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ふろしきって難しい?簡単でおしゃれな“結び方”教えます

サステナブルなアイテムとして、注目されているふろしき。結び方次第で幾通りもの使い方ができる楽しさがあります。けれど、一見すると複雑そうな結び方にふろしきを日常使いすることを敬遠してきたひとも多いのでは? 
今回は、風呂敷専門店 「むす美」の広報を務める山田悦子さんに初心者でもすぐに実践できる、簡単かつおしゃれなふろしき使いを教えていただきました。


基本の結び方

まずは基本の結び方として「真結び」と「ひとつ結び」を習得しましょう。工夫を凝らした結び方も、この2つの結び方をマスターすればすべて出来るようになります。


真結び

結び目が本体と並行になるのが特徴です。一度結ぶと解けにくく、一方で、解き方のコツを掴めば力を入れずにすっと解くことができます。

真結び

①先端を細く持ち、左を上にして重ね一度結びます。

②右の先端を左方向に向け、その上から左の先端をかぶせて輪に通す。

③先端を左右に均等に引っ張ると完成。

 

ひとつ結び

ひとつ結び

①結びやすいように先端を長くして持ちます。

②輪をつくり、先端を通します。

③先端を引っ張って完成。

 

「真結び」と「ひとつ結び」の詳しい結び方、解き方はこちら

感謝の心を包む、特別なギフトラッピング

大切な人へ贈り物をするとき、再利用可能なラッピングとしてふろしきを選んでみてはいかがでしょうか。エコの観点では紐やテープなどを使わず、たった一枚で物を包むことができます。

 

おつかい包み

「おつかい包み」

実用性の高い、もっともベーシックなふろしき使いです。贈答品やお弁当箱など四角いものを包むときに使われます。

①包むものを風呂敷の中央に置く。

②手前の端をかけ、箱の下に折り込む。

③奥の端をかぶせる。余った部分は下に折り込む。

④左右の端を中央で真結びをして完成。

詳しい結び方はこちら

瓶2本包み

「瓶2本包み」

緩衝材が必要なく、持ち運びがしやすいワインボトルなら二巾(約68㎝)、一升瓶なら二四巾(約90㎝)が最適な大きさです。

①瓶2本を風呂敷の中央に置く。瓶の間は2、3㎝ほど開ける(ワインボトルの場合)。

②手前の端をかけて巻いていく。

③巻き終りの先端が真上になるようにする。

④③の先端を瓶の底ではさみ込むようにして、両方から瓶を起こし、瓶の口元でしっかり真結びをして完成。

詳しい結び方はこちら

手土産や贈り物を一つひとつ丁寧に包む

風呂敷

友達同士の集まりや、身近な方への手土産をふろしきに包めば見栄えが良く、一目で“相手への心遣い”が伝わります。また、ふろしきを含めて贈る場合は、受け取った相手も繰り返し使うことができるメリットも。季節やシーンに合った柄や素材選びを楽しみながら、ゴミを出さないラッピングを実践してみませんか。


むす美
https://www.musubi-online.com/


>>世界初のエコバッグ!?日常を彩る「ふろしき」入門


SUPERVISION = 山田悦子(むす美)
PHOTO = 石澤義人
TEXT = Humming編集部

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