランドです。農家には公正な賃金と安全な労働環境を提供し、売上の一部は女性の協同組合や地域プロジェクトの支援に活用されています。
大人向けのボディケアラインでも有名な Alaffia ですが、ベビー&キッズ向けの製品も展開。赤ちゃんの乾燥しやすい肌や髪をやさしく潤し、自然なツヤを与えてくれます。特にシアバター配合のボディローションやフルーツオイルを使ったヘアケアは、敏感肌のケアに最適です。

California Baby(カリフォルニアベビー)
おすすめ対象:湿疹(エクマ)&おむつかぶれケア
配合成分:コロイドオートミール、カレンデュラ花エキス、アロエベラジュース
価格帯:¥1,600(エクマサンプルパック)〜¥6,000(エクマクリームウォッシュセット)
California Baby は、ボディウォッシュからおむつ用軟膏、サニタイザーまで揃う ナチュラルベビーケアの総合ブランド。すべての製品は植物由来で、USDA認証を取得しています。さらにグルテン、ソイ、乳製品、ナッツ類、合成香料は一切不使用。使用される水も4段階の浄化プロセスを経ており、徹底した安全性と純度が魅力です。
また、アメリカ国内のソーラー発電施設で製造され、環境負荷を最小限に抑える取り組みも実践。特に赤ちゃんの湿疹やおむつかぶれに悩む家庭には、ステロイド不使用&第三者機関によるテスト済み のケア製品がおすすめです。

まとめ
赤ちゃんの敏感な肌を守るには、オーガニックベビーケアと無香料ベビーローションが最適。自然由来成分でやさしく保湿し、刺激を最小限に抑えることができます。
オーガニック認証や成分表示をしっかりチェックしながら、赤ちゃんに安心して使える一本を選びましょう。
【映画レビュー】私たちは何を食べているのか?―フード・インクが問いかける食の現実

Series Art
誰もが健康的な食べ物を手にする権利がある。
そう聞くと、当たり前のことのように思えますよね?
食べることは生きる上で欠かせない行為です。あまりにも日常に溶け込んでいるからこそ、私たちは「その食べ物がどこから来ているのか」、そして「誰がその食をコントロールしているのか」を深く考えることはあまりありません。
ドキュメンタリー映画『フード・インク』は、アメリカの食品業界の知られざる闇を映し出しています。なお、この作品は2009年に公開されたものであり、紹介されている法規制や統計データは、現在では変わっている可能性があります。
アメリカでは、「農家は国の大黒柱である」という言葉があります。
20世紀の、食べ物が当たり前のように手に入る時代に育った私にとって、目の前のレタスを誰が育てたのか、肉がどこから来たのかを深く考えたことはありませんでした。
それは人によっては「特権」とも「無知」とも言えるかもしれません。けれど、そう遠くない昔まで、農家とは家族経営で、自分たちが作るものに誇りを持つ存在でした。今では、それが企業に取って代わられています。
農業のあり方が大きく変わったのは、ファストフードが普及し始めたときです。
マクドナルドはその先駆けのひとつで、手軽に安く提供できる肉の需要を一気に高めました。
ファストフードが急拡大する以前、アメリカの食肉市場においてトップ4社が占めていたシェアはわずか25%でしたが、今ではそのシェアが80%にまで上がっています。
つまり、小規模で独立していた農家はどんどん追いやられているのです。
「限られた土地で、たくさんの食べ物を、安い値段で作る。これのどこが悪いんですか?」
全米チキン協議会のリチャード・ロブ氏はそう語ります。
もちろん、安価な肉を買えることはありがたいことです。
でも、その代償は一体何なのでしょうか?
このドキュメンタリーでは、大手企業と契約している生産者たちの声にも光を当てています。
ヴィンス・エドワーズは、アメリカ最大級の食肉会社タイソンで鶏の飼育を行っています。かつてはタバコ農家でしたが、業界への厳しい批判により廃業を余儀なくされ、今ではタイソンの契約農家として収入を得られることに感謝していると語ります。働き口があること、家族を養えることはもちろん大きな安心です。
でも、こうした大企業が本当に従業員の健康や幸せを気にかけているのでしょうか?

作品の中では、パデュー社と契約するキャロル・モリソンも紹介されます。彼女は、会社からの厳しい態度に苦しみながら働いています。タイソンやパデューのような企業は、運営費をまかなうために農家に借金をさせる仕組みを取っています。その結果、効率を最優先する体制が労働者や動物にとって非常に危険な環境を生み出しています。
一般的な生産者は約50万㌦(7250万円)の借金を抱えながら、年収はたったの1万8千㌦(260万円)程度にとどまります。
では、「農業」と「大量生産」の違いとは、一体なんなのでしょうか?
リチャードのような人々は、鶏を「動物」ではなく「食べ物」として見ています。だからこそ、より効率よく手に入る鶏を作り出す方法を模索するのです。企業は、鶏の肉量を増やすために遺伝子操作を行い、筋肉と内臓のバランスが不自然になってしまっています。
ここで、私自身の葛藤があります。私は肉が好きで、毎日ではないけれど、たまにチキンやビーフを楽しんでいます。
そんな私が、ただ利益を求めて働いている人たちを批判する資格があるのでしょうか?結局食べるのなら、安ければどう飼育されているかなんて関係ないのでは?
でも、私たちが普段気にしない“別のコスト”こそが、長い目で見て私たち自身を苦しめることになるのです。
ご存じですか?2000年代以降に生まれた子どもたちの3人に1人が、将来的に2型糖尿病になる可能性があると言われています。 これはかつてなかったことです。政治的な話にしたくはありませんが、食のコントロールには政治が大きく関わっています。
私たちを守るはずのFDA(アメリカ食品医薬品局)やUSDA(アメリカ農務省)のような組織は、大規模工場の元関係者たちによって運営されていることが少なくありません。こうした監視体制の甘さにより、多くの屠殺場では管理が行き届かず、病気が蔓延する温床となっています。
有名なE.コリ(腸管出血性大腸菌)の集団感染を覚えている方も多いかもしれません。あの感染拡大は、牛に本来の草ではなく、コスト削減のためにトウモロコシを与えたことが原因でした。その結果、子どもを含む多くの命が失われました。 命の重みが、大量生産の“便利さ”によって軽く見られていいはずがありません。

「私たちは、食べ物というこれほど大切なものについて、あまりにも無関心で無知になってしまったのです」
そう憤りを込めて語るのは、ポリフェイス・ファームのオーナー、ジョエル・サラティンです。 彼は倫理的な農法を実践し、働く人や動物たちを敬意をもって扱うことを大切にしています。
彼の言う通り、健康的な食事は「特権」ではなく「権利」であるべきです。
私自身、食べるという行為を「大切な営み」として考えたことはありませんでした。でも、よく考えてみると本当にそうなんです。私たちは企業を信じて、その食べ物を体の中に取り入れているのです。体は一つだけ。命も一つだけ。
だからこそ、大切にしたいし、できる限り良いものを取り入れたい。その願いに、値札がついてはいけないのです。
ここで改めて問いかけたいと思います。
「農業」と「大量生産」の違いは何でしょうか?
農業は、人と人とをつなぐ営みです。
家族が食卓を囲むこと。
良質な食べ物で幸せを届けること。
農業は“人”が中心にあるものです。
けれど、工業型の食品産業はそのつながりを奪ってしまいました。
そこにあるのは、あくまで「利益」が最優先だからです。
安価な肉の裏に、労働者への搾取があってはいけない。
小さな農家が追い出されるような仕組みであってはいけない。
そして何より、私たちの「健康」が犠牲になってはいけないのです。
しかし現実として、健康的な食事は高くつくようになってしまいました。
「誰もが手に入れられるべき」と言っても、それは理想論に聞こえてしまうかもしれません。だからこそ、私たちは食品業界そのものを見直す必要があります。
長い間、大企業は私たちが「何を食べるべきか」「何を食べるべきでないか」を決め、トウモロコシや大豆など特定の作物に依存する市場を作り出してきました。
でも、私たち消費者にも力はあります。
自分の体に何を入れるかを決めるのは、自分自身です。
少し高くても、より良い食材を選べる余裕があるなら、そうすることには意味があります。
大手企業がつくる肉を買わないという選択をする人が一人増えるたびに、
「私たちはそのやり方に賛成していない」という意思表示になるのです。
がん治療中の脱毛に向き合う方法〜心と体をケアするために〜

がん治療と脱毛について
がん細胞のように急速に分裂する細胞を標的とする治療は、毛包のような他の急速に分裂する細胞にも影響を与えることがあります。ただし、すべてのがん治療が脱毛を引き起こすわけではありません。髪が抜ける可能性や、その程度については担当医に相談してください。
化学療法と脱毛
受ける化学療法の種類によっては、完全に脱毛する場合もあれば、髪が薄くなる程度、またはまったく影響がない場合もあります。
化学療法は通常、サイクルを繰り返して行われ、脱毛の程度は使用する薬剤の種類、用量、治療スケジュールによって異なります。
脱毛は頭皮だけでなく、眉毛、まつ毛、胸、脇の下、顔、陰部など、体のさまざまな部位で起こる可能性があります。
化学療法では、頭皮に近い部分で髪が切れるように抜け落ちることもあり、枕やシーツ、または髪をとかしたり洗ったりしたときに抜け毛に気づくことがあります。
脱毛の直前には、頭皮に違和感やかゆみを感じることもあります。治療開始から2〜3週間ほどで脱毛が始まるのが一般的で、短期間(数日間)で大量に抜けることもあります。まつ毛や眉毛は、抜けるまでに少し時間がかかることもあります。
クールキャップ(冷却キャップ)
クールキャップ(頭皮冷却装置)は、脱毛をある程度抑えられる場合があります。血管を収縮させ、頭皮への薬剤到達量を減らすことで効果を発揮します。
ただし、すべての治療施設で提供されているわけではなく、コストが高い場合や効果が限られる場合もあります。また、すべての人に適しているわけではないため、使用を希望する場合は医療従事者に相談してください。
放射線治療と脱毛
放射線治療を受けている部位に毛が生えている場合、その部分の毛が治療中または治療後すぐに抜けることがあります。
治療終了から数週間以内に毛が再生し始めることもありますが、場合によっては永久的な脱毛になることもあります。
脱毛は、あくまで治療を受けている部位に限定されます。たとえば、頭部に放射線を当てている場合は頭髪が、脇の下や胸部に当てている場合は、その部分の体毛が抜けることが予想されます。

脱毛への対応
脱毛によって怒りや不安など、さまざまな感情が湧き上がることがありますが、それは非常に自然なことです。
外見に対する意識が高まる人もいれば、思っていたほど気にならないと感じる人もいます。
コントロールを取り戻すために
脱毛の可能性に備え、気持ちを整理し、対策を立てておくことは助けになります。
- 治療開始前に髪を短くカットして、少しずつ変化に慣れる。
- 段階的に髪を短くするか、抜け始めたタイミングで思い切って坊主にする。
- 周囲の人がどう反応してよいかわからないこともあるので、気まずい場合は「健康のために治療を受けていて、その副作用なんです」と簡単に説明する。
- 子どもが不安を感じている場合は、やさしくサポートする。
- がん患者向けの外見ケアプログラム「Look Good Feel Better」も活用できます。
髪と頭皮のケア
脱毛後は以下を心がけましょう:
- 無香料のローションや保湿剤で頭皮をやさしくマッサージし、乾燥やかさつきを防ぐ。
- 帽子、スカーフ、日焼け止めで頭皮を紫外線から保護する。
- ポリコットン、コットンサテン、バンブー素材など、肌触りのよい枕カバーを使用する。
- 柔らかい帽子やターバンで頭を保温する。
- 脇毛が抜けた場合、香料入りのデオドラントは避ける。
髪が細くなり頭皮が敏感な場合は:
- やさしいシャンプーとコンディショナーを使う。
- 柔らかいブラシでそっと髪をとかす。
- 自然乾燥、または冷風モードでドライヤーを使う。
- ホットカーラー、ヘアアイロンなど高温の器具は避ける。
髪染め、ジェル、ムース、パーマ液などの刺激の強い化学薬品も避ける。

ウィッグとヘッドウェア
脱毛後にウィッグ、帽子、スカーフ、ターバンを選ぶ人もいれば、特に隠さないという選択をする人もいます。
大切なのは、自分が一番心地よく、自信を持てるスタイルを選ぶことです。
- 柔らかい帽子やターバンは快適でおすすめです。
- 広いつばの帽子は日焼け対策にも効果的です。
- スカーフは頭をしっかり覆える長さのものを選びましょう。コットンや軽量ウール、混紡素材が最適で、ナイロンやシルクは滑りやすいので注意が必要です。
- スカーフやターバンは、さまざまなアレンジが可能です。
治療後
脱毛は通常、一時的なものです。
- 化学療法後は、1か月から6週間以内に産毛が生え始めることが多いです。髪は28日ごとに約1cm伸び、治療終了から4〜12か月でしっかりとした髪が戻ってくるでしょう。
- 放射線治療後も、数か月以内に髪が生え始めるのが一般的ですが、受けた放射線量によって回復具合に差が出ることもあります。高線量の場合、髪が完全に戻らず、部分的な脱毛が残ることもあります。
再び髪が生え始めたとき、以前よりもカールしていたり、太さや質感が変わったり、色が異なることがあります。
美容師に相談すれば、薄毛対策や再生中のヘアケアのアドバイスを受けられるでしょう。
また、部分的な脱毛であれば、ヘアスタイルを工夫することでボリューム感を出すことも可能です。ヘアピースを使うのも一つの方法です。頭皮が敏感な場合は、化学薬品よりもヘナや植物由来の染料を使うことをおすすめします。
https://www.cancervic.org.au/cancer-information/treatments/common-side-effects/hair-loss
「フェスティバル・ファッション」って、一体どういう意味?

