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2022.08.30 YOUの強さ「褒められたことは忘れる。批判的な意見こそ、ちゃんと聞きたい」

インタビュー自分スタイル自分を高める

私たちを惹きつける特別な魅力を持つひとは、誰にも負けない“個性”という輝きを放っています。各界で活躍し続けている彼女や彼に、“自分らしく”を大切にする生き方についてインタビュー。そのオリジナルなスタイルの秘密を探ります。YOUさんの生き方、自分らしさを探るインタビューの最終回。人とのコミュニケーションで心がけていることを伺います。

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自分にとって本当に必要な人間って、出会ったひとの1割ぐらい

インタビューvol.1では仕事に対する姿勢や思い、vol.2では自分の好きなモノゴトとの向き合い方などを伺いました。どんなときでも力まず、自分軸で臨んでいるYOUさんは、人生を歩くスキルとして「常に楽しむ」ことを心がけているとのこと。それは人間関係にも同じことが言えるのだとか。

― 人間関係において、気を付けていることはありますか?

「そこまで厳密に意識してないですけど。この世界でずっと先輩方に可愛がってもらってきて、私が若いころはバブルだったという時代背景もあるかもしれませんが、有難いことに、いつも先輩にご飯を食べさせてもらっていました。だから、帰りのタクシーに乗ったらすぐにお礼の連絡をするとか、言葉を伝えることはマメになりました。連絡も結構自分からちょくちょくするし。そういうやり取りは苦にならないんですよね。

先輩から受けた愛を、今は自分が若いひとたちに返していこうって思っています。自分がご飯を食べさせてもらったように、今度は私が払う番ですから。
でも、後輩たちには『これは投資なんだからね! 私が60歳過ぎたら、もうお財布持たないでお腹空いた〜とか、言うようになるから。そしたら面倒みなさいよ』って言っています(笑)。後輩たちは『今は定年も65歳まで延びているし、せめて62歳までは頑張ってください』って言うので、まだしばらくはお財布を持たないといけないみたい」

you

― YOUさんの周りにはいつもたくさんのひとが集まっている印象があります。

「そんなことないですよ。自分にとって本当に必要な人間って、出会った人間の1割ぐらいですよね。もちろん、残りの9割の人間とも何かしらの関わりは持つわけだから、必要ないとは言えないけれど。でも全世界のひとに好かれないといけないわけではないでしょう。それに自分に必要な1割のひとには、自然と出会って、つながってしまうんですよね。だから、それで十分。無理やりにでも好かれたいとか、嫌いなひとにも愛想よくしなければとか、まったく思わないから、そのぶんストレスもないし、気楽でいられるんです。

でも1割の好きなひとに対しては、自分からすっごいアピールしますね。男女関係なく、ガンガン近寄っていくし、『好き』って伝えるし。私は恥ずかしいとかあまり思わない人間なので、好きなひとにはすごく素直に好きを表現します。まぁ嫌いなひとにも素直なんだけどね。『今、嫌な顔しましたね』ってすぐバレちゃうから(笑)」

― 嫌いな相手にも愛想よくしなければ・・・というのは、多くのひとが気を付けていることかと思います。

「誰に対してもいいひとでいないと、っていうプレッシャーがあるのかな。でも、みんながみんな私みたいだったら、平和な世界を保つのは難しいでしょうから、それでもいいと思いますよ。私はただ、“いいひと”ができないだけだから。

でも、一つ言えるのはこのキャラを定着させるのに、20年、30年かかっているってこと。その時間が効いているんだと思います。『パーティーに全然来ないヤツ』『来てもすぐ帰るヤツ』みたいな(笑)。そういうキャラ付けが自分らしく生きるためには必要だってことは、長く生きてきたなかで気が付いたんですよね。で、その技術も培ってきたと思います。毎回律儀に頑張ってパーティーに顔を出していたら、一度行かなかっただけで『なんで来なかったの』って怒られるでしょ。そんなの大変だし、だったら“来ないキャラ”にしちゃえばいいわけです」

you

直したいからこそ、批判的な意見をちゃんと聞きたい

― キャラ付けは、ストレスを溜め込まないための技術ということにもなりますね。ぜひ参考にしたいです。

「そうですね。自分のキャラ付けはその場その場でやり方が違うので、上手にやらないとね。でも、どんなにストレスがあっても、センスが合う友達が一人いれば、乗り越えられると思いますよ。嫌なことがあったら、そのひとと会って文句を聞いてもらったりとかね。