少し過去に戻って、史上最も有名な音楽フェスのひとつ――1969年のウッドストックを思い出してみましょう。ニューヨーク州北部で開催されたこの3日間のイベントは、写真によって永遠に記録され、フェスでのファッションの中でも、特に大きな影響を与え続けているスタイルとして知られています。
フレアパンツ、バンダナ、ビーズのヘッドバンド、フリンジジャケット、クロップトップ、デニム、かぎ針編み、タイダイ柄、そしてサイケデリックなプリント……当時は、政治的メッセージと抗議運動が根付いたヒッピー文化を象徴するスタイルでしたが、現代ではより広く「フェスに行く人たち」のファッションとして定着し、毎年夏の定番トレンドにもなっています。
その影響は、2000年代初頭のグラストンベリー・フェスティバルでのケイト・モスのスタイルにも見られ、さらにはヴァネッサ・ハジェンズやカーダシアン一家が披露したファッションにも受け継がれています。彼女たちは、セレブやインフルエンサー主導の新たなフェス・ファッション時代を築いたのです。
北半球のフェスティバルシーズンの幕開けを告げるコーチェラ(アメリカ最大の音楽&アートフェス)が4月に開催されると、ブランドたちはこぞって「フェス・コレクション」を展開します。そしてその多くは、やはりウッドストック時代のファッションをどこかで感じさせるのです。
Nudie Jeans
Nudie Jeans(ヌーディージーンズ)は、100%オーガニックコットンを使用した衣類をデザインし、その製造過程もしっかりと公開しています。また、無料の修理サービスがあり、中古商品の再販や、着古したアイテムのリサイクルも行っています。

MUD Jeans
オランダ発のデニムブランド、MUD Jeans(マッドジーンズ)は、サステナビリティをブランドの核に据えています。修理サービスに加え、ジーンズを最長1年間レンタルできるサービスも提供しています。GOTS認証のオーガニックコットンと、消費者から回収したリサイクルコットンを組み合わせて使用し、屋外で過ごすのに最適で、しっかりとしたデニムパンツを展開しています。

Christy Dawn
フェスティバルの夜は冷え込むこともあり、Christy Dawn(クリスティ・ドーン)のニットカーディガンは、暖かく過ごすのにぴったりです。このブランドは、農地を再生させる取り組みを支援するだけでなく、再生型素材を使用した衣類づくりを行っており、購入することでサステナブルな未来への一歩を応援できます。

All The Wild Roses
https://allthewildroses.com/
All The Wild Roses(オール・ザ・ワイルド・ローゼズ)は、夢見る人や変化を起こしたい人のための自由な精神を体現するオーストラリアのブランド。製品には最大50%のデッドストック生地(余剰在庫)を使用しており、高品質で長く愛用できるアイテムを提供しています。

Afends
デニムショーツはフェスティバルの定番アイテム。Afends(アフェンズ)のオーガニック&リサイクルコットンを使用したショーツは、イベントが終わった後も別のイベントで使えるでしょう。オーストラリア発のこのブランドは、オーガニックヘンプファッションの先駆者であり、再生可能エネルギーを導入して環境問題にも取り組んでいます。

Veja
https://www.veja-store.com/ja_jp/
Veja(ヴェジャ)はフランス発のブランドで、フェアトレードの靴をデザインしています。GOTS認証コットンなど、環境負荷の少ない素材を使用し、綿花栽培の農家やゴム採取者には世界市場価格の30〜100%高い価格で報酬を支払っています。また、広告に費用をかけないことで、持続可能な取り組みにより多く投資しています。

Parker Clay
Parker Clay(パーカー・クレイ)はアメリカのブランドで、エチオピアの人々の暮らしを向上させ、搾取のない未来を目指しています。「Ellilta Women at Risk」プログラムと提携し、売春の仕事をやめたい女性たちに安定した収入と安全な職場環境を提供しています。また、エチオピアの伝統的な技術や素材、スタイルを守ることで、エチオピアがその美しいルーツを保ち続けられるよう支援しています。

Joyya
https://joyya.com/en-row
Joyya(ジョイヤ)は、インド・コルカタの地域社会において良質な雇用を創出することを目的としたオーガニックアパレルブランドです。もともと2001年にコルカタで始まったこのブランドは、ニュージーランドを拠点に、極度の貧困や人身売買の終焉を目指し、「機会の火花を灯す」ことを使命としています。3つの企業が統合することで設立され、協力することでより大きな成果を上げようとしています。

Article 22
https://article22.com/
ARTICLE22(アーティクル22)のジュエリーは、すべてラオスで地元の職人によって手作業で作られています。素材には、ベトナム戦争時代の爆弾、飛行機の部品、軍需品、その他のアルミくずがリサイクルされています。このバングルには「愛」という言葉が様々な言語で刻まれており、フェスティバル・ファッションの起源とも言えるウッドストックの精神を象徴しています。

マイクロプラスチックは人間の健康に有害ですか?

この分野に関心を持つ方であれば、大量のプラスチックが自然界に散乱している光景に胸を痛めることでしょう。浮遊するプラスチックの島々、プラスチックをヒナに与える鳥たち、プラスチックの輪に絡まるカメなどの話は、心を痛めます。フロリダ州の沿岸部では、プラスチック製の食器、ストロー、タバコの吸い殻、使い捨ての包装材などが浜辺に打ち上げられ、白い砂浜を点々と汚しているのが日常の光景となっています。
使い捨てのプラスチック製品(ペットボトル、タンポンのプラスチック部分、ビニール袋、食品容器、医療廃棄物、ビーチ用のおもちゃ)や、捨てられたプラスチック製品(サングラス、釣り具など)は、水路の奥深くまで入り込み、海洋環境に甚大な被害をもたらし、野生生物を毒し、その美しさを汚染しています。
使い捨てプラスチックが問題であることは理解していても、それを避けるのは容易ではありません。さらに、プラスチック汚染が野生生物に害を及ぼし、命を奪うことは知っていても、それに対して無力感を覚えることもあります。それでは、この同じプラスチックが人間の健康に与える影響について、どれほど心配すべきでしょうか?
マイクロプラスチックとは何か?そしてその発生源は?
石油由来のプラスチックは、1950年代にその多様性と耐久性が家庭で評価されて以来、広く使用されてきました。現代では悪者扱いされることが多いプラスチックですが、医療やヘルスケア分野など、特定の場面では依然として有益です。プラスチックは革新的で命を救う機器の開発を可能にし、無菌状態を保つ手段にもなりました。
しかし現実として、石油由来のプラスチックは生分解されないので、リサイクルできるプラスチックはごくわずかです。私たちの台所や日常生活でその耐久性が重宝されたのと同じ特性が、今や大きな健康と環境の危機を引き起こしているのです。
プラスチックが自然環境に放出されると、それは溶けたり消えたりせず、永遠に残ります。つまり、大きなプラスチックはやがて小さく砕けていき、それがいわゆる「マイクロプラスチック(MPs)」になります。アメリカ海洋大気庁(NOAA)は、マイクロプラスチックを「5ミリメートル未満の小さなプラスチック片」と定義しています。つまり、鉛筆の消しゴムの先より小さなサイズから、肉眼で見えないほど微細なものまでを指します。
マイクロプラスチックには2種類あります。1つは「一次マイクロプラスチック」と呼ばれ、化粧品、洗剤、おむつ、塗料、医薬品などに添加されるプラスチック粒子です(例:スクラブ洗顔料やボディウォッシュに含まれるマイクロビーズ)。また、合成繊維の衣服からはがれたり、塗料から染み出したりする微小なプラスチック繊維もこれに含まれます。一次マイクロプラスチックは、排水口や洗濯機を通じて下水処理場へ流れ込みますが、そのサイズが小さいためろ過をすり抜け、海へと放出されます。
もう一つの「二次マイクロプラスチック」は、多くの人が思い浮かべるタイプで、大きな使い捨てプラスチックやその他のプラスチック製品が分解された結果として発生します。二次マイクロプラスチックは、リサイクルされずに自然に捨てられたり、海や川へ流されたりした結果、太陽光、塩分、波などの厳しい環境によってどんどん細かく砕けていきます。
どのような形であれ、一度環境の中に放出されたマイクロプラスチックは簡単には消えません。その小さなサイズもあって、水、空気、土壌、そして最終的には食物連鎖にまで簡単に入り込んでしまいます。

人間はどのようにマイクロプラスチックにさらされているのか?
人間は様々な経路でマイクロプラスチックにさらされています。たとえば、空気中に漂うマイクロプラスチックの吸入(文字通り、風の中にも含まれています)、プラスチック製品や合成繊維の衣類との接触、そして摂取などです。
「えっ、プラスチックを食べるなんて気持ち悪い!」と思うかもしれません。もちろん、誰もマイクロプラスチックを食べようとは思っていません。しかし、魚介類や貝類を食べたことがある人は、知らないうちにマイクロプラスチックを摂取している可能性があります。海に存在するマイクロプラスチックの量は非常に多く、海洋生物は常にそれらを摂取しています。人間がマイクロプラスチックを摂取する主な経路は魚介類であり、とくに貝類などの「天然の海のフィルター」ともいえる生物には、ヒレのある魚よりも多くのマイクロプラスチックが含まれているとされています。
マイクロプラスチックは水中に限らず、土壌でも発見されており、土壌の生物多様性や陸上の生態系にも脅威を与えています。土壌中の大量のマイクロプラスチックは水の流れや吸収に悪影響を及ぼし、植物の根付きを妨げ、ミミズのような有益な土壌生物がマイクロプラスチックを餌と間違えて死んでしまう原因にもなります。つまり、土壌中のマイクロプラスチックは、私たちが必要とする食料の栽培を難しくすることで、人間の健康にも影響を及ぼしているのです。
さらに残念なことに、私たちがマイクロプラスチックを摂取してしまう最も一般的な方法の一つは、ペットボトルやテイクアウト用容器などの使い捨てプラスチックです。研究者たちは、1リットルサイズのプラスチックボトルに24万個のプラスチックナノ粒子が含まれていることを確認しました。これらは腸や肺を通過して血流や臓器にまで入り込む可能性があります。

では、マイクロプラスチックは人間にとってどれほど危険なのか?
石油由来のプラスチックが人間に広く使われ始めてから70年以上が経ち、今やプラスチックは文字通り私たちの体の一部になりつつあります。マイクロプラスチックが人間の体内に入り、蓄積されることはすでに確認されています。しかし、私たちがどのようにしてそれを吸収し、代謝し、排出しているのか(あるいはまったく排出できていないのか)は、まだ科学的に明らかになっていません。プラスチックの種類も多様であり、人間が接触する形や量も様々であるため、どの程度が有害で、どんな疾患や病気を引き起こす可能性があるのかといった人間の健康に対する直接的な影響についての包括的な研究はまだ不足しています。
ただし、広範囲かつ継続的にマイクロプラスチックにさらされることが、人間の健康に悪影響を及ぼす可能性が高いということは否定できません。
魚や他の動物を対象とした研究では、マイクロプラスチックが体内に入ると循環系を通じて細胞や組織にまで届くことが示されています。また、「マイクロプラスチック曝露の健康影響に関する研究」では、「マイクロプラスチックが体内に蓄積することで、栄養失調、炎症、生殖能力の低下、死亡率の上昇といった様々な悪影響が確認されている」と報告されています。これと同様のことが、人間の体内でも起きている可能性があります。
さらに懸念すべきは、マイクロプラスチックそのものに加えて、それが吸着しているさまざまな有害化学物質も同時に体内に取り込まれるリスクがあるという点です。poison.orgによると、マイクロプラスチックは重金属、ポリ塩化ビフェニル(PCB)、農薬など、環境中の有害な化学物質を吸収する可能性があるとされています。
マイクロプラスチックは細胞に侵入し、消化器系などの生体機能に影響を与えることで、毒素を体内に運び込む可能性があるため、研究者たちはこれが若年性乳がんや大腸がんの増加に関係している可能性や、その他の疾患を引き起こす媒体となっている可能性についても調査を進めています。さらに、空気中のマイクロプラスチックへの継続的な低濃度の曝露は、呼吸器系や循環器系の疾患につながる可能性もあると考えられています。ただし、これらについても人間を対象とした決定的な研究はまだ不足しています。
私たちにできることは何か?
マイクロプラスチックへの曝露をコントロールし、環境から取り除くことを考えるとこの問題の複雑さが見えてきます。
たとえ全ての人がプラスチックとの接触を完全に避け、魚介類を食べるのをやめ、今後一切プラスチック製品を購入しないとしても、マイクロプラスチックは私たちが呼吸する空気や水源の中に依然として存在し続けます。この問題に持続的な効果をもたらすには、「予防」と「除去」の両面からの多角的なアプローチが必要です。
予防の大きな部分は、新たなマイクロプラスチックが環境中に放出されるのを減らすことです。消費者として、私たちは紙、ガラス、竹、天然繊維の衣類など、より環境に優しい選択肢を購入することで貢献できます。
植物由来の「バイオプラスチック」の開発は、従来の石油由来プラスチックの代替として注目されています。これらは自然に分解されるため、マイクロプラスチックにはなりません。しかし、現時点では製造コストが高く、多くの企業で広く採用されていないのが現状です。とはいえ、実現すれば、従来の合成プラスチックよりも低い炭素排出量で済む可能性があります。
すでに存在するマイクロプラスチックを環境から除去することは困難な作業ですが、期待できる研究や技術も進められています。たとえば、電極を使用してマイクロプラスチックを分解し、無害な水分子に変える技術などが探られています。ただし、このプロセスは高コストで、まだ一般化には至っていません。
2019年には、アイルランドのティーンエイジャーが科学コンテストの一環で「フェロフルイド(磁性流体)」という油と磁性粉末を組み合わせた物質を使い、マイクロプラスチックを磁気で引き寄せて除去するというアイデアを発表しました。このシステムは下水処理施設に導入できる可能性があり、一次マイクロプラスチックの回収に効果的とされています。
ドイツの企業では、シリカ(ケイ素)を水に加え、渦を利用してマイクロプラスチックを水面に集めて回収するという方法も開発されています。さらに、カナダのウォータールー大学の研究者と化学工学教授ティザズ・メコンネンは、熱分解を利用してエポキシ樹脂を活性炭に変えることに成功しました。活性炭はナノプラスチックの除去に有効とされています。

私たち個人や家庭レベルでも、マイクロプラスチックへの曝露を減らし、環境負荷を軽減するためにできることがあります:
- 浄水器を導入する:ほとんどの浄水システムは、飲料水中のマイクロプラスチックを除去または大幅に減少させることができます。
- 空気清浄機を使う、もしくは高性能なフィルターを使ったエアコンシステムを使用する(フィルターは定期的に交換)。
- 魚介類、特に貝類の摂取を控える。
- 合成繊維ではなく、天然素材の衣類を購入する。すでに使用された合成繊維製品をリユースするのも有効。
- バイオプラスチックを使用した製品を選ぶ(例:食品包装、おもちゃ、使い捨て食器など)。
- プラスチック袋の代わりにエコバッグを使う。手で持ち運べる場合は袋を断るのもOK。
- 自宅や外出先で使える「マイ食器セット」を用意する(金属のフォーク・スプーン、布ナプキン、再利用可能なストローなど)。
- ペットボトルを避ける。使い捨てであっても、ガラス・アルミ・ステンレス製のものを選ぶ。
- 食品の保存には、プラスチック以外の方法を使う。
- 使い捨てプラスチックを使わない
最後に
日常生活の中で完全にプラスチックやマイクロプラスチックを避けることは、現実的には難しいでしょう。それでも、自分自身や他人がこの問題を認識し、よりよい選択をしようと努力しているのなら自分をほめてあげるきです。たとえ今回の提案のうちひとつだけでも取り入れられたなら、それは前向きな一歩です。
本当に”体に良い食事”のレシピはSNSではなく、あなたの中にある

We are what we eat ―――― 「私たちの体は、私たちの食べるものでできている」
このことばを聞くたび、本当にその通りだなとしみじみ感じてしまいます。そして、毎日何を食べるかって、実は“自分をどう扱うか”に直結しているなとも思うんです。
今回はそんな視点から、私の食との向き合い方と、ちょっと偏った食への愛を綴ってみます。
食べることは私にとって最重要事項
日々の生活において、私が一番重きを置いているものこそが、毎日の「食事」です。
日常だけでなく旅先でも、観光スポットよりもまず先にグルメスポットばかりリサーチするタイプです。
美味しいものを食べているときが一番幸せ。
美味しいものを食べれば機嫌が直る。
美味しいものをできるだけたくさん食べてから死にたい。
そんな、常に食べることばかり考えている、食への執着100%な人間なのです。
だって、美味しいものの力ってすごいじゃないですか。
まず味、食感、見た目、香り、調理の音、五感を一気に満たしてくれますよね。
そして、舌で味わって体に取り込んで、ただ満腹感を得るだけではなく、「あぁ、美味しい~~!」ってにっこりしている時間に、心まで満たされていく。
万能薬すぎませんか?

もちろん、どうしても忙しくて適当に済ませることもあります。
でもやっぱり、たとえばコンビニで「どれもそんなにそそられないけど時間がないし…」となんとなく手に取ったものは、いくら健康そうなメニューでもイマイチ満足しないんですよね。
お腹はたしかにふくれたはずなんだけど、なぜか食べた気にならないというか、脳と体がちぐはぐというか。
もっと悪いときは、体がむしろだるくなることもあります。
食べ物ってエネルギーになってくれるはずなのに、鉛を飲み込んでしまったのではないかというくらい、逆に体から精力が奪われる。
だから、私は毎食妥協したくないんです。
中途半端に食べて心が満たされないなら、空腹を募らせるほうが良い。
ちゃんとお腹を空かせて、本当に食べたいものを口と胃と心と…全身で楽しむ。それが何よりも幸せなのです。
食べたものが自分を作るって、単に栄養面の話だけではなく、こうした精神面も大きいと私は思います。
何を食べるべきかは体に聞く
そんな、食へのこだわりが強い私ですが、何もとにかく量を食べたいわけではありません。
たしかに「胃袋があと5個くらいあればいいのに…」と思ったことは人生で多々ありますが、大切なのは量より質。
体だけでなく心まで満たしてくれる食事なわけです。
だから、何を食べるか決めるときは必ず「自分の身体」に聞いています。
「何を食べようか~どんな気分かな?」といろんなメニューを脳内でシャッフルカードしながら、自分の体に聞く。
ピンとくるカードにあたるまで、ひたすら自分に問うのです。
例えば、朝起きた時。
半分寝ぼけながらも、頭の中で「どうする?パン食べたい?ごはんの気分?なんか違うよね…作るのもめんどくさいし…」と語りかけ、
「あ、あれだったら食べれるかな?うん……うんうん、いいかも!食べたい!」と、頭の中でピースがハマった瞬間に、急にお腹がちゃんと空き始めて体も頭も起きはじめるんですよね。
仕事中の間食なら「めちゃくちゃ頭使ったから、さすがにチョコオールドファッションとコーヒーのコンボをキメたい」とか、「今の私、絶対塩おにぎりが一番ウマい体だ!」とか。
夜ごはんなら「今日のお腹の空き具合だと、ガッツリこってり食べちゃいたいな、でも後味はさっぱり系がいいからトンカツをポン酢で食べるか!」とか
「いや、朝ごはんっぽいけど今日は白米を漬物でかきこみたい、しかも白菜の漬物!」とか、かなり具体的に思い浮かべます。
そして、自分の体に聞いた通りのものを食べると、これがめちゃくちゃに美味しい。
そのメニューがたとえ素朴な一汁一菜でも、ジャンキーな揚げ物でも一緒。
欲しいものは、心と体がちゃんと知っているんですよね。
今の時代、何が健康にいいとか、これは美肌に効くとか、腸活にはこういう栄養素が必要とか、いろんな情報があふれています。

しかも忙しい現代人には、週末に作り置きしたおかずを、計画的に平日消費したり、いっそメニューを固定化して栄養も調理も最効率化!みたいなSNS投稿も刺さりますよね。
私も「なるほど…」と納得はするんですが、いざ、毎食の選択がそういう外部の情報に引っ張られると、なんだか食事にワクワクしなくなるんですよね。
なんなら、体もあまり健康になった気がしない。
それもそのはず、と私は思えて仕方がありません。
だって、私たちの体の状態は、日々微妙に違うじゃないですか。
内部のコンディションもあれば、外部からの刺激を受けて変化したりもする。一日として全く同じ状態というのはあり得ないですよね。
だとしたら、その日その時、体が必要とする食事だって変わってくると思うんです。
たとえ理論上、最高に栄養バランスが良い食事でも、体の声を聞いたものでないのなら、きっと体だってその食事をスルーして、せっかくの栄養も吸収してくれない。
一方、一見栄養バランスはイマイチそうでも、ちゃんと自分の体に聞いたメニューなら、それを食べれば心も体もハツラツになる。
そんな気がしています。
本当の意味で体に良い食事のレシピは、SNSじゃなくもっと身近、あなたの体が知っているんです。
料理の時間も食事の一部
だから、私は作り置きをあまりしません。
せいぜい作っても次の一食分まで多めに作るとか、日持ちやリメイクが効くおかずを1、2品ほどです。
その理由は、ここまでお伝えした通りです。
休日の午前いっぱい使って頑張って作っても、明日にはそのメニューの気分じゃなくなっている、そんなことがザラにあるからです。
それでも痛むからと作り置きを消費することが義務になった瞬間、ますます食べたくなくなって、何日か後にイヤイヤ口に詰め込むか、食材に謝りながら廃棄するか…
そういうことが重なったので、作り置き生活は諦め、その日、食べたいと思ったものを、その場で作る生活にシフトしました。

もちろん、めちゃくちゃめんどくさいです。毎回ちゃんと自分の体に聞くことのデメリットは、確かにここにあります。
唐突に手作り餃子が大量に食べたくなって、その材料だけスーパーに買いに行かなきゃいけない、しかも包むのに時間もかかる、みたいなことが多々起こります。
最初は、それがとても非効率に思えて「いやいや、次の買い出しまで我慢」と抑え込むこともあったのですが、最近、「いっそその調理の過程すら楽しんでしまえばいいのでは?」と思うようになりました。
実際、体が本当に欲するものを作っているときって、気分もちょっと上がるんですよね。
副菜用の野菜を切りながら「うんうん、いい感じかな~?」と、主菜の火の通り具合を耳で感じたり、「は~いい匂い~早く食べたい!」と蓋を開けてあふれ出た湯気を胸いっぱい吸いこんだり。
時間も手間もかかって、非効率なことに変わりはないんだけど、なんだかんだ毎日楽しんでしまうんです。
自分の体にちゃんと耳を傾けているということが、自己肯定感も高めてくれているのかもしれません。
メニューを考えるときも、作るときも、食べるときも、ずっとそこに意識をフォーカスさせていて、なんだか知らず知らずのうちにマインドフルネスに食事を摂るようになっているのかもしれません。
親の心子知らず
こんな風に食べることが大好きな人間に育ったのは、昔から母が私に「ちゃんとしたものを食べさせる」ことを頑張ってくれていたからかもしれません。
ちゃんと栄養のある美味しいものを、私にたくさん食べさせたいと品数を増やし、新しいメニューにもよくチャレンジしてくれていました。
そんな母の口癖は「女の子は美味しいものを食べとかないと、旦那さんに作ってあげられないからね」。
でも母さん、ごめん。
美味しいものをたくさん食べさせてもらった私は今、日々自分のためだけに料理してるよ!
理想の自己 vs 義務の自己:バランスの取れたアプローチ