別に友達が多い人間が偉いってことないんだから。だって、本当のことを言える友だちが50人いるひとのこと、信用できる? できないでしょ。とにかくセンスの合う一人とか二人とか、大事にしていけばいいと思いますよ」

ー センスの合う、というのはとても重要ですね。価値観に大きなズレがなければ、ストレスを感じることも少なそうですね。

「私は一人っ子ですし、10代のころからこの仕事をしていたので、周りの大人に褒められるというか、『いいね』っておだてられることが多かったんですよね。だから、褒めるとかおだてる、みたいな言葉にちょっと不信感があって。『ほんとかよ』ってすぐ思っちゃうし、真に受けることができない。

もちろん『あのドラマのあの役がすごく良かったです』とか、本当にそう思って言ってもらえるのはうれしいですよ。でもそういうポジティブなこと、良かったことは、『良かったなら、良かった』って忘れていいと思っています。

逆に、評価が低かったこと、それに対しての意見ーー『こうした方がよかった』という方をしっかり聞きたいです。仕事だけでなく『あんたってこういうところがダメだよね』って言われたら、ヤバい!って思うでしょうし、直したいからこそちゃんと聞きたいですね。

年齢やキャリアを重ねてくると、そういうふうに言ってくれるひとが少なくなってきます。だから本当に気を付けないといけない。私だって、先輩に対しても『あれ?』って思ったら『こうした方が良いんじゃないですか?』ってなるべく言うようにしています。そういうことを言えることが、ちゃんとそのひとのことを考えているってことだと私は思うんです。ただ褒めあっているだけだと『それって本当に友達?』って思う。とはいえ、意見を言い合うのも、センスが合うもの同士でないと伝わりづらい。だから“センスが合う”ことがすごく大事」

you

― YOUさんのこれからやってみたいことを教えてください。

「仕事や生活しながら、やりたいことは全部やってるから、そんなにないかな。
旅行はしたいなって思っていますけど。でも旅行もね、若いころと違って見知らぬ場所へ一人で行くとか、もう面倒くさい(笑)。別にその心境の変化を憂う気持ちもないですよ。だって私、冒険家じゃないんだから、快適な旅の方がそりゃいいじゃん!って。

樹木希林さんと以前お仕事でご一緒した際に『私は何も必要ありません』って常におっしゃっていて。何も欲しがらない、そのお姿はとっても美しいなって思いました。でも私は全然そこには行けていない。服も欲しいし、あれも欲しいし、これも欲しい。まあそれで私はいいのかなって。で、あとしばらくは若いひとのために、お金、払っていこうと思っています(笑)」

 

自分が生きやすいように、自分のキャラクターを周りのひとに認めてもらい定着させていく。それは自分を通しているだけにみえて、実は、時間をかけてきちんと自分をわかってもらうという作業。自分らしくあるために、批判的な意見にも耳を傾け、受け止め、取り入れるべきは取り入れる。その柔らかさが、今のYOUさんの強い個性を形作っているのだと知りました。
まさに今、自分のスタイルを模索しているひとにとって、YOUさんのやり方は大切なヒントになるはず。人生は、嫌なこと、大変なこと、悲しいことを跳ねのけて、“自分らしさ”を手に入れる道のり。すべては、楽しく生きるために!


Profile
YOU(ゆう)
8月24日生まれ、東京都出身。18歳でモデルデビューしたのち、歌手としても活躍。’91年『ダウンタウンのごっつええ感じ』に出演、以降数々のバラエティ番組に出演。2004年にはカンヌ国際映画祭に出品された映画『誰も知らない』に出演。その後『歩いても歩いても』『ボーイズオンザラン』など多くの作品で活躍。現在ドラマ『魔法のリノベ』(毎週月曜22時~/フジテレビ系)に出演中。
https://www.circleline.co.jp/talent/you.html


PHOTO = 嘉茂雅之
HAIR & MAKE-UP = 諏訪部留美
TEXT = 安井桃子

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