人間は自然に自己成長を求め、自分のベストを目指す傾向があります。この「より良くなりたい」という欲求には、しばしば2つの異なる動機が伴います。それが「理想の自己」と「義務の自己」です。「理想の自己」は自分がなりたい姿を、「義務の自己」は自分がなるべきだと感じている姿を指します。この動機は私たちの行動に大きな影響を与える可能性があり、それを理解することは自己成長と幸せのために重要です。
理想の自己
理想の自己とは、私たちがなりたいと願うベストな自分です。それは、達成したい目標や夢を反映したものであり、私たちに成長や努力を促す強い原動力となります。
研究によると、理想の自己に意識を向けることは行動に大きな影響を与えることがわかっています。例えば、理想の自己を意識するよう促された参加者は、健康的な食生活や定期的な運動など、より良い行動を取る傾向がありました(Kiviniemiら, 2011)。また、理想の自己に焦点を当てることで、目標に向かい粘り強く行動することが研究でもわかっています(Oysermanら, 2006)。
神経科学の研究では、理想の自己は前頭前皮質(計画や目標設定に関与する脳領域)と関連していることが示されています。ある研究では、参加者が理想の自己を想像しているとき、現在の自己を想像しているときよりも前頭前皮質の活動が高かったと報告されています(Northoffら, 2006)。これは、理想の自己が自己成長を促す重要な要素であることを示しています。
義務の自己
義務の自己とは、「こうあるべき」と自分が感じている姿です。それは、期待や責任を背負った「こうでなければならない自分」を表します。義務の自己は、責任を果たすための強い動機にもなります。
一方で、義務の自己がネガティブな影響を与えることもあります。自分が期待に応えていないと感じると、人は罪悪感や恥を感じやすくなり、結果として回避したり先延ばしをするなど逆効果の行動を取ってしまうこともあります(Carver & Scheier, 1998)。
神経科学的には、義務の自己は扁桃体(恐怖や不安などの感情処理に関与する脳領域)と関連しています。ある研究では、義務の自己を想像しているときの方が理想の自己を想像しているときよりも扁桃体の活動が高かったと報告されています(Northoffら, 2006)。これは、義務の自己がストレスや不安の原因となり得ることを示しています。

理想の自己と義務の自己のバランス
理想の自己と義務の自己は、異なる影響を持ちつつも、どちらも自己成長と幸福のために不可欠な要素です。理想の自己は希望や夢を、義務の自己は責任や義務を象徴しています。これらをバランスよく持つことで、ストレスを抱えることなく目標を達成することが可能になります。
ある研究では、理想の自己と義務の自己の両方に焦点を当てることで、健康的な行動(運動や食生活の改善)を促す効果があることが示されています(Kiviniemiら, 2011)。
神経科学的にも、両者のバランスを取ることは意思決定や目標設定に関わる腹内側前頭前皮質の活動と関連しています。理想の自己または義務の自己のどちらか一方に集中するよりも、両方を考慮しているときの方がこの領域の活動が高まるという結果が出ています(Northoffら, 2006)。
自己成長と幸福のために
理想の自己と義務の自己を理解し、バランスを取ることは、自己成長と幸福感の向上に大きく貢献します。両方の動機に焦点を当てることで、自分の目標を達成しながら、社会的責任や役割も果たすことができます。
研究によると、自己成長に焦点を当てることで、幸福感や人生満足度が向上することが明らかになっています(King & Hicks, 2007)。また、個人の成長に取り組んでいる人は、前頭前皮質の活動が高いという神経科学的な証拠もあります(Krogerら, 2013)。これは、自己成長が脳の働きや幸福感において重要な役割を果たしていることを示しています。

結論
理想の自己と義務の自己は、それぞれ異なる動機でありながら、どちらも私たちの行動に強い影響を与えます。理想の自己は「こうなりたい自分」、義務の自己は「こうあるべき自分」です。この2つの動機をバランスよく取り入れることで、個人の成長と幸福度がアップします。
行動科学と神経科学の研究は、両方に焦点を当てることが、行動面でも精神面でもプラスの効果をもたらすことを示しています。理想の自己により成長が、義務の自己により責任感が促され、両者の調和が健全な意思決定と目標達成に導きます。
自己成長と義務のバランスを取りながら生きること。それが、より豊かで満足のいく人生への鍵と言えるでしょう。
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参考文献(英語)
Carver, C. S., & Scheier, M. F. (1998). On the self-regulation of behavior. Cambridge University Press.
King, L. A., & Hicks, J. A. (2007). Whatever happened to “What might have been”? American Psychologist, 62(7), 625–636.
Kiviniemi, M. T., et al. (2011). Fitting the task and the person. Social and Personality Psychology Compass, 5(12), 960–975.
Kroger, J. K., et al. (2013). Identity status change. Journal of Adolescence, 36(5), 741–752.
Northoff, G., et al. (2006). Self-referential processing in our brain. NeuroImage, 31(1), 440–457.
Oyserman, D., et al. (2006). Possible selves intervention. Journal of Adolescence, 29(4), 687–702.
心がまぁるくなった30代後半。歳を重ねるってどういうこと?

ふらりと立ち寄った書店で手に取った『ココ・シャネル99の言葉』。
そこに書かれていたのは
“女の人生。本番は40歳から。それまでは練習みたいなものよ。そして40歳からが、本当におもしろい”という言葉。
「私の人生はこれからが本番なのか」と思うと、なんだかワクワクしてきました。
歳を重ねるとはどういうことなのでしょう。これまでの人生とこれからについて、あらためて考えてみることにしました。
35歳からヒシヒシと感じる体の変化
20代の頃は、夜更かししても翌日は元気に活動できました。念入りなスキンケアをしなくても肌にはハリがあったし、日焼け止めを塗り忘れてもシミなんて気になりませんでした。
でも、35歳を過ぎた頃、鏡を見てギョッとしました。今まで気にならなかったシミや毛穴がどうしても気になるし、ハリのあったバストも、2人の子どもを母乳で育てた結果、すっかり萎んでしまった……。夜更かしした翌日の午前中は使い物になりません。
自分に時間とお金をかけられるように
一方で、歳を重ねることは、悪いことばかりではありません。35歳を過ぎた頃から、「自分のために時間とお金を使う」ことへの罪悪感が薄れていきました。
スキンケアに時間をかけたり、勇気を出してエステや美容クリニックに行ってみたり、気になっていた下着屋さんに行って、自分にぴったりの補正下着を買ってみたり。忙しい時でも、自分のための時間を確保して、一人で美術館や映画館に行ったり、週1回はヨガに通ったりできるようになりました。
不思議なことに、自分を大切にする時間が増えると、歳を重ねることへの抵抗感も和らいでいきました。身体の変化には逆らえないけれど、歳を重ねることを楽しむという選択肢があることに気がついたのです。

心のまぁるさという贈りもの
先日迎えた38歳の誕生日。「お誕生日おめでとう」とメッセージを送ってくれた友人に、「歳をとるのは身体的にはイヤだけど、心はすごく生きやすくなった気がしてる」と返信している自分がいました。
そう感じられるようになったのは、30代後半になって、少しずつ心がまぁるくなってきたからかもしれません。
人との出会いや、日々の経験を重ねるなかで、いつの間にか考え方が変わってきたように思います。
たとえば——
過去の辛い経験は、今の自分の優しさにつながっている。
他者の不機嫌は、自分のせいではなく、その人自身の問題。
失敗や挫折は、振り返れば最高のネタ。
誰かに好かれようと無理をするより、自分が大切にしたい人を大切にし、自分を大切にしてくれる人を大切にすればいい。
そんなふうに思えるようになったことで、心がふっと軽くなり、生きやすくなりました。
自分を大切にする方法を知ることが大切
でも、歳を重ねたからといって、自然と自分を大切にできるわけではありません。私が自分を愛おしく思えるようになったのは、これまでの経験だけでなく、自分と向き合う方法を他者から教えてもらったからです。
私は30代後半でWebマガジン『Humming』に出会いました。『Humming』を読んだり、編集長の話を聞いたりするうちに、少しずつ自分と向き合う大切さを実感していきました。
この世界には、人生の先輩がたくさんいます。本を読んだり、誰かの話を聞いたり、先輩たちの知恵をちょっと分けてもらうことで、人生はもっと潤うし、直感が研ぎ澄まされていくことを体感しています。
歳を重ねることは自分をより深く知ること
20代の頃は「歳をとりたくない」と思うことも多かったです。でも今は、歳を重ねることも悪くないと思っています。もちろん健康でいられるかな、仕事を続けていけるかな……など、未来への不安もあります。でも、自分がどんな人生をおくっていくのか、楽しみの方が大きいです。
というのも、最近の私は「明日死ぬかもしれない」と思って生きているからです。だったら、起きるかわからない未来のことを悩むのではなく、「今」を大切に、やりたいことはどんどんやって生きたいなって。
歳を重ねるということは、ただ老いていくことではなく、自分自身を深く理解して、より自分らしく、より自由に生きる術を身につけていくプロセスなのかもしれません。
【商品紹介】自然石鹸の魅力を発見:お肌にやさしいナチュラルなケア

合成成分や刺激の強い化学物質があふれる現代において、ナチュラル石鹸への切り替えは、肌をやさしくケアしながら、環境に配慮したライフスタイルを取り入れるシンプルでパワフルな方法です。植物由来のオイル、エッセンシャルオイル、スキンケアに優れた植物成分を使用した手作りの石鹸で、市販の製品に含まれる不要な添加物なしの、ぜいたくな体験となるでしょう。
しかし、ナチュラル石鹸の特別な点とは? どのように肌に良い影響を与えるのか、そしてなぜナチュラル石鹸に切り替えるべきなのか? この記事では、おすすめのナチュラル石鹸を紹介しながら、ナチュラルで手作りの石鹸が、健康なお肌とセルフケアをするすべての人にとって必須のアイテムである理由を探ります。あなたの毎日の洗顔習慣を、至福のリラックスタイムへと変えてみませんか?
お肌にやさしい成分
ナチュラル石鹸は、オリーブオイル、ココナッツオイル、シアバターなどの植物由来のオイルやバターを使用しており、肌の自然な潤いを奪うことなく、しっとりと洗い上げます。敏感肌や乾燥肌の方にもぴったりです。
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おすすめ①
WATO
🌿 公式サイト: https://www.watosoap.com/collections/soap
成分: 天然オイル、藍、竹炭、大麻炭、米ぬか、ターメリック、日本酒
WATOは、創設者の母・ノリコさんにインスパイアされた日本人女性&黒人女性が経営するブランドです。彼女は独学で伝統的な石鹸作りを習得し、現在はブランドとしてその技術を活かしています。ヒマワリ油や米ぬか油などのナチュラルオイルと植物由来の染料を使用し、色合いをゼロから調合。自然でこだわり抜かれた石鹸を提供しています。

合成化学物質不使用
市販の石鹸には、硫酸塩(SLS)、パラベン、合成香料が含まれていることが多く、これらは肌を刺激し、乾燥を引き起こす原因になります。ナチュラル石鹸は、その代わりにエッセンシャルオイルや植物エキスを活用し、心地よい香りとスキンケア効果を提供します。
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おすすめ②
Meow Meow Tweet
🌿 公式サイト: https://meowmeowtweet.com/collections/soap
成分: 天然オイル、シアバター、エッセンシャルオイル、植物エキス
Meow Meow Tweetは、ココナッツカカオ、ヒノキクローブ、ラベンダーレモン、グレープフルーツミントの4種類の香り豊かな石鹸を使用。ヴィーガン石鹸でもあり、Leaping Bunny認証(動物実験を行わないことを証明するための認証)を取得し、パームオイルフリーで環境にもやさしい紙包装が特徴です。

グリセリンをたっぷり含み、保湿力抜群
グリセリンは、水分を引き寄せて肌を潤す天然の保湿成分。市販の石鹸では製造過程で除去されることが多いですが、手作り石鹸にはそのまま残っているため、肌にたっぷりの潤いを与えます。
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おすすめ③
Binu Binu
🌿 公式サイト: https://www.binu-binu.com/collections/soap
成分: 天然オイル、シアバター&ココアバター、ココナッツミルク、カオリンクレイ、お茶エキス、エッセンシャルオイル
韓国の伝統的な入浴習慣「セシン」からインスパイアされたBinu Binuの石鹸は、韓国の文化に根付いた「ボリ茶(麦茶)」をベースに作られています。ボタニカル成分とエッセンシャルオイルを組み合わせた8種類のラインナップがあり、ニューヨーク・タイムズ紙やVogueでも紹介された人気ブランドです。

環境に優しく、生分解性あり
ナチュラル石鹸は、環境に配慮した持続可能な成分で作られ、パッケージも最小限または環境にやさしいものを使用しています。
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おすすめ④
Wary Meyer
🌿 公式サイト: https://warymeyers.com/collections/bar-soap
成分: 100% 植物性グリセリン
メイン州でハンドメイドの石鹸&キャンドルを作る夫婦ブランド。デザイン性の高いカラフルな石鹸が特徴で、すべて合成洗剤、アルコール、パラベン不使用。バスルームのインテリアやギフトにも最適なアイテムです。

クルエルティフリー&エシカル
ナチュラルソープブランドの多くは、倫理的に正しい方法で原材料を調達し、動物実験をせず、正当な価格で購入するフェアトレードを行っています。
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おすすめ⑤
Herbivore Botanicals
🌿 公式サイト: https://www.herbivorebotanicals.com/collections/soap
成分: 天然オイル、炭パウダー、エッセンシャルオイル、カオリンクレイ
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代謝の健康状態とは?医師が解説

私が30代前半で乳がんと診断されたとき、それまでの健康に関する考えをすべて見直さなければなりませんでした。突然、これまで考えたことのなかった疑問に直面しました。
- なぜこのようなことが起こったのか?
- 自分の体のために何ができるのか?
- どうすれば、継続できる方法でポジティブに健康を取り戻すことができるのか?
その時、私はナシャ・ウィンターズ博士の『The Metabolic Approach to Cancer(がんに対する代謝的アプローチ)』という本に出会いました。この本は、私の健康や病気に対する理解を根本から変えました。「代謝の健康状態」というワードを、単なる流行の言葉やダイエット方法としてではなく、私たちの体は細胞レベルで機能している土台であると紹介していました。
私は、自分が選択するすべてのこと—食事、運動、ストレス管理—が、体の回復力や健康維持にどのような影響を与えるのか理解するようになりました。この気づきは、私自身の健康管理だけでなく、家族や患者のケアの方法も変えました。
代謝の健康は誰にとっても重要
代謝の健康は、病気を持つ人だけのものではありません。これはすべての人にとって重要です。実際、93%の人々が代謝の面で不健康であり、代謝の問題は今日私たちが直面するほぼすべての慢性疾患の根本原因となっています。アメリカのケイシー・ミーンズ博士の研究によると、この統計は驚くべき結果で、多くの人々が何らかの代謝的な問題を抱えていることを示しています。
代謝の健康が著しく低下すると、代謝症候群を引き起こす可能性があります。これは、心臓病、脳卒中、2型糖尿病のリスクを大幅に高める複数の症状の集まりです。代謝症候群の場合、高血糖、高血圧、腹部脂肪の蓄積、異常なコレステロール値などのリスクがあると診断されます。しかし、これは一夜にして発症するわけではありません。疲労、食欲の変化、血糖値の乱高下、ブレインフォグ(頭の中がふわふわし、認知機能や集中力が低下)などの初期症状が現れ、それが進行すると病気へとつながります。しかし、日々の習慣を少しずつ改善することで、代謝の健康状態を向上させることができるということです。
日常生活における代謝の健康の重要性
多くの人々は、年齢のせいだと思い込んでいる症状が、実は代謝の問題のサインであることに気づいていません。
代謝が低下しているサイン:
- 疲れやすい、または疲れているのに眠れない
- 集中力や記憶力の低下
- 正しい生活をしているのに体重管理が難しい
- 甘いものや加工食品への強い欲求
- 膨満感、逆流、便秘などの消化不良
- ホルモンバランスの乱れ(生理不順、甲状腺の問題など)
- ストレス耐性の低下、常に圧倒される感覚
これらの症状の多くは、血糖値の乱れ、ホルモンバランスの崩れ、炎症など、代謝と深く関わっています。
代謝をサポートする方法
幸いなことに、厳しい食事制限や短期間の対策ではなく、日々の小さな習慣の積み重ねによって代謝を改善できます。
- 加工食品を避け、全粒食をとりいれる
- 食後に軽い運動を取り入れる(15分のウォーキングなど)
- 食事のタイミングを工夫し、朝食や昼食をしっかり摂る
- 睡眠の質を向上させるため、朝日を浴び、ブルーライトを制限する
- 呼吸法や瞑想、自然とのふれあいでストレスを管理する
- 十分な水分を摂り、毒素を避ける
これらの習慣を取り入れることで、日々の活力を高めることができます。

代謝が健康であるために「気づくこと」
何よりも大切なのは、自分の体に注意を払うことです。
- 朝起きたとき、どのように感じるか?
- 食後のエネルギー状態はどうか?
- 睡眠の質は良いか?
これらの小さな変化に気を配ることで、代謝健康を維持し、より充実した人生を送るための第一歩を踏み出すことができます。
あなたの代謝は、毎秒あなたの健康を支えています。それにふさわしいサポートをしてあげましょう。
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ジャクリン・トレンティーノ医師は、家庭医療専門医です。女性の健康を専門とし、ウォールストリートジャーナルやウィメンズ・ヘルス誌などのメディアにも取り上げられています。
機能性医学の医者でもあり、自身も乳がんを経験したトレンティーノ医師は、健康問題の根本原因を明らかにすることに情熱を注いでいます。ホリスティックなアプローチを取り入れ、長期的な健康とウェルビーイングをサポートすることをミッションとしています。
運動嫌いの私が「運動はメンタルにいい」を少しずつ信じはじめた話

突然ですが、皆さんは体を動かすことは好きですか?
“適度な運動習慣”、ついてますか?
運動はしたほうがいい、それはおそらく誰もが同意することでしょう。
運動したほうがいいなんて、百も承知
かく言う私は、圧倒的インドア派。できるだけ外に出たくないし、体も動かしたくない派です。
一方、世の中では一時期こんな言葉まで流行りました。
「筋肉は裏切らない」
なんてキャッチーでインパクトのある言葉なのでしょう。
“裏切らない”の解釈にはいろいろありますが、個人的に私がよく目にする文脈は「メンタルを強くしたいなら、運動をしろ」、そういった類のものです。
“運動嫌いの私はコロナ禍で抑うつ状態を経験し、医師から勧められた「外に出て体を動かすこと」の大切さを、後になって実感するようになった。”
近年、うつ病とかメンタルに関する注目が高まっているからか、皆さんも一度はそんなニュアンスの話を聞いたことがあるのではないでしょうか。
特にコロナ禍をきっかけに、運動は精神衛生を保つ上でも重要という意識は、急速に広まったように感じます。
私自身、すぐ考え事がぐるぐる頭をめぐるメンタル弱めなタイプで、まさにコロナ禍真っ最中に抑うつ状態に陥った経験があります。
そんなとき、心療内科の先生に言われたことがあります。
「少しずつでいいので、外に出て歩いたり運動してみてください」と。
そして心の中でこう思いました。
「そんな気力があったら、そもそもこんな状態になってない」と。
それからしばらく月日が経ち、うつっぽさからもなんだかんだ抜け出せたころ、今度は友達との何気ない会話で「やっぱり考え事が止まらない」という話になりました。
その友達は私の気持ちを汲んではくれつつも、同じタイプではないからか、
最終的にはなぜか「まあもっと体動かしてみたら?運動すれば考え事とか飛んでくよ」と言ってきたんです。
そして心の中でこう思いました。
「え…?なんでそこに着地するわけ?そういう話じゃなくない?」と。
そしてまたある日、別の友達とデスクワークで体がガチガチ、なんだかやる気もでないという話になりました。
その友達も同じくらいデスクワークで体がガチガチだったのですが、私のような運動嫌いではありませんでした。
もう皆さんお分かりですよね。
そう、「ガタがきはじめたのかな~」なんて笑い飛ばされるはずだった他愛もない雑談は、
「あんたはもっと運動しな」という、友達の口から放たれた鋭い言葉でバッサリいかれたのです。
そして私は、心の中で思いっきり毒づきました。
「もー!どいつもこいつも、運動運動うるさ~い!」と。

運動に絡めて話を終えなきゃいけないゲームでもしているのかと疑うくらい、みんな口を揃えて運動しろと言ってくる気がして、ほとほと嫌気がさしていたんです。
運動したほうがいいなんて、百も承知。
でもメンタルが落ちているからそもそも動く気にもなれないし、考えすぎの根本的な解決策が運動なわけないし、
凝りまくった体ではちょっとしたストレッチでもすぐ疲れるし、何より続かない自分にまたメンタルが下がるし…。
と、今思えば、壮大な負のスパイラルに陥っていたのかもしれません。
「筋肉は裏切らない」とまではいかずとも…
それがおかしなことに、運動嫌いだったはずの私が、どうやら最近少し「そっち側」に近づいている気がするのです。
体を動かすと本当にメンタルも上向くのかもしれない、と身をもって実感しはじめているのです。
すべてのはじまりは”自転車通勤”
一番のきっかけは、転職して自転車通勤になったことでした。
新しい職場は、電車で通うにも歩くにも中途半端な場所にあり、一番理にかなった通勤方法が自転車だったのです。
ただそれだけなのですが、今思えばこれが大きなターニングポイントでした。
“転職を機に始めた自転車通勤がきっかけで、運動嫌いだった私は体を動かす心地よさとメンタルの安定を実感し、自然と運動への意欲が高まっていった。”
会社までは自転車で約20分という、これも運動不足な人間にはちょうどいい距離で、ほんのり汗ばむけれど疲れ切って仕事にならないというほどではない。
だからこそ、深く考えることもなく毎日淡々と続けられました。
あえて意識するというわけではありませんでしたが、心のどこかで「今の私は、日々最低限体を動かしている」という達成感というか充足感というか…そんなものを毎日感じていた気がします。
しかもちょうど川沿いを走る経路だったので、開けた景色を眺めながら、微妙に変化する木々や川の香りも感じて、毎日気分がリフレッシュされていました。
そのおかげか、それまではおぼろ豆腐のようにすぐ崩れていたメンタルも、木綿豆腐くらいにはなってきた気がするのです。
自転車通勤が板につきペダルを漕ぐ足も軽やかになってくると、だんだんこの運動量では物足りなくなってきました。
しかもメンタルが少し上向いているからか「何かもうちょっと運動できる気がする!」と、なんとYouTube動画を活用して自宅で運動する、いわゆる「宅トレ」まではじめたのです。
帰宅後、仕事着を脱ぎ捨てながら動画を選び、そのまま15~20分程度汗をかく。
そんな日々の達成感は自転車通勤の比ではありません。
毎晩「ふ~~今日も動いた動いた~!」と満足感と心地よい疲れを感じながら、布団に潜り込む気持ちよさを初めて知った気がします。

じわじわ実感する“運動とメンタル”の関係
少しずつ運動が習慣化しつつも、まだベースには運動嫌いが残っているので、よく怠けたくなるのも事実。
ましてや仕事でモヤモヤした日や疲れて元気がない日は、余計運動なんてする気分になれません。
とはいえ、人生初というくらい続きはじめた運動習慣を途絶えさせるのも癪なので、しぶしぶ2分くらいのトレーニング動画を探し出して、とりあえず動いてみます。
すると、さっきまでのどんよりした気持ちはどこへやら。ささくれ立っていた気持ちがだんだん和らいでいくんです。
「何をそんなむくれてたんだ?」と思いはじめ、さらには「もうどうでもいいや、それよりもっと汗かきたい!」と、前向きな気持ちすら湧いてそのままトレーニング続行。
「運動しろ」と言われるたびに突っかかっていた人間が、奇跡みたいな話です。
“運動嫌いながらも続けるうちに、私は気分が落ち込んだときこそ少し体を動かすことで心が軽くなると実感し、運動を心のリセット法として取り入れるようになった。”
こういう経験を何度かして以来、心がくすぶったときは、とりあえず一旦体を動かすようにしています。
仕事中、何かイライラすることがあったときや、周りと比較して自己嫌悪に陥ったとき、ふと漠然とした不安を感じたとき。
黒いものに自分が飲み込まれかけていると気づいたら、とりあえず一旦立ち上がってみます。
実は、そのまま身を任せて闇に飲まれるほうが楽なんだけど、ちょっとだけ踏ん張ってとどまる。
それはウォーキングやストレッチなどTHE運動でなくても、トイレに行くとか、ベランダへ出て外を眺めるとか、やり残した食器洗いをするとか。
動けたらなんでもいいんです。
個人的に負のスパイラルに入るときって、ずっと同じ体勢でいたり、同じ景色ばかり見ていたり、”何かが停滞している”ことが多い気がします。
動けば体の血が巡りはじめて、連動するように停滞していた気分も軽やかに巡る。
動けば目線や見える景色が変わって、閉じこもりかけていた気分も少し開ける。
動くことで問題そのものが解決するわけではありません。
でも”解決へ向かうための気力”は生まれると思うんです。
私にとって運動とメンタルの関係はそんな感じで、根本から働きかけてくれるというより、スタート地点に立つのを優しくサポートしてくれる感じです。
「筋肉は裏切らない」とまでは未だに思えないものの、動くことでマインドセットも変わるということは、こんなふうにじわじわ実感しはじめています。
運動嫌いが運動を習慣化できた理由
その後、諸事情で自転車通勤が難しくなったので、最近は通勤を片道ウォーキングで置き換えて運動量をキープしています。
意外と体力もついてきたのか、もう少し慣れたら往復徒歩でもいけそうだなとまで思っています。
少し前の私がみたら顎が外れるくらいの運動量なのですが、そもそもなぜ、運動嫌いが急に運動を習慣化できたのか?
正直、なんとなく思い付いてはじめて、気づいたら徐々に定着していたというのが本音ではあるのですが…
よーく思い返すと、それらしきポイントが見えてきたのでシェアしてみます。
“自分の意思”ではじめたから
なんとなくの思い付きとはいえ一つだけ確かなのは、誰かに言われたからでも、心療内科の先生や友達の言葉が蘇ったからでもなく、”自分で”思い至ってスタートを切ったということです。
この”自分の意思”ではじめたという事実は、全ての下支えになっている気がします。
たぶん、いつもの癖で考え事をしていた際に、たまたま「まあそりゃあ、健康なほうがいいよな」ということから派生して、
「運動は疲れるけど、かといって、このガチガチの体のまま何十年も生きていくのもしんどいよな」なんてことが頭によぎったんだと思います。
体を動かしたほうがいいという言葉の真意が、自分のなかでようやく腑に落ちた。
心にまとわりついていた変な鎖や重りがやっと外れた。
何年も鉛のように重く沈んでいた腰が、急にぷか~っと水面に浮かんでこれたのは、この”納得感”が肝だと思います。
“生活に馴染む運動”しかやらないから
私の場合、自転車通勤が最初のステップでしたが、これをより汎用性高く変換すると、今の生活にごく自然に馴染むことだけやる、これに尽きると思います。
この”馴染む”というのは、おそらく一般的なイメージよりも徹底したものです。
たとえば、よく自宅や職場に近いジムだと続きやすいと言われますが、私からすればそれはただ「今の生活の近くに”存在している”」だけ。
“運動を完璧にこなすよりも「続けようとする姿勢」を大切にし、自分を許しながら前向きに体を動かす習慣を築いている。”
実際に通うなら月謝制?回数券?それに何曜の何時に行く?その日は家事をいつやる?買い出しは?子どもたちのお迎えは?
考えること、変えることだらけです。
通勤経路を数歩それるだけで済む話ではなく、今の生活の流れを変えるという大きな壁がそこにあることに気づくはずです。
その点、自転車通勤や片道ウォーキングは、何ら生活を変える必要がありません。
自転車、徒歩、電車、タクシー、どんな手段であれ家には帰る、それならできる範囲で運動に置き換えてみる。
もちろん、完全リモートの人や仕事をしていない人でも置き換えはできます。
メールチェックだけは必ず立ってやるとか、考え事系のタスクはストレッチしながらやるとか。
スクワットのように少し腰を下げて掃除するとか、肩まで大きく使ってテーブルを拭くとか、すでに今の生活には運動にできるポイントがたくさん転がっているんです。
運動嫌いだからこそ、これくらい徹底的にハードルを下げないと続きません。

“トータルで考える”ようにしているから
最後のポイントは「続けかた」に関することです
実は、先ほど得意げに紹介した宅トレ最近かなりサボり気味なんです…。
でも、いいんです。その分、ウォーキングでしっかり動いているから。
ただ、そのウォーキングもサボって、普通に毎日電車で帰り続けた週もありました…。
でも、いいんです。その翌週からまた再開したから。
“運動を完璧に続けようとせず、長い目で見て「動き続けていればいい」と柔軟に捉えることで、自分を責めず前向きに運動を楽しめるようになった。”
最近、運動に関する私のマインドは基本こんな感じです。
どの運動をしたかではなく1日でどのくらい動いたか、毎日ではなく月や年単位で見て続いているか。
なるべく大きく捉えて、トータルで考える。
これくらいどっしり構えるようにしてから、少々サボる日が続いても必要以上に自分を責めることが減りました。
むしろ「いつもよく頑張ってるんだから」と、自分を労わってあげられるようになったかもしれません。
あと宅トレに関しては「通勤に比べたら生活に馴染まないから、当然と言えば当然だ!」なんて開き直ってみたり…
やっぱり運動はメンタルを強くしてくれるみたいです。
気が向いたら動けばいい
そうは言っても、まだまだメンタルが沈むことは当然あるし、気を抜くとすぐに「動かないほう」へ逃げてしまいます。
動けば心も軽くなると身をもって経験したのに、どうしてもうずくまってしまうことはある。
でも、そんな自分を責めず、また動きたくなったら動けばいい。
何にせよ大切なのは自分の気持ちということです。
元々運動嫌いなんですから、気が向いて小さなハードルを1つ飛び越えただけで表彰もの。
それくらい図々しくていいと思います。
私も気が向くまで、徒歩通勤を往復にしたり宅トレを再開したりもしません!笑
お互い焦らずゆっくり心身の健康を育みましょう。
「過去の記憶と向き合う:映画『You Were My First Boyfriend』が教えてくれたこと」

「痩せればもっと可愛くなれる。
もっとおしゃれをすればみんなに好かれる。
メイクを覚えれば男の子にモテる」
こんな言葉に囲まれながら、私の自分の価値観は形作られていきました。金髪の綺麗なティーンエイジャーがたくさんいる学校で育った私にとって、自分のアジア人としてのアイデンティティは、自己肯定感を低くしていました。だからこそ、ドキュメンタリー映画『You Were My First Boyfriend』に深く共感しました。
この映画は、監督セシリア・アルダロンゴが、主に白人の人々が住むフロリダで成長した経験を描いています。プエルトリコ系である彼女の文化や外見は、同級生からいじめの対象になりました。アルダロンゴは、いじめの理由を映画の中ではっきり語っていませんが、彼女が再現したトラウマ的な体験から、その孤立の原因が彼女の外見にあったことが伝わってきます。
映画の中で、彼女は自分の10代の頃の写真を見せます。それが私自身を思い出させて胸を締め付けられるようでした。私もぽっちゃりしていて、黒い髪と小さな茶色い目をしていました。その隣には、輝くようなハチミツ色の金髪、鮮やかな青い目、スリムな体型の女の子たちが写っていました。彼女たちと比べることで、自分がどう見られているか、自分のことをどう感じているかが影響を受けていたことが、今ではよくわかります。
“彼女の物語は、10代の頃に他人と自分を比べて抱いていた劣等感が、実は周囲の誰もがそれぞれに不安を抱えていたことに気づかせてくれる、自己イメージの誤解とすれ違いを描いている。”
映画の中には、セシリアがトリ・エイモスのミュージックビデオを再現しながら、姉妹と共有する心のこもった瞬間があります。
「いつも痩せてたのはあなただった」と、セシリアは痛みを含んだ声で言います。すると姉妹は涙ながらにこう返します。「でも、あなたの隣にいると私は普通に見えたのよ」
このやり取りは、若い時の自分の見え方を見事に捉えています。10代の頃は、自分の見た目や好きな人が自分に気づいてくれるかどうかにばかり心を奪われていました。他の人も、同じように自信がなかったなんて考えもしませんでした。友達が自分より早く大人びていき、男の子たちに注目されているのを見て、いつも自分と比べていました。でも、今振り返ると、彼女たちもまた隠された不安を抱え、私を「地味な女の子」とは見ていなかったのかもしれません。

私はいじめられたことがなく、親切な友達に恵まれていたことに感謝しています。それでも、この映画は、不安や辛い記憶がどれほど長く私たちの心に残るかを思い出させてくれます。
映画はセシリアが高校の同窓会に出席する場面から始まります。会場に到着した彼女の緊張感がスクリーン越しにも伝わってきます。大勢の中を歩きながら、彼女は同級生たちから受けたひどい扱いについて語ります。しかし、その同級生たちはと言えば、そんな記憶はないと笑って答えています。彼女には、その瞬間が昨日のことのように鮮明に残っているのに、です。
映画を通して彼女は問い続けます。なぜこれほどまでに過去の記憶が残っているのか?なぜこの痛みにとらわれてしまうのか?
言葉の重みや感情の影響力を考えさせられる興味深いテーマです。私もまた、10代の頃に刻まれた記憶が残っています。サマーキャンプでドッジボールをしていたとき、ある男の子が「デブ」と叫びました。彼の顔も声も覚えていませんが、その時の恥ずかしさ、そして傷ついた感情は今でもはっきり覚えています。言葉はその場限りではなく、それが引き起こす感情によって永遠に心に残ることがあります。
“親切な友人に恵まれていても、10代に刻まれた何気ない言葉や出来事の痛みは大人になっても鮮明に残り続けるのだと、この映画は改めて気づかせてくれる。”
映画には、学校のキャンプでのシーンを再現する場面があります。セシリアは、キャンプ場で寝ている同級生がいじめられているのを見ながら、何もできずにいたことを思い出します。そのとき、自分ではなくてよかったと安心さえ感じたといいます。 撮影の場面では、いじめを受けたクラスメートがその場に立ち会い、再現される場面を目の当たりにしています。この手法には深い意図と配慮が感じられます。なぜなら、いじめを受けた本人を抜きにして、その物語を完全に伝えることはできないからです。
その人にとっては、この体験がどれほど辛いものかが伝わってきます。カメラに向かって「もう自分を知っているから、この経験は必要ないと思っていた」と告白します。でも、モニターを見つめ、涙を流しながら彼女はセシリアにそっとささやきます。「これが必要だったんだ」
私たちは、今の自分を形作った過去の瞬間にタイムスリップしてもう一度体験することはできません。でも、もしそれができるとしたら、私もそうしたいです。年を重ねると、自分の若い頃に対してもっと優しく、共感できるようになります。どんなに辛い経験も、私たちを強く、賢くし、より良い人間へと成長させてくれるのだと学びます。
映画の最後、セシリアの高校時代の親友キャロラインの死が明らかになります。キャロラインは、他人がどう思おうと気にせず、自分のユニークさにプライドを持っていた、勇敢な人物だったとセシリアは語ります。それこそが、セシリアが彼女から距離を置いた理由だったのかもしれません。キャロラインの強さは、セシリア自身の「受け入れられたい」という欲求と対照的でした。
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10代の友情はもろく、未熟さや不安で満ちています。セシリアはその当時、自分をそのまま愛し、受け入れてくれる人がそばにいたことに気づいていませんでした。でも、気づいたときにはもう遅すぎたのです。最も勇敢で恐れを知らない人でも、時に心が折れることがあるのです。
セシリアは映画を通して、彼女との思い出を再現し、キャロラインを讃えます。この追悼は、温かくも切ないものです。それは、無条件の友情の美しさと、その友情を失う痛みを思い出させます。
この映画を見て、自分の子供時代から大人になるまでの違和感や不安、そして周囲に溶け込みたいという思いが蘇りました。この経験は決して私だけのものではなく多くの人が体験するもの。だからこの物語は重要なのです。私たちが陥りやすい感情の原因を明らかにし、傷ついた人々を癒し、私たちを成長させ、平和を見出す希望を与えてくれるからです。
キャロラインがいなくなったことで、セシリアは友人の存在がどれほど自分の過去を明るくしていたのかを知ります。キャロラインからの本物の友情のおかげでセシリアはあの時代を耐えることができたのです。憎しみは鋭く冷たい孤独の記憶を残しますが、愛は過去の記憶に色彩と温かさを加えてくれます。
私たちに与えられた時間は限られています。本当に自分を理解し、受け入れてくれる人々を大切にしましょう。そのつながりこそが人生に意味を与えるものだからです。気づくのが遅かった後悔する前に、その人たちをしっかりと抱きしめましょう。
オフィシャルサイト:https://www.hbo.com/movies/you-were-my-first-boyfriend
血液検査解析で自分の身体を知る。ごきげんな毎日をサプリメントでサポート【サプリメントクリニック 花井紗弥子さん】

慌ただしい日々の中で「なんとなく体調が優れない」「疲れが抜けない」と感じている方も多いのではないでしょうか。そんな不調を改善しようと、サプリメントを利用している方もいるかと思います。
今回お話を伺ったのは、産科麻酔科医として働きながら、ご自身でオンライン完結型のサプリメントクリニックを運営されている花井さんです。
市販のサプリメントを選ぶときのポイントから、花井さんがサプリメントクリニックを立ち上げた理由、気になる血液検査解析の具体的なプロセスまで教えていただきました。
| 花井紗弥子
産科麻酔を専門とする麻酔科医。総合病院や分娩施設で勤務しながら、ご自身でオンライン完結型のサプリメントクリニックを運営。 日本専門医機構麻酔科専門医 日本麻酔科学会指導医 産科麻酔科医師 母胎救命インストラクター 臨床分子栄養医学研究会認定医 Orthomolecular Nutrition Doctor |
サプリメントは「どこで買うのか」が大事
ー 今は薬局やコンビニなどでサプリメントが気軽に購入できますが、サプリメントを購入する時に知っておくべきことはありますか?
アンチエイジングや睡眠の質を高めるなど、さまざまな目的に合わせたサプリメントが販売されていますが、「これだけ飲めば効果が得られる」というのは正直難しいと思っています。というのも、人の体はとても複雑です。なぜその栄養素が不足しているのか、根本的な原因にアプローチしないと永遠とサプリメントを摂り続けなければいけないことになります。
また、サプリメントを購入するときには、どこで買うのかが大切です。「原材料にこだわっている」とか「〇〇工場で作っています」といった表示をよく目にしますが、輸送中や保管中の環境が適切でなければ、品質を保つことが難しいからです。
たとえば、健康食品として人気のナッツは、海外からの輸送や保管の過程で見えないカビが発生することがあり、問題になっていたりするんです。サプリメントも同じようなリスクがあるので、購入する時は流通経路や保管状況まで確認すると、より良い製品に出会えると思います。
ー 流通経路や保管状況まで確認するのはなかなか難しそうですよね。
流通経路までしっかり管理している会社は、大手のECサイトでは販売していないことが多いです。そのためサプリメント会社の公式サイトから購入したり、国産のものを選んだりすると、より良いサプリメントに出会えるのではないでしょうか。
ー 手軽にサプリメントが買える分、つい色々な種類を試したくなります。たくさんの栄養素をサプリで摂取することで逆に身体に害が及ぶことはありますか?
実際のところ、手軽に購入できる安価なサプリメントには、栄養素がそれほど多くは含まれていないことが多いです。そのため、飲み過ぎによって身体に影響が出ることはあまりないと思います。
というのも、栄養素が多く含まれているサプリメントは、体に大きな影響を与えるため、むやみに販売できないからです。以前、製薬会社の方に「良い商品だから一般向けに販売しないのですか?」と聞いたところ、「過剰摂取によって体調を崩されたら困るので、ドクター専売にしているんです」と言われたことがあります。また、一見安価に思える市販のサプリメントでも、クリニック専売のサプリメントと同じ量の栄養素を摂ろうとすると、2倍近い費用がかかることもあります。
もちろん、気持ち的に元気になるなど、市販のサプリメントを飲むメリットはあります。一方で、気をつけるべきは添加物です。安価で手に入りやすいサプリメントには、栄養素よりも添加物が多く含まれている場合があります。栄養素的には胃が痛くなるはずがないのに、胃がキリキリする……といった時は、添加物が影響しているかもしれません。
血液検査解析で自分の身体を知る。オンライン完結型サプリメントクリニック

ー サプリメントクリニックについてもお話が聞きたいです。産科麻酔科医である花井さんがサプリメントクリニックを開院されたのはどうしてですか?
きっかけは2つあって、1つは父のような医師を目指していたからです。父は田舎町で小さなクリニックを営んでいて、地元の人たちみんなが父の患者さんでした。街ですれ違う方から「お父さんに診てもらうと元気になるよ」と言われることも多く、私も身近な相談役のような医者になりたいと思っていました。
もう1つは、サプリメントの基礎でもある分子栄養学を学んだことです。西洋医学は主に病気の治療を目的としていますが、病気だけで人の身体を理解するのは難しいと感じ、もっと身体の仕組みを知るために様々な研究会や勉強会に参加して勉強を始めました。
医者になってからは、友人や知り合いから「最近、頭が痛いんだけど、病院に行った方がいいのかな?」「たまにめまいがするんだよね」といった相談を受けることも多く、病院に行くほどではないけれど、不調を感じている人がたくさんいることを実感しています。
医者としての知識や経験、さらに学んだ分子栄養学を活かして、身体のことを気軽に相談できる場所を提供したいと思い、2022年11月にサプリメントクリニックを開院しました。

ー サプリメントクリニックは血液検査解析から面談、サプリメントの処方までオンラインで完結できるのでしょうか?
気軽に自分の身体を知ることができる場所を目指し、オンラインで完結できる形にしました。
というのも、私自身もこれまで色々なクリニックを受診してきましたが、病院に行くことが一大行事だと感じたからです。少し前まではオンラインシステムがあまり普及していなかったこともあり、電話で予約をして、検査に行って、結果が出たらまた予約をして、検査結果を聞きに行く。しかも診察までの待ち時間もあります。医療サービスを気軽に利用できない現状を実感しました。
ー 色々なサプリメントのクリニックを調べてみましたが、検査費用が高額な印象を受けました。花井さんのサプリメントクリニックは15,000円で血液検査解析から面談まで受けられる。受診するハードルが低いので、自分の身体を知るために私も検査を受けてみたいです。
パーソナライズした検査は、日本よりもアメリカの方が進んでいて、血液検査だけでなく、唾液検査、検便、毛髪検査を取り入れているクリニックもたくさんあります。でも、それを輸入して日本でやろうとすると、1回の検査がすごく高くなってしまう。「自分の身体を知りたい」という理由で受けるには、ちょっとハードルが高いですよね。過去に毛髪検査を受けたことがあるのですが、毛根に近い部分をかなりの量切る必要があり、負担が大きいと感じました。
私はよりたくさんの方に自分の身体を知ってもらいたいと思っているので、 気軽に受けられる血液検査の解析を提供しています。
ー ちなみに、オンラインで血液検査解析ができるクリニックは日本ではどのくらいあるのでしょうか?
血液検査の解析は医師にしかできません。そのため、クリニックで受けられるところはあると思いますが、オンラインで完結できるサービスは、まだほとんどないと思います。
ー オンライン診断は具体的にはどのような流れで行われるのでしょうか?
オンラインショップで「血液検査によるカラダの状態解析」というメニューを購入いただいた後に、メールで血液検査結果の写真と60項目の問診を送っていただきます。それを元に解析レポートを作成し、オンライン面談を行っています。
健康診断や人間ドックの血液検査の結果がある方はそれを送っていただきますが、血液検査の結果が古い方や、もっと詳しく調べたい方には、提携病院を紹介して採血いただくことも可能です。
ー 血液検査の解析では、どのようなことがわかるのでしょうか?
主にタンパク代謝、糖代謝、体の酸化度合い、ミトコンドリア機能や副腎機能などが分かります。
人の身体って、知らない間にいろいろなシグナルが送られているんです。臓器も細胞も常に動いていて、それを可視化すると「ここの反応が落ちているから、これが足りないんだな」というのが分かる。さらに、反応が悪くなっている根本的な原因も見ていけます。
ー 生身の身体を見なくても、血液検査の解析から足りない栄養素や、その原因まで知ることができるのですね。オンラインの面談ではどのような話をされるのですか?
血液検査解析や問診だけでは見えない部分を知るために、その方に合わせていくつか質問をさせていただきます。その上で、「今あなたの体ではこんなことが起こっていますよ」という説明や、睡眠や運動、食事などの生活習慣をアドバイスしたり、最適なサプリメントをご提案したりしています。
ー サプリメントありきではなく、生活習慣をアドバイスした上で必要があればサプリメントを提案するのですね。
そうなんです。身体を整える上で大切なのは、やっぱり生活習慣なんですよね。
たとえば、山登りをするとき。杖や紐を使って体の負担を和らげることはできるけれど、自分で上る力は必要不可欠です。サプリメントは杖や紐の役割を担うものであって、あくまでも補佐的な存在。最終的に目指しているのは、サプリメントがなくてもご機嫌で過ごせる状態です。
ー サプリメントクリニックを受診された方で、 印象に残っている患者さんはいますか?
お一人は、もともと健康意識が高い60代の女性です。帯状疱疹が長引き、日常生活に支障をきたすほどの痛みに悩まされていました。病院の先生からは「帯状疱疹は長く付き合うものだよ」と言われていたそうです。ご自身でも本を読んで良さそうな方法を試したり、食事を工夫したりしていましたが、思うような改善が見られず、私のところに来られました。血液検査を解析した結果、ミトコンドリア機能の低下が見つかり、最初は5種類のサプリメントを摂っていただきました。お客様ご自身も食生活を工夫されたため、途中から3種類に減らし、2ヶ月後には病院の先生も驚くほど症状が改善して仕事に復帰されました。現在は、健康維持のためにお気に入りのサプリメントだけを飲まれています。
もう一人の方は、健康増進のために受診してくださった20代の方です。バリバリ働いていて、特に自覚されていた不調はなかったようです。しかし、血液結果解析をしたところ、何個か気になるところがあったので、サプリメントをご提案させていただきました。サプリメントを飲み始めてから、ものすごく悪かった寝起きが良くなったり、立ちくらみがなくなったり、肌荒れが解消されたり、これまでイライラしていたことをうまくスルーできるようになったり、たくさんの変化が現れて「あの症状って身体の不調だったんだ」と驚いていました。
ー 寝起きが悪いとか、イライラしがちとか、特質だと思われることでも、足りない栄養素を補ってあげることで改善できることもあるのですね。驚きです!
自分の身体を知ることで、ごきげんに過ごせる人を増やしたい

ー 花井さんご自身が健康のために意識していることはありますか?
よく寝ることとストレスをためないことを意識しています。
少し前は子どもを寝かしつけた後に仕事をすることもありましたが、今は子どもと一緒に寝て、しっかり睡眠時間を確保しています。
あとは、ストレスをためないために、「やらねばならぬ」という気持ちを一旦置くようにしています。アメリカでは「Longevity」(長寿医療)という、より健康的な加齢を目指すための医療・研究が進んでいて、週150分の運動が推奨されているんです。私はそういった数字を聞くと「毎週150分運動しないと」と思い込んでしまうタイプ。でも今は無理をせず、自分のペースでジムに通っています。食事も基本的には自炊を心がけていますが、疲れているときは外食したり、レンチンで済ませたりすることもありますよ。何かを実行するということは、その分何かを犠牲にすることだと思うので、無理のない範囲で取り組むようにしています。
ーサプリメントも取り入れていますか?
生活や食事内容から不足しそうな栄養素があれば、その都度サプリメントで補っています。状況に応じて、食物繊維、ビタミンC、ビタミンB群、マルチビタミンミネラル、鉄……などを飲み分けています。
ー 花井さんはサプリメントクリニックの運営を通じて、どのような世界を目指していますか?
みんなが毎日をごきげんに過ごせる世界になったら良いなと。分子栄養学を勉強することで、改めて健康の大切さに気がつきました。体調が優れないと、やる気が出なかったり、頑張りきれない時がありますよね。
たとえば、イライラしてしまう時も、それがPMSによるものなのか、あるいは別の原因があるのか。その原因を知って適切に対処できれば、「頑張らなくちゃ」ではなく「今日も頑張ろう!」と前向きな気持ちで過ごせると思うんです。
サプリメント、ヨガ、マッサージなど、心と身体を整える方法は人それぞれです。サプリメントクリニックは、自分の身体を知って整えるための1つの選択肢になれたらと思います。
ー 最後になりますが、どういった方にサプリメントクリニックに来て欲しいですか?
性別や年齢に関係なく、すぐに怒ってしまったり、気持ちが落ち込みやすかったり、本来の自分の力を発揮できていないと感じている方にぜひ来ていただきたいです。
私自身、子育て中のママであり、産科麻酔科として働いていることから、特に、女性や子育て中のママを応援したいという思いは強いです。もちろん男性も歓迎ですよ。
西洋医学は多くの人に当てはまる「正解」を見つけることを重視しています。それは大切なことですが、どうしてもその治療が合わない人もいるわけです。その点、サプリメントクリニックでは一人ひとりの身体を個別に診ることができます。健康増進、病気の治療、美容など、目的は何であってもかまいません。その方に適したアプローチをご提案させていただきます。

花井紗弥子
サプリメントクリニックHP:https://supplclinic.stores.jp/
Instagram:https://www.instagram.com/dr.sayako_hanai/
乳がん診断による精神的影響とマンモグラフィ検査の重要性

多くの人が、乳がんの影響を受けた人を知っているでしょう。それは友人、母親、姉妹、またはあなた自身かもしれません。米国では、約8人に1人の女性が一生のうちに乳がんにかかるとされています。毎年、乳がんで40,000人以上の女性が亡くなっています。乳がんを早期に発見することで、生存率の向上に繋がる可能性があります。
マンモグラフィ(乳房X線撮影)は乳がんを予防することはできませんが、早期に発見するための最も有効な主要な検査のためのツールです。マンモグラフィを受けるべき時期については、医療提供者に相談してください。乳がんの検診を受けるために、このようなクリニックに行くことがとても大切です。
マンモグラフィは命を救う手助けをします
推奨されるマンモグラフィ検診を受けていない女性も多く、その理由には恐怖や時間、費用への懸念、マンモグラフィについての知識不足、医療サービスへのアクセスが限られていることなどが含まれます。
信頼できる健康に関する情報や、メンタル面でのサポートを提供していくことで、こういった女性が検査に対して感じる持つハードルを低くしていくことができます。
乳がん診断後のメンタルヘルスケア
乳がんと診断された後、人々は治療前、治療中、治療後にさまざまな浮き沈みを経験するのが一般的です。不安や悲しみ、ストレスを感じることもありますが、これらの感情は時間とともに薄れることもあります。しかし、時にはこれらの感情が数ヶ月、あるいは数年続き、日常生活に影響を及ぼすこともあります。どんな感情も正しい、正しくないという判断はせず、こういったネガティブな感情を持つタイミングも人それぞれであることを覚えておいてください。
乳がんと診断された人は、まずメンタルヘルスのサポートを受けることがメリットになるでしょう。以下のような場合、メンタルヘルスの専門家と話すのが良いかもしれません。
- 診断やその変化を受け入れるのが難しい場合乳がん治療による疲労や吐き気、気分の変化など、身体的および感情的な
- 副作用がある場合
- 治療の選択肢などについて、心が押しつぶされそうなプレッシャーを感じている場合
- 仕事や家庭での責任にどう対応するかについて不安がある場合
- これからの生活が変わり、家族や友人との関係に影響を及ぼすことへの怒りを感じる場合
- 医療費の負担や仕事の休暇の問題、好きなことに費やすお金が足りないことなど、経済面での不安がある場合
- がんの再発に対する不安を感じている場合
- 死への恐怖を感じている場合
- 髪や乳房の喪失、性的健康の変化など、身体的な変化に対する悲しみを感じている場合
- 将来の妊娠に関する心配がある場合
多くのがんセンターでは、メンタルヘルスサービスをがんケアの重要な一部と考えており、ソーシャルワーカーや心理士、精神科医が個別のサポートとカウンセリングを提供しています。同じ経験をしている他の人々と話したいという人のために、患者支援グループを提供しているがんセンターもあります。また、一部のがんセンターでは心理腫瘍学という、がんと診断された人やその家族が直面する心理的、感情的、社会的な問題に焦点を当て支援をしています。
人それぞれの状況は異なります。診断直後に1、2回のカウンセリングを必要とする人もいれば、治療が終わった後に医療チームから離れたことで支えが必要と感じる人もいます。自分に合ったサポートを見つけるまでには時間がかかることもありますが、それぞれに合った方法を見つけていくことが大切です。

メンタルヘルスサポートがもたらす効果
一部の専門家は、メンタルヘルスサポートを受けることが乳がんの治療効果を改善する良い方法であると考えています。いくつかの研究によると、感情的に安定している人の方が治療計画に従いやすく、診察の予約に出席し、運動や栄養に関する推奨事項を守る可能性が高いとされています。他のがん患者やサバイバーと出会い、自分のコミュニティを築くために、乳がん啓発のためのウォーキングイベントに参加するのも有益かもしれません。
多くのメンタルヘルス専門家は、できるだけ早くサポートを受けることを推奨していますが、カウンセラーと話す、オンラインサポートグループに参加する、またはアートセラピークラスに参加するのに遅すぎることはないとしています。診断を受けたばかりの人、治療を受けている人、治療を終えた人、誰にとってもメンタルヘルスサポートは役立ちます。
- 不安、うつ、慢性的なストレスの軽減
- 幸福感、満足感、楽観的な気持ちを促し、前向きな見方ができるようになる
- プレッシャーを感じた時に役立つ対処スキルを学ぶ
- 家族や友人との関係を強化する
- 睡眠の質を改善する
乳がんと診断されることは、多くの人にとって精神的に大きな負担となります。不安や恐怖、孤独感、さらには将来像が見えなくなることで、精神的なストレスが高まります。しかし、適切なサポートや早期発見が心の安定を保つために重要です。この点で、定期的なマンモグラフィは重要な役割を果たします。早期に乳がんを発見することで、治療の選択肢が広がります。自分自身と家族の健康を守るためにも、マンモグラフィの重要性を再認識し、定期検査を受けることを心がけましょう。
関連記事:乳がん人間ドックのワンポイントアドバイス|FeliMedix
参考:https://www.breastcancer.org/managing-life/taking-care-of-mental-health
https://www.fda.gov/consumers/owh-resources-stakeholders/pink-ribbon-guide-mammography-matters
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『完璧じゃなくて大丈夫』ヌード写真展に込めた想い
8月に東京で開催された一般女性のヌード写真展「Dear My Body 〜親愛なる私のカラダ〜」 。このイベントの仕掛け役でもあるウィメンズヘルスの小西寛奈副編集長に、写真展を開催することになったきっかけや、女性に伝えたいメッセージについて聞いた。
女の子をかわいく撮る天才

クレジット:Women’s Health
−−どうしてヌード写真展を開催したのですか?
きっかけは、写真家の花盛友里さんの個展での自身の体験でした。彼女の写真展に行った時にとても感激して会場で涙を流しました。その時にこのメッセージを世に広めたい、ウィメンズヘルスでもイベントをやりたい、と強く思ったんです。そのためには、かなりの資金が必要になりますが「絶対に実現させたい」と思い、ゼロから企画をして、8月末に実現できました。夢って実現するんだな、と思いましたね。
−−花盛さんの写真をもっと広めたいと思ったのはなぜ?
花盛さんは、女の子をかわいく撮る天才なんです。さらに、彼女がライフワークで活動している「脱いでみた」は、かわいいだけでなく、女性のためのおしゃれなヌードなんです。彼女の個展で見るのは「生まれてきてくれてありがとう」「あなたはあなたの体のままでいい」というメッセージが込められた写真ばかり。ぜい肉やシミがついた体、下着の跡など、隠したいものが一切修正されていない写真なんです。
女性たちをそのまま撮影し「全員が違って、全員かわいい」と心から思える写真を撮っているのが花盛さんです。彼女が伝えていることは、私自身がずっと伝えたいと感じていたことそのもの。「生まれてきてくれて、 みんなありがとう」という、まさに命への賛美です。
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クレジット:Women’s Health
「ボディポジティブ」から「ボディニュートラル」へ
−−この写真展を「心の処方箋」と表現していますが、写真展を開催することで、どんなメッセージを送っているのですか?
「ボディポジティブ」という言葉をご存知ですか。「ボディポジティブ」は、自分の体を大好きになって、太っていてもそのままでもいいよというメッセージですね。そこから派生して、 毛深いとか体に傷があるなどの特徴、障害や年齢、人種などの多様性を肯定しようという考えにまで広がっていると思います。
“「ボディポジティブ」が外見を肯定する考え方であるのに対し、「ボディニュートラル」は体の機能や働きに感謝することで、誰もが無理なく自分の体を受け入れられるようにする考え方です。”
その一方で、自分のありのままの外見を愛そうと言われても、なかなかそうはなれないよ、という声がすごく多いんです。だから、変にポジティブさを強調するのは、 多くの女性の気持ちと違う気がしていました。そんな時に「ボディニュートラル」という考え方に出会いました。
この「ボディニュートラル」は、体がご飯を消化してくれる、この手が動くから愛する人を抱きしめられる、足が動くからランニングができるなど、体の機能に注目して感謝するというものです。この「ボディニュートラル」という考え方なら、誰でもすんなりと受け入れられると感じました。この考えがより広まれば、もっと楽になれる人がたくさんでてくるのではないかと、そう思ったんです。
−−「ボディポジティブ」を強要しないというメッセージですね。
そうです。「無理にポジティブにならなくてもOK。ネガティブな感情もそのまま受け入れ、自分を生かしてくれる体の働きに目を向けよう」ということです。自分の体は一生の相棒ですから、親友のように接してほしいんです。
自分の体をそのまま愛そうとは言っても、不健康だけどそのままでいいという堕落した感じとは違います。それでは、自分の肉体をリスペクトしていないし、生まれ持ったポテンシャルを生かしきれてないと思うんです。
あなたが持って生まれたものを磨き、それを1番に輝かせることができるのはあなた自身なんです。でも、最近は、遠慮してしまう人が多い気がします。人からどう見られているかとか、自分の体型を変えなきゃという感覚があると、自己肯定感は下がってしまうでしょう。
憧れのあの人みたいになりたいという気持ちも悪いことではないですが、そこをストイックに目指しても、 自分の良さを発揮できない気がします。誰にも遠慮せずに生まれ持った輝きを思いきり放てる、そんな世の中になってほしいというメッセージです。
コンプレックスから解放され「楽になった」
−−参加者からの印象的な感想は?
自分の体は「不完全だからこそ美しいし、愛おしい」と気づいたという手紙をもらいました。参加した他の方たちからも「言葉に救われた」「楽になった」「勇気が出た」といった声をもらっています。ジムで体作りを頑張っていた参加者には「体を育てることが本当は苦しかった」と泣いている人もいました。逆に「自分の体は思い通りの外見ではないけれど、そんな自分をもっと愛してあげようと思った」とか「許されたような感覚があった」という意見もありました。
誰からも言われていないのに、自分の体型は世間から許されていないとか、周りに認められない外見だと思ったり、コンプレックスを持っている人も多いと思います。だから、例えば、おっぱいが大きくても小さくてもどちらでもいいし、その大きさは誰と比べているの、ということです。そのあたりがイベントで伝えられたと思います。

クレジット:Women’s Health
−−「みんな違ってみんないい」という意識は、少しずつ日本にも根付いていると感じますか?
私自身は根付いてると感じていました。例えばSNSを見たり若い世代の人と話していると、多様性を認める意識が浸透していると感じます。ウィメンズヘルスの仕事では、多様性を受け入れているフォトグラファーやアーティストと一緒に仕事をすることが多いんです。だから、そういう多様性は身の回りでは当たり前に感じていました。
“多様性を受け入れる意識は若い世代やクリエイティブ業界で広がっている一方、海外経験を通じて初めて「人と違っていい」と実感する女性も多く、日本ではまだその意識が十分に根付いていないと感じています。”
私自身は海外に住んだ経験がないのですが、インタビューした女性たちには「海外に行って意識が変わった」という方が多いんです。日本では太っているからといじめられていた女性は、海外に行ったら体型を気にしなくなったと言っていました。他にも、「あなたは何をしてると幸せなの」「何が好きなの」とよく聞かれた、など、海外の人は、自分がどう感じるかを大切にしていると話してくれた女性もいました。日本にいるときはそういう意識はなかったので、海外で自分は変わったと話してくれる女性がとても多いんです。彼女たちの話しを聞くと、日本での「人と違っていい」という意識の浸透はまだまだなのかな、とも感じます。
−−今回の写真展を終えて、次にやりたいと思っている企画はありますか?
ウィメンズヘルスは「心と体と地球を健やかにする」というのがミッションのメディアです。そして、このミッションはそのまま私のやりたいこととぴったりで、そんなぴったりな仕事で嬉しいなといつも思っています。次に企画をやるなら、また、何か世の中の役に立つことができないかと思っていますが、まだ模索中です。
自分の仕事も楽しくやりながら、それで世の中の役に立ったら最高ですよね。例えば、ウィメンズヘルスでは、古着でワクチンの寄付ができる「オクルヨバッグ」という古着回収サービスを立ち上げました。古着の回収は、ゴミ問題を生んでいるとか、実は地球のゴミが別の場所に移動しているだけだと批判されることもあります。
今年で2年目になるこのサービスは、発展途上国の子供にワクチンを寄付できたり、古着も捨てるのではなく、売って活用してもらったり、日本国内の障害者の方に梱包作業という仕事を提供することで雇用を生んだり、社会の経済が回り途中で誰かが役に立つというのが良いなと思っています。
あと、熱い想いを持った作り手さんの商品をウィメンズヘルスショップというウェブショップで一緒に販売しています。ここでは、健康だけではなく、地球環境につながるものを作っている人を見つけて、それを世に広めたいと思っています。
水川あさみさんと「からだ」について語り合う!【対談 / 森カンナと未来人vol.1】
社会を広く見渡すユニークな視点をもち、連載エッセイ『ごきげんなさい』でもそのオリジナルな感性を披露している森カンナさん。彼女が「未来人=時代の先を走るリーダー」を招いて、あれこれと気になるテーマについて本音で語り合う新連載がスタート! 初回のゲストは、プライベートでも親交のある、俳優の水川あさみさんです。